ポケットモンスター小説版
          第86話 シャッターチャンスはピカチュウとシャワーズ!?

          警察犬訓練場でジュンサーと出会いながら、ロケット団を倒したサトシ達。 グレン島へ向かうため、旅は続くが、サトシ達は今
          一休みをしていた。

          サトシ「このおにぎり、美味いな!」
          ピカチュウ「ピカー!」
          シャワーズ「ホントに美味しいね!」
          カスミ「はいトゲピー、あーんして!」
          トゲピー「アーン!」
          トゲピーはおにぎりのご飯を食べた。
          カスミ「どう、美味しい?」
          トゲピー「チョゲピーー!」
          トゲピーは満足しているようだ。
          シゲル「タケシが作る料理って、やっぱり美味いな!」
          タケシ「だろ? どんな美味い料理が欲しければ、このタケシ様に任せなさい!」
          ブルー「あははは! よく言うね、タケシ!」

          その時、草むらの中から謎の影が潜んでいた。 それに手に何かを持っているようだ。
          ???「待っててね、ピカチュウ、シャワーズ。 君達は今から僕のだからねー。」
          コゴロウ「む!?」
          ブレイク「む!?」
          コゴロウとブレイクは謎の影が潜んでいる草むらの方を見た。
          コゴロウ「おい、ブレイク? 今の感じたか?」
          ブレイク「おうよ! 確かに殺気を感じたぜ! やるか?」
          コゴロウ「おう! みんな、伏せろ!!」
          全員「え!?」
          コゴロウの言った通り、全員伏せた。
          カスミ「な、何!? 何が何なの!?」
          コゴロウ「行くぜ、忍法、「水団の術」!」
          ブレイク「こっちは「ウォーターバルーン」だ!」
          ブーーーーーーー!!! コゴロウとブレイクの水系攻撃! 攻撃は謎の影に命中した!
          ???「うわーーーーーー!!! 何するんだーーーーーー!?」
          サムライ「な、何なのでござるか!?」
          コゴロウ「やっぱりそこにいたか! 殺気を感じた通りだぜ!」
          サクラ「誰なの、あの人は?」
          ブレイク「あいつは俺達を狙おうとした暗殺者だよ!」
          全員「暗殺者!?」
          ???「え!? 暗殺者!? この僕が!?」
          コゴロウ「さあ、ふざけた真似はよして、拳銃を渡すんだな! 拳銃持ってるんだろ? 
           渡さねえとただじゃおかねえからな、暗殺者め!」
          ???「ちょ、ちょっと待ってよ! 僕は暗殺者じゃなく、拳銃なんか持ってないよ! 僕
          はに犯罪をする奴じゃないさ!」
          ブレイク「じゃあ、誰だよお前は!?」
          ???「僕の名前はトオル! 僕はポケモンカメラマンなんだ!」
          全員「ポケモンカメラマン?」
          サトシ「ポケモン「カメックス」…」
          トオルはカメックスのお面を付けた。
          トオル「ガメーーー!って違うーーー!! カメラマン!!」
          トオルはカメックスのお面を取った。
          トオル「それに、僕が狙ってたのは君達じゃなくて、そのピカチュウとシャワーズだよ!」
          ピカチュウ「ピ?」
          シャワーズ「え? 僕とピカチュウ?」
          コゴロウ「ほほう…ピカチュウとシャワーズを射殺すると企もうと…」
          トオル「だから僕はそう言う奴じゃないって言ってるでしょ!!!」

          ―トオルの家―

          トオル「僕はどのポケモンの写真を撮るカメラマンなんだ! 「ポケモンの友」だって僕
          の撮った写真も載ってるんだよ!」
          アヤメ「へぇー、じゃあトオル君は結構有名な人なのね?」
          トオル「まあね! それから、この前こんな写真も撮ったんだけど…」
          トオルはある新聞をサトシ達に見せた。
          トオル「グランパキャニオンで写真を撮ろうとした時、この写真も撮ったんだ。」
          ブルーザー「何々? 「グランパキャニオンで謎の殺人鬼が現る! グランパキャニオン
            で化石を掘ろうとした人々の目の前に謎の殺人鬼が現れ、少年を襲う。 
            途中で何が起こったか分からず、少年は無事となり、殺人鬼は自ら姿を
            消した。 この事件はまだ取調べ中で、まだ犯人は見つかっていない。 
            このグランパキャニオンは今でも、立ち入り禁止となる。」って書いてある。」
          新聞の画像では、よく見えないけど、犯人の載っていた。 その犯人は剣を持っていて、帽子を被っている少年を抱えている姿を
          していた。
          ボタン「ねえ、これどこかで見た事ない?」
          サトシ「確かに…あ! こ、この少年の人影、俺だよ!!」
          トオル「へ?」
          サトシ「そうだよ! この人影、確かに俺だよ!」
          アキラ「じゃあ、この犯人の人影は、ガロンだな!」

          * 詳しい話は「第76話〜第77話 グランパキャニオンのトラブル(前編)&(後編)にチェック!

          トオル「ガロン? まあ、とりあえず、調べてみよう!」
          トオルはパソコンの電源を点け、プログラムを開き、ファイルを開いた。 その写真はパソコンに映った。 余りよく見えないので、
          少年の方へズームインすると、なんとその人影はサトシだった!
          トオル「ホントだ! 確かに載ってる!」
          サトシ「グランパキャニオンで化石を掘ろうとした時、そいつに襲われたんだよ。」
          ルミカ「それ、本当に起こったのですの?」
          ケイタ「俺達が仲間に入る前からか。」
          サトシ「ああ、あの時本気に死ぬかと思ったんだよ。」
          トオル「なるほど。 あのね、さっきガロンって言ったでしょ? 相手は誰なの?」
          サトシ「ああ、実はね…」
          サトシはトオルにリユニオンの事を説明した。
          トオル「何だって!? 人間とポケモン抹殺と世界の破壊を企む悪の軍団だって!?」
          サトシ「ああ、俺達はこうして仲間とポケモンを集めながら、旅立ってるんだ。」
          トオル「そうなんだ、君達も結構大変なんだね。 でもこの情けない姿をした人影は誰か
          と思ったら、君だったんだね!」
          サトシ「情けなくて悪かったな!」
          ジュン「でもサトシさんはあの時本当に死ぬところだったんですからね。」
          トオル「君と僕は出会う運命だったんだね!」
          カルロス「運命か、それって?」
          トオル「よかったらご馳走してやるよ!」

          ―数分後―

          トオルはパンケーキを作った。
          サトシ「いっただっきまーす!」
          ピカチュウ「ピッピカッチュウー!」
          シャワーズ「いっただっきまーす!」
          トオル「ちょっと待って、ピカチュウ、シャワーズ! はい、こっちに向いて!」
          トオルはカメラを用意していた。
          ピカチュウ「ピ?」
          シャワーズ「はい?」
          トオル「はーい、こっちを向きながら笑ってー!」
          ピカチュウ「ピ、ピカチュウー…」
          シャワーズ「こ、こうかな…?」
          ピカチュウとシャワーズは恐れながら笑った。
          トオル「いいよ! その笑顔はグッド!」
          セイヨ「一体何をするのかしら?」
          ジュン「ピカチュウとシャワーズの写真を撮るんでしょう?」
          ピカチュウ「ピ、ピ…」
          ビリリリ…ピカチュウは緊張しながら、ほっぺから電気が放電している。
          トオル「はい、チーズ!」
          カシャ! トオルは写真を撮った!
          ピカチュウ「チュウーーーーーーーー!!!」
          ビリリリリリリリリリ!!! ピカチュウは驚いて「電気ショック」を出した!
          トオル「うわーーーーーーーー!?」
          ピカチュウ「ピ、ピカーー!!」
          シャワーズ「あ、大丈夫!? ピカチュウ、だめじゃないの、電気を出しちゃ!」
          ピカチュウ「ピーーー…」
          サトシ「シャッターに驚いたんだな? クスクス…」
          トオル「カメラは怖くないんだよ! もう一回やりからね! はい、笑って!」
          ピカチュウ「ピ、ピカーーー…」
          シャワーズ「こ、これでいい…?」
          ピカチュウとシャワーズは恐れながら笑った。
          ダイスケ「前と全然同じだな。」
          トオル「だめだ。 こんなんじゃだめ…」
          サトシ「どうしてだ?」
          トオル「あの写真を見てよ!」
          トオルは壁に張っていたフレームを見せた。 そのフレームはたくさんあり、色々なポケモンの写真が載っていた。 1つはイーブ
          イ2匹が仲良く遊んでいた写真、1つはガルーラはその子供と遊んでいた写真、1つはラッキーが卵を出して笑った写真、そしても
          う1つの写真はカビゴンが気持ちよく昼寝をしていた写真があった。
          トオル「どのポケモンの自然の中でのびのびしてるだろ? 僕はこう言う自然な表情が
          撮りたいんだ!」
          マチス「確かにエブリバディーはフィーリンググッドだな!」
          ナツメ「ねえ、私達のポケモンも写真に撮りましょうよ!」
          エリカ「それはいいですわね! 早速私達のポケモンを出して…」
          トオル「あのさ、僕が撮りたいのはピカチュウとシャワーズだけなんだ!」
          キョウ「ピカチュウとシャワーズだけ? 他のじゃだめでござるのか?」
          トオル「そうなんだ。」
          サトシ「どうしてなんだ?」
          トオル「そ、それは…」
          突然トオルはある事を思い出した。 この先からトオルの記憶の中を見せてます。

          この時、トオルはある老婆とその執事、そして首輪を付いているニャースと会っていた。
          老婆「実は天才である君に頼みがあるのじゃ…」
          執事「これを見てください。」
          執事はトオルにある写真を見せた。 その写真はピカチュウとシャワーズで、その写りは悪かった。
          トオル「(なんて酷い撮り方なんだろう。)」
          老婆「どうかこのポケモンを「ゲット」してください…」
          老婆と執事とニャースは号泣した。
          トオル「(そうか…昔飼ってたポケモンと似てるからか…) 分かりました。 出来る
          だけやってみます!」
          執事「お願いします! あ、そうそう! もう1つだけ頼みがあります! この事は、
             決して誰にも言わないでくださいね!」
          トオル「あ、は、はあ…」
          以上、終わりです。

          トオル「そ、それは…言えない!」
          アヤ「理由もなしでピカチュウとシャワーズを撮ろうとしてるの?」
          トオル「そうなんだ。 だから、僕はどうしてもピカチュウとシャワーズを撮りたいんだ! 
          撮ってもいいよね!?」
          サトシ「…ふん! 勝手にすれば!」
          トオル「よーーーし!! 絶対にゲットするぞーー!!」
          ピカチュウ「ピ、ピカーーー…」
          シャワーズ「何だかやな展開になったね…」

          ―数分後―

          サトシ達は旅を続け、トオルはサトシ達を密かに追っていた。
          トオル「絶対にピカチュウとシャワーズの写真、ゲットするぞー!」

          ―湖―

          サトシ達は湖近くの森に一休みをしていた。 ピカチュウとシャワーズは水を飲んでいた。
          ピカチュウ「ピッカーーー!」
          シャワーズ「気持ちいいね!」
          ガラ!!! その時ゴミ箱の中からトオルが現れた!
          トオル「今だ!!」
          ピカチュウ「ピ!?」
          シャワーズ「え!?」
          カシャ! トオルは写真を撮った! だが間違えてサトシの写真を撮った!
          トオル「あ!?」
          サトシ「へっへー! 残念でしたー!」
          ピカチュウ「ピーーー!!」
          シャワーズ「ひーーー!!」
          ピカチュウとシャワーズは怖がりながらサトシの後ろに隠れた。

          ―数分後―

          サトシ達は先へ進んでいた。 その時トオルは木にぶら下がりながら現れた!
          トオル「行くぞー!!」
          ピカチュウ「ピカ!?」
          シャワーズ「ひ!!」
          カシャ! トオルは写真を撮った! だが間違えてサトシの写真を撮った!
          トオル「あーー!!」
          サトシ「また残念でしたー!」
          ピカチュウ「ピーーー!!」
          シャワーズ「怖いよーー!!」
          トオル「くーーー!!」

          ―あるレストラン―

          あるレストランでトオルと出会った老婆、執事とニャースがいた。 だがその正体はロケット団で、ステーキを食べていた。
          トオル「あのトオルって言う坊や、ホントに大丈夫なの?」
          ニャース「どんなポケモンでも「ゲット」出来る天才だと「ポケモンの友」に書いて
           あったニャ! これから人を働かせて楽にするニャ!」
          ムサシ「もーらい!」
          コジロウ「は!! 後1個!」
          ロケット団「だけど!!!」
          ガシ!! ロケット団はフォークを最後のステーキに突き刺した。
          ムサシ「念には念を…」
          コジロウ「入れさせた方が…」
          パク! ムサシは最後のステーキを食べた。
          ムサシ「う〜ん、美味しい!」
          コジロウ「ガーン! 負けた!」
          ドサ! コジロウは倒れた。
          ニャース「負けただけで死ぬニャ。」
          ムサシ「それでは、行くとするか!」
          コジロウ「おう!」
          バ!! ロケット団は変装を捨てた!
          ロケット団「ロケット団出動開始!!」

          ―ある道―

          ロケット団は落とし穴を作っていた。
          コジロウ「久々の落とし穴!」
          ニャース「早速作るニャ!」
          ガス!! シャベルが何か固い物に当たった。
          ニャース「ニャ? ニャンニャ?」
          コジロウ「何かあるみたいだな?」
          ムサシ「何してるの! 早くしなさい!」
          一応2人は穴から出た。
          ニャース「ニャ!? 誰か来るニャ!」
          ロケット団「ヤバイ! 変装変装!」
          ロケット団は変装した。 でも逆にムサシは執事で、コジロウは老婆の変装をしていた。
          ニャース「それは逆ニャ!!」
          ロケット団「あ、ごめん!」
          ロケット団はちゃんと変装をし直した。 終わった後、トオルが通りかかった。
          トオル「あれ? この前会ったおばあさん!」
          ムサシ「またお会いしましたね! さあ、ここで「ゲット」してください!」
          トオル「ここがゲットする場所か。 よし、ゲットするぞ!」
          トオルは草むらに隠れ、カメラを用意した。 そしてロケット団も草むらに隠れた。 その時サトシ達が来た。
          ピカチュウ「ピカーー。」
          シャワーズ「ねえ、トオルいないよね?」
          ピカチュウとシャワーズはサトシのリュックの中に隠れていた。
          フウコ「大丈夫よ! トオルはもういないよ!」
          キース「すっかりカメラに怖がってしまったようだな。」
          サトシ「あいつもしつこいもんだな! 何が天才のカメラマンだよ!」
          ドリオ「そうだよな! さっきからピカチュウとシャワーズを怖がらせるからな!」
          キース「それもそうだよな! あいつ、撮られる相手の気持ちが分からないから、
          ピカチュウとシャワーズがいつも嫌な目にあわせるんだもんな!」
          トオル「(撮られる相手の気持ち…?)」
          サトシ「とにかく、あんな奴ほっといて…」
          バギ!!! その時サトシ達は落とし穴に引っ掛かった!
          全員「うわ!?」
          ドサ!!! キース以外、サトシ達は落とし穴に落ちた!
          キース「な!?」
          トオル「あ!!」
          マサ「いたたたた…何なんだよ、これは!?」
          ミサ「何でこんな所に落とし穴が!?」
          キース「おーい! 大丈夫かー!?」
          イミテ「うん、大丈夫だけど…」
          トオル「おーい、大丈夫!?」
          キース「と、トオル!?」
          タイチ「やっぱり付いて来たんだね。」
          ライゾウ「しつこい奴だな。」
          トオル「ちょっと待って、今助けてやるから!」
          その時ピカチュウとシャワーズはサトシのリュックの中から出た。
          ピカチュウ「ピカ?」
          シャワーズ「ねえ、サトシ? どうしたの?」
          トオル「あーーーーー! シャッターチャーーンス!!」
          ドサ!! サトシ達はこけた!
          キース「お前な…それよりも助けたらどうなんだよ!?」
          ムサシ「あれ? どうして?」
          コジロウ「何でカメラ?」
          ムサシ「どう言う事なのよ、ニャース!?」
          コジロウ「説明しろよ、ニャース!」
          ニャース「あニャ? おかしいニャ? 確か「ポケモンの友」では…」
          ニャースはトオルの情報のあるページを読み直した。
          ニャース「ニャニニャニ? 「ポケモンの写真を「ゲット」する天才」? あ、そうか! 
           ポケモンを「ゲット」じゃニャくて、ポケモンの写真を「ゲット」するんニャ! 
           ニャーんだ!」
          ロケット団「じゃないだろがーーーー!!」
          バキ!!!!! ロケット団はアッパーカットでニャースを叩き飛ばした!
          ニャース「ニャ〜〜〜〜〜!?」
          キース「おーい! 近くに紐を見つけたぜ!」
          ミズキ「お!! ありがたいぜ!」
          アツシ「早速下ろしてくれ!」
          キース「ほらよ!」
          キースは紐を下げた。
          カシャ! トオルはピカチュウとシャワーズが笑うところをばっちり撮った!
          トオル「やった! ピカチュウとシャワーズの写真、ゲットだぜ!」
          ケイタ「お前、いい加減にしないのかよ?」
          ブルーザー「まあ、いいじゃないか。 これでしつこく追い着かなくてすむところだし…」
          トオル「ん?」
          トオルはサトシの近くにある地面を見た。 その地面の中には、ひびのはえたコンクリートだった。
          トオル「(あのコンクリートみたいな床は…)みんな、早く上がって! この下には
          大きな地下水路になってるんだ!!」
          全員「え!?」
          ドガ!! 地面は崩れ、サトシ、ピカチュウとシャワーズが落ちた!
          サトシ「うわーーーーーー!!!」
          ドバーーーーン!! サトシ達は水路の中に落ちた!
          カスミ「サトシ!!!」
          トオル「とにかく、助けないと!!」
          キース「待て、俺も行く!!」
          トオルとキースは穴に落ち、サトシ達の跡を追った!
          ルミカ「サトシさん達、大丈夫なのかしら?」
          カルロス「とにかく、俺達もこの穴から出ようぜ!」

          ―地下水路―

          サトシ「うわ! た、助けてくれーーー!!」
          ピカチュウ「ピ、ピカーーー!!」
          シャワーズ「か、川の、流れ、が、早すぎて、泳げない!!」
          トオル「サトシ! 今助けるから!」
          キース「おい、トオル! この先は一体どうなってんだ!?」
          トオル「この先は滝になってるんだよ!」
          キース「滝!?」
          その時サトシ達は滝に落ちた!
          サトシ「うわーーーーーーーーーー!!!!」
          トオル「サトシ!! 捕まれ!!」
          トオルはカメラ付きのスタンドを出した!
          ガシ! サトシはそれを捕まえた!
          サトシ「あ、危なかった…」
          トオル「待ってろよ! 今すぐ助けるから!」
          サトシ「あ、トオル! そのカメラ…」
          気付いたらカメラは水に当たっていた!
          トオル「カメラの事ならいつでも修理できるさ! 今から引き上げるからね!」
          ムサシ「そうはいかないわよ!」
          キース「何だ!?」
          ムサシ「何だかんだと聞かれたら…」
          コジロウ「答えてあげるは世の情け…」
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため…」
          コジロウ「世界の平和を守るため…」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く…」
          コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役…」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          ムサシ「銀河を駆けるロケット団の2人には…」
          コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
          ニャース「ニャーんてニャ!」
          全員「ロケット団!?」
          ガシ! ニャースはゴムのネットでピカチュウとシャワーズを捕らえた!
          サトシ「あ!!」
          ニャース「ニャーッハッハッハッハ! やっとゲットだニャ!」
          コジロウ「お前達はこれでも受け取りな!」
          ドカーーーーーーン!!! コジロウは爆弾を投げ、サトシ達の近くに爆発した!
          全員「うわ!!!」
          キース「ヤバイ! このままじゃ、サトシ落ちてしまうぜ!!」
          トオル「どうにかして、引き上げないと…」
          サトシ「く、ピカチュウとシャワーズを助けたいが、俺が無事に引き上げる方が先だ! 
          でも、どうすれば無事に…そうだ!」
          コジロウ「とどめだ!」
          サトシ「ヘーイ、皆さん! こっち向いて!」
          サトシはカメラを抱えた!
          ロケット団「は?」
          サトシ「はーい、こっち向いて笑って!」
          コジロウ「あ、写真を撮るのか!」
          ニャース「これはいいニャ!」
          ムサシ「あら、やだ! お化粧しないと…」
          サトシ「はい、チーズ!」
          ロケット団「チーズ!」
          サトシ「コジロウ、上を見ろ!」
          コジロウ「へ?」
          コジロウは上を見た。
          ドカーーーーーーーーン!!! コジロウの手に持ってた爆弾の導火線が切れ、爆発した!
          ロケット団「あがががが…」
          サトシは無事に引き上げられた!
          サトシ「ふー、助かったー。 ありがとう、トオル!」
          トオル「無事でよかったね!」
          キース「平気のようだな! さて、次は俺の出番か。 ロケット団よ! さっきの借り、
          返してもらうからな! ウツボット、行け!」
          ウツボット「ボットーーーーー!!」
          キース「「葉っぱカッター」だ!」
          ウツボット「ボトトトトーーーーーー!!」
          グサグサグサグサ!! ウツボットの「葉っぱカッター」!
          ロケット団「うわーーーーーーーーー!!!」
          グサ!! 攻撃はピカチュウとシャワーズ入りのゴムネットを切り裂いた!
          ピカチュウ「ピッカ!」
          シャワーズ「やっと出られた!」
          キース「次はこいつだ! 行け、ラフレシア!」
          ラフレシア「ラッフー!」
          キース「ラフレシア、「ソーラービーム」を撃ち捲くれ!」
          ラフレシア「ラフラフーーーーー!!」
          ジュドーーンジュドーーンジュドーーンジュドーーン!! ラフレシアの「ソーラービーム」!
          ムサシ「わ、わ、わ、わ!! ちょっと、危ないじゃない!!」
          ニャース「やめてくれニャーー!!」
          コジロウ「川に落ちれば大丈夫かも!!」
          ドバーーーン!! ロケット団は川に落ちた!
          ムサシ「そう言えば…」
          コジロウ「この先は…」
          ロケット団は滝の方へ流れて行った。
          ロケット団「滝!? 落ちる〜〜〜!! やな感じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
          ドバーーーーン!!ロケット団は滝に落ちた。
          サトシ「ピカチュウ、シャワーズ、大丈夫か!?」
          ピカチュウ「ピーカーチュウー!」
          シャワーズ「大丈夫だよ!」
          シゲル「サトシーー!」
          シゲル達が来た。
          サトシ「あ、シゲル達だ!」
          クリスティ「みんな、大丈夫なの!?」
          サトシ「俺達は無事さ! な、トオル!」
          トオル「うん!」
          カルロス「あれ? なぜか仲良くなってる?」
          ブレイク「今まで悪かったのに?」
          サトシ「天才同士で気が合うんだよ! 天才のトレーナーと…」
          トオル「天才のカメラマンとね!」
          アシュラ「天才同士でござるか。」
          ゼトラ「何を言ってんだか…」

          ―数分後―

          トオルはカメラを用意していた。
          トオル「これは僕達友達になった記念だからね! みんな、動かないでよ!」
          トオルはカメラをオートシャッターモードに変え、サトシ達の所へ向かった。 その時地面に落ちていたおにぎりを踏み、滑り始め
          た!
          トオル「おわ!?」
          サトシ「うわ、危ない!!」
          カシャ! カメラは自動出来に撮った!
          全員「あははははは!!」

          天才カメラマンである新しい友達、トオルで出会い、ロケット団を倒したサトシ。 グレン島へ向かうため、旅は続く。
          続くったら続く!