ポケットモンスター小説版
第百四十九話 新たなるライバルヒロシとの戦い

17回戦でサイゾウと戦い、見事に勝利したサトシ。 試合中にシゲル、ブルーと
ヒロシも見事に勝っただろう。 リーグ戦の終わりまで後もう少し! そして次に
行なわれるのは第
18回戦! 果たしてどの強敵がサトシを待ち構えているのか? 現在
のサトシ達一行は、別荘にいて、サトシはパソコンで何かを調べていた。

シャワーズ「何調べてるの?」
サトシ「トレーナーリストだよ。 もう第
18回戦だから、次に俺は誰とバトルをする
    のか調べてるんだよ。」
アイ「今でもリーグにまだ戦えるのはシゲルとブルーとヒロシだけね。」
カイト「あいつら相当俺達と違って絶好調だからな。」
サトシ「えーーーっと…あったあった! 何々、第
18回戦Aブロック第3試合………
    えーーーーーーーーーー!!!???」
ヒバリ「ど、どうしたの!?」
サトシ「お、俺と対戦する挑戦者は…ヒロシだ!」
全員「ヒロシ!?」
レッド「ヒロシと戦うのか…」
サトシ「お、俺の相手は…ヒロシかよ…」
スバル「そう決められているようだな。」
サトシ「ううう…参ったなー…これじゃあ、だめだよ…」
ツグミ「どうしてなの?」
サトシ「だって、ヒロシとは友達になったばかりだし…それまでにライバルとはまだ
    決まってなかったし…これじゃあやり難いよーーー…」
カスミ「でもこれみてごらんなさいよ!」
カチ! カスミはマウスで「試合データファイル」を開いた。 そしてそこからヒロシの
試合データのウインドウが映った。
サトシ「何これ?」
カスミ「ヒロシの試合データよ! こう言うのあったの知らなかったの?」
サトシ「え? い、いや…全然…」
カスミ「全くもう、パソコンの使い方も分からないなんて…」
サトシ「何言ってんだよ!? 俺にはちゃんとパソコンあるぞ! ソ○ー「バ○オ」の
    パソコンとノートパソコン!」
カスミ「え、うそ!? そんな高そうな物あったの!?」
サトシ「当ったり前だ! インターネットやメールやウイルス消去やダウンロードや
    ホームページ作製だって知ってるよ!!」

果たしてそれは本当の事であろうか…?(汗)

エニシ「あの…これ調べるんじゃなかったの?」
サトシ「あ、そうだった。 えーーーっと何々…あれ? 全試合にピカチュウ、ヒトカゲ
    とバタフリーだけ…あいつ、ポケモン入れ替えせずに戦ってたのか?」
サイゾウ「ストレートで戦っていたようでござるな? だとしたら、タイプは電気、炎、
     虫・飛行でござるな。」
カスミ「ポケモンの実力はほぼ同じくらい。 後は…」
その時カスミはサトシに見詰めていた。
サトシ「な、何だよ!? 俺が負ける訳がないだろ!?」
カスミ「まーた強がっちゃって。」
タケシ「でも相手はヒロシだとやり難くないか?」
サトシ「友達でも試合は試合! 全力で勝って見せるさ!」
レッド「そうこなくちゃな! それこそ俺の弟だ!」
サトシ「でも…やっぱりやり難いよなーーー…」
コケ! 仲間達はこけた。
アキラ「おい、サトシ。 俺はお前の友達だけど、試合の時では本気でやらなかったか?」
サトシ「え、た、多分…」
カツコ「あたしの時だって、友達でもバトルしたでしょ?」
サイゾウ「拙者もそうだろ?」
サトシ「え? あ、ああ…」
アキラ「お前友達でも本気にバトルした事を、もう既に忘れたとは言わないだろうな!?」
カツコ「友達でも手加減はなしでしょ!?」
サイゾウ「友との戦いには勝敗の後悔無し! それこそ友情と言う物ではないのでござる
     か!?」
サトシ「た、確かに…」
アキラ「だったら、ヒロシでも手加減なしで戦え!」
カツコ「あんたがあたし達と戦ったように!」
サイゾウ「勇気を出してがんばるのでござる!」
サトシ「…そうだな。 分かったぜ!」
シゲル「どうやら気合は入ったみたいだな。」
ブルー「……………」
しかしブルーはサトシを見て心配そうな顔をした。
ピーンポーンパーンポーン! 突然ラジオから鐘が鳴った!
ラジオ『マサラタウンのサトシ様、マサラタウンのサトシ様。 第
18回戦の始まりです。 
    セキエイスタジアムまでお越し下さい。』
サトシ「あ、もうこんな時間だ。 多分ヒロシの奴、あそこで俺を待ってるかもしれない
    な。 あれ? そう言えばママとかは?」
コウム「お前の母さんなら、先にスタジアムの方へ行ったみたいだぞ? アオイさんと
    ボイジャーさんと一緒に。」
サトシ「そうか。 じゃ、俺もう行くから!」
レッド「がんばれよ、サトシ!」
シュウ「手加減なしで行けよ!」
マロン「あたし達も応援してるから!」
シゲル「絶対に負けるなよ!」
ブルー「…がんばってね、サトシ!」
カスミ「まあ、とにかく、がんばるのよ! あたし達も出来る限り応援してるから!」
サトシ「ああ、がんばってみる! じゃ、また後で! 行こう、ピカチュウ、シャワーズ!」
ピカチュウ「ピカ!」
シャワーズ「うん!」

―セキエイスタジアム―

ワーーーーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
アナウンサー『さて、セミファイナルまで後
1回! そして今から、第18回戦
       
Aブロック第3試合の始まりです! そして今回ステージに生き残って
       いるのは、サトシ選手とヒロシ選手! 
2人共勝負の準備も既に出来て
       おります! 果たして、この
2人の中で、誰がセミファイナルへ向かう事
       が出来るのでしょうか!?』
会長『サトシ君とヒロシ君はとても強い子じゃからの。 実力は同じじゃが、両方共
   がんばってくれるとええじゃろうな。』
じいちゃん『うひょーーー、まだ分からぬが、これは恐らくサトシ君ぢゃろな! いや、
      待てよ? ヒロシ君も強いがな。 やはりどれに…』
アキハバラ『結構迷いましたが、私はサトシ君でしょうね。 彼の実力もかなり
      素晴らしいですし…』
オーキド『ワシが思えば、この勝負は恐らく、サトシの物じゃろうな。』
サトシ「準備はいいのか?」
ヒロシ「君には…いや、君だから全力で行くよ! 例え友達でもね!」
サトシ「…ああ、望む所だ!」
カスミ「がんばるのよ、サトシーーー!!!」
タケシ「両方共がんばれよーーー!!!」
レッド「サトシ、がんばれよーーー!!!」
シゲル「サトシ、負けたら承知しないからなーーー!!!」
ブルー「がんばって、サトシーーー!!!」
シュウ「手加減なしで行け、サトシーーー!!!」
マロン「サトシ君がんばってーーー!!!」
マサキ「これなら多分オッケーやな。 ほな行け、サトシーーー!!! 難波のど根性
    パワーを見せたれーーー!!!」
トオル「…あの、難波のど根性って…」
ハナコ「がんばるのよ、サトシーーー!!! ママ応援してるわよーーー!!!」
ボイジャー「がんばってください、サトシくーーーん!!!」
アオイ「ねえ、グリーン。 もしもこれ貴方の予想通りなら、この勝負、サトシの勝ちに
    なる?」
グリーン「…最後まで見れば、分かるよ。」
ウンディーネ「ダーリン、ウチのためにも勝ってやーーー♪」
ドリヤード「サトシさん、がんばってくださーーーい!!!」
サラマンダー「うぉーーー、兄貴ーーー!!! 相手が友達(ダチ)でも手加減なしで
       行けーーー!!!」
ジン「がんばれダスー、ご主人様ーーー!!!」
シェイド「ここまでまた騒がしくなるとは…」
ウィスプ「大会はそう言う物ッスよ。 我慢するッス。」

―一方ロケット団―

その頃の久しぶりな(笑)ロケット団は、別の客席で弁当売り子のバイトしながら試合を
見ていた。
ムサシ「確かに久しぶりだけど、何でメインな敵役なあたし達がジャリンコチームと
    違って出番がないのよ!?」
コジロウ「まあ、いいじゃないか。 バイトで金溜めてるし。 これなら上手い飯食える!」
ヤマト「それよりも見てよ、この試合! あのジャリボーイともう
1人のジャリボーイが
    勝負するわよ。」
コサブロウ「これは見学するのもいい考えですなー。」
ニャース「どうでもいいけど、早く本編の仕事に戻って…」
客「すみません、お茶ありますー?」
サノスケ「おー、オフコース♪ もちのろーんでーす♪(古)」
ロケット団は行ってしまった。
ニャース「また無視ニャ…空しいニャ…」

―バトルステージ―

アナウンサー『それでは、セミファイナルへの道を開くため、第
18回戦、試合開始
       です!!!』
ヒロシ「サトシ…こっちは遠慮なしで行くよ!」
サトシ「もちろん! こっちも同じだ!」
ヒロシ「君の出番だ、パピー(バタフリー)!」
パピー「フリーーー!!!」
サトシ「ゼニガメ、君に決めた!」
ゼニガメ「ゼニーーー!!!」
アナウンサー『サトシ選手はゼニガメを繰り出し、ヒロシ選手はバタフリーを繰り
       出しました!』
ヒロシ「パピー、「捨て身タックル」!」
サトシ「ゼニガメ、「ロケット頭突き」!」
パピー「フリーーーーーー!!!」
ゼニガメ「ゼニーーーーーー!!!」
ドカドカ!!! パピーの「捨て身タックル」とゼニガメの「ロケット頭突き」! 互い
の攻撃が互角に命中した!
ヒロシ「パピー、「体当たり」だ!」
パピー「フリフリ!!!」
ドカ!!! パピーの「体当たり」!
ゼニガメ「ガメ!?」
サトシ「こっちは反撃の「メガトンパンチ」だ!」
ゼニガメ「ゼーーーニガメガ!!!」
バキ!!! ゼニガメの「メガトンパンチ」!
パピー「フリ!?」
ヒロシ「やるね、サトシ! でもこれならどうだ! パピー、「眠り粉」!」
パピー「フッリーーー!!!」
パラパラパラパラ!!! パピーの「眠り粉」!
ゼニガメ「ゼ…ニ…」
ゼニガメは寝てしまった!
サトシ「あ、ゼニガメ!! おい、起きろ!!!」
ヒロシ「パピー、そのままゼニガメを「吹き飛ばし」で飛ばせ!」
パピー「フリ! フリーーーーー!!!」
バサバサバサバサ!!! パピーの「吹き飛ばし」! ゼニガメは飛ばされた!
ドサ!!! そしてゼニガメは寝たまま場外まで飛ばされた!
サトシ「ああ!!!」
審判「ゼニガメ、場外!」
ワーーーーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
アナウンサー『おっと、これは早くも場外! 運が悪かった所か、ゼニガメは睡眠状態で
       場外まで飛ばされました! これはサトシ選手、意外に残念です!』
会長『確かに残念な事じゃ。』
サトシ「…今のは本気だったみたいだな。」
ヒロシ「ああ、そうだよ! さあ、サトシ! 次のポケモンを!」
サトシ「ああ、もう決まっているぜ! ピカチュウ、君に決めた!」
ピカチュウ「ピカ!」
アナウンサー『サトシ選手、
2代目にピカチュウを繰り出しました!』
ヒロシ「パピー、「捨て身タックル」だ!」
サトシ「ピカチュウ、「電光石火」で行け!」
パピー「フリーーーーーー!!!」
ピカチュウ「ピカーーーーーー!!!」
ドカ!!! パピーの「捨て身タックル」とピカチュウの「電光石火」! しかし
ピカチュウは先制攻撃し、パピーの方がダメージを受けた!
パピー「フリ!!!」
サトシ「ピカチュウ、奴の足を掴んで、炸裂の「
10万ボルト」だ!」
ピカチュウ「ピッカ!」
ガシ!!! ピカチュウはパピーの足を掴んだ!
パピー「フリ!?」
ピカチュウ「ピーーーカーーーチュウーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
ビリリリリリリリリリリリリリ!!!! ピカチュウの「
10万ボルト」! 効果は抜群だ!
パピー「フリ〜〜〜…」
ヒロシ「パピー!!!」
審判「バタフリー、戦闘不能!」
ワーーーーーーーーーーーーーー!!!! 観客達は大きな歓声を出した!
アナウンサー『おっと、これも早くもバタフリーダウン! バタフリーは虫系だけじゃ
       なく飛行系も持っています! そのため電気系には効果は抜群! 電撃で
       倒したため、バタフリーダウンです!』
じいちゃん『今回のはなかなか早い倒し方ぢゃな?』
ヒロシ「…これも本気かな? そう来なくちゃね!」
サトシ「おうよ! さあ、ヒロシ! 次のポケモンを!」
ヒロシ「うん! 次のポケモンは…君の出番だ、ジッポ(ヒトカゲ)!」
ジッポ「カゲーーー!!!」
アナウンサー『ヒロシ選手、ヒトカゲを繰り出しました!』
ヒロシ「ジッポ、「火炎放射」だ!!」
ジッポ「カッゲーーーーーーーー!!!!」
ブォーーーーーーーーーー!!! ヒトカゲの「火炎放射」!
サトシ「ピカチュウ、「高速移動」で避けろ!」
ピカチュウ「ピカ!」
シュンシュンシュンシュン!!! ピカチュウの「高速移動」! ピカチュウは
「火炎放射」を避け続けている!
ピカチュウ「ピ!?」
ヂヂ!! しかし攻撃はピカチュウに掠った!
ヒロシ「今だ、「捨て身タックル」!!!」
ジッポ「カゲーーーー!!!」
ドカ!!! ジッポの「捨て身タックル」!
ピカチュウ「ピカ!!!」
サトシ「あ!!!」
ヒロシ「次は「切り裂く」攻撃!」
ジッポ「カゲカゲーーー!!!」
グサ!!! ジッポの「切り裂く」攻撃! 急所に当たった!
ピカチュウ「チャアーーー!!!」
サトシ「ピカチュウ!!!」
アナウンサー『おっと、これは意外にピンチです! サトシ選手のピカチュウ、
       ヒロシ選手のヒトカゲにかなりコテンパンにされています! このまま
       だとピカチュウは危ない! 果たしてこのままどうする、
       サトシ選手!?』
ピカチュウ「ピ…カ…」
ヒロシ「ピカチュウもそろそろばてているようだよ、サトシ。 このままだとピカチュウ
    負けちゃうよ? このままどうする? ポケモン交代する? それともこのまま
    にさせる?」
サトシ「もちろんこのままにさせるつもりだ! 俺は信じているんだからな、ピカチュウ
    なら絶対に出来ると! そう信じておけば、必ず勝てるさ!」
ヒロシ「…そう決まったみたいだね。 まあ、そこまで決まったのなら、しょうがないね。 
    じゃあ、遠慮なくとどめをさすよ! ジッポ、「大文字」だ!」
ジッポ「カーーーゲーーーーーーーーー!!!!」
ブォーーーーーーーーーー!!!! ジッポの「大文字」! 攻撃は真っ直ぐ
ピカチュウの方へ放つ!
アナウンサー『おっと、出ました! 炎系の大技「大文字」!! この技を使えば、もう
       逃げ場もありません! 果たして、ピカチュウの運命やいかに!?』
ヨシキ「確かに、あの技回避も不可能だ!」
セイジ「このままだとピカチュウが危ない!!」
サトシ「…! ピカチュウ、スライディングで避けろ!」
ピカチュウ「ピ! ピカ!!」
ズザーーーー!!! ピカチュウはスライディングで攻撃を避けた!
ヒロシ「な!?」
アナウンサー『おっと、これは何と!? ピカチュウは「大文字」の「大」の隙間から
       スライディングで避けました! 回避も出来ないはずのこの攻撃が、
       まさかこのような方法で回避できたとは、すごいです!!』
アキハバラ『これはいい攻略になりますね!』
サトシ「ピカチュウ、ジッポが怯んでいる間に、「電磁波」だ!」
ピカチュウ「ピカ、チュウーーーーーーー!!!」
ビリリリリリリリリリリリリ!!! ピカチュウの「電磁波」!
ジッポ「カゲーーーー!?」
ジッポは麻痺状態となった!
ヒロシ「しまった!!」
サトシ「よし、ピカチュウ! とどめの「電光石火」!!!」
ピカチュウ「ピーーーカーーーーーーー!!!」
ドカ!!! ピカチュウの「電光石火」!
ジッポ「カゲ〜〜〜…」
ヒロシ「ジッポ!!!」
審判「ヒトカゲ、戦闘不能!」
ワーーーーーーーーーーーー!!!! 観客達は大きな歓声を出した!
アナウンサー『これは見事にピンチから乗り越えました! 「電磁波」でヒトカゲの動き
       を封じさせ、「電光石火」でとどめをさしました! さすがにサトシ選手! 
       見事な戦略です!』
カスミ「がんばって、サトシ! 後もう少しよーーー!!!」
タケシ「後
1匹だ、サトシーーー!!!」
レッド「後もう少しだぞ、サトシーーー!!!」
シゲル「後
1匹だ! がんばれーーー!!!」
ブルー「サトシ、後もう少しだからがんばってーーー!!!」
シュウ「後
1匹だ! 最後まで負けるなーーー!!!」
マロン「がんばって、後
1匹よーーー!!!」
アナウンサー『さて、現在の所、残るポケモンは
21。 バトルも早くも21
       なりました! さて、ヒロシ選手の最後のポケモンは、一体誰となる!?』
ヒロシ「…やっぱり、君の言う通りだったよ。 交代しなくてもピカチュウはあのままで
    ジッポを倒した。 見事な戦い方だね!」
サトシ「ああ、まあな! で、どうするんだ、ヒロシ? そっちはレオンを出すんだろ?」
ヒロシ「あ、分かっちゃった? そりゃそうだもんな。 僕今までこの
3匹だけしか
    戦ってないもんなー。 じゃ、今から出してやるよ! 僕の最後のポケモンは…
    君の出番だ、レオン!」
レオン「ピカ!」
アナウンサー『おっと、ヒロシのエースはピカチュウです! 正にこれは久しぶりの
       ピカチュウ対ピカチュウ! 果たして、どのピカチュウが勝つのでしょう
       か!?』
ヒロシ「君のピカチュウは相当強そうだけど、僕のレオンの方がもっと上さ!」
サトシ「そうか? じゃあ、どれが一番強いか、試してみようじゃないか! ピカチュウ、
    「
10万ボルト」だ!」
ピカチュウ「ピーーーカ、チュウーーーーーーーーーー!!!!」
ビリリリリリリリリリ!!! ピカチュウの「
10万ボルト」!
ヒロシ「レオン、「高速移動」でかわせ!」
レオン「ピカ!!」
シュン!!! レオンの「高速移動」! レオンは攻撃を避け、真っ直ぐピカチュウの
方へ走る!
サトシ「ピカチュウ、油断するな! もう
1度「10万ボルト」!」
ピカチュウ「チュウーーーーーーーーー!!!」
ビリリリリリリリリリ!!! ピカチュウの「
10万ボルト」!
ヒロシ「レオン、「叩き付ける」攻撃!」
レオン「ピーーーカ!!!」
バシ!!! レオンの「叩き付ける」攻撃! 攻撃で「
10万ボルト」を弾き飛ばした!
ピカチュウ「ピカ!?」
サトシ「何!?」
ヒロシ「今度はピカチュウにアッパーバージョンの「叩き付ける」攻撃!!」
レオン「ピッカーーーーー!!!」
バシ!!! レオンの「叩き付ける」攻撃! 攻撃でピカチュウを上まで叩き飛ばした!
ピカチュウ「ビガ!!!」
サトシ「あ!!」
ヒロシ「レオン、とどめの「雷」攻撃!!!」
レオン「ピーーーカーーーチュウーーーーーーー!!!!!」
ドカーーーーーーーーン!!! レオンの「雷」!
ピカチュウ「ヂュウ〜〜〜…」
ドサ!!! ピカチュウは倒れ落ちた!
サトシ「ピカチュウ!!!」
審判「ピカチュウ、戦闘不能!」
ワーーーーーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した!
アナウンサー『おっと、これはすごい! サトシ選手のピカチュウの「
10万ボルト」を
       「叩き付ける」で弾き飛ばし、また「叩き付ける」でサトシ選手の
       ピカチュウを上まで飛ばし、そして「雷」でフィニッシュ! これは
       見事な作戦です! さすがヒロシ選手! 素晴らしいです!!』
カオルコ「ピカチュウ、負けてしまいましたね…」
サユリ「サトシは次にどのポケモンを出すのかしら?」
アナウンサー『さて、両者共残るポケモンは
11。 両者共1匹だけしか残って
       おりません! 果たしてサトシ選手は、最後まで一体何を繰り出すの
       か!?』
サトシ「大丈夫か、ピカチュウ!?」
ピカチュウ「ピ、ピカ…」
サトシ「よくやったな、ピカチュウ。 よくがんばったよ。 俺の為に、ありがとう。 
    ゆっくり休んでいてくれ。」
ピカチュウ「ピ…」
ヒロシ「どう? やっぱり僕のレオンの方が上だったでしょ? この勝負、どう見ても
    僕の勝ちだと思うけどな。」
サトシ「く…まだ決まった訳じゃないさ! 俺は必ず! 例え友達のお前が俺のライバル
    でも、俺は絶対に負けやしない! 何を言おうとも俺は負けないさ!」
ヒロシ「そうなんだ。 だったら早く最後のポケモン出しなよ! もう決まったんでしょ、
    最後のポケモン? だったら早く出してごらん!」
サトシ「………シャワーズ、お前が行け。」
シャワーズ「え!?」
サトシ「お前なら出来る。 出来ると信じれば、絶対に勝てる! だから、行ってくれ!」
シャワーズ「ちょ、ちょっと待ってよ! 僕水系だよ!? 水系は電気に弱いんだよ!? 
      僕だったら一発で…」
サトシ「確かにお前は電気に弱いけど、お前はそれを越える事が出来る力があるはずだよ! 
    その力を使えば、弱点なんてどうでもない! その力、お前なら絶対にあるはず
    さ! だから、戦ってくれ! 俺のためじゃなくてもいいから、頼む!」
シャワーズ「サトシ…分かった! 出来るだけの力でがんばってみる!」
サトシ「任せたぞ、シャワーズ!」
シャワーズ「うん!」
サトシ「よーーーし!!! シャワーズ、君に決めた!」
シャワーズ「オッケーーー!!!」
アナウンサー『サトシ選手、最後にシャワーズを繰り出しました! しかしこれはどう
       言う事でしょうか!? なぜ電気系に弱い水系を繰り出したのでしょう
       か!? 果たして血迷ったのか!?』
オーキド『確かに水は電気によく通すが…恐らくサトシ君、何か思い付いたのかのう?』
ヒロシ「ちょ、ちょっと待ってよ、サトシ! 君、今何を繰り出したのか分かってるの
    かい!? シャワーズは水系! その天敵は電気系なんだよ!? シャワーズを
    繰り出したら自分の弱点に苦しんでしまう! その事だけは分かってるん
    だろ!?」
サトシ「もちろん分かってるさ。 シャワーズの弱点、当然知ってるさ。 でも、俺は
    決めたんだ! このシャワーズで戦うって事を! この勝負はこいつに
    掛かってるんだ! このシャワーズなら、絶対に勝てると信じてる! 誰からの
    判断は無用だからな! 自分で決めた物はもう決まっている! だから俺は
    こいつを信じる! こいつなら、絶対に勝つってな!」
ヒロシ「…そうか、そうだよね。 そう言ってしまったら、僕も何も言えないな。 そう
    決まったのなら、それでいい。 でも、いくらそんな事言っても、僕は油断
    しないからね! 例え君がシャワーズを出しても、手加減なしで行くよ!! 
    行け、レオン! 「
10万ボルト」!!」
レオン「ピカ、チュウーーーーーーーーーーーーー!!!!」
ビリリリリリリリリリリリリリリ!!! レオンの「
10万ボルト」!
サトシ「シャワーズ、「溶ける」で避けろ!」
シャワーズ「ラジャー!」
バシャーーーーーーン!!! シャワーズの「溶ける」攻撃! シャワーズは攻撃を
かわした!
レオン「ピ!?」
サトシ「今だ! 「水鉄砲」!!」
バシャーーーーーーーン!!! シャワーズはレオンの後ろに元に戻った!
レオン「ピカ!?」
シャワーズ「ブーーーーーーーーーー!!!」
ブシューーーーーーー!!! シャワーズの「水鉄砲」!
ヒロシ「レオン、「
10万ボルト」でぶち破れ!」
レオン「ピーーーカ、チュウーーーーーーーーーー!!!!!!」
ビリリリリリリリリリリリリリリ!!! レオンの「
10万ボルト」!
バシ!!! 攻撃は「水鉄砲」を打ち消した!
シャワーズ「うわーーーーーーーーー!!!!」
攻撃はシャワーズに命中した! 効果は抜群だ!
サトシ「あ!! く…シャワーズ、「冷凍ビーム」だ!!」
シャワーズ「う、うん! はーーーーーーーーーー!!!」
バシューーーーーーーーーー!!!! シャワーズの「冷凍ビーム」!
ヒロシ「やっても無駄だよ! 「
10万ボルト」!!!」
レオン「ピーーーカッチュウーーーーーーーーーーーー!!!!」
ビリリリリリリリリリリリ!!! レオンの「
10万ボルト」!
バシ!!! 攻撃は「冷凍ビーム」を打ち消した!
シャワーズ「あーーーーーーーーーーーー!!!!」
サトシ「ああ!!!」
ヒロシ「レオン、自分の尻尾に「雷」だ!」
レオン「ピカ! チュウーーーーーーーーーー!!!!!」
ドカーーーーーーーーーン!!!!!! レオンの「雷」! 攻撃はレオンの尻尾に命中! そしてレオンの尻尾に強力な電力が溜まった!
サトシ「何!?」
ヒロシ「よし、その電力で「叩き付ける」攻撃だ!!!」
レオン「ピーーーーカ!!!」
バシ!!!!!! レオンの「叩き付ける」攻撃! 電流付きなので効果は抜群だ!
シャワーズ「うわーーーーーーーーーーー!!!!」
サトシ「シャワーズ!!!」
アナウンサー『おっと、これはすごい技! 「雷」を自分の尻尾に命中し、溜まったその
       電力でシャワーズを「叩き付ける」でスマッシュ!! 正に合体技の
       ような攻撃だ!! しかし、シャワーズは等々ばてております! 
       このままだと、後一撃でフィニッシュだ! 果たして、このままどうする、
       サトシ選手!?』
オーキド(ヒロシはさすがに良い実力を持っておるが…サトシの方がもっと上じゃ。 
     さあ、サトシよ。 今から発動させるんじゃ。 自分の手で作り出した、真の
     実力を!)
ウミオ「おいおい、こりゃ本当にやばいぜ!」
ソラオ「このままだとサトシが本気に負けてしまう!」
スイート「何かいい方法ないの!?」
その時カスミとブルーはサトシを心配そうな顔で見詰めた。
2人(サトシ…)

―一方ロケット団―

ムサシ「ちょっと、何よあのジャリボーイ!? 負けそうじゃない!?」
ゴエモン「無理も言えないな。 相手は電気系だもんなー。 水系じゃ無理当然だろ?」
ハンゾウ「これじゃあ、ジャリボーイの負けじゃないのかな?」
ニャース「まだ分からニャいニャ! ジャリボーイはそう簡単に諦める性格じゃニャい
     ニャ! きっと方法があるはずニャ! 最後まで見れば分かるニャ!」
ムサシ「とにかくジャリボーイ、負けてんじゃないわよ!」
コジロウ「そうだぞ! もっと気合入れてがんばれ!!」
コサブロウ「おい…あいつらの厄介な敵である俺達が、あいつを応援してもいいのか?」
ロケット団
1「あ…」

―バトルステージ―

シャワーズ「はぁ…はぁ…」
ヒロシ「サトシ、もう諦めてよ。 シャワーズ、瀕死に近くなってるよ? このままだと
    瀕死じゃなくて、本気に死ぬかもしれないよ!? だから降参してよ! 自分の
    ポケモンのためでも降参してよ!」
サトシ「…誰が降参するかよ!? 俺はまだ負けない! 負ける訳には行かないんだ! 
    俺は決めたんだ。 こいつで必ず勝つって…だから俺は降参しない! 誰が
    するかよ!? 俺は最後まで戦う! 力全部尽きるまで、俺は最後まで
    戦う!!!」
ヒロシ「サトシ…」
サトシ「(浮かべ…思い浮かべ…何か方法があるはずだ。 水系が電気系を倒せる方法
    が…! けど、どれやっても全く無理だった…どんな技を使っても…水系でも
    氷系でも、どれもやっても…ん? 水? 氷? そうだ!!)シャワーズ、上空
    目掛けて「水鉄砲」!」
シャワーズ「う…や、やってみる! ブーーーーーーーーーー!!!」
ブシャーーーーーーー!!! シャワーズの「水鉄砲」! 攻撃は上空目掛けて噴射した!
ヒロシ「な、何する気なんだ…?」
サトシ「次はそいつに「吹雪」だ!」
シャワーズ「うん! はーーーーーーーーーー!!!」
ヒョオーーーーーーーーーーーー!!! シャワーズの「吹雪」!
カチーーーーーン!!! 「水鉄砲」の粒が凍ってしまった!
ヒロシ「え!?」
ヒュヒュヒュヒューーーーー!!! そしてその凍った粒は真っ直ぐレオンの方へ降って
来た!
レオン「ピ、ピカーーー!?」
ヒロシ「な、何だこれは!?」
アナウンサー『おーーーっと、これは何と言う事!? 「水鉄砲」の粒が「吹雪」で
       凍ってしまい、ヒロシ選手のピカチュウに目掛けて降り落ちています!! 
       これは正に霰のようです! 霰がピカチュウに降っているため、体力が
       少しずつ削られています!!!』
サトシ「上手く行ってる! よし、これならどうだ! シャワーズ、今度は上空目掛けて
    「ハイドロポンプ」連続だ!」
シャワーズ「うん! ブーブーブーブーブーーーーーーー!!!」
バシュバシュバシュバシューーーーーーー!!! シャワーズの「ハイドロポンプ」!
サトシ「次はそいつに「吹雪」だ!!」
シャワーズ「はーーーーーーーーー!!!」
カチーーーーーン!!! シャワーズの「吹雪」! 「ハイドロポンプ」が凍って
しまった!
ヒュヒュヒュヒューーー!!! そして凍った無数の「ハイドロポンプ」は真っ直ぐ
レオンの方へ降って来た!
レオン「ピ、ピカ!! ピカピカ…!!!」
レオンは必死に攻撃を避け続けた!
アナウンサー『おーーー!!! これはすごい! 小型霰の次は大型霰だ!! しかも
       その大きさで回避するのも苦しんでいます! まるで戦争飛行機から
       落とした爆弾や流星から避けているようです!!!』
トミオ「す、すげー…すご過ぎる…」
リョウマ「シャワーズにこんな事が出来るなんて…」
ピッピ「あ、あの…霰って何でしゅか?」
ヒロシ「な、何て技だ…」
サトシ「よーし、次はこいつだ! シャワーズ、「ハイドロポンプ」で上空の方へ撃て!」
シャワーズ「うん! ブーーーーーーーーーー!!!」
ブシャーーーーーーー!!! シャワーズの「ハイドロポンプ」!
サトシ「そしてそいつに「冷凍ビーム」!」
シャワーズ「はーーーーーーーーーーーー!!!」
バシューーーーーーーーー!!!! シャワーズの「冷凍ビーム」!
カチーーーーーーン!!! 「ハイドロポンプ」は凍ってしまった! そしてそのまま
シャワーズの方へ落ちて行く!
サトシ「よし、シャワーズ! そいつをレオンに目掛けて、尻尾で叩き飛ばせろ!!!」
シャワーズ「うん! うぉりゃーーーーーーー!!!!」
バシ!!! シャワーズは力強く凍った「ハイドロポンプ」を尻尾で叩き飛ばし、それを
真っ直ぐレオンの方へ撃った!
ヒロシ「はっ!!! れ、レオン、「
10万ボルト」で壊せ!!」
レオン「ピカ! チュウーーーーーーーーーー!!!」
ビリリリリリリリリリ!!! レオンの「
10万ボルト」!
バキューーーーーン!!! しかし攻撃が弾き飛ばされた!
ヒロシ「な!?」
レオン「ピ!?」
ヒロシ「あ、危ない、レオン! 避け…」
ドカーーーーーーーーン!!! だが指示を出すのが遅かったせいか、攻撃はレオンに
思いっきり命中した!
レオン「ピ〜〜〜…」
ヒロシ「れ、レオン!?」
審判「ピカチュウ、戦闘不能! よってこの試合、サトシ選手の勝ち!」
ワーーーーーーーーーーーーーー!!!!!! 観客達は大きな歓声を出した。
アナウンサー『これはすごいとどめ技! 「ハイドロポンプ」を「冷凍ビーム」で凍らせ、
       それをピカチュウに激突!! 正に水と氷のコンビネーション! 
       素晴らしい作戦です! と言う訳で、今回第
18回戦の勝者、そして
       セミファイナル行きの選ばれしトレーナーは、サトシ選手の決定
       です!!!』
会長『さすがにすごい迫力なバトルじゃった! 興奮し過ぎたが、サトシ君よく
   がんばったのう!』
じいちゃん『うひょひょひょひょ! こりゃ面白い物を見てしもたわい! サトシ君よく
      がんばった! すごかったぞい!
アキハバラ『さすがにあー言う手があったとは、今まで知りませんでした。 サトシ君、
      よくがんばったね! 素晴らしい戦いだったよ!』
オーキド『ほっほっほっほ、さすがにサトシ君! いい戦略を持っておるわい! そう
     言う実力さえあれば、きっとどのバトルで必ず勝てるぞ! よくがんばった! 
     セミファイナル行き決定、おめでとう!』
サトシ「やった…やったーーー!!! 第
18回戦とセミファイナル行き、ゲット
    だぜ!!!」
ピカチュウ「ピッピカチュウ!!!」
シャワーズ「や…やった…僕電気系との戦いに勝ったよーーー!!!」
サトシ「よくやったな、シャワーズ! お前のおかげだよ!!!」
サトシとシャワーズはお互い抱き合った。
シャワーズ「うん、僕やったよーーー!!!」
カスミ「やったーーー!!! サトシ勝ったーーー!!!」
タケシ「よかったな、サトシーーー!!! これでセミファイナル行きだぞーーー!!!」
レッド「セミファイナル行き決定おめでとう、サトシーーー!!! それこそ我が弟
    だーーー!!!」
シゲル「やったな、サトシーーー!!! セミファイナル行き決定だぜーーー!!!」
ブルー「よかった、サトシが勝って…」
シュウ「サトシーーー!!! よくやったなーーー!!!」
マロン「これでサトシ君、セミファイナル行き決定よーーー!!!」
ピッピ「あ、あの…セミファイナルって何でしゅか?」
マサキ「ようやったな、サトシーーー!!! これであんさんセミファイナル行き
    やーーー!!!」
トオル「やったね、サトシ!!! セミファイナル行きの記念写真、ちゃんと撮った
    よーーー!!!」
ハナコ「サトシが…あの子が等々セミファイナル行きと決められたのね…ああ…
    嬉しい…」
ハナコは嬉し涙を流した。
アオイ「よかったですね、おばさん。」
ボイジャー「サトシ君、セミファイナル行きに決められてよかったですね。」
ハナコ「ええ。」
アオイ「で、これってやっぱり、貴方の予想通りだった?」
グリーン「…まあな。」
ウンディーネ「やったやったーーー!!! セミファイナル行き決定やーーー!!!」
ドリヤード「おめでとうございます、サトシさーーーん!!!」
サラマンダー「うっしゃーーー!!! 兄貴セミファイナル行き決定だぜーーー!!!」
ジン「おめでとうダスーーー、ご主人様ーーー!!!」
シェイド「さすがにサトシがセミファイナルに選ばれたのはめでたいが…またもや
     騒がしさが余計に激しく…」
ウィスプ「だから大会と言うのはそう言う物ッス! 騒がしさぐらい我慢して
     くださいッスよ!」

―一方ロケット団―

ムサシ「おお、ジャリボーイ勝ったわよ!」
ヤマト「やれば出来るじゃない!」
ニャース「ニャ! ニャーの言った通りだろ? あいつは簡単に負ける性格じゃ
     ニャいって! 最後まで見れば結果が…」
ムサシ「よし! この先ももっともっとジャリボーイの勇姿を拝見するわよ!」
ロケット団「おう!!!」
ニャース「…人の話を聞けニャ…」

―バトルステージ―

ヒロシ「…フッ…よくやったね、サトシ。 まさか水系のシャワーズが、電気系のレオン
    を倒せたなんて、思わなかったよ…信じられなかったけど、すごかったよ、
    さっきの攻撃。 この勝負、確かに僕の負けだよ。」
サトシ「ヒロシ…」
ヒロシ「大丈夫! 気にしないで! 僕は負けた事を後悔してない。 いや、後悔する
    必要ないよ。 だって僕達、友達だから!」
サトシ「……………」
ヒロシ「セミファイナル行き決定、おめでとう! この先僕の分まで戦ってね! 
    これからは僕達ライバルじゃなくて、友達で行こう!」
サトシ「………ああ!!」
サトシとヒロシはお互い握手した。
レオン「ピカ!」
レオンはピカチュウとシャワーズの方へ両手を伸ばした。
ピカチュウ「ピカ!」
シャワーズ「僕達も友達だよ!」
ピカチュウとシャワーズとレオンはお互い握手した。
シャワーズ「次もがんばろうね、サトシ!」
サトシ「うん!」

18回戦でヒロシと戦い、見事に勝利したサトシ。 お互いの友情を心に告げ、仲の
良い友達となった。 さて、リーグ戦の最後まで後もう少し! そして次に行なわれるの
は、セミファイナル! 果たして、どんな強者がサトシを待ち構えているのであろうか? 
とその前に、一方客席の方でサトシを見詰めていたブルーは…

ブルー「……………」
ブルーはサトシの笑顔を見ながら、顔が少し赤くなった。
ブルー(サトシ…)

果たしてブルーはサトシに対してどんな気持ちがあるのか? それは、次回へ続く♪
続くったら続く〜♪