ポケットモンスター小説版
          第98話 決戦!グレンジム!(後編)

          グレンジムでジムリーダーカツラとの対戦に勝ったサトシ達は、突然マグマから姿を
          現した謎の敵と出会った!

          ???「クックックック…ここがグレン島か。 さすがに素晴らしい島だな。」
          サトシ「だ、誰だお前は!?」
          ???「ん? その聞き覚えのあるような声は、サトシだな? こんな所でまた会うとは
          久しぶりだな!」
          サトシ「え!? な、何で俺の名前を!?」
          ???「ふ、忘れるとは情けねえな。 一度ストンタウンで会った事ないのか?」
          サトシ「ストンタウン? あ!! まさか、お前は…」
          ???「そう! そこで俺はゲルトとラトスと共にいたその者だ! 俺は火炎の力を
          持つ燃える戦士! 炎を操る事を出来る炎使い! そう、俺は「熱炎火軍団」の
          団長、デルヴァだ!」
          全員「デルヴァ!?」
          カツラ「知ってるのかね、サトシ君?」
          サトシ「ああ、実は…」
          サトシはカツラとニカイドウにリユニオンの事を説明した。
          カツラ「な、何だと!? 人類とポケモン抹殺を企むその次…」
          ニカイドウ「世界の破壊を企む悪の軍団だって!?」
          サトシ「ああ、そうなんだ! ところで、お前は何でこんな所にいるんだ!?」
          デルヴァ「決まってる事だろ! この島には火炎に関する物があるんでね! この火山も
           その物だ! 俺はここによくある炎のエネルギーを奪いに来てやったのさ!」
          シゲル「何だって!?」
          デルヴァ「だが、こんな所でお前達と会ったって事は、お前達は俺の邪魔をしに来たの
           だな? そうだったら、このまま生かしてられねえぜ! この前の恨みを
          払ってもらうからな!」
          ブルー「サトシ、どうする!? 攻撃してくるわよ!」
          サトシ「分かってる! でも俺のリザードンじゃ、言う事聞かない限り、戦闘には有利
          じゃない! 後カツラさんおブーバーは今戦闘不能だし、一体どうすれば
          いいんだ!?」
          ゼトラ「この戦いは俺に任せな。」
          サトシ「え?」
          ゼトラはサトシの前に立ち向かった。
          ゼトラ「言ったはずだ。 この戦いは俺がやる!」
          ブルーザー「お、おい! 何言ってるんだよ!? そんなの無茶だろ!」
          クリスティ「そうよ! 1人で戦おう何て無茶よ!」
          ゼトラ「1人じゃ勝てない? 何を言ってるんだ? 伝説のソルジャーであるこの俺が
          負ける筋合いはないぜ! 俺1人でこの戦いを終わらせてやるよ!」
          サトシ「でも…」
          ゼトラ「お前のポケモンはさっきの戦いで疲れてるはず! ここは俺に任せておけ!」
          サトシ「ゼトラ…分かった! じゃあ、頼むぜ!」
          ゼトラ「ああ!」
          カルロス「お、おいサトシ! いいのか、あいつ1人で戦わせても!?」
          サトシ「いいの! どうせ俺はゼトラの戦い方、一度見てみたかったからな!」
          ゼトラはリングに上がった。
          デルヴァ「おや? いきなりリングに着いてなんだ?」
          ゼトラ「デルヴァ! お前は何よりもこの火山の炎エネルギーを欲しがってるようだな! 
          そんなに欲しければ、俺を倒してからにしてからだ!」
          デルヴァ「ほほう、俺と対戦か。 ならば受け立つぜ! どうせここにモンスターを
           連れてこなかったからな! それに、俺はお前と戦いたかったもんな!」
          ゼトラ「そうか。 ならば助太刀なしで行こうぜ! これこそ、真剣勝負だからな!」
          カスミ「ゼトラはホントに勝てるのかな?」
          タケシ「さあな、戦ったところなんか見た事ないからな。」
          デルヴァ「対戦は刀で勝負! こっちが使う刀は、「炎神刀」(えんじんとう)!」
          ゼトラ「こっちはもちろん、「殺神刀」(さつじんとう)で行くぜ!」
          サムライ「刀で勝負でござるか!?」
          アキラ「これは、どんな戦いになるんだろうか!?」
          デルヴァ「行くぞ! うぉーーーーーーーーーーーー!!」
          ゼトラ「うぉーーーーーーーーーーーーーー!!」
          カチーーーーーン!! 2人の攻撃は互角に当たった!
          カチカチカチカチーーーン! 攻撃も再び互角に当たり、戦っていた!
          デルヴァ「食らえ! 「大地噴出剣」(だいちふんしゅつけん)!」
          ドーーーーーーン!! デルヴァの「大地噴出剣」! だがゼトラが飛んだため、攻撃が外れた!
          ブルーザー「な!? あれは、俺と同じ技だ!」
          サクラ「え!? ブルーザーもその技使うの!?」
          ブルーザー「あ、ああ。 そう言えばまだ見せてなかったんだな。 あれも俺の技の1つ
            さ!」
          ゼトラ「行くぞ! 「空円斬」(くうえんざん)!」
          ギュルルルルル!! ゼトラの「空円斬」!
          デルヴァ「ならばこっちは、「火炎空円斬」(かえんくうえんざん)!」
          ブォ!! ギュルルルルル!! デルヴァの「火炎空円斬」!
          カチーーーーン! 両者の攻撃は互角に当たった!
          アヤメ「あれが、ゼトラの技なのね?」
          ボタン「あんな技、初めて見たわ…」
          ダイスケ「リユニオンの奴らに技を持っていたのは確かだな!」
          デルヴァ「食らえ! 「火炎烈風斬」(かえんれっぷうざん)!」
          ブォ!! バシューーーーーー!! デルヴァの「火炎烈風斬」!」
          ゼトラ「こっちは「烈風斬」(れっぷうざん)だ!」
          バシューーーーー!! ゼトラの「烈風斬」!
          セイヨ「あれは、アシュラと同じ技だわ!」
          ジュン「ゼトラさんも持ってたんですね!?」
          バギューーーーン!! 両者の攻撃は互角に当たった!
          マチス「これも互角か!」
          だが攻撃が互角に当たった後、ゼトラの姿が突然消えた!
          デルヴァ「な、何!? ど、どこだ!? どこにいる!?」
          ゼトラ「俺はここだ!」
          デルヴァ「な!?」
          気付いたらゼトラはデルヴァの真上にいた!
          ゼトラ「これでも食らえ! 「雷斬り」(かみなりぎり)!!」
          バギューーーン!! ゼトラの「雷斬り」!
          デルヴァ「ふん! それはどうかな! 「熱炎砲」(ねつえんほう)!」
          ブォーーーーーーー!! デルヴァの「熱炎砲」!
          ゼトラ「な!? ぐぁーーーーーー!!」
          ナツメ「あ、あれは、「火炎放射」!? デルヴァがあんな技を持ってたの!?」
          エリカ「しかもゼトラさんがようやくダメージを受けましたわ!」
          ゼトラ「く…へ、へへ! さっきのは受けたぜ! これで俺にダメージを受けたようだ
          な!」
          デルヴァ「どうかな? それぐらいの調子で行ってもお前は勝てないぜ!」
          ゼトラ「それは、試さないと分かんねえだろ?」
          デルヴァ「そうか。 ならばこれを避ける事は出来るかな? 「火光波」(かこうは)!」
          バシューーーーー!! デルヴァの「火光波」!
          ゼトラ「く!」
          ゼトラは素早く攻撃を避けた!
          デルヴァ「隙あり! 「龍炎斬」(りゅうえんざん)!」
          ゼトラ「な!?」
          グサ!! デルヴァの「龍炎斬」!
          ゼトラ「ぐぁ!!」
          サトシ「ゼトラ!!」
          デルヴァ「次は、「火炎旋風剣」(かえんせんぷうけん)!」
          ギュルルルルル!! グサ!! デルヴァの「火炎旋風剣」!
          ゼトラ「ぐぁーーーー!!」
          キョウ「おい、ゼトラ殿は何度もダメージを受けてるでござるぞ!?」
          アヤ「このままじゃやばいわ!」
          デルヴァ「お次は、こいつだ! 「爆地岩炎撃」(ばくちがんえんげき)!」
          ドカーーーーーン!! デルヴァの「爆地岩炎撃」! 無数の火球はゼトラに目掛けて
          飛んでいく!
          ゼトラ「く! 「竜巻斬り」(たつまきぎり)!」
          ブォーーーーーーー!! ゼトラの「竜巻斬り」!
          バシュバシュバシュバシューーーン! 火球は全て弾き飛ばされた!
          デルヴァ「ほほう、それぐらいの体力がまだあるとはな。 今は疲れてるだろ? 楽に
           休ませてやるぜ!」
          タクマ「おい、このままじゃゼトラ負けちまうぞ!?」
          ヒトシ「僕達も手伝おうよ!」
          サトシ「そんな事言っても、奴は助太刀はいらないって言ったから…」
          タクマ「でもな…!」
          サトシ「心配するな! 俺は信じてる! ゼトラが絶対に勝つ事を!」
          ゼトラ「(く…あいつ、完全に強すぎる! まあ、それはそうだな。 だいいち、俺の腕
          もちょっと落ちたような感じがするけどな。 でも、俺はここまで来たって
          言うのに、絶対に負けない! 俺の仲間と、この世界の人間とポケモン達と、
          この星を、守る!!)」
          デルヴァ「行くぞ!!」
          デルヴァはゼトラに襲いかかってきた!
          フウコ「襲いかけてきたわ!」
          ドリオ「ゼトラは一体どうなるんだ!?」
          その時ゼトラは、なぜか戦闘準備の構えをした。
          アシュラ「(な、何だ、あの構えは!? あ奴が攻撃を仕掛けると言うのに…あれは
           避ける構えではない! 一体、何を企むのだ!?)」
          デルヴァ「動かないとはどういう意味だ! やっと死ぬ覚悟は出来たな!」
          ゼトラ「俺は死なねえ!! うぉーーーーーーーーー!!!!」
          シュン!! ゼトラは突然姿を消した!
          デルヴァ「な!?」
          グサ!!!!! その時ゼトラの姿が一瞬に現れ、デルヴァを一瞬に攻撃した!
          サトシ「な!?」
          ゼトラ「は!」
          デルヴァ「な…なんと言う事だ…ぜ…ゼトラが…こんな…技を…隠してた…とは……ふ…
           やる…な…お前…も…………」
          ドバーーーーン!! デルヴァはマグマに落ちた!
          マサ「な、何だ? 何が起こった?」
          ミサ「一瞬に何も見えなかった…」
          キース「でも、これでゼトラが勝ったぜ!」
          イミテ「やったーーー!! ゼトラが勝ったーーーー!!」
          サトシ「ゼトラ、お前が勝つの信じてたぜ!」
          タイチ「すごいよ、ゼトラ兄ちゃん! ホントにすごいよ!」
          サトシ達は喜んだ。 でもゼトラは何か気にしてるような顔をした。
          ゼトラ「(こ、この技は…)」

          ―ペンションナゾナゾ―

          カツラ「くれたのに損する物がな〜に?」
          全員「はい?」
          カツラ「くれたのにそん…クレタノニソン…これぞ、クリムゾンバッジ!」
          ダラ〜〜〜〜…みんなはあきれた顔をした。
          ライゾウ「寒いギャグ…」
          カツラ「これは私に勝った証と、この島を守ってくれた証だ! 約束通り4人分もあげる
          ぞ!」
          サトシ「ありがとう、カツラさん! これでクリムゾンバッジ、ゲットだぜ!」
          シゲル「俺もゲットだぜ!」
          ブルー「あたしもゲットだぜ!」
          アキラ「俺もゲットだぜ!」
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          シャワーズ「よかったね、サトシ!」
          サトシ「ああ、リザードンとゼトラのおかげさ!」
          ゼトラ「ふ、まあ、そう言う事だろうな。」
          ミズキ「でも結局最後までリザードンはお前の言う事を聞けなくなったな。」
          サトシ「まあ、いつか分かってくれるさ! あ、そうだ! カツラさん、よろしければ、
          俺達の仲間にしてくれませんか?」
          カツラ「私を? なぜかね?」
          サトシ「俺達はポケモンマスターを目指してるその次、リユニオンを倒すために旅
          立ってる事もあるんです! だから、仲間にしてくれませんか?」
          カツラ「うーーーむ、私もぜひ言って、君達と力を貸してやりたいが、私はここで忙しく
          てね。」
          ニカイドウ「カツラ先生、行ってやってください!」
          カツラ「え? いいのか、ニカイドウ君?」
          ニカイドウ「ジムと旅館の事なら僕に任せてください! お客と挑戦者をここに来れる
            ようにしますから!」
          カツラ「そうか。 それじゃ、後は頼むぞ、ニカイドウ君!」
          ニカイドウ「はい!」
          カツラ「まあ、決まりだな! これからもよろしく頼むぞ、サトシ君!」
          サトシ「はい、こちらこそ!」
          アツシ「新しい仲間が増えてよかったな、サトシ!」
          サトシ「うん!」
          シュン! その時デルヴァが現れた!
          全員「な!? デルヴァ!?」
          ヤス「あいつ、生きてたのか!?」
          デルヴァ「生きてた? あんな切り裂いた傷も残らない攻撃でそう簡単に死なねえよ!」
          カズ「おい、ゼトラ! 確かお前は奴を切り裂いたんじゃないのか!?」
          ゼトラ「いや、あれはその程度で起こす物じゃないんだ。 ただ、気を失わせるその物だ
          と思う…」
          ルミカ「そんな!? その技を持ってたくせに分からないのですの!?」
          ゼトラ「俺に言うなよ! だいたい、俺は最初からあの技を持ってなかったんだ!」
          ケイタ「え!? じゃあ、偶然に出たって言うわけ!?」
          ゼトラ「らしいな…」
          サトシ「ところで、何しにここに戻ってきたんだ!? まさか借りを返そうとしてるの
          か!?」
          デルヴァ「借りを返す? 俺にはもうそんな余裕はない。」
          全員「え?」
          カルロス「じゃあ、何しに戻ってきたんだよ?」
          デルヴァ「お前達にちょっと言いたい事があるんでね。」
          サトシ「言いたい事?」
          デルヴァ「そう。 俺が負けた限り、「熱炎火軍団」は、本日により、解散する!」
          全員「解散!?」
          デルヴァ「俺にはセフィロスに負けたなんて、当然言えないしな。」
          コゴロウ「じゃあ、お前はリユニオンを裏切るのか!?」
          デルヴァ「裏切る? 軍団解散したから、裏切るとは全く関係ないね。」
          ブレイク「じゃあ、リユニオンやめるのか!?」
          デルヴァ「まあ、そう言う事だ。」
          アシュラ「なぜ、いきなりその事を決心したのでござるか?」
          デルヴァ「負けた途端思ったんだ。 当然俺は何をしていたか。 何のために俺は生きて
           いたのか。 ただ負けるために生きていたのか。 それとも死ぬために生きて
           いたのか。 俺には何も分からなかった。 でも、答えは多分、ただ正しい事
           をするために生きていたのかもしれない。 俺はそう思っていた。 でも、
          軍団を辞めれば、俺に新しい人生が開くだろうと思ってな。 争いなんて、
          何の意味をするか分からなくなってしまってね。」
          ゼトラ「どう言う意味だ?」
          デルヴァ「ゼトラ、お前に負けた時、俺はやっと分かったよ。 なぜ俺はあんな軍団に
           入っていた事を。 本当は俺達、人間を裏切るためにあの軍団に入っていた
           とな。 お前が裏切ったその理由、やっと分かったぜ。 俺は反省したよ。 
           俺はこう決心する。 もう人類とポケモンを抹殺その上、この世界を破壊
           しないと言う事を。 俺は、約束する。」
          ゼトラ「デルヴァ…」
          デルヴァ「サトシだったな? これ、一緒に持って行け。 俺にはもう、必要ないからな。」
          ブォ!! デルヴァは手から火の玉を出し、それをサトシに投げた。
          サトシ「え?」
          デルヴァ「そこにいる4人。 確かタイチ、ライゾウ、ミズキとアツシだったよな? 
           ストンタウンの時は、ごめんな。 ゲルトとラトスは、残念ながら謝る事は
           出来ないが、俺を許してくれ。」
          タイチ「デルヴァさん…もういいよ! 気にしてないよ!」
          ライゾウ「おう! 俺達はもう気にしてないぜ!」
          ミズキ「どうせ反省してるのなら、それでもいい!」
          アツシ「俺達、お前の事を許してやるよ!」
          デルヴァ「そうか。 じゃあ、俺はここから去るぜ。」
          サトシ「お、おい! ちょっと待って! お前、これからどうするんだ?」
          デルヴァ「…さあな。 俺にはまだ予定がないからな。 サトシ、今までの戦いは…」
          サトシ「もういいよ! 俺達はお前の事を許してやるから、そう言う風に気にしなくても
          いいよ!」
          デルヴァ「そうか。 それならいいんだ。 それじゃ、じゃあな。 いつの日か、
           どこかで、また会おう…」
          シュン! デルヴァは突然姿を消した!
          シゲル「消えちまったな。」
          ブルー「あの人、これからどうなるのかしら?」
          サトシ「他のリユニオンに知られなければ委員だけど…」
          タケシ「ところで諭し、それは何だ?」
          サトシ「そう言えば、何だろう?」
          ピカーーーーー!! その火の玉は突然光った!
          サトシ「うわ! な、何だ!?」
          カスミ「眩しくて見えない!!」
          ボン!! その時光がやみ、炎に燃えるトカゲのような霊が現れた!
          ???「うぉーーー!! やっと出られたぜ! ふーー、出られるってのは気持ちいい
          ぜ!!」
          ブルーザー「あ! あれは、サラマンダー!?」
          全員「サラマンダー!?」

          聖剣図鑑「サラマンダー・火の精霊・火炎の力を持つ精霊で猛烈に熱く燃えている。 時
           には火山の近くに生息してる事もある。 猛烈に燃えているため気合が高く
           とてつもなく強い。 火球を発射したり大爆発を起こしたり攻撃力を高める炎
           魔法を持つ。」
          ボンボンボンボン! シェイド、ドリヤード、ウィスプとウンディーネが現れた!
          シェイド「おー、サラマンダーではないか!」
          ドリヤード「サラマンダー!? 無事でしたの!?」
          ウィスプ「おー! サラマンダーじゃないッスか!」
          ウンディーネ「あー! サラマンダーはんや! 無事だったんや!」
          サラマンダー「お? シェイドにドリヤードに、ウィスプにウンディーネじゃねえか! 
             お前達無事だったんだな!」
          シェイド「ああ。 でもお前も無事でよかったぞ。」
          ドリヤード「サラマンダーさんも無事で、よかった。」
          ウィスプ「サラマンダーさん、無事でよかったッスよ!」
          ウンディーネ「無事でよかったわ! もう、心配してたんやで!」
          サラマンダー「悪い悪い、俺はずーっとあいつの体の中に封じこまれてよ! その時まで
             全然出られなかったんだよ!」
          ウンディーネ「他の精霊達はどないしたんや?」
          サラマンダー「分からねえな。 多分まだ奴らに捕まったままだろうな! でもよ、まだ
             無事だと、俺は睨んでるぜ!」
          シェイド「そうか、それならいい。」
          サラマンダー「ところで、あいつらは誰だ?」
          ドリヤード「こちらの方はサトシさん。 私達を救ってくれた人ですの! サトシさん、
            こちらの方はサラマンダーさんです。」
          サトシ「始めまして!」
          サラマンダー「ほう! お前が俺を助けた奴だな? ありがたく思うぜ!」
          サトシ「あ、は、はあ…(かなり熱血な奴…)
          サラマンダー「ところでよ、俺を封じたあのヤローはどこ行った!?」
          サトシ「あいつ? デルヴァの事? あいつなら、どっか行っちゃったぜ?」
          サラマンダー「何ーーー!? 逃げたのか!? くそー! せっかく出たって言うのに、
             後でぶん殴ろうと思ったのによー!!」
          サムライ「サラマンダー殿って、暴力な精霊なのでござるのか?」
          ウィスプ「いや、そう言うタイプじゃないんすよ。 マジで。」
          サトシ「でも、奴に感謝した方がいいよ! 勝手に逃がしたんだから。 それに、もう
          反省してるところだし…」
          サラマンダー「でもよ…」
          ドリヤード「サラマンダーさん、もうこれぐらいにしてください。」
          ウンディーネ「そうやで。 デルヴァって言う人も当然反省しとるやから。」
          サラマンダー「うーーん、しょうがねえな。 このまま許してあげるか!」
          サトシ「そう来なくちゃな!」
          サラマンダー「まあ、話はそれだけにして、俺の命を救ってくれてありがとな! 
             礼っつーか、俺もお前の仲間にしてくれねえか?」
          サトシ「ああ! 他の精霊達を助けるためなら、仲間になってもいいぜ!」
          サラマンダー「ホントか!? よっしゃー! これからもよろしくな、サトシさんよ!」
          サトシ「ああ、こちらもよろしく!」
          シャワーズ「新しい精霊が出来てよかったね!」
          サトシ「うん!」

          グレンジムでデルヴァを倒し、クリムゾンバッジをゲット、カツラとサラマンダーを新たなる仲間にしたサトシ達! デルヴァはこれ
          から一体どうなるのか? 次の目的地を向かうため、サトシ達の旅はまだまだ続く!
          続くったら続く!