ポケットモンスター小説版
          第81話 カモネギのカモ(後編)

          ケイタを見つけたサトシ達は、突然謎の敵が姿を現した!

          カルロス「だ、誰だお前は!?」
          ???「クックックック…俺か? 貴様ら前、アークストと言う男と一度会った事
          なかったか?」
          サトシ「アークスト!? ま、まさか、お前は…」
          ???「そうだ、俺はそいつの同じ軍の1人だ。 俺は鳥を鬼のように操り、鳥をどの
          生物を抹殺させる鳥使い。 人間と動物の命を取るために生み出したその者。 
          そう、俺はリユニオンの1人、「飛空鳥軍団」の団長、ベルガーダだ!」
          全員「ベルガーダ!?」
          ルミカ「リユニオンって、何なのでございますの?」
          ジュンサー「知ってるの、サトシ君?」
          サトシ「り、リユニオンは実は…」
          サトシはジュンサーとルミカ、一応ケイタにもリユニオンの事を説明した。
          ルミカ「な、何ですって!?」
          ジュンサー「人間とポケモンを抹殺させようと企み、世界を破壊させようと企む悪の軍団
            なの!?」
          ケイタ「……」
          ケイタは沈黙になっていた。
          サトシ「そうなんだ。 でも、何でこんな所にお前がいるんだ!?」
          ベルガーダ「知った事だ! この森にはカモネギと言うポケモンが生息していると聞いて
            な! 俺はそいつのエネルギーを奪いに来てやったのさ!」
          ケイタ「お、俺のカモネギを!?」
          ベルガーダ「そうだ! しかもそのカモネギ、お前のようだな。 そいつは弱いと聞いた
            が、どうやら本当らしいな。 まあいい、どの相手が弱ければ、当然死ぬ事
            を誓うものだ! 今から命を頂いてやるぜ!」
          サトシ「そうはさせるか! ピカチュウ、シャワーズ、君に…」
          ドスーーーーーン!! その時謎の生き物がサトシ達にのしかかった!
          サトシ「ぐは!?」
          ピカチュウ「ピ!?」
          シャワーズ「うわ!?」
          ケイタ「ぐ!?」
          コゴロウ「ぐわ!? な、何だ!?」
          ???「ゼムーーー!」
          シゲル「な、何だあれは!?」
          ブレイク「あれは…ゼムゼレット!?」

          FF図鑑「ゼムゼレット・鳥モンスター・大きな体をして大きな翼を持つ巨大な鳥。 
           そのために大空高く飛ぶ事が出来風を操る事が出来る能力を持つ。」

          アシュラ「お、お主は拙者達に何をするでござるか!?」
          ベルガーダ「貴様らが邪魔にならないようにしただけだ! まあ、カモネギのエネルギー
            を奪い終わった後から、お前達を楽に死なせる予定だけどな!」
          ゼトラ「な、何だよー!?」
          ベルガーダ「当然の事だ! 俺達リユニオンの邪魔をする奴は当然死あるのみ! 人間を
            殺すのは当然俺達の仕事だ!」
          ケイタ「か、カモネギ、逃げろ!」
          カモネギ「カ、カモ!」
          ベルガーダ「おっと、そうはさせはしねえ! ゼムゼレット、「フェザーガン」だ!」
          ゼムゼレット「ゼムーーーー!!」
          シュシュシュシュ! ゼムゼレットの「フェザーガン」!
          カモネギ「カモーーー!!」
          ケイタ「カモネギ!!」
          ベルガーダ「次は「突風撃」だ!」
          ゼムゼレット「ゼムゼムーーーーー!!!」
          ブォーーーーーーー!!!! ゼムゼレットの「突風撃」!
          カモネギ「カモーーーーーー!!」
          ジュンサー「あ、あのカモネギが危ないわ! 何とかしないと!」
          ブルーザー「んな事言っても動けねえよ!」
          カモネギ「カ、カモ〜〜〜…」
          ベルガーダ「ようやく弱ったようだな。 ならば楽に休ませてやろう!」
          その時ベルガーダは剣を出した!
          ブルー「剣!? まさか、あのカモネギを…!?」
          ベルガーダ「仕上げだ。 死ね!!!」
          ベルガーダは剣を持ち上げ、攻撃し始めた!
          ケイタ「か、カモネギ…もうやめてくれーー!!!」
          カモネギ「カモ!!」
          カチーーン!! カモネギは茎でベルガーダの攻撃を受け止めた!
          ベルガーダ「な、何!?」
          タケシ「攻撃を受け止めた!?」
          カモネギ「カモーーーーーーーーー!!!!!」
          カモネギの「怒り」!
          カスミ「今度は「怒り」だわ!」
          カモネギ「カモ!!」
          ダ!! カモネギは高くジャンプした!
          カモネギ「カーーーモーーーーーーーー!!!」
          バシューー! グサ!!!! カモネギの「かまいたち」! 攻撃はゼムゼレットの首を切り裂いた! そしてそのゼムゼレットは
          出血し、倒れた!
          全員「あわわわわ!!」
          サトシ達はゼムゼレットから離れた。
          サムライ「ほ、ホントに死んだでござるか?」
          サクラ「き、気持ち悪いーーー…」
          ケイタ「か、カモネギに、あんな技があったのか?」
          アヤメ「え!? あんた飼い主のくせに、あのカモネギの技知らなかったの!?」
          ケイタ「そ、そうなんだよ…」
          ベルガーダ「おのれーー! よくもゼムゼレットを! 許さんぞ!」
          ベルガーダはカモネギに襲い掛けてきた!
          カモネギ「カモ!」
          シュンシュンシュンシュン! カモネギの「高速移動」!
          ベルガーダ「な、ど、どこだ? どこだ!?」
          カモネギ「カモーーーー!!!」
          ベルガーダ「な!?」
          カモネギはベルガーダの真上にいた!
          ベルガーダ「し、しまった!!」
          カモネギ「カモーーーーーーーーーーー!!!!!」
          グサ!!!!! カモネギの「切り裂く」攻撃!
          ベルガーダ「ぐわーーー!!」
          ケイタ「カモネギ!」
          カモネギ「カモ!」
          ベルガーダの頭には少し出血していた。
          ベルガーダ「く、くそーー! よくもやってくれたなー!」
          サトシ「どうするんだ、ベルガーダ! まだ戦おうって言うのか?」
          ベルガーダ「こんな状態では戦えまい! カモネギの事は放って置く! だが、我々
            リユニオンは不滅のままと存在する! いつかまた会ったら、今度こそ
            貴様らをこの手で叩き潰してくれる! 覚えておくんだな!」
          シュン! ベルガーダは突然姿を消した!
          ジュンサー「あ! 逃げられた! 逮捕するつもりだったのにー!」
          ゼトラ「あんな凶悪な奴を逮捕するのは当然無理な事だ。」
          ジュンサー「そ、そうなの。」
          ケイタ「カモネギ、無事でよかったよー…後もう少しで殺されてしまうかと思ったよー。」
          カモネギ「カッモー!」
          ケイタはカモネギを抱きついた。
          ボタン「まだ終わってなんかいないわよ!」
          ケイタ「え?」
          アキラ「お仕置きの時間はまだ終わってねえからな!」
          ケイタ「ま、まだそんな事言ってるのか!? 俺達はもう反省してるから勘弁…」
          カモネギ「カモ!」
          ケイタ「え? まさか、戦うのか?」
          カモネギ「カモ!」
          カスミ「相手はあたしよ! 行け、マーイステ…あ、いっけなーい! ポケモンまだ取り
          返してなかったんだっけー?」
          ドスーーーーン! サトシ達はこけた!
          コダック「コダ!」
          カスミ「え!? あんた戦うの!?」
          シャワーズ「カスミが今持ってるポケモンはこのコダックだけだよ。」
          ピカチュウ「ピカピカ。」
          カスミ「しょうがない、やってみるしかないわ!」
          カモネギ「カモ? クワークワクワクワクワ! カモカモカモカモ!」
          バシバシバシバシ! カモネギは茎でコダックの頭を殴り捲くった!
          セイヨ「何だか、全然負けてるわよ?」
          ジュン「これなら勝てますね!」
          セイヨ「え? 何でそう思うの?」
          ジュン「コダックの頭痛を激しくするためですよ!」
          セイヨ「あ、そうか!」
          カスミ「よーし、どんどんやっちゃいなさい、カモネギ!」
          ケイタ「何でカモネギを応援してるんだ?」
          カモネギ「クワークワクワクワクワ!」
          コダック「……」
          ピカーーーー… コダックの目が青く光った! どうやら頭痛が激しくなった!
          コダック「クワ!」
          ガシーーーーン! コダックの「金縛り」!
          カモネギ「カモ!?」
          マチス「オー! あれはコダックの「金縛り」だ!」
          コダック「クワーーー!!」
          ビューーーーン! コダックの「念力」! 攻撃はカモネギを吹き飛ばした!
          ナツメ「今度は「念力」だわ!」
          カモネギ「カモーーーーー!!」
          ドカ! ケイタはカモネギにぶつかり、吹き飛ばされた!
          ケイタ「うぁーーーーー!!」
          ドカ!! ケイタは木ぶつかった!
          ケイタ「ふぇーーー…」

          ―交番―

          ケイタ「はい、盗んだ物はお返しします。 もう悪さしません。」
          ジュンサー「やっと反省したようね!」
          カスミ「おかげであたしのバッグも取り返したし! これでよし!」
          ケイタ「あのさ、サトシ。 1つお願いがあるんだけど。 俺も一緒に来てもいいか?」
          サトシ「え? 何で?」
          ケイタ「俺さ、カモネギを強くするため旅立とうとしてるんだ。 でも、もしも俺達の旅
          の途中にまたあいつが現れたら、どうなってしまうかと思って。 もしもサトシ
          と一緒に行けば、俺達も無事に生きられると思って、頼む! 俺も行かせて
          くれ!」
          サトシ「ケイタ…よし! 分かったぜ、ケイタ! 仲間になってもいいぜ!」
          ケイタ「ホントか!? ありがとう! これからもよろしく!」
          サトシ「こちらこそ!」
          ピカチュウ「ピカピカ!」
          シャワーズ「これからもよろしくね、カモネギ!」
          カモネギ「カモ!」
          ジュンサー「君達、この先どんな危険な事が起こるか知らないけど、気を付けてね! 
            それまでに、健闘を祈るわ!」
          全員「はい!」

          ベルガーダを倒した後、ケイタを新たなる仲間にしたサトシ達。 今回はコダックのおかげらしいけどね。 その時ロケット団は今
          どうなったのかは、みんなももう分かるよね? グレン島へ目指すため、サトシ達の旅はまだまだ続く!
          続くったら続く!