ポケットモンスター小説版
          第120話 激突! 超古代ポケモン!

          ミヤーザーキ山で四天王のシバと出会ったサトシ達は、ある山でキャンプを構えて自主
          トレを続けている。

          タケシ「ロコン、「火炎放射」!」
          サトシ「ピカチュウ、「10万ボルト」!」
          ロコン「コーーーーン…」
          ピカチュウ「ピーーーカーーー…」
          スッ! ピカチュウとロコンは攻撃を溜めている間、プリンが現れた!
          プリン「プリーーー!」
          ロコン「コン!?」
          ピカチュウ「ピカ!?」
          シゲル「プリン!?」
          ブルー「危ない!!」
          ロコン「コーーーーン!!!」
          ブォーーーーーーー!!! ロコンは「火炎放射」を別の方向へ攻撃した!
          ピカチュウ「ピカーーーー!!!!」
          ビリリリリリリリ!!! ピカチュウは「10万ボルト」をロコンと同じ方向へ攻撃した!
          プリン「プリ!!!」
          ドカーーーーーーーン!!!! 互いの攻撃が崖に命中した!
          サトシ「あ! 炎と電撃が崖に…!」
          その時崩れた崖の中から大きな遺跡のような物が出て来た!
          カスミ「あ、見て! 崖の崩れた所に…!」
          サムライ「ひゃー、これはすごい物でござるな!」
          サクラ「銅鐸かしら?」

          知らない人がいたら説明しよう。 銅鐸とは、古代に作られた、釣鐘形の青銅器。 祭り
          などに使われたと言われている。(説明せんでいい(汗)

          アヤメ「何かの遺跡かしら?」
          カルロス「これは何だか興味ありそうな物だな。」
          カルロスは崩れた岩を退かした。 その時両側にコーンのような形をしていて、金色に
          輝く物が出て来た。
          カルロス「ん? 何だこりゃ?」
          ボタン「まさか、お宝発見!?」
          ???「ちょっとそれ見せて!」
          その時謎の人物がカルロスの手から宝を取った!
          全員「あ!! 誰だ!?」
          その人物は女性であり、虫眼鏡を使って宝を研究していた。
          ???「これは…間違えないわ! 団長ーーーー!! ついに見つけましたーーー!!」
          タケシ「………」
          タケシはその女性を見た瞬間に一目惚れされた。
          全員「あ、あのーーー…」
          団長「何ですとーーー!?」
          その時謎の団長と謎の団員達が現れた。
          ???「これこそ「金の瞳」ですよ!」
          団長「とうとう見つかりましたか! おめでとう、ホクト博士! 君の仮説は立証された
             ような物だな!」
          全員「あのーーー…」
          ホクト「早速調査よ!」
          全員「あのーーー…」
          ホクト「あら? 貴方達誰?」
          サトシ達はガクッと落ち込んだ。
          アキラ「早く気付けよ…」

          ―研究員達のキャンプ場―

          サトシ達は様々な掘り出された宝物を見ていた。
          セイヨ「へぇー、貴方達超古代文明の調査員なのね?」
          ホクト「そう! 古代ポケモニア文明を調べているの。 ポケモンを超自然の力として
              崇めていたのよ。 何かの天変地異で消滅したらしいけど…」
          その時サトシ達はコダックのような銅像を見た。 鹿もそのコダックの銅像は、変な模様
          で描かれていた。
          ジュン「あのー、このコダックの銅像は?」
          ホクト「あ、これはポケモニア文明で作られたコダックの埴輪よ! 変に見えるけど、
              かなりのいい出来でしょ?」
          ダイスケ「こんなコダックの埴輪…初めて見た…」
          マチス「確かにファニーなスタイルをしたスカルプチャーだが…」
          団長「おーい、ホクト博士!」
          団長がテントの中に入った。
          団長「銅鐸の裏側にこれを!」
          団長は手に金色に輝くスプーンの形をした宝を持っていた。 それをホクトに渡した。
          ホクト「これは?」
          団長「「金の瞳」と同じ種類の物だろう。」
          ホクト「石板に書かれてた「二つの力」って、これの事なのかな?」
          ナツメ「石板…て何?」
          団長「彼女が6歳の時に解読したポケモニア文字の石板だよ!」
          エリカ「6歳から? と言う事は…」
          サトシ「すっげー! ホクトちゃんってもしかして、天才少女!?」
          シャワーズ「すごーい! 古代文章も解読できるなんてすごい!」
          ピカチュウ「ピッカー!」
          サトシ達は言ったこの「ホクトちゃん」は、ちゃん付けで言っている事。 彼女にとって
          は気に入っているようだ。 その誉め方でホクトは照れていた。
          ホクト「わ、私はただ古代文明が好きだからよーーー!」
          ホクトは恥ずかしい状態になりながら、手に持ったスプーンを振り回した。 その時振り
          回した途端、サトシ達が銅鐸で見つけた宝が黄色く光った。
          ピカチュウ「ピ?」
          ピカチュウはその他からに振り向いたら、宝の光が一瞬に止まった。
          シャワーズ「どうしたの、ピカチュウ?」
          ピカチュウ「ピ、ピカカピカッピ!」
          シャワーズ「お宝が光った? そう見えないけど?」
          ピカチュウ「ピ、ピカ?」
          その時ホクトはある石板を出した。
          ホクト「見て! これがその石板なの!」
          キョウ「ほほう、これがポケモニア文字でござるか…」
          アヤ「でも読めないわよ? 何て書いてあるの?」
          ホクト「解読すればこうなるわ。 『世界を滅ぼす二つの力…黒き闇、天に染め、金の瞳
              気に乱す…世界をわかつ争いは人に術なく渦となり、空に異界の扉が開く…ここ
              に全てを静めし力、玉となりて地平に帰りぬ…』。」
          サトシ「ぜ…全然分からん…」
          ホクト「だからこの言葉の意味を解明したいのよ!」
          ブルーザー「そう言えば、ゼトラ伝説の古代文字も解読できるんだよな?」
          ゼトラ「ああ、伝説のソルジャーとしてな。」
          ホクト「え!? 貴方も読めるの!? じゃあ、これをもう1回読んで、解明して
              くれないかしら?」
          ゼトラ「出来るだけやってみる。」
          ゼトラは石板をもう1度読んだ。
          フウコ「で? 意味分かった?」
          ゼトラ「…さっぱり分かんねえ。」
          ドサ!! サトシ達はこけた。
          ゼトラ「意味不明が多すぎて全然分からない…これ本当にポケモニア文字か?」
          ホクト「確かにこれ、ポケモニア文字だけど、やっぱり分からなかった?」
          コゴロウ「それでも伝説のソルジャーか?」
          コゴロウは小声で言った。
          ゼトラ「何か言ったか!?」
          反応したようだ。
          デルヴァ「まあまあ、落ち着け。」

          ―一方ロケット団―

          ロケット団は双眼鏡で遺跡の方を見た。
          ムサシ「あれが古代の遺跡ね?」
          コジロウ「何だかお宝の匂いがするぜ!」
          ニャース「夜にニャッたら盗みに行くニャ!」
          ヤマト「金銀財宝ザックザクゲットよー♪」

          ―夜―

          コサブロウ「今回は何だかんだと言わないように…」
          サノスケ「こっそり潜んで宝捜し…」
          ロケット団は遺跡に着いた。
          ゴエモン「この奥にもっと宝があるんだよな?」
          ハンゾウ「早速宝捜し開始だぜ!」
          ムサシ「行け、アーボック!」
          アーボック「シャーーーボック!!!」
          ムサシ「「穴を掘る」でお宝を探すのよ!」
          アーボック「シャボ!」
          ドガーーーーン!!! アーボックの「穴を掘る」攻撃! アーボックは穴を掘って宝を
          探しに行った。
          ムサシ「お宝ちゃんカモーン♪」
          ドガーーーーン!!! アーボックは戻ってきた。
          コジロウ「おや? 早かったな?」
          ムサシ「どんなお宝持って来た?」
          アーボックの口に挟んでいた物は、黒く丸い3つの石のような物だった。
          ヤマト「ん? 何あれ?」
          コサブロウ「何だか支えないなー。」
          カッ!! その時黒い石が赤く光り、その光がアーボックを包んだ!
          アーボック「シャボ!?」
          ロケット団「な!?」
          ムサシ「あ、アーボック!?」
          シュン!! アーボックはその黒い石の中に消えて行った!
          サノスケ「な、中に入った…」
          その時黒い石が宙に浮き、ロケット団を襲うとする。
          ムサシ「いやーーー!! 来ないでーーー!!」
          カッ!!! ロケット団は赤い光に包まれた!
          ゴエモン「な!? か、体が…」
          ハンゾウ「う、動かねえ…」
          ロケット団1「やな感じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
          ロケット団2「そしてやな気持ち〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
          ロケット団3「アンドやなフィーリング〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
          シュン!! そしてロケット団は黒い石の中に消えて行った。
          ズシーンズシーンズシーンズシーン…その後誰もいないはずなのに、謎の足跡が地面に
          残った…

          ―翌朝―

          サトシ達はホクトとまだ会話していた。 だが、その時…
          デルヴァ「サトシーーー!!! 大変だーーーーー!!!」
          バタン!! デルヴァは思いっきりドアを開けた。
          サトシ「な、どうしたんだ、デルヴァ!?」
          デルヴァ「銅鐸の側にもう1つの遺跡が発見したぞ!」
          全員「えーーー!?」

          ―遺跡―

          デルヴァの言った通り、昨日発見した銅鐸の側にもう1つの遺跡があった! サトシ達と
          団員達はその遺跡に着いた。
          ドリオ「な、何だ、あの遺跡は!?」
          デルヴァ「分からねえけど、もう1度遺跡に調べてみたら、もう1つがここに
               あったんだよ!」
          ホクト「中から何か出て来たらしいわね? ほら、足跡が残ってるわ!」
          ホクトは地面に残ってる足跡の方へ指した。
          キース「そう言えば、何だこの足跡は?」
          団長「おや? この黒い石のようなものは?」
          団長はその黒い石を拾った。
          カッ!!! シュン!! その時赤い光が団長に包み、石の中へ消えて行った!
          全員「な!?」
          マサ「き、消えた!?」
          ミサ「一体どうやって!?」
          その時黒い石は再び宙に浮かび、サトシ達を襲うとする!
          イミテ「ち、宙に浮かび始めたわ!」
          タイチ「何、あの石は!?」
          よーく中を見てみると、何とロケット団が映って来た!
          コジロウ(おーい、ちょっとー…)
          ニャース(助けてくれニャー…)
          ライゾウ「わーーーー!! 中にはロケット団がーーーー!!!」
          ルミカ「まあ! コジロウ様が入っておられるとはさすがにすごいですわ!」
          サトシ「そんな事よりも、逃げるぞ!!」
          サトシ達は逃げた。 だが黒い石はサトシ達を追う。
          サトシ「みんな、車の中に逃げるぞ!!」
          サトシ達は調査員用の車に入り、ドアを閉めた。 だが他の団員達はまだ外にいた。
          カッ!! 団員達は赤い光に包まれた!
          団員達「うわーーーー!!!」
          シュン!! 団員達は黒い石の中に消えて行った。 その時団員達が消えた後、石の中
          から黒い気体が出て来た! しかもだんだんと大きくなって行く!
          ミズキ「な、何だ?」
          アツシ「何が起こるんだ?」
          ガシーーーーン!!! 謎の気体が実体化となり、その姿は変な模様をした巨大化の
          ゲンガーだった!
          ゲンガー「ゲンガーーーーー!!!」
          ヤス「あれは、ゲンガー!?」
          カズ「し、しかもでかいぞ!?」
          ルミカ「何なんでしょうか、あの模様?」
          その時空が黒い雲に染め始めた!
          ケイタ「今度は空が黒いに染め始めたぞ!?」
          カツラ「これはまさかゲンガーの仕業か?」
          ゼトラ「これは…石板に書いてあった奴と同じだ!」
          全員「え!?」
          ゼトラ「『黒き闇、天に染め…』恐らく、あのゲンガーの事だと思う!」
          ホクト「そう言う意味をしていたの!?」

          ―ゲンガーの体の中―

          一方ゲンガーの体の中に入ってしまったロケット団と調査員達は、黒い石の中に閉じ
          込んでいた。 もちろんまだ生きている。
          ムサシ「一体何が起きるの?」
          団長「うーむ、外から観察したかったけどなー。」
          ヤマト「のんきね、あんた…」

          ―外―

          サトシ達は車から出たら、ゲンガーは山を降りようとする。
          アツコ「あのゲンガー、山を降りるつもりよ!」
          カツコ「でも、どこへ向かうのかしら?」
          ブルーザー「ちょっと待てよ? あの方向は確か…マサラタウン!?」
          全員「え!?」
          シゲル「マサラタウンへ向かう気なのか!?」
          ブルー「大変!! 早く何とかしなきゃ!!」
          サトシ「ホクトちゃん、奴を封印する方法を見つけて!」
          ホクト「え、ええ!」
          サトシ「その間は俺達がこいつを止める! ピジョン、君に決めた!」
          ピジョン「ピジョーーーン!!」
          サトシ「ピジョン、「風起こし」で奴を足止めするんだ!」

          ピジョン「ピジョジョジョジョーーーーーン!!!」
          バサバサバサバサ!! ピジョンの「風起こし」!
          ゲンガー「ゲンガーーーーー!!!」
          ピカ!!! ゲンガーの目が赤く光った!
          カッ!! ピジョンは赤い光に包まれた!
          ピジョン「ピジョ!?」
          サトシ「ピジョン!!」
          シュン!! ピジョンはゲンガーの体の中へ消えて行った。

          ―ゲンガーの体の中―

          ドサ!! ピジョンはニャースの上に落ちた!
          ニャース「ぶぎゃ!!」
          ピジョン「ピジョ〜〜〜…」
          コサブロウ「お? 新入りだな?」
          ムサシ「この役立たずの焼き鳥!! タレ付けて食っちゃうわよ!!!」
          ブンブンブンブン! ムサシは気を失ったままのピジョンを激しく揺らしている。
          サノスケ「おい、落ち着け。 ちなみにこいつ食ったらジャリボーイに殺されるぞ?」

          ―外―

          クリスティ「ポケモン使っても無理みたいね。」
          ゼトラ「フン! 何だか面白そうだな! 相手が超古代文明のポケモンならば、こっち
              には最強の伝説のソルジャーがいるぜ! 奴を止めに行くぞ、デルヴァ!」
          デルヴァ「おう!」
          ゼトラとデルヴァはゲンガーの後を追った!
          サトシ「あ、ゼトラ、デルヴァ!!」
          ダッ!! その時ゼトラは高く跳んだ! そして刀を出し、高く上げた。
          ゼトラ「行くぞ! 雷(いかずち)の斬、「雷斬…」」
          ピカ!!! ゲンガーの目が赤く光った!
          カッ!! ゼトラは赤い光に包まれた!
          ゼトラ「な!?」
          デルヴァ「ゼトラ!?」
          ゼトラ「な…に…!?」
          シュン!! ゼトラはゲンガーの体の中に消えて行った。

          ―ゲンガーの体の中―

          ドサ!! ゼトラは落ちて来た!
          ゼトラ「いで!!」
          ゴエモン「お? また新入りだな?」
          ゼトラ「いってーーー…何だ、ここは?」
          コジロウ「何やってんだよ、お前は!? それでも伝説のソルジャーか!?」
          ブンブンブンブン! コジロウはゼトラの襟を掴みながら激しく揺らし始めた!
          ゼトラ「な、な、な、な!?」
          ガシン!! ゼトラは思いっきり刀を降らし、コジロウは真剣白刃取りで刀を掴んだ。
          ゼトラ「何しやがるんだ、貴様?」
          コジロウ「ちょ、ちょっと、無駄な事は止せ…」

          ―外―

          カルロス「ゼトラも消えた!?」
          デルヴァ「ああ。 やっぱりあのゲンガー、どんな事してもかなわねえぜ!」
          ギロ!! その時ゲンガーはサトシ達の方へ睨み付けた!
          全員「え!?」
          ゲンガー「ゲンガーーーーー!!!」
          ゲンガーはサトシ達の方へ向かう!
          コゴロウ「こ、こっちに来るぞ!!」
          ブレイク「車に逃げろーーー!!」
          サトシ達は車の方まで逃げた!
          ガチャ! タケシがドアを開いたら、中には…
          タケシ「な!? ほ、ホクトちゃん!?」
          気付いたらホクトの目が黄色く光っていて、周りの物が宙に浮いていた。 そして2つの
          金の瞳も黄色く光っていた! 
          ピカ!!!! そして2つの金の瞳がお互い組み合い、巨大な光が放った!
          全員「うわ!!」
          金の瞳はいきなり外へ飛んで行った!
          アシュラ「な、何なんでござるか!?」
          ホクト「は! わ、私は一体!?」
          カスミ「よかった、正気に戻ったのね!」
          ホクト「あ、あれは!?」
          その時金の瞳の中から謎の気体が出て来た!
          シゲル「おい、何か出てくるぞ?」
          ブルー「ま、まさか…また?」
          ガシーーーーン!! 謎の気体が実体化となり、その姿は変な模様をした巨大化の
          フーディンだった!
          フーディン「フーディン!」
          サムライ「今度はフーディンでござるぞ!?」
          サクラ「しかもこれも大きいわ!?」
          フーディン「フーーー!!」
          バシューーーン!! フーディンは衝撃波を出し、ゲンガーの方へ撃った!
          ドカーーーーーン!! だがゲンガーは素早く避け、攻撃は崖に命中! そして命中した
          崖の所に、妙な塊が出来た!
          アヤメ「な、何、あの塊は!?」
          ボタン「変な形が出来たわよ?」
          タケシ「巨大ポケモンの戦いが始まるぞ!」
          ゲンガー「ゲンガーーーー!!」
          バシューーーーー!!! ゲンガーの「ナイトヘッド」!
          フーディン「フーディーーーン!!」
          バシューーーーー!!! フーディンの「サイケ光線」!
          ドカーーーーーン!! ゲンガーとフーディンの攻撃がお互い命中し、攻撃を続けて
          いる!
          デルヴァ「待てよ? これ…あの石板の?」
          全員「え?」
          デルヴァ「『世界を滅ぼす二つの力…黒き闇、天に染め、金の瞳気に乱す』…」
          ホクト「まさか…そう言う意味が…?」
          バシューーーーー!!! その時2匹の攻撃が天に上げ、空から謎の空間が開いた!
          デルヴァ「『世界をわかつ争いは人に術なく渦となり、空に異界の扉が開く』!? 
               まさか、あの空間が異界の扉!?」
          ホクト「そんな! どうやったら争いを止めるの!?」
          サトシ「こうなったらゲットしてみよう! あの2匹がポケモンならば、ゲットも出来る
              はずだ! 行け、ハイパーボール!」
          サトシはハイパーボール2個ゲンガーとフーディンに投げた!
          ピカ!!! ゲンガーとフーディンの目が突然光った!
          ドカーーーーーン!!!! ハイパーボール2個は突然爆発した!
          サトシ「な!? 現代科学の粋で集めたハイパーボールが!!」
          デルヴァ「ゲットが出来ないのなら、攻撃するしかない! 食らえ、「火球弾炎脚」
               (かきゅうだんえんきゃく)!」
          ドキューーーーーン!! デルヴァの「火球弾炎脚」!
          ドカーーーーーン!!! だがゲンガーとフーディンの衝撃で攻撃が破壊された!
          デルヴァ「な!? 火炎技には効かない!?」
          ブルーザー「こうなったら、切り裂き技ならどうだ! 「真空剣」(しんくうけん)!」
          ザシューーーーー!! ブルーザーの「真空剣」!
          ドカーーーーーン!!! だがゲンガーとフーディンの衝撃で攻撃が破壊された!
          ブルーザー「く、やっぱり効かないか!?」
          カルロス「ならばこれならどうだ! 「波動拳」(はどうけん)!」
          バシューーーーー!! カルロスの「波動拳」!
          ドカーーーーーン!!! だがゲンガーとフーディンの衝撃で攻撃が破壊された!
          カルロス「やっぱり衝撃波もだめか。 だとしたら、クリスティの魔法や、コゴロウの
               忍術や、ブレイクの特殊武器や、アシュラの「五強聖」剣術も無効だと言う
               可能性も!」
          ホクト「やっぱり人にはどうする事も出来ないの!?」
          ブルーザー「だったら人がどうする事も出来ないのなら、モンスターで戦うぜ! 相手が
                巨大ポケモンならば、こっちは巨大なモンスターで行くぜ! その巨大
                モンスターは、全てボスクラスのみ! フルメタルハガー、行け!」
          フルメタルハガー「ハガーーー!!!」
          クリスティ「ブルーザー、私も手伝うわ! ジャバウォック、行って!」
          カルロス「俺もやるぜ! ゴーヴァ、出番だ!」
          コゴロウ「俺も行ってやろうじゃねえか! サンダーギガース、出て来い!」
          ブレイク「俺も行くぜ! ガードスコーピオン、行って来い!」
          デルヴァ「俺も手伝うぜ! 出でよ、ヘルフェニックス!」
          ジャバウォック「ジャバーーー!!!」
          ゴーヴァ「ゴーーーヴァ!!!」
          サンダーギガース「グォーーー!!!」
          ガードスコーピオン「ガーーード!!!」
          ヘルフェニックス「フェニーーー!!!」

          聖剣図鑑「ヘルフェニックス・長足モンスター・アックスビークの進化形で炎系と化した
               モンスター。 攻撃している間嘴に炎に燃え相手を突き刺しながら焼き尽くす
               事が出来る。 高い山よりも飛び越える。 このモンスターは現在絶滅して
               いる。」

          ブルーザー「全員合わせてあいつらを止めるんだ!」
          ピカ!!! ゲンガーの目が赤く光った!
          カッ!! そしてモンスター達は赤い光に包まれた!
          フルメタルハガー「ハガ!?」
          ジャバウォック「ジャバ!?」
          ゴーヴァ「ゴヴァ!?」
          サンダーギガース「グォ!?」
          ガードスコーピオン「ガド!?」
          ヘルフェニックス「フェニ!?」
          ブルーザー「あ、しまった!!」
          シュン!! モンスター達はゲンガーの体の中へ消えて行った。

          ―ゲンガーの体の中―

          その時上からブルーザー達のモンスター達が落ちて来た!
          全員「わーーーーーーーーーーーー!!!!!」
          ドサーーーーーン!!!! モンスター達はゼトラ達の上に落ちた! でも全員潰されて
          もまだ生きている。
          ハンゾウ「重いーーー…苦しいーーー…」
          団長「何なのかね、これは…?」
          ゼトラ「あのバカがー、何考えてんだよー…」

          ―外―

          アシュラ「やはり拙者達のモンスターじゃ無念でござるか!」
          サトシ「くそー、じゃあどうすりゃいいんだ!?」
          その時崖の草むらの中からあのプリンが現れた!
          プリン「プリ?」
          サトシ「あ、あれは…プリン!」
          セイヨ「そうだわ! プリンの歌を2匹共聞かせれば、眠りに落ち、争いを止めるはずよ!」
          サトシ「その手だ! プリン! お前の歌をあいつらに聞かせてやれ!」

          ―ゲンガーの体の中―

          ムサシ「あら♪ プリンちゃんじゃない♪」
          コジロウ「いよ! 待ってました! 大統領!」
          パチパチパチパチ! プリンが出現したと気付いたロケット団(一応ピジョンも)は喜び
          ながら拍手した。

          ―外―

          プリン「プリ? プリン! プ〜プルル、プ〜プリ〜、プ〜プ〜リ〜ン〜…♪」
          プリンの「歌う」攻撃! でもゲンガーとフーディンは全く眠らない! 
          ピカ!!! その時遺跡にあった銅鐸が光った! 一方サトシ達は、崖の上で双眼鏡を
          使いながらバトルを見た。
          アキラ「おい、眠らないぞ?」
          ジュン「どうしてでしょうか? プリンの方が「歌う」攻撃が一番強いはずですけど…」

          ―ゲンガーの体の中―

          ゼトラ「やっぱりか。 プリンの歌声が小さすぎるから眠らないんだ! これじゃあ、
              効かないの当然だ!」
          でもゼトラ以外ロケット団(一応ピジョンも)は眠りに落ちて行く。
          ヤマト「でも効いてるわよーーー…」

          ―外―

          その時光った銅鐸は宙に浮かび上がった!
          ドカーーーーン!! ゲンガーはフーディンを押し倒し、フーディンはプリンの居所に
          倒れた!
          プリン「プリ!?」
          そしてプリンは衝撃で吹き飛ばされた。
          プリン「プリ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
          キラ!
          サトシ「やっぱりプリンでも無理か…」
          ダイスケ「ん? な!? お、おい、みんな! あそこを見ろ!」
          全員「え?」
          ダイスケは宙に浮いている銅鐸の方へ指した。 サトシ達はそれを双眼鏡で見た。
          マチス「は!? ホワットイズザット!? 何だありゃ!?」
          ナツメ「遺跡にあったあの銅鐸が浮いてる!?」
          そしてその銅鐸はゲンガーとフーディンの所に止まった。
          ゲンガー「ゲン?」
          フーディン「フー?」
          ピカーーーー!!! 銅鐸の中から桃色の光が出て来た!
          ボン! そして中からの光が実体化となり、その姿は変な模様をした巨大化のプリン
          だった!
          プリン「プリン!」
          全員「デカプリンだ!!」
          コロン! プリンは頭に付いた銅鐸を降し、手に持ち上げた。
          プリン「プ〜プルル、プ〜プリ〜、プ〜プ〜リ〜ン〜〜〜…♪」
          プリンは銅鐸をマイク代わりにして、「歌う」攻撃を繰り出した! そしてサトシ達は耳
          を塞ぎながら苦しんでいた。 理由は、歌声は大きすぎて、うるさすぎるからだと思う。
          全員「うわーーーーーーーーー!!!」
          エリカ「こ、これは何なんですかー!?」
          キョウ「うるさすぎるでござるー!!」
          でもサトシ達はだんだん眠りに落ちて行く。
          デルヴァ「す、『全てを静めし力』…」
          ホクト「こ、これも、そう言う意味を…」
          カスミ「超古代文明…」
          サトシ「恐る…べし…」
          サトシ達は眠ってしまった。 そしてゲンガーとフーディンはだんだんと眠りに落ちて
          行く。
          ゲンガー「ゲ〜〜〜ン…」
          フーディン「フ〜〜〜…」
          プリン「プリョ?」
          気付いたらゲンガーとフーディンは眠ってしまった!
          プリン「プリョーーーー!!!」
          プクーーー! プリンは膨らみながら怒った。
          キュポン! プリンは銅鐸の先っぽを抜き、筆が出て来た! そしてその筆でゲンガーと
          フーディンの顔に落書きした!
          プリン「プリョーーーーー!!」
          プリンの鳴き声は、山奥からエコーが流れて行った。 そして黒い雲の中から、太陽の光
          が出て来た。

          ―数分後―

          ロケット団はゲンガーの体から出て来たが、さっき寝ていたからまだボケていた。
          コサブロウ「俺達…」
          サノスケ「助かったの…?」
          ロケット団「よかったーーーーーー!!!」
          ロケット団は抱き締めながら号泣した。 そしてサトシ達が現れた。
          ロケット団「は!」
          サトシ「無事でよかったな、ロケット団!」
          ロケット団「も、もう古代文明なんかこりごりだーーー!」
          ロケット団1「やな感じーーーー!!」
          ロケット団2「そしてやな気持ちーーーー!!」
          ロケット団3「アンドやなフィーリングーーーー!!」
          ロケット団は逃げて行った。
          アヤ「結局感謝してくれなかったね。」
          サトシ「まあ、いいさ! それに、ゼトラも無事でよかったよ!」
          ゼトラ「どこがだよ。 俺はあの中ですっげー酷い目にあったんだからな。 ボスクラス
              モンスターに潰されてよ。」
          ブルーザー「だ、だからあれの事はもう謝ってるって!」
          フウコ「まあ、取り合えず、眠ってる間に解決したね!」
          ドリオ「あのデカプリンのおかげだな。」
          サトシ「ああ! あ、そう言えば、ゲンガーとフーディンは?」
          デルヴァ「『玉となりて地平に帰りぬ』だな。」
          ホクト「そう言う意味よ!」
          カスミ「ふーーーん。」
          ホクト「でも、あれってモンスターボールの起源なのかもね!」
          全員「えーーー!?」
          サトシ「まあ、とにかく、これで一件落着!」
          シャワーズ「そうだね!」
          ピカチュウ「ピッカ!」

          ポケモンの謎はまだまだ尽きない。 とにかく現代文明の危機は大いなるデカプリンに
          よって守られたのであった。 ホクトと出会いながら、古代文明のポケモン達と出会ったサトシ達。 次回も必ず自主トレをするの
          か? いや、それはまだまだ、謎のまま…
          続く…