ポケットモンスター小説版
          第103話 無人発電所でゲットだぜ!

          カメックスの島でカメックス達を救い出し、リユニオンのゲルトを倒したサトシ達。 サトシ達はトキワシティへ向かうため、ラプラス
          と筏に乗りながら旅を続く。

          カルロス「おーい、さっきタッツー何匹も釣り上げたぜ!」
          サトシ「え!? ホントに!?」
          カルロス「おう! 誰か欲しいか?」
          サトシ「俺欲しいぜ! どうせ欲しかったんだからな!」
          シゲル「俺も同じく!」
          ブルー「あたしも!」
          サクラ「カスミだけ羨ましいから、私も欲しいわ!」
          アヤメ「あたしも同じくよ!」
          ボタン「あたしもね!」
          セイヨ「私も欲しいわ!」
          ジュン「僕もです!」
          ダイスケ「俺も欲しいもんだな!」
          ルミカ「私も貰っていいでしょうか?」
          カルロス「ああ、いいぜ! じゃあ、必要いる奴は全部あげるから!」
          サトシ「ありがとう!」 
          サトシ達はカルロスからタッツーを貰った。
          10人「タッツーゲットだぜ!」
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          シャワーズ「タッツー貰ってよかったね、サトシ!」
          サトシ「うん!」
          ブルー「よーし! このタッツーの名前「タッちゃん」にしちゃおうっと!」
          ラプラス「サトシさん、もうすぐに本土に辿り着きます!」
          サトシ「よーし、後もう少しだぜ!」

          ―数分後―

          サトシ達は本土へ辿り着いた。
          カスミ「やっと着いたわね!」
          タケシ「ああ、結構長かったな!」
          サトシ「ああ! ん? 何だ、あれは?」
          全員「え?」
          サトシ達の前に謎の建物があった。
          サムライ「あの建物、何なんでござろう?」
          アキラ「見た事もない建物だな。」
          ナツメ「でも何だか不気味そうね。」
          マチス「あれはどうやら、発電所だな?」
          エリカ「何て言うお名前ですの?」
          キース「タウンマップによると、あれは無人発電所だな?」
          全員「無人発電所?」
          キース「昔ここは発電所だったらしいな。 でもある事故で発電する電気がなくなって、
          今ではもうだめになった発電所だな。」
          キョウ「今でもどうなっておるのでござるか?」
          キース「さあな。 今でもポケモン達の住処になってるだろ?」
          サトシ「ポケモン達の住処!?」
          キース「ああ、電気ポケモンが多く生息してな。」
          マチス「キース、イズザットトゥルー!? それって本当か!?」
          キース「あ、ああ、本当だけど? そう言えばお前、電気専門だったよな?」
          マチス「オフコース! エレクトリックこそ俺の印! 何としてもゲットするのが1番
          だ!」
          サトシ「なあ、せっかくだからここでポケモンゲットしに行こうぜ!」
          カスミ「えー!? トキワシティには行かないの!?」
          サトシ「トキワシティまで時間があるさ! どうせイエローはまだグレン島だろ?」
          アヤ「そう言えばあの子、どうなってるのかな?」

          ―一方イエロー―

          サトシの言う通り、イエローはまだグレン島だった。
          イエロー「化石を復元させたのは嬉しいんだけど、ジムはどこ〜? もうジムを探すのに
           長い時間を掛かりすぎたよ。 ふぇ〜〜ん、道に迷っちゃったよ〜。 サトシ
           さんどこですか〜?」
          どうやらジムをまだ見つかってないようだ。 イエローは号泣しながら道に迷った。

          ―一方サトシ達―

          ドリオ「イエローがまだグレン島にいたとしたら、ジムはまだ見つかってないって事
          だな!」
          図星だ。
          サトシ「だろうね。 まあ、それよりも、早速発電所でポケモンゲットだぜ!」
          全員「おう!」
          カスミ「もう、しょうがないわね!」

          ―無人発電所の中―

          サトシ達は無人発電所の中に入った。
          フウコ「ひゃーーー、すごい場所ね!」
          マサ「確かに人気も感じない場所だな!」
          サトシ「それじゃ、別れてポケモン探しに行こうぜ!」
          全員「おう!」
          サトシ達はポケモンを探すために別れた。

          ―数分後―

          サトシ「見つけたのはビリリダマとコイルぐらいだけど、あれはもう持ってるポケモン
          だからなー。」
          シャワーズ「ねえ、僕こう言う所やだだと思うなー。」
          サトシ「え? あ、お前電気に弱いんだったよな? 大丈夫! 電気ポケモンと戦わせ
          ないようにするよ!」
          シャワーズ「ホントに?」
          サトシ「うん? ホントにホント!」
          シャワーズ「それならいいんだけどね! あ、ポケモン!」
          サトシ「何!?」
          ???「エレーーー!」
          サトシ「おーー!! あれはエレブー! 欲しかったんだよなー! よーし、ゲットだぜ! 
          電気には地面! ディグダ、君に決めた!」
          ディグダ「ティグーーー!」
          エレブー「エーーーレブーーーーーーー!!!」
          ビリリリリリリリリ!!! エレブーの「電気ショック」! でも効果はなかったみたい…
          ディグダ「ティグ?」
          サトシ「地面は電気に通用しない! ディグダ、「穴を掘る」攻撃!」
          ディグダ「ティグーーーー!!」
          ズポ! ディグダは地中に潜った!
          エレブー「エ、エレ!?」
          ドカーーーーン!! ディグダの「穴を掘る」攻撃! 効果は抜群だ!
          エレブー「エレ〜〜〜…」
          サトシ「よーし、とどめはハイパーボール!」
          ポン! コロコロ、コロコロ、シュウーーー…
          サトシ「やったー! エレブー、ゲットだぜ!」
          ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
          シャワーズ「よかったね、サトシ!」
          サトシ「うん!」
          シゲル「おーい、サトシー!」
          シゲル達が来た。
          サトシ「あ、シゲル達だ!」
          シゲル「よう、サトシ! そっちの調子はどうだ?」
          サトシ「ああ、一匹しかゲットできなかったけど、エレブーゲットしたぜ!」
          シゲル「そうか! 実は俺もなんだよ!」
          ジュン「僕もです!」
          ダイスケ「俺もな!」
          マチス「俺もだぜ! 俺もこいつゲットしたかったんだよなー!」
          マサ「俺も同じくだ!」
          ミサ「あたいも!」
          ヤス「俺もゲットしたぜ!」
          サトシ「みんなもがんばったんだな! よーし、ここはもうすんだとして、早速トキワ
          シティまで行こうか!」
          全員「おう!」
          ムサシ「そうはさせないわよ!」
          イミテ「え!? 何なの!?」
          ムサシ「何だかんだと聞かれたら…」
          コジロウ「答えてあげるは世の情け…」
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため…」
          コジロウ「世界の平和を守るため…」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く…」
          コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役…」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          ムサシ「銀河を駆けるロケット団の2人には…」
          コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
          ニャース「ニャーンてニャ!」
          全員「ロケット団!?」
          ヤマト「いるのはムサシ達だけじゃないわ! 何だかんだと聞かれたら…」
          コサブロウ「答えないのが普通だが…」
          2人「まあ特別に答えてやろう!」
          ヤマト「地球の破壊を防ぐため…」
          コサブロウ「地球の平和を守るため…」
          ヤマト「愛と誠実の悪を貫く…」
          コサブロウ「キュートでお茶目な敵役…」
          ヤマト「ヤマト!」
          コサブロウ「コサブロウ!」
          ヤマト「宇宙を駆けるロケット団の2人には…」
          コサブロウ「ショッキングピンク桃色の明日が待ってるぜ!」
          ヤマト「なーんてな!」
          ラッタ「ダッチューノ!」
          タイチ「またもう2人のロケット団?」
          サノスケ「そう思ったらまだいるんだよな! 何だかんだと聞かれたら…」
          ゴエモン「答える筋合いはないが…」
          ハンゾウ「今回は答えてやろう!」
          サノスケ「星の破壊を防ぐため…」
          ゴエモン「星の平和を守るため…」
          ハンゾウ「星の人類を救うため…」
          サノスケ「愛と現実の悪を貫く…」
          ゴエモン「クールでハンサムな敵役…」
          サノスケ「アンドスマートで天才な敵役…」
          ゴエモン「ゴエモン!」
          サノスケ「サノスケ!」
          ハンゾウ「ハンゾウ!」
          ゴエモン「アウタースペースを駆けるロケット団の3人には…」
          ハンゾウ「ブレイジングレッド赤い明日が待ってるぜ!」
          サノスケ「なーんてな!」
          ライゾウ「またいつもの奴らか。」
          サノスケ「何飽きれた顔してるんだよ!?」
          ルミカ「コジロウ様! またお会いしましたわね!」
          コジロウ「ま、まだいたのかよ?」
          ミズキ「はいはい、それは後でにして、今日は何の用だ?」
          ムサシ「もちろんピカチュウとシャワーズをゲットするためにここに来たのよ!」
          ゴエモン「そしてここの発電所に生息する電気ポケモン全部、俺達が頂くんだよ!」
          アツシ「何だって!?」
          ヤス「何で電気ポケモンはお前達に必要なのだ!?」
          ゴエモン「だって俺エリート・オブ・エレクトリックなんだよーん!」
          コジロウ「電気ポケモンはかなり強力な力を持っているからな! 街中の電気を奪い、
           街中を停電させれば、こっそりポケモンは頂き放題!」
          ヤマト「ポケモン盗り放題で、全部ボスに見せれば、ニコニコハッピーになり、お金
          ジャンジャン貰って、出世ピンポーンなのよ!」
          サトシ「そんな事はさせないぞ!」
          コサブロウ「それはどうかな? 今回は俺達が勝てる自信があるからね!」
          ハンゾウ「それは俺達にこいつがいるからさ!」
          その時ロケット団の後ろから何かが浮かんできた! それは巨大なレアコイルのメカ
          だった!
          カズ「な、何だあれは!?」
          ロケット団はそのメカに乗った。
          ムサシ「どう、驚いたでしょ?」
          コジロウ「メカギャラドスとメカイワークが勝利出来なかったため、今度は「メカ
           レアコイル」を完成させたぜ!」
          ニャース「このメカは電気に強いから、ピカチュウとシャワーズの攻撃なんて通用し
           ニャいニャ!」
          ヤマト「早速攻撃開始!」
          メカレアコイルが襲ってきた!
          ケイタ「こっちに襲いかけてくるぞ!」
          サトシ「よーし、通信で進化したこいつを試しに使ってみるか! 行け、ゴローンの
          進化形!」
          ???「ゴローニャ!!」
          ブルーザー「お! ゴローニャだ!」
          クリスティ「それなら勝てるかもね!」
          サトシ「こいつがゴローンの進化形、ゴローニャか! ゴローニャ、これからもよろしく
          な!」
          ゴローニャ「ゴロ!」
          サトシ「よーし、ゴローニャ、「岩落とし」だ!」
          ゴローニャ「ゴローーニャーーーーーーー!!!」
          ゴロゴロゴロゴロ! ゴローニャの「岩落とし」! でも効果はなかったみたい…
          サトシ「な!? き、効いてない!?」
          カルロス「岩に弱いはずの電気が岩系技に通用しない!?」
          ヤマト「このメカレアコイルは、普通のポケモンと違って岩や地面系の技に通用しないの
          よ!」
          コサブロウ「正しく無敵のメカだ!」
          コゴロウ「ならばもう1回試しにやってみようじゃねえか! 忍法、「土とんの術」!」
          ブォブォブォブォ!! コゴロウの「土とんの術」! でも効果はなかったみたい…
          サノスケ「何度もやっても無駄だ!」
          コゴロウ「く、やっぱり効かないか!」
          ブレイク「俺の「パワーストーン」で食らわせたいが、無効化なら無理だな!」
          アシュラ「どうする、サトシ殿!?」
          サトシ「今考えてるよ! (どうすればあのメカを倒せる事が出来るのか…は! 待てよ? 
          もしかして…)ブレイク! ちょっと耳を貸せ!」
          ブレイク「は? 何だ?」
          サトシ「なあ、ブレイク、お前に…」
          サトシは何かをブレイクに言った。
          ブレイク「ああ、持ってるけど? それが?」
          サトシ「いいか、あれを…」
          サトシは作戦をブレイクに密かに伝えた。
          ブレイク「なるほど、それで行くのか!」
          サトシ「じゃあ、頼むぜ!」
          ブレイク「任しときな!」
          ゴエモン「そろそろ降参するか?」
          ブレイク「する訳ねえだろ! 食らえ、「マグネットマイン」!」
          バシュバシュバシュバシュ! ブレイクの「マグネットマイン」!
          カチカチカチカチン! 何十個の攻撃がメカコイルの磁石にくっ付いた!
          ハンゾウ「は? 何だこれは?」
          ブレイク「「マグネットマイン」! 磁石技! 磁石の爆弾を相手に撃ち、磁力で相手に
           くっ付ける! くっ付いている間は時限に爆発する! チャージしたら、
           磁石の玉を作り、何十人の敵をくっ付ける事が出来、爆発するぜ!」
          ニャース「じゃあ、これはもしかして…」
          ドカドカドカドカーーーーーン!! メカレアコイルの磁石が爆発した! 
          ドスーーーーーン!! そしてメカレアコイルはそのまま落ちた!
          ムサシ「な、何で? 何で落ちたの?」
          マチス「なるほど! マグネットの電波はフロートする役割をしてるんだな! でも
          マグネットがなくなったため、フロートの効果は失ってしまったんだな!」
          サトシ「その通り!」
          コジロウ「そんな〜〜〜…」
          ブレイク「ま、残念だったな! 作戦は失敗でよ! これはさっきのお詫びだ! 受け
           取りな!」
          ロケット団「へ?」
          カチ! ブレイクは何かをメカレアコイルに付けた。 それは「マグネットマイン」
          だった!
          ニャース「これはいつもの通り…」
          ドカーーーーーーーーン!!!! メカレアコイルは爆発した! そしてロケット団は
          吹き飛ばされた。
          ロケット団1「やな感じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
          ロケット団2「そしてやな気持ち〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
          ロケット団3「アンドやなフィーリング〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
          キラ!
          ゼトラ「全く余りにも弱い奴らだな!」
          サトシ「ま、これですんだし、早速ここから出ようぜ!」
          全員「おう!」

          無人発電所でロケット団を倒したサトシ達。 果たしてサトシ達はトキワシティへ着く事が出来るのか?
          続く。