ポケットモンスター小説版
          第88話 育て屋の秘密!

          ポケモン検定試験に受けたサトシ達は、合格できなかったが、ロケット団を倒す事が出来た。 サトシ達は今ある街にいり、そこ
          で一休みをしている。

          トオル「はーい、トゲピー! チーズ!」
          カシャ! トオルはトゲピーに写真を撮った!
          トゲピー「チョゲチョゲピー!」
          カスミ「トゲピーはカメラに慣れてるのね!」
          サトシ「それにしても、いい天気だな!」
          ピカチュウ「ピッカッチュウー!」
          シャワーズ「ホントだね!」
          シゲル「なあ、グレン島行きの港町はいつぐらい着くんだ?」
          タケシ「そうだな、タウンマップで調べてみると、後1日ぐらい掛かれば辿り着くはず
          だろ。」
          ブルー「後1日ね。 ちょっときつくなるかもしれないけど、がんばらなきゃね!」
          ブルーザー「ん? おい、みんな! こんなチラシ見つけたぜ!」
          サムライ「は? どんなチラシでござるか?」
          ブルーザー「えーっと、「「ポケモン育て屋さん」大公開! このお店は、貴方のポケモン
            を貴方の代わりに育てる事が出来ます! もしも貴方は忙しい、或いは
            育てる時間がない場合があるのなら、ここで貴方の代わりに預けてくだ
            さい! 例えばヒトカゲを預けた場合は、時間が立つとリザード、更に時間
            が立つとリザードンに進化します! ぜひ、試しにやってみてください!」
            と書いてあるぜ。」
          サクラ「へぇー、代わりにポケモンを育ててくれるお店があるのね!」
          アヤメ「ねえ、あたし達もそのお店によってみようよ!」
          ボタン「そうね! どんなお店になってるか見てみたいし!」
          サトシ「よし! とりあえずそこによってみるか!」
          全員「おう!」

          ―ポケモン育て屋さん―

          お店ではなんと込んでいた。
          アキラ「ひぇー、何だこの多くの人の数は!?」
          セイヨ「これじゃ、中には入れないわね。」
          客1「すみません、僕のサンド育てさせてください!」
          職員1「はい、畏まりました!」
          客2「私のナゾノクサもお願いします!」
          職員2「分かりました! 大事に育ててあげますよ!」
          客3「俺のタマタマもお願い!」
          職員3「了解しましたよ!」
          ジュン「あれが育て屋さんの職員ですね?」
          ダイスケ「結構真面目なタイプだな。」
          カスミ「よーし、あたしも何か預けてもらおうっと!」
          マチス「ホワット!? でも、ユーは何を預けたいんだ?」
          ナツメ「まさか、そのトゲピーじゃ…」

          ―中―

          カスミ「すみません、このコダックをお願いします!」
          コダック「コダー?」
          エリカ「コダックに決めたのですわね。」
          職員1「いらっしゃいませ! そのコダックを預けて欲しいのですね? それでは、何に
          致しましょうか?」
          カスミ「とにかくもっと頭を使って欲しいのですよ! この子は何も考えてないんです
          から!」
          グラグラグラグラ! カスミはコダックの頭を押し回している。
          コダック「ゴダ〜〜〜!!」
          職員2「でも、コダックは元々そう言う習性になってるんですけど?」
          カスミ「あ、そ、そうなの…じゃあ、この目付きをもっとキリッとした感じにいって
          ください!」
          サトシ「それ無理だと思うんじゃ…」
          職員3「お任せください! こう言う仕事はこの私達得意ですから!」
          カスミ「ホントですか!? それじゃ、お願いします!」
          職員3「はい、畏まりました!」
          職員3はコダックを抱えながら、どこかへ行った。
          サトシ「超かっこいいポケモンになるんだぜ!」
          コダック「クワーー。」

          ―数分後―

          サトシ達はポケモン育て屋から出て、先を進んだ。
          カスミ「ふー、これでコダックも預けたし、すっきりするわ!」
          キョウ「あの、拙者一度考えたんでござるが…お主コダックをそこで預けたままにするの
          でござるか?」
          カスミ「え!?」
          フウコ「この先旅を続けたら、そのコダックはお店に預けたままとしか考えられないね。」
          ドリオ「だとしたら、時間が立ってカスミはコダックを取りに来なかったら、カスミは
          コダックの裏切り者としか考えありえないな。」
          カスミ「な、何言ってるのよ!? コダックはあたしのポケモンなのよ! 裏切りなんてしないわよ! 後でちゃんと取りに行くんだ
          から!」
          アヤ「でもカスミはすっきりするわと言ったじゃない? そんなに気に入らなかったら、そのままタツヤにあげればよかったのに。」

          * タツヤ:セキチクシティジムのトレーナー。 詳しい話しは「第55〜56話 セキチク忍者対決(前編&後編)をチェック!

          カスミ「だから、後で取り返しに行くって言ってるでしょ!」
          アヤ「そうかな? 前コダックの事役立たずって言ってたけど、ちょうど気に入らな
             かったとしか思えないわ。」
          カスミ「あのねー…」
          そしてサトシ達はあるレストランに通った。
          トオル「あれ? このレストラン、オムライスあるみたいだね!」
          カスミ「え!? ホントに!?」
          キース「チラシが張ってあるな? 「1周年記念日として、オムライス食べ放題!」だってよ!」
          カスミ「あたしオムライスだーい好きなのよねー!!」
          キース「でもタダじゃなさそうだな。」
          その時料理長が出てきた。
          料理長「心配しないでください! 君達が私にあるポケモンを見せてくれたら、
          オムライスご馳走させてもらいますよ!」
          サトシ「ホントですか!? それじゃ、早速! フシギダネ、ゼニガメ、君に決めた!」
          フシギダネ「ダーネダネ!」
          ゼニガメ「ゼニゼーニ!」
          サトシ「これはどうでしょうか?」
          料理長「いや、違います。」
          サトシ「え!? 違うの!? じゃあ、このピカチュウとシャワーズは? この
          シャワーズ、特別に言葉を喋れるんですよ!」
          ピカチュウ「ピカチュウ!」
          シャワーズ「僕達ならどう?」
          料理長「これも違います。」
          ガク! サトシ、ピカチュウとシャワーズはがっかりした。
          シゲル「じゃあ、俺のリザードンとサンダースは?」
          ブルー「あたしのカメックスとブースターならどう?」
          料理長「違います。」
          タケシ「じゃあ、俺のイワーク、イシツブテ、ズバットに、俺のお気に入りのロコンは?」
          カスミ「あたしのヒトデマン、スターミー、トサキント、タッツー、そしてあたしの
          トゲピーは?」
          マチス「俺のライチュウならどうだ?」
          ナツメ「私のユンゲラーならどう?」
          エリカ「私のモンジャラ、ウツドン、そしてこのクサイハナはどうでしょうか?」
          キョウ「拙者のモルフォンとゴルバットはどうでござるか?」
          料理長「違います。」
          サムライ「じゃあ、拙者のカイロスは!?」
          サクラ「私のパウワウならどうかしら?」
          アヤメ「あたしのアズマオウならどう?」
          ボタン「あたしのクラブはどうかしら?」
          セイヨ「私のゴローンとカラカラは?」
          アキラ「俺のサンドならどうだ!」
          ダイスケ「俺のサイホーンならどうだ?」
          アヤ「私のコンパンならどう?」
          フウコ「あたしのギャロップ、ガーディ、ケンタロスは?」
          ドリオ「俺のドードリオならどうだ!」
          キース「俺のウツボットなら気に入るか?」
          マサ「俺のゴローニャはどうだ!」
          ミサ「あたいのパルシェンも!」
          イミテ「このメタモンならどうかしら?」
          タイチ「このイーブイならどう?」
          ヤス「俺のストライクに気に入るか?」
          カズ「こっちはエレブーだ!」
          ルミカ「私の美しいラフレシアならどうでございましょうか?」
          ケイタ「俺のカモネギならどう?」
          料理長「どれもこれも全然違います。」
          全員「えーーーーーー!?」
          ライゾウ「そんなー…全部出したのにー!?」
          ミズキ「全部出したのにそれでも気に入らないとは…」
          ブルーザー「お前達、他のポケモンも持ってるんだろ?」
          サトシ「それでもこの料理長に気に入るポケモンはいないだろ?」
          料理長「私が見たいポケモンはこれなんです。」
          料理長はある写真を出した。
          全員「えーーー!?」
          その写真はコダックの写真だった!
          クリスティ「この写真は、コダックだわ!」
          トオル「しかも僕がこの前撮った写真だ!」
          アツシ「え? この写真を撮ったのはお前のなのか?」
          トオル「うん、そう!」
          カルロス「このポケモンを見せれば、オムライスご馳走してくれるんですね?」
          料理長「はい、そうです!」
          コゴロウ「確かコダックは、カスミが持ってたんじゃ…」
          ブレイク「だよな。 その後さっきの店で預けさせてもらったんだし…」
          カスミ「あ、そうだった! あのー、ちょっと待っててくれません?」
          料理長「え? いつでもいいですけど。」
          カスミ「ありがとうございます! とにかく、育て屋に戻るわよ!」
          サトシ達はポケモン育て屋さんへ向かうため、走り去った。
          カスミ「全くコダックたら! こう言う時に限っていないんだから!」
          ゼトラ「でもあそこで預けたのはお前の方だろ?」
          カスミ「あ…た、確かにそうよね…」

          ―ポケモン育て屋さん―

          サトシ達はポケモン育て屋さんに着いたが、そのお店はもうすでに閉まっていた!
          アシュラ「これではコダック引き取れないでござるな。 これはまた明日にした方が…」
          カスミ「冗談じゃないわ!! あたし絶対にオムライス食べるんだから!! 裏口から
          入りましょう!」
          サトシ「裏口って…それヤバイんじゃ…」

          ―裏口―

          ドンドンドンドン! カスミは裏口のドアを叩いた。
          カスミ「すみませーん! 誰かいますかー?」
          シゲル「これは無理だな。 やっぱり諦めた方が…」
          カチャ! カスミはノブを回そうとしたら、ドアが開いた!
          カスミ「あら? カギが開いてる?」

          ―ホール―

          カスミ「何でカギが開けっ放しなのかしら?」
          ブルー「きっと掛け忘れたのよ! でもこれなら密かにコダックを取替えせられるわ!」
          サトシ「おい、ブルー。 俺達は泥棒じゃないんだぞ…」
          ブルー「あ、そうでした♪」
          サムライ「皆の者、この部屋にコダックがいるではないでござるか?」
          サトシ「この部屋か…とりあえず入ってみるか!」
          サトシ達は部屋の中に入った。 部屋の中はすごく真っ暗だった。
          アヤメ「な、何この部屋!? すごい暗いじゃない!」
          コゴロウ「こう言う所は俺に任せろ! 忍法、「火遁の術」!」
          ブォ!! コゴロウの「火遁の術」! コゴロウの指に炎が付いた!
          コゴロウ「さて、どう言う部屋になってるのかな?」
          明かりを少し照らしたら、部屋中はなんと牢屋になっていた! しかも中には預けられたポケモンが多く入っていた!
          カスミ「な、何なのこれ!?」
          サクラ「これは、預けられたポケモン達だわ!」
          コゴロウ「なるほど、そう言う事か。」
          サトシ「本当の店らしくな奴じゃなかったんだな!」
          ボタン「酷い、酷すぎるわ。」
          トオル「確かに酷いよ。 こう言う表情じゃ、ポケモンの写真も撮れないよ。」
          カスミ「ねえ、あたしのコダック知らない?」
          コゴロウ「カスミ、コダック見つけたぜ!」
          カスミ「ホントに!?」
          サトシ達は檻の中に入っているコダックを見つけた! でも気付いたら、コダックの目付きは前よりもキリッとしている。
          カスミ「あら? コダックの目付き、前よりもキリッとしてるわ!?」
          コゴロウ「よく見ろよ。 目にセロテープが張ってあるんだよ。」
          カスミ「なんて酷い事を…」
          コゴロウはセロテープを剥がした。
          コダック「クワーー。」
          コゴロウ「ん?」
          その時謎のクレーンがサンド入りの檻を持ち上げ、ベルトコンベアに置いた。 檻を置かれた途端、ベルトコンベアは隣の部屋に
          連れて行った。
          アキラ「どこへ連れて行く気だ?」

          ―隣の部屋―

          隣の部屋にはサンドの檻と職員1,2と3がいた。
          職員1「発育はまあまあ、隊長は良好。 「乱れ引っかき」を覚えさせればオッケーだな。」
          職員2「早速育てるか?」
          職員1「ああ、そうしようぜ!」
          職員3「でもまあ、よくこんなに集めたもんだな。」
          職員1「この中から、ボスに見せれば…」
          職員2「ボスはニコニコ…」
          職員3「そしてお金ザクザクゲットだぜ!!」
          全員「ハーッハッハッハッハッハッハ!!」

          ―サトシ達がいる部屋―

          サトシ達はベルトコンベアで盗み聞きをした。
          ジュン「育て屋の不利をしてポケモンを盗もうとしてたんですね!」
          セイヨ「この事警察に知らせないと!」
          ダイスケ「でも、警察に知らせても俺達に信用しないぜ!」
          トオル「大丈夫! 証拠は僕が撮ってあげるから!」
          カシャカシャカシャカシャ! トオルはポケモン入りの檻とベルトコンベアを撮った。
          トオル「これでよしっと!」
          サトシ「後はここから出るだけで…」
          ブレイク「ちょっと待った!」
          マチス「ホワットイズイット? いきなり何だよ、ブレイク?」
          ブレイク「誰かここに来るのを感じる…」
          サトシ「何!? それじゃ、隠れろ!」
          サトシ達は檻の後ろに隠れた!
          ガチャ! その時窓からロケット団が侵入した!
          サトシ達「(ロケット団!?)」
          ムサシ「抜け足、差し足、忍び足…」
          コジロウ「3歩進んで…」
          ヤマト「気配を覗う…」
          コサブロウ「3歩進んで2歩下がる!」
          ピコン! ニャースはピコピコハンマーでコサブロウを殴った!
          コサブロウ「ぎゅ〜〜〜〜…」
          ニャース「下がってどうするニャ!」
          ムサシ「ここの育て屋さんは今でも有名なお店。」
          コジロウ「今でもポケモン山ほど預かっている。」
          ニャース「ここの店のポケモンを盗んで、ボスに見せ付けるニャ!」
          ヤマト「そうすればお給料もゲットだし…」
          コサブロウ「出世間違いなしだ!」
          ニャース「じゃあ、早速…」
          サトシ「おい、お前ら!」
          ロケット団「ビク!!!」
          ロケット団の後ろにサトシ達がいた。
          ムサシ「じゃ、ジャリンコ!?」
          コジロウ「な、何でこんな所に!?」
          サトシ「それはこっちのセリフだろ?」
          ルミカ「それにコジロウ様! やっとお会いしましたわ!」
          コジロウ「ひ!! ま、まだいたのか!?」
          ヤマト「知り合いなの?」
          ムサシ「うん、深い知り合いで…」
          コジロウ「深くはない!!」
          ガチャ! 突然明かりが付いた!
          サトシ「あ、しまった!! 見つかった!」
          そこには職員達が現れた!
          職員1「どこのネズミの鳴き声だと思ったら、お前達だったようだな!」
          職員2「このまま警察に知らせると思うなよ!」
          職員3「逃がしはしないぜ!」
          ナツメ「あんた達は何者なのよ!?」
          職員1「何だかんだと聞かれたら…」
          職員2「答える筋合いはないが…」
          職員3「今回は答えてやろう!」
          バ!! 謎の3人組みは職員の変装を投げ捨てた!
          ???「星の破壊を防ぐため…」
          ???「星の平和を守るため…」
          ???「星の人類を救うため…」
          ???「愛と現実の悪を貫く…」
          ???「クールでハンサムな敵役…」
          ???「アンドスマートで天才な敵役…」
          ???「ゴエモン!」
          ???「サノスケ!」
          ???「ハンゾウ!」
          ゴエモン「アウタースペースを駆けるロケット団の3人には…」
          ハンゾウ「ブレイジングレッド赤い明日が待ってるぜ!」
          サノスケ「なーんてな!」
          全員「ロケット団!?」
          エリカ「貴方方達も、ロケット団だったのですの!?」
          ムサシ「あれ? あいつら、どこかで見た事あるような…」
          コジロウ「あーー!! 思い出した!! お前達は確か、団員だったはずじゃ!?」
          サノスケ「そうだったんだけど、ロケット団検定試験で合格し、隊長へと出世したのだ!」
          サトシ「ロケット団検定試験?」
          ヤマト「あ、あたし達と同じ隊長へと…?」
          ゴエモン「俺達が団員の頃、ロケット団隊長になるのが、我々の夢だった。」
          ハンゾウ「試験に合格したおかげで夢がかなえ、やっと隊長に出世したのだ!」
          ハンゾウは感動していた。
          サノスケ「そう、今でも俺達は、ボスの命令により、このニセ育て屋をトレーナーに騙し、
           ポケモンを盗む作戦を作り出したのだ!」
          キョウ「そう言う作戦だったのでござるか!」
          ムサシ「でも、さっきのセリフはあたし達のと同じじゃないの! 勝手にパクるのやめて
          くれない!?」
          ニャース「そうだニャ!」
          コサブロウ「真似するんじゃねえよ!」
          サノスケ「そんな事言うよりも、同じロケット団がロケット団の店でポケモンを盗むとは
           ねー。」
          ロケット団「ギク!!!」
          ニャース「そ、それは…」
          ゴエモン「ボスは、お前達からの連絡が来ないと、イライラしてたぞ!」
          ハンゾウ「しかも俺達の作戦を邪魔をしたとボスに報せたら、どうなるんだろうな?」
          ニャース「あ、あのー、これはぜひなかった事にして…」
          サノスケ「それはどうかなー?」
          ロケット団が会話をしている時、サトシ達は密かに部屋から脱出しようとする。
          サノスケ「待ちな!」
          サトシ達「ビク!!」
          サノスケ「俺達の正体をばれてしまったため、もう逃げられねえぜ!」
          サトシ「俺達は関係ない!!」
          サトシ達は逃げた!
          サノスケ「逃げられないと言ったはずだ!」
          ムサシ「とにかく、あたし達も逃げよう!」
          コジロウ「ちょっと待って! えーっと、どこだろう…」
          ヤマト「何探してるの?」
          コジロウ「実は、この前ゲットしたウツドン、ここで預けたんだよ。」
          コジロウはそのウツドン入りの檻を開けた。
          コジロウ「あ?」
          気付いたらそのウツドンはウツボットに進化している!
          コジロウ「ウツボットに進化してる!? さすが育て屋、うご!?」
          バク!! ウツボットはコジロウを噛みついた!
          コサブロウ「はいはい、バカな事は後でにしましょうね。」
          ロケット団はコジロウを引き摺りながら逃げようとする。
          ハンゾウ「お前達も入ってろ!」
          その時ロケット団の上から檻が落ちてきた!
          ロケット団「うわーーーーー!!」

          ―一方サトシ達―

          サトシ達は出口に辿り着くところ。
          サトシ「やった! やっと出口に…」
          ガシャーーーン!! カスミ、ピカチュウとシャワーズ、クリスティ、コゴロウとゼトラ以外、サトシ達が檻の中に入ってしまった!
          全員「うわ!?」
          カスミ「あ、サトシ!!」
          ピカチュウ「ピカピ!」
          シャワーズ「サトシ、みんな!」
          クリスティ「ブルーザー!」
          コゴロウ「捕まったか!」
          サトシ「カスミ、ピカチュウ、シャワーズ、クリスティ、コゴロウとゼトラ! お前達
          だけでも逃げろ!」
          カスミ「でも…!」
          ブルーザー「俺達の事は構うな! お前達も奴らに捕まえたくないだろ?」
          サトシ「カスミ達だけでも、無事に逃げてくれ!」
          カスミ「サトシ…」
          アヤ「サトシ、奴らがこっちに来るわ!」
          サトシ「ヤバイ! カスミ、早く逃げろ!!」
          カスミ「う、うん!」
          カスミ達は逃げた。 その時ロケット団3が現れた!
          サノスケ「ふん! 簡単に逃げられると思ったか?」
          ゴエモン「おや? 何だこれは?」
          ゴエモンはトオルからカメラを盗られた!
          トオル「あ、返してよ!」
          ゴエモン「そうはさせねえよ!」
          ロケット団3「ハッハッハッハッハ!」

          ―数分後―

          警察が来て、サトシ達を刑務所行きのトラックへ連れて行く。 その時ロケット団3は、職員の変装をしてジュンサーと話してい
          た。
          サノスケ「ありがとうございました! 後もう少しでポケモン達があんな泥棒達に盗まれ
           るところでした! どうか何とかしてください!」
          ジュンサー「大丈夫です! これは私達警察に任してください!」
          サトシ「ジュンサーさん、騙されるな! 相手は悪い奴らなんだ!」
          フウコ「あたし達は無実よ!!」
          ニャース「ニャー達をここから出せニャ!!」
          ムサシ「話せば分かるわよ!!」
          ジュンサー「説明は署に聞きます!!」
          バタン!! ジュンサーはトラックの扉を閉めた。
          ニャース「同じロケット団がロケット団を警察に連れて行くニャんて…」
          サトシ「くそー、どうしたらいいんだ!?」
          警察は行ってしまい、カスミ達は警察が行ってしまうところ見た。
          カスミ「サトシ…」
          シャワーズ「ねえ、サトシ達はこれからどうなるんだろ?」
          ピカチュウ「ピカー。」
          コゴロウ「刑務所に入れさせるだけだろ。 それまでいつ出席させるか分からないし…」
          クリスティ「まさか、このままサトシ達は悪事で死刑にされるんじゃ…」
          カスミ「な、何言ってるのよくリスティ! そんな事言わないでよ!!」
          クリスティ「でも、多分そうなるかもしれないわよ!」
          カスミ「例え話でもそんな事言わないでよ! そんな事言ったら、サトシのためでも…
          あたし…どうするか分からないじゃないの…」
          クリスティ「カスミ…ごめんなさい、あんな事言って…」
          カスミ「いいのよ、別にクリスティが悪いんじゃないから。」
          コゴロウ「(それは当然だよな。 サトシはお前の事が好きだって言うのにな。)」
          カスミ「それよりも、あたし達も何とかしなきゃ! どうにかして誤解を解かさないと!」
          クリスティ「でもどうやれば誤解を解かせばいいの?」
          カスミ「どうすれば…そうだわ! トオルが撮った写真をジュンサーさんに見せれば、
          誤解が解けるはずだわ!」
          コゴロウ「その手があったか!」
          ゼトラ「でも、どうやれば証拠を見せるんだ? カメラはあいつらに盗られちまったんだ
          ぜ。」
          コゴロウ「ヘッヘッヘッヘ、そう言う時はこう言う作戦で行けばいいんだよ…」

          ―次の日―

          カスミ、クリスティとゼトラは変装しながら、ポケモン育て屋さんに入った。
          カスミ「あのー、この前預けたコダックを取りに来たのですけど…」
          ハンゾウ「でもこのポケモンは昨日預けたばかりなんですけど?」
          カスミ「あ、そ、それが、急に家族と一緒に旅行しに行く事になって…」
          クリスティ「そ、そうそう! だからコダックと一緒に行かなきゃ心配するから…」
          ゼトラ「(なんで俺がこんな格好をしなきゃいけないんだ…)」
          ハンゾウ「分かりました。」
          ハンゾウは部屋から出た。
          カスミ「行ったわね。」
          ゼトラはハンゾウがいなくなった後、ポケットからヘッドホンを出し、耳に付けた。
          ゼトラ「ロビーの奴、いなくなったぜ。」
          そのヘッドホンは無線であり、そこからコゴロウの声が流れてきた。
          コゴロウ『よし! じゃあ、奴がいない間、裏口にいる俺達はカメラを探しに行く! 
           その間コダックを取り返すんだ!』
          ゼトラ「了解!」
          カスミ「(お願い、急いで!)」

          ―裏口―

          コゴロウ達は裏口にいた。
          コゴロウ「いいか、カメラを見つけたら、すぐにここから戻るんだぜ!」
          シャワーズ「了解!」
          ピカチュウ「ピッピカピ!」
          コゴロウ「よし、行け!」
          ピカチュウとシャワーズは中に入った。
          コゴロウ「頼む、急ぐんだ!」

          ―数秒後―

          シャワーズ「ピカチュウ、そっちの部屋見つかった?」
          ピカチュウ「ピーカ。」
          シャワーズ「こっちも見つからないよ。 一体どこに…あ!! ピカチュウ、隠れて!」
          ピカチュウ達は隠れた。 ある部屋からゴエモンが出てきた。 だがゴエモンは何も気付かずに歩き去った。
          シャワーズ「ふー、気付かずに行っちゃったね。 とりあえず、あいつが出てきたあの
            部屋に調べてみよう!」
          シャワーズは、ゴエモンがさっき出てきた部屋に入った。 その部屋の机の上には、トオルのカメラがった!
          シャワーズ「あった!!」
          シャワーズ「ピッカ!!」

          ―裏口―

          コゴロウ「遅いな、ピカチュウとシャワーズの奴。 何やってんだ?」
          その時裏口からピカチュウとシャワーズが出てきた!
          シャワーズ「コゴロウ、お待たせ!!」
          ピカチュウ「ピカピカチュウ!」
          コゴロウ「お! 無事に帰ってきたか! それに、カメラも持ってるな! よし、今すぐ
           カスミ達に報せよう!」

          ―ロビー―

          ハンゾウはコダックを連れてきた。
          ハンゾウ「あのー、このコダックの目付き、キリッと行けませんでしたけど…」
          カスミ達はブツブツ言っていた。
          ハンゾウ「あのー…」
          カスミ「あ、はい!」
          その時ゼトラのヘッドホンからコゴロウの声が流れてきた。
          コゴロウ『カメラは無事取り戻した! そっちは多分もうコダック引き取ったよな? 今
           すぐそこから出ろ!』
          ゼトラ「了解!」
          ハンゾウ「了解?」
          3人「え!?」
          ゼトラ「い、いやー、独り言ですよ、独り言!」
          クリスティ「こ、コダックまた会えてよかったね!」
          カスミ「う、うん! そ、それじゃもう行きますので、ありがとうございましたー!」
          カスミ達は店から出た。
          ハンゾウ「何だ、今の客は?」

          ―刑務所―


          サトシ「だから、俺達は泥棒じゃないって言ってるでしょ!!」
          ドリオ「どうして分かってくれないんだよ!」
          マサ「あそこの職員達本当はポケモンを盗むためにトレーナー達を騙したんだよ!」
          コジロウはその時ウツボットを見ていた。
          コジロウ「はー、そのクールな目付きとナイスなボディ! こんなにすごい姿に育てて
           くれるなんて、さすが育て屋、んご!?」
          ガブ!! ウツボットはまたコジロウを噛みついた!
          コサブロウ「何やってるんだか…」
          ルミカ「でもまたコジロウ様の側にいられるなんて、ルミカ嬉しいですわ!」
          コジロウ「ふわ!? ふぁめふぉー!!(うわ!? やめろー!!)」
          ジュンサー「さっきから何訳の分からない事言ってるの! ちゃんと説明させてもらうわ
            よ!」
          カスミ「ちょっと待ったーーー!!」
          ドタン!!! カスミ達が現れた!
          サトシ「あ、カスミ!!」
          ブルーザー「クリスティ!」
          ジュンサー「ちょっと、何貴方達は?」
          クリスティ「ジュンサーさん、この人達の言ってる事は全て本当です!」 
          カスミ「証拠はここにあります!」
          カスミは写真を出した。
          ジュンサー「まー! この写真可愛いじゃない!」
          カスミ「え?」
          気付いたらその写真は可愛いポーズをしたポケモン達の写真だった!
          カスミ「あ!! こ、これは違います!!」
          コゴロウ「お、お前、写真を撮る前にフィルム変えなかったなーーーー!!!」
          トオル「ご、ごめん、忘れちゃった。」
          カスミ「これが本当の証拠です!」
          カスミは本当の写真を出した。
          ジュンサー「こ、これは!?」
          その写真は檻の中に入っているポケモン達の写真である。
          ゼトラ「あいつらは育て屋の不利をして、ポケモンを盗もうとする悪党だったんだよ!」
          サトシ「俺達はそれを警察に報せるためにやつらに捕まったんだよ!」
          ピカチュウ「ピッピカピカ!」
          シャワーズ「犯人はサトシ達じゃないよ!」
          ジュンサー「そうだったの…」
          ニャース「ニャー達はそれを暴くためにそこにいたのニャ!」
          ムサシ「そうよそうよ!」
          コジロウ「ふぁるいふぉふぁふぉいふらふぁ!(悪いのはそいつらだ!)」
          カスミ「いいえ! こいつらは単なる間切れもない泥棒です!」
          ドサ!!! ロケット団はこけた!

          ―ポケモン育て屋さん―

          警察がやって来て、サトシ達は店の中に突入した!
          ジュンサー「貴方達ね、ポケモンを盗もうとする犯人は!!」
          サノスケ「げ!? 警察!?」
          ジュンサー「ポケモン育て屋の不利をしてポケモンを盗む犯罪を犯したため、逮捕
            します!!」
          ゴエモン「しまった、ばれてしまったか! どうする?」
          ハンゾウ「これは逃げるしかない!!」
          ロケット団3「逃げろ!!」
          ロケット団3は逃げた!
          サトシ「逃がすか!! フシギダネ、「つるの鞭」!」
          フシギダネ「ダネダネーーー!!」
          シュルルルル! ガシ!! フシギダネの「つるの鞭」! 攻撃はロケット団3を捕まえた!
          ロケット団3「うわーーーーーー!!!」

          ―外―

          ロケット団3は刑務所行きのトラックに入れた。
          ロケット団3「やなフィーリング〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
          トラックは行ってしまった。
          ミサ「これで事件が解決したね!」
          イミテ「でもカスミちゃん達はどうやって写真を取り戻したの?
          カスミ「ピカチュウとシャワーズがお店に潜んで、カメラを取り返せたのよ!」
          サトシ「そうか! ピカチュウ、シャワーズ、ありがとう!」
          ピカチュウ「ピッカッチュウ!」
          シャワーズ「どう致しまして!」
          ゼトラ「でも、証拠を残してくれたのは、トオルのカメラのおかげだな!」
          トオル「いやー、照れるなー。」
          サトシ「カスミ、クリスティ、コゴロウ、ゼトラ、ありがとう!」
          カスミ「無事で出席できて、よかったわ!」
          ジュンサー「サトシ君、貴方達の言ってる事を信用しなくて、本当にごめんなさい。」
          サトシ「いいよ、もう気にしてないから!」
          ジュンサー「盗まれたポケモン達は、無事にトレーナー達の元に返してもらったわ! 
            よかったら、事件を解決したお礼をあげよう!」


          ―レストラン―

          カスミ「お代わりー!」
          ライゾウ「えー!? また早くも…」
          タイチ「カスミ姉ちゃんってすごいね。」
          キース「お前そんなもん食いすぎると太るぜ。」
          カスミ「仕方ないじゃない! 昨日から何も食べなかったんだから!」
          ミズキ「すみません、こんな事させてもらって。」
          ジュンサー「いいのよ、誤解されたこっちが悪かったし、他にも事件を解決したお礼だ
            から!」
          料理長「それに、このコダックをこの目せ見るのは、私は嬉しいです! 何倍も食べても
          いいですよ!」
          カスミ「と言うわけで、モグモグ…」

          ―刑務所―

          一方ロケット団は、穴を掘りながら脱獄しようとした。
          ムサシ「何であたし達がこんな所にいなきゃ行けないのよ!?」
          コジロウ「今回俺達は無実だ!」
          ヤマト「こんな所にいても何もないわよ!」
          コサブロウ「とにかくここから出ようぜ!」

          ―数分後―

          サトシ達は街から出て、ある別れ道に着いた。
          トオル「そう言えば、サトシ達はグレン島に行くんだろ? 僕はこの先山奥でポケモンの
          写真を撮りに行くから!」
          サトシ「じゃあ、ここでお別れだな! それじゃ、また会おうな!」
          トオル「うん! そっちも旅に気を付けてね!」

          ニセの育て屋で新たなるロケット団を倒したサトシ達。 ここは一応トオルと別れて、グレン島へ向かうため、旅は続く! もちろ
          ん地面の中に掘り進んでいるロケット団の追っかけっこも、まだまだ続く!

          ムサシ「何だかんだと、聞かれたら…」
          コジロウ「答えてあげるは、世の情け…」
          ヤマト「地球の平和を、守るため…」
          コサブロウ「それを言うなら、地球の破壊を防ぐため、だろ?」
          ニャース「そんな事よりももっと進むニャ!」
          続く。