ポケットモンスター小説版
167話 大空洞! リユニオン対決!

大空洞への進行途中、セフィロスの手に操られていた幻のポケモンミュウを救出し、ミュウ
を新たな仲間に追加させたサトシ達。 メテオ激突まで後三日…サトシ達は遂に、お月見山
の北エリア、大空洞へ辿り着いた。 その場所は見ての通り、巨大な穴になっている。 
飛空艇フェニックスはようやく、その場に到着した。

カルロス「間もなく、目的地大空洞へ到着! 敵がどこから襲撃するかも知れないから、
     くれぐれも戦闘準備を整える事! 着陸したら、第三甲板から出撃だ!」
サトシ「いよいよだな…リユニオンとの戦いが…」
シャワーズ「うん…」
ピカチュウ「ピカ…」
アークスト「………死ぬのは怖くないか?」
サトシ「…そりゃ怖いさ…けど怖くても逃げる訳には行かないよ!」
レッド「…それでこそ俺の弟だな。 いい根性してるぜ!」
シュウ「…まあ、その前に………サトシ、お前本当にそのミュウを俺に譲ってくれないの
    か?」
サトシ「…しつこいぞ、シュウ…何度も言ったけど、絶対あげない…」
シュウ「頼むよー、俺に譲ってくれないか?」
サトシ「だから嫌だってあれほど言ってるだろ!? だいたい何でそんなにミュウ
    欲しがるんだよ? これでも一緒に図鑑のポケモン集めに協力してるんだろ? 
    ミュウの内容はお前の図鑑に登録されてるんだから、必要ないだろ?」
シュウ「そ、そうだけど…実は、俺の親父、ミュウを探してんだ。 俺の親父めちゃくちゃ
    ミュウ
LOVEな奴なんでね、そいつを探すために俺達家族から離れたんだよ…
    だから、ミュウさえ持っていれば、親父帰ってくるかなと思って…」
ゼトラ「(…なるほど、あいつの父親の仕事はそう言う事だったのか…)」
サトシ「そ、そうなのか?」
シュウ「そうなんだよ。 親父がミュウを持っていれば、帰って来るんだよ。 だからさ、
    ちょうだい!」
サトシ「ダメ。」
シュウ「やっぱりダメなのかよ!?」
サトシ「ダメだよ! 理由があっても俺がゲットしたんだからダメはダメなの!!」
シュウ「そんな〜〜〜!!!」
サカキ「…お前達ってこんなに騒がしいのか?」
シゲル「いつもはそうじゃねえけどな。」
カルロス「飛空挺フェニックス、着陸完了! 全トレーナー、第三甲板から出撃せよ!」
サトシ「よし! みんな、行くぜ!!!」
全員「おう!!!」

―大空洞―

サトシ達は、フェニックス第三甲板から降り、大空洞の地上に踏み入れた。 その風景は、
ただただ何もない荒野で、風が吹きまくっていた。 風の音以外、殆ど静かで、サトシ達
以外の人気は全く感じない…
アツコ「…静かね…誰もいないわ…」
セイジ「いや、いないように見えるけど、多分誰かがいるじゃないのか?」
ファンダ「セイジの言う通り、リユニオンはこの辺りのどこかに隠れている。 気配は無に
     なりながら、どこかに俺達を見ているかも知れない…」
ピッピ「無って何でしゅか?」
ファンダ「…ないって言う意味だ。」
サトシ「とにかく、みんな! ここはボール、基武器の準備するんだ! 多分奴らはどこ
    から襲ってくる危険性があるからな!」
そう言いながら仲間達は頷き、ボールと武器の準備を整った。
サトシ「よーし…おーーーい、リユニオーーーン!!! 約束通り来たぜーーー!!! 
    いるんだったらおとなしく出て来ーーーい!!!」
サトシはそう叫んだ。 と、その時…!!!
ゼトラ「…!!! サトシ、避けろ!!!」
サトシ「え?」
ボゴ…!! その時サトシの足元に何かが出そうになった!
サトシ「…!? うわ!?」
ドガシャーーーー!!! サトシの真下から噴水が襲い掛けて来たが、ゼトラの合図で
サトシは上手く避けられた。
シゲル「サトシ、大丈夫か!?」
サトシ「あ、ああ…け、けど今のは…!?」
???「ヘッヘッヘ…さすが俺の技「水流噴出波(すいりゅうふんしゅっぱ)」を避け
    切れたな? まあ、ゼトラが合図を出していなければお陀仏になってただろう
    な?」
カオルコ「…!? 誰ですの!?」
ヨシキ「誰だ、今の!?」
サトシ「…!! その声は…!!」
その時前にあった岩石の裏から人影が現れた!
???「おやおや、サトシは俺の声をちゃんと覚えていたのか。 新人ばかりいるが、俺の
    存在を存じる奴がまだいるのは光栄だよ…」
サトシ「お前は………ゲルト!!!」
そして岩石から出て来たのは、「魚水鬼軍団」団長のゲルトだった!
ゲルト「ほう、ついでに俺の名前までも覚えてくれるとは、これはこれは光栄だよ! まあ、
    他にも久しぶりに会えるとはな!」
ウミオ「ああ!!! あいつ知ってる!!! ハナダジムを二度も襲ったって言う奴
    だ!!」
スイート「え!? あのニュースでよく言ってた!?」
ゲルト「ほう…どうやら俺は全国的有名になってんだな? まあ、そりゃそうさ。 あの
    ジムを二度も襲ったんだしな。 後で邪魔が入って失敗しちまったけどよ! でも
    まあ、今度は何だかな? 最初はゼトラとデルヴァが俺達を裏切り、今度は
    アークストとファンダとザノアまでもか? 裏切る事なんて一度も思っちゃ
    いねえのによ!」
アークスト「私は最初からお前達の行動が気に加えなかっただけだ! 私は無意味な争いを
      楽しむほどの愚か者ではない!」
ファンダ「俺も同じだぜ! バカバカしい任務を無理矢理押し付けさせやがってよ!」
ザノア「戦争などは私の趣味ではありません。 けど強制的に軍団を入隊させたその罪は、
    私は許せません…」
ゲルト「ケッ、どいつもこいつもバカみてえに役に立たねえ奴ばかりだと思ったぜ! 
    まあいい、こっちには十分心強い仲間がいるんでね!」
サトシ「何!?」
???
B「「毒殺針撃(どくさつしんげき)」!!!」
???
C「「落雷殺襲撃(らくらいさっしゅうげき)」!!!」
突然サトシ達の上に毒針と落雷が落ちて来た!
ザノア「…!!! 「魔光壁(まこうへき)」!!!」
カッ!!! ドカーーーーーーーーン!!! ザノアはバリアを張り、攻撃から防いだ!
ソラオ「な、何だ今のは!?」
ゼトラ「今のは…レグナとラトス!?」
シュンシュン!!! そして「毒木草軍団」団長のレグナと「雷電神軍団」団長のラトスの
姿を現した!
レグナ「ほう、俺達名前も覚えててくれるとは…」
ラトス「さすが我が裏切り者だぜ。 けどよく俺達の攻撃を防げたな?」
サトシ「レグナ!! ラトス!!」
???
D「「死霊弾(しりょうだん)」!!!」
その時サトシ達の後ろから死霊が襲ってきた!
カルロス「…!!! 「我道拳(がどうけん)」!!!」
ドーーーーーーン!!! カルロスの手のひらから衝撃波を撃ち放ち、死霊を打ち消した!
シュウ「い!? こ、今度は何だ!?」
カルロス「あれは死霊…まさか、ガレムか!?」
シュンシュン!!! そして「呪霊死軍団」団長ガレムともう一人の人影が現れた。 そう、
もう一人は、「昆虫鬼軍団」団長ゼネンであった!
ガレム「これはこれは、技だけで分かるとは、なかなかセンスのいい獣人だな?」
サトシ「ガレム!! それにゼネン!?」
ゼネン「クックック、久しぶりだな? バタフリーの群れを襲った時以来だったな?」
サトシ「まさかお前までも…」
カルロス「…!!!」
ドカッ!!!! 突然何者かがカルロスに襲いかけて来たが、カルロスはそれを上手く
防げた!
カルロス「な!? お、お前は…ザクロン!?」
そう、攻撃を仕掛けた人物の正体は、「獣闘士軍団」団長のザクロンだった!
ザクロン「フッ、俺の攻撃を上手く受け止めたとは、相当鍛えてたらしいな?」
サトシ「お前、ヤマブキの格闘道場と
P-1グランプリの時の…!!」
???
E「「爆転襲殺撃(ばくてんしゅうさつげき)」!!!」
???
F「「地流襲波斬(ちりゅうしゅうはざん)」!!!」
???
G「「血線刺烈波(けっせんしれっぱ)」!!!」
???
H「「闇光波(あんこうは)」!!!」
その時サトシ達の周囲から、ドリルミサイルに岩石の波、血のような波動と黒い光線が襲い
かけて来た!
サトシ達「な!?」
ブレイク「くそ!!! 「ストームトルネード」+「ローリングシールド」、合体!! 
     竜巻の盾、「ストームシールド」!!!」
ドブァーーーーーーーー!!! ドカーーーーーーン!!! ブレイクはサトシ達の周辺に
巨大な竜巻を作り、全ての攻撃から防げた!
トミオ「な、何だ今のは!?」
リョウマ「四つに一度攻撃しやがったぞ!?」
サトシ「今のは…ラマセスにガロン…ネクロにゾーマだな!?」
シュンシュンシュンシュン!!! その後「鉄工器軍団」団長のラマセスに「岩獣地軍団」
団長のガロン、「不死鬼軍団」団長のネクロに「妖魔師軍団」団長のゾーマが現れた!
ガロン「クックック、俺達をまだ覚えていたのか…」
ラマセス「しかもブレイクがいつの間に合体技を出せるようになったとはな…?」
ネクロ「それに上手く俺達の技まで弾き飛ばせたとは…」
ゾーマ「相当腕が上がったんだな?」
アツコ「…!! ゾーマ、あんた確か、ウチのサーカスで…!!」
ナツメ「それにネクロ…確かあんた、シオンタウンのポケモンタワーで…!!」
ゾーマ「これはこれは。 俺達の存在をちゃんと覚えているとは…」
ネクロ「光栄だな…」
アツコ「まさか、あんた達までここにいたなんて…」
ブルーザー「ん…!?」
ガチャ!!! 突然何者かがブルーザーに襲いかけて来たが、ブルーザーはそれを剣で
上手く受け止めた!
クリスティ「ブルーザー!?」
ブルーザー「くっ…!! こいつは…ヘレクだな!?」
そう、攻撃を仕掛けてきた人物の正体は、「戦闘士軍団」団長のヘレクだった!
ヘレク「さすがアーマーナイトのブルーザー…俺の攻撃で読み取れるとは、相当修行
    したんだな?」
ブルーザー「…そっちこそ、俺の名を勝手に知りやがって!」
???
I「「影輪斬(えいりんざん)」!!!」
サトシ「…!!! コゴロウ、後ろ!!!」
サトシの言う通り、コゴロウの後ろから手裏剣らしきなエネルギー弾が襲いかけて来た!
コゴロウ「…!!!」
ガッ!!! だがコゴロウは素早く振り向き、その手裏剣を受け止めた! その後、手裏剣
は一瞬に消えた。
コゴロウ「…さっきの手裏剣…もしやフェラルドの物だな?」
シュン!!! その後コゴロウの前に「忍術影軍団」団長のフェラルドが現れた!
フェラルド「フン…まさか俺の攻撃で分かったとは、見切りのいい奴だ。」
コゴロウ「ヘッ!! そっちこそ卑怯な真似でやりやがるな!」
キョウ「お主は…拙者のジムで…!!」
???
J「「酸液球弾(さんえききゅうだん)」!!!」
???
K「「獣王拳(じゅうおうけん)」!!!」
その時サトシ達の左右から硫酸の弾と獣のような顔をしたエネルギー弾が襲いかけて来た!
サトシ達「うわ!!!」
アークスト「ザノア!!!」
ザノア「は、はい!!! 「魔光壁」!!!」
アークスト「「黒守壁(こくしゅへき)」!!!」
ドカーーーーーーーーーン!!! アークストとザノアが張ったバリアで、二つの攻撃から
防げた!
ザノア「…さっきの攻撃は…」
アークスト「…ヴァルプとイグゼスだな?」
シュンシュン!!! その後「液体獣軍団」団長のヴァルプと「猛獣鬼軍団」団長の
イグゼスが現れた!
ヴァルプ「ヘッヘッヘ、さすがアークストとザノア…」
イグゼス「俺達の攻撃を上手く見切ったとはな!」
アヤ「ヴァルプ!? 確か、ジムであたし達を襲った…!!」
???
L「「翔閃斬(しょうせんざん)」!!!」
???
M「「氷光波(ひょうこうは)」!!!」
その時どこかから真空波と冷凍光線が撃ち放ってきた!!
クリスティ「…!!! 「ホーリーボール」!!!」
ドカーーーーーーン!!! クリスティは聖球を撃ち放ち、二つの攻撃を打ち消した!
ファンダ「さっきの真空波…ベルガーダだな!?」
ゼトラ「しかもあの氷の光線…ヘルザード!!」
シュンシュン!!! その後「飛空鳥軍団」団長のベルガーダと「氷河冷軍団」団長の
ヘルザードが現れた!
ベルガーダ「さすがファンダ…俺の真空波を簡単に読み取れたとはな!」
ヘルザード「特にゼトラも良く俺の攻撃を読み取れたな。」
ケイタ「あ!! べ、ベルガーダ!? お前確か俺のカモネギを…!!」
サトシ「ヘルザード!? お前、双子島で…!!」
ゲルト「クックックック…みんなお揃いでようこそ、大空洞へ。 俺達はリユニオン、この
    星を破壊する最強の軍団だ!」
ケン「こいつらが…リユニオン!?」
リン「…みんなゼトラと同じ服…」
ラン「でも髪型とか全然違う…」
シュウ「んな事言ってる場合じゃねえだろ!?」
サトシ「お前達、まさかセフィロスの命令通り、俺達の足止めをするためにここに来た
    のか!?」
レグナ「そうだ。 お前達が俺達の邪魔をしないよう、ここで始末しろと言う使命をな!」
ラトス「ところでどうだったんだ? 俺達のクライマックスセレモニーを? 飛び切りな
    迫力を味わってくれたかな?」
サトシ「何だと!?」
シゲル「お前達のおかげで、俺達の街が滅ぼされたじゃねえか!!」
ブルー「そうよ!! それに罪のない人達まで傷つけちゃって!!」
イエロー「特に無実な野性ポケモン達だって傷付けたじゃないですか!!」
ガレム「フン! それがどうした? この星を消すにはそう言うくだらん物は不要だ。 
    俺達がやった事が何が悪い?」
サトシ「何!?」
ユウキ「でも、何でそんな酷い事するの!? 何故そんなにこの世界を破壊したいの!?」
マサトシ「そうやで!! 悪事には必ず理由があるはずやろ!?」
ゼネン「貴様らには理由を知る必要などない。 けど、どうしてもと言うのなら、
    セフィロス様に聞くんだな。 それまでに俺達を倒せるかどうかな?」
サトシ「何だと!?」
ザクロン「クックック、以前は負けていたが、今回の俺達はそんな甘くはないからな!」
ラマセス「例えそっちが人数を増やしたとしても、こっちの力は貴様らよりも上だから
     な!」
ガロン「今日からここが貴様らの墓場となる場所だ! 死ぬ覚悟はいいだろうな!!」
サトシ「くっ…とにかく、ここで一同で戦うのは不利だ。 ここは二手に別れて戦うしか
    ない! チーム別を決めよう!」
ユウタ「その方が簡単だな!」
サトシ「ああ…でも、アイちゃん。 悪いけど今回はフェニックスに戻ってくれないか? 
    今の君じゃ、こいつらの相手になれないかも知れない。 ポケモンも持ってない
    限りに。」
アイ「え!? でも、あたしもみんなと…!!」
サトシ「次の戦いは必ず戦わせるよ。 その時まで俺のポケモンの二匹、借りさせてやる
    から! 約束するよ、必ず!」
アイ「………分かった。 けど、約束よ! 必ず無事にいてね!」
サトシ「ああ!」
アイはサトシの言われた通り、仕方なくフェニックスへ戻った。
サトシ「よし、組み合わせは…」

サトシの作戦で、チームはこのように並んだ…
ゲルト
VSサトシ、レッド、ヒロシ、ブルー、カスミ、サクラ、アヤメ、ボタン、ミズキ、
     カイト、ウミオ、アーモンド、ワタル
レグナ
VSイエロー、ジュン、エリカ、フウコ、アツシ、キヨミ、カツラ、アツコ、ルミカ、
     スバル、カオルコ、サユリ、ユウタ、デルヴァ
ラトス
VSシゲル、グリーン、マチス、ライゾウ、カズ、カツコ、シュウ、マロン、
     コサブロウ、ゴエモン、ファンダ
ガレム&ネクロ&ゾーマ
VSナツメ、キクコ、サノスケ、クリスティ、アークスト、
             ザノア
ゼネン&ヴァルプ
VSサムライ、ヤス、トミオ、ムサシ、コジロウ、ハンゾウ、キョウ、
          アヤ、コウム
ザクロン&イグゼス
VSカルロス、ダイスケ、キース、エニシ、ユウキ、シンジ、シバ
ガロン
VSタケシ、アキラ、セイヨ、マサ、サイゾウ、ヨシキ、サカキ
ラマセス
VSブレイク、ケン
ヘレク
VSブルーザー、アシュラ、イミテ、タイチ、ツグミ、リン、マサトシ、ココナッツ、
     ウォール、ヤマト
フェラルド
VSコゴロウ、ゼトラ
ベルガーダ
VSドリオ、ケイタ、ヒバリ、ソラオ、ラン、リョウマ
ヘルザード
VSカンナ、ミサ、セイジ
…に決まったようだ。

サトシ「よし、この組み合わせで行くぜ!」
全員「おう!!!」
そしてサトシ達はチーム別に別れ、リユニオンの相手にした。
ゲルト「ほう、俺の最初の相手は貴様らとなるのか…これは期待していたぜ。 ちょうど
    前々の敗北を払う所だぜ!」
サトシ「お兄ちゃん、みんな、こいつだけは油断するなよ! 俺が前こいつと戦ったよりも
    強いかもしれないからな!」
レッド「サトシがそこまで言うんだったら、気を付けないとな。」
フェラルド「フン、俺の相手は裏切り者のゼトラか。 死刑にするのもちょうどいい都合だ。
ゼトラ「コゴロウ、こいつは油断するなよ。 いくらお前に新しい忍術を覚えたと言え、
    こいつは以前よりも強くなってるかもしれないからな。」
コゴロウ「分かってるよ!」
レグナ「俺の相手はさすがに見知らぬ奴だが、後片付けにするのもちょうどいい。 すぐに
    終わらせてもらおう。」
イエロー「…あ、あの…この人、ホントに強いんですか?」
デルヴァ「分からねえ…けど、最後まであったときよりも強まってるかも知れねえ…
     なるべく気を付けろよ。」
ラトス「クックック…体がはしゃぐぜ…早く始末してえぜ…」
シゲル「こ、こいつ…前よりも凶悪だな…」
グリーン「シゲル、何が何でも油断は禁物だ。 俺には会った事は当然ないが、こいつ、
     かなり行けるかも知れない…注意しろよ。」
シゲル「へ、ヘッ、分かってるさ!」
ファンダ「いいか、何が何でも油断するなよ! あいつ、俺が最後まで見た時よりも厄介に
     見えそうだからな!」
マロン「う、うん…」
ガレム「フン、以前裏切り者のアークストとザノアと、他のお仲間さんが俺達の相手か。」
ゾーマ「面白ぇ…」
ネクロ「死体処理にちょうどいいな。」
ナツメ「…かなり本気みたいね…」
クリスティ「うん…しかもかなり強い魔力も感じるわ…」
アークスト「気を付けろよ。 こいつら、以前よりも強くなったかも知れないからな。」
ザノア「ええ、調べなくても分かっています。」
ムサシ「あんた達、戦ってて大丈夫なの?」
アーボック
2「大丈夫さ! 俺でも平気に行けるぜ!」
アーボ
1「さすが兄貴!」
アーボ
2「勇気あるね!」
コジロウ「…ちょっと不安が感じるが…」
ザクロン「ヘッヘッヘ…獣人が俺の相手か。 それに他の雑魚までもか…」
カルロス「雑魚呼ばれするのは、
1000年早すぎんじゃねえのか?」
そう言いながらカルロスは拳の骨を折り鳴らした。
ガロン「よお、細目。 死ぬ覚悟は出来てんだろうな?」
タケシ「………さすが俺に悪口を言うとは…元ニビジムリーダーを舐めるなよ!」
ラマセス「ケッ、俺の相手はこれっぽちかよ? 付いてねえな。 まあ、いい。 早く
     片付けるのもちょうどいいもんだ!」
ブレイク「いいか、ケン。 こいつは手強い相手かも知れないからな! くれぐれも油断
     せずに行けよ!」
ケン「あ、ああ…」
ヘレク「俺の相手はお前達か。 騎士(ナイト)も含めているとは…楽しい戦争ごっこに
    なりそうだな?」
ブルーザー「戦争か………昔俺入ってたな、そう言う物騒ぎ…あん時は遊びじゃなかった
      けどな。 けど、ここに来てからには逃げる訳には行かねえ! どちらが最強
      なのか、見せてやるぜ!!!」
ウォール「お師匠様、本当に貴方を使っていいのでしょうか?」
メタモン「大丈夫じゃ。 お前に対してはいい試練になるかも知れんからな!」
ウォール「そ、そうなんですか?」
その後、サトシ達は早速ポケモンを出し、戦闘に構えた。 その間フェニックスの
第三甲板にいたアイは、戦いを見始める。
アイ「サトシ君…みんな…無事にいてくれるといいけど…」
サトシ「みんな、気合入れて行くぞ!!!」
全員「おう!!!」
サトシ「ピカチュウ、「電気ショック」!!!」
レッド「ピカは「
10万ボルト」!!!」
ヒロシ「レオンは「雷」だ!!!」
ピカチュウ・ピカ・レオン「ピーーーカーーーチュウーーーーーーーーーー!!!!」
ビリリリリリリリリリリリ!!!! ピカチュウ達の電撃はゲルトに向かった!
ゲルト「フン! 「水球壁(すいきゅうへき)」!!!」
ドカーーーーーーーン!!! だが攻撃はゲルトが作った泡で弾き飛ばした!
サトシ「何!?」
レッド「効いてない!?」
ゲルト「いつも俺はそんなチンピラな電気で死ねると思ったか?」
カスミ「うそ!? 水は電気に通すはずなのに!?」
ミズキ「以前よりも強くなってんだな…」
サトシ「くっ…こうなったら次は強力な水攻撃で行くぜ!!」
レッド「そう来るか! ギャラ(ギャラドス)、行け!!」
ギャラ「グォオオオオオオ!!!」
サトシ「え!? ギャラドス!? も、持ってたの?」
レッド「ああ。 交換で貰ったんでね!」
サトシ「そ、そうなの…と、とにかく、総攻撃で行くぞ!! シャワーズ!」
レッド「ギャラ!」
カスミ「ヒトデマン!」
サクラ「ジュゴン!」
アヤメ「アズマオウ!」
ボタン「スターミー!」
ミズキ「シャワーズ!」
サトシ達「「ハイドロポンプ」!!!」
カイト「キングラーは「バブル光線」だ!!!」
ワタル「ハクリューも「バブル光線」!!!」
アーモンド「ゼニは「水鉄砲」で行け!」
ゼニガメ「はい!!」
バシューーーーーーーーーー!!! サトシ達の水系ポケモン達は水攻撃でゲルトに
撃った!
ゲルト「はぁああああっ!!!」
ドブーーーーーーン!!! だがゲルトは手のひらで攻撃を吸収した!
サトシ達「え!?」
ゲルト「ケッ、貴様らの程度はこんな物か? 水攻撃ってのはな………こう言うもん
    なんだよ!!! 「撃砲水波(げきほうすいは)」!!!」
ドバーーーーーーーーーーーー!!!!! ゲルトは吸収した攻撃を打ち返した!
サトシ達「うわーーーーーーーー(きゃーーーーーーーー)!!!」
ワタル「な、何だ、こいつの力!?」
アヤメ「つ、強すぎるわ…!?」
ゲルト「ハッハッハッハ!!! 俺様の力を舐めんな!!!」

VSレグナサイド―

一方イエロー達はレグナと戦っているが、この戦いもかなりの激しさである。
ダネリーナ「動かさないでちゅよ!!! えい!!」
シュルルルルル!!! ガシ!!! ダネリーナは「つるの鞭」でレグナの腕に巻いた!
レグナ「ん!?」
ジュン「ウツドン、君も「つるの鞭」!!」
カオルコ「マダツボミもおやりなさい!!」
サユリ「フシギソウも手伝って!!」
シュルルルルル!!! ガシ!!! ジュン達のポケモンも「つるの鞭」でレグナを
掴んだ!
ダネリーナ「今でちゅよ!!」
イエロー「あ、はい!! バナすけ!!」
エリカ「クサイハナ!!」
ルミカ「ラフレシア!!」
キヨミ「パラセクト!!」
アツコ「タマタマ!!」
スバル「ナッシー!!」
イエロー「「ソーラービーム」!!!」
フウコ「ギャロップ!!」
アツシ「ブースター!!」
カツラ「ブーバー!!」
ユウタ「ブーバー!!」
フウコ達「「大文字」!!!」
ヒトカゲ「燃え尽きろ!!! 「火炎放射」!!!」
デルヴァ「食らえ、「火球弾炎脚」!!!」
バシューーーーーーーーー!!! イエロー達の攻撃は真っ直ぐレグナに向かう!
レグナ「フン、こんなもんで…俺を殺せるか!?」
ブン!!! レグナは巻かれた「つるの鞭」でダネリーナ達を引っ張り上げた!
ダネリーナ「え!?」
イエロー達「あ!!!」
ドカーーーーーーーーーーン!!! 引っ張り上がれたダネリーナ達は、そのまま
イエロー達の攻撃に命中した!
ダネリーナ「い、たあ…」
ヒトカゲ「ダネリーナ!!!」
ジュン「ウツドン!!!」
カオルコ「マダツボミ!!!」
サユリ「フシギソウ!!!」
カツラ「くっ、何て酷い事…ポケモンを盾代わりにするとは!」
デルヴァ「それだけじゃねえ! 炎系の技まで平気な顔してやがる!!」
レグナ「ヘッ、大体そんな技を繰り出す方が悪いんだよ。 まあ、俺に対しちゃあ弱い
    攻撃だ。 本当の攻撃は…こう言うもんだ!!! 「草陽光波
    (そうようこうは)」!!!」
バシューーーーーーーーーー!!! ドカーーーーーーーーン!!! レグナの手から撃ち
放ったエネルギー波はイエロー達に命中した!
イエロー達「うわーーーーーーーー(きゃーーーーーーーー)!!!」
エリカ「な、何ですの、今の!?」
デルヴァ「…「ソーラービーム」同様、太陽エネルギーを利用して発揮している草属性の
     技か!?」
レグナ「ハーーーッハッハッハ!!! 見たか!! これが草能力の真の力だ!!!」

VSラトスサイド―

一方シゲル達はラトスと戦っているが、ここはかなりの苦戦である。
ラトス「おらぁああ!!! 「雷針落殺撃(らいしんらくさつげき)」!!!」
ドカーーーーーーーーーーン!!! ラトスは雷を落とすが、シゲル達は慌てながら攻撃を
避けた。
シゲル「うわっ!!! な、何だよこいつ!? めちゃくちゃじゃねえか!?」
シュウ「こんなに強かったなんて聞いてねえぞ!?」
グリーン「油断するな、シゲル!! 総攻撃で奴を落とすぞ!!」
シゲル「あ、ああ!! サンダース!!」
マチス「ライチュウ!!」
ライゾウ「サンダース!!」
カズ「エレブー!!」
カツコ「ライちゃん!!」
シュウ「ピカチュウ!!」
マロン「ピカチュウ!!」
コサブロウ「マルマイン!!」
ゴエモン「エレブー!!」
シゲル達「「
10万ボルト」!!!」
グリーン「ピジョット、こちらは「風起こし」!!!」
ファンダ「俺はこいつだ!! 「突風撃」!!!」
バシューーーーーーーーー!!! シゲル達の攻撃は真っ直ぐラトスに向かう!
ラトス「弱い!! 「雷光壁(らいこうへき)」!!!」
バシーーーーーン!!! ラトスの周りに電気に出来ているバリアを張り、シゲル達の
攻撃が弾き飛ばされた!
シゲル「な、何!?」
グリーン「ば、バリア!?」
ラトス「甘すぎるぜ、てめえら!! 「電流暴烈波(でんりゅうぼうれっぱ)」!!!」
ビリリリリリリリリリリ!!! ラトスは両手から電流を出し、シゲル達に直撃した!
シゲル達「うわーーーーーーーー(きゃーーーーーー)!!!」
ピカチュウ
3「ピ、ピカ〜!!」
ピカチュウ
2『強すぎる…!!』
ラトス「ハッハッハッハ!!! このまま安楽死させるのが楽しみだぜ!!!」

VSガレムチームサイド―

一方ナツメ達は、ガレム達と戦っていた。
ネクロ「「獄死骨針撃(ごくしこっしんげき)」!!!」
ドガガーーーーーン!!! ネクロは地面から血に濡れた巨大な刺を繰り出し、ナツメ達に
襲いかけた! 一部的にキクコのゲンガーが命中した!
ゲンガー「ゲン!!!」
キクコ「ゲンガー!! 大丈夫かい!?」
ガレム「次はこいつだ! 「紫霊爆破(しれいばくは)」!!!」
ドカーーーーーーン!!! 突然ガレムが起こした爆発がサノスケのスリーパーに命中
した!
スリーパー「スリ!?」
サノスケ「あ、スリーパー!!」
ナツメ「い、行けないわ…このままじゃこっちが負けちゃう…!」
アークスト「諦めるな! こちらも攻撃すれば怖くはないはず!!」
ザノア「希望を捨てる余裕なんてありませんよ!!」
クリスティ「そうね…総攻撃で行くわよ!!」
ナツメ「え、ええ!! ユンゲラー、「サイケ光線」!!!」
クリスティ「「サンダーストーム」!!!」
アークスト「食らえ、「黒炎滅宵破(こくえんめっしょうは)」!!!」
ザノア「行きますよ、「白雷光牙撃(はくらいこうがげき)」!!!」
バシューーーーーーーー!!! ナツメ達の攻撃が真っ直ぐガレム達に向かう!
ゾーマ「フン、愚かしい…「魔光壁(まこうへき)」!!!」
ドバーーーーーーン!!! だがゾーマは壁を作り、攻撃を弾き飛ばした!
ナツメ「え!?」
アークスト「くっ、やはり効かぬか…!!」
ゾーマ「お前達の攻撃はそんな物か? だったらお返ししてやる! 「魔雷襲撃(まらい
    しゅうげき)」!!!」
ドカーーーーーーーーーン!!!
ナツメ達「きゃーーーーーーーー(うわーーーーーーーー)!!!」
ゾーマ「フン、弱い…」
ナツメ「うっ…つ、強い…」
アークスト「さ、さすがにここまで強くなっていたとは…!」
ザノア「さすがに…計算違いですね…」
サノスケ「す、すまねえ、俺達がただ足手纏いになっちまって…」
キクコ「ここまで何も出来ないとは、四天王失格だ…」
ナツメ「あ、ううん。 気にしないで! みんなには何も悪くないから!」
アークスト「とにかく、諦めずに行くぞ…」
ナツメ「うん…!」

VSゼネンチーム―

一方ムサシ達は、ゼネンチームと戦っていた。
ムサシ「アーボック、「毒針」で行くよ!!」
アーボック
1「シャーーーボック!!!」
アーボック
2「お、おう!! 行くぜ!!」
アーボ
12「行くぜーーー!!!」
シュシュシュシュ!!! アーボック達の口から吐いた「毒針」はゼネンに向かう!
ゼネン「フン!! 「剣虫斬手(けんちゅうざんて)」!!」
ザシュン!!! だがゼネンが手から出した波動は思いっきり「毒針」を振り飛ばした!
ムサシ「え!?」
ゼネン「雑魚の攻撃で俺を始末出来ると思ったか? 残念ながら大間違いだったようだな! 
    食らえ、「炎虫溶吐(えんちゅうようと)」!!!」
ブォーーーーーーーー!!! ゼネンの口から炎を吹き、ムサシ達に攻撃した!
ムサシ「きゃーーーーーー(うわーーーーーー)!!!」
アーボック
2「な、何だこいつ!? 口から火吹きやがった!?」
ヴァルプ「そりゃそうさ。 なぜならこいつは「虫人(バグマン)」なんだからな。」
アーボック
2「バグマン?」
ゼネン「そう。 虫人(バグマン)とはな、人間のような姿をした昆虫種族の事なんだよ。 
    歴代では誕生から成長期まで虫の姿だが、成人では人間型の昆虫に成長すると
    言われている。 成長すれば、様々な能力が上昇する。 育成中心は「育成虫人
    (ケアーバグマン)」、材料集め中心は「運勢虫人(キャリアバグマン)」、戦闘
    中心は「兵隊虫人(ソルジャーバグマン)」。 俺はその「兵隊虫人(ソルジャー
    バグマン)」だ。 戦闘中心であるため、攻撃用の虫人技が使える。」
コウム「なるほど…多くの昆虫種類の特徴を原理にして技を出してるって訳か…」
サムライ「ならば油断は無用でござる! バタフリー!」
トミオ「モルフォン!」
アヤ「コンパン!」
サムライ達「「サイコキネシス」!!!」
キョウ「こちらも行くぞ! ゴルバット!」
コウム「俺のゴルバットも協力だ!」
キョウ達「「超音波」!!!」
ヤス「ストライク、こっちは「剣の舞」だ!!!」
バシューーーーーーー!!! サムライ達のポケモン達の攻撃派でゼネン達に向かう。
ゼネン「無駄だ、「岩虫豪床(がんちゅうごうしょう)」!!!」
ドゴッ!!! バシーーーーン!!! だがゼネンは地面から大きな岩を堀上げ、攻撃から
防げた。
サムライ「な、何!?」
ゼネン「次はこいつだ! 「角虫破砕(かくちゅうはさい)」!!!」
ドカッ!!! ドゴーーーーーン!!! ゼネンは思いっきりその岩を突き飛ばし、
ポケモン達に命中した!
ヤス「な!? ば、バカな!?」
アヤ「あたし達の攻撃が効かないなんて!?」
コジロウ「こうなったらマタドガス、「ヘドロ攻撃」だ!!」
ハンゾウ「ベトベトンも行け!!」
ベトーーーーーーー!!! コジロウとハンゾウのポケモンは「ヘドロ攻撃」でゼネン達に
攻撃した!
ヴァルプ「フン、そんなの効かん!」
ドボッ!!! だがヴァルプは攻撃を素手で吸収した!
コジロウ「いっ!?」
ハンゾウ「効いてない!?」
ヴァルプ「フッ、バカな人間が。 「溶水砲消波(ようすいほうしょうは)」!!!」
ドバーーーーーーー!!! ヴァルプの手から硫酸の噴水を撃ち放ち、コジロウ達に
目掛けた!
コジロウ「うわ、避けろ!!!」
ドバッ!!! コジロウ達は上手く避けたが、近くに当たった岩石はそのまま溶けて行った。
ハンゾウ「ひっ!! と、溶けてる!?」
ヴァルプ「気を付けるんだな? 一発でもそいつに当たっちまったら死に追いてやるぜ?」
コジロウ「くっ…無念すぎる…」

VSザクロンチーム―

一方カルロス達はザクロンチームと戦っていた。 しかもより激しく。
カルロス「「真空波動拳(しんくうはどうけん)」!!!」
キース「「刃空月閃爪(じんくうげっせんそう)」!!!」
バシューーーーーー!!! カルロスとキースの真っ直ぐザクロン達に向かう。
ザクロン「甘い!! 「覇王拳(はおうけん)」!!!」
ドシューーー!!! ドーーーーン!!! だがザクロンは拳から紫色のエネルギー弾を
撃ち放ち、互いの攻撃が打ち消した。
キース「な、何!?」
カルロス「くっ…強力な技でさえも効かないのか!?」
シバ「ならばエビワラー、「メガトンパンチ」!!!」
ダイスケ「カイリキー、「空手チョップ」!!!」
エニシ「ラッタ、「捨て身タックル」!!!」
ユウキ「ワンリキーも「空手チョップ」!!!」
シンジ「オコリザルも「空手チョップ」だ!!!」
シバ達のポケモン達はザクロン達に攻撃しようとするが…
イグゼス「フン、遅い!! 「獣狂爪殺斬(じゅうきょうそうさつざん)」!!!」
ザシューーー!!! イグゼスは爪でシバ達のポケモン達を叩き飛ばした!
ダイスケ「な、効いてない!?」
エニシ「叩き飛ばされた!?」
シバ「くっ…かなりの手強い相手だ…まさか強力な技までも倒せないとは…!」
ザクロン「ハッハッハ、貴様ら甘すぎるぜ!!」
イグゼス「俺達リユニオンの強さと恐ろしさを舐めんな!!!」

VSガロンサイド―

一方タケシ達はガロンと戦っていた。
タケシ「イワーク!」
アキラ「サンド!」
セイヨ「カラカラ!」
マサ「ゴローニャ!」
サイゾウ「ガラガラ!」
ヨシキ「ゴローニャ!」
サカキ「サイドン!」
タケシ達「「岩雪崩」!!!」
ゴロゴロゴロゴロ!!! タケシ達のポケモン達は「岩雪崩」でガロンに攻撃した!
ガロン「フン! 「砂崩砕波(さほうさいは)」!!!」
ドゴゴゴゴゴゴゴ!!!! だがガロンは「岩雪崩」を必殺技で跳ね返し、タケシ達に攻撃
した!
タケシ達「うわーーーーーーーー(きゃーーーーーーーー)!!!」
ガロン「ハッハッハッハ!!! 俺様の力を舐めると困るんだよな!!!」
タケシ「な、何て強い…」
サカキ「リユニオンと言う奴らはこんなに強かったとは…さすがロケット団にいた時、甘く
    見ていた物だ…」

VSラマセスサイド―

一方ブレイク達はラマセスと戦っていた。
ブレイク「食らえ、「アシッドラッシュ」!!!」
ケン「カラカラ、「骨ブーメラン」!!!」
ブレイク達の攻撃は真っ直ぐラマセスの方へ向かう。
ラマセス「ヘッ! 「鋼盾壁(こうじゅんへき)」!!!」
ドドン!!! ラマセスはサイボーグ化の左腕から大きな盾を作り、攻撃から防げた。
ケン「げっ!! き、効いてない!? しかもブレイクさんの硫酸攻撃までも!?」
ブレイク「くっ…さすがサイボーグは侮れねえ野郎だな…こんな強敵までいるとはな…」
ラマセス「クックック…サイボーグだからと言って舐めるなよ? 上手く改造すれば完璧に
     強くなれるんだよ。 まあ、俺はどこのポンコツよりも上だと言うがな! 
     もっと技あるんだぜ? 見せて味わってやるよ!! 「鉄球弾(てっきゅう
     だん)」!!!」
ドグーーーーーーン!!! ラマセスは左腕から刺鉄球を撃ち放った!
ブレイク「うわっ!! 避けろ!!!」
ケン「お、おう!!」
ブレイクとケンは攻撃を上手く避けた。
ラマセス「よく避けたな。 だが次はどうかな? 「眼光波(がんこうは)」!!!」
バシューーーーーーーーー!!! ドカーーーーン!!! ラマセスのサイボーグ化の右目
から光線が撃ち放ち、ブレイクに直撃した!
ブレイク「うがっ!!!」
ケン「ブレイクさん!!」
ブレイク「い、いや、気にすんな! 大丈夫!」
ラマセス「ほう、さっきの攻撃を受けても平気だとは、案外しぶとい奴だという訳だな。 
     だったらその根性と存在、砕き散らしてやるぜ!!」
ブレイク「ヘッ、先にその錆びた脳天を叩き直すのは俺の方だがな!」

VSヘレクサイド―

一方ブルーザー達はヘレクと戦っていた。 しかもかなりの激しい状態に…
ブルーザー「「フレイムセイバー」!!」
アシュラ「五強聖「魔」術、「紅炎刃(こうえんじん)」!!!」
ブォッ!!! ブルーザーの剣とアシュラの刀は炎に燃え始めた!
ブルーザー「行くぜ!! てやーーーー!!!」
アシュラ「五強聖「速」術、「空束牙(くうそくが)」!!!」
二人の攻撃はヘレクに向かう。
ヘレク「ケッ、遅い!! 「巨空斬(きょくうざん)」!!!」
ガシャン!!! だがヘレクは刀で思いっきり強くブルーザーとアシュラを叩き飛ばした!
ブルーザー・アシュラ「ぐわっ!!!」
リン「うそ!? 叩き飛ばした!?」
ヤマト「あんなに強いブルーザー達が!?」
イミテ「こうなったらあたし達もやるわよ! メタちゃん、ツグミちゃんのピクシーに
    「変身」よ!!」
メタちゃん「モンモン!!」
ポン!!! メタちゃんはピクシーに変身した!
メタモン「それなら私も「変身」するか…ギャラドスにな!! はっ!!!」
ポン!!! メタモンはギャラドスに変身した!
ウォール「うぉ!? お、お師匠様!?」
メタモン「フッフッフ、これなら負けまい…」
イミテ「よーし、それなら「指を振る」で行くよ!!」
メタちゃん「ピックー!」
ツグミ「ピクシーもやるのよ!」
リン「プリンちゃんもやって♪」
ピッピ「よ、よーし! 僕もやるでしゅ!」
チッチッチッチ…イミテ達のポケモン達とピッピは「指を振る」を始めた。
ウォール「「指を振る」はランダム技ですね…一体何が出てくるんでしょうか?」
メタモン「フッ、何なのか予想できるわい。」
メタちゃん「ピックーーーー!!!」
ピッピ「行きましゅよーーー!!! えいっ!!!」
バシューーーーーーーーーー!!! メタちゃん達は「破壊光線」を撃ち放った!
ピッピ「え!?」
ピッピは驚いた。
ココナッツ「やった!! 強力な必殺技、「破壊光線」が出たわ!!」
メタモン「ならばこちらも「破壊光線」で行こう。 はっ!!!」
バシューーーーーーーーーー!!! メタモンは口から「破壊光線」を撃ち放ちた! 
そして全ての攻撃は真っ直ぐヘレクへ向かう。
ヘレク「甘ぇ!!! 」
ザシーーーーーーーーーン!!! だがヘレクは思いっきり「破壊光線」を切り裂いた!
イミテ「え!?」
ツグミ「効いてない!?」
ウォール「って言うか切り裂いた!?」
ピッピ「な、何なんしゅか、今の!?」
さっきの攻撃で混乱するピッピ。
ヘレク「クックック、舐めちゃ困るんだよ、俺の力をよぉ…」
タイチ「こうなったら…イーブイ、「突進」攻撃!!」
マサトシ「ほなニャース、「乱れ引っ掻き」で行け!!」
ニャース
2『あいよ!!』
ニャース「ニャーも行くニャーーー!!!」
ヤマト「ラッタ、こっちも「突進」よ!!」
ココナッツ「イーブイ、貴方もやって!」
イーブイ「え!? ぼ、僕もですか!?」
ココナッツ「当たり前でしょ!? さっさと行くのよ!!!」
ブン!!! そしてココナッツはそのままイーブイを投げ飛ばした。
イーブイ「そんなーーーーー!!!! って言うかこんな扱いないでしょーーー!?」
そしてタイチ達のポケモン達は攻撃を仕掛けるが…
ヘレク「バカめ!! 「旋天舞風斬(せんてんぶふうざん)」!!!」
ザシュワーーーーーー!!! ヘレクは全身回転しながらイーブイ達を叩き飛ばした!!
イーブイ「うぎゃーーー!!!」
ココナッツ「きゃーーー!!! イーブイ!!」
ピッピ「イーブイしゃん、大丈夫でしゅか!?」
タイチ「そ、そんな…!!」
マサトシ「全然効いてへん!?」
ヘレク「ふん、雑魚が…」
この通りイーブイ達は苦戦しているが、そこに立って見ているだけのプリンとプクリン姉妹
は何もしていなかった。 ただサングラスをして、椅子に座り、フルーツサンデーを飲んで
いた。 意外とお気楽状態である。
ニャース「く〜〜〜…こら、おミャーら!! そこでバカンス気分になってニャいで、
     戦うの手伝えニャ!!!」
プリン「プ〜〜〜。」
ニャース「ニャに!? 「めんどくさいから遠慮する」だって!? おミャーらニャにしに
     ここへ来たニャ!?」
そのまま怒るニャースとであった。
ブルーザー「…連れてくるの間違ってたかも…」

VSフェラルドサイド―

一方コゴロウとゼトラはフェラルドと戦っていた。 その迫力さは凄まじい物…
コゴロウ「食らえ、ナバール特殊忍法、「鎌鼬の術(かまいたちのじゅつ)」!!!」
ゼトラ「「烈風斬」!!!」
ザシューーーーーーー!!! コゴロウとゼトラは真空波でフェラルドに攻撃した!
フェラルド「…!!!」
グサ!!! フェラルドは攻撃を受け、切り刻んだ!
コゴロウ「よっしゃ!!!」
ゼトラ「いや、待て…!!」
コゴロウ「え?」
スゥッ…! だが切り裂かれたフェラルドは黒く染まり、そのまま消えて行った!
コゴロウ「な!? 消えた!?」
フェラルド「そりゃそうさ。 これは俺の技「偽身影形掌(ぎしんえいけいしょう)」。 
      残像を作り、相手の攻撃を受けずに生きる回避技だ。 まんまと引っ掛かる
      とはな…」
コゴロウ・ゼトラ「!?」
二人が振り向いたら、そこにはフェラルドがいた。
コゴロウ・ゼトラ「しまっ…!!!」
フェラルド「「影獄刺凶撃(えいきょうしきょうげき)」!!!」
ガシーーーーーーン!!! フェラルドは影から真っ黒な刺を出し、コゴロウとゼトラに
攻撃した!
コゴロウ・ゼトラ「うわっ!!!」
フェラルド「お次は…「魔影獣砕撃(まえいじゅうさいげき)」!!!」
ガシャガシャガシャガシャ!!! フェラルドは影から魔物らしきな生命体を召還し、
コゴロウとゼトラに攻撃した!
コゴロウ・ゼトラ「ぐぁーーーーー!!!」
フェラルド「ハッハッハッハ!!! 軟弱者が!! この俺に刃向かおうなんて
100年も
      早いんだよ!!!」
コゴロウ「くっ…なんて強さだ…」
ゼトラ「うぐ…くそ…」

VSベルガーダサイド―

一方ドリオ達はベルガーダと戦っていた。
ドリオ「ドードリオ、「トライアタック」だ!!」
ケイタ「カモネギ、「かまいたち」!!」
ヒバリ「オニドリル、こちらも「かまいたち」よ!!」
ソラオ「ピジョット、「風起こし」!!」
リョウマ「カモネギも「かまいたち」!!」
ラン「オニドリルも「かまいたち」よ!!」
バシューーーーーーーー!!! ドリオ達のポケモン達の攻撃はベルガーダの方へ向かう。
ベルガーダ「フン、バカが! たあっ!!!」
ダッ!!! ベルガーダは高くジャンプし、攻撃を避けた!
ドリオ「な!?」
ソラオ「避けた!?」
ラン「しかも飛んでる!?」
ベルガーダ「ハッハッハ、俺の力は半端じゃねえんだよ!! 貴様らのような甘ったれ共に
      俺の最強の力を見せてやる!! 「天翔落空斬(てんしょうらっくう
      ざん)」!!!」
ザシューーーーーーーーー!!! ベルガーダは上空から真空波を撃ち放ち、ドリオ達に
攻撃した!
ドリオ達「うわーーーーーーーー(きゃーーーーーーーー)!!!」
リョウマ「く…何て奴だ…」
ケイタ「威力が…でか過ぎる…!」
ベルガーダ「フッハッハッハッハ!!! これで分かったか! 貴様らは俺には勝て
      ねえぞ!!!」

VSヘルザードサイド―

一方カンナ達はヘルザード戦っていた。
ヘルザード「「雹刺落撃(ひょうしらくげき)」!!!」
ヒュンヒュンヒュンヒュン!!! ヘルザードはツララを落とし、カンナ達に攻撃した!
カンナ達「きゃーーーーーーーー(うわーーーーーーーー)!!!」
ミサ「いったーい、何なのよ、あいつは!?」
セイジ「めちゃくちゃ強すぎるじゃないかよ!?」
カンナ「四天王の私なら…こう言う敵には負ける訳には行かないわ…とにかく
    総攻撃よ!! ラプラス!」
ミサ「パルシェン!」
カンナ・ミサ「「冷凍ビーム」!!!」
セイジ「こっちは氷に強い…「大文字」だ、ウインディ!!!」
バシューーーーーーー!!! カンナ達のポケモン達の攻撃はヘルザードに向かう。
ヘルザード「甘い!! 「氷護壁(ひょうごへき)」!!!」
カチーーーン!!! ドゴーーーーン!!! ヘルザードは氷の壁を作り、攻撃を防げた!
カンナ「え!?」
ミナ「き、効いてない!?」
セイジ「ば、バカな!? 炎系技まで効かないのか!?」
ヘルザード「ケッケッケ…愚か者が…そんなへなちょこ攻撃で俺を殺れると思ってんのか? 
      それは無理だ。 なぜなら貴様らを殺るのはこの俺だ!! 「冷雪崩襲波
      (れいせつほうしゅうは)」!!!」
ドゴーーーーーーー!!! ヘルザードは雪崩を出し、カンナ達に襲い掛けた!
カンナ達「きゃーーーーーーーー(うわーーーーーーーー)!!!」
ヘルザード「ハッハッハッハッハ!!! そのまま凍え死ね!!!」

VSゲルトサイド―

一方サトシ達はゲルトと戦っているが、余りにも強さで苦戦していた。
ゲルト「「爆水噴出波(ばくすいふんしゅっぱ)」!!!」
ドゴーーーーーーーン!!!! ゲルトは地面から噴水を打ち出し、サトシ達に直撃した!
サトシ達「うわーーーーーーーー(きゃーーーーーーーー)!!!」
ゲルト「クックック…そろそろバテて来たようだな?」
サトシ「うぐ…」
ピカチュウ「ピ、ピカ…」
シャワーズ「つ、強すぎる…」
サトシは他の仲間達も見回ってみるが、強敵がいるせいでほとんどバテ始めていた。 余り
にも高レベルのせいか、ポケモン達も瀕死に近くなっていた。 その間フェニックス第三
甲板にいたアイも、戦いの風景を見ながら、焦り始めていた。
アイ「ど、どうしよう…みんな負けそうになってるわ…」
シゲル「く、くそ…何て強さなんだ…」
シュウ「こんなに強いなんて…今まで戦った事もねえよ…」
マロン「体…痛いよ…」
ワタル「これまで全力尽くしても無理だなんて…このまま負けるのか、俺達は…?」
サトシ「まだ諦めるな! 俺達には勝てる希望がある! そう信じるんだ!!」
ラトス「希望…? ケッ、そんなくだらん物を信じているのか?」
サトシ「何…!?」
レグナ「貴様らには希望だの一生だのいらねえ。 絶望と死だけだ!」
ガレム「貴様らごと消しちまえば、俺達の望みも実現する事が出来る…」
ゼネン「希望なんぞ潰すさ。 貴様らを殺せばな!」
サトシ「何だと…!?」
ブルーザー「…フッ、バカじゃねえのか、てめえら?」
ゲルト「あー?」
倒れ込んでいたブルーザーは、苦しそうに立ち上がった。
ブルーザー「…無限な光である希望を簡単に殺せるとでも思ってんのか?」
ゲルト「あんだとー?」
サトシ「ブルーザー…?」
ブルーザー「希望は永遠の光…死ぬ事も出来ない無敵の生命だ…お前達闇に生きている雑魚
      なんかに壊れたりしねえんだよ…!」
ヘレク「ほう、何を言うか知らねえが、偉そうな事言ってるようだな?」
ブルーザー「偉そうなもんじゃねえ。 真実その物さ! その希望が俺達にある限り、
      てめえらに殺される訳には行かねえんだよ!」
ネクロ「ケッ、だんだん腹が立って来たぜ…そろそろ棺桶に入れさせてやる!」
ブルーザー「悪いが、そう簡単に俺達を殺れねえぜ? 今まではちと油断していたが、
      今度は本気で行くつもりさ…クラスチェンジでね!!」
サトシ達「え!?」
ゲルト「何?」
その後クリスティ、カルロス、コゴロウ、ブレイク、アシュラとゼトラも立ち上がった。
ブルーザー「見せてやるぜ、希望が俺達に捧げた、正義の力を!! 行くぜ、みんな!!」
クリスティ達「おう!!!」

ブルーザー「ブルーザー、光(ライト)モードクラスチェーーーンジ!!!」
その後ブルーザーの鎧、腕輪とブーツパーツが輝く白金になり、大きくて輝く剣と十字架
付きの盾を手にし、白金の兜を被った。 その後橙色の長い髪の毛も、金髪に変わった。
ブルーザー「…名誉の聖騎士、「パラディン」!!!」

クリスティ「クリスティ、光(ライト)モードクラスチェーーーンジ!!!」
その後クリスティのドレスは赤く変わり、魔女帽子が宝冠に変わり、手に青い木の杖を
持った。 その次青い瞳が黄色に変わった。
クリスティ「…平和の魔術師、「グランデヴィナ」!!!」

カルロス「カルロス、闇(ダーク)モードクラスチェーーーンジ!!!」
その後カルロスの服は青い虎模様のような線の付いた道義と青いズボンに変わり、両腕には
銀色のアームパーツを付け、腕には黒くて長い爪を持ったグローブを付けた。 頭に頭骨の
形をした宝石の飾りと羽の付いた帽子を被った。 その後黒い瞳が黄色に変わり、橙色
だった長い髪の毛も黒髪に変わった。
カルロス「…邪念の格闘家、「デスハンド」!!!」

コゴロウ「コゴロウ、闇(ダーク)モードクラスチェーーーンジ!!!」
その後コゴロウの服装は黒紫に変わり、銀色のアームパーツとブーツパーツ、裏が赤くて
表が黒いマントをした。 バンダナも黒くなり、顔に赤い仮面も付けていたが、それを手で
外す。 片方の手には、赤いお札である。 そう、現在は違うが、これは第
56話に登場
した「ナイトブレード」姿のコゴロウであった!
コゴロウ「…闇黒の暗殺者、「ナイトブレード」!!!」

ブレイク「ブレイク、光(ライト)モードクラスチェーーーンジ!!!」
その後ブレイクの緑色だった全ボディパーツが赤色に変わり、背中にはブースターが張り、サングラスのようなメカを頭に付けた。
ブレイク「…天かける狙撃手、「アルテマフェニックス」!!!」

アシュラ「アシュラ、光(ライト)モードクラスチェーーーンジ!!!」
その後アシュラの鎧もハイテク金と紅色に変わり、背から竜の翼が生え、刀が二つに増えた。 
彼はそれを鞘から抜き、一刀は金色、もう一刀は銀色だった。 長い黒髪も紅色に変わり、
黒い瞳も黄色に変わった。
アシュラ「…紅蓮の聖竜、「クリムゾンドラグーン」!!!」

ゼトラ「ゼトラ、光(ライト)モードクラスチェーーーンジ!!!」
その後ゼトラの服装は白く変わり、白金の甲冑を身に付いた。 その甲冑の胸元には金色に輝く天使の翼持つ十字架が付いていた。 白金の兜も被り、その兜にも十字架があり、その両側には天使の羽根があった。 背中には天使の翼が生え、その背中には「天」と言う一文字が書かれてあった。 そして彼の腰から光り輝く剣を出した。 その剣の刃は水晶のように輝いていて、鍔の両側に天使の翼があり、その中心にも天と言う文字が掛かれてあった。
ゼトラ「…輝く聖天使、「ホーリーエンジェル」!!!」

リユニオン「な、何!?」
サトシ「こ、これは…!?」

聖剣図鑑「パラディン・光クラス・ナイトで「聖騎士の証」を使うとクラスチェンジが
     出来る。 弱き者のために戦い、神に従い、戦う聖なる騎士である。 セイバー
     魔法を器用に使う。 聖なる剣と盾こそ、名誉のシンボルである。」

聖剣図鑑「グランデヴィナ・光クラス・ソーサレスで「奥義の書」を使うとクラスチェンジ
     が出来る。 自分の分身を作る魔法などの強力な魔法を持っている。 普段は
     闇系魔法は好まないが、少なくとも闇系魔法は使える。」

聖剣図鑑「デスハンド・闇クラス・モンクで「死狼の魂」を使うとクラスチェンジが出来る。 
     戦闘を中心に生きる、暗殺格闘技のプロ。 長い爪こそ相手を乱れ切り裂き、
     血塗れ状態に粉微塵にさせる事が出来る。 夜になると、「ウルフデビル」に
     変身する。」

聖剣図鑑「アルテマフェニックス・光クラス・「ワクチンのディスク」を使うとクラス
     チェンジが出来る。 二つのブースターを背負う事が出来、空高く飛び舞う事が
     出来る。 最高でも雲よりも高く飛び上がる事が出来る上、戦闘機以上飛び切る
     時速を持つ。 尚このクラスは現在深く語れていないため、謎が多い。」

聖剣図鑑「クリムゾンドラグーン・光クラス・「紅蓮竜の瞳」を使うとクラスチェンジが
     出来る。 天の竜である紅蓮竜の意思を継げて戦う紅い武士であり、邪悪なる
     者を退治するために戦う存在である。 一刀流だったクラスも二刀流に変わり、
     戦う威力も倍増した。 翼が生えたため、空も飛べる。 だがこのクラスは現在
     深く語れていないため、謎に包まれている。」

聖剣図鑑「ホーリーエンジェル・光クラス・「天使の羽」を使うとクラスチェンジが出来る。 
     聖なる神の力と知識を持ち、闇に生きる者を改心させる事が出来る。 背中に
     生えている天使の翼さえあれば、自由に空を飛べる。 だがこのクラスは深く
     語れていないため、現在謎のままになっている。」

サトシ「す、すげえ…ブルーザー達にこんな事が出来るなんて…」
ザノア「ゼトラさん…天使でもあるんですか…」
アークスト「さすがだ…悪魔の次に天使までクラスチェンジするとは…」
デルヴァ「ヘッ…羨ましいけど、これなら行けるかも…?」
ゾーマ「…ふ、フン! クラスチェンジごときでこの俺達を倒せるとでも思ってる
    のか!?」
ブルーザー「そりゃやってみないと分からないだろ? お前達が俺達の手で落ちるまでに
      な!」
ゲルト「何!?」
カルロス「サトシ、みんな! お前達はよく戦った! 後は俺達に任せておけ!!」
サトシ「あ、ああ…!」

そして作戦変更として、チーム別はこう変わった…
ブルーザー&クリスティ
VSゲルト、ラトス、ガロン、ゾーマ、ヘルザード
カルロス&ブレイク
VSザクロン、ラマセス、イグゼス、ベルガーダ
コゴロウ&アシュラ
VSレグナ、ヘレク、フェラルド
ゼトラ
VSガレム、ゼネン、ネクロ、ヴァルプ
…と行くようだ。

ブルーザー「まずはこの順で片付けようぜ!」
クリスティ「了解!」
ゲルト「ケッ、舐めやがって!!! 俺達の力を甘く見るなよ!!! 
    「獣鬼水撃(じゅうきすいげき)…」!!!」
クリスティ「遅いわよ!! 「サンダーストーム」!!!」
ドカーーーーーーーーン!!!! ゲルトが必殺技を仕掛ける前に、クリスティは早く雷
魔法をゲルトに攻撃した!
ゲルト「ぎゃーーーーーー!!!???」
その後ゲルトは見ての通りボロボロになった。
ゲルト「バ…カ…な…」
ドサ!!! そしてゲルトは倒れ落ちた。
ラトス「な、何!? 雷系の攻撃に効かないはずのゲルトが…!?」
ブルーザー「喋る暇があんなら戦えっつーの!」
そう言いながらブルーザーは猛スピードでラトスに近づいた!
ラトス「え!?」
ブルーザー「「ダイヤセイバー」!!!」
グサッ!!! ブルーザーは結晶化になっていた剣でラトスを切り裂いた!
ラトス「ぐがっ!!!」
ドサ!!! そしてラトスは倒れた。
ガロン「ラトス!?」
ブルーザー「お前も落ちろ!! 「サンダーセイバー」!!!」
グサッ!!! ブルーザーは放電している剣でガロンを切り裂いた!
ガロン「ぎゃーーー!?」
ドサ!!! ガロンも倒れた。
ヘルザード「ひっ!?」
クリスティ「次はあんたもよー♪」
ヘルザード「ゲッ!!! ちょ、ちょっと待っ…!!!」
クリスティ「問答無用!!! 「エクスプロード」!!!」
ドカーーーーーーーン!!!! クリスティは魔法でヘルザードを爆発に巻き込ませた!
ヘルザード「ぎぇあーーーーー!!!」
ゾーマ「ば、バカな!? 無効のはずの攻撃があっさりと効いている!?」
ブルーザー「次はお前だな?」
ゾーマ「うっ!!」
クリスティ「覚悟はいいわね? さっきのお返しよ!」
ゾーマ「くそ、小癪な!! 「火球…」!!」
ブルーザー「「閃光剣(せんこうけん)」!!!」
クリスティ「「セイントビーム」!!!」
バシューーーーーーー!!! ドカーーーーーーン!!! ブルーザーとクリスティの攻撃
はゾーマに直撃した!
ゾーマ「ぎゃーーーーー!!!!」
そしてゾーマはボロボロな姿となり、倒れ落ちた。
ゾーマ「ば…バカな…弱点を消し去ったはずの…俺達が…」
ブルーザー「…これで…」
クリスティ「ステージクリア!!!」
余りの嬉しさで、ブルーザーとクリスティは決めポーズをする。 それをしばらく見とれて
いたサトシ達は、呆然な顔になっていた。
キヨミ「た、倒したの!?」
トミオ「しかも一撃で!?」
マサトシ「早い、早すぎるで!! おまけに強すぎるわ!!」

―カルロスとブレイクサイド―

一方カルロスとブレイクは、ザクロン達と戦っているのだが、今の所はただ立ち止まって
いる。 その間カルロスとブレイクは、ブルーザーとクリスティの戦いを見ていた。
カルロス「どうやらそっちの方が終わった様子だな?」
ブレイク「さすが恋の力は不滅だな☆」
ザクロン「ば、バカな…ゲルト達が負けた…!?」
ラマセス「し、信じられねえ!! まさかあいつらがあんな軟弱な野郎共に負けちまった
     のか!?」
カルロス「軟弱は誰の事を言ってるんだい?」
ブレイク「そろそろ俺達の真の力を味わせてやろうか。」
ザクロン「ちっ、ふざけやがって!! 究極である俺達の力を舐めんな!!! 砕け
     散れ!!! 「気合弾(きあいだん)」!!!」
バシューーーーー!!! ザクロンの両拳から出したエネルギー弾はカルロスに向かう。
カルロス「…てやあ!!!」
ドーーーン!!! だがカルロスは思いっきり素手で攻撃を叩き消した!
ザクロン「な!?」
カルロス「…究極だあ? こんなもん初段の空手人でも撃ち止めるぜ?」
ザクロン「ば、バカな!? なぜ平気に…!?」
カルロス「まあ、中途半端な程度としか言えねえな? だったら、見せてやろうか? 
     俺達の真の力っつーもんを! 「灼熱波動拳(しゃくねつはどう
     けん)」!!!」
ドシューーーー!!! ドーーーーン!!! カルロスは灼熱に燃えるエネルギー弾を撃ち、
ザクロンに命中した!
ザクロン「ぎゃあーーー!?」
その後ザクロンはボロボロになった。
ザクロン「ば、バカ、な…!?」
ドサ!!! そしてザクロンは倒れた。
ラマセス「ゲッ!! ザクロン!?」
イグゼス「ザクロンが負けた!?」
ベルガーダ「一撃で!?」
ブレイク「さて、次は鳥みたいな技を使うお前の番だな、ベルガーダ?」
ベルガーダ「いっ!?」
ブレイク「食らえ、「ライトニングボルト」!!!」
ドカーーーーーーーーン!!! ブレイクが落とした雷はベルガーダに直撃した!
ベルガーダ「ぎゃーーーーーーーー!!!」
ラマセス「何!? 今度はベルガーダまで!?」
イグゼス「いつの間に強くなったのか!?」
カルロス「分からねえのか? クラスチェンジは姿を変えるだけじゃなく、体力全体が上昇
     するんだよ!」
ブレイク「ファッションだけに使うと思っていたのなら、大間違いだぜ!」
カルロス「さあ、次はお前達がこいつらみたいにぶっ倒れる番だ!」
ブレイク「逃げるんなら今の内だぜ?」
ラマセス・イグゼス「うっ…!」
カルロス「そう言えばブレイク、せっかくだからお前の新技、俺に見せてくれよ?」
ブレイク「いいぜ? ちと力溜めなきゃ行けねえけど、それでいいよな?」
カルロス「おうよ。 俺も力溜めなきゃ行けねえからな! そんじゃ、行くぜ?」
ブレイク「おう!」
カルロス・ブレイク「おぉおおおおおおおおおおおおおおおお………!!!!」
その後カルロスとブレイクは力を溜め始めた。
ラマセス「い、今だ! 隙が出たぜ!」
イグゼス「奴が力溜めてる内にぶっ飛ばせるチャンスだ!」
ラマセス「それだったら一気に殺しちまおうぜ!! 食らえ、「爆機砲弾(ばくきほう
     だん)」!!!」
イグゼス「「狂獣空烈爪(きょうじゅうくうれつそう)」!!!」
バシューーーーーーーー!!! ラマセスとイグゼスの攻撃はカルロスとブレイクの方へ
撃ち放った!
カルロス「…パワーアップ完了! 全力満タン!」
ブレイク「新特殊武器…いざ、発射!!!」
カルロス「「滅殺豪波動(めっさつごうはどう)」!!!」
ブレイク「全属性合体、「エレメンタルイリュージョン」!!!」
バシューーーーーーーーーーン!!!! ドドン!!! カルロスとブレイクは巨大な
エネルギー波を撃ち放ち、ラマセスとイグゼスの攻撃を打ち消した!
ラマセス・イグゼス「な!?」
ドカーーーーーーーーーーン!!!!! そして攻撃はラマセスとイグゼスに命中した!
ラマセス・イグゼス「ぎぇえーーーーーーーーーーー!!!!」
ドサ!!! そしてラマセスとイグゼスは気を失い、倒れ落ちた。
カルロス「ヘッ、なーんだ。 究極レベルじゃないじゃん。」
ブレイク「ま、これで雑魚は倒せたな…」
ワタル「す、すげぇ…あれがブレイクの新必殺技なのか…!?」
コジロウ「…でか過ぎる…」

―コゴロウとアシュラサイド―

一方コゴロウとアシュラは、レグナ達と戦っていた。 その間全員立ち止まり、コゴロウと
アシュラはカルロス達の戦いを見ていた。
アシュラ「どうやら終わったようでござるな?」
コゴロウ「ああ、結構早かったな。」
レグナ「くっ、ザクロン達までもか!?」
ヘレク「こんなに強くなったなんて聞いてねえぞ!?」
コゴロウ「まあ、聞いてねえのは当然だな。 まだ俺達の力を見てねえもんな。」
アシュラ「さて、まずはどちらから戦闘不能にさせるでござるか?」
ヘレク「くっ、ふざけやがんな!! 貴様らのような屑共に負けてたまるか!! 食らえ、
    「半月斬(はんげつざん)」!!!」
カチーーーーン!!!! ヘレクは上から刀をコゴロウに斬り落とすが、コゴロウはそれを
見事に釘みたいなナイフで受け止める。
ヘレク「な!?」
コゴロウ「甘い…とでも言おうか? 「火炎ブレス」!!!」
ブォーーーーーーーーーー!!! コゴロウは口から火炎を吹き出した!
ヘレク「ぎゃあーーーーーー!!!!!」
ヘレクはその攻撃に受け、燃えながら倒れ落ちた。
レグナ「な!? ヘレク!?」
アシュラ「さて、次はお主の番でござるぞ。 行くぞ、五強聖「力」術、「落刃斬(らく
     じんざん)」!!!」
レグナ「ゲッ、ヤバイ…! 「葉風壁(ようふうへき)」!!!」
グサッ!!!!!! レグナは葉っぱのバリアを張ったが、アシュラはそれとレグナを
見事に切り裂いた!
レグナ「ぐはっ!? ば、バカな…バリアを…斬った…だと…!?」
ドサ!!! そしてゼネンは倒れ落ちた。
アシュラ「お主には知らぬようでござるな? この刀は「オリハルコン」で出来ておるの
     でござるよ。」
フェラルド「ば、バカな!? 俺達よりも遥かに強くなったとは…!?」
コゴロウ「さて、次はフェラルドだな。 今までの痛みは返してやるぜ?」
アシュラ「忍者のような男だが、武士の拙者に勝てるかどうか見てみようではないか。」
フェラルド「いっ!?」
コゴロウ「行くぜ、アシュラ!」
アシュラ「御意! 五強聖「全」術…」
コゴロウ「「雷神の札」!!!」
アシュラ「「眼竜閃(がんりゅうせん)」!!!」
バシューーーーーーーー!!!! ドカーーーーーーーーン!!!! コゴロウと
アシュラが仕掛けた攻撃はフェラルドに命中した!
フェラルド「ぎゃーーーーーーーーー!!!!」
その後フェラルドの姿はボロボロになった。
フェラルド「…む、無念…過ぎる…」
ドサ!!! そしてフェラルドは倒れ落ちた。
コゴロウ「ふー…これですっきりしたぜ。」
アシュラ「これで少しは楽になったでござる…」
サノスケ「す、すげえ…ホントにやりやがった…」
ハンゾウ「しかも早く…何て奴らだ…」

―ゼトラサイド―

一方ゼトラは、ガレム達と戦っていた。 しかし今の所は立ち止まったままである。
ガレム「き、貴様、天使だったのか!?」
ゼトラ「見れば分かるだろう。 これで敵達は半分も落ちた。 次は貴様達が大いなる
    裁きに浴びる番だ。」
ゼネン「ケッ、悪足掻きな寝言を言いやがって! まあ、いい。 たかが天使でも俺達には
    勝てねえさ!」
ガレム「その通りだ!! そのまま地獄に行ってろ!!! 「鬼霊砲弾(きれいほう
    だん)」!!!」
ゼネン「「炎虫溶吐」!!!」
ネクロ「「牙骨襲刺波(がこつしゅうしは)」!!!」
ヴァルプ「「溶滅砲水波(ようめつほうすいは)」!!!」
バシューーーーーーーーーー!!! ガレム達の攻撃はゼトラの方へ向かう。
ゼトラ「…フン!」
ドカーーーーーン!!!! だがゼトラは飛んで攻撃を避けた!
ネクロ「な!? 避けた!?」
ヴァルプ「しかも飛んだ!?」
ゼトラ「この世には罪人はいらねえ…落ちろ!!! 「天翔閃(てんしょう
    せん)」!!!」
ザシュザシュザシュザシュ!!! ドカドカドカドカーーーン!!! ゼトラは翼から
真空波を撃ち放ち、ガレム達に攻撃した!
ガレム達「ぐあーーーー!!!」
ゼトラ「とどめは…天罰を光だ!!! 「天光爆心波(てんこうばくしんは)」!!!」
バシューーーーーーーー!!! ドカーーーーーーーーーン!!! ゼトラは両手から撃ち
出した巨大なエネルギー波は、ガレム達に攻撃した!
ガレム達「ぎゃーーーーーーーーーーー!!!!」
その後ガレム達はボロボロになった。
ガレム「…ば、か、な…たかが…天使ごときに………」
ドサ!!! そしてガレム達は倒れ落ちた。
ゼトラ「…勘違いするな。 俺は天使でも悪魔でも何でもない…ただ自分の存在も知らない
    伝説のソルジャーだ。」

リユニオンは全員倒れた。 最強のクラスチェンジになったブルーザー達の手に…傷だらけ
のサトシ達はただそこで見ていた。 さすがの迫力でみんな呆然となっている。
サトシ「す、すげえ…みんな、倒した…」
デルヴァ「や、やるじゃねえか、ゼトラ達!!! 全員倒せたじゃねえか!!!」
グリーン「……………」
レッド「…さすがに腰抜けたか、グリーン?」
グリーン「…!!! ば、バカ言うな!!!」
その後ブルーザー達はお互い集まった。
ブルーザー「ふぅ…これで全員倒せたな。」
カルロス「ああ…やっぱ最初からこうすればよかったな…」
…確かに。(笑)
カッ!!! その後ブルーザー達は、クラスチェンジから元の姿へ戻った。
コゴロウ「でも、これで雑魚相手も済んだし、このまま大空洞への潜入は上手く行けるはず
     だな!」
ゼトラ「……………」
その間ゼトラは辺りを見回っていた。 何かを気にするように、倒れたリユニオン全員を
キョロキョロと見回る。
クリスティ「どうしたの、ゼトラ?」
ゼトラ「あ、いや…何でもない………(やはり…何か物足りない…確かにリユニオンは全員
    倒せたが、何かが足りない…何なんだ、この不満は…!? 本格的に嫌な予感が
    するのだが…)」
その後、サトシ達はブルーザー達に駆け付いた。
サトシ「おーーーい、みんなーーー!!!」
ブルーザー「お? サトシ! みんな!」
シゲル「すごかったぜ、今の戦い! まさかあれほどの強敵達を一撃に倒せたなんて!」
イエロー「もうドキドキしましたよ…」
コゴロウ「ヘッヘッヘ、そりゃ驚いただろうな!」
その間アイは、大急ぎにサトシ達の方へ走った。
アイ「みんなーーー、大丈夫ーーー!?」
サトシ「あ、アイちゃん! ああ、大丈夫だぜ!」
アイ「よかった…みんな無事で…みんなやられそうだったからどうなるかと思ったわ…」
サトシ「ああ、でも結果的勝ったけどな!」
アイ「…でも、何だか戦いを見ている間、悔しそうに感じたな…まるであたしみんなの
   お荷物になってるようで…ポケモン持たずに一緒について来たから…」
サトシ「え!? あ、いや、その…」
その事で落ち込むアイを見たサトシは、早速慌て始めた。
グリーン「…ポケモン貸しとけばよかったかもな、サトシ。」
サトシ「うっ…で、でもアイちゃん、そんなに落ち込むなよ! 次の戦いでは必ず戦いに
    出すからさ! ほら、約束しただろ? 「あいつら」を使わせてやるから!」
アイ「あいつら?」
サトシ「ほら、その………」
サトシはアイの耳に何かを伝えた。
アイ「…え、い、いいの、借りても…?」
サトシ「平気さ! 「あいつら」も喜ぶだろうし! だから、セフィロスとの戦いまで
    使わせてやるからさ! それでいいか?」
アイ「うん!」
サトシ「よし! とにかく、これでみんな倒せたし、大空洞の中に入ろう! と、
    その前に…ウィスプ!」
ポン!!! サトシの掛け声でウィスプが現れた。
ウィスプ「ちーっす!! 僕のお呼びッスか? おやー、これはみんな相当派手になってる
     ッスね。 どうやら強敵と戦ったんすね? そうなら僕達を呼んでくれれば
     よかったのに…」
サトシ「悪い悪い! 早速だけどさ、お前の魔法で俺達を回復してくれないか?」
ウィスプ「お安い御用ッス! では、行くッスよー! 「ヒールライト」!!!」
キラララララン♪ ウィスプは光り輝くしずくをサトシ達に浴びさせた。 その後サトシ達
やポケモン達の体力が完全回復した。
サトシ「ふう…これで一安心…」
ピカチュウ「ピカー♪」
シャワーズ「傷が治った♪ いい気持ち〜♪」
サトシ「サンキュー、ウィスプ! 助かったぜ!」
ウィスプ「喜んでくれて嬉しいッス! …!?」
その後ウィスプは何かを感じ、倒れたリユニオン達に振り向いた。
サトシ「ん? どうした、ウィスプ?」
ウィスプ「…こ、これは…!! サトシさん、他のみんなを呼んでください!!」
サトシ「え? あ、ああ、分かった…マナの精霊、全員出て来い!!!」
ポンポンポンポン!!! サトシの掛け声で、ほぼマナの精霊全員出現した。
ウンディーネ「はーい、ウチのお呼びー?」
サラマンダー「よう、兄貴!!! 俺に何か用かい?」
ジン「お呼びダスか、ご主人様?」
ドリヤード「サトシさん、お呼びでしょうか?」
シェイド「うむ、我を呼んだな、サトシよ?」
マナの精霊「!!!」
登場した後、精霊達は勢いよく倒れたリユニオン達に振り向いた。
カスミ「な、何? 何なの?」
ブルー「何があったの…?」
ウィスプ「皆さん、感じますか!?」
ウンディーネ「…ホンマや、かすかに感じるで!」
サラマンダー「デマじゃないのも確かだぜ!!」
シュウ「おい、何だよ、何が感じるんだ?」
シェイド「…お前達には当然感じないが…いるのだよ、こ奴らの中に残りの精霊達が!!」
全員「え!?」
ポッ…! その後倒れたガロン、ラマセスとヘレクの背中から光が出て来た。 その光が
突如に浮かび上がり、サトシ達の前に飛んで行った。
サトシ「え…?」
ピカーーーーー!!! その時光が突然輝く始めた!
マロン「な、何これ!?」
ココナッツ「何が起ころうとするの!?」
ドリヤード「…精霊達が復活しようとしています!!」

ポンポンポン!!! その後輝くが一瞬に止まり、塊はある実態に変わった。 一体は緑の
帽子と長い髭を持った可愛らしい老人のような生態。 もう一体は妖精のような羽根と全体
黄色く輝いている女性らしきな生態。 そして最後の一体は宝冠を被って、全体黄金に
なっている女性らしき生態。 どうやらこれがマナの精霊であるらしい。
???
1「ワッシャッシャッシャ!!! やっと出られたわい!!」
???
2「うーーーん、やっと出られて気分いいわ!」
???
3「ああ…外の空気が久しぶりですね…」
ウンディーネ達「ノーム(さん)!!! ルナ(さん)!!! アウラ(さん)!!!」
全員「え?」
ノーム「お? おお、お前達じゃないか! 久しぶりじゃのー!」
ルナ「あ、みんな! 無事だったのね!」
アウラ「あ、皆さん! お久しぶりですー!」
ウィスプ「ノームさん達もご無事で何よりッスか!?」
シェイド「しかし、どうしてあ奴らの中に…?」
ルナ「実はね、私達が自分達の場所を見守っている間、突然この人達が現れて、私達を
   捕らえて、彼らの体の中に吸収させてしまったの。 一応戦ったんだけど、さすがに
   歯が立たなくて…」
ノーム「ワシが昼寝をしている間、あの小僧がワシを体の中にいれよっての! 何度も
    出ようとしたがさすがに無理じゃったわい。 でもやっと出られたのはホント
    よかったわい! もう自由万々歳じゃー!」
サラマンダー「何言ってんだよ!? あのままずーーーっと閉じ込んでたらエネルギー全部
       吸収されたかも知れねえんだぞ!?」
ウンディーネ「そやそや! 中入ってん途中死んでもたらどないすんねん!?」
アウラ「まあまあ、落ち着いてください…!」
ドリヤード「そうですよ、せっかくノームさん達が無事になれたんですし…それに、これで
      全員揃いましたし、これでよいでしょう?」
ジン「確かにそうダスね…」
シェイド「うむ、騒いでる場合じゃなかろう…」
サトシ「あ、あのー…」
結局サトシ達の存在を無視していたマナの精霊だったが、ウンディーネ達は彼の声を
聞こえた後ハッと気付いた。
ノーム「うむ? そこの若僧共は?」
ドリヤード「あ、ご紹介します! この方はサトシさんです。 私達を助けてくれた、
      私達の主です!」
サトシ「主って、何か…」
そう照れ始めるサトシだが…
ノーム「おお、お前さんがワシらを助けてくれたのか!?」
ルナ「サトシって、あの噂の英雄さんなのでしょ!?」
アウラ「私達を助けてくれたなんて、お優しい方ですー♪」
サトシ「あ、で、でも、助けたのは俺じゃなくて…」
サトシは焦りながら、ブルーザー達に振り向いた。
ブルーザー「まあ、半分は俺達が倒しちまったけど、半分はお前が助けたんだから、
      いいんじゃねえの?」
サトシ「そう、だけどな…でも、こいつらは一体…?」

聖剣図鑑「ノーム・土の精霊・大地だけでなく宝石も生み出した精霊。 地震を起こす事も
     出来、相手を石化させる事が出来る力を持つ。 また、相手の行動力も低く
     させる事が出来る。 主に金槌を使って宝石を作っている。」

聖剣図鑑「ルナ・月の精霊・夜の核である月を生み出した精霊。 月の形を日毎に変えて
     いるのも彼女である。 相手の体力を吸収したり、敵や味方の姿を変えたりする
     事が出来る。 また、妖精や花の語りなどに得意。」

カルロス「あれ? ノームとルナなら知ってるけど…あの金色の子は?」
ドリヤード「ああ、先ほど言おうとしたアウラさんです。」
アウラ「初めまして!」
サトシ「アウラ?」

聖剣図鑑「アウラ・金の精霊・金属を生み出した精霊。 神々の金属であるオリハルコンを
     生み出したのも、彼女である。 しかし、この精霊は新種の精霊なので、詳しい
     事はまだ確認されていない。」

ブルーザー「…確かに、こいつは見た事ない精霊だ…俺達の世界にはいない精霊だし…
      しかも
9種類目の金属性の精霊がいたなんて…」
カルロス「こりゃ新発見の精霊だな!」
ノーム「いやー、ワシらを助けてくれてありがとな!」
ルナ「貴方が助けにこれなかったら、私達どうなるかと思ったわ…」
アウラ「何のために私達を攫ったかは知りませんが、貴方が来てくれて助かりました!」
サトシ「いやー…って、何のために攫われたのか分かんないの?」
アウラ「ええ、大体…」
サトシ「………どう言う事?」
サラマンダー「悪いな、兄貴。 こいつ鈍感なんでね…」
ノーム「そうじゃ! サトシと言ったな? ワシらを仲間にしてくれぬかい?」
ルナ「私達も貴方といれば、これからの戦いに力になると思うわ!」
アウラ「仲間に入ってもよろしいでしょうか?」
サトシ「ああ、いいぜ! 俺達はセフィロスを倒しに行くついでに精霊達を探してたんだ! 
    お前達もいればもっと心強いよ!」
ノーム「ワッシャッシャッシャ! そりゃありがとな!! ワシはこんな歳じゃが、これ
    からはどんな激しい時でもお主を守るぞい、サトシ殿!」
ルナ「私も貴方のためにがんばるわ、サトシさん!」
アウラ「私もがんばります、サトシ様!」
サトシ「様って…そう呼ばなくても…」
アウラ「いいえ、ご主人の場合は必ず様付けに呼ぶのが私の主義なんです! これからも
    よろしくお願いします!」
サトシ「うーーーん、まあ、いいか! …でも、これで揃ったな! この世界に存在する、
    
9人のマナの精霊達が!」
ピカチュウ「ピッカ!!」
シャワーズ「みんな揃ってよかったね、サトシ!」
サトシ「うん!」
そんな喜ぶサトシ達だが…

ウィスプ「…ザノアさん、ちょっと来てください!」
ザノア「え?」
ウィスプは倒れたリユニオンの一員、ゲルトの前に立ったまま(?)、ザノアを呼び掛けた。 
呼ばれた事に気付いたザノアは、ウィスプの元へ行った。
ザノア「どうかしましたか?」
サトシ達「…?」
ウィスプ「ザノアさん、感じるッスか?」
ザノア「……………」
ザノアはウィスプの言う通り、倒れたゲルトの体を感じ取ってみた。
ザノア「………ええ、かすかに邪念が感じますが、これってまさか…」
ウィスプ「ええ、間違いないッス!」
サトシ「どうかしたのか?」
ウィスプ「サトシさん、このリユニオン達、全員邪念にかけられてるッス!」
サトシ「邪念?」
カスミ「どう言う意味なの?」
ザノア「つまりですね、リユニオン達はセフィロスの魔力によって操られていたの
    ですよ。」
サトシ達「何だって!?」
ザノア「ええ…かすかですが、邪念が感じました。 恐らくこの邪念は、セフィロスの魔力
    だと思います…」
デルヴァ「じゃあ、こいつら今まで操られて…!?」
アークスト「知らなかった…まさか操られていたとは…」
ファンダ「おい、って事はこいつらは?」
ザノア「大丈夫です。 今は気を失っています。 その上、邪念も消えかかっています。 
    どうやらこの邪念は、一度気を失うと消える仕掛けになっているそうです。 目が
    覚めれば、正気に戻ります。」
サトシ「そうか…それはよかった…でも死んでなくてよかったぜ…」
コゴロウ「そりゃそうさ。 俺達死なない程度で倒したからな。」
サトシ「あ…そう…」
ゼトラ「(…なるほど…自分らの事をモンスターだと思い込んだのは、操られていたせい
    だったのか………とんでもない思い違いをした…)」
ゼトラは真実を知った後、少し悔いを持った感じをした。
ザノア「しばらく立てば目が覚めます。 けど、その前に先を急ぎましょう。」
サトシ「あ、そうだな! よし、みんな! これからは本番だ! リユニオンはこれで全て
    制圧した! 次のターゲットはセフィロスのみ! 気合入れて行こうぜ!!!」
全員「おう!!!!」

大空洞でリユニオンを制圧し、マナの精霊達を全て揃えたサトシ達。 次はセフィロスを
倒す番だ! 果たしてサトシ達は無事、セフィロスを倒し、彼の野望を阻止する事が出来る
のか? だが、その前に…リユニオンを全て倒せたとサトシ達は思っていたが、ゼトラ
だけは何かを不安を感じた。 まだ誰かが、彼らを待っているかのように…
続く…

ソニックの後書き:
ソニック、ハワイ帰国! そして小説復活!!!…なのに長!!!(汗) でもこれで
リユニオン&精霊全員登場してよかった♪(笑) 今後リユニオンと精霊紹介でもしよっか
な? って言うか、今回はポケモンじゃない所があったな…次回もそうだけど…(汗) 
まあ、気にせず、次回も期待してちょ♪(嫌)