ポケットモンスター小説版
          第91話 二子島でゲットだぜ!(前編)

          ???「…シ…トシ…サ…トシ…サトシ…」
          サトシ「う…うーん…ん?」
          カスミ「サトシ!!」
          サトシ「う、うん? あ、あれ?」
          サトシは立ちあがった!
          カスミ「サトシ、無事だったのね! よかったー。」
          シゲル「全く、驚かすなよ! 起きないから死んじまったと思っただろ!」
          ブルー「ちょっと、それは言わないの!」
          サトシ「お、俺達、無事だったのか? あ、ピカチュウとシャワーズは!?」
          タケシ「ここにいるぜ! もちろん無事だ!」
          ピカチュウ「ピカピー!」
          シャワーズ「サトシ!」
          サトシ「ピカチュウ、シャワーズ、無事だったか! よかったー! ところで、ここは…?」
          タケシ「タウンマップで調べてみると、ここは「二子島」だな。」
          サトシ「二子島?」

          そう、サトシ達は二子島と言う島にいた。 二子島は、多くの水系ポケモン達が生息している島である。 どうしてこの島にいるの
          かと言うと、幽霊船でガレムと戦い、カルロスが新たなる仲間ゴーヴァをゲットし、精霊シェイドとドリヤードを新たなる仲間にした
          後、幽霊船が消え、海に流され、ここに流れ着いたのだ。

          タケシ「つまり、この島は水系ポケモンが多く生息している島だな。 今では誰も住んで
          ない無人島だけどな。」
          カスミ「水系!? ここに水系が多く生息してるの!?」
          タケシ「あ、ああ、そうだけど。」
          サトシ「でも、何で俺達がこの島に?」
          サムライ「覚えてないのでござるか?」
          サトシ「え…あ、そうか! 俺達消えた幽霊船に落ちて、流されたんだっけ?」
          サクラ「そうよ。 だからこの島に着いたのよ。」
          サトシ「そうか…そうだ! せっかくこの島に着いたんだから、ここでポケモンゲット
          しようぜ!」
          タクマ「え!? こんな時に!?」
          サトシ「ゲットし終わったらここから脱出するから!」
          ヒトシ「どうやって脱出できるんだよ?」
          サトシ「多分船がここを通るかもしれないから。 それでだよ! だから、ポケモン
          ゲットしに行こうぜ!」
          アヤメ「行く行く! 水系多くゲットしたい!」
          ボタン「あたしも賛成!」
          タケシ「うーん、しょうがないな。」
          サトシ「よし、決めた! じゃあ、ポケモンゲットするために、レッツゴー!」
          全員「おう!」

          ―一方ロケット団―

          ムサシ「ふぇ〜〜〜…どうにかして無事に生きる事が出来たわ…」
          コジロウ「何で俺達がこんな目にあわなきゃいけねえんだよ?」
          ヤマト「まあ、無事に生きる事が出来たからいいんじゃないの?」
          コサブロウ「そうそう!」
          ニャース「おミャーら休んでないで作戦考えるニャ! どうにかしてあのピカチュウと
           シャワーズをゲットするニャ!」
          サノスケ「まあ、当然だとしても、この人数ならば、勝てる可能性もあるからな!」
          ゴエモン「俺達ロケット団には不可能はない!」
          ハンゾウ「勝てるのも、当然の事!」
          ニャース「よーし、早速ジャリボーイの居所を探すニャ!」

          ―一方サトシ達―

          サトシ達は二手に別れ、二子島の洞窟の中にいた。
          シャワーズ「あ! ポケモン発見!」
          サトシ「何!?」
          ???「パウワウ!」
          サトシ「おー! パウワウだ! 欲しかったんだよな、それ! よーし、ゲットだぜ! 
          コイル、君に決めた!」
          コイル「キュルルルン!」
          サトシ「コイル、「10万ボルト」!」
          コイル「キュイーーーーーーン!!」
          ビリリリリリリリリリリリ!!!! コイルの「10万ボルト」! 効果は抜群だ!
          パウワウ「パウ〜〜〜…」
          サトシ「よし! 今の内にハイパーボール!」
          ポン! コロコロ、コロコロ、シュウーーー…
          サトシ「やったー! パウワウ、ゲットだぜ!」
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          シャワーズ「よかったね、サトシ!」
          コイル「キューーン、キュ!?」
          サトシ「え? どうした、コイル?」
          突然コイルの体が光、形が変わり始めた!
          サトシ「こ、これは…」
          ???「キェーーーーン!」
          シャワーズ「レアコイルに進化した!」
          サトシ「やったー! 進化したぜー! これからもよろしくな、レアコイル!」
          レアコイル「キュン!」
          ピカチュウ「ピ? ピカピ、ピカチュウ!!」
          サトシ「ん? どうしたピカ…あ!!」
          ???「ジュラー!」
          サトシ「おーー!! ルージュラだ! こいつもゲットだぜ! コンパン、君に決めた!」
          コンパン「コンパン!」
          サトシ「コンパン、「吸血」攻撃!」
          コンパン「コンパーーン!!」
          チュウーーーーー!! コンパンの「吸血」攻撃! 効果は抜群だ!
          ルージュラ「ジュララーーーー!!」
          サトシ「よーし、体力を吸い取ってるうちに、ハイパーボール!」
          ポン! コロコロ、コロコロ、シュウーーー…
          サトシ「よっしゃー! ルージュラ、ゲットだぜ!」
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          シャワーズ「よかったね、サトシ!」
          サトシ「うん!」
          シゲル「おーい、サトシー!」
          シゲル達が来た。
          サトシ「あ、シゲル達だ! おーい!」
          シゲル「どうだ、サトシ? そっちの調子は?」
          サトシ「ああ! パウワウとルージュラゲットしたぜ! おまけにコイルがレアコイルに
          進化したぜ!」
          シゲル「そうか! 俺もゲットしたぜ! それから半分ぐらい俺のポケモンも進化した
          ぜ!」
          ブルー「あたしも同じ!」
          カスミ「あたしパウワウゲットしたわ!」
          アヤメ「あたしも同じく!」
          ボタン「あたしも!」
          セイヨ「私も同じくよ! もちろんルージュラもゲットしたわ!」
          ジュン「僕も同じです!」
          ダイスケ「俺もな!」
          ナツメ「エスパータイプを持つルージュラをゲットしたわ!」
          アヤ「私はズバットゲットしたわ! ここよくいるから!」
          マサ「俺もズバットゲットしたぜ!」
          ミサ「あたいもね!」
          ヒトシ「僕は怪獣マニアだから、ルージュラゲットしたよ!」
          メグミ「私パウワウゲットしたわ!」
          ヒカル「あたしも! ほとんどブレイクさんが手伝ってくれたんだけどね!」
          カルロス「へぇー、ブレイクがねー…」
          アシュラ「さすがに優しいお方でござるな…」
          カルロスとアシュラは怪しげな目でブレイクを睨んだ。
          ブレイク「な、何だよ、その目は!? 手伝うくらいいいだろ!!」
          サトシ「みんなも結構がんばったんだな! これでポケモンゲットすんだし、そろそろ
          戻るか!」
          ムサシ「そうはさせないわよ!」
          アキラ「何だ、いきなり?」
          ムサシ「何だかんだと聞かれたら…」
          コジロウ「答えてあげるは世の情け…」
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため…」
          コジロウ「世界の平和を守るため…」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く…」
          コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役…」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          ムサシ「銀河を駆けるロケット団の2人には…」
          コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
          ニャース「ニャーんてニャ!」
          全員「ロケット団!?」
          ヤマト「いるのはムサシ達だけじゃないわよ! 何だかんだと聞かれたら…」
          コサブロウ「答えないのは普通だが…」
          2人「まあ特別に答えてやろう!」
          ヤマト「地球の破壊を防ぐため…」
          コサブロウ「地球の平和を守るため…」
          ヤマト「愛と真実の悪を貫く…」
          コサブロウ「キュートでお茶目な敵役…」
          ヤマト「ヤマト!」
          コサブロウ「コサブロウ!」
          ヤマト「宇宙を駆けるロケット団の2人には…」
          コサブロウ「ショッキングピンク桃色の明日が待ってるぜ!」
          ヤマト「なーんてな!」
          ラッタ「ダッチューノ!」
          マチス「またユー達か?」
          サノスケ「俺達も忘れずに! 何だかんだと聞かれたら…」
          ゴエモン「答える筋合いはないが…」
          ハンゾウ「今回は答えてやろう!」
          サノスケ「星の破壊を防ぐため…」
          ゴエモン「星の平和を守るため…」
          ハンゾウ「星の人類を救うため…」
          サノスケ「愛と現実の悪を貫く…」
          ゴエモン「クールでハンサムな敵役…」
          ハンゾウ「アンドスマートで天才な敵役…」
          ゴエモン「ゴエモン!」
          サノスケ「サノスケ!」
          ハンゾウ「ハンゾウ!」
          ゴエモン「アウタースペースを駆けるロケット団の3人には…」
          ハンゾウ「ブレイジングレッド赤い明日が待ってるぜ!」
          サノスケ「なーんてな!」
          エリカ「また貴方達ですの?」
          ムサシ「今日と言う今日は…」
          コジロウ「ピカチュウとシャワーズゲットだぜ!」
          ヤマト「それまでにこの島から出さないわよ!」
          サトし「何だと!?」
          ムサシ「アーボック、ベロリンガ、行け!」
          コジロウ「やれ、マタドガス、ウツボット!」
          アーボック「シャーーーボック!!」
          ベロリンガ「ベローーーン!!」
          マタドガス「ドガーーース!!」
          ウツボット「ボットーーーーーーー!!!」
          ガブ!! ウツボットはコジロウを噛み付いた!
          コジロウ「ふぉふぁ!! ふぉら! ふぁめろ〜〜〜!!(うわ!! こら! やめろ〜
           〜〜!!)」
          ヤマト「何やってんの? まあ、それよりも、今回のあたし達にはね、新ポケモンも
          持ってるのよ! 今から見せてあげるわ! ラッタ、パルシェン、行け!」
          コサブロウ「俺も同じだ! マルマイン、ゴルバット、行け!」
          ラッタ「ラーーーッタ!!」
          パルシェン「パルーーー!!」
          マルマイン「マルーーー!!」
          ゴルバット「キーーー!!」
          キョウ「新しいポケモンだと!?」
          サノスケ「前出さなかったけど、俺達だって2番目のポケモンもあるんだぜ! 今から
           見せてやるぜ! スリーパー、ヤドラン、行け!」
          ゴエモン「レアコイル、エレブー、行きやがれ!」
          ハンゾウ「ベトベトン、ゲンガー、出て来い!」
          スリーパー「スリーーー!!」
          ヤドラン「ヤドラーーーン!!」
          レアコイル「キューーーン!!」
          エレブー「エーーレブー!!」
          ベトベトン「ベトーーーン!!」
          ゲンガー「ゲンガーーー!!」

          ポケモン図鑑「ヤドラン・ヤドカリポケモン・ヤドンの進化形。ヤドンが海へ餌を採りに
             行った時シェルダーにしっぽを噛まれヤドランになった。 海の近くで
             のんびり暮らす。 もししっぽのシェルダーが外れてしまうとヤドランに
             戻る。」

          サトシ「こんなの楽勝だ! ピカチュウ、君に決めた!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          シャワーズ「任しておいて!」
          シゲル「俺もやるぜ! リザードン、行け!」
          リザードン「リザーーードン!!」
          ブルー「あたしもやるわよ! カメックス、行くのよ!」
          カメックス「ガメーーー!!」
          カスミ「あたしも手伝うわ! 行くのよ、マーイステディ!」
          スターミー「フーーー!!」
          タケシ「俺も行くぜ! イワーク、行け!」
          イワーク「イワーーー!!」
          マチス「俺もファイトするぜ! ゴー、ライチュウ!」
          ライチュウ「ラーーイ!!」
          ナツメ「私もやるわ! 出でよ、ユンゲラー!」
          ユンゲラー「ユンゲラー!」
          エリカ「私も行きますわ! 行くのよ、クサイハナ!」
          クサイハナ「ハナーーー!!」
          キョウ「拙者も行くでござる! モルフォン、行け!」
          モルフォン「モルーーー!!」
          サトシ「ピカチュウ、パルシェンとヤドランに「10万ボルト」!」
          マチス「ライチュウもヘルプしろ!」
          ピカチュウ「ピーーカーーチュウーーーーー!!!」
          ライチュウ「ラーーイチュウーーーーー!!!」
          ビリリリリリリリ!! ピカチュウとライチュウの「10万ボルト」! 効果は抜群だ!
          パルシェン「パル〜〜〜…」
          ヤドラン「ヤドラ〜〜〜ン…」
          ヤマト「え!? うそ!? 新しいばかりのポケモンがあっという間に!?」
          サノスケ「あー!! 俺のヤドランが!!」
          シゲル「リザードン、ウツボットに「火炎放射」!」
          リザードン「リザーーーーー!!!」
          ブォーーーーーー!!! リザードンの「火炎放射」! 効果は抜群だ!
          ウツボット「ボット〜〜〜…」
          コジロウ「何!? ウツボットが!?」
          ブルー「カメックス、ラッタとベロリンガに「捨て身タックル」よ!」
          カスミ「スターミーも協力して!」
          カメックス「ガメーーーーーー!!」
          スターミー「フォーーーーーー!!」
          ドカ!!! カメックスとベロリンガの「捨て身タックル」!
          ベロリンガ「ベロ〜〜〜…」
          ラッタ「ラタ〜〜〜…」
          ムサシ「きゃーーー!! あたしのベロちゃんが!」
          ヤマト「あたしのラッタまで!?」
          タケシ「イワーク、ゴルバットに「岩落とし」!」
          イワーク「イワーーーーー!!!」
          ゴロゴロゴロゴロ! イワークの「岩落とし」! 効果は抜群だ!
          ゴルバット「キ〜〜〜…」
          コサブロウ「あーー!! おニューばかりのゴルバットが!!」
          ナツメ「ユンゲラー、毒ポケモン全員に「サイケ光線」!」
          キョウ「モルフォン、お主も行け!」
          ユンゲラー「ユン!」
          モルフォン「フォーーーーン!!」
          バシューーーーー!! ユンゲラーとモルフォンの「サイケ光線」! 効果は抜群だ!
          アーボック「アボ〜〜〜…」
          マタドガス「ドガ〜〜〜ス…」
          ベトベトン「ベト〜〜〜…」
          ゲンガー「ゲ〜〜〜ン…」
          ムサシ「あーー!! あたしもアーボック!!」
          コジロウ「俺のマタドガスまで!?」
          ハンゾウ「うわーーー!! ベトベトンとゲンガーが〜〜〜〜〜〜〜!!!」
          ハンゾウは号泣した。
          エリカ「クサイハナ、「花弁の舞」で電気ポケモン達の動きを封じるのよ!」
          クサイハナ「ハナ! クサーーーーーー!!」
          ヒラヒラヒラヒラ!! クサイハナの「花弁の舞」! 花弁は電気ポケモン達に包み、動きを封じた!
          マルマイン「マル!?」
          レアコイル「キュン!?」
          エレブー「エレ!?」
          コサブロウ「あーーー!! マルマインが!!」
          ゴエモン「俺のレアコイルとエレブーまで!! 何するんだよ!? まだ何もしてないん
           だぞ!!」
          サトシ「何もしてなくて結構! タケシ!」
          タケシ「おう! イワーク、「叩き付ける」攻撃!」
          イワーク「イワーーーーーーー!!!」
          ロケット団「え!?」
          ドカーーーーーン!! イワークの「叩き付ける」攻撃! ロケット団は吹き飛ばされた!
          ロケット団1「やな感じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
          ロケット団2「そしてやな気持ち〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
          ロケット団3「アンドやなフィーリング〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
          キラ!
          サトシ「全く何度もやっても懲りない奴らだな!」
          タクマ「まあ、楽勝っつー事だし、これで俺達の勝ちだな!」
          ???「そう思ったら大間違いなんだよな!」
          全員「え!?」
          ドカーーーーーーーーーン!! 近くにある壁辺りに、爆発が起きた!
          サトシ「な、何だ!?」
          ???「クックックック…ここが二子島か…」