ポケットモンスター小説版
      第134話 氷のフィールド! VSセイジ

      岩のフィールドでヨシキと戦い、見事に勝利したサトシ。 その時もブルー、サイゾウと
      エイジも無事第2回戦をクリアした。 今日は第3回戦が始まり、サトシの出番も後もう
      少し。 サトシ達一行は今、ロッカールームにいる。

      トオル「この前撮った写真、バッチリゲットしたよ! サトシの行動も、ニドキングと
          サワムラーとゼニガメの戦う姿もグッドな感じにゲットしたよ!」
      サトシ「そりゃすごい! いつもありがとう、トオル!」
      ハナコ「サトシはお調子者で負けず嫌いだからね。 いつもがんばってるのは確かよ!」
      サトシ「ちょっとママ、お調子者と負けず嫌いはないでしょ?」
      カスミ「あら? でもホントの事でしょ? いつもそうじゃない?」
      サトシ「あのなー…」
      ボイジャー「次はどのフィールドで戦うのですか?」
      サトシ「ああ、次のフィールドは氷のフィールドです。 だとしたら、ゼニガメや
          キングラー、ラプラスやギャラドスなどの水と氷系を出すのもいい考えだろう
          な。」
      シャワーズ「え!? じゃあ、僕も出るって事!?」
      サトシ「もちろん! 約束だからな!」
      シャワーズ「やったーーー!」
      シャワーズは喜びに跳ね回った。
      サムライ「でも氷のフィールドと言えば、あのフリーザーも使えばよいでござるか?」
      サトシ「ああ、フリーザーも使いたいけど、やっぱ伝説の鳥ポケモンはまた今度にする事
          にしたよ。 いつか出す予定だけど…」
      アヤメ「そのまま出したらあっという間に楽勝じゃないの?」
      サトシ「そりゃそうだけど、ここはやっぱまた今度にする事にしたよ。」
      ブルー「それでも大丈夫なの?」
      サトシ「大丈夫だって! 今回も必ず勝つよ!」
      カスミ「逆に負けたりして…」
      サトシ「な、何だと!?」
      サクラ「ちょっと、こんな時にケンカは止めなさい!」
      ピーンポーンパーンポーン! スピーカーに鐘が鳴った。
      スピーカー『マサラタウンのサトシ様。 マサラタウンのサトシ様。 第3回戦の
            第4試合の始まりです。 氷のフィールドまでお越しください。』
      サトシ「あ、いよいよ俺か! んじゃ、俺もう行くとするよ!」
      ヒバリ「じゃ、あたしは水のフィールドに行こっかな? もう時期になったら出番が来る
          だろうし!」
      ツグミ「私もそろそろ行くわ。 もう少し岩のフィールドで出番が来るそうだし。」
      スバル「さて、僕も行こっかな? 草のフィールドの試合はもう少しだし。」
      サトシ「じゃあ、3人共がんばれよ!」
      ヒバリ「サトシもがんばってね!」
      スバル「僕達もがんばるから、サトシもがんばれよ!」
      ツグミ「絶対に勝ってね! 戦ってる間でも応援してるから!」
      サトシ「ありがとう! また後でな!」
      ヒバリ、スバルとツグミは行ってしまった。
      サトシ「じゃ、俺もう行くから!」
      カスミ「試合応援してるわよー!」
      サトシ「おう! じゃ、行こうぜ、ピカチュウ、シャワーズ!」
      ピカチュウ「ピカ!」
      シャワーズ「うん!」

      ―氷のフィールド―

      ワーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      アナウンサー『さて、第3回戦氷のフィールド第4試合の始まりです! 会場にいるのは
             緑サイドのサトシ選手! 対して赤サイドのセイジ選手! 果たして、
             今回第3回戦で誰が勝つのか!?』
      会長『今回は面白くなる感じだね? サトシ君もがんばるといいのう!』
      じいちゃん『うっひょっひょっひょ! セイジと言うやらも結構強者ぢゃからな! 
            サトシ君の次にセイジ君もがんばるといいのう!』
      タクヤ『僕は両方共がんばると言いますね。 彼らの戦術素晴らしいですからね!』
      セイジ「サトシと言ったな? 俺はセイジ! 第2回戦岩のフィールドで、たっぷり
          見させてもらったぜ! 見事な戦術だったら強いが、俺との戦いで勝ち抜ける事
          は出来るかな?」
      サトシ「それは見れば分かる物さ! 俺は絶対に負けはしないぜ!」
      セイジ「さあ、果たしてどうかな?」
      カスミ「サトシーーー、がんばってーーー!!!」
      シゲル「がんばれよーーー、サトシーーー!!!」
      ブルー「絶対に勝ってーーー、サトシーーー!!!」
      ヒロシ「がんばれーーー、サトシーーー!!!」
      マサキ「負けたらワイが許せへんからなーーー!!!」
      トオル「よーし、今回もいい写真撮るぞーーー!」
      ハナコ「サトシーーー! ママのためにも勝ってねーーー!!!」
      アオイ「もちろん私のためにも勝ってねーーー!!!」
      ボイジャー「がんばってください、サトシくーーーん!!!」
      アナウンサー『それでは、試合開始!』
      セイジ「行け、ケンタロス!」
      ケンタロス「ブモーーー!!!」
      アナウンサー『セイジ選手、ケンタロスを繰り出しました!』
      サトシ「よーし、シャワーズ、君に決めた!」
      シャワーズ「よーし、がんばるぞー!」
      アナウンサー『サトシ選手、シャワーズを繰り出しました!』
      サトシ「シャワーズ、「電光石火」で先制攻撃!」
      シャワーズ「アイアイサー! どりゃーーーーーーー!!!」
      セイジ「ケンタロス、「冷凍ビーム」!」
      ケンタロス「ブモーーーーーーー!!!」
      バシューーーーー!!! ケンタロスの「冷凍ビーム」!
      カチーーーーン!!! シャワーズの足が凍ってしまった!
      シャワーズ「え!?」
      サトシ「な、何!?」
      ボタン「ケンタロスが氷系の技を!?」
      アキラ「そんなもんを覚えてたのか!?」
      セイジ「残念だったな。 外見がノーマル形でも技は違うんだぜ! ケンタロス、
          シャワーズの動きが封じている内に、「突進」攻撃だ!」
      ケンタロス「ブモーーーーーーーーー!!!」
      ケンタロスは真っ直ぐシャワーズに目掛けて襲い掛かる!
      シャワーズ「あ、あ…!!!」
      ジュン「このままじゃ、シャワーズが危ないです!」
      セイヨ「見ていられないわ!!!」
      サトシ「シャワーズ、勇気を出せ! 「溶ける」攻撃だ!!!」
      シャワーズ「あ、うん! はっ!」
      バシャーーーーン!!! シャワーズの「溶ける」攻撃!
      スカ! ケンタロスの攻撃が外れた!
      ケンタロス「ブモ!?」
      セイジ「何!?」
      サトシ「よーし、そのまま抜け出せ!」
      シャワーズ「うん、やってみる!」
      シャワーズは溶けたまま氷から抜け出した。
      シャワーズ「やったー! 抜け出したよー!」
      サトシ「よし、よくやった!」
      アナウンサー『おーーーっと!!! シャワーズは無事に氷から抜け出しました!』
      じいちゃん『なるほど、「溶ける」攻撃にはその手もあるのか…』 
      サトシ「次はケンタロスの方へ密かに忍び込め!」
      シャワーズ「ラジャー!」
      シャワーズは素早くケンタロスの後ろへ移動した!
      セイジ「や、やばい! ケンタロス、奴は後ろだ!」
      ケンタロス「ブモ!?」
      ケンタロスは素早く後ろへ振り向いた。
      サトシ「引っ掛かったな! 一周だ、シャワーズ!」
      シャワーズ「了解!」
      シャワーズは再びケンタロスの後ろへ移動した。
      ケンタロス「ブモモ!?」
      サトシ「今だ! 元に戻って「冷凍ビーム」!!!」
      バシャーーーーン!!! シャワーズは元に戻った!
      セイジ「あ!!!」
      ケンタロス「ブモ!?」
      シャワーズ「さっきのお返しだ! はーーーーー!!!」
      バシューーーーーー!!! シャワーズの「冷凍ビーム」!
      カチーーーーン!!! ケンタロスは氷付けになった!
      審判「ケンタロス、氷付けで戦闘不能!」
      ワーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      アナウンサー『これはすごい! サトシ選手のシャワーズ、ケンタロスを一撃に「冷凍
             ビーム」で凍らせました! 氷付けになった限り戦えません! これは
             ケンタロス戦闘不能と決まりです!』
      会長『さすがにいい一撃じゃのう! こりゃもちろん魂消たわい!』
      シゲル「よっしゃー! 1匹戦闘不能! 後2匹倒せーーー!!!」
      ブルー「次こそがんばってーーー!!!」
      カスミ「シャワーズもがんばってーーー!!!」
      ヒロシ「負けちゃだめだよーーー!!!」
      セイジ「フッ…やるなサトシ。 今はちょっと手加減したけどな。 今度は手加減なしで
          行くぜ! パルシェン、出番だ!」
      パルシェン「シェン!」
      アナウンサー『セイジ選手、パルシェンを繰り出しました!』
      サトシ「パルシェンか…シャワーズ、次こそがんばれよ!」
      シャワーズ「うん、がんばってみる!」
      セイジ「倒せるのなら倒してみろ! こいつの固さを甘く見るなよ! パルシェン、「殻
          で挟む」攻撃!」
      パルシェン「パル!」
      サトシ「シャワーズ、避けろ!」
      シャワーズ「オッケー!」
      スカ! シャワーズは攻撃を避け、パルシェンの攻撃が外れた!
      サトシ「今だ! 「水鉄砲」!」
      シャワーズ「ラジャー! ブーーーーー!!!」
      ブーーーーーーー!!! シャワーズの「水鉄砲」攻撃!
      セイジ「甘い! 「殻に篭る」攻撃!」
      パルシェン「パルル!」
      ガシン! パルシェンの「殻に篭る」攻撃!
      バシャ! 攻撃を受けたが、ダメージはそんなに多くない。
      シャワーズ「え!?」
      サトシ「何!?」
      セイジ「言ったはずだ! こいつの固さを甘く見るなと! こいつの強さ、どう言う風に
          恐ろしいか、見せてやるぜ! パルシェン、「刺キャノン」!」
      パルシェン「シェンシェーーーーン!!!」
      バシュバシュバシュバシューーーン!!! パルシェンの「刺キャノン」!
      シャワーズ「うわーーーー!!!」
      サトシ「シャワーズ!!!」
      セイジ「次は、「突進」攻撃!」
      パルシェン「パルルルルーーーーーー!!!」
      ドカ!!! パルシェンの「突進」攻撃!
      シャワーズ「うわ!!!」
      ドサ!!! シャワーズは氷壁にぶつかった。
      シャワーズ「う…ぐ…」
      でもシャワーズは弱ったまま立ち上がる。
      アナウンサー『これは大変です! サトシ選手のシャワーズはかなりボロボロになって
             います! ダメージがギリギリになっているため、後一撃で決めて
             しまったらアウト! 果たしてどうする、サトシ選手!?』
      タクヤ『このまま入れ替えた方がいいかもしれませんね?』
      サトシ「く、しょうがない! シャワーズ、戻ってくれ!」
      シャワーズ「で、でも…」
      サトシ「まだ戦いたいのは分かる! でも、この先お前の命も危ない! お前はよく
          がんばったよ! だから頼む! 戻ってくれ!」
      シャワーズ「サトシ…うん! 分かった!」
      シャワーズはサトシの所へ戻った。
      サトシ「ありがとう、シャワーズ。 そして、ごめんな。 最後まで戦わせなかった
          から…」
      シャワーズ「ううん、気にしないで! 僕こう見えても試合に出たから、今でも嬉しいよ! 
            約束守ってくれてありがとう、サトシ!」
      サトシ「シャワーズ…」
      サトシは微笑んだ。
      アナウンサー『さあ、サトシ選手シャワーズを戻しました! 果たして、次はどの
             ポケモンを繰り出すのか!?』
      サトシ「あの固さを破壊できるのは…よし! キングラー、君に決めた!」
      キングラー「グキーーー!!!」
      アナウンサー『おーーー!!! これはすごい! サトシ選手、第1回戦の時に1匹だけ
             必勝したキングラーを繰り出しました!』
      会長『キングラーを使えば勝てるかも知れんのう?』
      ダイスケ「今度はキングラーを繰り出したぞ?」
      マチス「一体どう言うプランを考えたんだろうな?」
      セイジ「ほう、そいつは確か、第1回戦でジャグラーのコウムとの戦いで勝った
          キングラーだな? 確か1匹だけ1回戦を勝ち抜いたと聞いたが、果たして俺の
          パルシェンを簡単に勝てるかな?」
      サトシ「そんなもん見てみりゃ分かるよ! キングラー、「クラブハンマー」で連続
          攻撃!」
      キングラー「グキ!」
      セイジ「無駄だ! パルシェン、「殻に篭る」!」
      パルシェン「パル!」
      ガシン! パルシェンの「殻に篭る」攻撃!
      ガンガンガンガン!!! キングラーの「クラブハンマー」! パルシェンは攻撃を
      受けたが、そんなに多くはない。
      アナウンサー『キングラーは自慢の必殺技、「クラブハンマー」を使い出しました! 
             しかーし、パルシェンの殻の固さは並じゃない! キングラーもさすがに
             苦しそうです!』
      タクヤ『確かに苦しそうな顔してますね。』
      サトシ「攻め続けろ、キングラー!!!」
      キングラー「グキ!!!」
      バキ!!! パルシェンの殻に皹が入った!
      セイジ「あ!!! しまった!!!」
      パルシェン「パル〜〜〜…」
      アナウンサー『おーーーっと!!! あの固い殻に皹が入ったーーー!!!』
      審判「パルシェン、戦闘不能!」
      ワーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      アナウンサー『これはまたまたすごい! サトシ選手のキングラー、「クラブハンマー」
             でパルシェンの殻を破壊しました! さすがに1回戦で勝ち抜けた
             ポケモンです!』
      じいちゃん『うひょひょひょ! どうやらパルシェンの奴、耐えられなかったようぢゃ
            のう?』
      シゲル「よーし、後最後だ! がんばれーーー!!!」
      ヒロシ「後1匹! がんばれサトシーーー!!!」
      ブルー「サトシ、がんばってーーー!!!」
      カスミ「最後の1匹よ! がんばってーーー!!!」
      アナウンサー『セイジ選手後がない! 3匹目は当然氷系か水系でしょう!』
      セイジ「く…さすがにここまで着くとは、やるなサトシ。 でも、今度こそはお前の
          負けだ! 取って置きの奴で戦わせるぜ! 行け、ウインディ!」
      ウインディ「ワオーーーン!!!」
      アナウンサー『何と!? 炎系のウインディとはどう言う作戦か!?』
      会長『こんな場所で炎系を使うとは、何か怪しいねセイジ君?』
      サトシ「水系は炎に強いぜ! キングラー、「泡」攻撃!」
      キングラー「グキーーーー!!!」
      ブクブクブクブク!!! キングラーの「泡」攻撃!
      セイジ「避けろ、ウインディ!」
      ウインディ「ワオン!」
      ウインディは素早くキングラーの攻撃を避けた!
      セイジ「炎だけがウインディじゃないさ! 行け、ウインディ! 「龍の怒り」だ!!!」
      ウインディ「ワオーーーーーーーーーーン!!!」
      ブォーーーーーーーーーー!!! ウインディの「龍の怒り」! 攻撃は大きな竜巻を
      生み出した!
      キングラー「グキーーーーーーーー!!!」
      キングラーは竜巻に巻き込まれた!
      サトシ「あ!!!」
      アナウンサー『これはすごい! 巨大な竜巻でキングラーに直撃!』
      じいちゃん『うひょー、ウインディもドラゴン系の技を覚えとるとは、さすがに驚き
            ぢゃ!』
      ドサ!!! キングラーは竜巻から吹き飛ばされ、フィールドに落とされた。
      キングラー「グキ〜〜〜…」
      サトシ「キングラー!!!」
      審判「キングラー、戦闘不能!」
      ワーーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      アナウンサー『さすがセイジ選手! 「龍の怒り」で、あの1回戦で1匹だけ勝ち抜けた
             キングラーを倒しました!』
      タクヤ『セイジ君もさすがにすごいですね!』
      タケシ「意外な技だな、あの「龍の怒り」!」
      ナツメ「そうね。 本来はドラゴン系ポケモンが覚える技なのに、まさかウインディに
          あんな技があるなんて…」
      エリカ「この先サトシさん、どうなさるのでしょうか?」
      アナウンサー『サトシ選手、残るポケモンは2体! シャワーズはパルシェン戦で
             ダメージギリギリまでしか残っていません! 間違って繰り出したら、
             絶対にアウト! 果たしてサトシ選手、次のポケモンはどのポケモンを
             繰り出すのか!?』
      サトシ「よーし、ピカチュウ、君に決めた!」
      ピカチュウ「ピッカーーー!!!」
      アナウンサー『おや!? サトシ選手、ピカチュウを繰り出しました! 果たしてどんな
             作戦を考えたのでしょうか!?』
      サトシ「ピカチュウ、「高速移動」だ!」
      ピカチュウ「ピッカーーーーーーー!!!」
      シュンシュンシュンシュン!!! ピカチュウの「高速移動」! ピカチュウは
      ウインディの周りを素早く走り回った!
      ウインディ「ワオ!?」
      アナウンサー『これはすごい! ピカチュウの「高速移動」でウインディの周りに
             責められています! もはや2回戦のヨシキ選手が使ったエビワラーの
             戦術と同じです!』
      セイジ「ウインディ、「大文字」だ!」
      ウインディ「ワオーーーーーーーン!!!」
      ブォーーーーーーーー!!! ウインディの「大文字」! だがピカチュウの動きが
      速過ぎて攻撃が外れた!
      ドカーーーーーーーン!!! 攻撃はフィールドに命中した!
      サトシ「当たらないぜ、そんな攻撃!」
      セイジ「それがどうした? 氷のフィールドに炎ポケモンを出した意味が分からないの
          か!?」
      シュウーーー… 気付けば氷のフィールドが溶け始めている!
      アナウンサー『あーーー!!! 何と!!! 氷のフィールドが溶けている!?』
      タケシ「そうか!!! 炎で氷を溶かすのが狙いだったんだ!!!」
      サトシ「な、何!?」
      アナウンサー『大変ですーーー!!! フィールドがだんだん溶けて行くーーー!!!』
      会長『溶けてしまったら、まるで水のフィールドみたいなフィールドになってしまう
         のう?』
      と言っている間、フィールドはもう溶けてしまった。 そのためにまだ溶けていない氷の
      台に乗っていたのは、ウインディとピカチュウ。 ピカチュウは小さな氷に乗っている
      ため、「高速移動」が出来なくなってしまった。
      ピカチュウ「ピカーーー…」
      アナウンサー『ピカチュウ、もはや1歩も動きません!』
      サトシ「し、しまった!!!」
      セイジ「とどめだ、ウインディ! 「大文字」だ!」
      ウインディ「ワオーーーーーーーーーン!!!」
      ブォーーーーーーーーーー!!! ウインディの「大文字」!
      サトシ「うわ!!! 避けろ、ピカチュウ!!!」
      ピカチュウ「ピカ!」
      バシャーーーーン!!! ピカチュウは攻撃を避け、水に飛び込んだ!
      サトシ「よーし、氷がなくてもこれで十分! ピカチュウ、「10万ボルト」だ!」
      ピカチュウ「ピーーーカーーーチュウーーーーーーーーーーーー!!!」
      ビリリリリリリリリリリ!!! ピカチュウの「10万ボルト」! 攻撃はフィールド中に
      包み、ウインディに巻き込まれた!
      ウインディ「キャイーーーーーーン!!!」
      そして電撃が収まり、ウインディは水の中に浮いていた。 どうやら気絶したようだ。
      セイジ「ウインディ!!!」
      審判「ウインディ、戦闘不能! よってこの試合、サトシ選手の勝ち!」
      ワーーーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
      アナウンサー『やりました、サトシ選手! ピカチュウでウインディを戦闘不能に
             させました!!! これでサトシ選手4回戦進出です!!!』
      会長『これはものすごく魂消たわい…まさかあんな事をするとは…』
      じいちゃん『うひょひょひょ、まさか水を電気を通すとは、サトシ君もなかなかやる
            のう!』
      タクヤ『サトシ君さすがに見事な戦術でした!』
      サトシ「やったーーー!!! 3回戦、ゲットだぜ!」
      ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
      シャワーズ「やったー! 僕達の勝ちーーー!」
      サトシ「これはお前達のおかげだよ! ありがとう、ピカチュウ、シャワーズ!」
      サトシはピカチュウとシャワーズを抱き締めた。
      ピカチュウ「ピカ!」
      シャワーズ「あはは!」
      カスミ「おめでとう、サトシーーー!!!」
      シゲル「よくやったぜ、サトシーーー!!!」
      ブルー「3回戦勝利おめでとうーーー!!!」
      ヒロシ「サトシーーー、おめでとうーーー!!!」
      マサキ「ようがんばったな、サトシーーー!!!」
      ハナコ「よくやったわ、サトシーーー!!!」
      アオイ「サトシ君、おめでとうーーー!!!」
      ボイジャー「おめでとうございます、サトシくーーーん!!!」
      セイジ「くそー…俺が負けるなんて…完璧な戦術だったのに…」
      サトシ「よーし、次こそ第4回戦、絶対にゲットだぜ!」
      ピカチュウ「ピカ!」
      シャワーズ「うん!」

      第3回戦氷のフィールドでセイジと戦い、見事に勝利したサトシ。 次に目指すは、
      第4回戦! 果たして、どの強敵が彼を待っているのか? その事は、次回へ続く!

      続くったら続く!