ポケットモンスター小説版
          第121話 ハナダの謎の洞窟

          ある山奥でホクトと出会い、超古代文明を知る事が出来たサトシ達。 リーグまで後もう
          少しで、自主トレを続けるのだが、今はサトシの家で誰かに電話しようとする。

          カスミ「サトシ、誰に電話してるの?」
          サトシ「これからマサキのところへ電話しようと思ってね!」
          タケシ「マサキ!? あの時岬の小屋で会ったあのポケモン研究家!?」
          サトシ「ああ、久しぶりに話そうと思ってね!」
          シゲル「でも懐かしいな、マサキの奴…」
          ブルー「そうね。 あの時合体から助けた以来ね!」
          ダイスケ「マサキ? 誰だ、そいつ?」
          サトシ「あ、ダイスケ達はまだ知らないんだったな! マサキはポケモン研究家で、
              オーキド博士の知り合いでもあるんだ!」
          サムライ「そうでござる。 あの時は確かコラッタと合体してたでござるな。」
          サクラ「そうそう、ロケット団が転送マシンを盗もうとして…」
          アヤメ「もうあの時は色々大変だったから!」

          *詳しい話は「第21話 ポケモン研究家マサキ」をチェック!

          マチス「ふーん、ユー達もベリーハードタイムだったんだな?」
          サトシ「まあな。 それじゃ、早速電話するか!」
          ピポパポ! サトシは電話番号のボタンを押した。
          プルルルル…プルルルル…ガチャ!
          ???『はい、こちら岬の小屋のマサキ!』
          サトシ「あ、マサキ! 俺だよ、サトシだよ!」
          マサキ『何!? サトシか!?』
          ヴィーーーン! その時ビデオ電話にマサキの画面が映った!
          マサキ『おー、ホンマにサトシやないか! いやー、久しぶりやなー!』
          サトシ「ああ、久しぶり!」
          マサキ『お? 何や? 見ない内何だか仲間の数が多く多くなってへんか?』
          サトシ「ああ、まあな! 最近旅立ちで色々あってね!」
          カスミ「お久しぶり、マサキ!」
          マサキ『お、カスミやないか! 久しぶり! あ、そや! カスミ、お前がこっちに転送
              した自転車、ちゃんと無事やで! 今大事にとっといとるからな!』
          カスミ「ホントに!? ありがとう、マサキ!」
          マサキ「エエってもんよ!」

          * 恐らくカスミは「第64話 嵐のサイクリングロード(後編)」の後に、自転車をマサキ
          の所へ転送したらしい。

          マサキ「ところで、そっちの調子はどうや?」
          サトシ「ああ、調子オッケーだぜ!」
          マサキ『それはそれでエエんやけど、最近こっちの方にもポケモン転送してへんで? 
              転送しとるのはアイテムだけやが、何でポケモン転送して来んのや?』
          サトシ「ああ、ちょっと色々あってね、転送できなかったんだよ。」
          マサキ『そりゃ残念やな。 せっかくワイが転送システムを開発したって言うのに、
              あんさんら誰もポケモン転送してくれへんまんがな。』
          サトシ「転送の事ならまた今度するから、それまで待っててくれよ!」
          ボタン「そうそう、これオーキド博士にも言われたけどね。」
          サトシ「う、うるさいな…」
          マサキ『まあ、それはエエとして、最近ポケモンの調子はどうなんや?』
          サトシ「ああ、色々ゲットし捲くりだぜ! この前ものすごい珍しいポケモンゲットした
              よ! 例えばラプラスとか…」
          マサキ『ラプラスやと!? それはすごいまんがな! あれはどこにも手に入れへん
              ポケモンさかい! 一体どこへ手に入れたんや?』
          サトシ「ヤマブキシティのシルフカンパニーさ!」
          マサキ『ヤマブキシティのシルフカンパニー!? あそこ確か前、ロケット団がヤマブキ
              シティを乗っ取ったと言う事件があったな? あれ、あんさんが
              解決したんか!?』
          サトシ「ああ、そうなんだ!」
          ナツメ「私はそれ以来何も出来なかったけどね。」
          マサキ『何や!? ナツメはん!? 何であのジムリーダーのナツメはんが
              いるんや!?』
          サトシ「え? ああ、ちょっと色々の事情で一緒に付いて来てるんだよ!」
          マサキ『はぁー、それはすごいやないか! ナツメはんがまさかあんさんと旅立っとると
              は、ワイ全然知らなかったわー!』
          ナツメ「まあ、これからもよろしくね、マサキ!」
          ナツメはマサキに向かってウインクした。
          マサキ『あ、ああ、はい…』
          マサキの顔は赤くなった。
          マサキ『ま、まあ、それよりも、他にも何かゲットしたか?』
          サトシ「ああ、ヤマブキシティの格闘道場でエビワラーとサワムラー貰ったけど…」
          マサキ『エビワラーとサワムラー!? あれもどこにも入手出来へんポケモンさかい! 
              よくあんなポケモンゲットしたな!』
          サトシ「ああ、ちょっとあそこのリーダーに勝って、ただで貰ってね! 後、カビゴンも
              ゲットしたし…」
          マサキ『カビゴン? ああ、あの大食いやな? あれよく道の間に見掛けると言う奴やな? 
              あれゲットするの苦労したやろ?』
          サトシ「うん! 後ポリゴンだってゲットしたぜ!」
          マサキ『ポリゴン!? あれって確かタマムシシティゲームコーナーだけしかゲット出来
              へんと言う超珍しいポケモンやないか! あんさんよく金稼いでゲットした
              な!』
          サトシ「ああ、でもあれはある事情で貰ったんだけどね。」
          マサキ『ある事情? あ! 思い出したで! 確か前ゲームコーナーで事件があったな! 
              ゲームコーナーは実はロケット団の秘密アジト! あれを潰したのはサトシ
              やったのか!?』
          サトシ「ああ、そうだけどね。」
          マサキ『これはすごいまんがな! あんさんロケット団を次々と壊滅しとるとは、さすが
              に強いトレーナーやな! 確かによく成長しとるさかい!』
          サトシ「まあ、今でも自主トレ続けてるけどな!」
          アキラ「でも本当は暇がなかったりして…」
          サトシ「アキラ! それを言わない約束だろ!?」
          アキラ「あ、悪い悪い。」
          マサキ『は? あんさんもしかして、リーグ出場するんかいな?』
          サトシ「ああ、俺とシゲルとブルーとアキラと、そこにいる女の子、カツコもリーグ出場
              するんだ!」
          カツコ「初めまして、カツコです!」
          マサキ『ほほう、あんさん5人ともリーグ出場するんか! ならがんばってーな! ワイ
              も応援するで!』
          サトシ「ああ、ありがとう!」
          マサキ『で、話の続きやけど、他に珍しいポケモンは?』
          サトシ「ああ、フリーザーとサンダーなら…」
          マサキ『何やとーーーーーーー!?』
          全員「わ!!」
          サトシ達はマサキの叫びで驚いた。 もちろんマサキも驚いている。
          マサキ『知っとるで、フリーザーとサンダーっちゅーポケモン! 確かあの2匹は伝説の
              鳥ポケモン! 滅多にどこにも見掛けへん超珍しいポケモンさかい! まさか
              ゲットするとは、あんさんすごいな! ワイ尊敬しとるで!』
          サトシ「ああ、ありがとう!」
          マサキ『でも、確か研究によると、伝説の鳥ポケモンは全部で3体もいたっちゅー話やが、
              サトシはその中の3つしか持ってへんな。 後1匹さえゲットすれば、完璧に
              伝説の鳥ポケモンゲットしたっちゅーんやが…』
          サトシ「確かこの前にオーキド博士もそう言ったけどね。」
          マサキ『あ? そう言えば、ある話が聞いたなー…』
          サトシ「え? 何の話?」
          マサキ『確かハナダシティの所に妙な洞窟を発見したっちゅー話や。』
          セイヨ「ハナダシティの妙な洞窟?」
          ジュン「それ、どう言う洞窟ですか?」
          マサキ『それなんやが、まだ分からんのや。 あの洞窟、確か随分前に発見したばかり
              やし、今や入った奴はおらんのや。』
          ダイスケ「警察の奴とかは?」
          マサキ『ああ、警察なら一応調査したさかい。 でもあの中には凶悪なポケモンが生息
              してるっちゅー連絡来たからな。 今や奥に行った奴はおれんで。』
          サトシ「凶悪なポケモンって?」
          マサキ『確かアーボックやサイドン、ゴルバットやモルフォンとか生息していて、今や
              レベルがとても高いっちゅー話や。 あれじゃあ、警察も手に負えへんしな。』
          マチス「そんなにベリーストロングなのか?」
          マサキ『そうやけど…ん!? あんさんクチバシティのマチスはん!?』
          マチス「は? イェース、そうだけど?」
          マサキ『おーー!! これは初めて見たわ! あのイナズマアメリカンとして有名なジム
              リーダーがここにおるとは…!!』
          サトシ「マサキ、話を続けろよ!」
          マサキ『あ、すまんな。 まあ、レベルは確かに高いで? 50以上も超えとるからな。』
          ナツメ「そ、そんなに強いの?」
          マサキ『めちゃめちゃ強いで?』
          エリカ「これはお困りですわね。」
          マサキ『そやろ? やっぱりエリカはんもそう思う…って、あんさんタマムシティの
              エリカはん!?』
          エリカ「え? ええ、そうですけど?」
          マサキ『うひゃー! たまげたわ! あのお嬢様として有名なエリカはんが…』
          サトシ「マサキ!!!」
          マサキ『あ、悪い悪い! ちょっと有名人と会ったらつい驚いてもうて…』
          サトシ「全くもう…」
          マサキ『あ…そう言えばハナダシティにも事件があったなー。』
          全員「え?」
          キョウ「それってどう言う事件でござるか?」
          マサキ『それはな…って何や!? あんさんセキチクシティのキョウはん!?』
          キョウ「あ? ああ、そうでござるが…」
          アヤ「ついでに私はその妹のアヤよ!」
          マサキ『ほーーー!! こりゃすごいわ! キョウはんに妹がいるとは…』
          サトシ「マサキ、いい加減にしろよ!!」
          マサキ『あ、ごめーん! またまた起きてしまったで! さあ、話を戻すで! 確かあの
              事件はずーっと前ぐらいやったな? 確かハナダシティのポケモンセンターに
              誰かが侵入したらしいんや。』
          カスミ「ハナダシティのポケモンセンターに!?」
          マサキ『そや。 確かある夜の話や。 突然誰かがポケモンセンターに侵入して、何かが
              起こったんや。 一体何が起こったかワイにも分からんけど、ものすごい事件
              やったんやで?』
          フウコ「で、どう言う事件だったの?」
          マサキ『ポケモンセンター内では全く荒らされていてな、その上ジョーイさんが行方不明
              になったんや!』
          全員「ジョーイさんが行方不明に!?」
          マサキ『つまり、犯人に攫われてしもうたっちゅー訳や! ワイの考えによると、多分
              そうさかいな!』
          カツラ「それで、犯人は誰だったのかね!?」
          マサキ『その事はまだ…って!? あんさんまさかグレン島のカツラはん!?』
          カツラ「は? ああ、そうだが…」
          マサキ『いやー!! こりゃすご…あ…』
          サトシ「マーーーサーーーキーーーーーーー!!!」
          マサキ『あ、あははは、分かった分かった、次はやらんから許してーな。 ほんじゃ話
              戻すで。 犯人はそれ以来誰なのか分からんのや。 でも、犯人はあの洞窟に
              向かったと誰かが言うたけどな。』
          ドリオ「あの洞窟って、ハナダに発見された洞窟の事か?」
          マサキ『そや。 行動によると、空を飛んでいて、大きさは人間よりも割りとでかいっ
              ちゅー話やけどな。』
          キース「それって、人間なのか?」
          ナツメ「でも空を飛ぶなんて、犯人はまさか超能力の持ち主?」
          マサキ『そうやと世間は思っとるけどな、サイキッカーの中では空飛べる数なんておれ
              へんで? ちなみでかいと言うよりも、サイキッカー全員は10〜20代ぐらいの
              歳やからな!』
          ナツメ「それはそうよね…ユウスケお兄ちゃんもまだ飛べないし、まだ20代ぐらい
              だし…」

          * ユウスケ:ナツメの兄、2番手のヤマブキジムリーダー。 詳しくは「第35話 
                ケーシィ! 超能力対決!」と「第41話 ゴーストVSエスパー」を
                チェック!

          マサキ『そやろ? 警察は今でもこう思ってるんや。 あの事件とあの洞窟と何かに関係
              があるとな!』
          サクラ「その事件、いつぐらい前なの!?」
          マサキ『うーーーん、確か3日前やけど…』
          全員「3日前!?」
          マサ「その時って確かまだ自主トレしてたよな?」
          ミサ「いや、その時事情でサボってた事も…」
          マサキ『まあ、何が何やか分からんけど、話戻すで! 恐らく犯人は今でもあの洞窟に
              いると警察とワイが思ってる! ワイも研究家、或いは評論家としてあの洞窟を
              調査したいもんやけど…危険すぎるから入れさせてくれへんかったんや! 
              ホンマに残念やったわ…』
          イミテ「結局調査出来なかったって言う意味でしょ?」
          マサキ『そうやけど、入れさせた奴ならおるで?』
          全員「え?」
          アヤメ「それって、誰なの?」
          マサキ『名前は教えてくれへんかったが、確か5人のトレーナーを呼んで、入れさせて
              くれたんや。 そのトレーナーはサトシと同じくポケモンリーグを目指してる
              さかい。 その5人を洞窟に入れて、調査させたんやけど…あれから何時間も
              掛かって帰って来れへんかった。』
          ボタン「帰って来れなかった?」
          マサキ『警察は殺されたと思って心配しててな、今でもまだ調査中なのや。 いつ解決
              するのか全く分からへんで!』
          ヤス「それは問題だな。」
          カズ「一体犯人は誰なんだろうな?」
          ルミカ「あのー、ロケット団とかじゃないでしょうか? 私、コジロウ様を
              探してるんですけど…」
          マサキ『何や? あんさんコジロウの知り合いなんか?』
          ルミカ「ええ、本当はお嫁さんですので…コジロウ様の躾を直すために捜し求めているの
              で…」
          マサキ『顔は確か、この前転送マシンを盗もうとしたあのオバハン(ムサシ)とよく
              似とるな。 まあ、あの兄ちゃん(コジロウ)に何しようとするか分からんが、
              犯人がロケット団だと言う可能性は全くゼロや!』
          ルミカ「え? そうですの?」
          マサキ『そうやけどな。 まあ、ハナダジムを襲った事件の時の犯人でも違うし…』
          サトシ「(ハナダジムを襲った事件の時の犯人って…まさかリユニオンのゲルトの事
              じゃ…)」
          マサキ『まあ、ワイも何とかしたいが、ワイじゃあ何も出来へんしな。 だってすぐに
              追い出されちまうし、入れさせるのも無理やからな。』
          サトシ「………なあ、マサキ。 その犯人の正体、ポケモンだと言う可能性もあるか?」
          マサキ『は? まあ、警察の話によると、そうやろな?』
          サトシ「じゃあ、決めた! 俺あの洞窟に行ってやるぜ!」
          全員「え!?」
          マサキ『何やと!?』
          ケイタ「お、おい、サトシ! 何言ってるんだ!? 行くって、そりゃ無茶だろ!?」
          アツコ「そうよ! だってあそこ最強のポケモン生息してるのよ!?」
          サトシ「それはそうだけど、俺だって犯人を捕まえたいんだ! もちろんジョーイさんを
              助けたいし、誰も出来なかったら誰が助けるんだ!? ここは俺がこの事件を
              暴いてみせるぜ!」
          マサキ『あ、アホかお前は!? あんさんが行ったらとんでもないで!? 確かに犯人は
              ポケモンだと言う可能性もあるやけど、相手は最強かも知れへんで!? 戦うの
              は当然無茶な事や! あんさんが戦ったらあの5人のようになるかも知れへん
              で!? それでもいいんか!?』
          サトシ「何言ってるんだよ!? 俺はこう見えてもフリーザーやサンダーだって
              持ってるんだぜ? 勝てる価値もあるはずさ! 確かに俺はまだ強くないかも
              しれないけど、ジョーイさんがそんなに危険な状態になってたら、ほっておく訳
              には行かないさ! みんなもそう思うだろ!?」
          シゲル「…確かにそうだな。 俺達こう見えても様々な苦戦に勝ちぬいてるからな!」
          ブルー「うん! 自主トレは全然やってないけど、勝てる自信ならあるはずだわ!」
          アキラ「俺達は負ける資格はないぜ! ポケモンマスターを目指すためなら行ってやる
              ぜ!」
          カツコ「お互い組み合えば、絶対に勝てる! それがトレーナーの試練よ!」
          サトシ「だからさ、マサキ、俺達をハナダの洞窟に行かせてくれ! 頼むから…!」
          マサキ『……………しょうがないな。 まあ、サトシの事やからな! 調子乗る事もある
              さかい。 ほな、分かったわ! 行ってもエエで!』
          サトシ「ホントか!?」
          マサキ『ああ! でもジュンサーはんに許可してくれればな。 後で連絡するさかい。 
              許可があれば、多分行かれるけどな!』
          サトシ「そうか、ありがとうマサキ! ごめんな、こんな頼み事しちゃって…」
          マサキ『エエんや! 気にするでない! ワイはあんさんが絶対に勝てる事を信じとるや
              からな! だから、気にせんでエエ!』
          サトシ「ああ!」
          マサキ『ほな、今からジュンサーはんの所に連絡するさかい。 ちょっと待てーな!』
          サトシ「あ、ああ。 分かった!」
          カチャ! マサキは電話を切った。

          ―数分後―

          プルルルル…プルルルル…! 電話が鳴ってきた!
          ガチャ! サトシは電話を取った。
          サトシ「もしもし? マサキ?」
          マサキ『おう、ワイや! ジュンサーはんからの連絡によると、許可してくれたで!』
          サトシ「ホントか!? ありがとう、マサキ!」
          マサキ『いや、感謝はジュンサーはんにしといてや! えーっと、例の洞窟は24番道路
              の南西辺りの方や! ジュンサーはんは明日あそこで待っとると言うたで! 
              あそこで会うとエエやろ!』
          サトシ「分かった! じゃあ、明日あそこへ行って見るよ!」
          マサキ『ただし、1つだけ言う。』

          サトシ「あ? 何?」
          マサキ『ワイも行くで!』
          サトシ「え!? ま、マサキも!? な、何で!?」
          マサキ『ワイも実はそのポケモンを見たくてな、どう言う奴か研究したいんや。 まあ、
              ワイが研究家、或いは評論家でも、時にはトレーナーでもあるさかいな! 
              あんさんだけだったら何も出来へんからな! だから、ワイも特別に行ってやる 
              で! エエな?』
          サトシ「う…わ、分かったよ。」
          マサキ『ほな、明日24番道路でな! 待っとるで! バイバイな!』
          ガチャ! マサキは電話を切った。
          ブルーザー「結局一緒に行く事になったな。」
          サトシ「まあ、これは仕方ないな。」

          ―翌朝―

          サトシ達はサトシの家の前にいた。 ハナコ、アオイとオーキド博士も外にいた。
          ハナコ「ハナダシティに行くには気を付けて行くのよ、サトシ!」
          サトシ「分かってるって!」
          アオイ「気を付けて行くのよ、シゲル、サトシ、ブルー! 無事だと言う事を祈ってる
              から!」
          シゲル「分かってるよ!」
          サトシ「うん!」
          ブルー「はい!」
          オーキド「マサキ君なら何か役に立つかも知れないが、気を付けて行くんじゃぞ!」
          シゲル「ホントに役に立てるかよく分からないけど…」
          サトシ「じゃ、俺達もう行くから!」
          ハナコ「気を付けて行くのよ!」
          アオイ「無事にいてね!」
          オーキド「がんばるんじゃぞ!」
          サトシ「ああ!」
          サトシ達は行ってしまった。

          ―24番道路―

          マサキは川の近くにいた。
          マサキ「遅いなー、何やってるんやろー?」
          サトシ「おーい、マサキー!」
          サトシ達が来た。
          マサキ「お、サトシ! 何やってたんや!?」
          サトシ「ごめん、飛行ポケモンでここまで来るのって結構苦労したんだよ。」
          マサキ「まあ、エエわ! とにかく早く行こうで! この川の方に行けば洞窟や!」
          クリスティ「でもどうやって行くのかしら?」
          サトシ「ここは俺にお任せ! ラプラス、ギャラドス、君に決めた!」

          ギャラドス「グォーーー!!!」
          ラプラス「はい、サトシさん! 私に何かご用でしょうか?」
          マサキ「お!? 何やこのラプラス!? 人語喋るで!?」
          サトシ「こいつはシルフカンパニーで研究していたから、人間の言葉を覚えてるんだよ。 
              みんな、こいつらに乗って洞窟へ行こうぜ!」
          マサキ「あ、ああ。」
          サトシ達はラプラスとギャラドスに乗った。
          サトシ「ラプラス、ギャラドス、この川の先にある洞窟まで泳いでくれ!」
          ラプラス「この先の洞窟ですね? 分かりました!」
          ギャラドス「グォーーーー!!」
          ラプラスとギャラドスは泳いで行った。

          ―洞窟―

          洞窟の入り口前にジュンサーともう1人の女性がいた。
          ジュンサー「まだかしら?」
          ???「もう少し来るはずでしょうか?」
          ジュンサー「分からないわ。」
          その時ジュンサーと謎の女性がサトシ達を発見した。
          ジュンサー「あ、来たわ!」
          サトシ達は洞窟の入り口まで着いた。
          サトシ「こんにちは、ジュンサーさん! 待たせてしまってすみません!」
          ジュンサー「いいのよ、そんなに長く待ってなかったから! でも久しぶりね、サトシ君
                も!」
          サトシ「え? あのー、お会いした事ありましたっけ?」
          ジュンサー「あら、忘れたの? ほら、前巨大マシンとホースの盗難事件の時会った
                でしょ?」
          サトシ「盗難事件? あ、まさか、あの時の!?」
          ジュンサー「そうよ、久しぶりね、サトシ君!」

          * 詳しい話は「第12話 ハナダジムの水中家」をチェック!

          サトシ「いやー、ホントに久しぶりですね!」
          ジュンサー「そうね! あの時追い出した以来だからね!」
          マサキ「ほう、お互い知り合いなんか?」
          サトシ「ああ、まあね!」
          ???「この子がサトシ君?」
          ジュンサー「あ、そうよ!」
          カルロス「ジュンサーさん、この人は?」
          ジュンサー「この人は近くの港町から来た波止場の責任者、或いは冒険者のボイジャー! 
                事件を解決するため一緒に来る事になってるの!」
          ボイジャー「ボイジャーです。 よろしく。」
          サトシ「あ、よろしく。」
          タケシ「はぁー、やっぱり2人共奇麗だー…」
          コゴロウ「まただな…」
          ブレイク「なあ、マサキ。 お前どう言うポケモン持ってるんだ?」
          マサキ「見てみたいか? ほな、見せたるで! ワイが番犬として使っているポケモン、
              出て来い、ロコン!」
          ロコン「コーーーン!!!」
          アシュラ「ロコンでござるか?」
          マサキ「そや! ワイがとても大事にしとったポケモンさかい!」
          ゼトラ「まあ、狐は狼の一種でもあるから、別にいいんじゃねえのか?」
          デルヴァ「まあ、そうだな。」
          サトシ「で、ジュンサーさん。 この洞窟の中にジョーイさんがいるんですか?」
          ジュンサー「恐らく、そうかもよ! 特に犯人はポケモンだと言う可能性も高い! 多分
                そのポケモンは今まで最強の存在かもしれないけど、調査の途中は気を
                付けないとね!」
          サトシ「最強の存在か…よし! じゃあ、早速行ってみよう!」
          全員「おう!」

          早速ハナダの洞窟に向かうサトシ達。 彼らを待っているのは一体誰なのか? その事は、次回に続く…
          続くったら続く…