ポケットモンスター小説版
      第131話 ポケモンリーグ出場決定!

      サトシ達は新たなるライバル達と新たなる親友ヒロシと出会い、いよいよ予選の出場検定
      試験が始まる。 これに合格した者は、リーグに出場と決定される。 果たしてサトシ達
      は、見事に合格できるのか? そしてサトシ達は現在、コロシアムにいる。

      サトシ「ここがコロシアムか。 でかい場所だな?」
      シゲル「ここで試験が行うのか?」
      ブルー「さあ、そうみたいね?」
      ヒロシ「でも試験で何するんだろう?」
      エイジ「さあな。 多分自分の腕を試すために、出場希望者と戦うんだろ?」
      サトシ「そうらしいな。 確かタケシもそう言ってたし…」
      アナウンサー『えー、皆様、お待たせ致しました! ただいまより予選の出場検定試験を
             行いますので、皆様コロシアムの中へ集まってください!』
      アキラ「中央に集まれ? 何が起こるんだ?」
      サトシ「とにかく、行ってみよう。」

      ―中央―

      サトシ達と他のトレーナー達は、全員コロシアムの中央へ集まった。
      アナウンサー『えー、皆様! 本日は1年に1度のポケモンマスターへと選ばれる
             ポケモンリーグに遥々お集まり頂き、ご苦労様です! 今回の参加者は、
             全部で500名も参加しております! この大会では、ポケモンマスターを
             目指すトレーナー達が、チャンピオンへとなるために集まる闘いの場所
             です! ルールを守り、ポケモンの技を競う素晴らしいポケモンリーグと
             なるよう、がんばってください! それでは、予選の出場検定試験の
             ルールをご説明します! この戦いはフリーバトルですので、試合中に
             ポケモン1から6匹まで使用可能です。 対戦回数は5回戦ずつ。 
             対戦中に場外、或いは降参した場合は、その参加者は敗北と認めます。 
             全勝利したトレーナーは、出場決定とされます。 それでは、出場
             がんばってください!」
      サトシ「どうやらこの先バラバラで行くしかなさそうだな。」
      ハルナ「そうらしいわね。」
      サトシ「じゃ、時々お前達の戦い方も見に行くから、また後でな!」
      シゲル「ああ! また後で!」
      ブルー「サトシもがんばってね!」
      ヒロシ「暇があったら応援するから!」
      サトシ「おう!」
      サトシ達は途中に別れ、いよいよ予選の出場検定試験が始まった。

      ―1回戦―

      アナウンサー『それでは、1回戦を始めます! 最初の挑戦者は、サトシ選手!』
      サトシ「よーし! ピカチュウ、シャワーズ、がんばろうぜ!」
      ピカチュウ「ピカ!」
      シャワーズ「うん!」
      アナウンサー『そして次の挑戦者は…』
      ステージに黒い服を着ていて、グラサンを掛けていたおじいさんが現れた。
      サトシ「え?」
      アナウンサー『ポケモン大好きクラブの会長です!』
      会長「よろしく!」
      サトシ「えーーーーーーー!?」
      サトシは会長の顔を見て驚いた。
      サトシ「か、会長!?」

      会長「おう、サトシ君ではないか! こんな所でまた会うとは、久しぶりじゃのう!」

      * 会長:名前の通り、ポケモン大好きクラブの会長。 詳しい話は「第四十六話 
      スリーパーとポケモン返り」にチェック!

      サトシ「あ、は、はい。 お久しぶりです…て、何で会長がここにいるんですか!?」
      会長「実はワシはこのポケモンリーグの特別ゲストとして出演しに来たんじゃよ!」
      サトシ「特別ゲストとして? じゃあ、何でここにいるんですか?」
      会長「実はあれからずーっとトレーナー達が戦ってるところを見たら、何だかワシも
         戦ってみたくなってのう。 ちょっとだけ腕試しに戦おうかなと思ってな!」
      サトシ「そ、そうですか…」
      アナウンサー『会長、申し訳ございませんが…対戦中に会話は後にしてくれません?』
      会長「おう、すまんすまん! では、早速始めようかね? 準備はいいかね、サトシ君?」
      サトシ「あ、はい! 会長がお先にどうぞ!」
      会長「おう、これはすまんのう!」
      アナウンサー『それでは、先行者は会長と決まりました! 使用ポケモンは、2匹です! 
             では、試合開始!』
      会長「ワシの可愛いポケモンの強さを、君に特別に見せてもらうぞ! 行け、
         ギャロップ!」
      ギャロップ「ヒヒーーーン!!!」
      サトシ「よーし、こっちはシャワーズ、君に決めた!」
      シャワーズ「オッケー!」
      会長「ギャロップよ、「猫に小判」!」
      サトシ「え!?」
      ギャロップ「ヒヒーーーーーーン!!!」
      ジャラジャラジャラジャラ!!! ギャロップの「猫に小判」!
      シャワーズ「なーーーー!?」
      アナウンサー『おー!? 何でしょう、これは!? ギャロップが覚えないはずの「猫
             に小判」を使った!?』
      サトシ「ギャロップが「猫に小判」を!? そんなバカな!?」
      シャワーズ「いったーい! でも何でギャロップがあんな技を!?」
      会長「どうかね? すごい技じゃろ?」
      サトシ「く…ただお金出してるだけじゃ勝負になりませんよ!? シャワーズ、お返しの
          「水鉄砲」!」
      シャワーズ「オッケー! ブーーーーーー!!!」
      バシャ!!! シャワーズの「水鉄砲」! 効果は抜群だ!
      ギャロップ「ヒヒ〜〜〜ン…」
      会長「な、何!? ワシの可愛いギャロップが!?」
      アナウンサー『ギャロップ、戦闘不能です!』
      会長「むむむ…なかなかやるね、サトシ君。 だが、次はどうかね? 出でよ、ワシの
         愛しいオニドリルよ!」
      オニドリル「ギャオーーー!!!」
      サトシ「オニドリルならピカチュウで十分! ピカチュウ、君に決めた!」
      ピカチュウ「ピッカ!」
      会長「今度こそ戦闘不能にさせてもらうぞよ! オニドリル、「猫に小判」!」
      サトシ「え!?」
      オニドリル「ギャオーーーーー!!!!」
      ジャラジャラジャラジャラ!!! オニドリルの「猫に小判」!
      ピカチュウ「ピカーーーーーー!?」
      アナウンサー『何ーーーー!? これはどう言う事でしょう!? さっきのギャロップと
             同じくオニドリルにも覚えないはずの「猫に小判」を使いました! 一体
             どう言う事でしょう!?』 
      サトシ「また普段覚えない技か! 何度も言いますけど、お金出しても勝負には
          なりませんよ! ピカチュウ、「電気ショック」でお返しだ!」
      ピカチュウ「ピカ! ピーーーカーーーチュウーーーーーーー!!!」
      ビリリリリリリリリ!!! ピカチュウの「電気ショック」! 効果は抜群だ!
      オニドリル「ギャオ〜〜〜…」
      会長「なぬ!? 愛しいオニドリルも負けてしもうた!!!」
      アナウンサー『オニドリル、戦闘不能です! よってこの試合、サトシ選手の勝ちです!』
      サトシ「ヘッヘー! 楽勝!」
      会長「くーーー…悔しいが、この勝負は君の勝ちじゃ。 完敗じゃ。 さすがに腕を
         上げたもんじゃのう、サトシ君!」
      サトシ「あ、はい。 ありがとうございます。 会長さんもよくやりましたけど…何で
          ギャロップとオニドリルが「猫に小判」を覚えてるんですか? 普段は覚えない
          はずなのに…」
      会長「ああ、実はワシが特別に覚えさせた技なのじゃ。 本来はニャースなどの限られた
         数匹しか使えん技を血の滲むような努力によって身に付けたのじゃ。 貧乏脱出の
         時しか使えんけどな。」
      サトシ「あ、そ、そうですか…」
      アナウンサー『あのー、お取り込み中に申し訳ございませんが…次の選手をお呼びします
             ので、ステージから降りてください。』
      サトシ「あ、すみません! 今すぐ降ります!」
      会長「おっと、すまんすまん! では、サトシ君! リーグで君の戦い方を見ておるよ! 
         がんばるんじゃぞ!
      サトシ「はい! ありがとうございます!」

      ―2回戦―

      アナウンサー『さあ、次は2回戦です! 挑戦者は、サトシ選手!』
      サトシ「次もがんばろうぜ! ピカチュウ、シャワーズ!」
      ピカチュウ「ピ!」
      シャワーズ「うん!」
      アナウンサー『そして次の挑戦者は、海賊風トレーナーのレイモンド選手です!』
      レイモンド「ヘイユー! ユーはマサラタウンのサトシかな?」
      サトシ「え? そうだけど、何で俺がマサラタウン出身だと分かったんだ?」
      レイモンド「ユーのルーマー聞いた事あるよ! どんなケースをクローズしたボーイが
            いるとね! もしかしすると、グレートなテクニックがあるのかなと思って
            ね。 ミーはユーと戦うために、やっとここまで来たのだ! ポケモン
            バトル、出来るかな?」
      サトシ「(また変な奴と会っちまったなー…でもバトルなら受け立つぜ!) おう、
          出来るぜ! 勝負だ!」
      レイモンド「ミーがファーストで行くね!」
      アナウンサー『決まりました! 先行者はレイモンド選手です! 使用ポケモンは5体! 
             それでは、試合開始!』
      レイモンド「ゴー、ドンファン!」
      ドンファン「ドンファーーーン!!!」
      サトシ「な、何だあのポケモン? 見た事もないポケモンだな?」

      ポケモン図鑑「ドンファン・鎧ポケモン・まだ発見されたばかりなので詳しい情報はまだ
             掴めていない。」

      サトシ「へぇー、新種のポケモンか! 俺もゲットしてみたいなー! よし、フシギダネ、
          君に決めた!」
      フシギダネ「ダネダネーーー!!!」
      レイモンド「ドンファン、「転がる」アタック!」
      ドンファン「ドンファーーーーーン!!!」
      ゴロゴロゴロゴロ!!! ドカ!!! ドンファンの「転がる」攻撃!
      フシギダネ「ダネ!?」
      サトシ「な、何だ、あの技は!? 見た事もない技だ!? まさか、新しい技!?」
      レイモンド「どうかな? これでもミーにウィン出来るかな?」
      サトシ「く…フシギダネ! あんな奴に負けるな! 「ソーラービーム」で行け!」
      フシギダネ「ダネ! フッシーーーーーーー!!!」
      バシューーーーーーー!!! フシギダネの「ソーラービーム」! 効果は抜群だ!
      ドンファン「ドンファ〜〜〜ン…」
      レイモンド「ホワット!? オーノー!!! ミーのドンファンが!!」
      アナウンサー『ドンファン、戦闘不能です!』
      サトシ「何だ、新種としても割りと弱いんだな?」
      レイモンド「ユーなかなかやるね! けれど、次はどうかな? ゴー、カイリキー!」
      カイリキー「リキーーー!!!」
      サトシ「カイリキーか、よし! ゼニガメ、君に決めた!」
      ゼニガメ「ゼニーーー!!!」
      サトシ「ゼニガメ、先制攻撃の「泡」攻撃だ!」
      ゼニガメ「ゼニーーーー!!!」
      ブクブクブクブク!!! ゼニガメの「泡」攻撃!
      カイリキー「リキ〜〜〜…」
      レイモンド「ホワット!? オンリーワンシングルヒット!?」
      アナウンサー『カイリキー、一撃戦闘不能です!』
      サトシ「ハッハッハッハ! どうやら急所に当たったみたいだな!」
      レイモンド「くーーー…こうなったら、ゴー、ゴローニャ!」
      ゴローニャ「ゴローーーニャ!!!」
      サトシ「シャワーズ、君に決めた!」
      シャワーズ「オッケー!」
      レイモンド「ゴローニャ、「岩砕き」攻撃!」
      ゴローニャ「ゴロニャーーーー!!!」
      シャワーズ「わ!?」
      ドカーーーーーーン!!! ゴローニャの「岩砕き」攻撃! でもシャワーズはそれを
      素早く避けた。
      サトシ「また見た事もない技を…でもゴローニャにそんな技覚えてたっけ? そんな事
          よりも、シャワーズ、「水鉄砲」で攻撃しろ!」
      シャワーズ「オッケー! ブーーーーーーー!!!」
      バシャ!!! シャワーズの「水鉄砲」! 効果は抜群だ!
      ゴローニャ「ゴロ〜〜〜ニャ…」
      レイモンド「オーノー!! アゲン!?」
      アナウンサー『ゴローニャ、戦闘不能です!』
      レイモンド「ユー、なかなかやるけど、次こそ次はユールーズね! ゴー、モルフォン!」
      モルフォン「モルーーー!!!」
      サトシ「それなら俺にはこいつだ! ラプラス、君に決めた!」
      ラプラス「お待ちしておりました、サトシさん。 私は何をすればよいでしょうか?」
      サトシ「ラプラス、「冷凍ビーム」でモルフォンを凍らせろ!」
      ラプラス「分かりました! はっ!!!」
      バシューーーーーーーー!!! ラプラスの「冷凍ビーム」!
      カチーーーーン!!! モルフォンは凍ってしまった!
      レイモンド「オーノー!!! フリーズされたね!!!」
      アナウンサー『モルフォン、氷付けで一撃戦闘不能です!』
      サトシ「あは! よくやったな、ラプラス!」
      ラプラス「ありがとうございます!」
      レイモンド「おのれーーー!!! ユーがここまでミーのポケモンをディフィートする
            とは、ミーアングリーね! これがミーのラストポケモン! ゴー、
            カイロス!!!」
      カイロス「カイーーー!!!」
      サトシ「カイロスか、よし! ピカチュウ、君に決めた!」
      ピカチュウ「ピッカーーー!!!」
      サトシ「ピカチュウ、先制攻撃の「雷」だ!」
      ピカチュウ「ピカチュウ! ピーーーカーーーチュウーーーーーーーーー!!!」
      ドカーーーーーーーーン!!! ピカチュウの「雷」!
      カイロス「カイ〜〜〜…」
      レイモンド「ホワット!? ミーがロストゲーム!?」
      アナウンサー『カイロス、一撃戦闘不能です! よってこの試合、サトシ選手の勝ち
             です!』
      サトシ「やったぜー! 2勝目、ゲットだぜ!」
      ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
      シャワーズ「やったね、サトシ!」
      サトシ「うん!」
      レイモンド「くーーー、ミーが負けるなんて、アイキャントビリーブイット! ユーは
            やっぱりストロングなトレーナーだ。」
      サトシ「何言ってんだよ? お前の方こそすごかったぜ! だって俺が全然知らない技を
          繰り出すし、すごかったぜ!」
      レイモンド「そう思うのかな? ヘッヘ…サンクス、サトシ! ユーはナイスガイだな! 
            よし、決めたね! 今度またミートしたら、またポケモンバトルしようね!」
      サトシ「おう!」
      アナウンサー『それでは、次の選手をお呼びしますので、サトシ選手とレイモンド選手、
             ステージから降りてください。』
      サトシ「あ、はい! すみません!」
      レイモンド「オッケーね!」
      サトシ「ピカチュウ、シャワーズ、次こそがんばろうぜ!」
      ピカチュウ「ピカ!」
      シャワーズ「うん!」

      ―数時間後―

      そしてサトシはついに5回戦に着き、最後の挑戦者であるジェントルマンと戦っていた。
      ジェントルマン「バタリー(バタフリー)、「超音波」!」
      バタリー「フリフリーーーーー!!!」
      キーーーーー!!! バタフリーの「超音波」!
      サトシ「ピカチュウ、避けて「10万ボルト」!」
      ピカチュウ「ピカ!」
      サッ! ピカチュウは攻撃を避けた!
      ピカチュウ「ピーーーカーーーチュウーーーーーーー!!!」
      ビリリリリリリリリリ!!! ピカチュウの「10万ボルト」! 効果は抜群だ!
      バタリー「フリ〜〜〜…」
      ジェントルマン「な!? 私のバタリーが!?」
      アナウンサー『サトシ選手、全勝利! ポケモンリーグ出場決定!』
      サトシ「やったーーー!!! 出場決定だぜ!!!」
      ピカチュウ「ピッカーーー!!!」
      シャワーズ「よかったね、サトシ!」
      サトシ「うん!」

      ―一方シゲル―

      スキンヘッズ「すぴあー(スピアー)、「ダブルニードル」だ!」
      すぴあー「ブーーーーーーン!!!」
      シゲル「おっと、そうはさせないぜ! リザードン、「火炎放射」!」
      リザードン「リザーーーーーー!!!」
      ブォーーーーーーー!!! リザードンの「火炎放射」! 効果は抜群だ!
      すぴあー「ブ〜〜〜ン…」
      スキンヘッズ「げっ!? すぴあー!?」
      アナウンサー『シゲル選手、全勝利! ポケモンリーグ出場決定!』
      シゲル「フッ、楽勝だぜ!」

      ―一方ブルー―

      ガールスカウト「ダグダグ(ダグトリオ)、「砂駆け」攻撃よ!」
      ダグダグ「ダグーーーーー!!!」
      ブシューーーー!!! ダグダグの「砂駆け」攻撃!
      ブルー「そんな技効かないわよ! カメちゃん、「ハイドロポンプ」よ!」
      カメちゃん「ガメーーーーー!!!」
      ブーーーーーーー!!! カメちゃんの「ハイドロポンプ」! 
      バシューーーン!!! カメちゃんはダグダグの攻撃をぶち破った!
      バシャ!!! ダグダグはカメちゃんの攻撃に命中した! 効果は抜群だ!
      ダグダグ「ダグ〜〜〜…」
      ガールスカウト「きゃーーー!!! ダグダグ!!!」
      アナウンサー『ブルー選手、全勝利! ポケモンリーグ出場決定!』
      ブルー「やったーーー!!! 出場決定よ!」

      ―一方アキラ―

      ギャンブラー「ボックアー(アーボック)、「溶解液」だ!」
      ボックアー「シャーーーボック!!!」
      ブシューーーーー!!! ボックアーの「溶解液」!
      アキラ「サンド、「穴を掘る」で避けろ!」
      サンド「ピキ!!!」
      ドガーーーーーン!!! サンドは地中に潜り込み、攻撃をかわした!
      アキラ「今だ! 突っ込め!!!」
      サンド「ピキーーーーー!!!」
      ドカーーーーーン!!! サンドの「穴を掘る」攻撃! 効果は抜群だ!」
      ボックアー「アボ〜〜〜…」
      ギャンブラー「な、なぬ!?」
      アナウンサー『アキラ選手、全勝利! ポケモンリーグ出場決定!』
      アキラ「やったぜ! 全勝利だ! ここまでよくがんばったな、サンド!」
      サンド「ピ!」

      ―一方カツコ―

      大人のお姉さん「ジュゴディ(ジュゴン)、「頭突き」よ!」
      ジュゴディ「ジュゴーーーーーン!!!」
      カツコ「そうはさせないわ! ライちゃん、「10万ボルト」よ!」
      ライちゃん「ラーーーイチュウーーーーーーーー!!!」
      ビリリリリリリリリリリ!!! ライちゃんの「10万ボルト」! 効果は抜群だ!
      ジュゴディ「ジュゴ〜〜〜ン…」
      大人のお姉さん「そんな…私のジュゴディが負けるなんて…」
      アナウンサー『カツコ選手、全勝利! ポケモンリーグ出場決定!』
      カツコ「やったーーー!」
      ライちゃん「ラーーーイ!」

      ―一方サイゾウ―

      サイゾウ「ガラガラ、「気合だめ」!」
      ガラガラ「ガラ! ……………」
      ガラガラの「気合だめ」!
      猛獣使い「どうやらこの勝負、俺の勝ちのようだな! ウボツット(ウツボット)、
           「捨て身タックル」だ!」
      ウボツット「ボットーーーーーー!!!」
      サイゾウ「フッ…お主は大きな間違いをしたでござろう。 ガラガラ、必殺、「骨棍棒」!」
      ガラガラ「ガラーーーーーー!!!」
      バキ!!! ガラガラの「骨棍棒」! 効果は抜群だ!
      ウボツット「ボット〜〜〜…」
      猛獣使い「な!? お、俺のウボツットが!?」
      アナウンサー『サイゾウ選手、全勝利! ポケモンリーグ出場決定!』
      サイゾウ「これで出場決定でござる! よくがんばったな、ガラガラ!」
      ガラガラ「ガラ!」

      ―一方ヒバリ―

      ミニスカート「らふちゃん(ラフレシア)、「花弁の舞」よ!」
      らふちゃん「ラッフーーーーーー!!!」
      シュシュシュシュ!!! らふちゃんの「花弁の舞」!
      ヒバリ「オニドリル、「ドリル嘴」で攻撃を破るのよ!」
      オニドリル「ギャオーーーー!!!」
      ギュルルルルルルル!!!  オニドリルの「ドリル嘴」!
      バシューーーン!!! オニドリルは攻撃をぶち破った!
      ドカ!!! らふちゃんはオニドリルの攻撃に命中した! 効果は抜群だ!
      らふちゃん「ラフ〜〜〜…」
      ミニスカート「きゃーーー!!! あたしのらふちゃんがーーー!!!」
      アナウンサー『ヒバリ選手、全勝利! ポケモンリーグ出場決定!』
      ヒバリ「やったーーー!!! ポケモンリーグ出場決定よ!」

      ―一方スバル―

      暴走族「さんドパン(サンドパン)、「岩雪崩」だ!」
      さんドパン「パーーーーン!!!」
      ゴロゴロゴロゴロ!!! さんドパンの「岩雪崩」!
      スバル「ナッシー、「テレポート」でかわせ!」
      ナッシー「ナッシーーー!!!」
      シュン!!! ナッシーの「テレポート」!
      スカ!!! さんドパンの攻撃が外れた!
      シュン!!! そしてナッシーはさんドパンの後ろに現れた!
      スバル「今だ! 「ソーラービーム」!!!」
      ナッシー「ナッシーーーーーー!!!」
      バシューーーーーーーー!!! ナッシーの「ソーラービーム」! 効果は抜群だ!
      さんドパン「パ〜〜〜ン…」
      暴走族「げっ!? しまった!!!」
      アナウンサー『スバル選手、全勝利! ポケモンリーグ出場決定!』
      スバル「やったー! 僕の勝ちだー!」

      ―一方ツグミ―

      エリートトレーナー♀「べろりサン(ベロリンガ)、「大文字」!」
      べろりサン「ベローーーーーーーン!!!」
      ブォーーーーーーーー!!! べろりサンの「大文字」!
      ツグミ「ピクシー、「光の壁」!」
      ピクシー「ピックシーーー!!!」
      カチーーーーン!!! ピクシーの「光の壁」!
      ドーーーーーン!!! べろりサンの攻撃は弾き飛ばされた!
      ツグミ「次は、「指を振る」攻撃よ!」
      ピクシー「ピックシー! ピッピッピッピ!」
      ピクシーの「指を振る」攻撃!
      ピクシー「ピーーーーー!!!」
      バシューーーーーー!!! ピクシーの「破壊光線」!
      べろりサン「ベロ〜〜〜ン…」
      エリートトレーナー♀「そ、そんな!? 私のべろりさんが…!?」
      アナウンサー『ツグミ選手、全勝利! ポケモンリーグ出場決定!』
      ツグミ「やったーーー! 全勝したわーーー!!!」

      ―一方カイト―

      電気グループ「イワだん(イワーク)、「捨て身タックル」で攻撃だ!」
      イワだん「イワーーーーー!!!」
      カイト「おっと、そうはさせねえぜ! キングラー、「クラブハンマー」!」
      キングラー「グキーーーーー!!!」
      バキ!!! キングラーの「クラブハンマー」! 効果は抜群だ!
      イワだん「イワ〜〜〜…」
      電気グループ「あーーー!? イワだん!? くっそー、電気ポケモン使うべき
             だったーーー!!!」
      アナウンサー『カイト選手、全勝利! ポケモンリーグ出場決定!』
      カイト「よっしゃー! これで出場決定だぜ!」

      ―一方エニシ―

      エニシ「ラッタ、「電光石火」で先制攻撃だ!」
      ジプシージャグラー「ぴクシー(ピクシー)、「モノマネ」だ!」
      ラッタ「ラッターーーーー!!!」
      ぴクシー「ピックシーーーーー!!!」
      ドカ!!! ラッタの「電光石火」! そしてぴクシーの「モノマネ」で「電光石火」! 
      お互いの攻撃は互角にぶつかり合った!
      ぴクシー「ピクシ〜〜〜…」
      ジプシージャグラー「な、何ーーーーー!?」
      アナウンサー『エニシ選手、全勝利! ポケモンリーグ出場決定!』
      エニシ「まあ、楽勝ってとこかな?」

      ―一方ヒロシ―

      エリートトレーナー♂「りざークン(リザードン)、「切り裂く」攻撃!」
      りざークン「リザーーーーー!!!」
      ヒロシ「そんな事はさせないよ! レオン、「雷」!」
      レオン「ピッカッチュウーーーーーー!!!」
      ドカーーーーーーン!!! レオンの「雷」! 効果は抜群だ!
      りざークン「リザ〜〜〜…」
      エリートトレーナー♂「そ、そんなバカな!?」
      アナウンサー『ヒロシ選手、全勝利! ポケモンリーグ出場決定!』
      ヒロシ「やったーーー!!! これで出場できたぞー! よくやったね、レオン!」
      レオン「ピッカ!」

      ―一方エイジ―

      空手王「ストッ(ストライク)、「捨て身タックル」で攻めろ!」
      ストッ「ストラーーーーーイク!!!」
      エイジ「フン! そんな技で俺を倒せるのか!? ゴローニャ、「岩雪崩」だ!」
      ニドキング「キーーーーーング!!!」
      ゴロゴロゴロゴロ!!! ニドキングの「岩雪崩」! 効果は抜群だ!
      ストッ「スト〜〜〜…」
      空手王「な!? お、俺が負けた!?」
      アナウンサー『エイジ選手、全勝利! ポケモンリーグ出場決定!』
      エイジ「よっしゃー! これで出場できるぜ!」

      ―一方ハルナ―

      釣り人「パルづり(パルシェン)、「殻に篭る」で防御だ!」
      パルづり「パル!」
      ガシン! パルづりの「殻に篭る」攻撃!
      ハルナ「そんな事しても無駄よ! ラフレシア、「どくどく」よ!」
      ラフレシア「ラッフーーーーー!!!」
      ブシューーーーー!!! ラフレシアの「どくどく」!
      パルづり「パ、パル〜〜〜…」
      パルづりは毒を浴びた!
      釣り人「げっ!! まずい!!」
      ハルナ「よーし、次はとどめの…」
      釣り人「わ!!! ちょ、ちょっと待て! 参った、降参だ! 僕の負けだ!」
      ハルナ「え?」
      アナウンサー『ギブアップ! ハルナ選手、全勝利! ポケモンリーグ出場決定!』
      ハルナ「あら、簡単に勝っちゃったわね…ま、いいか! これで出場決定出来たし!」

      ―数分後―

      サトシ達は全員集まった。
      サトシ「みんなすごかったじゃないか! 全勝利するなんて、よくここまでがんばった
          な!」
      カツコ「サトシこそここまでがんばってよかったね!」
      サイゾウ「サトシ君がもしも不合格になったら、もうこっちはだめかと思ったでござる
           よ。」
      ヒバリ「でも、これで全員合格できてよかったね!」
      ヒロシ「サトシ、ここまでお疲れ様!」
      サトシ「ああ! もちろんヒロシとみんなもな!」
      全員「うん!」
      トレーナー1「おい、見ろよ、あれ!」
      トレーナー2「ひゃー、すげーな、あの戦い方!」
      全員「え?」
      サトシ達はトレーナー達が見ているバトルを見た。 ステージには、シュウと
      サイキッカーと戦っていた。

      サイキッカー「カメキック(カメックス)、「のしかかり」で攻めろ!」
      カメキック「ガメーーーー!!!」
      シュウ「隙あり! ピカチュウ、「10万ボルト」だ!」
      ピカチュウ『了解! どりゃーーーーーーー!!!』
      ビリリリリリリリリリリリリリ!!! ピカチュウの『10万ボルト』! 効果は抜群だ!
      カメキック「ガメ〜〜〜…」
      サイキッカー「な!? ま、まさか私が負けるとは…」
      アナウンサー『シュウ選手、全勝利! ポケモンリーグ出場決定!』
      シュウ「よっしゃー! 出場決定だぜ! よくやった、ピカチュウ!」
      ピカチュウ『ま、どうって事ないよ!』

      トレーナー1「何て言う戦略だ…」
      トレーナー2「あんなに楽勝できるなんて、ただのガキじゃねえな。」
      スバル「あのシュウって言うトレーナーも勝ったみたいだね?」
      サトシ「あいつも全勝利か…へッへ、リーグでお前と戦うのを待ってるぜ!」
      トレーナー3「ねえ、あっちの方もすごいわよ!」
      トレーナー4「あ、ホントだ! あの人もすごいわ!」
      全員「え?」
      サトシ達はトレーナー達が見ているバトルを見た。 ステージにはアーモンドと怪獣
      マニアと戦っていた。

      怪獣マニア「ゴロじゅう(ゴローニャ)、「地震」攻撃だ!」
      ゴロじゅう「ゴローーーーニャ!!!」
      アーモンド「ゼニガメ、跳べ!」
      ゼニガメ「はい!」
      ダッ!!! ゼニガメは高く跳んだ!
      ゴゴゴゴゴゴゴ!!! ゴロじゅうの「地震」攻撃! だが攻撃が外れた!
      アーモンド「今だ! 「水鉄砲」!」
      ゼニガメ「はい! ブーーーーーーーー!!!」
      バシャ!!! ゼニガメの「水鉄砲」! 効果は抜群だ!
      ゴロじゅう「ゴロ〜〜〜ニャ…」
      怪獣マニア「げっ!? ぼ、僕の負け!?」
      アナウンサー『アーモンド選手、全勝利! ポケモンリーグ出場決定!』
      アーモンド「やったー! 出場決定だ! よくやったな、ゼニガメ!」
      ゼニガメ「はい! 出来る限りがんばりました!」

      トレーナー3「あのトレーナーもすごいね! 喋るゼニガメだって持ってるし!」
      トレーナー4「そうよねー! それからアーモンド君カッコイイわ♪ 好きに
             なっちゃいそう♪」
      カイト「あのアーモンドって言う奴も全勝利か…でもあのボサボサ頭がどこが
          カッコイイんだ?」
      サトシ「分からないけど、あいつも合格したのならば、お互い戦えるのを期待してるぜ!」
      トレーナー1「ん? お! あれもすごいな!」
      トレーナー2「おー、これもまたすごいぜ!」
      全員「え?」
      サトシ達はトレーナー達が見ているバトルを見た。 ステージには逸れ研究員と、サトシ
      がレストランで見た謎の老人が戦っていた。

      逸れ研究員「ドクげらく(ドククラゲ)、「嫌な音」だ!」
      ドクげらく「ドクドクーーーーー!!!」
      キーーーーーーーン!!! ドクげらくの「嫌な音」攻撃!
      ???「サンド、堪えるんだ! 「地割れ」攻撃!」
      サンド「ピキーーーーー!!!」
      ドカーーーーーーーン!!! サンドの「地割れ」攻撃! 一撃必殺!
      ドクげらく「ドク〜〜〜…」
      逸れ研究員「そんな、バカな!? この私が負けるとは!?」
      アナウンサー『「ドクターO」選手、全勝利! ポケモンリーグ出場決定!』

      トレーナー1「あの変なじいさんも勝ったみたいだな? でもすっげー腕持ってるな…」
      トレーナー2「カッコ悪いだけじゃなく、パワーもあるとはな。 俺達じゃあんな奴に
             勝てっこねえぜ!」
      ツグミ「何だか変なおじいさんも合格したみたいね?」
      サトシ「……………」
      サトシはドクターOを見詰めながら、なぜか苦悩になっていた。
      サトシ「(確かに変な格好してるけど…一体誰なんだろう? 何だか気になるけど…)」
      ブルー「サトシ、どうしたの?」
      サトシ「え? 何が?」
      ブルー「また何か気にしてる感じよ?」
      サトシ「あ、あはははは! 何言ってんだよ? 何も気にしてないって!」
      トレーナー3「あ、あれも見てよ!」
      トレーナー4「わー! こっちもすごいわ!」
      全員「え?」
      サトシ達はトレーナー達が見ているバトルを見た。 ステージには祈祷師と、申し込み場
      とレストランで見た黒ずくめの男が戦っていた。

      祈祷師「きュうコン(キュウコン)、「大文字」!」
      きュうコン「コーーーーーーン!!!」
      ブォーーーーーーーー!!! きュうコンの「大文字」!
      ???「…ギャラドス、「ハイドロポンプ」…」
      ギャラドス「グォーーーーーーー!!!」
      ブーーーーーーー!!! ギャラドスの「ハイドロポンプ」!
      バシューーーン!!! ギャラドスはきュうコンの攻撃を破った!
      バシャ!!! 攻撃はきュうコンはギャラドスの攻撃に命中した! 効果は抜群だ!
      きュうコン「コ〜〜〜ン…」
      祈祷師「ぐ…お主、やるな…」
      アナウンサー『「ブラックバロン」選手、全勝利! ポケモンリーグ出場決定!』

      トレーナー3「すごいわ、あの人…不気味に見えるけど、カッコイイわ♪ 何だか好きに
             なっちゃいそうね♪」
      トレーナー4「そうね♪ 声も何だかいいし、あのマスクの中身はハンサムな顔をした
             王子様だったりして♪ あーーーん、最高♪」
      エニシ「あの不気味な人も合格したみたいだね? でもそんなにカッコイイかな?」
      サトシ「……………」
      サトシはブラックバロンを見詰めたまま、再び苦悩になった。
      サトシ「(…あ、あの人…誰なんだろう? どこかで見た事あるような気がするん
           だけど…でも、どこで会ったんだ? 一体、誰なんだ、この人…? あの瞳…
           どこかで…)」
      ブルー「サトシったら、どうしたのよ!? 何気にしてるの!?」
      サトシ「え? あ、ああ! 別に何も気にしてないって!」
      ブルー「本当に大丈夫なの? 最近悩みっぱなしよ? 今でも心配してるけど、本当に
          大丈夫なの?」
      サトシ「だから、大丈夫だって! 俺は何も気にしていないから! 心配するなよ!」
      ブルー「ホントに大丈夫?」
      ブルーは心配な顔をしながら言った。
      サトシ「大丈夫だって!」
      でもサトシは心の中にこう思った。
      サトシ「(そう言えば、最近俺悩みっぱなしだな…何でだろう? あのブラックバロン
           って言う奴を見た時に悩み始めたんだったよな? でも…やっぱりあいつは誰
           なんだろう? どこで会ったんだろう…すっごく気になるし…)」
      アナウンサー『5回戦まで全勝利したトレーナーの皆様! コロシアムの中央へお集まり
             ください!』
      シゲル「今度は何だ?」
      サトシ「とりあえず行ってみよう!」

      ―中央―

      サトシ達と他のトレーナー達は、全員コロシアムの中央へ集まった。
      アナウンサー『えー、合格者の皆様! これまで5回戦まで着き、最後まで全勝利をして、
             おめでとうございます! 合格者の皆様は、ポケモンリーグ出場者として
             選ばれました! ポケモンリーグは、真の戦いが行われる大会です! 
             ポケモンマスターへとなるため、チャンピオンになるのが、この戦いの
             目的です! では、合格者の皆様に、ポケモンリーグ公式戦ルールを
             ご説明します! 最初に大会に出すのは、6匹までです! ただし、対戦
             には6匹の中から3匹だけしか使用出来ません! 3匹を選択している時
             は、相手のレベルとタイプをよーく見て、選択する事です! 次に対戦中
             に、2匹以上のポケモンを眠らせたり、凍らせたりしてはいけません! 
             ただし、1匹だけ眠らせ、1匹だけ凍らせれば、オッケーです! 対戦中
             に場外になったり、泣いたり、「参った」と言う降参合図を出して
             しまったら、負けです! またはポケモン、或いはトレーナーに死を
             与えるような殺人的な行動をしてしまったら、試合放棄とされ、敗北と
             なります。 対戦後の場合は、新しいポケモンを入れ替えてもオッケー
             です! なお、ルールを破った場合は、試合放棄なりますので、要注意
             してルールを守ってください! 対戦回数は全部で20回戦! 全回戦を
             全て勝ち抜ければ、この第12回ポケモンリーグのチャンピオンとなり
             ます! ルールを守り、正々堂々悔いのない素晴らしいポケモンリーグに
             なるよう、健闘を祈ります! それでは皆様、リーグ優勝、がんばって
             ください!』
      トレーナー達「うぉーーーーーーー!!!」
      サトシ「いよいよ始まるぜ、ポケモンリーグの真の戦いが!」
      ピカチュウ「ピッカ!」
      シャワーズ「そうだね!」
      サトシ「みんな、全力を尽くして、がんばろうぜ!」
      全員「おう!」

      ―セキエイスタジアム―

      夜、午後7時になり、カスミ達はスタジアムの客席に座っていた。 もちろんハナコ、
      アオイ、マサキ、ボイジャーとトオルも座っていた。
      アヤメ「おば様達もここに来るなんて、驚きでした!」
      ボタン「まさか応援しに来るなんて、今まで気付きませんでした。」
      ハナコ「そうなの。 本当は連絡したかったけれど、ちょっと驚かそう思ってね。」
      アオイ「テレビで応援しても、サトシ君達は多分がんばれないと思うからね。 もしも
          私達がここに来れれば、サトシ君達は絶対にがんばるかなと思ってきたの。」
      セイヨ「そうなんですか。 光栄です!」
      ハナコ「でもボイジャーさんもサトシの知り合いだったなんて、いつもサトシの事を
          お世話になっております。」
      ボイジャー「あ、いいえ。 別に迷惑とかかけてませんから。 サトシ君はこう見えても、
            私の親友のような子ですから、迷惑とかかけていません。」
      ハナコ「そうですか。 これからもサトシの事をよろしくお願いします。」
      ボイジャー「あ、はい。」
      ジュン「でもマサキさんもここに来るなんて、知らなかったです!」
      マサキ「何や? まさかあんさん、ワイがここでサトシ達を応援しに行くと言うた事を
          忘れとるな?」
      ダイスケ「何言ってんだよ!? そんな訳ないだろ? な、みんな!」
      全員「うん!」
      マサキ「やっぱり忘れとるな…」
      マチス「まあ、チアーアップマサキ! 別に俺達そう思ってないぜ?」
      マサキ「ホンマに忘れとらんなら、それでエエ。」
      ナツメ「でもトオルも会うなんて、久しぶりね! サトシ達を応援しにきたなんて、
          ありがたいわ!」
      トオル「うん! サトシ達の活躍を写真に撮りたいからね! サトシ達の活躍シーン、
          絶対にゲットするぞ!」
      ???「ほな、ウチらもダーリンを応援するわ!」
      全員「え?」
      ボンボンボンボン! マナの精霊達が現れた!
      トオル「な!?」
      エリカ「あら? 皆さん、どうしたのですか?」
      ドリヤード「私達もサトシさんを応援しに来たのです。」
      サラマンダー「俺達抜きで応援しに行こうだなんて、卑怯だぜ?  俺達も応援すれば、
             兄貴は絶対に勝てるはずさ!」
      ジン「ご主人様を見守るのが、ワシら精霊達の使命ダスー!」
      カスミ「そっか。 じゃ、一緒に応援しよう!」
      精霊達「おう!」
      ウンディーネ「その間ウチはカメラでダーリンの活躍をビデオで録画するねん♪ そう
             すれば、何度も何度もダーリンの戦い方が見られるわー♪」
      キョウ「お主はカー○キャ○ターさ○らの知○でござるか?」
      シェイド「しかし、こんなに多くの人間達がいるとは、さすがにすごい事やら…」
      ウィスプ「今日は何かの大会らしいッスからね!」
      トオル「あ、あのー…この人達は一体…」
      カスミ「あ、この人達? マナの精霊と言って、この世界に存在する精霊達なの! 
          詳しい話は、後で言うからね! 或いはサトシから聞いてもいいよ!」
      トオル「あ、うん…」
      アナウンサー『皆様! お待ちしておりました! いよいよ出場決定者紹介を始まり
             ます!』
      ワーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      アヤ「いよいよ始まるみたいね!」
      アナウンサー『この大会に、このポケモンリーグに戦う事にする真のトレーナー達が
             選ばれました! そのトレーナー達は、全国から来た実力あり、強さあり、
             頭脳あり、そしてポケモンへの信頼と愛情ありのトレーナー達です! 
             それでは、今から選手達をご紹介します! まず最初の選手は…マサラ
             タウン出身トレーナー、サトシ選手!』
      ワーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      サトシ「みんなー! ママー! 見てるかー!? 俺出場したぜー!」
      ハナコ「サトシが出場したわ! さすがに私の息子だわ…」
      ハナコは思わず嬉し涙を流した。
      アオイ「サトシくーーーん! 合格おめでとうーーー!!!」
      ウンディーネ「ほわ〜、ダーリンホンマにカッコエエわー♪」
      ウンディーネはビデオ撮りながら喜んでいた。
      カスミ「思った通りだわ! サトシ、出場おめでとうーーー!!!」
      シャワーズ「みんなが応援してるみたいだね、サトシ!」
      ピカチュウ「ピッカ!」
      サトシ「もちろんさ! 何しろポケモンマスターになるのは、俺だぜ!」
      アナウンサー『次は同じく、マサラタウン出身トレーナー、シゲル選手!』
      ワーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      シゲル「アオイ姉ちゃーーーん! 出場したぜーーー!!!」
      アオイ「シゲルも合格おめでとうーーー!!!」
      アナウンサー『次は同じく、マサラタウン出身トレーナー、ブルー選手!』
      ワーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      ブルー「みんなーーー! あたし無事に出場できたわよーーー!!!」
      フウコ「シゲルとブルーも出場できたみたいね!」
      ドリオ「後残りは8人だ!」
      アナウンサー『次は同じく3人組み! アキラ選手、カツコ選手とサイゾウ選手!』
      ワーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      アキラ「みんなーーー! 俺達出場できたぜーーー!!!」
      カツコ「あたし達無事出場できたわよーーー!!!」
      サイゾウ「見事に出場出来たでござるぞーーー!!!」
      キース「アキラ、カツコとサイゾウも無事出場したみたいだな!」
      マサ「後残りは5人だな!」
      アナウンサー『次は同じく5人組み! ヒバリ選手、スバル選手、ツグミ選手、カイト
             選手とエニシ選手!』
      ワーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      ヒバリ「みんなーーー! やったわよーーー!!!」
      ツグミ「私達無事に出場できたわよーーー!!!」
      スバル「全力尽くして出場できたよーーー!!!」
      カイト「みんな見てるかーーー!?」
      エニシ「僕達ついに出場したよーーー!!!」
      ミサ「ヒバリ達も無事出場したわ!」
      イミテ「後は誰が出場したのかな?」
      アナウンサー『次はエリートトレーナーのエリート兄妹、エイジ選手とハルナ選手!』
      ワーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      タケシ「おーーー!!! ハルナさんだ!!!」
      ハルナ「タケシさーーーん! 私は無事に出場できましたーーー!!! 応援して
          くださいねーーー!!!」
      エイジ「おい、ハルナ! 少しは落ち付けよ!」
      タケシ「はーーーい、応援してますよーーーーー!!!」
      タイチ「タケシ兄ちゃんも嬉しそうだね!」
      ライゾウ「まあ、これは仕方ないか?」
      アナウンサー『次は、ヒロシ選手!』
      ワーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      ヒロシ「こんなに歓声が出て来るなんて、何だか照れるなー…」
      アツシ「あいつは誰なんだろう?」
      コゴロウ「ヒロシと言ってな、サトシの親友になったトレーナーなんだ。 同じ好奇心な
           奴でな。」
      ミズキ「へぇー、結構いい友達出来たじゃないか? ライバルじゃなく、ただの友達に
          するとは、サトシも気楽だねー。」
      アナウンサー『次は、シュウ選手!』
      ワーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      シュウ「よっしゃーーー! 気合入れてやるぜ!」
      ピカチュウ『また調子に乗るんだからー…』
      シュウ「何度も言うなよ、しつこいなー…」
      ヤス「今度はあいつ誰なんだ?」
      コゴロウ「シュウって言う奴でな、サトシのライバルになった奴さ。」
      カズ「へぇー。 て事は、こいつだけライバルにしたって言うのか。」
      コゴロウ「いや、ライバルにしたのはこいつだけじゃないぜ?」
      アナウンサー『次は田舎町出身のトレーナー、アーモンド選手!』
      ワーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      アーモンド「何だか初めてだな、こんな歓声を浴びるのって…」
      ゼニガメ「でも、何だか心が癒されるような感じですからね! この先
           がんばりましょう!」
      アーモンド「そうだな! がんばろう!」
      ルミカ「あの少年もサトシさんのライバルでございますの?」
      コゴロウ「ああ。 そうらしいけどな。 田舎町から来たと言うが、ポケモンには結構
           詳しいらしいぜ?」
      ケイタ「へぇー、それはすごいなー。」
      アナウンサー『次は、ドクターO選手!』
      ワーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      カツラ「あのトレーナーもサトシ君のライバルかね?」
      コゴロウ「いや、そうではなさそうだけど…」
      アナウンサー『次は、ブラックバロン選手!』
      ワーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      アツコ「あの不気味な人もサトシ君のライバル?」
      コゴロウ「いや、それも分からないけど…」
      その時サトシはそのブラックバロンに見詰めていた。
      サトシ「(…本当に誰なんだろう? あれだけ正体を見せないなんて…一体あの人、誰
           なんだろう?)」
      サトシはブラックバロンの事でずーっと悩んでいた。 

      ―この先出場決定者紹介は長く掛かりますので、以下略にします―

      アナウンサー『以上、ポケモンリーグ出場決定者紹介でした! このトレーナー達が、
             このポケモンリーグで戦う選ばれしトレーナー達です! さて、この先に
             起きる戦いは、どう言う風に起きるのか!? 第1回戦は、明日に行われ
             ます! では、選ばれしトレーナー達! ポケモンリーグに優勝する事を、
             健闘を祈ります! がんばってください!』
      ワーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      サトシ「いよいよ始まるみたいだな…全力尽くしてがんばろうぜ、ピカチュウ、
          シャワーズ!」
      ピカチュウ「ピカ!」
      シャワーズ「うん!」

      ポケモンリーグ予選の出場検定試験に合格したサトシ達。 いよいよ第1回戦の始まりだ! 果たしてサトシ達は、1回戦で無事勝ち抜く事が出来るのか? だが、問題
      は1つ…
      ドクターOとブラックバロンと名乗るこの2人は、何者なのか? いや…まだもう1つの
      問題が残っていた…

      サトシ「(あれ? そう言えば…出場者決定紹介にイエローの名前が…呼んでない? 
           どう言う事だ? まさかあいつ、不合格したのか? いや、あいつはそんな奴
           じゃないはず…でも、あいつ今どこに…?)」

      もう1つの問題は…なぜイエローは姿を現さなかったのか…この2つの謎は、いつか
      明かすはず…
      続く…