ポケットモンスター小説版
第128話 火の神ファイヤー

エリート兄妹のエイジとハルナと戦い、ロケット団を倒したサトシ達。 今はまだ
チャンピオンロードにいて、エイジの案内で出口へ向かうところ。 だが突然の事、
サトシは今ジプシージャグラーと戦っている。

ジプシージャグラー「行け、スリープ! 「毒ガス」攻撃!」
スリープ「スリーーー!!」
ブシューーーー!!! スリープの「毒ガス」攻撃!
サトシ「何の! シャワーズ、「溶ける」攻撃!」
シャワーズ「オッケー! よっ!」
バシャーーーン!!! シャワーズの「溶ける」攻撃! シャワーズは地面の上に溶けた! 
そして攻撃をかわした!
サトシ「今だ! 後ろに移動!」
シャワーズはスリープの後ろに移動した!
スリープ「スリ!?」
サトシ「本体に戻って…」
バシャーーーン!!! シャワーズは元の体に戻った!
サトシ「「冷凍ビーム」!!」
シャワーズ「はーーーーー!!!」
バシューーーーー!!!! カチーーーン!! シャワーズの「冷凍ビーム」! 
スリープは凍ってしまった!
ジプシージャグラー「げ!! スリープ!?」
サトシ「へっへー! 俺の勝ちー!」
エイジ「さすがにサトシ、強いなー。」
シゲル「まあな。 あいつ結構修行したからな。」
ジプシージャグラー「くそー、負けた! こんな奴に負けるなんて…」
サトシ「まあ、運がよければ勝てたかもよ?」
ジプシージャグラー「今度リーグ戦でお前と戦える事が出来たら、必ず俺が勝って見せる
          からな!」
サトシ「いつでもどうぞ!」
ジプシージャグラーは行ってしまった。
サトシ「はぁー…」
ブルー「あら? どうしたの、サトシ? 元気ないわよ?」
カスミ「いつも喜んでるはずなのに、何で元気ないの?」
トゲピー「チョゲ?」
サトシ「いや、本当は喜んでるんだけど、セキエイ高原へ向かうつもりなのに、何で
    こんなの多くのトレーナー達が勝負を仕掛けてくるんだ?」
エイジ「全員リーグに行く前に最後のバトルを仕掛けたくてねえ、仕方がないんだよ。」
サムライ「それはお困りのようでござるな。」
サトシ「まあ、とにかく、さっさとここから抜け出し、リーグに行こう。 もう疲れて
    来たし…」
ハルナ「そうよね、疲れて来たもんね、タケシさん♪」
タケシ「ああ、そうですね。」
アキラ「全く、いい感じで行ってるぜ、タケシの奴。」
サクラ「いいじゃないの? タケシも嬉しそうだし!」
アヤメ「そうよ、あれからずーっと女の人次々と振られ捲くったんだから。」
ボタン「そのままにした方がいいわよ!」
ピカチュウ「ピ? ピカチュウ!!」
シャワーズ「どうしたの、ピカチュウ? ん? あ!! サトシ、あれ!」
サトシ「え?」
ピカチュウとシャワーズはある物に指していた。
サトシ「どうしたんだ、ピカチュウ、シャワーズ?」
シャワーズ「あれ見て!」
サトシ「あれって? な!?」
ピカチュウとシャワーズが指していた物は、火炎の模様のした大きな卵だった。
セイヨ「な、何なのこれ!?」
ジュン「大きな卵ですね!?」
エイジ「あれ? こんな卵、この洞窟にあったっけな?」
ハルナ「多分ちゃんと調べなかったかもしれないわよ? ね、タケシさん!」
タケシ「ええ、そうかも知れないけど…」
ハルナ「…?」
ダイスケ「でもこれすごいな! これもしかして、ポケモンの卵だぜ!?」
ハルナ「ポケモンの卵!?」
マチス「おー! そう言えばこれ、ポケモンのエッグだな!」
エイジ「でも何でこんな所にポケモンの卵が? しかもでかい…」
サトシ「ちょっと待てよ? あの火炎の模様、何かと似てるな…あ!! 思い出した! 
    フリーザーとサンダーの卵と同じだ!」
エイジ「フリーザーとサンダー!?」
ナツメ「じゃあ、これも伝説の鳥ポケモンの卵!?」
サトシ「そう考えありえる!」
ハルナ「え? 何? 伝説の鳥ポケモン、知ってるの?」
サトシ「ああ、俺、それの2匹フリーザーとサンダー持ってるんだ!」
2人「何だって!?」
サトシ「もしかして、この中にも伝説の鳥ポケモンが…」

―一方ロケット団―

ロケット団はサトシ達の離れにある岩の後ろに隠れていた。
ニャース「ニャははは! ニャンと伝説の鳥ポケモンの卵ニャ!」
ムサシ「あのジャリボーイの持ってるフリーザーとサンダーと同じポケモンだってね?」
コジロウ「それはぜひゲットしたい物だぜ!」
ヤマト「何しろ伝説の鳥ポケモンはあたし達ロケット団がとても必要な物なのよ?」
コサブロウ「それをゲットするのは、我らロケット団だからな!」
ハンゾウ「でも、前みたいにまたやられたらどうなる?」
サノスケ「それを言わない約束だろ?」
ゴエモン「敗北ならないようがんばればいいんだよ!」
ハンゾウ「(いつも敗北だけどな…)」
ニャース「その通りニャ! それでは、早速卵ゲットだニャ!」
ロケット団「おう!」

―一方サトシ達―

エリカ「この卵はもしかして、オーキド博士とマサキさんが言ってた最後の伝説の鳥
    ポケモンでしょうね?」
キョウ「そうらしいでござるな?」
アヤ「一体どんなポケモンだろう? フリーザーとサンダーのように私達の仲間になれる
   かな?」
ムサシ「残念だけどそうは行かないわよ!」
キース「ん!? 誰だ!?」
ムサシ「何だかんだと聞かれたら…」
コジロウ「答えてあげるが世の情け…」
フウコ「ムサシ!」
ドリオ「コジロウ!」
ズル! ロケット団1はこけた。
ムサシ「ちょっと! 勝手に名前言わないでよ!」
コジロウ「まだ終わってないんだぞ!?」
ブルーザー「別にいいじゃねえか、略して。」
ロケット団1「よくない!」
ルミカ「あー、コジロウ様…またお会いできるなんて、このルミカ本当に嬉し…」
ブレイク「それはもうやめろ。」
ルミカ「いや〜ん!」
クリスティ「ムサシとコジロウとニャースだけじゃなければ、やっぱり側にいるのは
      ヤマト、コサブロウ、サノスケ、ゴエモンとハンゾウね?」
ズル!! ロケット団2と3はこけた。
ヤマト「ちょっと、出番じゃないのに勝手に名前言わないでよ!」
コサブロウ「そうだそうだ! 勝手に名を言うな!」
カルロス「長く掛かるから別にいいだろ?」
ロケット団「よくないっつーの!」
コゴロウ「とにかく、何の用だ?」
サノスケ「それを言おうとしてるんだよ! 俺達はその卵を奪いに来たんだよ!」
サトシ「何だと!?」
ゴエモン「卵を奪えば、そのポケモンは俺達の物となる! 最強と珍種のポケモンは我ら
     ロケット団のとても必要な物だ!」
ハンゾウ「そしてボスに見せれば、給料ザクザクゲットと出世間違いなしだぜ!」
サトシ「そんな事はさせないぞ!」
ムサシ「だったら勝負よ!」
サトシ「勝てる物なら勝ってみな!」
ピキ… その時何か割れてきたような音がした。
サトシ「ん?」
マサ「何だ、さっきの音?」
ピキピキ… また何か割れてきたような音がした。
ミサ「この音もしかして…」
サトシ「卵!?」
サトシ達卵の方へ振り向いた。 気付いたら卵に皹は入った!
イミテ「卵に皹が入ってる!?」
タイチ「これってもしかして…」
ライゾウ「孵って来るんじゃ!?」
ピカーーーー!! その時卵の中から光が出て来た!
ブレイク「うわ!! ま、眩しい!!」
アツシ「この光、もしかして…」
パキャーーーーン!!! 卵が割れた! そして光が収まり、謎のポケモンの姿が現れた! そのポケモンは頭と翼の羽と尻尾に炎で燃えているポケモンだった。
???「ギャオーーー!!!」
ミズキ「す、すげー! 孵ってきたぞ!」
ヤス「でもどんなポケモンなんだ?」

ポケモン図鑑「ファイヤー・火炎ポケモン・伝説の鳥ポケモンの1つ。 オレンジ色の
       燃えるような羽が見る者を圧倒する。 夜空さえも赤くするほど激しく
       燃え上がる翼で羽ばたく伝説の鳥ポケモン。 別名「火の神」。」

サトシ「ファイヤー…これがオーキド博士とマサキが言ってた…最後の伝説の鳥ポケモン
    …」
コジロウ「これはすごいぜ! 正しく強そうなポケモンじゃねえか!」
ヤマト「しかもカッコイイじゃないの!」
コサブロウ「よーし、これは絶対にゲット…」
ギロ!!! ファイヤーはサトシ達に睨み付いた!
全員「え!?」
カズ「あ、あの視線、まさか…」
ファイヤー「ギャオーーーーーーーーー!!!」
ブォーーーーーーー!!! ファイヤーの「炎の渦」!
ルミカ「こっちに来ますわ!!」
サトシ「危ない!! 避けろ!!」
サトシ達は攻撃を避けた。 そして攻撃はロケット団へ向かう。
サノスケ「わ、わ、わ!!! 来るなーーーーー!!!」
ゴエモン「こっちに来るなーーーーー!!!」
ハンゾウ「やっぱりいつもの通りじゃねえかよーーーーー!!!」
そしてロケット団は攻撃に巻き込まれた。
ロケット団「あぢーーーーーーーーー!!!!」
そしてロケット団は吹き飛ばされた。
ニャース「ニャンで最後までこうニャるニャーーー!?」
ムサシ「いつもこうなんじゃないのーーー!?」
コジロウ「これはやっぱり…」
ロケット団1「やな感じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
ロケット団2「そしてやな気持ち〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
ロケット団3「アンドやなフィーリング〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
キラ!
ギロ!!! ファイヤーは再びサトシ達に睨み付いた!
ケイタ「こ、これはやばいかも…」
サトシ「これはゲットするしかないぜ! シャワーズ、「水鉄砲」!」
シャワーズ「オッケー! ブーーーーー!!!」
ブーーーーー!!! シャワーズの「水鉄砲」! でもファイヤーは軽く避けている!
サトシ「く…だめか。」
カツラ「サトシ君! 「水鉄砲」は形によると小さすぎる! 大きい「ハイドロポンプ」
    を使うんだ!」
サトシ「「ハイドロポンプ」ね? よし、ギャラドス、君に決めた!」
ギャラドス「グォーーー!!!」
サトシ「ギャラドス、「ハイドロポンプ」!」
ギャラドス「グォーーーーーーーーー!!!」
ブーーーーーーーー!!! ギャラドスの「ハイドロポンプ」! でもファイヤーは
素早く攻撃を避け続けている!
サトシ「く…「ハイドロポンプ」もだめか…」
カツラ「サトシ君! 今度は氷系を使え! 相手は飛行系でもある! 氷に弱いはず
    だ!」
サトシ「分かった! ラプラス、君に決めた!」
ラプラス「はい、サトシさん! 私に何かご用でしょうか?」
サトシ「ラプラス、「冷凍ビーム」であいつを凍らせろ!」
ラプラス「分かりました! 出来る限りやってみます! はっ!!!」
バシューーーーー!!! ラプラスの「冷凍ビーム」! でもファイヤーは素早く
避けた!
サトシ「く…氷もだめか!? じゃあ、次は電気だ! 相手は飛行だから、電気も弱い
    はず! ピカチュウ、「10万ボルト」だ!」
ピカチュウ「ピカ! ピーーーカーーーチュウーーーーーーーーーー!!!」
ビリリリリリリリリ!!! ピカチュウの「10万ボルト」! でもファイヤーは素早く
避けた!
サトシ「電気もだめなのか!?」
アツコ「さすがに素早さが高すぎるわ!」
サトシ「こうなったら総力戦で行くしかねえ! ピカチュウ、シャワーズ、ラプラス、
    もう1度行けるよな!?」
ピカチュウ「ピカ!」
シャワーズ「うん!」
ラプラス「はい!」
サトシ「よーし、この3匹で行くぜ!」
ブルーザー「俺も協力するぜ! モールベア、久々に行くぜ!」
モールベア「モーーール!!!」
クリスティ「私も協力するわ! 行くのよ、サハギン!」
サハギン「ギーーーン!!!」
カルロス「俺もやるぜ! ビーストマスター、行け!」
ビーストマスター「ビーーースト!!!」

聖剣図鑑「ビーストマスター・猛獣使いモンスター・ゴブリンロードの進化形。 猛獣
     使いでありどんな猛獣を召喚する事が出来る。 斧は強力であり猛獣訓練とか
     によく使われる。」

コゴロウ「俺も行くぜ! ケルベロス、出番だ!」
ケルベロス「ガルーーー!!!」
ブレイク「俺もやる! ファーストレイ、行け!」
ファーストレイ「ヴィーーーン!!!」
アシュラ「拙者も行くでござる! 行け、クアール!」
クアール「ミャオーーー!!!」

FF図鑑「クアール・シャムネコモンスター・人懐こい上おとなしい性格。 だが相手が
     縄張りに近づくと攻撃する。 氷河に生息するが寒さだけは平気。 知能は
     高く魔力を使う。 殆ど相手が攻撃してくるまで何もしない。 反撃は得意
     らしい。」

ゼトラ「俺もやるぜ! トンベリ、行け!」
トンベリ「トーーーン!!!」

FF図鑑「トンベリ・包丁モンスター・手に包丁とランプを持っている。 暗闇の中で
     相手を見付かったら包丁で止めを刺す。 暗殺向けだが時には可愛さで人気が
     ある。」

サトシ「よーし、行くぞ! シャワーズ、ラプラス、「冷凍ビーム」!」
シャワーズ「オッケー! はーーーーー!!!」
ラプラス「分かりました! はっ!!」
バシューーーーーー!!! シャワーズとラプラスの「冷凍ビーム」! 効果は抜群だ!
カチーーーン!!! ファイヤーの翼が凍ってしまった!
ファイヤー「ギャオ!?」
サトシ「よし! これで一撃!」
ファイヤー「ギャオーーー!!!」
バキャーーーーン!!! だがファイヤーは勢いよく氷を破壊した!
サトシ「な!?」
カツコ「氷を破壊したわ!?」
スバル「よっぽど手強い奴だな!」
サトシ「こうなったらピカチュウ、「雷」だ!」
ピカチュウ「ピカ! ピーーカーーチュウーーーーーーーー!!!」
ドカーーーーーーーーン!!! ピカチュウの「雷」!
ファイヤー「ギャオーーー!!!!」
ブルーザー「モールベア、「岩落とし」だ!」
モールベア「モルルルルーーーー!!!」
ゴロゴロゴロゴロ!!! モールベアの「岩落とし」! 効果は抜群だ!
ファイヤー「ギャオ!」
クリスティ「サハギン、「泡(あぶく)」攻撃よ!」
サハギン「ギンギーーーン!!!」
ブクブクブクブク! サハギンの「泡」攻撃! 効果は抜群だ!
ファイヤー「ギャオ!?」
カルロス「ビーストマスター、「ハンドアックス」攻撃!」
ビーストマスター「ビスーーーーー!!!」
ヒュンヒュンヒュンヒュン! グサ!!! ビーストマスターの「ハンドアックス」攻撃!
ファイヤー「ギャ!!」
コゴロウ「ケルベロス、「火炎放射」!」
ケルベロス「ガオーーーー!!!」
ブォーーーーーーーー!!! ケルベロスの「火炎放射」!
ファイヤー「ギャオーーーーー!!!」
ブレイク「ファーストレイ、「レーザー」攻撃だ!」
ファーストレイ「ピポピポ!!」
バシューーーーーー!!! ファーストレイの「レーザー」攻撃!
ファイヤー「ギャオ!!!」
アシュラ「クアール、「クロースラッシャー」でござる!」
クアール「ミャーーーーー!!!」
ザシューーーー!! グサ!! クアールの「クロースラッシャー」!
ファイヤー「ギャ!?」
ゼトラ「トンベリ、「烈風斬」だ!」
トンベリ「トントーーーン!!」
ザシューーーー!! グサ!!! トンベリの「烈風斬」!
ファイヤー「ギャオ!!!」
エイジ「す、すげー! 見た事もないモンスターがファイヤーを倒している!」
ハルナ「でも、あれ何なの?」
タケシ「あ、ブルーザー達のモンスターさ。 自分の世界から連れてきて、一緒に旅
    立ってるんだよ。」
ハルナ「自分の世界?」
タケシ「まあ、後で説明するよ。」
サトシ「よーし! これなら勝てる! 後もう少しだ! みんな最後までがんば…」
ギロ!!! その時ファイヤーは再びサトシ達の方へ睨んだ!
全員「え!?」
ファイヤー「ギャオーーーーーーーー!!!!!」
ブォーーーーー!!! ドカ!!! ファイヤーの「ゴッドバード」!
ピカチュウ「ピカーーー!!!」
シャワーズ「うわーーー!!!」
ラプラス「きゃーーー!!!」
モールベア「モル〜〜〜…」
サハギン「ギ〜〜〜ン…」
ビーストマスター「ビ〜〜〜ス…」
ケルベロス「ガル〜〜〜…」
ファーストレイ「ヴィウ〜〜〜ン…」
クアール「ニャ〜〜〜…」
トンベリ「ト〜〜〜ン…」
サトシ「あ!! ピカチュウ、シャワーズ、ラプラス!!!」
ブルーザー「も、モールベア!?」
クリスティ「きゃーーー!!! サハギン!!!」
カルロス「ビーストマスター!?」
コゴロウ「ケルベロス!?」
ブレイク「ファーストレイ!?」
アシュラ「クアール!?」
ゼトラ「く…トンベリまでか! こいつ、強すぎるぜ!」
サトシ「おい、大丈夫か!?」
ピカチュウ「ピ…カ…」
シャワーズ「う…も、もう…力が…」
ラプラス「う…さ、サトシさん…すみません…」
サトシ「く…もうだめか…」
シゲル「でも、何だあの技は!?」

ポケモン図鑑「ファイヤーの得意技・ゴッドバード・体に力を蓄え相手に勢いよく突進
       してくる強力な飛行系技。」

アイ「ど、どうしよう!? このままじゃサトシ君負けちゃうわ!」
ヒバリ「あたし達も何とかしたいけど…あのファイヤーじゃ相手にならないわ!」
ツグミ「私達の力じゃ、当分だめだわ。」
ファイヤー「ギャオーーーーーーーー!!!」
ギロ!!! ファイヤーはサトシの方へ睨み付いた!
サトシ「え!?」
ファイヤー「ギャオーーーーーーーーーーーーー!!!!」
ブォーーーーー!!! ファイヤーは力を溜めている!
カイト「おい、あいつ、何やってんだ?」
エニシ「あれまさか、「ゴッドバード」を繰り出す体制!?」
ブルー「サトシ!! 早くそこから離れて!」
タケシ「あいつ、お前を狙ってるぞ!!!」
サトシ「え!?」
ファイヤー「ギャオーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
ブォーーーーーーーー!!!! ファイヤーの「ゴッドバード」!
エイジ「しまった!! 間に合わない!!」
カスミ「サトシーーー!!!」
サトシ「うわーーーーーーーー!!!」
ガシーーーーン!!! 突然ファイヤーの動きが止まった!
ファイヤー「ギャ!?」
サトシ「…え?」
ファイヤー「ギ、ギャ…オ…」
ハルナ「な、何? 動きが止まったわ?」
サムライ「一体何が起きたのでござるか?」
デルヴァ「どうやら間に合ったようだな。」
全員「え!?」
サトシ達は後ろへ振り向き、そこには両手をファイヤーの方へ伸ばしながら立っていた
デルヴァがいた。
サトシ「デルヴァ!?」
ゼトラ「その体制…まさか…!?」
デルヴァ「何をやってるサトシ!? 早くゲットしろ!!」
サトシ「あ、ああ!! ファイヤー、ごめんだけど、ゲットさせてもらうぜ! 行け、
    ハイパーボール!!!」
ポン! コロコロ、コロコロ、コロコロ、コロコロ…
全員「……………」
コロコロ、コロコロ、コロコロ、コロコロ、シュウーーーーーー…
サトシ「や、やったーーー!! ファイヤー、ゲットだぜ!」
ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
シャワーズ「よかったね、サトシ!」
サトシ「うん!」
シゲル「やったーーー! サトシファイヤーゲットしたぜ!」
エイジ「す、すげー…まさかゲットするとは…」
ハルナ「すごいわ、サトシ君! あんな手強いポケモンをゲットするなんてすごいわ!」
サトシ「へっへー、まあな! でも、これで伝説の鳥ポケモン3匹揃ったぜ!」
カスミ「伝説の鳥ポケモン3匹揃えておめでとう、サトシ!」
サトシ「うん!」
デルヴァ「フッ…これでファイヤーゲットしたな。 よかったな、サトシ! 
     おめでとう!」
サトシ「ありがとう、デルヴァ! でも、お前ファイヤーに一体何をしたんだ?」
デルヴァ「忘れたか? 俺は元リユニオンの一員、「熱炎火軍団」団長。 炎だって操る
     力を持ってるんだからな!」
サクラ「そっか。 その力でファイヤーの動きを止めたのね?」
デルヴァ「ま、そう言う事かな?」
ゼトラ「無茶の事するな、お前も。」
デルヴァ「別にいいじゃねえかよ? サトシは危険な状態になってたし、俺がいなきゃ
     もう殺されてただろ? ま、命だけは助けた上、ファイヤーもゲットした事
     だし、これで安心したな。」
サトシ「ありがとう、デルヴァ! 俺を助けてくれて!」
デルヴァ「いいよ、礼なんて。」
ハルナ「ねえ、さっき思ったんだけど、リユニオンって何?」
全員「え?」
エイジ「あ、俺も知りたいぜ! 何だ、そのリユニオンってのは?」
アイ「そう言えば、リユニオンって何かしら?」
ヒバリ「聞いた事ないわね?」
スバル「リユニオン、一体なんだ?」
ツグミ「ロケット団のような組織かしら?」
カイト「さあ、聞いた事ない組織だな。」
エニシ「一体なんだろうね?」
サイゾウ「サトシ殿、リユニオンって何でござるか?」
全員「……………」
サトシ達は汗をたらした。
サトシ「な、なあみんな。 この話、また今度にしてくれない?」
タケシ「そ、そうそう! ハルナさん、残念なのが分かるけど、この話はまた今度に
    して…」
ハルナ「えー!? 何でなの!? タケシさん教えて〜!」
タケシ「そ、そんな事言っても、なあ…」
サトシ「ああ…」
ところがサトシは突然不安な顔をした。
サトシ「(そう言えばリユニオン、最近会ってないな…自主トレの途中にも会ってない…
     最後まで会って奴は、アツコさんのポケモンサーカスの時に現れた、ゾーマ
     だけ…それ以来自主トレの途中、会ってない…でも、なぜだろう…? 俺達の
     前にもう姿を現さないなんて…なぜだ…?)」
アヤメ「サトシー! 何やってるの!?」
ボタン「早くしないと置いてっちゃうわよー!」
サトシ「あ、ちょ、ちょっと待って!!」

―チャンピオンロードの出口―

サトシ達はようやく出口に着いた。
サトシ「やったー! やっと出口に着いたぜー!」
アキラ「くー! しかも眩しいぜ!」
セイヨ「それはそうよね! あれからずーっとくらい洞窟の中にいたからね!」
ジュン「これは道案内をしてくれたエイジさんとハルナさんのおかげですね!」
サトシ「エイジさん、ハルナさん、本当にありがとうございます!」
エイジ「いいってもんよ!」
ハルナ「これならセキエイ高原に行かれるわね!」
サトシ「うん!」
ダイスケ「とにかく、急がないとな! リーグの開会式は後もう少しだからな!」
サトシ「そうだな! じゃ、俺達もう行くぜ! エイジさんとハルナさんは?」
エイジ「あ、俺達後から行くぜ! それまでに気にするな!」
ハルナ「またリーグで会えるといいね!」
サトシ「うん!」
エイジ「サトシ、もしもリーグでまたお前と戦う事が出来たら、今度こそ決着を付けて
    やろうな! その時まで俺は負けないぜ!」
サトシ「ああ! その時まで待ってるぜ、エイジさん!」
エイジとサトシはお互い握手した。
ハルナ「タケシさんもまた会えるといいね! その時まで待ってるわ♪」
チュ! ハルナはタケシの頬にキッスした。
タケシ「はっ!!! は、はい! リーグでまたお会いしましょう!」
タケシの顔は真っ赤になり、ハルナの手を握り締めた。
マチス「この状態、ノンストップフォエバーだな。」
サトシ「おい、タケシ! もう行くぞ!」
タケシ「あ、おう!」
サトシ「またな、エイジさん、ハルナさん!」
エイジ「リーグでまた会おうなー!」
ハルナ「また会おうね、タケシさーん!」
チュ! ハルナはタケシの方へ投げキッスをした。
タケシ「はーい! またお会いしましょう、ハルナさーん!」
サトシ「俺もファイヤーゲットした事はよかったし、タケシもハルナさんに告白して
    よかったな!」
タケシ「ああ!」
サトシ「よーし! ポケモンリーグセキエイ高原へ向かって、レッツゴー!!!」
全員「おう!!!」

チャンピオンロードで伝説の鳥ポケモンファイヤーをゲットしたサトシ達。 ここは
エイジとハルナと別れ、先に進む事にした。 そして後もう少しで、セキエイ高原へ着く
はず! がんばれ、サトシ! ポケモンリーグは今でも、君を待っている!
続…

ムサシ「ちょっと待ってよソニックさん(作者)! 何であたし達を多く登場させない
    の!?」
コジロウ「そうだそうだ! 最初の所には決めセリフ略になったし、フリーザーと
     サンダーの話と同じパターンじゃねえか!」
ニャース「ニャンでニャー達をただの伝説の鳥ポケモンの吹き飛ばし役にするニャ!?」
ソニック(作者)「いいじゃない、お前達悪役だから。」
ヤマト「良くないわよ!! あたし達をもっと出番出してよ!」
ソニック(作者)「こう言う時はドントウォーリー。 次回もまた登場するよ。」
コサブロウ「次回じゃだめ! 今すぐこの小説を直せ!!!」
サノスケ「もっと俺達を出番が多く、吹き飛ばされないように!」
ゴエモン「それからポケモンバトルも追加!」
ハンゾウ「頼むよー、ソニックさん! 本当のお願いだからー!」
ソニック(作者)「ま、こんなヘボ悪役達だけど、次回もまたねー♪ はい、
         ナレーション!」
ナレーション「分かりました! 続くったら続く!」
ロケット団「こらーーーーーー!!!!」