ポケットモンスター小説版
      第133話 岩のフィールド! VSヨシキ

      水のフィールドの第1回戦でジャグラーのコウムと戦い、クラブをキングラーに進化し、
      見事に勝利したサトシ。 次の試合は第2回戦! 果たしてどんな挑戦者がサトシを
      待っているのか? そしてサトシ達一行は、レストランドードーズにいた。

      サトシ「なあ、トオル。 第1回戦の時、ちゃんと俺の写真撮ったか?」
      トオル「もちろんだよ! サトシの戦う姿、ちゃんとフィルムにとって置いたから!」
      ハナコ「今日は第2回戦が始まるみたいね? サトシ、次は本当に大丈夫なの?」
      サトシ「ああ! 今回は大丈夫! ちゃんとパーティ決めたから!」
      カツラ「次はどのフィールドで戦うのだ?」
      サトシ「えーっと、岩のフィールドで戦う事になるな。 だとしたら、ゴローニャ、
          ニドキング、ニドクイン…或いはエビワラーやサワムラーとかの岩、地面と格闘
          ポケモンを使った方がいいかも…」
      カスミ「でも今回は勝てる自信はあるの?」
      サトシ「何言ってんだよ? 俺はいつも勝てる自信があるさ! 勝てる自信があるから
          第1回戦で勝ったんだぜ? な、シゲル、ブルー、みんな!」
      サトシ達の言う通り、シゲル達は第1回戦ですでに勝利した。
      シゲル「ああ、でも結構強敵だったけどな。」
      ブルー「サトシとみんなが応援してくれたおかげよ!」
      ヒロシ「応援してくれるほど、力が沸いて来るからね!」
      アツコ「次の試合はいつ頃なの?」
      サトシ「俺の試合は第2試合になるからな。 後もう少しで第1試合終わるはずだけど…」
      ピーンポーンパーンポーン! スピーカーの方に鐘が鳴った。
      スピーカー『マサラタウンのサトシ様。 マサラタウンのサトシ様。 第2回戦の
            第2試合の始まりです。 岩のフィールドまでお越しください。』
      サトシ「あ、ちょうどいいタイミングだ! じゃ、そろそろ行くかな?」
      アオイ「シゲルはいつの試合?」
      シゲル「俺はまださ。 水のフィールドの第3試合だ。 まだたっぷり暇あるよ。」
      ヒロシ「僕も! 水のフィールドの第3試合さ!」
      ブルー「みんなもう行くのね? じゃ、あたしもそろそろ次の試合に行こうかな? 草の
          フィールドで戦うけどね!」
      サイゾウ「拙者もそろそろ次の試合へ行くでござる。 場所は氷のフィールドでござる
           からな。」
      エイジ「俺も行くかな? 水のフィールドの試合、もうすぐだし…」
      ハルナ「じゃあ、私はお兄ちゃんを応援しに行くから、また後でね!」
      サトシ「ああ!」
      ブルー「サトシの戦い、応援できないけど、がんばってね!」
      サトシ「ああ、ありがとう、ブルー! お前もがんばれよ!」
      ブルー「うん!」
      サイゾウ「では、そろそろ行くでござる。 サトシ君、試合がんばるでござるぞ!」
      サトシ「ありがとう! そっちこそがんばれよ!」
      ブルー達は行ってしまった。
      サトシ「じゃ、俺も行きましょうかな?」
      マサキ「ほな、ワイ達は客席んとこで応援しとるからな!」
      カスミ「その時応援してるからね!」
      トオル「戦う姿、ちゃんと写真に撮るからね!」
      サトシ「おう! じゃ、また後でな! さあ、行こ、ピカチュウ、シャワーズ!」
      ピカチュウ「ピカ!」
      シャワーズ「うん!」

      ―岩のフィールド―

      ワーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      アナウンサー『さあ、早速第2回戦、岩のフィールド第2試合の始まりです! 緑サイド
             はサトシ選手! 対して赤サイドはヨシキ選手です! 果たして、今回の
             バトルでどの選手が勝つのか!?』
      会長『ワシの予想ではサトシ君じゃね。 彼の戦術はかなりのいい者じゃからな。』
      じいちゃん『ワシも会長と同じ意見ぢゃが、あのヨシキと言うやらも強者ぢゃ! 
            第1回戦の時、草のフィールドではさすがに強かったからのう!』
      タクヤ『まあ、両者共すごいと思いますがね。 僕の場合では両者応援してますけどね。』
      ヨシキ「お前サトシと言ったな? 俺はヨシキ! お前はこの俺に簡単に勝てるかな?」
      サトシ「そりゃ戦って見なきゃ分からないだろ? お前が勝つとまだ決まった訳じゃない
          ぜ!」
      ヨシキ「フン、それはどうかな?」
      カスミ「サトシー、がんばってーーー!」
      シゲル「あんな奴に負けるなよーーー!」
      ヒロシ「がんばれサトシーーー!」
      マサキ「負けたらあかんでーーー!」
      ハナコ「がんばってー、サトシーーー!」
      ボイジャー「サトシくーん、がんばってくださーい!」
      アオイ「絶対にがんばってー、サトシーーー!」

      ―一方ロケット団―

      ロケット団は売り子の変装で試合を見ていた。
      ムサシ「今回もジャリボーイ2回戦に出てるわね?」
      コジロウ「どう言う戦いになるか楽しみだな!」
      ニャース「おミャーらニャにやってるニャ!?」
      ロケット団「げ!! ニャース!?」
      ヤマト「何であんたがここにいるのよ!?」
      ニャース「急に姿が見当たらニャくニャったから、探し回ったのニャ! ニャンでこんな
           姿で弁当売ってんニャ!?」
      コサブロウ「いいじゃねえか、弁当売ってて! こう見えても金稼ぎたいんだよ!」
      サノスケ「そうだそうだ! ボスから給料ゲットするよりもこっちの方が早いんだよ!」
      ゴエモン「後あのジャリボーイの勝負じっくりと見てみたいもんだし、楽しいほど
           溜まらないんだよな、これが!」
      ニャース「バカモーン!!! ニャにバカな事してるニャ!? ニャー達はあくまでも
           悪の秘密結社ニャ! 悪い事をする団員の幹部なんだニャ! こんな
           バカバカしい事してニャいでさっさとポケモン1匹ぐらい…」
      観客「すみませーん! お弁当くださーい!」
      ハンゾウ「あ、はーい! 今行きますー!」
      ロケット団は行ってしまった。
      ドサ!!! ニャースはこけた。
      ニャース「ニャンでニャー…」

      ―バトルステージ―

      アナウンサー『それでは、試合開始!』
      ヨシキ「行け、ゴローニャ!」
      ゴローニャ「ゴローーーニャ!!!」
      サトシ「ゴローニャか…よし! ニドキング、君に決めた!」
      ニドキング「キーーーング!!!」
      アナウンサー『サトシ選手はニドキング、ヨシキ選手はゴローニャを繰り出しました!』
      サトシ「ニドキング、久しぶりにがんばろうぜ!」
      ニドキング「キング!」
      ヨシキ「ニドキングを使うのか…それもいいだろ。 だが、俺のゴローニャに勝てる
          かな!? ゴローニャ、「メガトンパンチ」!」
      ゴローニャ「ゴローーーーーニャ!!!」
      サトシ「そうはさせるか! ニドキング、奴の拳を掴め!」
      ニドキング「キング!」
      ガシ!!! ニドキングはゴローニャの拳を掴んだ!
      ゴローニャ「ゴロ!?」
      サトシ「そのまま「地球投げ」!」
      ニドキング「キーーーーーーーング!!!」
      ブン!! ドカーーーーン!!! ニドキングの「地球投げ」! 投げ飛ばされた
      ゴローニャは岩にぶつかった!
      アナウンサー『おーーっと!!! ニドキングの「地球投げ」が決まった! どうやら
             ゴローニャの攻撃に見切ったようです!』
      タクヤ『さすがの見切りですね!』
      ヨシキ「フッ…そこまでやるとはな。 ならばお返ししてやるぜ! ゴローニャ、
          「捨て身タックル」!」
      ゴローニャ「ゴローーーーーーニャ!!!」
      ドカ!!! ゴローニャの「捨て身タックル」!
      ニドキング「ニド!!!」
      ドカーーーーン!!! 強い威力で突き飛ばされたニドキングは、岩にぶつかった!
      サトシ「ニドキング!!!」
      アナウンサー『おーーーっと!!! ゴローニャは「捨て身タックル」で反撃した! 
             これは上手く決まったようです!』
      会長『さすがに2匹共強いのう。 威力はかなりの高レベルじゃな!』
      サトシ「ニドキング、がんばれ! 「角で突く」攻撃!」
      ニドキング「キーーーーング!!!」
      ヨシキ「こっちはお前と同じ事をするぜ! ゴローニャ、角を掴め!」
      ゴローニャ「ゴロ!」
      ガシ!!! ゴローニャはニドキングの角を掴んだ!
      ニドキング「キング!?」
      サトシ「あ、しまった!」
      ヨシキ「ゴローニャ、「地球投げ」だ!」
      ゴローニャ「ゴローーーーーーーニャ!!!」
      ダッ!! ゴローニャはニドキングの角を掴んだまま、空高く跳んだ!
      カツコ「このまま突き落とす気だわ!」
      アイ「これじゃあ、サトシ君のニドキングの負けるになるのかしら?」
      ヨシキ「そのまま突き落とせ!」
      ゴローニャ「ゴロニャーーーーー!!!」
      シャワーズ「うーーー、このままじゃ見ていられないよー!」
      ピカチュウ「ピッカーーー!!!」
      サトシ「負けるな、ニドキング!!! 「地獄車」!!!」
      ニドキング「ニド!!!」
      グルグルグルグル!!! ニドキングの「地獄車」! 空中に落ちて行くニドキングと
      ゴローニャは、回転し始めた!
      ゴローニャ「ゴロローーーー!?」
      ヨシキ「何!?」
      ドカーーーーーーン!!! ニドキングとゴローニャは地面に落ちた!
      ヒバリ「そのまま落ちたわ!?」
      スバル「一体誰が勝ったんだ!?」
      サトシ「……………」
      ヨシキ「……………」
      煙が消え、そこには立っているニドキングと倒れたゴローニャがいた。
      ゴローニャ「ゴロ〜〜〜ニャ…」
      審判「ゴローニャ、戦闘不能!」
      ワーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      アナウンサー『おーーー!!! さすがです! サトシ選手のニドキング、見事に
             ゴローニャの「地球投げ」を破り、勝ちました!』
      じいちゃん『なるほどー…空中にいる間に「地獄車」を使えば、「地球投げ」を破り、逆
            に相手を突き落とすと言う訳か。 これは見事な戦術ぢゃのう!』
      カイト「すっげー! サトシゴローニャを倒したぜ!」
      カスミ「そのままがんばってーーー!!!」
      シゲル「次は負けるなーーー!!!」
      サトシ「やったぜ、ニドキング!」
      ニドキング「キング!」
      ヨシキ「さすがにゴローニャを倒すとは…でも、まだ勝負はこれからだ! 次はこいつで
          どうだ!? 行け、エビワラー!」
      エビワラー「エビーーー!!!」
      アナウンサー『お! ヨシキ選手、今度は格闘系のエビワラーを繰り出しました!』
      サトシ「エビワラーか…気を付けろよ、ニドキング! あいつの素早さ、高いからな!」
      ニドキング「キング!」
      ツグミ「次はエビワラーを繰り出したみたいね。」
      エニシ「一体どう言う戦いになるんだろう…」
      ヨシキ「エビワラー、「高速移動」!」
      エビワラー「エビ!」
      シュンシュンシュンシュン!!! エビワラーの「高速移動」!
      サトシ「何!?」
      ニドキング「ニド!?」
      アナウンサー『おーーーっと! これはすごい! エビワラーの「高速移動」で

             ニドキングを惑わせています! これではニドキングも攻撃が
             出来ません!』
      ヨシキ「隙だらけだな! 「連続パンチ」!」
      エビワラー「エビビビビーーーーー!!!」
      バキバキバキバキ!!! エビワラーの「連続パンチ」!
      ニドキング「キーング!!!」
      ヨシキ「次は「メガトンパンチ」!」
      エビワラー「エビーーーーー!!!」
      バキ!!! エビワラーの「メガトンパンチ」!
      ニドキング「ニド!!!」
      サトシ「ニドキング!!!」
      アナウンサー『おーーー! ニドキング大ピンチ! エビワラーの足が速過ぎて攻撃も
             出来ません! これじゃあ単なる当たり捲くるだけです!』
      会長『しかもニドキングも弱ってるのう…交替した方がいいんじゃないのかね?』
      ニドキング「キ…ング…」
      ニドキングは疲れ切っている。
      サトシ「ニドキング、よくやった! 戻れ!」
      サトシはニドキングをモンスターボールの中へ戻した。
      サトシ「相手がエビワラーなら…こっちはこいつだ! サワムラー、君に決めた!」
      サワムラー「ムラーーー!!!」
      アナウンサー『お! サトシ選手サワムラーを繰り出しました! これはすごいです! 
             パンチの鬼エビワラー対キックの鬼サワムラー! これはすごい戦いに
             なりそうです!』
      じいちゃん『これは面白そうな戦いになりそうぢゃのう?』
      ヨシキ「サワムラーを繰り出すとは、さすがだな? でも、速さはエビワラーの方が上だ! 
          エビワラー、もう1度「高速移動」!」
      エビワラー「エビビ!」
      シュンシュンシュンシュン! エビワラーの「高速移動」!
      サトシ「今度は絶対に隙を出さないぞ! サワムラー、足を伸ばして、連続に「回し蹴り」
          だ!」
      サワムラー「ムラ! ムラララララーーーーーー!!!」
      ビュンビュンビュンビュン! サワムラーの「回し蹴り」! サワムラーは足を
      伸ばしながら回り続けた!
      アナウンサー『おーーー! これはすごい! 足を伸ばしたままコマのように回り続けて
             います! これではエビワラー交わせますか!?』
      じいちゃん『うひょひょ! これは「旋風脚」(せんぷうきゃく)ぢゃな!』
      ブルーザー「そうか! 足を伸ばしたまま「回し蹴り」を連続で攻撃すれば、エビワラー
            の動きが少しずつ封じる! 相手が遠い所にいても、攻撃を
            受けられるんだ!」
      クリスティ「こんな作戦を考えるなんて、サトシすごいわ!」
      エビワラー「エビエビ!」
      エビワラーは出来るだけ「高速移動」で攻撃を避け続ける。
      ドカ!!! だがエビワラーは攻撃を受けた!
      エビワラー「エビ!?」
      ヨシキ「な、何!?」
      サトシ「隙あり! 「飛び膝蹴り」だ!」
      サワムラー「サーーーーワ!!!」
      ドカ!!! サワムラーの「飛び膝蹴り」!
      エビワラー「エビ!!!」
      サトシ「とどめは「メガトンキック」!」
      サワムラー「ムラーーーーーー!!!」
      ドカ!!! サワムラーの「メガトンキック」!
      エビワラー「エビ〜〜〜…」
      審判「エビワラー、戦闘不能!」
      ワーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した!
      アナウンサー『サワムラーの「回し蹴り」、引き続き「飛び膝蹴り」と「メガトンキック」
             が決まりました! さすがサトシ選手のサワムラー! キックの鬼が
             パンチの鬼との戦いで勝ちました!』
      タクヤ『さすがに見事な戦術です!』
      コゴロウ「よーし、後最後の一匹も倒せーーー!!!」
      カスミ「後一匹よ! がんばってーーー!!!」
      シゲル「最後まで負けるなーーー!!!」
      アナウンサー『ヨシキ選手、残るポケモンは後1体! 果たしてどのポケモンを繰り
             出すのか!?』
      ヨシキ「フッ…サトシ、なかなかやるな。 ここまで着くとは、考えありえなかった。 
          でも、次の戦いはもう決まっている! 最後のポケモンである、こいつに勝てる
          か!? ニドリーノ、行け!!!」
      ニドリーノ「ニドリーーーノ!!!」
      アナウンサー『ヨシキ選手、今度はニドリーノを繰り出しました!』
      サトシ「ニドリーノ? まあ、ニドキングほどあるまい! 戦ってみるか! サワムラー、
          「メガトンキック」!」
      サワムラー「ムラーーーーーーー!!!」
      ヨシキ「甘い! ニドリーノ、「影分身」!」
      ニドリーノ「ニド!」
      スッ! ニドリーノの「影分身」! 
      スカ! サワムラーの攻撃が外れた!
      サトシ「何!?」
      ヨシキ「ニドリーノ、「乱れ突き」攻撃!」
      ニドリーノ「ニドリーーーーノ!!!」
      ダダダダダダダ!!! ニドリーノの「乱れ突き」攻撃!
      サワムラー「サワ!!!」
      ヨシキ「とどめは、「体当たり」攻撃!」
      ニドリーノ「ニドドーーーーー!!!」
      ドカ!!! ニドリーノの「体当たり」!
      サワムラー「ムラ〜〜〜…」
      審判「サワムラー、戦闘不能!」
      ワーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      アナウンサー『決まりました、ニドリーノの「乱れ突き」、引き続き「体当たり」! 
             攻めながらサワムラーを戦闘不能にさせました!!!』
      じいちゃん『うっひょっひょっひょ! 意外と強いニドリーノぢゃな?』
      カルロス「おい、このままじゃやばくないか?」
      ブレイク「確かだな。 ニドキングは戦えるが、エビワラーとの戦いでまだダメージが
           ギリギリまで残ってる。 これじゃあ、ニドキングの出番はなさそうだな。」
      アシュラ「次は一体どのポケモンを繰り出すのでござろう?」
      アナウンサー『サトシ選手の残りポケモンは2体! ニドキングはエビワラー戦で
             ダメージがギリギリまで残っています! もはやニドキングの出る幕じゃ
             ありません! ニドキングの代わりにどのポケモンを繰り出すのか!?』
      シャワーズ「サトシ、次は僕かピカチュウをバトルに出させて! 僕達なら絶対に勝てる
            よ!」
      ピカチュウ「ピッカ!」
      サトシ「ありがとう、ピカチュウ、シャワーズ。 でも今回だけは出ないでくれ。 頼む
          から…」
      シャワーズ「え!? でも…」
      サトシ「次の試合に戦わせるって言う事を約束するから、それまでに我慢してくれ!」
      シャワーズ「…うん! 分かった! 約束だよ!」
      ピカチュウ「ピカ!」
      サトシ「ああ!」
      シャワーズ「でも僕とピカチュウ以外どのポケモンを出すの?」
      サトシ「次はこいつで行こうと思ってるんだ。 次こそ絶対に勝つぜ! ゼニガメ、君に
          決めた!」
      ゼニガメ「ゼニーーー!!!」
      アナウンサー『おーーーっと!!! 何と言う事でしょうか!? サトシ選手、ゼニガメ
             を繰り出しました!!!』
      会長『ゼニガメを出すとはこれは驚きじゃ!』
      デルヴァ「お、おい! ゼニガメを繰り出したぞ!? あんなので勝てるのか!?」
      ゼトラ「まあ、じっくり見てりゃ分かるだろ。 奴に何か考えているようだし…」
      ヨシキ「フッ…悪足掻きか? 進化もしていないゼニガメを繰り出すとは、何か意味でも
          あるのか?」
      サトシ「もちろんあるさ! よーく見てみりゃ分かるさ!」
      ヨシキ「ほほう、面白い! だったらどう言う作戦考えたか見せてみろ! ニドリーノ、
          「体当たり」!」
      ニドリーノ「リノーーーー!!!」
      サトシ「ゼニガメ、「殻に篭る」攻撃だ!」
      ゼニガメ「ゼニ!」
      ニュ! ゼニガメの「殻に篭る」攻撃!
      ドカ!!! ニドリーノの「体当たり」!
      ゼニガメ「ゼニ!!!」
      コロコロコロコロ… その時攻撃を受けたゼニガメは殻に篭ったまま転がり始めた。
      ヨシキ「ニドリーノ、奴を逃がすな!」
      ニドリーノ「ニド!」
      ニドリーノは転がり続けるゼニガメを追いかけた。
      アナウンサー『おや? 殻に篭ったままのゼニガメを追いかけるニドリーノ! ゼニガメ
             はただ転がっていて何もしません!』
      会長『何をする気じゃろうか?』
      シゲル「ゼニガメがただ転がってるだけじゃ何の意味もないはず!」
      カスミ「一体どう言う意味で出したのかしら?」
      サトシ「(いいぞ、そのまま引きつけろ!)」
      その時ゼニガメは岩の崖に転がり上がった。
      ニドリーノ「ニド!?」
      サトシ「今だ! 「水鉄砲」!」
      ゼニガメ「ゼニーーーーーーー!!!」
      ブーーーーーーー!!! ゼニガメの「水鉄砲」!
      ニドリーノ「リノ!?」
      ヨシキ「な!?」
      サトシ「よーし、とどめは、「ロケット頭突き」!!!」
      ゼニガメ「ゼニニニーーーーーーーーー!!!」
      ドカ!!! ゼニガメの「ロケット頭突き」!
      ニドリーノ「ニド〜〜〜…」
      ヨシキ「に、ニドリーノ!?」
      審判「ニドリーノ、戦闘不能! よってこの試合、サトシ選手の勝ち!」
      ワーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      アナウンサー『やりました! ゼニガメのフィニシングムーヴ「ロケット頭突き」! 
             ニドリーノを戦闘不能にさせ、サトシ選手見事に第2回戦岩のフィールド
             を勝ち抜きましたーーー!!!』
      会長『さすがにすごい戦術じゃった!』
      じいちゃん『なかなかやりおるな、サトシ君!』
      タクヤ『素晴らしい戦術でした!』
      サトシ「やったーーーー!!! 2回戦、ゲットだぜ!!!」
      ピカチュウ「ピッカーーー!」
      シャワーズ「僕達の勝ちだーーー!!!」
      ゼニガメ「ゼニーーー!!!」
      カスミ「やったーーー!!! サトシが勝ったわーーー!!!」
      シゲル「やったじゃねえか、サトシーーー!!!」
      マサキ「ようやったな、サトシーーー!!!」
      トオル「サトシ、おめでとうーーー!!!」
      ハナコ「おめでとう、サトシーーー!!!」
      アオイ「2回戦勝利おめでとう、サトシーーー!!!」
      ボイジャー「おめでとうございます、サトシくーーーん!!!」
      コゴロウ「サトシ、よくやったぜーーー!!!」

      ―一方ロケット団―

      ムサシ「あら、また勝ったみたいね、あのジャリボーイ?」
      コジロウ「あいつもよくがんばるもんだなー。」
      ニャース「それはいいが、いつまで売り子の仕事してるんニャーか?」
      ヤマト「しつこいわね、ニャース! 売り子の仕事しながらジャリボーイの試合を見ても
          いいでしょ!?」
      コサブロウ「そうだそうだ! しつこく判断するな!」
      ニャース「トホホニャ…」

      ―バトルステージ―
      ヨシキ「…そうか…ゼニガメを出したのは、こう言う意味だったんだな? ハッハ…
          負けたよ…完敗だ…」
      サトシ「よーし、次も第3回戦、ゲットしてやるぜ!」
      ピカチュウ「ピカ!」
      シャワーズ「うん!」

      第2回戦岩のフィールドでヨシキと戦い、無事に2回戦に勝ったサトシ。 次の試合は
      第3回戦! 果たして、次のバトルにどの強敵が彼を待っているのか? その事は、次回
      へ続く!

      続くったら続く!