ポケットモンスター小説版
          第109話 ピッピVSプリン

          これは3日前の出来事…プリンは暗い森の中で歌いながら歩いていた。

          プリン「プ〜〜プルル、プ〜プリ〜、プ〜〜プ〜リ〜ン〜〜〜…♪」
          ドサドサ! 木の中から寝てしまったポッポとキャタピーが落ちてきた!
          プリン「プリ?」
          ポッポ「ZZZZ…」
          キャタピー「ZZZZ…」
          プリン「プーーー!!」
          プリンは怒りながら、マイクに見せかけたマジックペンでポッポとキャタピーの顔に
          落書きした。
          プリン「プリ、プリン!」
          ゴン!! 空からやかんが落ち、そのやかんがプリンに当たった!
          プリン「プリ〜〜〜…プ、プリ?」
          プリンは空を見上げ、謎の物体が飛んでいたところを目撃した。
          ドカーーーーン!! その物体は落ちた。 プリンはその落下した物体まで走り、その
          現場まで着いた。
          プリン「プリ?」
          その物体は黄色くて丸くて、かなり大きい。 まるで宇宙船のようなその物だ。
          ヴィーーーーン…その物体に扉が開き、何者かが中から現れた!
          プリン「プリ!?」
          ???「ピッピーーー!!」

          ―3日も立ち―

          ハナダシティジムでリユニオンのゲルトを倒し、リユニオンを辞めたデルヴァを新しく
          仲間にし、旅を続くサトシ達。 最後のバッジのある街、トキワシティへ向かうのだが、ある街で一休みをし、ソフトクリーム屋でア
          イスクリームを食べている。 そう、この街はアップルシティと言う街で、サトシ達はその街で一休みをしている。

          デルヴァ「ひゃー、このアイスクリーム美味いなー!」
          カスミ「でしょう? この街のソフトクリーム屋さんはかなり評判なんだって!」
          ブルー「デルヴァってこう言うの食べるの初めてなの?」
          デルヴァ「ああ! 軍団に入っていた時からは全然食った事はなかったからな!」
          シゲル「へぇー、食った事ないんだ。」
          デルヴァ「それよりゼトラ、お前も食ってみなよ! めちゃくちゃ美味いぜ、これ!」
          ゼトラ「んなもんいらねえよ!」
          タケシ「何で食べないんだ? すごく美味いんだぜ?」
          ゼトラ「俺はそう言う物には興味ないの! それにしてもデルヴァ、お前は一体何の修行
          をしたかさっぱり分からねえな。 元々冷える物は弱点だったんだろ、お前は?」
          サムライ「何!? 冷える物が弱点だったんでござるのか、デルヴァ殿は!?」
          デルヴァ「ああ、でも修行をしたおかげで、その弱点を失う事が出来たのさ! まあ、
           苦労したもんよ!」
          アキラ「さすがにすごいな、デルヴァって…」
          アヤメ「そうよね。 正確的で言うとゼトラとは大違いだし…」
          ゼトラ「何だよ!? 文句あるのか!?」
          ボタン「いや、別にないけどね…」
          カスミ「はい、アーンして!」
          トゲピー「アーン!」
          トゲピーはアイスクリームを食べた。
          カスミ「どう、美味しい?」
          トゲピー「チョゲーーー!」
          トゲピーは満足しているようだ。
          シャワーズ「このアイスクリームすっごく美味しいね!」
          ピカチュウ「ピッカ!」
          サトシ「うーむ! もうめちゃくちゃ美味いぜ!」
          サトシはアイスクリーム2つ食べていた。 しかも行儀悪そうな食べ方で…
          カスミ「(もっと普通に食べてよ…)」
          サクラ「あら? カスミ、後ろ!」
          カスミ「え?」
          カスミの後ろにピッピがいた!
          ピッピ「ピッピ!」
          全員「ピッピ!?」
          セイヨ「何でこんな街にピッピがいるの!?」
          ジュン「でもかなり珍しいポケモンですよ!」
          ピッピ「ピッピピピー!」
          ピッピは逃げた!
          カスミ「あ、逃げないでよ!」
          ダイスケ「何をする気なんだ、カスミの奴?」
          サトシ「ゲットする気だろ? 俺達も追おう!」
          サトシ達はピッピを追った。

          ―数分後―

          サトシ達は戻ってきた。
          カスミ「あーあ、見失っちゃったわ。」
          サトシ「そう落ち込むなよ! きっとまた会えるはずだぜ!」
          カスミ「それもそうよね! ん?」
          全員「あーーーーー!!!」
          気付いたら荷物とアイスクリームがなくなっていた!
          マチス「オーノー! 俺達のラゲッジがない!!」
          ナツメ「私のもないわ!」
          エリカ「しかもアイスクリームもなくなってますわ!?」
          サトシ「あ〜〜〜、まだ食べ終わってないのに〜〜〜…」
          キョウ「そう言う問題じゃないでござるだろ?」
          アヤ「ねえ、とにかくジュンサーさんに報せようよ!」
          サトシ「それもそうだな! 早速ジュンサーさんに報せよう!」

          ―交番―

          サトシ達は交番に着いたら、そこには大勢の人達が巻き込んでいた。
          フウコ「な、何なの、これ!?」
          ドリオ「すげー人達だなー。」
          ジュンサー「皆さん、落ち着いてください!」
          コックさん「すみません、うちの鍋がなくなってるんです! これじゃあ、次の料理が
            出来ません!」
          主婦「私の赤ちゃんの哺乳便がなくなってるんです! このままじゃ私の子供が
             かわいそうです!」
          野球選手「俺のバットがなくなってるんすよ! これじゃあ試合に出られないッス
           よ〜〜〜!!」
          ジュンサー「はいはい、分かりましたから、落ち着いてください!」
          サトシ「すみません、どうしたんですか?」
          男の人「ん? 君達も物盗まれたのかい?」
          マサ「え? ああ、そうだけど?」
          ミサ「君達もって、それってどう言う意味?」
          男の人「実は最近この街、何者かに物盗まれてるんだよ。」
          全員「えーーー!?」
          男の人「しかも盗難事件でね、結構騒ぎになってるんだよ、この事件。」
          イミテ「一体犯人は誰なんだろう?」
          ???「この事件は宇宙人の仕業です!」
          全員「え?」
          謎の科学者が現れた。
          サトシ「あのー、おじさんは誰?」
          ???「良くぞ聞いてくれましたー! 私は宇宙人研究家、ヒラターーー!!」
          ヒラタと言う科学者はカッコ付けた。
          タイチ「宇宙人研究家? 結構面白そうな科学者ね!」
          サトシ「こう言うのばっか…」
          ヒラタ「皆さん、この盗難事件を犯してる犯人は、宇宙人の仕業です!」
          全員「えーーー!?」
          ライゾウ「おい、ちょっと待てよ! 宇宙人なんている訳ないだろ!」
          ミズキ「そうだよ! いるはずないよ!」
          アツシ「バッカバカしい事言うな、おじさんも!」
          ヒラタ「何をおっしゃる? 宇宙人は実在するのですよ?」
          ヒラタは本を出した。 その本のページには様々な宇宙船の写真が載っていた。
          ヤス「何だ、これは?」
          ヒラタ「長年集めた証拠の数々です!」
          男の人「あれ? そう言えばこの宇宙船、3日前こう言う宇宙船見ましたよ?」
          男の人は丸い宇宙船の写真を指した。
          ヒラタ「何!? それはまことにホントかね!?」
          男の人「え!? ほ、ホントですよ!」
          ジュンサー「そう言えば、この泥棒騒ぎも3日前にも起こったわ!」
          サトシ「えー!? じゃあ、犯人は本当は宇宙人なの!?」

          ―数分後―

          サトシ達はヒラタと一緒にその宇宙人を探していた。
          カズ「どうやって宇宙人を探せるんだ?」
          ヒラタ「私が発明したこの宇宙人探知機を使えば、宇宙人を発見できるのだよ!」
          ブレイク「でもホントにそんな物で宇宙人を探せるのか?」
          カルロス「ダウジングマシンじゃあるまいしな。」
          ヒラタ「あの、質問してもいいかな? お二人さん、宇宙人ですか?」
          2人「誰が宇宙人じゃ!?」
          ルミカ「余り失礼な事は言わない方がいいですわよ。」
          ???「あ! ヒラタおじちゃん!」
          ヒラタ「ん?」
          あるプリンと一緒にいる女の子がヒラタの所に来た。
          ヒラタ「おー、ミカではないか! お帰りなさい!」
          ミカ「うん! ただいま!」
          ケイタ「あのー、博士? この子は?」
          ヒラタ「ああ、この子の名はミカと言うのだ。 ミカ、この人は私と協力してくれる少年、
          サトシ君だよ!」
          サトシ「あの、別に協力してるわけじゃ…」
          ミカ「初めまして、サトシお兄ちゃん! あたしはミカでしゅ! この子はあたしの
             お友達、プリンでしゅ!」
          プリン「プリ!」
          カスミ「あは! 可愛い子ね!」
          カツラ「このお嬢さんはヒラタ君の娘かね?」
          ヒラタ「いや、私はこの子を引き取ってるんですよ。」
          ブルーザー「引き取ってる? どう言う意味だ?」
          ヒラタ「実は、彼女の両親は昔、亡くなったのだよ。 父親は事故で死に、母親は病気で
          亡くなったのだよ。 両親を今なくしてしまった彼女は、ずーっと孤独だったの
          だ。 彼女の父親は私の知り合いでね、代わりに私が引き取ったのだよ。」
          コゴロウ「なるほど…」
          クリスティ「かわいそうな話…」
          コゴロウ「なあ、君はとてもヒラタさんと一緒にいるのが幸せか?」
          ミカ「うん! とても幸せでしゅ!」
          コゴロウ「ふ…そうか。 それならいいんだな。」
          ヒラタ「でも、私は研究に忙しくてね、最近彼女と付き合ってないのだよ。」
          アシュラ「そんなに付き合いたいのなら宇宙人研究家やめたらどうでござるか?」
          ヒラタ「いや、私はやめん!」
          デルヴァ「なあ、今まで言いたかったんだけど…宇宙人って、何だ?」
          ドサーーーーン!! サトシ達はこけた!
          キース「お、お前、宇宙人と言う物知らないのか!?」
          デルヴァ「知らん。」
          カルロス「う、宇宙人って言うのは、宇宙から来た星の人と言う意味で、人間とは全く
           違う生物なんだよ!」
          デルヴァ「じゃあ、セフィロスもそうなのか?」
          カルロス「え? あ、そ、それはー…」
          ゼトラ「その話しは後にしようぜ…」
          ピコンピコンピコンピコン! その時マシンに何かの反応がした!
          ヒラタ「おや!? 何かの反応がしてる! すごい反応だ!」
          ゼトラ「一体どこから?」
          デルヴァ「もしかすると…上!?」
          サトシ達は上を向いた! 上は橙色に輝いていた宇宙船がいた!
          カスミ「きゃー!! UFOよ!!」
          ミカ「うわー! ホントにUFOでしゅー!」
          そのUFOは着陸し、中から謎の人物が現れた!
          ???1「ζ☆○+*#」
          ???2「γ×@ωθμ」
          サトシ「ホントだ! 宇宙人だ!!」
          シゲル「しかも、グレイだ…」
          ミカ「グレイって何? 歌手?」
          コゴロウ「いや、それは「GLAY」…」
          その時2匹(?)のグレイがピカチュウを持ち上げた。
          ピカチュウ「ピ?」
          そしてピカチュウをUFOに連れ、門と閉じた。 それまでサトシはぼう然な顔をし、UFOはゆっくり飛んで行った。
          サトシ「は!! 俺のピカチュウを返せ!!」

          ―UFOの中―

          ピカチュウ「チュウーーー!!」
          ピカチュウは何かのガラスの中に閉じ込められて、電撃で壊そうとするが、それでも攻撃は無効だった。 電撃を出している間、
          上に付いている電球で電力を吸い取っている。
          2人「作戦大成功!」
          そのグレイの正体はロケット団だった!
          ムサシ「そのガラスには防電装置が付いてるのよ!」
          コジロウ「電気は大切にね!」
          ピカチュウ「チュウーーー!」
          ムサシ「宇宙人に化けてピカチュウを攫うなんて…」
          コジロウ「銀河一頭脳的作戦だぜ! ハッハッハッハ! でも、シャワーズまでゲット
           できなかったのは残念だけどな。」
          ムサシ「シャワーズはまた今度にしましょう。」


          ―外―

          ニャース「ニャーッハッハッハッハ!」
          ニャースはクレーンを使いながらニセUFOを上がらせていた。
          ブルー「あのUFO、クレーンで上がらせてるわ!」
          サトシ「ピジョン、「電光石火」でクレーンの紐を切り裂くんだ!」
          ピジョン「ピジョーーーン!!」
          グサ!! ピジョンの「電光石火」!
          ロケット団「え!?」
          ドカーーーーーン!! ニセUFOは落ちた!
          ロケット団「ぎゅ〜〜〜…」
          デルヴァ「あいつらが宇宙人なのか?」
          タケシ「いや、あれはただの人間だよ。」
          ルミカ「あら! コジロウ様じゃないですの!」
          サトシ「もう逃がさないぞ!」
          ヒラタ「何なんだね、一体!?」
          ムサシ「何だかんだと聞かれたら…」
          コジロウ「答えて上がるは世の情け…」
          ムサシ「世界の破壊を防ぐため…」
          コジロウ「世界の平和を守るため…」
          ムサシ「愛と真実の悪を貫く…」
          コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役…」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          ムサシ「銀河を駆けるロケット団の2人には…」
          コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
          ピッピ「ピッピ!」
          全員「え!? ピッピ!?」
          ミカ「ピッピでしゅ!」
          ロケット団「何でこんな所に!?」
          ピコンピコンピコンピコン! なんとマシンはピッピの反応している!
          ヒラタ「おー! ピッピは宇宙人らしいぞ!」
          全員「えー!?」
          デルヴァ「ポケモンでも宇宙人でもあるのか?」
          カルロス「いや、そんなはずはないんだが…」
          プリン「プリーーー!!」
          プリンが現れた!
          ミカ「あ! もう1匹のプリンでしゅ!」
          プリン2「プリ?」
          カスミ「じゃあ、このプリンは…」
          サムライ「あのプリンは野生のプリンでござるな。」
          ピコンピコンピコンピコン! マシンはプリン1に反応している!
          プリン1「プリ?」
          ヒラタ「おー! プリンも宇宙人だったとは!」
          カスミ「んな訳ないでしょ?」
          ピコンピコンピコンピコン! マシンはカスミに反応している!
          ヒラタ「あの、君も宇宙人?」
          カスミ「だ、誰がですって!?」
          バシ!! カスミはマシンを叩き飛ばした!
          ガシャ!! そしてマシンは落ち、壊れた!
          ヒラタ「あーーー!! 何て事をーーー!!」
          アキラ「ただのガラクタだったみたいだな。」
          サトシ「あ、ピカチュウ!!」
          気付いたらピッピはガラスの中に閉じ込められたままのピカチュウをどこかへ連れて
          行った!
          ピッピ「ピッピピピーーー!!」
          サクラ「どこへ連れて行く気かしら?」
          サトシ「とにかく追わないと!」
          コゴロウ「お前も行くんだよ!」
          ルミカ「いやーーーん! コジロウ様と一緒にいたいのにーーー!」
          サトシ達はピッピの後を追った。 その後カーブに曲がり、その場所にはピッピは
          いなかった!
          アヤメ「ピッピがいない!?」
          ボタン「どこへ逃げたの!?」
          サトシ「くそ、ピッピの奴、「テレポート」か何かで消えたか!」
          プリン1「プリ!」
          プリン1は蓋の開いたマンホールを指した。
          セイヨ「あら? マンホールの蓋が開いてるわ?」
          ジュン「そうか、そこから脱出したのですね!」
          サトシ「よし、俺達も入ろう!」
          サトシ達はマンホールの中に入った!
          ヒラタ「よーし、私も入るぞ!」
          ヒラタもマンホールの中に入った!
          ミカ「あ、ヒラタおじちゃん! どうしよう、あたし入れないでしゅー…」
          プリン2「プリ〜〜〜…」
          その時コゴロウはミカは抱っこした。
          ミカ「え?」
          コゴロウ「お前もピッピの後を追いたいか?」
          ミカ「あ、うん。」
          コゴロウ「だったら、俺と一緒に追おうぜ!」
          ミカ「う、うん! ところで、おじちゃんは何て言うの?」
          コゴロウ「ハッハッハッハ! おいおい、おじちゃんはないだろ? 俺はまだお兄ちゃん
           なんだから。 そう、俺はコゴロウ! よろしくな、ミカちゃん!」
          ミカ「うん、コゴロウお兄ちゃん!」
          コゴロウ「よし、じゃあしっかり捕まってろよ!」
          ミカ「うん!」
          プリン2「プ、プリ!」
          コゴロウ「行くぞーーーー!!」
          コゴロウとミカとプリンもマンホールの中に入った!
          全員「うわーーーーーーーーー!!!」
          ドカンバコンバキンガコン! 全員は曲がってる通路にぶつけながら落ち続けた!
          ダイスケ「いて! いて! おい、痛すぎるぞ!!」
          マチス「アウチ!! これはペインフルな行き方だぜ!」
          ドサ!! サトシ達はマンホールから出られ、地下に着いた!
          サトシ「いててて…どうにかして出られたぜ…」
          コゴロウ「ふー、ミカちゃん、大丈夫か?」
          ミカ「うん、大丈夫でしゅ!」
          プリン2「プリ!」
          ナツメ「でも、何なのここ?」
          エリカ「あ、サトシさん! あれを見てください!」
          サトシ「え?」
          そこには大きなロケットとピッピ達の宇宙船があった!
          キョウ「あれが、ピッピ達の宇宙船でござるか!?」
          そしてサトシ達は、盗まれた物を宇宙船へ運んでいるピッピ達を見た。
          ミカ「あ! ピッピ達でしゅ!」
          アヤ「それにあれは、盗まれた物だわ!」
          フウコ「泥棒達はピッピ達だったのね。 一体何のために使うんだろう?」
          ヒラタ「きっとロケットの材料に必要なのかも知れん。」
          ドリオ「おい、サトシ! あそこを見ろ!」
          サトシ達はピカチュウを宇宙船に運んでいるピッピ達を見た!
          サトシ「ピカチュウ!」
          マサ「一体ピカチュウを何に使う気だ!?」
          キース「そうか、ロケットを発射するために、ピカチュウの電気が必要なんだ!」
          ミサ「ねえ、どうするの、サトシ? あたい達でも危険過ぎるよ!」
          サトシ「俺のピカチュウをこのまま宇宙に連れてたまるか!」
          サトシは宇宙船に向かった。
          シャワーズ「あ、待って! 僕も!」
          シャワーズも宇宙船へ向かった。
          カスミ「あ、サトシ!!」
          ブルー「サトシ!!」
          シゲル「とりあえず、俺達も行こう!」
          イミテ「じゃあ、あたし達はジュンサーさんに報せるから!」
          カルロス「俺もサトシと行くぜ!」
          ブレイク「俺も同じくだ!」
          ゼトラ「俺もサトシと一緒に行く!」
          デルヴァ「俺も賛成だ!」
          コゴロウ「俺も行くぜ! ミカちゃんも行きたいか?」
          ミカ「うん!」
          ヒラタ「じゃあ、私も…」
          ライゾウ「じゃあ、気をつけるんだぞ!」
          シゲル「おう!」
          シゲル達は宇宙船へ向かい、タケシ達はジュンサーさんの所へ向かった。

          ―一方ロケット団―

          ロケット団もピッピ達の居場所に着いた。
          ビー、ビー、ビー、ビー…打ち上げの秒読みが始まった!
          コジロウ「打ち上げの秒読みが始まったぜ!」
          ニャース「ニャー達も行動開始ニャ!」
          ムサシ「ピカチュウとピッピ達を纏めて頂きね! ロケットに乗り込むのよ!」
          ロケット団も宇宙船に乗った。

          ―宇宙船の中―

          ヒラタ「これは素晴らしい!」
          サトシ「宇宙船を起動するために、アップルシティの人達の物を盗んだんだな?」
          シゲル「でも、こんなので空を飛べるのか?」
          カルロス「さあな、ピッピの頭脳はどう言う風になってるか、俺にも分からんけどな。」
          シャワーズ「それにしても、ピカチュウはどこなんだろう?」
          その時サトシ達はある部屋に入った。 そこにはチューブの中に入ったピカチュウを
          見た!
          サトシ「ピカチュウ!」
          その時ピッピ達が現れた!
          ブルー「あ、ピッピ達だわ!」
          ピッピ達「ピッピ!!」
          カスミ「何て言ってるの?」
          シャワーズ「宇宙船を発射するためにピカチュウの電気が必要だって! だからこの
            ピカチュウは返せないだって!」
          サトシ「頼む! ピカチュウは俺の大切なポケモンなんだ! だから返してくれ!」
          ピッピ「ピ!」
          ピッピは頭を振った。
          コゴロウ「やっぱり断るのか。」
          ブレイク「こうなったらバトルで…」
          プリン1「プリン!」
          その時プリン1が現れた!
          サトシ「あ、プリン!」
          ピッピ「ピ?」
          プリン1「プリン!! プププププププププ!」
          バシバシバシバシ! プリン1の「往復ビンタ」!
          ピッピ「ピ〜〜〜…」
          ピッピ達「ピ!? ピッピーーー!!」
          プリン1「プリーーーーーーーー!!!!」
          プリン1はでかくなった!
          ピッピ達「ピ〜〜〜〜!!」
          プリン1「プププププププププププププ!!!」
          バシバシバシバシ! プリン1の「往復ビンタ」!
          ヒラタ「おー、すごいぞプリン!」
          ミカ「プリンすごいでしゅね!」
          コゴロウ「あ、ああ…」
          プリン2「プ、プリ…」
          サトシ「お、おい、プリン…」
          カスミ「ど、どうしちゃったの?」
          ブルー「な、何だか怖い…」
          シゲル「な、なんと言う恐るべき必殺技…」
          デルヴァ「プリンって、あんなタイプだったのか?」
          ゼトラ「し、知らん…」
          サトシ達は恐れた顔をした。
          ピッピ達「ピ〜〜〜…」
          プリン「プリ!」
          プリンは先へ進んだ。
          サトシ「あ、プリン! どこへ行くんだ!?」
          ヒラタ「これは私も行くべきだ!」
          ヒラタも先へ進んだ。
          サトシ「あ、ヒラタ博士まで!」
          カルロス「おい、そんな事よりもピカチュウを何とかしろ!」
          サトシ「あ、そうだった! おい、ピカチュウ、おい!」
          ピカチュウ「スー、スー…」
          ピカチュウは寝ていて、サトシの声が気付かない。
          ブレイク「だめだ。 ピカチュウが寝ているせいで、俺達を気付かないぜ!」
          サトシ「じゃあ、どうすればいいんだ?」
          カルロス「俺の任せな! こう言うもんなら俺が壊してやるぜ!」

          ―操縦室―

          プリンは操縦室に入った。
          プリン「プリン!」
          ピッピ「ピ!? ピッピ!」
          プリン「プリ!」
          ピッピ「ピ!」
          プリン「プププププププ!」
          バシバシバシバシ! プリンの「往復ビンタ」!
          ピッピ「ピピピピピピピ!」
          バシバシバシバシ! ピッピの「往復ビンタ」!
          プリン「プププププププ!」
          バシバシバシバシ! プリンの「往復ビンタ」!
          ピッピ「ピピピピピピピ!」
          バシバシバシバシ! ピッピの「往復ビンタ」!
          プリン「プーーー…」
          ピッピ「ピーーー…」
          プリンとピッピは睨み合った。 なんと言う恐るべし…(汗)
          ヒラタ「ほほう、これが操縦席か。」
          ヒラタは操縦席に座っていて、コントローラーを触っていた。 そのコントローラーは
          プリンのマイクだった!
          プリン「プリ?」
          ピッピ「ピ!?」
          バキ! ヒラタはコントローラーを壊した!
          ヒラタ「ありゃ、壊してしまった!」
          プリン「プリン!」
          ブギュ! プリンはヒラタの頭に踏み付け、マイクを取った!
          ヒラタ「あいた!」
          ピッピ「ピ!!」
          プリン「プ〜〜プルル、プ〜〜プリ〜〜、プ〜〜プ〜リ〜ン〜…♪」
          プリンの「歌う」攻撃!
          ピッピ「ピ…」
          ヒラタ「ん? 何だか、眠く、なって、来た、よう、な…」
          ピッピとヒラタは眠ってしまった。

          ―一方サトシ達―

          カルロス「よし、行くぜ…」
          スピーカー『プ〜〜プルル、プ〜〜プリ〜〜、プ〜〜プ〜リ〜ン〜〜〜…♪』
          プリンの「歌う」攻撃がスピーカーから流れてきた!
          サトシ「は! こ、これは…」

          シゲル「プリンの「歌う」攻撃!?」
          ブルー「うそー!? 何でこんな時に!?」
          カルロス「何!? 何でこんな時に歌い出すんだよ!?」
          ブレイク「だめだ、歌のせいで眠り落ちて…」
          サトシ達は寝てしまった。
          ピーーーーーーー!!! 打ち上げの秒読みはゼロに切れた!
          ピコ!! ピカチュウの上からピコピコハンマーが現れ、それをピカチュウに殴った!
          ピカチュウ「ピカ!?」
          ピカチュウは驚いて目が覚めた!
          ピカチュウ「チュウーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
          ビリリリリリリリリリリリ!!!!!! ピカチュウの「電気ショック」!
          ヴィーーーーーーーン!!! ピカチュウの電気で宇宙船が起動した! そして宇宙船は前に動き出した! そしてロケット団は
          今…
          ニャース「ニャ? プリンの歌で寝てしまったニャ…」
          ムサシ「ふぁ〜〜〜…よく寝た。 あら? どうなってるのかしら?」
          コジロウ「やべ! 寝ていた間動き始めた!」

          ―一方タケシ達―

          タケシ達はジュンサーにピッピ達の事を説明した。
          タイチ「そう言う事なんですよ!」
          ミズキ「何度も言ってるじゃないですか!」
          ジュンサー「そんな事言ってもねー。 泥棒はピッピ達で、その盗まれた物を宇宙船を
            作り出すためだなんて…」
          アツシ「やっぱり信じてくれないみたいだな。」
          ゴゴゴゴゴゴゴゴ…突然地面が開き、宇宙船が出てきた!
          ジュンサー「な、何あれ!?」
          ヤス「あれだ! あれがピッピ達の宇宙船だ!」
          その時宇宙船から盗まれた物が落ちてきた。
          コックさん「あ! 僕の鍋だ! これなら次の料理が出来る!」
          主婦「私が探していた哺乳便だわ! これなら私の赤ちゃんが喜ぶわ!」
          野球選手「俺のバットだ! これなら試合に出られるぞ!」
          その時宇宙船は高い建物に走り上り、上空へ向かって空を飛んだ!

          ―中―

          ロケット団は大きな鉄棒を持っていた。
          コジロウ「こうなったら操縦室に強行突入だ!」
          ロケット団「せーの…」
          スコ! その時ロケット団が乗っているロケットは突然宇宙船から外れた!
          ムサシ「これって…」
          コジロウ「2段ロケット!?」
          ニャース「落ちるニャーーーーー!!」
          2段ロケットは真っ直ぐ落ちた。
          ロケット団「やな感じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

          ―一方サトシ達―

          ドカーーーーーーン!! ピカチュウの電撃で機械を破壊した!
          サトシ「は! ピカチュウ! 無事か!?」
          ピカチュウ「ピカ!」
          シャワーズ「強力な電気でガラスからぶち破ったみたいだね!」
          カスミ「荷物を取って早くここから脱出しましょ!」
          サトシ「ああ!」
          ゼトラ「おい、脱出しよと言っても、もう飛んでるぜ?」
          全員「え!?」
          その時宇宙船は、さっきの爆発のショックで、動きが弱くなってきた! そしてサトシは宇宙船の扉を開けた!
          サトシ「ひゃ!! 高すぎる!」
          ブルー「サトシ、危ないわ!」
          ミカ「ねえ、あたし達もうだめなの?」
          コゴロウ「心配するな! 俺達は無事にいられるよ! そう信じな、ミカちゃん! 俺が
           いるから、心配するな!」
          ミカ「お兄ちゃん…うん!」
          デルヴァ「でも、どうやってここから降りるんだ?」
          その時前に長いポールのある建物が通った。
          サトシ「おい、あれで降りようぜ!」
          カルロス「え!? あれで!?」
          シゲル「どうやって降りられるんだよ?」
          ブレイク「どうやら俺の出番が来たようだな! ここは俺に任せて置け! うぉーーーー
           ーーーーー!!!」
          ブレイクはバスターをチャージし始めた!
          サトシ「何やってるんだ?」
          ゼトラ「バスターをチャージしてるんだよ! 一体何をする気だ?」
          ブレイク「よし! チャージ完了! 行くぜ、「ストライクチェーン」、チャージモード!」
          シュルルルルルルル!!! ブレイクの「ストライクチェーン」!
          ブレイク「「ストライクチェーン」は鎖技! 長い鎖で相手を攻撃する技だ! チャージ
           したら、その鎖はもっと長くなるぜ!」
          ガシ!! 鎖はポールに引っ掛かった!
          ブレイク「よし! これでオッケーだ!」
          ゼトラ「じゃあ、俺は先に!」
          その時ゼトラとデルヴァは宇宙船から飛び降りた!
          全員「え!?」
          スタスタ! ゼトラとデルヴァは無事着地した!
          デルヴァ「おーい、早くしな!」
          サトシ「す、すごい…」
          カスミ「無事に着地した…」
          ブレイク「まあ、あいつら伝説のソルジャーだから、アクロバティックな体制も
           持ってるんだろうな。 それよりも、みんな俺に捕まってろ!」
          コゴロウ「ミカちゃん、俺にしっかり捕まってるんだぜ!」
          ミカ「うん!」
          プリン2「プリ!」
          サトシ達はしっかりブレイクに掴んだ!
          ブレイク「よし、行くぜ!」
          ブレイクは飛び降り、真っ直ぐ建物までスイングした!
          全員「うわーーーーーーーーー!!!」
          スタ! ブレイク達は無事に着地した!
          ドサ!! サトシは着地失敗した!
          サトシ「いで!!」
          シャワーズ「あ、サトシ!」
          ピカチュウ「ピカピ!」
          カスミ「サトシ、大丈夫!?」
          ブルー「サトシ、怪我はない!?」
          サトシ「いた多々、ああ、大丈夫!」
          ブレイク「みんな無事でよかったな!」
          カルロス「おい、見ろよ。」
          サトシ達はフラフラ飛んで行く宇宙船を見た。
          ミカ「ピッピ達、どうなるのでしゅか?」
          コゴロウ「無事に宇宙に着けばいいんだけどな。」
          サトシ「ああ。」

          ―キャンプ場―

          ドカーーーーーーン!! 宇宙船はキャンプ場に落ちた!
          ボーイスカウト「ん? 何だ!?」
          ガールスカウト「何なの、今のは!?」
          釣り人「おい、何事だ!?」
          虫取り少年「今の何?」
          その時宇宙船の中から変なスペーススーツをしたヒラタが現れた!
          ヒラタ「おー! もうピッピの星に着いたのか!?」
          ガールスカウト「きゃーーー!! 宇宙人だわーーー!!」
          ヒラタ「え!? どこに宇宙人が!?」
          ピッピ達「ピッピピピーーーー!!」
          その時ピッピ達はキャンプ場にある物を盗み始めた!
          釣り人「あー! 俺のルアー!」
          虫取り少年「僕の虫篭!!」
          ガールスカウト「きゃーー!! あたしのお気に入りのボールペンが!」
          ボーイスカウト「この泥棒! 俺のCDプレイヤー返せ!!」
          ヒラタ「は!? ちょっと待て、私は泥棒ではない!」
          ボーイスカウト「うそ付け!」

          ―交番―

          ジュンサー「サトシ君、色々ありがとう! おかげで盗まれた物は全部取り返せたわ!」
          サトシ「いやー、別にいいんですよ!」
          ミカ「ねえ、ヒラタおじちゃん見掛けないでしゅか?」
          カズ「あ? あの博士の事か?」
          ルミカ「そう言えば見掛けませんわね。」
          コゴロウ「あ、やべ…あいつ、宇宙船に乗ったままだった…」
          全員「えーーーーーー!?」
          コゴロウ「いや、まあ、あの宇宙船は相当悪そうな物だったから、そんなに遠くへ行って
           ないと思う。 今でも宇宙にはいないはずだよ。」
          ケイタ「何だ、驚かすなよ!」
          コゴロウ「ミカちゃん、ヒラタおじさんが帰ってくるまで、家で待ってるんだぞ!」
          ミカ「うん! それに、もう行っちゃうんでしゅか?」
          コゴロウ「ああ。 トキワシティに行かなきゃいけないからさ。」
          ミカ「じゃあ、いい事教えてあげましゅ! トキワシティはこの街の先でしゅよ!」
          サトシ「ホントに!? ありがとう、ミカちゃん!」
          ミカ「でも、コゴロウお兄ちゃんが行っちゃうなんて、寂しくなるでしゅ…」
          コゴロウ「そう落ち込むなよ、ミカちゃん! いつの日か、俺はまたここへ戻ってくるよ! 
           そして一緒に遊べるぜ! だから、また会えるよ!」
          ミカ「うん! じゃあ、お兄ちゃんが戻ってくるまで待ってましゅ!」
          こごろう「そう! いい子だ!」
          サトシ「じゃ、そろそろ俺達も行くか!」
          全員「おう!」
          ミカ「また来てくだしゃいねーーー!」
          プリン2「プリーーーン!」

          アップルシティでヒラタ博士とミカと出会いながら、ピッピ達からピカチュウを取り返せたサトシ達。 後もう少しでトキワシティ! 
          最後のバッジをゲットするため、サトシ達の旅は、まだまだ続く!
          続くったら続く!

          ソニックの後書き:ぎゃーーーーー!!! 長すぎーーーー!! こんな状態じゃだめかも…(汗)