ポケットモンスター小説版
          第93話 氷の神フリーザー(前編)

          二子島でリユニオンのゲルトを倒し、新たなるマナの精霊ウィル・オ・ウィスプを仲間にしたサトシ達。 おまけにブルーザーがフ
          ルメタルハガーもゲットしたし、そろそろ二子島の洞窟から出ようとするところだが…

          カスミ「何で出口が見つからないのよ!? これじゃ、道に迷っちゃったじゃないの!」
          サトシ「俺に言うなよ! 多分ゲルトのせいで出口が見つからなくなったんだよ!」
          シゲル「確かに奴のせいでもあるな。」
          ブルー「あたしもそう思う。」
          ヒカル「ねえ、いつぐらいここから出られるの?」
          ブレイク「大丈夫さ! なるべく早く出られるぜ!」
          サクラ「でも、何だか寒くなってこないかしら?」
          タケシ「ん? そう言えば、そうだな。」
          サトシ達はどんどん先に歩き続けた。
          サムライ「な、何だか…だんだん…さ、寒くなって…来た…ようで…ご、ござるな…」
          アヤメ「ど、どうして…なんだろう? さ、さっき…までは…寒く…なかったのに…」
          カスミ「トゲピー、さ、寒くない?」
          トゲピー「チョゲチョゲ!」
          トゲピーは平気のようだ。
          サトシ「一体…な、何が…こ、この寒さを…起こしてるんだろう? あ?」
          道の目の前に、大きな卵を見つけた。 その卵はなんと氷で、美しくキラキラ輝いていた。
          アキラ「うわー! 何だ、この卵は!?」
          セイヨ「大きい卵ね。 一体何の卵かしら?」
          ジュン「予想でよると、ポケモンの卵ですね!」
          ダイスケ「何でそう分かるんだよ?」
          ジュン「だって、こう言う形をした卵なんて世の中いませんよ?」
          サトシ「一体何の卵だろう?」

          ―一方ロケット団―

          ロケット団は近くの崖に隠れていた。
          ニャース「ニャー! ポケモンの卵だってニャ! 多分伝説のポケモンの卵だニャ!」
          ムサシ「中身は何だろう? プテラだったりして?」
          コジロウ「いやいや、ラプラスだろ?」
          ヤマト「あたしの予想では、多分オムスターよ!」
          コサブロウ「いや、カブトプスだろうな!」
          サノスケ「ちっちっち! そう言うもんじゃないぜ! 絶対にフーディンに決まって
           る!」
          ゴエモン「違う! サンダースだぜ!」
          ハンゾウ「違う! ドククラゲだ!」
          ニャース「今日の作戦は、あの卵をゲットする作戦ニャ! それじゃ、行くニャース!」
          ロケット団「おう!」

          ―一方サトシ達―

          サトシ「これは全く謎だな。」
          マチス「まさかトゲピーだったりして!」
          ナツメ「でも、こんなに大きい卵がトゲピーだったらちょっと恐ろしくない?」
          エリカ「そう言えば、想像しますわね…」
          ロケット団「ハーッハッハッハッハッハッハ!」
          キョウ「何者じゃ!?」
          ムサシ「何だかんだと聞かれたら…」
          コジロウ「答えてあげるは世の情け…」
          アヤ「以下略!」
          ドサ!! ロケット団がこけた!
          ムサシ「ちょっと! 勝手に略しないでよ!」
          コジロウ「そうだよ! せっかくいいところだったんだから!」
          フウコ「だって聞き飽きたんだもん!♪」
          ドリオ「そしてそこにいるのはヤマト、コサブロウ、サノスケ、ゴエモンとハンゾウだな!」
          ドサ!!! ロケット団2と3はこけた!
          ヤマト「ちょっと! 勝手に名乗らないでよ!」
          コサブロウ「決めセリフが終わってからにしろ!!」
          ゴエモン「そうだそうだ!」
          サノスケ「セリフを言うとき勝手に被るんじゃねえよ!」
          ハンゾウ「当然迷惑だから!」
          キース「迷惑はそっちの方だろ?」
          ルミカ「コジロウ様! またルミカとお会いしに来たのでございますのね!」
          コジロウ「ひ!!! ま、まだいたのか!?」
          サノスケ「知り合いなのか、あいつと?」
          ヤマト「そうそう! 深い知りあいだって!」
          コジロウ「深くないってーの!」
          ゴエモン「でもこのセリフ、前の話の前編では言わなかったな。 何でだろう?」
          ハンゾウ「きっとソニックさん(作者)が忘れたんだろ? あいつ結構記憶少ないから。」
          作者ソニック「悪かったな! 記憶少なくてよ!!(怒)」
          ハンゾウ「あら、聞こえちゃった?」
          ブルーザー「はいはい、話しを戻しましょうね。 何しにここに来た!」
          ムサシ「あそこにある卵をゲットしに来たのよ!」
          コジロウ「そう! なぜかと言うと、あの卵の中には伝説のポケモンが入っているから
           だ!」
          ヤマト「もしもゲットすれば、世界征服間違いなしって事よ!」
          コサブロウ「そして、ボスに見せれば、ボスはニコニコ!」
          サノスケ「給料のボーナスザクザク!」
          ゴエモン「そして出世間違えなしってもんよ!」
          ハンゾウ「うぉ〜〜〜、まるで夢のようだ〜〜〜…」
          ハンゾウは感動していた。
          サトシ「そんな事はさせはしないぜ! 行こうぜ、ピカチュウ、シャワーズ!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          シャワーズ「了解だよ!」
          ピキ! その時何かがひびを生えた音がした。
          マサ「ん? な、何だ、今の音?」
          ピキピキピキピキ! 音はまだまだ続けている。
          ミサ「何かの、ひびが生えてる音?」
          全員後ろを見ると、なんと卵がひびが生えていた!
          サトシ「な!? こ、これは…」
          イミテ「卵が孵る兆しだわ!」
          ムサシ「何のポケモンになるのかしらねー…」
          コジロウ「ドキドキするなー…」
          パキャーーーーーーン!! 卵が割れ、眩しい光が放った!
          タイチ「うわ!? な、何これ!?」
          ライゾウ「眩しすぎて何も見えない!!」
          その時光がやみ、謎のポケモンが誕生した! その姿は鳥ポケモンで、体は青く、美しい羽をして、美しい姿をしていた!
          ???「ギャーーオーーー!!」
          ミズキ「す、すげー、すげー鳥ポケモンだ!」
          アツシ「でも、何なんだ? あのポケモンは?」

          ポケモン図鑑「フリーザー・冷凍ポケモン・伝説の鳥ポケモンの1つ。 長いしっぽが
             棚引いて飛んで行く姿は素晴らしい。 冬空の空気に含まれる水分を
             凍らせて雪を降らせる伝説の鳥ポケモン。 別名「氷の神」。」

          全員「伝説の鳥ポケモン!?」
          ヤマト「きゃー! あたし達が思った通りだわ!」
          コサブロウ「早速ゲット…」
          バサ!! フリーザーの「吹き飛ばし」攻撃! ロケット団は吹き飛ばされた!
          ロケット団1「早くもやな感じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
          ロケット団2「そしてやな気持ち〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
          ロケット団3「アンドやなフィーリング〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
          キラ!
          ヤス「何なんだ、あいつら?」
          ギロ!! フリーザーはサトシ達に睨んだ!
          カズ「な、何だ!? その凍るような目付きは!?」
          ケイタ「まあ、氷ポケモンだから当然じゃないの?」
          フリーザー「ギャオーーーーーーーーー!!!」
          バシューーーーーー!! フリーザーの「冷凍ビーム」!
          サトシ「うわ!? みんな、避けろ!!」
          ドガーーーーーーーン!! サトシ達は攻撃をかわし、攻撃は地面に命中した! そして地面はなんと凍っていた。
          タクマ「あ、危ねえーーー…」
          ヒトシ「後もう少しで凍っちゃうかと思った…」
          ブレイク「ヒカル、メグミさん、大丈夫か!?」
          メグミ「私なら、大丈夫!」
          ヒカル「あたしも大丈夫! 助けてありがとう! ブレイクさんは?」
          ブレイク「ああ、俺なら大丈夫さ!」
          サトシ「何で急に攻撃するんだよ!? 俺達はお前を助けようと…」
          フリーザー「ギャオーーーーーーーーー!!!」
          バシューーーーーー!! フリーザーの「冷凍ビーム」!
          サトシ「わわ!!」
          ドカーーーーーーン!! サトシは攻撃をかわし、攻撃は地面に命中した!
          ブルーザー「だめだ、あいつ俺達の事を敵だと勘違いしてるぜ!」
          クリスティ「どうするの、サトシ?」
          サトシ「へ、へっへ! これは仕方ないな! こうなったら、ゲットするしかないぜ!」
          カルロス「ゲットって、そんなの無茶だぜ!」
          コゴロウ「いくら何でもあの伝説の鳥ポケモンじゃ相手にならねえぜ!」
          サトシ「分かってるけど、ポケモンマスターを目指すトレーナーなら、絶対に諦めないよ! 
          ポケモンマスターを目指すトレーナーなら、相手が最強であろうと、絶対に
          ゲットしてやるぜ!」
          シゲル「…そう…だよな!」
          ブルー「そうよね! 絶対にゲットしなきゃ行けないもんね!」
          アキラ「ポケモンマスターを目指す俺達なら出来るかもな!」
          サトシ「ああ! よーし、フリーザー! お前をこの手で、ゲットしてやるぜ! 
          ピカチュウ、シャワーズ、ゼニガメ、君に決めた!」
          ピカチュウ「ピカー!」
          シャワーズ「任せておいて!」
          ゼニガメ「ゼニー!」
          シゲル「リザードン、サンダース、パルシェン、行け!」
          リザードン「リザーーー!!」
          サンダース「サンダーーース!!」
          パルシェン「パルーーー!!」
          ブルー「カメックス、ブースター、ピクシー、行くのよ!」
          カメックス「ガメーーー!!」
          ブースター「ブーーー!!」
          ピクシー「ピクーーー!!」
          アキラ「サンド、スピアー、バタフリー、行け!」
          サンド「ピキーーー!!」
          スピアー「ブーーーン!!」
          バタフリー「フリーーー!!」
          サトシ「ピカチュウ、「雷」だ!」
          シゲル「サンダースも行け!」
          ピカチュウ「ピーーカーーーチューーーーーーーー!!」
          サンダース「サンダーーーーーース!!」
          ドガーーーーーーーン!! ピカチュウとサンダースの「雷」! 効果は抜群だ!
          フリーザー「ギャオーーーーー!!」
          シゲル「リザードン、「火炎放射」!」
          ブルー「ブースターも協力して!」
          リザードン「リザーーーーーーーー!!!」
          ブースター「ブーースターーーーーー!!」
          ブォーーーーーーーー!! リザードンとブースターの「火炎放射」! 効果は抜群だ!
          フリーザー「ギャオーーーーーー!!」
          サトシ「シャワーズ、「冷凍ビーム」!」
          シゲル「パルシェンも行け!」
          ブルー「カメックスも行くのよ!」
          シャワーズ「オッケー! はーーーーーーー!!」
          パルシェン「パルシェーーーーン!!」
          カメックス「ガメガメーーーーー!!」
          バシューーーーーーーー!! 3匹の水系ポケモン達の「冷凍ビーム」!
          フリーザー「ギャオ!」
          ス!! フリーザーは素早く攻撃をかわした!
          サトシ「何!? かわした!?」
          アキラ「次は俺の出番だな! スピアー、「ミサイル針」! そしてバタフリーは
          「サイケ光線」だ!」
          スピアー「ブブーーーーン!!」
          バタフリー「フリフリーーーーー!!」
          バシュバシュバシュバシュ! スピアーの「ミサイル針」!
          バシューーーーーーー!! バタフリーの「サイケ光線」!
          フリーザー「ギャオーーーーーーーー!!」
          アキラ「よーし、次はこの技で行くぜ! サンド、「岩雪崩」!」
          サンド「ピキキーーーーー!!」
          ゴロゴロゴロゴロ!! サンドの「岩雪崩」! 効果は抜群だ!
          フリーザー「ギャオ〜〜〜…」
          サトシ「よーし、だんだん弱ってきたぜ!」
          アシュラ「これなら勝てるかも知れぬ!」
          タクマ「行けーサトシ、行けー!」
          ヒトシ「ファイトファイト、ゴーゴー!」
          フリーザー「ギャオ!!」
          その時フリーザーは立ちあがった!
          全員「え!?」
          フリーザー「ギャオーーーーーーーーーーーーー!!!!」
          ブォーーーーーーーーーーー!! フリーザーの「吹雪」!
          ゼトラ「な、何だ、この技は!?」
          カルロス「こ、これは、「吹雪」だ!」
          ピカチュウ「ピカ〜〜〜…」
          シャワーズ「うわーーーー!!!」
          サトシ「ピカチュウ、シャワーズ!!」
          カチーーーーーーン!! ピカチュウ、シャワーズとピクシー以外、他のポケモン達は全員凍ってしまった!
          サトシ「ゼニガメ!!」
          シゲル「リザードン、サンダース、パルシェン!!」
          ブルー「きゃーーー!! あたしのカメックスとブースターがーー!!」
          アキラ「俺のサンドとスピアーとバタフリーが…」
          サトシ「フリーザーの奴、あんな技を持ってたのか!?」
          ブルー「よくもあたしのポケモンを…もう許さない!! ピクシー、「指を振る」で強力
          な技を出すのよ!」
          ピクシー「ピックシー! ピッピッピッピ…」
          ピクシーの「指を振る」攻撃!
          カスミ「一体何の技を出すんだろう…」
          タケシ「何が起こるか分からない技だからなー…」
          ブルー「よーし、行くのよ、ピクシー!」
          ピクシー「ピックシーーーーーー!!!」
          ドカーーーーーーーーーーン!! ピクシーの「自爆」!!
          フリーザー「ギャオ!?」
          ブルー「きゃーーー!! 技間違えちゃったーーー!!」
          サムライ「でもダメージ与えたから、いいんじゃないのでござるか?」
          ピクシー「ピク〜〜〜…」
          ブルー「ピクシー!!」
          サトシ「(くそー、どんなポケモンを使っても、あのフリーザーには勝てない! 弱点を
          使っても、完全に絶えられている! 一体どうすれば…は! 待てよ? そう
          言えばここは…洞窟の中! だとしたら…)ブルー、プリンを出してくれ!」
          ブルー「え? プリン? どうして?」
          サトシ「耳を貸せ!」
          サトシはある作戦をブルーに伝えた。
          ブルー「その手があったのね!」
          サトシ「ああ! これなら、絶対に勝てるはずだ!」
          ブルー「よーし、じゃあやってみるね! 行くのよ、プリン!」
          プリン「プリン!」
          サクラ「プリンを出して何をするのかしら?」
          アヤメ「分からないけど、見れば分かるかも。」
          ブルー「プリン、「歌う」攻撃!」
          プリン「プリ! プ〜〜プルル、プ〜〜プリ〜〜、プ〜〜プ〜リ〜ン〜〜…♪」
          プリンの「歌う」攻撃! プリンの歌は洞窟中に流れている!
          フリーザー「ギャ…ギャオ…?」
          サトシ「やっぱり! プリンの歌が洞窟中にこだまして、パワーが増幅しているぜ!」
          タクマ「そうか! プリンの歌でフリーザーを眠らせようとしてるんだ! 普段プリンの
          歌の威力はやや低いけど、洞窟の中にいれば、その威力は倍にアップできるん
          だ!」
          フリーザー「ギャオ〜〜〜…」
          フリーザーは眠ってしまった!
          サトシ「よし、眠ったぜ! よーし、凍ったポケモン達の仇! 行け、ハイパーボール!」
          ポン! コロコロ、コロコロ、コロコロ、コロコロ…
          全員「………………………………」
          コロコロ、コロコロ、コロコロ、コロコロ、シュウーーー…
          サトシ「や、やったー!! フリーザー、ゲットだぜ!!」
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          シャワーズ「やったね!!」
          ヒトシ「す、すごい、すごいよ、サトシ!!」
          ボタン「サトシ、すごいわ!」
          メグミ「すごいわ、サトシ君!」
          ヒカル「え? フリーザーゲットしたの?」
          ブレイク「ああ、ゲットしたぜ!」
          ダイスケ「はっはーー! サトシがフリーザーをゲットしたぜ!!」
          マチス「イェーーー! ユアー・ザ・マン、サトシ!」
          サトシ「伝説の鳥ポケモン、やっとこの手でゲットしたぜ! ブルー、手を貸してくれて
          ありがとう!」
          ブルー「ううん、そっちこそ、あたしのポケモンも仇を取ってくれてありがとう! 
          フリーザーゲットして、おめでとう、サトシ!」
          セイヨ「でもよくあんな作戦考えたね!」
          ジュン「すごかったですよ!」
          サトシ「ああ、洞窟の中で戦ってたから、途中で思い付いたのさ! 歌をこだましたら
          どうなるかと思ってな!」
          ???「なるほど、そいつがフリーザーか…」
          全員「え!?」
          近くの崖辺りに謎の影が現れた!
          ???「クックックック…どうやらお前がフリーザーをゲットしたようだな…」

          この謎の人物は一体何者なのか!? 果たして、次は一体どう言う戦いになるのか!?
          続く…