ポケットモンスター小説版
          第89話 恐怖の幽霊船(前編)

          ニセのポケモン育て屋さんで新たなるロケット団を倒したサトシ達。 長い日が立ちながら、サトシ達はようやく港町に辿り着い
          た!

          サトシ「や、やったーー!! やっと着いたぜ!!」
          ピカチュウ「ピッカーーー!!」
          シャワーズ「やっと港町に着いたよー!」
          シゲル「あれから長い日が立って、ようやく港町に到着したぜ!!」
          ブルー「早く船に乗ってグレン島に行こう! そして、早く7つ目のバッジをゲットしに
          行こう!」
          サトシ「ああ! それじゃ、船に向かって出…」
          ???1「あー!! あそこにいる奴はサトシじゃねえか!!」
          ???2「ホントだ! サトシがいるよ!!」
          サトシ「へ?」
          サトシ達の後ろから理科系の男と怪獣マニアが現れた。
          ???1「いやー、こんな所に会うなんて知らなかったぜ!」
          ???2「久しぶりだね、サトシ!」
          サトシ「あの、どこかで会った事あるかな?」
          ???1「はあ? もう忘れたのか? 俺だよ、俺! ほら、8番道路で会っただろ!」
          ???2「そして僕の事も覚えてるでしょ! イワヤマトンネル以来だから!」
          サトシ「8番道路? イワヤマトンネル? あーーーーー!! ま、まさかお前達、
          タクマとヒトシ!?」
          タクマ「そうだよ! 全く、人の名前ぐらい覚えて置けよな!」
          ヒトシ「こんな所に会うなんて、久しぶりだね!」

          * タクマ:詳しい話しは「第30話 悪の理科系の男」をチェック!
          ヒトシ:詳しい話しは「第37話 怪獣マニアの怪獣対決」と「第38話 最強リベンジ
           ャーダイスケ」をチェック!

          サトシ「は、はは…いやー、知らなかった! こんな所でまたお前達と会うなんて!」
          タクマ「そうだよな! 偶然だもんな!」
          ヒトシ「みんなと会えるなんて、久しぶりだね!」
          タケシ「あ、ああ、久しぶりだな。」
          カスミ「こんな所に会うとは思わなかったわ!」
          ナツメ「ねえ、サトシ君。 この人達は?」
          サトシ「ああ、紹介するよ! こっちの理科系の男はタクマ! そしてそっちの怪獣
          マニアはヒトシさ!」
          タクマ「おっす!」
          ヒトシ「始めまして! ところでサトシ達は何でこんな所にいるの?」
          サトシ「7つ目のバッジをゲットするため、グレン島に行くんだ! タクマとヒトシは?」
          タクマ「俺はグレン島に住む従兄弟と会いに行くんだ! まあ、久しぶりにな!」
          ヒトシ「僕はあるポケモンの化石を見つけて、あそこの研究所によってみたいんだ!」
          サムライ「なるほど、お主達もグレン島に行くのでござるか。」
          タクマ「当たり前さ! 何しろグレン島はトレーナーの憧れの地! 誰であろうと行って
          みたい島さ!」
          サトシ「へぇー、憧れの地か! そうだ! よかったら俺と一緒に行かないか?」
          タクマ「お! それはグッドアイディアだな!」
          ヒトシ「一緒に行こう!」
          サトシ「よーし、じゃあみんなで一緒に! グレン島行きの船に向かって、レッツゴー!」
          全員「おう!!」

          ―連絡船―

          サクラ「あれがグレン島行きの船ね?」
          サトシ「それでは、早速!」
          サトシ達は端に渡り、船の入り口に着いた! その時目の前に船乗りが現れた!
          船乗り「ようこそ、連絡船へ…君達、この船に乗るか?」
          サトシ「あ、はい。 乗りますけど?」
          船乗りは何だか妙な表情、体制と喋り方をし、サトシ達はちょっと恐れていた。
          船乗り「船は、もう少しで出向する…何人でも0円…乗っていけ…」
          アヤメ「え!? タダで乗ってもいいの!?」
          船乗り「タダで乗ってもいい…」
          サトシ「ラッキー! それじゃ、ありがとう! よし、みんな! 乗ろうぜ!」
          全員「おう!」
          サトシ達は船に乗った。

          ―地下室―

          ロケット団は船の地下室にいた。
          ムサシ「ふっふっふ、無事に地下室に着いたね。」
          コジロウ「目立ちやすい俺達がここにいるのを気付かないなんて、甘いもんだな!」
          ヤマト「でも牢屋から脱獄したのは、嬉しいけどね。」
          コサブロウ「ああ、めちゃくちゃ疲れたもんだよ。」
          ニャース「ニャニモタモタしてるニャ!? この船にジャリボーイが乗ってるのニャ! 
           今日と言う今日は絶対にあのピカチュウとシャワーズをゲットするのニャ!」
          ムサシ「言われなくても分かってるわよ! でも、1番気になるのが、あそこにある木箱
          なんだけど…」
          ロケット団はガタガタ動いている木箱に見つめた。
          コジロウ「何であんなにガタガタ動き回ってるんだろう?」
          ヤマト「もしかしたら、中にはポケモンが入ってたりして!」
          コサブロウ「だとしたら、そのポケモンは俺達の物!」
          ニャース「早速調べるニャ!」
          ロケット団は、その木箱の蓋を開けようとする。
          ガバ!!! その時木箱の蓋が突然開き、何かが出てきた!
          ロケット団「わーーーーーーーーー!!!!」
          その正体は、なんと前の話に登場したあの新ロケット団の3人組みだった!
          ゴエモン「ふぇ〜〜、やっと出られた〜〜〜…熱さで死ぬかと思った〜〜…」
          サノスケ「スーー…ぷはー! さっすがに美味い空気だぜ!」
          ハンゾウ「光、光だ!! 暗い場所から出てよかった〜〜〜…」
          ハンゾウは号泣した。
          ロケット団2「は!!」
          ロケット団1はじっとロケット団2を見つめていた。
          ロケット団2「な、何でお前達がここに!?」
          ロケット団1「それはこっちのセリフだ!!!」
          ムサシ「あんた達どうしてここにいるのよ!?」
          サノスケ「何だかんだと聞かれたら…」
          ムサシ「む!? …何だかんだと聞かれたら…」
          ヤマト「何だかんだと聞かれたら…」
          ゴエモン「答える筋合いはないが…」
          コジロウ「答えてあげるは世の情け…」
          コサブロウ「答えないのが普通だが…」
          ハンゾウ「今回は答えてやろう!」
          コサブロウ「まあ特別に答えてやろう!」
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため…」
          ヤマト「地球の破壊を防ぐため…」
          サノスケ「星の破壊を防ぐため…」
          コジロウ「世界の平和を守るため…」
          コサブロウ「地球の平和を守るため…」
          ゴエモン「星の平和を守るため…」
          ハンゾウ「星の人類を救うため…」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く…」
          ヤマト「愛と誠実の悪を貫く…」
          サノスケ「愛と現実の悪を貫く…」
          コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役…」
          コサブロウ「キュートでお茶目な敵役…」
          ゴエモン「クールでハンサムな敵役…」
          ハンゾウ「アンドスマートで天才な敵役…」
          ムサシ「ムサシ!」
          ヤマト「ヤマト!」
          ゴエモン「ゴエモン!」
          コジロウ「コジロウ!」
          コサブロウ「コサブロウ!」
          サノスケ「サノスケ!」
          ハンゾウ「ハンゾウ!」
          ムサシ「銀河を駆けるロケット団の2人には…」
          ヤマト「宇宙を駆けるロケット団の2人には…」
          ゴエモン「アウタースペースを駆けるロケット団の3人には…」
          コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
          コサブロウ「ショッキングピンク桃色の明日が待ってるぜ!」
          ハンゾウ「ブレイジングレッド赤い明日が待ってるぜ!」
          ムサシ「ぜー、ぜー…あんた達…いい加減にしなさいよ…」
          ヤマト「はぁ、はぁ、そうよ…パクリは…やめなさいよ…」
          サノスケ「そ…ぜー、ぜー…そっちこそ…」
          ゴエモン「ところでムサシ、コジロウ、ヤマト、コサブロウ。 ボスから聞いたけど、
           お前達クビになったって?」
          ロケット団1「え!?」
          ムサシ「ど、どうして分かってるのよ!?」
          ハンゾウ「あれー? 俺達聞き間違えたみたいだなー。」
          コジロウ「ちょっと〜、俺は違いますよね〜!?」
          コサブロウ「そうそう、俺も違いますよね〜!?」
          ヤマト「あんた達ねー…それより、いつ出席したのよ!?」
          サノスケ「出席? 何の事だ?」
          ゴエモン「俺達は出席したんだじゃない!」
          ハンゾウ「脱獄したんだよ!」
          ロケット団1「脱獄?」
          サノスケ「そう! 俺達が刑務所の牢屋に閉じ込められてる時、誰も俺達を出席しに来な
           いんだもんな!」
          ゴエモン「それで俺達は穴を掘り、脱獄したんだ!」
          ハンゾウ「警察に見つからないように木箱の中に隠れて、この船に侵入したのさ!」
          サノスケ「でも、木箱の中にいるなんて、間違ってたかもな。」
          ゴエモン「そうだもんな。 中は熱いし、暗いし、空気薄いし、狭いし…」
          ハンゾウ「でもやっとここから出られたのは超嬉しい!」
          ハンゾウはまた号泣した。
          サノスケ「それから、なぜお前達がここにいるか分かったぞ!」
          ゴエモン「それは、この船に乗ってるジャリボーイと言う名を持つ少年の後を追い…」
          ハンゾウ「そいつのピカチュウとシャワーズをゲットしようとする気だな!」
          ロケット団1「ギク!!」
          ロケット団2「図星だな!」
          ニャース「ど、どうして分かったんニャ?」
          ロケット団2「ソニックさん(作者)から聞いた。」
          コジロウ「ソニックさん? はて? 誰でしたっけ?」
          作者ソニック「おいおい、作者の名前ぐらい覚えて置けよ!!!(怒)」
          ヤマト「あ、ごめんごめん! 忘れちゃいました!」
          サノスケ「そこで! 俺達は目的を作った!」
          ゴエモン「その目的は…」
          ハンゾウ「俺達もそいつのピカチュウとシャワーズをゲットする目的だ!」
          ロケット団1「えーーーーー!?」
          コサブロウ「て事は、着いてくるのか!?」
          サノスケ「オフコース! もちのろーんよ!」
          ゴエモン「だから着いて行くぜ!」
          ハンゾウ「だめだと言っても、それでも着いて行くから、断っても無駄だからな!」
          ロケット団1「そんなー…とほほ〜〜…」
          ブッブーーーーー!!! 船は出港した。

          ―一方サトシ達―

          ブルー「何だかこの景色、すっごく奇麗ね!」
          カスミ「奇麗な海、奇麗な空、こう言うのって最高!」
          ピカチュウ「ピッカーー!」
          シャワーズ「気持ちいいね!」
          サクラ「すごい奇麗ね!」
          アヤメ「こう言う奇麗な海の中に、いい水系ポケモンもいるかもね!」
          ボタン「そうね! きっといるかもね!」
          アキラ「それにしても、結構乗客少ないなー。」
          ダイスケ「そうだよな。 俺達やタクマとヒトシ以外、あそこにいる2人しかいないけど
           …」
          そう、ダイスケの言う通り、そこにはサトシ達の知らない2人の乗客がいた。 1人はガールスカウトで、もう1人は大人のお姉さん
          である。
          タケシ「おーー! 奇麗なお姉さん達だ!」
          セイヨ「またみたいね、ジュン君。」
          ジュン「はい、また始まりましたね。」
          サトシ「なあ、みんな。 一応あの人達とちょっと話しかけようぜ!」
          サトシ達はその2人の所に行った。
          サトシ「あのー、すみません!」
          大人のお姉さん「あら? 何かしら?」
          マチス「ユー達もグレン島へ向かうところですか?」
          ガールスカウト「うん! あたし達そこで旅行しに行くの! 貴方達は?」
          サトシ「俺達はそこのジムでバッジをゲットしに行くんだ!」
          大人のお姉さん「へぇー、そうなの。 結構大変でしょ? バッジ集めるの。」
          サトシ「うん、まあ大変だけどね! あ、そうそう! 紹介するよ! 俺はサトシ! 
          君達は?」
          ガールスカウト「あたしはヒカル! そしてあたしのお姉さん、メグミ!」
          メグミ「よろしくね、サトシ君!」
          サトシ「ああ、こちらこそ!」
          サトシはヒカルとメグミに握手した。
          ヒカル「何だか新しい友達が出来たみたいね!」

          ―一方ロケット団―

          ロケット団はホールに歩いていた。
          ムサシ「結構誰もいない船ね。」
          コジロウ「何でこんなに人がいないんだ?」
          ヤマト「何だか不気味ね、こんなに人がいないって言うの…」
          コサブロウ「確かにそうだな…」
          サノスケ「まるでこの隙に俺達を襲いかかる予感が…」
          ゴエモン「な、何バカな事言ってるんだよ!?」
          ハンゾウ「そうだぜ! そ、そんな事起こるわけないだろ!!」
          ニャース「とにかく、その話しは後にして、作戦を作るニャ! まずジャリボーイが夜に
           寝ている隙に、ニャー達が密かにピカチュウとシャワーズをゲットするニャ! 
           そうすれば、気付かずに頂く事が出来るニャ!」
          ムサシ「その作戦いいかも!」
          コジロウ「じゃあ、俺達は夜になるまで空き部屋に寝るとするか。」
          ヤマト「それはいいね。」
          コサブロウ「どうせ疲れたし…」
          ロケット団「それじゃ、お休みー。」
          ロケット団は空き部屋の中に入った。
          ドサン! ニャースはこけた。
          ニャース「ニャんでそう言う風に行くニャ…」

          ―夜―

          サトシ「じゃ、お休みな!」
          タクマ「また明日な!」
          ヒトシ「お休み!」
          ヒカル「お休み、サトシ!」
          メグミ「お休みね、サトシ君!」
          サトシ達は部屋の中に入った。 サトシの部屋にはシゲル、ブルーとカスミがいた。
          サトシ「なあ、シゲル。 後どれくらいでグレン島に着くと思う?」
          シゲル「パンフレットによると、明日の朝5時ぐらいに着くはずだろ。」
          ブルー「だとしたら、明日は早く起きなきゃね!」
          カスミ「そうね、サトシも遅く起きなければねー。」
          サトシ「俺がいつ遅く起きた!?」
          シャワーズ「まあまあ落ち着いて!」
          ピカチュウ「ピカー。」
          サトシ「まあ、それよりも、明日は早いから、早く寝ようぜ! お休みー。」
          シゲル「また明日。」
          ブルー「お休み、サトシ!」
          カスミ「お休み、サトシ。 トゲピーもお休み!」
          トゲピー「チョゲピー!」
          シャワーズ「おやすみなさい、ピカチュウ、サトシ!」
          ピカチュウ「ピーカーチュウーー。」
          カチ! サトシは電気の明かりを消し、ぐっすり眠りに落ちた。

          ―数時間後―

          サトシはなぜか早く起きた。
          サトシ「う、ふぁ〜〜〜。 うーん、もう着いたかな?」
          サトシは窓を覗いたが、どうやらまだ辿り着いていないようだ。
          サトシ「あれ? まだ着いてない? おかしいな、今ならもう着いてるはずなんだけど…」
          サトシは壁に飾ってある時計を見た。 確かにもう5時になっている。
          サトシ「どう言う事だ? 5時になってるのに、全然着かない。 一体どうなって…」
          ???「きゃーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
          外から謎の悲鳴がした!!
          サトシ「うわ!! な、何だ!?」
          シゲル「う、うん? な、何だ今の?」
          ブルー「うーーん、どうしたの、一体?」
          カスミ「ふぁ〜〜〜、何があったの?」
          トゲピー「チョゲ〜〜〜…」
          シャワーズ「うーーん、おはようみんな。」
          ピカチュウ「チャア〜〜〜、ピカピカチュウ。」
          シゲル「おい、何があったんだ?」
          サトシ「そ、それが分からないんだ! 急に悲鳴がして…」
          ブルー「悲鳴? まさかみんなが何かあったんじゃ!?」
          カスミ「だとしたら、一体誰が?」
          サトシ「とにかく、調べてみようぜ!」
          サトシ達は外に出た。 外にはもうすでに仲間達が集まっていた!
          サトシ「あ、みんな!」
          キョウ「サトシ殿! 一体何事でござるか!?」
          エリカ「そうですわ。 急に悲鳴が聞こえたから、心配してたのですわよ!」
          ブルー「え? あたし悲鳴なんかしてないわよ?」
          カスミ「あたしも。」
          アヤメ「えー!? そんな。 あたしも悲鳴出してないわよ。」
          サクラ「私もよ。」
          ボタン「あたしも。」
          セイヨ「私も悲鳴出してないわ。」
          ナツメ「私も出してないわよ。」
          エリカ「私も出してませんわ。」
          アヤ「私も同じ。」
          フウコ「あたし、ずーっと寝てたわよ。」
          ミサ「あたいもそうだったよ。」
          イミテ「あたしもそうよ!」
          ルミカ「私も悲鳴出しませんわ。」
          クリスティ「あたしも同じく。」
          ヒカル「あたし、出してないわ。」
          メグミ「私もよ。」
          サトシ「じゃあ、一体誰が…」
          パキャーーーーーン!! 何かの割れた音がした!
          ドリオ「ひ!! な、何だ、今の音は!?」
          カルロス「ガラスの割れる音?」
          ???「きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
          またあの謎の悲鳴が出た!
          マサ「ひょ!! ま、またあの悲鳴だ!」
          キース「でも、誰が悲鳴を出してるんだ!? 乗客は俺だけしかいないはずだぜ!?」
          ミズキ「な、なあ、俺達まさか、幽霊船に乗ってるんじゃ…」
          全員「幽霊船!?」
          タイチ「うわーーー!! そんなの怖いよ〜〜〜!!」
          タイチはライゾウのズボンを掴みながら怖がっている。
          ライゾウ「お、おい、まだ決まったわけじゃないだろ?」
          ミズキ「でも、これでも数の人が多くないとしたら、この船は絶対に幽霊船に違い
          ないよ!」
          キース「確かに、ここの乗客は俺達しかいないな。」
          ヒカル「そ、そんなの嫌よ〜〜!! 早く家に帰りたいよ〜〜〜!!」
          ヒカルは泣きながらメグミの服に掴んだ。
          メグミ「ちょ、ちょっとヒカル!」
          ブレイク「む!? し!! 静かに!」
          アツシ「な、何だよいきなり!?」
          ブレイク「誰かがこっちに来る!」
          全員「え!?」
          ベチャ、ベチャ、ベチャ、ベチャ… 何かの塗れた足音がした。 しかもその足音は、サトシ達に近づいてくる。
          ヒカル「な、何なの…」
          ヤス「何だ、この変な足音は?」
          ホールのかどから、足音を出している謎の影が現れた! その影の正体は…ゾンビだった!!!
          ゾンビ「グォ〜〜〜〜…」
          全員「ぞ、ぞ、ぞぞ、ゾンビ!?」
          カズ「何でこの船にゾンビが!?」
          ゾンビ「グォーーーーーー!!!」
          ゾンビはサトシ達に襲いかけてきた!!
          全員「うわーーーーーーーーー!!!!」
          ドーーーーン!! 突然謎の弾がゾンビの頭に撃ち、ゾンビの頭が爆発した!
          全員「え!?」
          ドサ!! ゾンビは倒れた!
          サトシ「な、何だ?」
          タクマ「何で急に?」
          ヒカル「…ひく…もう…ひく…終わったの?」
          メグミ「そ、そうみたいね…」
          ケイタ「でも、一体誰がこんな事を…」
          ブレイク「俺だよ!」
          全員「え!?」
          そう、その謎の弾を撃ったのは、ブレイクだった!
          ブルーザー「ぶ、ブレイクがやったのか!?」
          ブレイク「おうよ! みんな、心配するな! ここは俺に、任せておきな! 多分この船
           に山ほどのゾンビが生息しているかもしれない! そいつらの始末は、俺に
           任せるんだな!」
          サトシ「ブレイク…ありがとう! よし、とにかく、この船から脱出する方法を探さない
          と!」

          ―一方ロケット団―

          ロケット団「うわーーーーーーーーーーー!!!」
          ゾンビ達「グァーーーーーーーーーーー!!!」
          ロケット団は何十人のゾンビ達から逃げていた。
          ムサシ「作戦通りに夜に起きて、ジャリボーイの部屋に行こうと思ったのに…」
          コジロウ「何でこんな奴らが出て来るんだよー!?」
          ヤマト「一体何なのよ、この船はー!?」
          ニャース「とにかく走り続けるニャーーー!!」

          ―一方サトシ達―

          ゾンビ「グォ〜〜〜〜〜〜…」
          ヒカル「キャーーー!! また出たーーーー!!」
          ブレイク「食らえ! 「レイスプラッシャー」!!」
          ダダダダダダダダダダ!! ブレイクの「レイスプラッシャー」!
          ゾンビ「グァ〜〜〜…」
          ブレイク「くそー、ゾンビを倒したのはこれで何十人目だよ?」
          クリスティ「でも、ブレイクが頼りになるから、ちょうどいいね!」
          サトシ「とにかく、前に進…」
          ドカ!!! サトシ達は誰かにぶつかった!
          サトシ「いってーー! 何だよ!? あ!!」
          その影の正体はロケット団だった!
          コサブロウ「いててて、何でいきなり…あ!!」
          全員「ロケット団!!」
          ロケット団「ジャリンコ!!」
          カルロス「何でお前達がここにいるんだよ!?」
          ムサシ「何だかんだと聞かれたら…て、そんな事を言ってる場合じゃなかった!!」
          サノスケ「元々お前のピカチュウとシャワーズをゲットしようと思ったんだが…」
          ゴエモン「途中でゾンビ達に追っかけられた…」
          コゴロウ「バカじゃねえの?」
          ハンゾウ「ば、バカとは、失礼な!! だいたい先ほどの悲鳴を出したお前達に言われ
           たくないね!」
          アシュラ「悲鳴? 拙者達なんぞ出しておらん。」
          ゼトラ「だいたい悲鳴を出したのはムサシかヤマトだろ?」
          ムサシ「あ、あたし出してないわよ!」
          ヤマト「あたしだってそうよ!」
          全員「じゃあ、誰が…」
          シゲル「お、おい!! あそこにゾンビが!!」
          ロケット団「ひ!!」
          ゾンビ「グァ〜〜〜〜〜…」
          ブレイク「みんな、伏せろ!! 「フラッシュボム」!!」
          ドカーーーーーン!! ブレイクの「フラッシュボム」!
          ゾンビ「グァ〜〜〜…」
          ブレイク「「フラッシュボム」は閃光弾技。 爆弾を相手に撃ち、巨大な閃光を放ち、敵
           を全滅させる最強の技だ!」
          ニャース「ニャ…ニャ〜、ニャーはもうだめニャ〜〜〜…」
          ブレイク「む!? ちょっと待て! まだいる!!」
          全員「え!?」
          暗闇の中から、何十人のゾンビ達が現れた!
          ゾンビ達「グォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…」
          ブルー「キャーーー!!! またゾンビーーー!!!」
          タケシ「し、しかもあんなに…」
          ブレイク「こんなもんはこれで十分! 食らえ、「レイスプラッシャー」!!」
          ダダダダダダダダダダダ!! ブレイクの「レイスプラッシャー」!
          ゾンビ達「グァ〜〜〜…」
          半分ぐらいのゾンビ達が倒れたが、まだ多くのゾンビ達が生き残っていた!
          ブレイク「何!? こ、これじゃあ数が違いすぎる!!」
          カスミ「ど、どうするの?」
          ブレイク「これはともかく…逃げよう!!」
          サトシ達は逃げた!
          ムサシ「あ!! あんた達だけ逃げないでよ!!」
          コジロウ「俺達も行く!!」
          ロケット団も逃げた!
          ゾンビ達「グァーーーーーーーーーー!!!!」
          ゾンビ達はサトシ達を追った!
          サムライ「サトシ殿、まだ追ってるでござるぞ!!」
          サトシ「どうにかして、ここから出ないと!!」
          その時、前には出口が見えてきた!
          サトシ「あ! あれは、出口だ! よし、行けー!!」
          バタン!! サトシ達は外に出て、ドアを閉めた!
          サクラ「はぁ、はぁ、み、みんな無事?」
          アヤメ「ぶ、無事みたいね…」
          ヤマト「あたし達も無事よ〜…」
          ボタン「でも、このままじゃ、あのゾンビ達追いかけてくるわ。」
          ブレイク「ゾンビはドアを開く方法は分からないから、心配する事ないぜ。」
          アキラ「お前、ゾンビに結構詳しいんだな…」
          ブレイク「あ? バイ○ハ○ード遊んだから、それなり分かるんだよ。」
          アキラ「あ、そう…」
          ヒカル「ひく…ひく…もう、やだよ〜…こんな…ひく…船…。 早く…家に…ひく…帰り
          たいよ〜〜…」
          ヒカルはべそかきながら泣いていた。
          ブレイク「…心配するな! 俺達は絶対に無事にいられるよ! 俺達は絶対に生きて帰れ
           るよ!」
          ヒカル「ひく…でも…」
          ブレイク「大丈夫。 俺がいるから! 俺がいるから、心配するな! 君に何があっても、
           俺がいるから心配するな!」
          ヒカル「ほ…ホントに?」
          ブレイク「ああ、ホントだよ! だから、もう泣かないでくれ。」
          ヒカル「…う、うん!」
          ヒカルは微笑んだ。
          メグミ「うふふ、ブレイクさんって優しいのね!」
          ブレイク「え? そ、そう思いますか?」
          カスミ「ねえ、それよりも早くここから出ようよ! また何かがここに来たらどうする
          の!?」
          サトシ「そうだな、ここにいちゃ危険過ぎるから、救命ボートとか探してここから…」
          ???「悪いが、ここまま生きて帰らせないぜ。」
          全員「え!?」
          暗闇の中から謎の影が現れた!
          ???「クックックック…ようこそ、幽霊船へ…」

          幽霊船に乗ってしまったサトシ達は、謎の敵が現れた! 果たして、サトシ達はこの敵を倒し、無事に船から脱出できるのか
          !?
          続く。