ポケットモンスター小説版
          第97話 決戦!グレンジム!(前編)

          グレン島に着いたサトシ達は、グレンタウンジムのジムリーダー、カツラとの公式戦を受けた。 だが、試合の途中ブルー、アキラ
          とシゲルが負け、サトシは最後の一匹まで辿り着く事が出来た。 だが最強の火炎ポケモン、ブーバーの「大文字」で、シャワー
          ズは大ピンチ!

          ブーバー「ブーーーバーーーーーー!!」
          ブォーーーーーーーー!! ブーバーの「大文字」!
          シャワーズ「うわ!」
          シャワーズはしゃがんだ!
          ブォーーーー!! 攻撃が終わった後、シャワーズの姿が突然消えた!
          全員「あ!!」
          サトシ「シャワーズ!!」
          と気付いたら、シャワーズはステージのかどに掴んでいた! 今でも落ちそうになっている!
          シャワーズ「う…く…あ、危なかったー…」
          サトシ「あ、シャワーズ!」
          ピカチュウ「ピカチュウ!」
          シゲル「無事だったんだな!」
          シャワーズはステージの上に戻れた。
          ブーバー「ブーバ?」
          シャワーズ「な、なかなかやるね! 今度は僕が攻撃する番…う!」
          気付いたらシャワーズの背中に火傷を負っていた!
          カツラ「まだやる気かね?」
          サトシ「シャワーズ、もういい! もうやめるんだ!」
          シャワーズ「え!? で、でも…」
          サトシ「カツラさん、悔しいけどこの勝負、俺の負けだよ。」
          シゲル「え!? 俺達の負け!?」
          ブルー「ちょっと、それでいいの!?」
          アキラ「俺達やっとここまで着いたんだぜ!」
          サトシ「分かってるよ。 でもこのままシャワーズは火傷の痛みで苦しめるだろ! 俺は
          シャワーズにそんな事をさせたくないんだ! だからカツラさん、俺達降参
          だよ!」
          シャワーズ「サトシ…」
          ニカイドウ「じゃあ、決まりだね! サトシ選手のシャワーズ、試合放棄! 世ってこの
            試合、カツラ先生の勝ち!」
          カツラ「ギリギリで正しい判断をしたな、サトシ君。 もしこのまま戦わせたら、君は
          トレーナーとして失格だったよ。」
          サトシ「カツラさん、もう1回俺達にチャンスをください!」
          カツラ「その時が来たらな!」
          カツラはジムから出た。
          ニカイドウ「サトシ君、悪いけど、その話しはまた今度にしよう。」
          ニカイドウも出た。
          サトシ「シャワーズ、ごめんな。 無理矢理戦わせて…」
          シャワーズ「サトシ…ううん! もういいよ! サトシもよくがんばったよ! 僕もう
            気にしてないから!」
          サトシ「そうか。 シゲル、ブルー、アキラ、ごめんな。 ここまで来たのに、急に降参
          してしまって。」
          シゲル「…もういいよ。 その事は水に流しておこうぜ!」
          ブルー「そうよ。 サトシもがんばったんだもん。」
          アキラ「またやり直せる事が出来るさ!」
          サトシ「みんな…そうだよな! またやり直せるよな!」

          ―ペンションナゾナゾの温泉―

          サトシはシャワーズの背中を洗っていた。
          サトシ「どうだ、シャワーズ? 気持ちいいか?」
          シャワーズ「うん、気持ちいい♪」
          タケシ「「なんでも治し」を使ったら、火傷も治ったようだな!」
          カルロス「でもよかったじゃねえか! たいした火傷じゃなくてよ!」
          カスミ「でもこのまま再挑戦するのって無茶だわ!」
          サムライ「ここは諦めた方がいいでござるぞ。」
          サトシ「何言ってるんだよ? バッジをゲットするまでこの島から出ないからな!」
          シゲル「そうだぜ! 後2つ集めないとポケモンリーグに出場できないぜ!」
          アキラ「負けっぱなしで逃げられるなんて出来ねえよ!」
          ブルー「とは言っても、あのブーバーが強くなければいいんだけどねー。」
          その時隠し通路の入り口のある温泉の方に、湯の中にロケット団が潜っていた。
          ムサシ「何だかんだと聞かれたら…」
          コジロウ「答えてあげるは世の情け…」
          ボコボコボコボコ! ロケット団は溺れそうになっている。
          ニャース「バカニャ☆」
          バシャーーーン! ロケット団はお湯から出た。
          ムサシ「ぷはーー!! 死ぬかと思ったー…」
          ニャース「お湯の中で潜ってくるからいけニャいんニャ!」
          コジロウ「だって、あいつらの話を密かに聞くために、これしなきゃいけないから…」
          ニャース「そんな事よりも、あいつらが言っているそのブーバーをゲットするのニャ!」
          ロケット団「まっかせなさいって!」

          ―隠し通路―

          ロケット団はロケットランチャーを持ち歩きながら階段に下りた。 そしてロケット団はジムの扉についた。
          ニャース「ここだニャ!」
          ジュウーーー… ニャースは扉を触れたら、肉球に火傷を負った!
          ニャース「ニャーーーーーー!! 肉球が焦げたニャーーーーーーー!!」
          ドン!! ロケット団は強く扉をぶち破った!
          ムサシ「あら? 何よこれ?」
          コジロウ「ブーバーなんてどこにもいないぜ?」
          ニャースはスチュワーデスの変装をした。
          ニャース「ブーバーちゃん、ブーバーちゃん、いらっしゃいますか? いらっしゃい
           ましたらジムの会場までおいでください!」
          ブギュ! ロケット団はニャースを踏み付けた!
          ロケット団「んな事しても来るわけないだろ!」
          ドバーーーーン!! その時マグマからブーバーが現れた!
          ブーバー「ブーバー?」
          ロケット団「あら? ホントに出てきた。」
          ニャース「さっさとゲットだニャ!」
          ムサシ「任せなさいって!」
          コジロウ「この冷凍ミサイル付きのロケットランチャーで、ブーバーはカッチカチだぜ!」
          ロケット団「ファイヤー!」
          ドンドン! ロケット団はミサイルを発射した!
          ドーーーーーーン!! カチーーーーン! そのミサイルはブーバーに命中し、ブーバーは凍ってしまった!
          ロケット団「やったー! 骨の芯までカッチカチ!♪ カッチカチったらカッチカチ!♪ 
            カッチカチったらカッチカチ!♪」
          キラ!! 凍ったブーバーの目が光った!
          ジュウーーーーー… 氷が溶け、ブーバーは元に戻った!
          ロケット団「カッチカチったらジュウーーー…?」
          ニャース「大変ニャ。 氷が溶けてしまったニャ!」
          ロケット団「撃って撃って撃ち捲くれ!!」
          ドンドンドンドン! ロケット団は暴れながら次々の場所にミサイルを撃ち捲くった!

          ―温泉―

          ドーンドーンドーンドーン! 下の方に爆発の響きがした!
          サクラ「な、何なの、響き?」
          その時カツラとニカイドウが出てきた!
          カツラ「上はグラグラ、下はボウボウ、な〜んだ?」
          ニカイドウ「それはジムの方へ何かが起きてる!」
          カツラ「ピンポーン!」
          サトシ「2人でナゾナゾしてどうする?」

          ―グレンジム―

          サトシ達はグレンジムに入った!
          ジュワーーーー! カチーーン! 冷凍の煙がカツラとニカイドウに当たり、半分凍った。
          ニカイドウ「火山の中なのに…寒い…」
          サトシ「バカな事を言ってる場合じゃないよ!」
          ロケット団「撃て撃て撃て撃て撃て撃て!!」
          アヤメ「あれは、ロケット団!?」
          ボタン「何でこんな所に!?」
          ダイスケ「しかも岩肌が凍り付いてるぞ!」
          カツラ「まずい! 熱された岩に冷気を浴びさせたら、大変な事になる!!」
          全員「え!?」
          ゴゴゴゴゴゴゴゴ… その時地面が揺れ始めた!
          コジロウ「ん? 何だ?」
          ムサシ「何だかヤバイ感じに…」
          地震が起きながら、次々の岩にひびが出た!
          カツラ「急激に冷やされた岩がひび割れてる!」
          セイヨ「それってどう言う事なの!?」
          ニカイドウ「まだ分からないのか!? ここの岩が砕けて、マグマが流れ出せば、この
            火山が大噴火してしまうんだよ!」
          全員「何だって!?」
          ガラガラガラガラ! 次々の岩が砕けて、上から落ちてきた!
          ブシューーーーー!! 地面から水蒸気は噴射した!
          ムサシ「これって…」
          コジロウ「もしかして…」
          ニャース「そうだろうニャ!」
          ブシャーーーーーー!! 水蒸気でロケット団が吹き飛ばされた!
          ロケット団「やな感じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
          キラ!
          その時マグマが流れてきた!
          ニカイドウ「まずい! マグマが流れてきた!」
          カツラ「ブーバー、岩でマグマの流れを止めるんだ!」
          ブーバー「ブーバーー!」
          ニカイドウ「ゴーストも手伝え!」
          ゴースト「ゴースゴス!」
          ピカチュウ「ピーカーチュウ…」
          シャワーズ「僕も一緒に…」
          ピカチュウとシャワーズは岩を持ち上げている。
          カツラ「よせ!!」
          ピカチュウ「ピカカ!!」
          シャワーズ「え? 何で?」
          カツラ「君達じゃ無理だ! 炎系じゃないポケモンはマグマで大火傷を負うぞ!」
          サトシ「炎ポケモン?」
          ブーバー「ブーーバーー!」
          ゴースト「ゴーース!!」
          ドシャーンドシャーンドシャーンドシャーン! ブーバーとゴーストは岩をマグマの流れへ投げている!
          サトシ「よーし、協力するぜ! リザードン、君に決めた!」
          サトシはリザードンを出した!
          サトシ「リザードン、ブーバーとゴーストと協力して、マグマの流れを防ぐんだ! ……
          ………あれ?」
          気付いたらリザードンは寝ていた!
          サトシ「やっぱり…」
          ピカチュウ「ピーカー。」
          シャワーズ「言う事聞かないみたいだね。」
          ブーバー「ブーー、ブーー!」
          ゴースト「ゴース、ゴース!」
          ドシャーンドシャーンドシャーンドシャーン! ブーバーとゴーストは岩をマグマの流れへ投げ続けている。 その時リザードンはブ
          ーバーの方に見つめた。
          リザードン「……………………」
          マチス「これはノーグッドだ! 絶対に塞がれないぜ!」
          ナツメ「ねえ、このまま逃げましょうよ!」
          カツラ「逃げようとしても、この火山が大噴火をして、この島は全部沈んでしまう…」
          エリカ「そ、そんな…」
          カルロス「くそー! こんな所でじっと見ていられるかよ! 俺達も協力しようぜ!」
          キョウ「でもどうやれば協力できるんでござるか?」
          カルロス「お前達ポケモントレーナーだろ! 「怪力」を持ってるポケモンでマグマを
           防ぐんだよ!」
          シゲル「そうか、その手があったのか!」
          ブーバー「ブーー、ブ?」
          ゴースト「ゴス?」
          その時ブーバーとゴーストの側にリザードンがいた! どうやらリザードンも協力する気だ!
          リザードン「リザ!」
          ブーバー「ブー!」
          ドシャーンドシャーンドシャーンドシャーン! 3匹は力ずく岩をマグマの流れへ
          投げた!
          アヤ「あら? リザードンも協力してるわ!」
          サトシ「おー! やっとその気になったか、リザードン! よーし、俺達も協力するぜ! 
          カビゴン、ニドクイン、君に決めた!」
          カビゴン「カビーーー!」
          ニドクイン「クイーーーン!」
          シゲル「ニドキング、お前も協力しろ!」
          ニドキング「キーーーング!」
          ブルー「ピピちゃん、プリリ、火傷を負わないように協力するのよ!」
          ピピちゃん「ピクーーー!」
          プリリ「プリ!」
          タケシ「イワーク、イシツブテ、お前達も行け!」
          イワーク「イワーーー!」
          イシツブテ「ラッシャイ!」
          サムライ「カイロス、炎に弱くてもがんばるでござる!」
          カイロス「カーーーイ!」
          アキラ「サンド、お前も行け!」
          サンド「ピキーーー!」
          セイヨ「行くのよ、ゴローン!」
          ゴローン「ゴローーーン!」
          ジュン「ニョロボン、行け!」
          ニョロボン「ニョロ!」
          ダイスケ「ゴーリキー、力ずくで行け!」
          ゴーリキー「ゴリーーー!」
          マサ「ゴローニャ、4649(ヨロシク)!」
          ゴローニャ「ゴローーーニャ!」
          カズ「エレブー、お前もだ!」
          エレブー「エレーーー!」
          カスミ「ヒトデマン、みんなの体を冷やして!」
          ヒトデマン「デヤ!」
          サクラ「パウワウもお願いよ!」
          パウワウ「パウワウ!」
          アヤメ「クラブもお願い!」
          クラブ「クキクキ!」
          ボタン「ヤドンも同じくよ!」
          ヤドン「ヤドーーーン!」
          ミサ「じゃ、あたいもやるか! パルシェン、4649(ヨロシク)!」
          パルシェン「パルーーー!」
          ミズキ「俺も行くぜ! シャワーズ、行け!」
          シャワーズ2「シャワ!」
          サトシ「ゼニガメ、君に決めた!」
          ゼニガメ「ゼニーーー!」
          イミテ「あたしもやるわ! メタモン、ゼニガメに「変身」よ!」
          メタモン「モンモン!」
          ピカーーー、カチーーーン! メタモンの「変身」攻撃! メタモンはゼニガメに変身
          した!
          メタモン「ゼニゼニ!」
          サトシ「後ウンディーネ、君に決めた!」
          ボン! ウンディーネが現れた!
          ウンディーネ「はーーい! ウチに何か誤用、ダーリン?」
          ズル! サトシはこけた!
          サトシ「だからそれを呼ぶなって…まあ、それよりも、ポケモン達の熱さを冷やすんだ!」
          ウンディーネ「任しときなさい!」
          カルロス「じゃ、俺もやるとするか! よっと!」
          ガラ!! カルロスは岩を一撃で持ち上げた!
          ドリオ「な、何!? 一撃で!?」
          フウコ「でもどうやって?」
          カルロス「あー? 俺は格闘家だから、こう言う重い物を一撃で怪力出来るんだよ!」
          ドリオ「な、なるほど…」
          ブレイク「俺も一応手伝うか! 「パワーアーム」!」
          ガラ!! ブレイクの「パワーアーム」! ブレイクは岩を一撃で持ち上げた!
          キース「げ! ブレイクまでか!?」
          ブレイク「「パワーアーム」は怪力技! この技を腕に身に着けて、体重の重い物を一撃
           で怪力出来る技さ!」
          キース「な、なるほど、技なのね…」
          ピカチュウ「ピカー!」
          シャワーズ1「それじゃ、みんな! 行くよー!」
          ドシャドシャドシャドシャーン! ポケモン達とカルロス達は協力しながら岩をマグマの流れの方へ投げた!
          ビシャーーーーー! 熱くなったポケモン達とカルロス達は水系ポケモン達と
          ウンディーネの水技で冷えた!
          ウンディーネ「みながんばるんやで!」

          ―数分後―

          岩が塞ぎ、マグマの流れも止まった! ポケモン達と全員は大喜び!
          タイチ「やったー! やっと止まったー!」
          ライゾウ「やっとマグマを止めたぜ!」
          ニカイドウ「ありがとう、サトシ君、それからみんな! 君達の協力のおかげだよ!」
          サトシ「ま、どうって事ないって!」
          カツラ「サトシ君、君のおかげでこの島全体救う事が出来た! お礼をしよう!」
          サトシ「バッジくれるの?」
          ズル! カツラはこけた!
          カツラ「ちがーう! もう一度公式戦のチャンスをあげようと言ってるのだ!」
          サトシ「ホントに!? よーし、今度こそ負けないぜ!」

          ―火山の火口―

          カツラ「リングがだめになったため、ここブーバーを見つけたこの火口で勝負だ!」
          サトシ「ああ、構わないぜ!」
          カツラ「勝負は1対1! 私の使用ポケモンはもちろんこのブーバーだ! ルールは
          もちろん今までと同じだ!」
          シゲル「これは俺達の出番じゃなさそうだな。」
          アキラ「これはサトシに任せるしかないぜ!」
          ブルー「がんばってね、サトシ!」
          サトシ「おう! よーし、俺の使用ポケモンは当然このシャワーズ!」
          シャワーズ「今度こそ負けないからね!」
          ドス! その時サトシのリザードンがシャワーズの前に現れた!
          シャワーズ「え?」
          チッチッチ… リザードンは指を振った。
          シャワーズ「ん?」
          リザードン「リザーードン! リザーーーー!!」
          ブォ!! リザードンの目が燃えている!
          サトシ「リザードンが…リザードンが燃えている! くーー、待っていたんだよ、この時
          を! ついにリザードンを使えるこの日を!! リザードン、君に決め…
          あれ?」
          リザードンはもうとっくにリングにいた。
          サトシ「…やっぱり俺の言う事を聞くつもりじゃないんだね? とほほ…」
          ニカイドウ「それでは、勝負を始めます! ジムリーダーカツラ先生! 使用ポケモンは
            ブーバー! 挑戦者サトシ選手! 使用ポケモンはリザードン! 勝負は
            1対1! ルールは今までと同じ! 時間は無制限! 攻撃開始!」
          リザードン「リザーーーー!!」
          ブーバー「ブーーーー!!」
          ブォーーーーーーーーー!! リザードンのブーバーの「火炎放射」!
          ドカーーーーーン!! 攻撃は同時に当たり、爆発した!
          アツシ「攻撃が爆発した! これは互角だな!」
          カツラ「攻撃が互角でも、ブーバーには技がある! 「大文字」!」
          ブーバー「ブーーーバーーーーーー!!」
          ブォーーーーーーー!! ブーバーの「大文字」!
          ガシ!! リザードンはブーバーの攻撃を押さえた!
          リザードン「リ、ザーーードン!!」
          グォ!! リザードンはブーバーの攻撃を投げ飛ばした! そして「大文字」の「大」が「中」になり、次は「小」になって、消えて行
          った。
          カツラ「今だ、「ロケット頭突き」!」
          ブーバー「ブーーーバーーーー!!」
          ドカ!!! ブーバーの「ロケット頭突き」!
          リザードン「リザ!!」
          リザードンはステージに落ち、マグマの方へ落ちて行く!
          バサ! だがリザードンは翼を広げ、上の方へ飛んで行った!
          ブーバー「ブ!?」
          空高く飛んで行ったリザードンは、真っ直ぐ下に落ち、「ロケット頭突き」で攻撃した!
          ドカーーーーーン!! 攻撃はブーバーに命中!
          カツラ「ブーバー!!」
          煙が消えた後、ブーバーとリザードンは力ずく手を押さえいていた! だがブーバーは
          一瞬にリザードンの後ろに移動した!

          ガシ! ブーバーはリザードンを掴んだ!
          リザードン「リザ!?」
          ヤス「あのブーバー、何をする気だ!?」
          ルミカ「まさか、このままマグマに落とそうとしてるのでは!?」
          サトシ「飛べ! マグマに引き摺り込まれたら、ブーバーにはかなわないぞ!!」
          サトシはステージに向かおうとするが、ピカチュウとシャワーズはサトシを止めている。
          ピカチュウ「ピーーカーー!!」
          シャワーズ「サトシ、行ったらサトシも危ないよ!!」
          ブーバー「ブ!」
          ダ!! ブーバーはリザードンと共にマグマに落ちた!
          リザードン「リザーーーーーー!!」
          サトシ「リザードン!!!」
          ドバーーーーン!! ブーバーとリザードンはマグマに飛び込んでしまった!
          サトシ「マグマを飛び込ませるなんて、反則だぞ!!
          カツラ「最初から言ったはず! 今回のリングはこの火口全体だと! リングを特性に
          使うのも、作戦の1つだ!」
          サトシ「く…リザードン…」
          サトシは悲しんだ。
          カスミ「あ、サトシ! 見て!!」
          サトシ「え?」
          ドバーーーーン! なんとリザードンとその後ろに抱えたままのブーバーがマグマの中
          から飛び出した!
          カツラ「何!?」
          サトシ「リザードン、まだ生きていた! よーし、そのまま行け! 空中「地獄車」だ!」
          リザードン「リザーーーー!!」
          グルグルグルグル! リザードンの空中「地獄車」!
          ブーバー「ブ〜〜〜バ〜〜〜…」
          ブーバーの目が回った! 目が回ったままのブーバーはリザードンと共に大空高く飛んで行った!
          サトシ「リングの特性を使うのも作戦の1つなら、この火口上空もリングの1つだ!」
          カツラ「く…」
          サトシ「リザードン、「地球投げ」だ!」
          リザードン「リザーーーーーーー!!」
          ブン!! リザードンの「地球投げ」! リザードンはブーバーを火口の方へ投げ飛ばし、ブーバーは隕石のように素早く落ちて
          行った!
          ドバーーーーーーン!! ブーバーはマグマの中から落ちた!
          ドサ! リザードンは無事リングに着地した!
          ドバーーーーーーン!! だがブーバーはマグマの中から飛び出した!
          全員「何!?」
          カツラ「ふ!」
          ブーバーがリングに戻った途端、回りが沈黙になった。 沈黙の途中、リザードンと
          ブーバーは戦闘の構えをしたままだった。
          ニヤリ… その時ブーバーは笑った。
          ブーバー「ブーー。 ブ!? ブ〜〜〜…」
          ドサ!! ブーバーが倒れた!
          ケイタ「ブーバーが倒れた!?」
          クリスティ「じゃあ、これはもしかして…」
          コゴロウ「俺達の勝ちだ!!」
          ニカイドウ「カツラ先生のブーバー、戦闘不能! よってこの試合、サトシ選手の勝ち!」
          リザードン「リザーーーーーーー!!!」
          ブォーーーーー!! リザードンは喜びながら空に向けて「火炎放射」を出した!
          サトシ「やったーーー!! よし、戻れ、リザー…」
          ブォーーーーーーー!! リザードンの「火炎放射」! 攻撃はサトシに命中し、顔が
          黒くなった。
          サトシ「…ドン?」
          ピカチュウ「ピカー。」
          シャワーズ「やっぱり言う事は聞かないみたいだね。」
          リザードン「リザ!」
          カツラ「君はよくやった! 私に勝った証に…」
          ???「お前ら、このバトルはまだ終わってないんだぜ? 勝手に終わらせるのは困るん
          だけどな!」
          全員「え!?」
          ドバーーーーーン!! マグマから謎の影が現れた!
          アシュラ「な、何!?」
          ゼトラ「マグマから人間が!?」
          ???「クックックック…ここがグレン島か。」

          マグマから謎の敵が現れた! 果たして、この人物は一体何者なのか!?
          続く!