ポケットモンスター小説版
          第119話 四天王シバの登場

          ホリウッドで映画を見る事が出来たサトシ達。 おまけにニャースの過去を分かる事も
          出来た。 ポケモンリーグまでまだ時間がたっぷりあるが、サトシ達は今家でテレビを
          見ていた。 その映像はあるトレーナーが映っていた。 そのトレーナーは、どうやら
          格闘家らしく、目も細い上、髪の毛が赤かった。 そう、これは相当前のポケモンリーグ
          のビデオらしい。

          ???『むん! 行け、エビワラー!』
          エビワラー『エビエビーー!』
          アナウンサー『おー! 今度はエビワラーを繰り出した!』
          サトシ「すごい、すごいよこれ!」
          シゲル「しかもエビワラーを使ってるぞ!」
          ブルー「さすが格闘系のトレーナーだわ!」
          シャワーズ「すごいね、ピカチュウ!」
          ピカチュウ「ピッカ!」
          カルロス「ん? 何見てんだ?」
          タケシ「今ビデオを見てるんだよ! 相当前のポケモンリーグのビデオを! しかも
              ビデオに出てる人は、「四天王」の「シバ」なんだ!」
          カルロス「四天王? 何だそりゃ?」
          サムライ「ポケモンリーグに存在する最強のトレーナー達でござるよ! ジムリーダー
               よりも超える言う、恐るべし強いトレーナー達でござる!」
          カルロス「ほほう。 つまりポケモンリーグのリーダー達ってな訳か?」
          アキラ「ま、そう言う意味さ!」
          プツン! その時テレビの画面が突然消した!
          全員「な!?」
          テレビを消したのは何とカスミだった。
          カスミ「全くもう…」
          サトシ「何するんだよ!?」
          カスミ「今はテレビ見てる場合じゃないでしょ?」
          アヤメ「そうよ! 自主トレとかどうするのよ?」
          タケシ「これはトレーナー中のトレーナー、四天王の1人シバのビデオなんだ! シバ
              なら奥義を掴んでるかもしれない!」
          サトシ「オウギ? オウギって何だ?」
          ズル! タケシ達はこけた。
          ボタン「あんた、奥義って言う物知らないの?」
          サクラ「強くなるために必要な物なのよ。」
          サトシ「そうか。 それじゃあシバに弟子入りさせて教えてもらおう!」
          セイヨ「でもどこにいるか分からないわよ?」
          ジュン「そこが問題なんですよねー。」
          ハナコ「私なら知ってるわよ!」
          ズル! 全員再びこけた。
          ハナコ「そのシバって言う人なら、「ミヤーザーキ山」で見た人がいるわ。」
          サトシ「ミヤーザーキ山か…よし! あそこへ行ってみよう!」

          ―ミヤーザーキ山―

          ここはミヤーザーキ山。 ここはよく岩や地面系ポケモン達が生息していて、今や
          トレーナー達の修行の場でもある。 サトシ達は四天王のシバを探すため、その山へ到着。

          カスミ「でもこの山がマサラタウンすぐ近くだなんてねー。」
          その時サトシ達は疲れ切っていて、休んでいた。
          ダイスケ「はぁ、はぁ、疲れたぜ…」
          マチス「俺達オールタイヤードだぜ…」
          ナツメ「ねえ、ちょっとどこかで休まない?」
          エリカ「確かこの近くにお団子屋さんなら見掛けましたわ。」
          サトシ「じゃあ、そこまで歩こう。」

          ―お団子屋さん―

          アヤ「でもこんなので弟子入りさせてくれるの?」
          サトシ「まあ、そう固い事言わずに。」
          ???「いらっしゃーい。」
          店の中からおばあさんが出て来て、団子とお茶を持って来た。
          おばあさん「いやー、あんた達マサラタウンから来たのかい? ここまで来るのに大変
                だったろ?」
          キョウ「まあ、そうでござるな。」
          フウコ「あのー、この山でシバと言う人が修行してると言う噂聞きませんでした?」
          ドリオ「特徴は赤い髪の毛をしていて、目が細いでかい奴ですけど。」
          おばあさん「さあねえ、近頃は修行の不利をした野良仙人が団子盗んで困るがの…
                ありゃ!?」
          気付いたら団子がなくなっていた!
          おばあさん「団子が消えた!? まさか…」
          気付いたらサトシ達がもう食べていた。
          おばあさん「何と言う早い…」
          カラカラカラカラ! その時店の裏に鳴子が鳴った!
          キース「ん? 何だこの音?」
          おばあさん「出たな、野良仙人!」

          ―店の裏―

          サトシ達は店の裏にいた。 おばあさんは放棄を持ちながら辺りを見た。
          おばあさん「む!?」
          何と道の先に大きな袋を持った7人の仙人がいた! でも気付いたら野良仙人達は変装を
          していたロケット団だった。 でもサトシ達はそれを気付かない。
          おばあさん「いた! 野良仙人だ!」
          マサ「何だ、お前達は!?」
          ロケット団「な…な……な………」
          ムサシ「何だかんだと聞かれたら!」
          コジロウ「答えてあげるが世の情け!」
          ニャース「ここでちょっと長く掛かるので以下略ニャ!」
          全員「ロケット団!?」
          ルミカ「まあ! 仙人の格好をしたコジロウ様ですわ!」
          ミサ「兄貴と姉御達!? 何やってるんですか、そんな格好で?」
          ヤマト「野良仙人に化けて奥義を掴もうと思ってね!」
          コサブロウ「そんでもって食料がなくなって…」
          サノスケ「だから俺達は野良仙人に化けて団子盗み続けたのさ!」
          ゴエモン「でも何で野良仙人なのか…」
          ハンゾウ「俺達には分からないんだよ。」
          ニャース「まあ、とにかく、この団子は全部ロケット団の物だニャ!」
          おばあさん「させるかーーーーー!!!」
          おばあさんは放棄を振り回しながらロケット団を襲った!
          ロケット団「わーーーーー!!!」
          バキバキバキバキ!! ロケット団はおばあさんの攻撃に命中! そして袋に入った団子
          を離し、逃げた。
          ロケット団「覚えてろよーーーー!!」
          カルロス「す、すげー。 放棄をヌンチャックのように振り回すとは…」
          コゴロウ「ヌンチャックだったら自分も命中してるよ。」
          おばあさん「あんた達山の奥まで行くんだろ? だったら大きなイワークに会うといい
                じゃろ。 この山の土がよくてな。」
          サトシ「大きなイワーク?」
          イミテ「あのー、危ない奴じゃないですよね?」
          おばあさん「大丈夫! 性格はおとなしい奴じゃよ!」

          ―山の奥―

          タイチ「何だかすごいね、この山。 岩だらけだよ。」
          ライゾウ「まあ、岩と地面系ポケモン達の生息地として存在されてるからな。」
          ミズキ「ん? お、おいみんな! これ見てくれよ!」
          全員「え?」
          ミズキはある場所を指した。 そこには何と深く経込んでいる道があった。
          アツシ「な、何だこれは?」
          ミズキ「何だか分からないけど、何か大きな物が通ってきたような感じだぜ。」
          サトシ達はその道に行って見た。
          ヤス「一体誰がこんな道作ったんだ?」
          コゴロウ「この跡…正しくイワークその物だな。」
          ブルーザー「でもこんなサイズの道を作ったイワークなんていないぜ?」
          コゴロウ「でもその1匹ならいるぞ?」
          ブルーザー「え?」
          ゴゴゴゴゴゴゴ… 突然地面が揺れ始めた!
          カズ「な、何だ!?」
          ルミカ「地震でございますの!?」
          ケイタ「な、何かこっちに向かって来るぞ!?」
          全員「え!?」
          道の先によく見たら、何と大きいイワークが現れた! しかもそのイワークはサトシ達の方へ向かっている!
          大きいイワーク「イワーーーーーー!!!」
          全員「大きなイワークだ!!!」
          カツラ「逃げるぞ! 逃げないと押し潰されるぞ!」
          サトシ達は逃げた。 だがイワークのスピードが速すぎて、追いついてしまいそうだ。
          サトシ「潰されるーーー!!」
          その時岩の側に謎の人物が現れた!
          ???「こっちだ!」
          全員「え!?」
          サトシ「と、とにかく行ってみよう!」
          サトシ達は謎の人物のいた所へ行った。 そしてイワークは通り過ぎた。
          アツコ「はー、危ない所だったわー。」
          カツコ「でも助かってよかったわ。」
          クリスティ「あれが大きいイワークだとはねー。」
          カルロス「しかも普通のイワークよりも遥かにでかい…」
          ???「お前達大丈夫か?」
          サトシ達は謎の人物の方へ振り向いた。
          サトシ「あ、はい! ありがとうござい…え!?」
          何とその人物の正体は、四天王のシバだった!
          全員「シバ先生!?」
          シバ「おや? どうやら俺の名前を知ってるようだな。 まあ、それよりも、怪我なくて
             よかったな。」
          タケシ「あの、シバ先生! お願いがあります! こいつを弟子にさせてください!」
          タケシはサトシの頭を押し、お辞儀させていた。
          サトシ「うわ!!」
          シバ「弟子?」
          タケシ「はい! ポケモンリーグに出場するために奥義を極めたいんです!」
          シバ「ふむ…」
          サトシ「よ、よろしくお願いします。」
          シゲル「あ、ついでに俺も…」
          ブルー「あ、あたしもよろしくお願いします。」
          アキラ「お、俺も…」
          カツコ「あ、あたしもです…」
          シバ「じゃ、何でもするんだな?」
          サトシ「あ、はい!」

          ―川―

          サトシ達はバケツで水を汲んでいた。
          カスミ「で、何の意味があるの、その特訓?」
          タケシ「バケツ汲みは筋力を上げるための物なんだ!」
          ブレイク「俺達は別にいいが、ポケモンはどうするんだ?」
          タケシ「後でやると思うけどな。」
          ゼトラ「ところで何で俺までなんだ?」
          デルヴァ「まあ、修行ぐらいいいじゃないか。 久々に力も上げるところだし!」
          ゼトラ「それもそうか?」

          ―数分後―

          水を汲み終わってから、サトシ、シゲル、ブルー、アキラとカツコは斧で牧を斬っていた。
          ブレイク「これも修行の1つか?」
          タケシ「ああ、これも筋力を上げるんだ!」
          キース「何だか楽しそうだな。 コゴロウ、ちょっと牧5本ぐらいこっちに投げて
          くれないか?」
          コゴロウ「え? ああ、いいぜ? それ!」
          コゴロウは牧5本キースの方へ投げた。
          キース「むん!!」
          グサグサグサグサ! キースは一瞬素早く牧を切り裂いた!
          アシュラ「おー! さすがに早いでござる!」
          キース「まあ、俺はこう見えても一流のバーサーカーだけどな!」
          コゴロウ「あ、そうだ! ゼトラ、ここに牧並んでおいたから、ちょっと斬ってくれない
           か?」
          ゼトラ「あ?」

          コゴロウは牧10本ぐらい並べた。
          グサ!!! ゼトラは刀を出し、その牧全部立てに斬った!
          コゴロウ「お見事! 刀が長いから斬りやすい! 正しくクリーンヒット!」
          ガシ!! ゼトラはコゴロウに刀で斬ろうとするが、コゴロウは真剣白刃取りで刀を
          掴んだ。
          ゼトラ「俺の殺神刀は民具じゃねえぞ?」
          コゴロウ「いや、それは分かるけど…」

          ―更に数分後―

          牧を斬り終わってから、シバはサトシに1本の木を渡した。
          シバ「この木を削ってくれ。」
          サトシ「は?」
          シゲル「これは何の修行?」
          タケシ「さあ…」

          ―再び数分後―

          サトシは木を削り終わり、シバの所へ戻った。
          サトシ「シバ先生! 削り終わりました!」
          と気付いたら、芝はオジヤを作っていた。
          シバ「火を起こすには「扇」で仰ぐ。 オジヤの「奥義」は「扇子」かな?   なんちゃって!」
          シーーーーーーン… サトシ達は真っ暗な状態で沈黙となった。
          ブルー「寒いギャグ…」
          サトシ「先生…」
          ピカチュウ「ピカ…」
          シャワーズ「寒い…」
          その時シバは削った木を真っ二つにし、箸に使った。 それを使ってオジヤを食べていた。
          シバ「助かった、今日で飯抜きかと思った…」
          全員「……………」
          サムライ「この人本当に四天王のシバでござるか?」
          サクラ「センスのない親父ギャグ言うし…」
          アヤメ「食べてる時は隙だらけだし…」
          タケシ「お前達には先生の偉大さが分かっていない!」
          突然タケシは1本の木を持ち上げた。
          タケシ「心の目は常に開いておられるのだ!」
          カルロス「あ、そうか。 飯食ってる間後ろから攻めれば、すぐに攻撃をかわせる。 
               それが格闘家の奥義だな!」
          タケシ「その通り! 先生、奥義を見せてください!」
          バキ!!!! 何とタケシはシバを殴った!
          シバ「ぐは!!」
          全員「え!?」
          シバ「い、痛い…」
          ドサ! シバは倒れた!
          タケシ「せ、先生!」
          ドサ!! サトシ達はこけた。

          カルロス「全く隙あんじゃねえか!!」
          バキ!! カルロスはタケシを殴った!
          タケシ「アウチ!」

          ―またまた数分後―

          シバは生気に戻った。 でも頭にはこぶが出来ていて、痛みがまだ感じるらしい。
          シバ「ポケモントレーナーの奥義…そんな物はない!」
          全員「えーーー!?」
          サトシ「奥義なんてないの!?」
          シバ「俺がこの山に篭ったのは大きなイワークをゲットするためだ。 やはり強い
             ポケモンをゲットしないとなー! ハッハッハッハッハ!」
          ガク! サトシ達はこけた。
          サトシ「そんなーーー…」
          タケシ「はーーー!! シバ先生のイメージが崩れて行くーーー!!」
          タケシは頭を抱えながら苦しんでいた。
          シバ「………」

          ―崖の上―

          サトシ達の上の崖にロケット団がいた。
          ニャース「四天王も欲しがるイワーク…」
          ムサシ「あたし達がゲットするわよ!」

          ―ある岩場―

          ロケット団はバズーカを持ちながら岩場に着いた。
          コジロウ「ホントにここにいるのか?」
          ニャース「確かここに見掛けたんだけどニャ…」
          ドガーーーーーーーン!!! その時地面から大きなイワークが現れた!
          ロケット団「げ!!」
          大きいイワーク「イワーーーー!!!!」
          ヤマト「で、でかい!!」
          コサブロウ「これはでか過ぎる!!!」

          ―一方サトシ達―

          サトシ「はー、四天王のシバなら奥義の1つ知ってるかと思った。」
          シゲル「四天王のシバってこんな奴だったのか?」
          ブルー「来た意味なんてないわよ。」
          アキラ「俺ビデオで見た時、シバは真面目な奴だと思った。」
          カツコ「でもあんな人だったなんて、信じられないわ。」
          ボタン「まあ、奥義はそう簡単に掴める物じゃないわよ。」
          カルロス「俺もお前達にも奥義教われたいが、リーグの事はまだ分からないからな。」
          サトシ「なあ、これからどうする?」
          コゴロウ「これは仕方なく自分達で自主トレするか。 まあ、リーグまでまだたっぷり
               時間があるし…」
          ドーーーンドーーーン!! その時どこかから爆発音が聞こえた!
          セイヨ「な、何、この音?」
          ジュン「何かの爆発音!?」

          ―一方ロケット団―

          ドーーーンドーーーン!! ロケット団はバズーカで大きいイワークに撃っている。
          ドカーーーーーン!!! バズーカのミサイルは大きいイワークに命中!
          大きいイワーク「イワ!!」
          サノスケ「当たったか!」
          ゴエモン「これならゲット!」
          大きいイワーク「イワーーーーー!!!」
          でも大きいイワークは平気な顔をしながらロケット団を襲った!
          ハンゾウ「全く平気じゃねえか!!」
          ニャース「逃げるニャーーーーー!!!」
          ロケット団はある洞窟の中へ逃げた。
          ドガーーーーン!!! 大きいイワークは思いっきり崖にぶつかり、岩が転がり落ち、
          洞窟の出口を塞ごうとする!
          ムサシ「このままじゃ生き埋めよーーー!!」
          コジロウ「誰か助けてくれーーー!!」
          その時サトシ達はロケット団と大きいイワークのいる岩場の崖に着いた。
          ダイスケ「あれは、大きなイワークだ!」
          マチス「アンドこのボイスは、ロケット団!」
          ナツメ「早く助けないと!」
          サトシ「よーし、岩は水に弱い! シャワーズ、君に決めた!」
          シャワーズ「オッケー!」
          ブルー「カメちゃん、行くのよ!」
          カスミ「行くのよ、マーイステディ!」
          カメちゃん「ガメーーー!!」
          ヒトデマン「ジェア!」
          タケシ「イワークにはイワークだ! イワーク、行け!」
          イワーク「イワーーー!!」
          サクラ「ジュゴン、行くのよ!」
          アヤメ「アズマオウ、出番よ!」
          ボタン「スターミー、行け!」
          ジュゴン「ジュゴーーーン!」
          アズマオウ「マオウーーー!」
          スターミー「フーーー!」
          ジュン「岩は草にも弱い! ウツドン、行け!」
          ダイスケ「こっちは水系のニョロボンだ!」
          ナツメ「行くのよ、ナッシー!」
          エリカ「行け、クサイハナ!」
          キース「こっちはウツボットだ!」
          ミサ「パルシェン、4649(ヨロシク)!」
          ウツドン「ドーーーン!!」
          ニョロボン「ニョロ!!」
          ナッシー「ナッシーーー!!」
          クサイハナ「ハナーーー!!」
          ウツボット「ボットーーー!!」
          パルシェン「シェン!」
          イミテ「メタモン、サトシのシャワーズに「変身」よ!」
          メタモン「モン!」
          ジュワーーーーー!!! メタモンの「変身」! メタモンはサトシシャワーズに変身
          した!
          メタモン「行くよーーー!」
          ミズキ「こっちもシャワーズだ!」
          ルミカ「行くのよ、ラフレシア!」
          アツコ「タマタマ、行くのよ!」
          シャワーズ2「シャワーーー!!」
          ラフレシア「ラッフーーー!!」
          タマタマ「タマーーー!!」
          タケシ「イワーク、「体当たり」!」
          イワーク「イワーーーー!!」
          ドカ!! イワークの「体当たり」! でも効果は今一つのようだ。
          大きいイワーク「イワ?」
          タケシ「く、だめか! 防御力が高すぎてダメージが多くない!」
          大きいイワーク「イワーーーーーー!!!」
          ドガーーーーン!!! 大きいイワークは再び崖にぶつけ、再びロケット団を埋めようと
          する。
          ヤマト「お願いーーー、助けてーーーー!」
          コサブロウ「見捨てないでくれーーー!」
          サトシ「こうなったら、水系ポケモン全員「水鉄砲」!」
          ブルー「カメちゃんは「ハイドロポンプ」で行くのよ!」
          シャワーズ1「オッケー! ブーーーーーー!!」
          カメちゃん「ガメーーーーー!!」
          バシャ!!! 全水系ポケモン達の「水鉄砲」とカメちゃんの「ハイドロポンプ」! 
          効果は抜群だ!
          大きいイワーク「イワ!?」
          だがそれでもダメージは大きくないようだ。
          ジュン「次はウツドン、「葉っぱカッター」!」
          エリカ「クサイハナ、「花弁の舞」!」
          キース「ウツボットもウツドンと共に行け!」
          ルミカ「ラフレシア、コジロウ様を助けるために「花弁の舞」!」
          アツコ「タマタマ、「宿木の種」!」
          ウツドン「ドドーーーン!!」
          ウツボット「ウツボットーーーーーー!!」
          グサグサグサグサ! ウツドンとウツボットの「葉っぱカッター」! 効果は抜群だ!
          大きいイワーク「イワ!!」
          クサイハナ「クッサーーーーー!!」
          ラフレシア「ラフラフーーー!!」
          シュシュシュシュ! クサイハナとラフレシアの「花弁の舞」! 効果は抜群だ!
          大きいイワーク「イワ!!」
          タマタマ「タマタマーーーー!!」
          ギュルルルルルル!!! タマタマの「宿木の種」! 大きいイワークの体力が少しずつ
          吸い取って行く!
          大きいイワーク「イワーーーー!!!」
          サトシ「よーし、その調子だ!」
          ニャース「ニャーーー、今の内に逃げるニャ! ニャ? ニャ!?」
          気付いたらニャース以外ロケット団の姿が消えた! そして再び気付いたら洞窟から出て、
          逃げ出した。
          サノスケ「言われなくても分かってるよーーー!!」
          ニャース「ニャーーー!! ちょっと待ってニャーーーーー!!!」
          ニャースも逃げた。
          大きいイワーク「イワ!!」
          ブチ!! 大きいイワークは力ずく「宿木の種」を破った!
          アツコ「あ!! 「宿木の種」が!!」
          大きいイワーク「イワーーーーー!!」
          バキ!! 大きいイワークの「叩き付ける」攻撃! シャワーズ達は攻撃を受け、大
          ダメージを与えた!
          シャワーズ1「うわ!!!」
          サトシ「シャワーズ!!」
          バキ!! まだ攻撃を続けていた大きいイワークはロケット団も叩き付けた!
          ロケット団「ぎゃ!?」
          攻撃を受けたロケット団は吹き飛ばされた!
          ゴエモン「結局…」
          ハンゾウ「南極…」
          ニャース「こうなるニャー!」
          ロケット団1「やな感じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
          ロケット団2「そしてやな気持ち〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
          ロケット団3「アンドやなフィーリング〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
          キラ!!
          大きいイワーク「イワーーーーーーーー!!!」
          キョウ「だめでござる! パワーが違いすぎるでござる!」
          アヤ「おまけに気が立ってるわ!」
          ギロ!! その時大きいイワークがサトシ達の方へ睨み付いた!
          マサ「ま、まさか!?」
          ドガーーーーーン!!! 何とイワークはサトシ達の方の崖に突進して来た!
          全員「わ!!」
          サトシ「あ、あーーー!!」
          ピカチュウ「ピカーーー!!」
          サトシとピカチュウは崖に落ちた!
          カスミ「あ、サトシ!!」
          サトシ「いててて…」
          シゲル「サトシ、大丈夫か!?」
          サトシ「ああ、何とか…」
          ブルー「早くそこから逃げて!!」
          サトシ「今逃げる所だよ! その前にシャワーズを…」
          シャワーズ「う…サトシ…」
          サトシ「待ってろ、シャワーズ! 今そっち…うわ!?」
          大きいイワーク「イワーーーー!!!」
          大きいイワークはサトシの前にいた!
          サトシ「あわわわわ!!」
          ピカチュウ「ピ、ピーーカーーチュウーーーーーーー!!!」
          ビリリリリリリリリリ!!!! ピカチュウの「電気ショック」! でも効果はなかった
          みたい…
          大きいイワーク「イワ?」
          サトシ「だ、だめだ…電撃には効かない…」
          大きいイワーク「イワーーーーーーーーー!!!!」
          大きいイワークはサトシに襲いかけてくる!
          サトシ「うわーーーーーーーー!!!!」
          ピカチュウ「ピカーーーーーーー!!!!」
          カスミ「サトシ!!!」
          ガシ!! シュ!! 突然誰かがサトシとピカチュウを抱え、その場から離れた!
          サトシ「え!?」
          ドガーーーーーーーン!!!! 大きいイワークはそのまま地面に突進した! その時
          サトシは無事に崖の上に戻った!
          サトシ「な、な!?」
          ピカチュウ「ピカ!?」
          何とサトシを助けたその人物はシバだった!
          サトシ「シバ先生!?」
          シバ「大丈夫か?」
          シゲル「サトシ!!」
          シゲル達はサトシの所へ走った。
          ブルー「大丈夫、サトシ!?」
          サトシ「ああ、大丈夫! でもシャワーズは!?」
          シバ「シャワーズならここだ。」
          何と近くの木の側にシャワーズが出て来た!
          シャワーズ「サトシ!」
          サトシ「シャワーズ! 大丈夫か!?」
          シャワーズ「うん! シバさんのすごい傷薬のおかげで治ったよ!」
          サトシ「そうか、ありがとうございます、シバ先生!」
          シバ「例はいいが、このイワークは俺に任せろ。」
          その時シバは崖に飛び降りた!
          全員「え!?」
          大きいイワーク「イワ?」
          その時大きいイワークは無事着地したシバの方へ睨んだ!
          大きいイワーク「イワーーー!!」
          ドガドガドガドガーーーーン!!! 大きいイワークはシバに襲いかかる! だがシバは
          攻撃を避け続き、大きいイワークは連続で地面に突進し続ける!
          サトシ「シバ先生!」
          フウコ「そんなの無茶だわ!」
          ドリオ「ポケモンなしで戦うなんて無茶過ぎるぜ!」
          その時シバは大きいイワークの頭に乗っかった!
          大きいイワーク「イワ!?」
          バシ!!! 大きいイワークの「叩き付ける」攻撃! だがシバは素早く攻撃を避け、
          大きいイワークは間違えて頭に命中した!
          大きいイワーク「イワ〜〜〜…」
          大きいイワークは弱まっている。
          ミサ「あ、見て! イワークが弱ってる!」
          シバ「イワーク、何も恐れる事はない。 お前の心、伝えてくれ…」
          シバは人差し指を出したまま手を組み、沈黙になった。
          大きいイワーク「イワ…」
          大きいイワークは怒りを沈んだ。
          シバ「…ここか?」
          シバは大きいイワークの岩の隅に触れた。
          大きいイワーク「イワーーー…」
          その時大きいイワークはシバが触れた所に痛みを感じた。
          シバ「お前を苦しめてる原因は…これだな!?」
          シバは大きいイワークが痛みを感じた所に手を伸ばし、何かを掴んだ。
          シバ「この奥に何かが挟まってるんだな!?」
          シバはそれを引っ張り始める。
          シバ「うぐぐぐぐぐぐ…」
          ボコ!! シバは謎の物体を引っ張り出した!
          全員「ああ!!」
          その謎の物体はサンドパンだった!
          サンドパン「パン!」
          シバ「お前か、イワークの隙間に入っていたのは。」
          イミテ「あれ、サンドパン!?」
          ライゾウ「そうか、サンドパンの針で痛みを感じたのか。」
          シバ「こんな所に入るんじゃないぞ!」
          サンドパン「パンパン!」
          サンドパンはどこかへ行ってしまった。
          シバ「どうだ、イワーク。 俺と付いて行く気があるか? つまり、ゲットする事になる
             が…」
          大きいイワークが頷いた。
          シバ「よーし、じゃあこれからもよろしくな、イワーク! モンスターボール!」
          ポン! コロコロ、コロコロ、シュウーーーーー…
          シバ「イワーク、ゲットだぜ!」
          サトシ「先生!」
          サトシ達はシバの所へ走った。
          タイチ「すごい! 先生ってすごいよ!」
          ミズキ「でもどうして中にサンドパンが入っていた事を分かったんですか!? どんな
              奥義で!?」
          シバ「さっきは言ったはずだ。 奥義なんてないと。 お前達にはもう分かっていると
             思ったが…」
          サトシ「え?」
          ピカチュウ「ピ?」
          シャワーズ「え?」
          シバ「もしも奥義と言う物があるとしたら、ただ1つ。 ポケモンと人の心と心で繋がる
             事だ。 お互いを助けようとしたお前とピカチュウとシャワーズのようにな!」
          サトシ「うん!」
          シバ「いつかお前と戦えるのを楽しみにしている。 その日まで…さらばだ!」
          シバは崖の上まで跳び、行ってしまった。
          カスミ「心の繋がりかー。」
          タケシ「さすがシバ先生!」
          サトシ「先生…」

          ミヤーザーキ山で四天王シバと出会ったサトシ達。 残念ながら奥義を教えてくれてくれ
          なかったが、心の繋がりがあれば勝てるかも。 ポケモンリーグまでまだ時間がある! 
          サトシ達よ、リーグの日まで急いで自主トレをするのだ! そして夕方、その頃
          ロケット団は、ある岩場で野生のイワーク達に責められていた。

          ムサシ「あわわわわ…」
          コジロウ「ちょっと、落ち着いて話し合いましょうよ…」
          イワーク達「イワーーーー…」
          ロケット団1「やな感じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
          ロケット団2「そしてやな気持ち〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
          ロケット団3「アンドやなフィーリング〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

          続く。