ポケットモンスター小説版
第143話 生き別れの兄

第11回戦でドクターO、本名オーキド博士と戦い、見事に勝利したサトシ。 おまけに
シゲル、ブルーとヒロシも、無事に勝利した。 次に行われるのは、第12回戦! 
果たして、どの強者がサトシを待ち続けているのか? とその前に、サトシ一行は今
レストランドードーズにいた。 そこにはサトシ、シゲル、ブルー、ヒロシ、カスミ、
タケシ、シュウ、マロン、アーモンド、ココナッツ、マサキ、トオル、コゴロウ、ゼトラ
とオーキド博士がいた。

シゲル「え!? じいさんもリーグ出場したのか!?」
オーキド「そうじゃ。 11年ぶりに対戦に出ようかと思って、このリーグに参加
     したんじゃよ。」
シゲル「そんな、聞いてねえよ、そんなの!」
ブルー「じゃあ、出場者紹介の時、あの黒いバンダナを巻いたおじいさんは、博士だった
    の!?」
オーキド「ああ、そうじゃ。 昔はそうじゃなかったが、君達にバレないようにそう
     したんじゃよ。 結構カッコよかったじゃろ?」
コゴロウ「あ、はあ…(最初の内は変なじいさんかと思っていたが…)」
マサキ「でも博士が第2回ポケモンリーグのチャンピオンだったなんて、ホンマ
    知りまへんでしたよ!」
オーキド「まあ、その頃君はまだ小さかったからのう! 知らなかったのは当然の事じゃ! 
     それよりシュウ君。 久しぶりに会えたのじゃが、図鑑の調子はどうかね?」
シュウ「あ、はい! 上手く行ってます!」
オーキド「どれどれ? 見せてくれないかね?」
シュウ「あ、はい!」
シュウはオーキド博士にポケモン図鑑を渡した。
オーキド「ふむ、なかなかいい出来になっとるのう! おまけに見た事もないジョウトの
     ポケモン達の図鑑も載っておる! なかなか進んでおるのう、シュウ君! 
     誉めてやるぞ!」
シュウ「ありがとうございます!」
トオル「あ、あのー、オーキド博士! 僕、1度貴方に会いたかったんですよ! 僕、
    ポケモンカメラマンでして、ポケモンの写真を撮るのが僕の得意事なんですよ! 
    あのー、もしもよかったら、今度僕が撮った写真見ませんか?」
オーキド「おー、ポケモンカメラマンか! これは賢いのう! まあ、今は出来んが、
     今度なら見てもいいぞ!」
トオル「ホントですか!? ありがとうございます! じゃあ、その時までよろしく
    お願いします!」
アーモンド「いやー、でもすごいな! 生でオーキド博士を見られるなんて、夢に出る
      ほど最高だぜ!」
マロン「え? そんなに有名なの?」
ココナッツ「何? あんた全然知らないの? オーキド博士は、このカントーで一番有名
      なポケモン研究家なのよ! おじいちゃんよりもその上世界一天才なんだ
      から!」
マロン「へぇー、そうなんだ!」
オーキド「まあ、そうとも言えるじゃろ!」
???「うっひょっひょっひょっひょ! おー、やはりここにおったか!」
全員「え?」
じいちゃんが現れた。
マロン「あ、じいちゃん!」
ココナッツ「おじいちゃん!」
じいちゃん「おー、マロン達もここにおったか。 いやー、サトシ君! 第11回戦の
      実力、さすがにすごかったぞい! 見事な戦略ぢゃった! よくここまで
      勝ち続いたな! 誉めてやるぞ!」
サトシ「あ、はい! ありがとうございます!」
じいちゃん「で、おのれがオーキド博士かね? 知っておるよ! このカントーの世界一
      有名なポケモン研究家ぢゃろ? よく雑誌とかテレビに載っておったから
      な! ここで会えるとはワシも初めてぢゃ! 今後よろしく頼むぞい、
      オーキド博士!」
オーキド「いえいえ、こちらこそどうぞよろしく!」
カスミ「え? どう言う意味ですか?」
オーキド「実はな、ワシもじいちゃんさんと一緒にゲストとして出演するんじゃよ。 
     それまでに試合を見続けたり、感想を出したりするんじゃからな。」
タケシ「へぇー、博士もゲストとして選ばれたんですか! すごいじゃないですか!」
オーキド「ハッハッハ、誉めてくれてワシも喜ぶわい!」
コゴロウ「ところで前から思ってたんだけど、じいちゃんの本名って何だ?」
じいちゃん「え…?」
マロン「あれ? そう言えば1度聞いてなかったわね?」
ココナッツ「私も!」
アーモンド「俺も!」
じいちゃん「え、あ、いや、まあ、そんな細かい物なんぞ置いといて…」
全員「だめ!」
じいちゃん「ひ!!!」
サトシ「じいちゃん、教えてください! 本名なんですか!?」
マロン「教えて、じいちゃん☆」
シュウ「俺もぜひ知りたいです!」
じいちゃん「そ、それはな…」
ゼトラ「おい、サトシ。 そろそろ時間が来るぞ。」
サトシ「え?」
ピーンポーンパーンポーン! スピーカーから鐘が鳴った。
スピーカー『マサラタウンのサトシ様。 マサラタウンのサトシ様。 第12回戦の
      始まりです。 セキエイスタジアムまでお越しください。』
サトシ「あ、ホントだ。 よく分かったな、ゼトラ。」
ゼトラ「まあ、予知ってトコかな?」
サトシ「じゃあ、俺もう行くよ!」
シゲル「じゃあ、俺達はその間応援してるぜ!」
ブルー「がんばってね、サトシ!」
ヒロシ「僕達も応援してるからね!」
シュウ「必ず勝てよ、サトシ!」
マロン「私達も応援してるから、がんばってね!」
サトシ「ああ、ありがとう!」
オーキド「ワシの分もがんばるんじゃぞ、サトシ君!」
サトシ「はい!」
カスミ「サトシ、がんばってね! あたしも応援してるから!」
サトシ「ああ、サンキュー! じゃ、俺もう行くよ! さあ、行こうぜ! ピカチュウ、
    シャワーズ!」
ピカチュウ「ピカ!」
シャワーズ「うん!」
サトシ達は行ってしまった。
マサキ「行ってもうたな、サトシの奴。」
トオル「博士、サトシの相手となる次の挑戦者は誰なんですか?」
オーキド「ん? ああ、見れば分かるよ。 相手はサトシがよーく知ってる相手だがな。」
全員「え?」

―セキエイスタジアム―

ワーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
アナウンサー『さて、いよいよ行われる第12回戦Aブロック第2試合の始まりです! 
       果たして、今回も誰がこのバトルに勝ち抜くのでしょうか? 早速挑戦者
       を紹介致します! まず西側コーナーは、サトシ選手です!』
サトシはステージに立ち上がった。
ワーーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
サトシ「今日もがんばろうな、ピカチュウ、シャワーズ!」
ピカチュウ「ピ!」
シャワーズ「うん!」
カスミ「サトシ、がんばってーーー!!!」
シゲル「負けるなよ、サトシーーー!!!」
ブルー「がんばって、サトシーーー!!!」
ヒロシ「サトシ、がんばれーーー!!!」
タケシ「がんばれよ、サトシーーー!!!」
マサキ「負けたらアカンで、サトシーーー!!!」
トオル「いい写真撮るから、がんばってね、サトシーーー!!!」
シュウ「サトシ、負けるんじゃねえぞーーー!!!」
マロン「サトシ君、がんばってーーー!!!」
ハナコ「サトシ、がんばるのよーーー!!! ママも応援してるからねーーー!!!」
アオイ「サトシ君、がんばってねーーー!!!」
ボイジャー「がんばってください、サトシくーーーん!!!」
ウンディーネ「がんばるんやで、ダーリーーーン!!!」
ドリヤード「がんばってくださいね、サトシさーーーん!!!」
サラマンダー「フレー、フレー、サ・ト・シ! がんばれがんばれ兄貴ーーー!!!」
ジン「ご主人様、がんばれダスーーー!!!」
ウィスプ「サトシさん、負けちゃだめッスよーーー!!!」
シェイド「まあ、結果は出ているがな。 サトシは必ず勝つだろう。」
アナウンサー『そして東側コーナーは…』
東側のコーナーには、後ろ向きの赤い帽子を被って、赤い上着を着ていて、サトシとよく
似た少年が立ち上がった。
サトシ「え!?」
全員「…!?」
アナウンサー『「レッド」選手です!』
ワーーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
レッド「…よろしく。」
レッドはサトシに笑った。
サトシ「あ、ああ…よ、よろしく…」
エイジ「な、何だ、あのレッドと言うトレーナーは?」
ハルナ「サトシ君とそっくりだわ!」
ブルーザー「これって、イミテと同じモノマネトレーナーか?」
イミテ「えー? あたしの方がもっと上手いわよ!」
コウム「そう言う問題じゃないと思うけど…」
ハナコ「……………」
ハナコはレッドを見て、なぜか悩んでいた。
ヨシキ「あれ? ハナコさん、どうしました?」
ハナコ「え? あ、ああ、私ちょっと何か悩んでたのよ。」
セイジ「何を悩んでたんですか?」
ハナコ「いや、それが…あのレッドと言う子、前にどこかで会ったような気がするのよ…」
全員「え?」
アオイ「おば様だけじゃないわ。 私もそうなの。 あのレッドと言う少年、どこかで
    会った事があるみたいで…」
カオルコ「会った事あるのですか?」
ハナコ「あるらしいけど、思い出せないのよ…一体どこで会ったのかしら…」
ハナコは再び悩み続ける。
アナウンサー『さて、今回もどの挑戦者がこの試合に勝ち抜けるのか!? 早速ゲストの
       皆様にこの質問をお答えましょう!』
会長『うむ、ワシはサトシ君を応援したいが、レッド君も応援したいのう! ワシはこう
   見えてもレッド君の知り合いでもあるんでね、すごい腕を持つトレーナーだと
   分かるんじゃよ。 まあ、ワシは両方共がんばると願いたいがね!』
じいちゃん『うひょひょひょ! ワシは当然サトシ君ぢゃ! 勝つと願うぞい!』
アキハバラ『私はサトシ君でしょう。 彼もここまでがんばってるのですから、この試合
      にもがんばらないとね!』
アナウンサー『なお、次は新ゲストの登場です! その名こそ、第11回戦にドクターO
       として出場し、マサラタウンポケモン研究家、オーキド博士先生です!』
オーキド『どうも!』
パチパチパチパチ!!! 観客達は大きな拍手を出した。
アナウンサー『先ほどリーグに出場しましたが、残念でしたけど負けましたね。 
       どうでしたか、11年ぶりの試合のご気分は?』
オーキド『ええ、楽しかったですよ! おかげで若返った気分ですじゃ!』
アナウンサー『さて、先生が応援するトレーナーは誰となりますか?』
オーキド『そうですな? サトシ君とレッドと言うやらもなかなかいい腕を持っている上、
     なかなか強いからのう! ワシは両方共応援するがね!』
アナウンサー『なるほどですか、そう決まりましたね! しかし、それはまだ
       分かりません! なお、このレッドと言う少年は、3年前第9回ポケモン
       リーグでは、リーグチャンピオンでもあるのです! 果たして、
       サトシ選手はチャンピオンのレッドに化手ることが出来るのか!?』
サユリ「り、リーグチャンピオン!? それってオーキド博士と同じじゃない!?」
ウミオ「これってやばい戦いになりそうだな…」
ソラオ「多分な。 この先サトシが必ず勝つ事を、願うしかないな。」
サトシ「(な、何だ、あいつ? 俺とよく似た奴だ! しかも元リーグチャンピオンでも
    あるなんて…俺、勝てるかな、あいつに? って、何考えてんだ、俺は!? 奴
    が強そうだからなって諦めてたまるかよ! でも…何だろう、この気分。 
    あいつを見るだけで、何だか懐かしく感じる…まるで昔会った事あるようで…
    何でだろう…?)」
レッド「……………」

―一方ロケット団―

ムサシ「あら、あのトレーナー何なのかしら!?」
コジロウ「ジャリボーイとよく似た奴だな?」
ヤマト「これは何だか面白そうね! 拝見するのもちょうどいいわね!」
コサブロウ「もちろん、売り子のバイトをしながらな!」
ニャース「おミャーら、いつにニャったらロケット団の仕事に…」
客「すみませーん! お弁当くださーい!」
サノスケ「お、ラッキー! 客だぜ! よし、出動!」
ロケット団「おう!!!」
ニャース以外ロケット団は行ってしまった。
ニャース「ニャー…また無視されたニャ…」

―バトルステージ―

アナウンサー『それではお待ちかね、始まります! では、試合開始!』
サトシ「フシギダネ、君に決めた!」
フシギダネ「ダネダネ!」
レッド「行け、ニョロ(ニョロボン)」
ニョロ「ニョロ!!!」
アナウンサー『サトシ選手はフシギダネ、レッド選手はニョロボンを繰り出しました! 
       しかもレッド選手、草に最も弱い水系ポケモンを繰り出すとは、一体何を
       考えたのでしょうか!? 果たして、この違うタイプのポケモン同士で、
       どんなバトルになるのでしょうか!?』
サトシ「(相手が水系か…一体何を考えているのか分からないけど、これは一応注意が
    必要だな。) フシギダネ、「葉っぱカッター」だ!」
フシギダネ「ダネーーーー!!!」
シュシュシュシュ!!! フシギダネの「葉っぱカッター」!
レッド「ニョロ、「影分身」!」
ニョロ「ニョッロ!!!」
シュン!!! ニョロの「影分身」!
スカ! フシギダネの攻撃が外れた!
サトシ「な!?」
シュン!!! その後ニョロはフシギダネの後ろに現れた!
フシギダネ「ダネ!?」
サトシ「は! しまった!」
レッド「次は「メガトンキック」!」
ニョロ「ニョローーー!!!」
ドカ!!! ニョロの「メガトンキック」! ニョロはフシギダネを蹴り飛ばした!
フシギダネ「ダネ!!!」
サトシ「フシギダネ、「つるの鞭」!」
フシギダネ「ダネ!」
シュルルルルル!!! ガシ!!! フシギダネの「つるの鞭」! フシギダネの攻撃は
ニョロの腕を掴んだ!
ニョロ「ニョロ!?」
サトシ「よーし、そのまま叩き付けろ!」
フシギダネ「ダーネーーーーーー!!!」
ドサ!!! フシギダネはニョロを「つるの鞭」で叩き付けた!
ニョロ「ニョ!?」
アナウンサー『おーーーっと!!! サトシ選手のフシギダネ、「つるの鞭」で
       レッド選手のニョロボンを叩き付いた! お見事な投げです!』
レッド「なかなかやるな、サトシ。 今のはすごかったぜ? でも、次はどうかな? 
    ニョロ、「冷凍ビーム」!」
ニョロ「ニョロボン!!!」
バシューーーーーーー!!! ニョロの「冷凍ビーム」!
サトシ「やばい! フシギダネ、伏せろ!」
フシギダネ「ダネ!」
スカ! フシギダネは攻撃から伏せた!
サトシ「フシギダネ、「宿木の種」だ!」
フシギダネ「ダネフシ!」
ポン! シュルルルル!!! フシギダネの「宿木の種」! 攻撃はニョロに身に付け、
つるに巻き付いてしまった!
ニョロ「ニョ、ニョロ!?」
アナウンサー『おーーーっと! レッド選手のニョロボン、サトシ選手のフシギダネの
       「宿木の種」に巻き付いてしまいました! 攻撃を受けたため、
       ニョロボンの体力は少しずつ削られています!』
サトシ「よーし、次は「つるの鞭」でジャンプ!」
フシギダネ「ダーネ!」
シュルルルル!!! ダッ!!! フシギダネの「つるの鞭」! フシギダネは高く
ジャンプした!
ニョロ「ニョ!?」
サトシ「そのまま一気に「体当たり」で突っ込め!!!」
フシギダネ「ダネーーーーーーー!!!」
ドカ!!! フシギダネの「体当たり」! 急所に当たった!
ニョロ「ニョロ〜〜〜…」
審判「ニョロボン、戦闘不能!」
ワーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
アナウンサー『これはすごい一撃! 「宿木の種」で相手の動きを封じ込め、そのまま
       上空から「体当たり」でとどめをさす作戦でしたか! さすがサトシ選手! 
       やりますね!』
会長『うむ、サトシ君なかなかやるのう!』
カスミ「サトシ、その調子よ! がんばってーーー!!!」
シゲル「よし、サトシ! その調子だーーー!!!」
ブルー「がんばって、サトシ! 負けないでねーーー!!!」
ヒロシ「その調子だよ、サトシーーー!!!」
シュウ「その調子でがんばれ、サトシーーー!!!」
マロン「そのままがんばって、サトシくーーーん!!!」
レッド「なかなかやるな、サトシ。 今の攻撃、すごかったぜ。 でも、戦いと言う物は
    まだまだこんな物ではない。 次はこいつに勝てるかな? 行け、ピカ
    (ピカチュウ)!」
ピカ「ピッカ!」
アナウンサー『レッド選手、ピカチュウを繰り出しました! しかし、フシギダネとの
       戦いでは、殆ど電気系の技には効果が今一つしかなりません! 果たして
       レッド選手、どんな作戦を考えたのでしょうか!?』
サトシ「ピカチュウか…気を付けろよ、フシギダネ! 油断する相手じゃないぜ!」
フシギダネ「ダネ!」
レッド「これならどうかな? ピカ、「身代わり」!」
ピカ「ピカ! ピーーーーーーーー!!!」
ポン! ピカの「身代わり」!
サトシ「な!?」
フシギダネ「ダネ!?」
アナウンサー『おーーー!!! レッド選手のピカチュウ、「身代わり」で自分の分身を
       作りました!」
サトシ「カオルコさんとの戦いとソラオとの戦いの時と同じ事をしようとしてるな? 
    今度こそはもう騙されないぜ! フシギダネ、「つるの鞭」!」
フシギダネ「ダーーーネ!!!」
シュルルルルルルル!!! フシギダネの「つるの鞭」!
レッド「ピカ、「高速移動」で避けろ!」
ピカと分身「ピカ!」
シュンシュンシュンシュン!!! ピカと分身の「高速移動」!
スカ! フシギダネの攻撃が外れた!
フシギダネ「ダ!?」
サトシ「な!?」
レッド「そのまま走り捲くれ!」
シュンシュンシュンシュン!!! ピカと分身は「高速移動」のまま、フシギダネの周り
に走り続けた。
フシギダネ「ダネ!?」
サトシ「な、何!?」
アナウンサー『おーーーっと!!! これはすごい! レッド選手のピカチュウとその
       分身の「高速移動」で、サトシ選手のフシギダネを惑わせています! 
       ピカチュウの側に分身がいるため、これではどちらが本物なのか
       分かりません!』
スイート「ほ、ホントだ! どれが本物なのか分からないわ!?」
メタモン「うむ、「影分身」の原理した物じゃな…」
ユウキ「サトシ君、見事に見切れられるかしら?」
ケン「さあな。 簡単に見切れられるかどうか…」
フシギダネ「ダ、ダ、ダネ!?」
レッド「よし、そのままジャンプ!」
ピカと分身「ピカ!」
ダッ!!! ピカと分身はフシギダネの真上に高くジャンプした!
フシギダネ「ダネ!?」
サトシ「あ、しまった!!!」
レッド「そこで「雷」だ!」
ピカと分身「ピーーーカーーーチュウーーーーーーーーーー!!!」
ドカーーーーーーーーン!!! ピカと分身の「雷」!
フシギダネ「ダネ〜〜〜…」
サトシ「フシギダネ!」
審判「フシギダネ、戦闘不能!」
ワーーーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
アナウンサー『レッド選手、さすがにやります! ピカチュウとその分身のダブル「雷」
       で、フシギダネを一発KO! 見事な作戦です、レッド選手!』
じいちゃん『うひょー、これは残念ぢゃ、サトシ君…』
ユウタ「結局負けちまったか、フシギダネ…」
マサトシ「くっそー、あの「身代わり」さえなければ、簡単に分かるはずやのに!」
サトシ「こうなったら相手がピカチュウならば…こっちもピカチュウだ! ピカチュウ、
    君に決めた!」
ピカチュウ「ピカ!」
アナウンサー『サトシ選手、2番目にピカチュウを選択しました!』
レッド「…そのピカチュウ、オーキド博士に貰った最初のポケモンだな?」
サトシ「え!? な、何でその事を!?」
レッド「いや…ただ聞いた事があるだけさ。」
サトシ「(…このレッドと言う奴、俺のピカチュウがオーキド博士から貰ったポケモンだ
    と分かっている!? こいつ、ただもんじゃねえみたいだな…一応注意も必要だ
    な…)ピカチュウ、「電気ショック」だ!」
ピカチュウ「ピーーーカーーーチュウーーーーーーーーー!!!」
レッド「ピカ、「高速移動」だ!」
ピカと分身「ピカ!」
シュンシュンシュンシュン!!! ピカと分身の「高速移動」!
スカ! ピカチュウの攻撃が外れた!
ピカチュウ「ピ!?」
サトシ「な!? またあの技を!?」
レッド「移動中に、「電光石火」!」
ピカと分身「ピ!」
ドカドカ!!! ピカと分身の「電光石火」!
ピカチュウ「ピカ!!!」
サトシ「ピカチュウ!!!」
レッド「よし、そのまま連続で行け!」
ピカと分身「ピッカ!」
ドカドカドカドカ!!! ピカと分身は「電光石火」を連続でピカチュウに攻撃する。
ピカチュウ「ピ、ピ、ピ、ピ!!!」
アナウンサー『おーーー、これはすごい! レッド選手のピカチュウとその分身が
       「電光石火」を連続に攻撃しています! おかげでサトシ選手の
       ピカチュウの体力がだんだん削り落ちて行きます! サトシ選手、今でも
       ピンチ! 果たしてどうする、サトシ選手!?』
シンジ「やばいぜ、これ! このままだとサトシ負けちまうぜ!?」
ピース「どうにかしてあのレッドって言う人のピカチュウに勝たないと行けません
    ねー…」
オーキド「(ふむ、レッドもなかなかやるのう。 さすがに鍛えておるな。 「身代わり」
     で相手を惑わすとは、なかなかやるのう。 でも、それではサトシ君には
     敵わんぞ。 サトシ君なら必ず見破れるじゃろう。 あの「身代わり」を…)」
その時ピカと分身は「高速移動」をやめた。
ピカチュウ「ピィ…ピィ…」
サトシ「(くそ、あのピカチュウとその分身、行動が全く見切られない! このままじゃ
    ピカチュウはフシギダネのように負けちまう! どうにかしてあのピカチュウを
    倒さないと! けど、まず最初は分身を何とかしないと…ん?)」
サトシはピカの右耳を見た。 その耳には古傷があった。
サトシ「(あれは…古傷? 待てよ? もしかして…そうか! 分かったぞ!)」
レッド「よし、ピカ! もう1度「高速移動」!」
ピカと分身「ピカ!」
シュンシュンシュンシュン! ピカと分身の「高速移動」!
サトシ「(…慌てるな…慌てるな…絶対に出てくる…合図が絶対に出てくる!)」
そしてピカと分身は素早くピカチュウの方へ近づいた!
サトシ「(見えた!!!) 今だ、ピカチュウ! 「10万ボルト」だ!!!」
ピカチュウ「ピ、ピカ! チュウーーーーーーーー!!!」
ビリリリリリリリ!!! ピカチュウの「10万ボルト」!
ピカ「ピ!?」
分身「ピ!?」
シュン! ピカの分身が消えてしまった!
レッド「ん!?」
アナウンサー『おーーーっと!!! これは驚き! サトシ選手のピカチュウ、「10万
       ボルト」でレッド選手のピカチュウに命中! しかも「身代わり」の効果
       が消えてしまいました! どうやらさっき命中したピカチュウは本物
       だったそうです! ついに見破りましたか、サトシ選手!!!』
アキハバラ『すごいですね、サトシ君! 見事に見破ったね!』
オーキド「(フッ、よくやったのう、サトシ君。 よく見切ったな。)」
ピカ「ピ…ピ!?」
ピカはさっきの攻撃で弱っている。
サトシ「隙あり! よーし、ピカチュウ! とどめの…「叩き付ける」攻撃だ!!!」
ピカチュウ「ピッカーーー!!!」
バキ!!! ピカチュウの「叩き付ける」攻撃!
ピカ「ピ〜〜〜…」
審判「ピカチュウ、戦闘不能!」
ワーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
アナウンサー『おーーー!!! これも驚き! サトシ選手のピカチュウ、「叩き付ける」
       攻撃でレッド選手のピカチュウを一撃フィニッシュ! さすがにやります
       ね、サトシ選手!!!』
オーキド『なかなかやるのう、サトシ君!』
カスミ「やったーーー!!! サトシ、後一匹よーーー!!!」
シゲル「よーし、サトシ!!! 最後までがんばれーーー!!!」
ブルー「サトシ、後1匹よーーー!!! がんばってーーー!!!」
タケシ「後一匹だ、サトシ!!! 負けるなよーーー!!!」
シュウ「最後まで負けるなよ、サトシーーー!!!」
マロン「最後までがんばって、サトシくーーーん!!!」
アナウンサー『さて、レッド選手の残りポケモンは後1匹! 果たして、彼の最後の
       ポケモンは、一体誰になる!?』
レッド「…なぜあれが本物だと分かったんだ?」
サトシ「お前のピカチュウに、右耳に古傷があっただろ? 「身代わり」をしていた時
    から分かったんだよ。 分身の方が古傷がなかったとね! もしかしすると、
    あの古傷が本物のピカチュウのはずだと思ったんだ。 その間「高速移動」を
    しても、その古傷を頭に覚えておけば、どれが本物なのか分かる。 それまでに
    移動をよーく見ておけば、どれが本物なのか、簡単に見切れられる! まあ、
    こう言う物さ! どうだ? これで「身代わり」の本当の効果、分かっただろ?」
レッド「…フッ、さすがにやるな、サトシ。 そこまでよくやるぜ。 正に…7年前
    イワヤマトンネルの事故で転落死したお前の父親、ツネカズと似てるぜ。」
サトシ「え…!? ちょ、ちょっと待て! な、なぜお前が、俺のパパを!?」
レッド「…先ほどお前のピカチュウの事で、俺は聞いた事があるだけさと、言ったよな? 
    でもあれはうそさ。 俺は何でも知ってるんだよ。 特に、お前の事もな。」
サトシ「な、何!?」
レッド「まあ、この勝負が終わったら、本当の真実を知る事が出来るだろう。」
サトシ「……………」
レッド「さて、会話はここまでっと。 そろそろ最後のポケモンを出すとしますか。 
    お前ならこいつに勝てるかな? 俺の切り札をね! 行け、フッシー
    (フシギバナ)!」
フッシー「バナーーー!!!」
アナウンサー『レッド選手、最後にフシギバナを繰り出しました! 果たしてレッド選手、
       どう言う作戦を考えたのでしょうか!?』
サトシ「(相手がフシギバナか…これは一応気を付けた方がいいかも…でもあのレッド、
    本当は何者なんだ!? 何でパパの事や、ピカチュウの事を知ってるんだ!? 
    何か怪しい…とにかく、このまま戦うしかないな…)ピカチュウ、気を付けろよ! 
    あのフシギバナ、結構鍛えられてるかもしれないからな!」
ピカチュウ「ピカ!」
サトシ「ピカチュウ、「高速移動」!」
ピカチュウ「ピ!」
シュンシュンシュンシュン! ピカチュウの「高速移動」!
レッド「フッシー、「つるの鞭」!」
フッシー「バナ!」
シュルルル!!! フッシーの「つるの鞭」! 攻撃はピカチュウに足払いをした!
ピカチュウ「ピカ!?」
サトシ「あ!!!」
レッド「次は、「どくどく」攻撃!」
フッシー「バーーーナ!!!」
バシン!!! フッシーの「どくどく」攻撃!
ピカチュウ「ピ…ピカ…」
ピカチュウは毒を浴びてしまった!
サトシ「あ、ピカチュウ!!!」
アナウンサー『これはこれはさすがに鋭い攻撃! 「つるの鞭」で「高速移動」で移動
       したサトシ選手のピカチュウに足払いをし、その隙に「どくどく」で
       弱らせる作戦でしたか! さすがレッド選手! 見事な作戦です! さて、
       毒を浴びているサトシ選手のピカチュウ、どうするのでしょうか!? 
       このまま戦い続けると、毒状態で体力を削り、戦闘不能になります! 
       果たして、このままどうする、サトシ選手!?』
ハルナ「このまま戦わせたら、ピカチュウかわいそうだわ!」
エイジ「ここはやっぱり交代した方がいいと俺は思うが…」
サトシ「くっ…仕方ない。 ピカチュウ、よくやった! 戻っていいぞ!」
ピカチュウ「ピ!? ピピカ!」
ピカチュウはそれでも断る。
サトシ「そんな事言っても無駄だ、ピカチュウ! よく考えてみろよ! もしもお前が
    このまま戦ったら、直ぐに体力を失い、戦闘不能になる! 毒を浴びてる限り、
    これ以上戦い続けるのは無理だ! だから頼む! 今回だけ戻ってくれ!」
ピカチュウ「ピカピ…ピカ!」
ピカチュウはサトシの言葉で賛成した。
サトシ「ありがとう、ピカチュウ。 分かっててくれて…」
アナウンサー『サトシ選手、ピカチュウを戻しました! どうやら毒状態のピカチュウに
       拘りが判断したようです! さて、ピカチュウの代役として戦うポケモン
       は誰になる!?』
ピスタチオ「やはり交代しましたね。」
コゴロウ「ああ、それでいいと思うよ、俺は。」
サトシ「ごめんな、ピカチュウ。 無理矢理戻させて…」
ピカチュウ「ピーカ。」
ピカチュウは頭を振った。 どうやら気にしてないようだ。
シャワーズ「サトシ、次は僕を戦わせて!」
サトシ「え、お前が? でも、大丈夫なのか? お前、草系に弱いんだろ?」
シャワーズ「大丈夫! たかが僕の弱点が草系としても、そう簡単には負けやしないよ! 
      だから、ここは僕に任せて、心配しないで! 必ずサトシのために勝つ
      から!」
サトシ「シャワーズ…うん! 分かった! じゃあ、頼んだぞ、シャワーズ!」
シャワーズ「うん!」
サトシ「よーし! シャワーズ、君に決めた!」
シャワーズ「オッケー!」
アナウンサー『ここでサトシ選手、シャワーズへと交代しました! しかし、水系である
       ため、草系には不利だと思いますが、どうやらサトシ選手は何かを思い
       浮かんだようです! しかし、ここシャワーズが負けてしまったら、
       毒状態になっているピカチュウを選択するか、降参するしか方法が
       ありません! 果たして、この違うタイプのポケモン同士の戦いでバトル
       はどう言う風な影響を与えるのでしょうか!?』
クリスティ「サトシ、シャワーズを繰り出したわ!」
ブルーザー「バカな! 草系に弱い水系を出すなんて、そんなの無理だ!」
カルロス「いや、多分サトシの奴、何かを考えたらしいぜ。 まだ無理とは決まってない
     らしいぜ。 これは一応、見守るしか方法がないな…」
レッド「ほほう、そいつもか? そいつもオーキド博士から貰ったイーブイ進化形の
    ポケモンだろ? それに珍しく人語を喋るポケモンだしな。」
シャワーズ「え!?」
サトシ「な!? お、お前、その事も知ってるのか!?」
レッド「俺は何でも知ってると言ったはずだぜ? 例えお前が始めに貰ったポケモン
    だって最初から分かるんだ。 もちろん、お前の過去全てね。」
サトシ「な、何!?」
レッド「まあ、それは後にして、ピカチュウをシャワーズに交代するとは、なかなか根性
    あるじゃないの? まあ、毒状態になっても、戦う動力もないもんな。 でも、
    水系に交代しても、俺の草系ポケモンには水系攻撃には余り効かないんだぜ? 
    ただ癒されるだけさ。 水系が草系の攻撃を受けると、効果は抜群となって、
    戦いでは不利になる。 そこまでは分かるよな?」
サトシ「分かるよ! でもどんなバトルでも、相性なんて関係ない! 俺にはどう言う
    バトルに受けようとしても、どのタイプで戦う! 不利と言っても、俺は止める
    訳には行かない! 必ず勝ってみせるぜ! シャワーズ(こいつ)と組んでな!」
レッド「…フッ、いい物聞いたぜ。 久しぶりに聞きそうな感じだよ。 ホントに似てる
    よ、お前の父親、ツネカズと。 同じ言葉もよく言ってたぜ、どの戦いでもよ。」
サトシ「(な…ま、またパパの事を…)」
レッド「まあ、本気があるのなら、見せてくれよ。 どれだけの実力で俺のフッシーを
    倒せるか。」
サトシ「…シャワーズ、「電光石火」!」
シャワーズ「うん! でやーーーーーー!!!」
レッド「何度もやっても同じ事だ! フッシー、「つるの鞭」!」
フッシー「バナーーー!!!」
シュルルルルル!!! フッシーの「つるの鞭」!
サトシ「シャワーズ、飛び越えろ!」
シャワーズ「ラジャー!」
ダッ!!! シャワーズはジャンプで攻撃を交わした!
サトシ「よーし、次は「水鉄砲」だ!」
シャワーズ「オッケー! ブーーーーーー!!!」
ブーーーーーー!!! シャワーズの「水鉄砲」!
レッド「フッシー、「つるの鞭」で弾け!」
フッシー「バナ!」
シュルルルルル!!! バシ!!! フッシーの「つるの鞭」! 攻撃は「水鉄砲」を
弾き飛ばした!
レッド「その次に捕まえろ!」
フッシー「バーナ!」
ガシ!!! フッシーは「つるの鞭」でシャワーズの足を掴んだ!
シャワーズ「あ! しまった!」
レッド「そして次は、地面に叩き付けろ!」
フッシー「バーーーーーナ!!!」
ドスーーーン!!! フッシーは「つるの鞭」でシャワーズを地面に叩き付けた!
シャワーズ「ぐわ!!!」
サトシ「シャワーズ!!!」
シャワーズ「いててて…」
シャワーズは立ち上がった。
シャワーズ「へへへ、これしきで負けていられないよ!」
レッド「強気があるな、お前。 でも、次はどうかな? フッシー、「葉っぱカッター」
    だ!」
フッシー「バナーーーーー!!!」
シュシュシュシュ!!! フッシーの「葉っぱカッター」!
サトシ「シャワーズ、避けろ!」
シャワーズ「わ、分かった! わ、わ、わ、わ!!!」
シャワーズは攻撃を交わし続ける。
レッド「隙あり! 「つるの鞭」だ!」
フッシー「バーーーーーナ!!!」
シャワーズ「わ!?」
シュルルルル!!! バシ!!! フッシーの「つるの鞭」! しかしシャワーズは見事
に攻撃を避けた。
シャワーズ「うーーー…このまま攻撃できないー…」
アナウンサー『さあ、これは楽しみの所でしょうか? サトシ選手のシャワーズ、今でも
       レッド選手のフシギバナとの戦いで大苦戦をしています! フシギバナが
       攻撃し続けている限り、シャワーズはただ攻撃を交わすだけです! 全く
       攻撃する隙もありません! かなりのピンチ状態になっている
       サトシ選手! 果たしてこのままどうする!?』
カスミ「ねえ、このままどうなるの?」
コゴロウ「分からないな。 シャワーズが攻撃を受けちまうと、効果が抜群として一撃
     戦闘不能になる…逆にシャワーズが相手に攻撃しても、効果は今一つとして
     有利にならない。 それに、フシギバナが攻撃している限り、シャワーズは
     何も出来ない。 ただ出来るのは、回避だけだ。 今ではそれ以外何も
     出来ない。」
カスミ「そんな…」
レッド「さあ、どうした、サトシ! お前の実力はそんな物か!? そんな程度じゃ俺の
    フッシーに勝てないぜ! オーキド博士の時にあったあの実力はどうした! 
    まだ残ってるんだったら今から出してみろ!」
サトシ「(く…あのレッドのフシギバナ…強すぎる! あいつの攻撃がシャワーズに
    当たっちまったら、一発で俺の負けだ! 俺に出来る事は、ただ回避するだけだ! 
    それじゃあ、意味ないぜ! くそ、どうしたらいいんだ!? ん? 待てよ? 
    そう言えば草系って確か…そうか! 分かったぞ!)シャワーズ、ちょっと耳
    貸してくれ!」
シャワーズ「え? いいよ?」
サトシ「いいか、よく聞けよ! まずは…」
サトシはシャワーズの耳に何かを伝えた。
レッド「(どうやら何か考え付いたようだな?)」
アナウンサー『おや? 突然とサトシ選手、シャワーズの耳を貸し、何かを言っています
       が、小声で何を言っているか分かりません! 恐らくサトシ選手、
       シャワーズに作戦を伝えているようです! 果たして、それはどんな作戦
       でしょうか?』
オーキド「(うむ、やっと何かを思い付いたようじゃな、サトシ君。)」
ブレイク「サトシの奴、一体何をしてるんだ?」
アシュラ「どうやら何かの作戦を考えたようでござるな。」
デルヴァ「でもどんな作戦なんだろうな?」
ゼトラ「まあ、見ておけば、その内分かるだろ。」
シャワーズ「…ああ、なるほどね? 分かった! 言う通りにやってみるよ!」
サトシ「よし、頼んだぜ、シャワーズ! レッド、今から見せてやるぜ! 俺の本当の
    実力と言う物をな! 行け、シャワーズ! 「電光石火」!」
シャワーズ「ラジャー! うぉーーーーーーーー!!!」
レッド「同じ事じゃ実力とは言えないぜ? そんな事をしても、何度もやっても同じ事だ! 
    フッシー、「つるの鞭」!」
フッシー「バーーーナ!!!」
シュルルルルル!!! フッシーの「つるの鞭」!
サトシ「今だ、シャワーズ! 「ハイドロポンプ」でジャンプだ!」
シャワーズ「オッケー! ブーーーーーーー!!!」
ブーーーーーーーー!!! シャワーズの「ハイドロポンプ」! フッシーの攻撃が外れ、
シャワーズはフッシーの真上まで飛んだ!
レッド「ん!?」
サトシ「よし! 次にそいつに目掛けて「ハイドロポンプ」!」
シャワーズ「了解! ブーーーーーーーー!!!」
ブーーーーーーー!!! バシャ!!! シャワーズの「ハイドロポンプ」! 効果は
今一つのようだ。
フッシー「バナ〜♪」
アナウンサー『おっと! シャワーズの空中「ハイドロポンプ」! しかし攻撃はなぜか
       フシギバナを気持ち良くさせております! 効果は今一つであるため、
       ダメージはそんなに大きく受けておりません! 果たしてサトシ選手、
       一体何を企んでいるのでしょうか!?』
レッド「…それがお前の実力か? わざわざフッシーを癒してくれるのはありがたく思う
    が、そんな攻撃じゃフッシーには効かないぜ? 今一つの効果じゃ何の意味
    も…」
サトシ「レッド、そこまで騙されちゃあちょっと悪いんだけどな!」
レッド「え?」
サトシ「今だ、シャワーズ! 「ハイドロポンプ」のまま「冷凍ビーム」!」
シャワーズ「うん! はーーーーーーーーーー!!!」
カチカチカチカチ!!! シャワーズの「冷凍ビーム」! 攻撃は「ハイドロポンプ」の
水を凍らせ、真っ直ぐフッシーの方へ目掛けている!」
フッシー「バ、バナ!?」
カチーーーーーン!!! フッシーは凍ってしまった!
レッド「な、何!?」
審判「フシギバナ、氷付けで戦闘不能! よってこの試合、サトシ選手の勝ち!」
ワーーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
アナウンサー『な、何と! これはさすがに驚くほどすごい! 「ハイドロポンプ」に
       「冷凍ビーム」を混ぜて攻撃するとは、さすがに思いませんでした! 
       所謂騙し討ちです! さすがサトシ選手、見事な作戦です! 現在両者
       残るポケモンは2対0! サトシ選手の残りポケモンはシャワーズと
       ピカチュウの2匹ですので、今回の勝者、サトシ選手の決まりです!!!』
会長『おー、レッド君残念じゃのう。 でもよくやったもんじゃ! サトシ君もよく
   がんばったのう!』
じいちゃん『うっひょー、サトシ君よくがんばったもんぢゃ! おめでとさん!』
アキハバラ『さすがサトシ君! いい作戦だったよ! 勝利おめでとう!』
オーキド『よくやったのう、サトシ君! おめでとう!』
サトシ「やったーーー!!! 第12回戦、ゲットだぜ!」
ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
カスミ「やったーーー!!! サトシ勝ったわーーー!!!」
シゲル「やったな、サトシーーー!!!」
ブルー「勝った勝ったーーー!!! サトシが勝ったわーーー!!!」
タケシ「よくやったな、サトシーーー!!!」
マサキ「ようがんばったな、サトシーーー!!!」
トオル「サトシーーー!!! 勝利した記念にいい写真撮ったよーーー!!! 
    おめでとうーーー!!!」
シュウ「よっしゃーーー!!! サトシ勝利だぜーーー!!!」
マロン「おめでとう、サトシくーーーん!!!」
ボイジャー「勝利おめでとうございます、サトシくーーーん!!!」
ウンディーネ「やったやったーーー!!! ダーリン勝ったーーー!!!」
ドリヤード「おめでとうございます、サトシさーーーん!!!」
サラマンダー「兄貴勝利!!! 兄貴勝ったぜーーー!!!」
ジン「ご主人様、おめでとうダスーーー!!!」
ウィスプ「いやっほーーー!!! サトシさん勝ったッスーーー!!!」
シェイド「よくぞがんばったな、サトシよ…」
アオイ「勝利おめでとう、サトシくーーーん!!! あら?」
ハナコ「……………」
アオイ「どうしたんですか、ハナコおば様? サトシ君を応援しないんですか?」
ハナコ「え!? い、いや、もちろん応援するけど…あのレッドと言う少年、本当に気に
    なるの。 あの子、本当にどこかで見たような気が…」
アオイ「おば様…?」

―一方ロケット団―

ゴエモン「おや? あのそっくりな奴負けちまったな?」
ハンゾウ「でも結構すげー腕あったな?」
ムサシ「これはさすがにいい物を拝見したね!」
コジロウ「この先バイトしながら試合を見続けるぜ!」
ニャース「ニャー…いつになったら仕事に…」
ロケット団「お前は黙ってろ。」
ニャース「ニャ…そんな言い方はニャいだろニャ…」

―バトルステージ―

サトシ「シャワーズ! よくやったぜ! 俺のためにありがとう!」
サトシはシャワーズを抱き締めた。
シャワーズ「うん! それに、作戦成功だね!」
サトシ「ああ!」
レッド「…フッ…よくやったな、サトシ。 よく俺を倒す事が出来たな。 思った通り
    だよ。 誉めてやるよ。」
サトシ「え…?」
レッド「その強さ、全く同じだな。 お前の父親、ツネカズとな。」
サトシ「な!? ま、また俺の…」
レッド「まあ、それはいいとして…お前の母親、ハナコは今元気にしてるかな?」
サトシ「な!?」
ハナコ「え!?」
ハナコはさっきの言葉を聞こえたようだ。
サトシ「な、何で…お前が…俺のママの事を…知ってるんだ…!?」
レッド「…フッ、元気であれば、それでいいんだ。 楽しい戦いだったよ、サトシ。 
    感謝するよ。 じゃ、そう言う事でな。」
サトシ「…!」
レッドはそのままステージから下りた。
サトシ「あのレッド…一体…」
アオイ「お、おば様?」
ハナコ「あの子…まさか…」

―スタジアムホール―

レッドはスタジアムホールを通って、歩いていた。 その時…
サトシ「待ってくれ、レッド!」
彼の後ろにサトシが現れた。 そしてレッドは立ち止まり、サトシの方へ振り向いた。
レッド「…サトシか?」
サトシ「どこへ行くんだよ。 俺はお前に話したい物があるんだよ!」
レッド「話したい物?」
???「私からも聞きたいわ…」
レッド「…!」
レッドは再び後ろへ振り向き、そこにはハナコと仲間達がいた。
レッド「……………」
ハナコ「レッドと言ったわね? 貴方は一体…」
???「本当の事を言った方がいいぞ、レッド君。」
サトシの後ろにオーキド博士が出て来た!
レッド「お、オーキド博士!?」
シゲル「な、何だ!? じいさん、あいつの事知ってるのか!?」
オーキド「ああ、もちろんとも! さあ、レッド君。 早速サトシ君とハナコさんに説明
     するといいじゃろう。」
レッド「……………」
ハナコ「レッド君…貴方はどうして、私の名前を知ってるの? 初めて出会う相手なのに、
    どうして?」
サトシ「そうだよ。 なぜ俺のママの事を知ってるんだ!? 後死んだパパの事まで! 
    それに、どうして俺のピカチュウとシャワーズの事も知ってるんだ!? 
    教えてくれ!」
レッド「…まあ、いいだろう。 どうせ俺が負けてから、全てみんなに話すつもりだった
    からな…」
サトシ「え?」
レッド「サトシ…実はな…俺は…7年前に離れ離れした…生き別れの兄なんだよ。」
サトシ「え!?」
全員「えーーーーーーー!?」
サトシ「…お、お前が…お、俺の…生き別れの兄だって!?」
レッド「ああ、そうだよ。 見ない内に大きくなったな、サトシ! それに強くなったな!」
サトシ「……………」
でもサトシはまだレッドの発言で驚いたままであった。
ハナコ「じゃ、じゃあ…貴方は…私の…」
レッド「ああ、俺は貴方の、突然と行方不明となった息子だよ。 もちろんツネカズと
    言う、サトシと俺の父親の息子でもな。」
サトシ「ちょ、ちょっと待て! な、何言ってるんだいきなり!? 家族の中では俺が
    1人息子なんだぞ!? 兄弟なんて1人もいないんだぞ!? 何でお前が俺の兄
    なんだ!? 証拠もないのに何でたらめを…!?」
レッド「…どうやらお前と母さん、俺の事を記憶に全く残ってないんだな…まあ、そりゃ
    そうだな。 俺がいなくなってから7年も過ぎてるからな。 確かに、俺はお前
    の兄で、母さんの息子だと言う証拠は残ってない。 でも、証拠なら俺が
    持ってるんだよ。 この一枚の写真にな。」
2人「え?」
レッドは写真をサトシとハナコに渡した。 そしてサトシとハナコはそれを見た。
2人「…!!!」
2人はその写真を見て、驚いた。 写真に映っていたのは、6歳の頃のレッドと、
ツネカズとハナコと3歳の頃のサトシであった!
サトシ「こ、この写真に映っているのは…!?」
ハナコ「わ、私と、サトシとパパ!?」
レッド「ああ。 あの写真は、7年前から撮った写真。 たった一枚だけしか残ってない
    写真なんだ。 俺が載ってる写真は、その一枚だけなんだ。」
ハナコ「じゃあ、貴方は本当に…?」
レッド「ああ、俺は母さんの息子だよ。 そしてサトシの本当の兄だ。」
カスミ「う、うそー…サトシに兄弟がいたなんて…」
シゲル「あ、あんた本当に、あのレッドなのか?」
アオイ「貴方は…本当にあのレッド君なの?」
ブルー「昔、あたし達を世話してくれた…あの優しいレッドなの?」
レッド「ああ、どうやらみんな、思い出してくれたようだな。」
サトシ「ちょ、ちょっと待てよ! もしもお前が俺の兄ならば…何で突然と俺達の前に姿
    を消したんだ!? 何で今更こんな時に!?」
ハナコ「そうだわ! なぜ貴方は勝手に家を出たの!? どうしてなの!? 教えて!」
レッド「…あれは7年前だった。 あれは俺が6歳の頃だった。 あの時代は、父さんが
    イワヤマトンネルでポケモンを助け、転落事故で死んだ事件の時だった。 その
    事件の夜、警察のジュンサーさんが家に来て、母さんに父さんの事を話していた
    時、俺は密かに話を聞いていた。 「貴方の夫、ツネカズさんはイワヤマ
    トンネルで、事故でに亡くなりました」と…そしてその翌日、父さんの葬式が
    始まった。 その時まで、母さんと3歳だったサトシが号泣していたんだ。 
    自分の大切な人 を失ってしまったその悲しみを…でも俺は、その時まで父さん
    の死だけは 認めなかった。 悔しくなるほど認めなかった。 それを絶対に
    認めなかった俺は、葬式の後の夜、密かに家に出た。 ニョロモの頃だった
    ニョロを連れて、父さんと同じような強いポケモントレーナーへと鍛えるために
    …」
そしてレッドは、手からニョロ入りのモンスターボールを持ち出した。
レッド「7年前のこのニョロは、その頃ニョロモだった。 こいつは、俺の誕生日に
    父さんから貰ったプレゼントなんだ。 俺にとっては、大切な仲間なんだよ。 
    父さんのように、マサラタウン一の最強トレーナーへと鍛えるため、こいつと
    連れて旅立ったんだ。 そして修行の末、俺のニョロはニョロモからニョロゾに
    進化し、そしてニョロゾからニョロボンへと進化して、今のような状態へと
    生まれ変わったんだ。 結構苦労した修行だったけどね。 そして修行の終わり
    まで4年も立ち、10歳へとなった俺は、懐かしきマサラタウンへ帰郷した。 
    けれど、自分の実家に戻らずに、そのままオーキド研究所へ向かったんだ。 
    その時博士が俺と会った時、すっごく驚いたけどな。 その後俺は博士に
    ポケモントレーナーへの旅に出たいと頼み、見事に許可してくれた。 他にも俺
    は博士にこの頼み事を言ったんだ。 「俺がこの町に帰って来た事を、サトシや
    母さんに言わないでくれ。 もちろん、あのシゲルとアオイ姉ちゃん、そして
    ブルーとイエローでさえもな」と…それを分かってくれた博士は、俺に
    フシギダネの頃のフッシーとポケモン図鑑を渡し、旅に出させてくれたんだ。 俺
    がここに来たと言う事を、サトシと母さんに気付かないようにね。」
コゴロウ「(じゃあ、イエローはこの事知らないんだ…)」
アオイ「じゃ、じゃあ、おじいちゃんは知ってたの、この事を!?」
オーキド「ああ、そうじゃ。 じゃが彼の存在をサトシやハナコさんに言わないでと言う
     から、ワシは今までこうして黙っておったんじゃ。 本当は
     言いたかったんじゃが、レッド君の気持ちを考えずにばらしてしまうほどが
     悪いからのう。 だからワシは、今までこの事を黙っとったんじゃ。」
レッド「そして俺が旅立った途中に、ピカや他のポケモン達をゲットし続き、様々な
    トレーナー達と戦い、ジムリーダーからバッジをゲットし続けた。 もちろん、
    図鑑完成を目指していた事もあるけどね。 ポケモンを強く鍛え、バッジ8つ共
    ゲットした後、ここのポケモンリーグの第9回に参加した。 そして今までの
    通り、リーグチャンピオンとなった。 その後から俺は再び図鑑完成と最強の
    トレーナーへの道に辿るため、武者修業の旅に出た。 そしてリーグ優勝まで
    3年後、もちろん今の時代、俺は久しぶりにオーキド博士に電話した。 そして
    博士からの情報によると、サトシ、シゲル、ブルーとイエローは、ポケモン
    マスターへとなるために旅立ったと聞いた。 その事を知った俺は、この時の
    ように、弟と会える事を思い付いた。 立派なトレーナーになったら、恐らく
    ここ、ポケモンリーグへ向かうと思ったんだ。 感通り、当たってたよ。 お前
    が絶対ここに来る事を。 それまでに、俺は修行し続け、ポケモンリーグの日
    まで待ち続けた。 長月も通り過ぎながら、ずーっとポケモンリーグの日まで
    待ち続けた。 そしてこの日まで、俺はやっとお前と出会えた。 そして、
    母さんも…」
2人「……………」
レッド「でも、やっとお前と母さんと会って、俺本当に嬉しいよ。 今まで離れ離れに
    なってから7年、全然一目も会ってなかったもんな。 でも、この時が来た
    おかげで、やっとお互い再会する事が出来たよ。 おかげで俺はとても嬉しい 
    よ。」
2人「……………」
突然2人の目から涙が流れて来た。
レッド「サトシ…母さん…本当にごめんな。 勝手に家を出て、7年間も帰って
    来れなくて。 本当にごめんな…これからも、家族として、一緒に暮らそうな。 
    あの楽しい日々と、同じように…」
サトシ「…お…お兄ちゃん!!!」
ハナコ「レッド!!!」
サトシとレッドは嬉し涙を流しながら、レッドを抱き締めた。
サトシ「…会いたかったよ…お兄ちゃん…本当に…会いたかったよ…」
ハナコ「…私も会いたかったわ…レッド…また会えて…本当に…嬉しいわ…」
レッド「サトシ…母さん…」
他のみんなはそれを見て、感動していた。
シゲル「あいつが…あのレッドだったとは…」
ブルー「何だか懐かしすぎて…涙止まらないね…」
カスミ「何だか、感動しちゃうね、これ見てると…」
コゴロウ「フッ、いい事してくれるぜ。」
シャワーズ「感動だね、こう言うのって…」
ピカチュウ「ピカ…」
オーキド「よかったのう、サトシ君、ハナコさん、レッド君。」
サトシ「…お帰りな、レッドお兄ちゃん…」
ハナコ「…お帰り、レッド…」
レッド「………ただいま、サトシ、母さん…」

第12回戦でレッドと戦い、見事に勝利したサトシ。 レッドを本当の兄と知ってから、
今や一緒にいられる事が出来た。 再会してよかったね、サトシ。 そして次に行われる
のは、第13回戦! 果たして、どの強敵トレーナーが彼を待っているのか? とその前
に、このシーンの後の夜…サトシの別荘でみんな眠っている間、レッドはなぜか密かに
別荘から出て、側にある湖の方へ歩いて行った。 そしてレッドはその湖に立ち止まり、
夜空を見上げていた。

レッド「………夜空は奇麗だと思わないか?」
その時近くにあった木の後ろに、謎の影が現れた。
???「………なぜ俺がここにいる事を分かった?」
レッド「いつもの通り俺の前に隠れてるだろ? そんな事しても、お前はそこにいる事を
    もう分かってるよ。」
???「フッ…鋭いな、お前。 それにしても、試合はどうだったんだ?」
レッド「ああ、見ての通り、負けちまったよ。 そして最後までサトシと母さんに俺の
    正体をばらしたさ。 喜んでいたよ、俺が帰って来た事を。」
???「まあ、当然の事だろう。」
レッド「でもよ、次にお前も俺みたいになるんだぜ? 「あいつ」との戦いで
    負けちまったら、今度はお前がばらさなきゃ行けないんだぜ。 もちろん、
    「あの2人」の前にな。 その時までお前はどうするつもりだ?」
???「…そうするつもりだ。」
レッド「そう…じゃあ、がんばるんだな。」
???「……………」
???はどこかへ行こうとする。」
レッド「一言だけ言おう。 お前、この事を俺にも言ったよな? お前が負けるまで、
    お前の正体を「奴」に言うなよ。」
???「………フッ、分かってるよ。」
そして???は暗闇の中へと姿を消した…

果たして、この人物は何者なのか? その正体は…次回へ続く!
続くったら続く!