ポケットモンスター小説版
175話 南国ポケモンとGSボール

オーキド博士のお使いに頼まれたサトシ達は、飛空艇フェニックスに乗って、オレンジ
諸島・ダイダイ島へと向かった。 現在は猛スピードでオレンジ諸島を向かっている最中。 
一方のサトシとカスミは、フェニックスの第一甲板にいた。

カスミ「うわぁあああ! 久しぶりに風が気持ちいい!!」
サトシ「セフィロスとの戦いが終わってから一週間、全然乗ってないもんな!」
カスミ「海も奇麗だし、天気もいいし…楽しみだね、オレンジ諸島へ行くの!」
サトシ「!!」
サトシはカスミの笑顔を見て、顔を赤く染めた。
サトシ「…あ、ああ…。」
その間、第一甲板の扉の裏に、レッドにシュウ、マロンにココナッツ、コゴロウにゼトラ
が覗いていた。
ココナッツ「へぇ…サトシ君ってカスミちゃんの事が好きなんだ…。」
マロン「そうなのよ! もうサトシ君ったら、カスミちゃんの笑顔を見るために赤く
    なっちゃって!」
シュウ「でも何やってんだあいつ? 告白とかまだしねぇのか?」
コゴロウ「おいおい、そう言うのはまだ早すぎるだろ? もうちょっと待ってからだ!」
レッド「って言うか、カスミも何で気付かないんだ?」
ゼトラ「…お前ら、こんな所で覗きしてもいいのか?」
その時ラジオからカルロスの声が聞こえて来た。
カルロス『あいよぅ、皆様! 間もなくオレンジ諸島・ダイダイ島へ到着しまぁす! 
     着陸後、第三甲板へ降りてくだぁさい!』
サトシ「え、もう到着?」
カスミ「あ、見て! 島が見えるわ!」
サトシがカスミの声で振り向き、海の先にある島が見えてきた。 そこがダイダイ島
らしい。
サトシ「あ、ホントだ! あれがダイダイ島らしいな!」
カスミ「うわぁあ! どんなのいるか楽しみぃ!!」

―ダイダイ島―

ここはダイダイ島。 オレンジ諸島の一番目の島。 ここが、あのウチキド博士がいると
言われている島だ。 早速到着したサトシ達は、島の周りを見た。

カスミ「うわぁああ!!! 奇麗!!!」
ブルー「青い海に青い空…もう正に南国にいるって感じ!!」
エリカ「ハイビスカスも見えますし、とても奇麗なお花もありますわ!」
ブルーザー「けど暑い…。」
マサトシ「そりゃ真夏の島やからな。 っちゅーか、こう言う所でそんな服脱いだ方が
     エエんちゃう?」
ブルーザー「こいつは俺の愛用のユニフォームだ! そう簡単に脱ぎ捨てる訳には
      行かねぇよ!!」
マサトシ「それってキースが前に言うた奴と同じやな。」
トオル「ここが南国かぁ…いい写真も撮れそうだな!」
タケシ「早速だけどウチキド博士はどこにいるか探さないと…。」
キヨミ「けどどこにいるか分からないわ…。」
アツコ「こう言う時にはジョーイさんに聞いてみたらどうかしら? ここにも
    ジョーイさんがいるって、マサラのジョーイさんが行ってたけど…。」
サトシ「じゃあ、早速ポケモンセンターへ行こう!」

―ポケモンセンター―

ここは南国のポケモンセンター。 サトシ達はそこにた。
ジョーイ「いらっしゃいませ! ポケモンの回復ですか?」
カウンターの方へジョーイとラッキーがいた。 しかしこのジョーイはカントーの
ジョーイとは違って、ハイビスカスの描いた薄緑色のエプロンをしていた。
サトシ達「やっぱり…。」
ジョーイ「はい?」
タケシ「よろしければご一緒にお茶でも…!!!」
タケシの悪い癖が久しぶりに発作した。
ビィッ!!! そしてカスミは久しぶりにタケシの耳を引っ張った。
タケシ「イヅヅヅヅ!!!」
カスミ「はいはい、今日はやめましょうねぇ〜…。」
サトシ「あの、ちょっと尋ねたい物があるんですけど…。 ウチキド博士の研究所は
    どこにあるか分かりますか?」
ジョーイ「ああ、ウチキド博士の研究所なら、このまま真っ直ぐ行くと博士の所よ。 
     そう言えば見掛けない顔だけど、貴方もしかして、カントーから?」
サトシ「え? どうして分かるんですか?」
ジョーイ「オレンジ諸島はね、よくカントーから来る観光客がいるのよ。 夏になると
     かなり多く旅行しに来てね、楽しいロンバケとかするのよ!」
ピッピ「ロンバケって何でしゅか?」
マロン「ロングバケーションの省略で、長い旅行って言う意味なの!」
ジョーイ「特にカントーと言ったら、一週間前セフィロスって言う怪人を倒したと
     言われる、あの救世主トレーナーの本土なのよね! まだ幼いけど、結構腕が
     強くて、セキエイリーグにも優勝したって聞いた事もあるわ!」
サトシ(俺!?)
ジョーイ「カントーにいる姉妹や従兄弟達にこの事を聞いたんだけど、どう言う子
     なのかはまだ見た事もないの。 もしもここに来ていたら、是非サインでも
     貰いたいわ…。」
さすがに彼女の目の前にあの有名なサトシがいると言う事も気付かないそうだ。
サトシ「…あの、道ありがとうございました。」
ジョーイ「またお越しくださいね!」

そうして、サトシ達はポケモンセンターから出た。
サトシ「はぁ…。」
シャワーズ「何落ち込んでるの? 別にバラしてもいいんじゃないの?」
サトシ「めんどくせぇ…。」

―ウチキド研究所―

ここはウチキド研究所。 サトシ達はようやく研究所に辿り着き、入り口の前に立って
いた。
サトシ「ここがウチキド研究所かぁ…。」
シゲル「何かいかにもってな感じだなぁ…。」
ブルー「ねぇ、とにかく入ろ! ね、ね!」
イエロー「どう言うポケモンがいるか楽しみですぅ!」
サトシ「おいおい、落ち着けよ! 今から入るからさ!」
そしてサトシ達は研究所の中へ入った。 しかし研究所内には、誰もいなかった。
カツコ「…誰もいないわね?」
サイゾウ「留守でござるか?」
サトシ「そうでもないと思うけどな…。 ごめんくださーーーい!!! 誰かいません
    かーーー!?」
???「あ、はぁ〜い!」
サトシ達「え”!?」
突然訳の分からん所から声が聞こえて来た。

ガチャッ!!! そして床が開き、そこから三人の少女がいた。 それぞれアロハ
シャツとヘアスタイルは違うが、同じメガネをかけていた。 どうやらこの少女達は
三つ子らしい。
???
A「ウチキド研究所へようこそ!」
???
B「どなた様でしょうか?」
サトシ達「……………。」
余りにも驚きなシーンで固まるサトシ達。 だがサトシは一瞬に我に戻った。
サトシ「あ、あの…オーキド博士のお使いの者ですが…。」
???
C「ああ、お待ちしておりました! どうぞ、こちらへ!」

―裏庭―

サトシ達は三つ子の少女に着いて行きながら、裏庭に進んでいた。
???
A「博士は今裏庭にある入り江でポケモン達を見ているんですよ。 今日はいい
     天気だからとか言って…。 あ、そうそう、申し遅れました! 私はウチキド
     博士の助手のミナミと言います!」
???
B「私はツナミと言います!」
???
C「コナミと言います!」
ミナミ・ツナミ・コナミ「そして私達は、「ナミ三姉妹」でぇ〜す!」
サトシ「…ははは、ありがとう…。」
ミナミ「あ、見えて来ました!」

そして入り江にいたのは、あの凶暴なポケモンギャラドスと、美人な女性が泳いでいた。 
その女性はギャラドスを優しそうに頭を撫でていた。
???「よしよし、今日も健康ね
v
ギャラドス「グォオオオ!!」
サトシ達はそれを呆然に見ていた。 タケシはただその女性を見ながら顔を赤く染めて
いた。
サトシ「すげぇ…あの凶暴なギャラドスを…。」
ウミオ「あの女の人なかなかやるなぁ…。」
タケシ「き、奇麗なお姉さんだ…。」
ガロン「まだ立ち直んねぇみてぇだな…。」
ナミ三姉妹「博士〜! 例のお客さんが来ましたよ〜!」
???「あら!」
ドバァアアアアン!!! その後その女性はギャラドスに乗り、真っ直ぐサトシ達の方へ
向かった!
サトシ達「うわぁっ(きゃっ)!!!」
ツナミ「博士!!!」
バッ!!! その後ツナミは研究ジャケットを空高く投げ飛ばした! そしてその女性は
ギャラドスから跳び、そのジャケットを手に取り、着ながら見事に着陸した。 その
女性の姿は、青いワンピースの水着を着ていて、その上にもちろん研究ジャケットを着て
いた。
???「初めまして! 私がウチキド博士、内木戸 陽子(うちきど ようこ)よ!」
サトシ達「……………。」
余りにも迫力さでサトシ達は呆然としていた。
タケシ「おぉおおおおお!!!!」
だがタケシはかなりエキサイトしていた。
ウチキド「貴方達がオーキド博士のお使いね? 遥々カントーから来てくれてお疲れ様! 
     所で、まだ名前は聞いてなかったけど…。」
サトシ「え? あ、ああ…。 俺の名前はサトシ。 勇崎 智(ゆうざき さとし)と
    言います。」
ウチキド「サトシ…? まさか、あの有名な!?」
サトシ「へ?」
ウチキド「知ってるわ、貴方の事!! 確かカントーのセキエイリーグに優勝し、その上
     セフィロスと言う怪人を倒したって言うあの英雄でしょ!? 何度もニュース
     で見た事もあるわ!!」
ミナミ「え!? まさか貴方って、あの有名なサトシさん!?」
ツナミ「今まで気付かなかったけど、まさか貴方があの救世主トレーナーでしたの!?」
コナミ「うっそぉ!! まさか本物!?」
サトシ「え、ええ…いかにも…。」
ツナミ「すっごぉい!! まさか本物だなんて、初めて出会いました!!!」
ミナミ「サトシさんの活躍する所、何度もテレビで録画してたんですよ! サトシさんの
    ニュースとか色々!!」
コナミ「実は私達サトシさんのファンなんですぅ!!!」
サトシ「え、そ、そなの?」
ツナミ「サトシさん、よかったらサインください!!」
ミナミ「私からもサインください!!!」
コナミ「私からもサイン!!!」
サトシ「のわぁっ!?」
そんなサトシはナミ三姉妹に襲われる。
ウチキド「ちょっと、君達! サトシ君に攻めないの!」
ナミ三姉妹「はぁ〜い!」
サトシ「……………。」
ケン「へへ、お前も当分有名人になったんだなぁ!」
サトシ「…いいのか悪いのか…。」

―研究所内部―

ここはウチキド研究所の中。 ウチキド博士は着替え終わった後、サトシ達は研究所に
待っていた。 その後、彼女はある物をサトシ達に見せた。
ウチキド「これが例の問題の物なの。」
その物は、モンスターボールだが、普通のモンスターボールとは違って金銀になっていた。 
上の色は金で、下の色は銀になっていて、ボールに「
GS」と言う文字も描かれていた。
ムサシ「うわっ!! 何これ!? 金銀のモンスターボール!?」
コジロウ「何か高そうなモンスターボールだな…。」
カオルコ「けど普通のモンスターボールではありませんわね?」
ウチキド「これは「
GSボール」って言うの。」
サトシ「
GSボール?」
ウチキド「ほら、見ての通り金と銀に出来ていて、それに「
GS」って書かれてるでしょ? 
     だからそれを「
GSボール」って呼ぶの。」
ソラオ「なるほど、
GOLDSILVERの省略でそう呼んでるのか!」
スイート「結構不思議なモンスターボールね!」
サトシ「
GSボールか…。」
ウチキド「けどね、問題なのは、このボールを転送マシンで送れないし、中身も見れ
     ないの。 それなりに困ったモンスターボールちゃんなのよ…。」
その後カルロスは
GSボールを取り出し、調べた。 開閉ボタンを何度も押してみたが、
硬くて押せなかった。
カルロス「…確かに開閉ボタンを押しても開かない…。 ロックされてるのか?」
カツラ「しかしロック付きのモンスターボールなんて、シルフでもまだ開発されていない
    のでは?」
ナツメ「ええ…そう言う情報もまだヤマブキにも来てませんけど…。」
サノスケ「中に何が入っているか分かりますか?」
コナミ「それも以前内部検査システムで調べましたが、どんなポケモンが入っているのか
    分からないんですよ。 何らかのプロテクターが設置されているそうで…。」
ハンゾウ「じゃあ、以前使用されていた登録者の名前と
ID番号は?」
ミナミ「それも、登録されていないんです。 消去されたようで…。」
カルロス「ふむ〜〜〜…開閉ロックにプロテクター…しかも使用者不明のデータ…。 
     奇妙なモンスターボールにしか見えねぇけど…。」
ブレイク「ロック解除とか出来ねぇのか?」
ヘレク「ラマセスさえいれば出来るかも知れねぇけどな…。 あいつ、サイボーグ
    システムでコード解除検査とか出来るからなぁ…。」
ベルガーダ「けど今はマサラに居残ってるよ…。」
キクコ「こりゃ不思議なモンスターボールだね?」
ウチキド「ここはやはりポケモンの大家、オーキド博士にお任せしたいの。」
その後ウチキド博士は
GSボールをカルロスから取り、サトシに渡した。
サトシ「サトシ君、後は君に頼んだわね。」
サトシ「はい、任せてください!」

―カントー地方マサラタウン・オーキド研究所―

その後、オーキド博士はサトシと電話していた。 その画面にサトシが映り、サトシは
GS
ボールをオーキド博士に見せた。
サトシ『博士! 頼まれた例の品、無事回収しましたよ!』
オーキド「おお、それが例の物か! で、何だね、それ?」
その後カルロスが映ってきた。
カルロス『
GSボールって言うモンスターボールで、不思議なボールなんですよ。 開閉も
     ダメで、プロテクターの原因で中身も調べず、おまけに使用者不明の
     モンスターボールなんです!』
オーキド「ほう、それは不思議なボールじゃの。 …おっ、ウチキド君!」
その後ウチキド博士が映ってきた。
ウチキド『どうかよろしく、お願いします。』
オーキド「おお、任せてくれたまえ! ワシも出来る限りボールの研究をする! 
     それじゃあ、サトシ君! 気を付けて帰ってくるんじゃぞ!」
サトシ「はい!」
プツン!! そして画面が途切れ、受話器を切った。
アオイ「どうでした、サトシ君達の様子は?」
オーキド「ああ、無事にダイダイ島に着いて、例の物を手に入れたそうじゃ。」
アオイ「後は明日まで待つしかないわね。」
オーキド「うむ。 まあ、この先何も起こらなければいいんじゃが…。」

―オレンジ諸島ダイダイ島・ウチキド研究所の裏庭―

サトシ達は、ウチキド博士の案内で、裏庭にいた。 その庭は、まるで密林のよう…。
マロン「うわぁ! すっごぉい!」
ウォール「ジャングルみたいな所でござるな…。」
ピース「道迷いそうですねぇ…。」
ヒトカゲ「…ピース、不吉な事言うなよ…。」
ピスタチオ「ここ全部貴方の庭なんですか?」
ウチキド「ポケモンの生態を正しく見るには、このくらいの広さがないとね。」
カスミ「さすが南国の花も派手ねぇ!」
サトシ「花かぁ…よし! ドリヤード、出て来い!!」
ボン!!! サトシの掛け声で、ドリヤードが現れた!
ドリヤード「お久しぶりです、サトシさん! 何か御用でしょうか?」
サトシ「ああ、用って言うより、ここで花の見学とかしたらどうだ? お前花とか結構
    好きだろ?」
ドリヤード「あら、南国の花ですか? 私全てのお花が大好きなのです! 是非観光
      しますわ!」
ウチキド「…何かしら、あれ?」
サトシ「ああ、ドリヤードって言う木の精霊です。」
ウチキド「精霊? 貴方精霊も持っているの?」
サトシ「ええ、以前セフィロスとの戦いで助けてくれましたから、今でも着いてるんです。 
    俺が主だから…。」
ウチキド「へぇ…貴方もすごい子ね。 ただの子供とは思えないわ。」
サトシ「そ、そうですか?」

その間、ドリヤードとカスミ、エリカとカオルコ、ピスタチオとダネリーナは南国の花を
見ていた。
ダネリーナ「ハイビチュカチュ(ハイビスカス)奇麗でちゅねぇ!」
ピスタチオ「ああ、店にも全くない花ばかりだよ!」
その時カスミはあるオレンジ色の大きな花を目撃した。
カスミ「あ、この花も結構大きいわね!」
トゲピー「チョッゲェ〜
v
エリカ「そうですわね、珍しい模様とかしてますわ。」
カオルコ「あら? けどこのお花どこかで見た事ありますわね?」
ドリヤード「ああ、それは…。」
ポヨヨン!!! その時花が突然と動いた!
カスミ「えっ!?」
ガサッ!!! そして草地からポケモンが現れた! そう、その花の正体はラフレシア
だった。
ラフレシア「ラッフゥ〜♪」
エリカ「まあ、ラフレシアでしたの!」
サトシ「ラフレシアかぁ…。」

ポケモン図鑑『ラフレシア・フラワーポケモン・クサイハナに「リーフの石」を与えると
       進化する。 世界一大きい花弁から、アレルギーを起こす花粉を鬼の
       ようにばら撒く。 毒の花粉を振りまくために、大きな花弁を揺らすと、
       物凄い音も響き渡る。 ボンッと言う音がして、つぼみが開くと
       アレルギーを起こす毒花粉をばら撒き始める。』

サトシ「あれ? このラフレシア、図鑑のラフレシアと違って花弁の色が違うぞ?」
そう、図鑑に載っているラフレシアの花弁は赤いのに、このラフレシアの花弁は
オレンジ色である。
イエロー「そう言えば違いますね?」
トオル「これはシャッターチャンスだ! 記念に撮っとこう!」
カシャカシャッ! トオルはラフレシアをカメラで撮った。 その後、ナミ三姉妹は
ポケモンフード付きのカートを持って来た。
ナミ「みんなぁ〜! お食事の時間ですよぉ〜!」
そして一瞬に密林の木々からパラス、ラッタ、ウツドン、ニドランの♂と♀、などの
ポケモン達が現れた。 しかし、それぞれの色は普通のと全く違う。
マサトシ「うわっ、何やこれ!? 他のポケモンも全然色ちゃうで!?」
ウチキド「ええ、それが私の研究テーマなの。 オレンジ諸島は南の島でしょ? 環境に
     よってポケモン達はどんな風に違ってくるのか、こうして実際に育てて調べて
     いるの。」
カツラ「へぇ、それは良い研究ですな!」
キクコ「オーキドのじじいも一度見せてみたいもんだね!」
サトシ「じゃあ、南国系のピカチュウやシャワーズもいるんだろうな?」
シュウ「ジョウトの色違いポケモンとよく似たようだな?」
サトシ「え!? ジョウトにも色違いのポケモンいるの!?」
シュウ「ああ、前に一度聞いた事あるけど、詳しくはまだ…。」

その間、ピカチュウ三匹にピカにレオン、シャワーズ、トゲピー、ニャース、ピッピ、
プリン、プクリン、アーボック、ヒトカゲ、ゼニガメ、ダネリーナ、イーブイは、勝手に
ポケモンフードを食べていた。
シャワーズ「うぅ〜ん、これなかなか行けるね!」
ピカチュウ「ピカァ!」
ピカチュウ
2『味もいいし、悪い所も一つもないや。』
ピカチュウ
3「ピィカァ!」
ピッピ「さすが南国のポケモンフードでしゅね!」
ピカ「ピカ!」
レオン「ピィ!」
ニャース「美味いニャ!」
トゲピー「チョッケェ〜♪」
プリン「ププゥ!」
プクリン「プククゥ!」
イーブイ「南国のポケモンフードはこんなにゴージャス的な味とはねぇ…。」
ヒトカゲ「…お前変な言葉使うな…。」
ダネリーナ「けどおいちいでちゅね!」
アーボック「悪くはねぇな、これ…。」
メタモン「…お前達勝手に食っていいのか…?」
ゼニガメ「あっ…。」
サトシ「あぁあああああああ!!!!! コラ、お前ら何勝手に食ってんだよぉ!?」
シュウ「行儀悪いぞ、お前ら!!!」
ピカチュウ達「ピッ(ひっ)!!!」
ウチキド「いいのよ、別に…ふふっ
v
ウチキドは笑顔で笑った。
タケシ「……………。」
ドリヤード「けど、勝手に食べても行儀悪いですよ。」
シャワーズ「ごめぇ〜ん!」
コナミ「あの、博士。 あのバタフリー、また…。」
ウチキド「え?」
彼女は振り向くと、そこには椰子の木にしがみ付いている南国系のバタフリーがいた。 
何かに嫌がっている。
ブルー「あ! あれも南国系のバタフリーね?」

ポケモン図鑑『バタフリー・ちょうちょポケモン・トランセルの進化形。 羽は水を弾く
       りん粉に守られている。 雨の日でも空を飛ぶ事が出来る。 羽の猛毒の
       りん粉には水を弾く性質があるので、雨の日でも飛びまわれる。 毎日
       蜜を集め回る。 足の産毛に蜜を塗り込んで巣に持ち帰る習性を持つ。 
       どんな雨が降っていても蜜を集めるため飛び回る。』

ウチキド「まあ、あの子まだ食べてくれないの?」
その後彼女はカルテを調べた。
ウチキド「困ったわねぇ…配合票には問題何のにどうして…?」
タケシ「…ちょっと見せてください。」
パクッ!!! タケシはポケモンフードを食べた!
ウチキド・ナミ三姉妹「え!?」
サトシ達「食ったぁあああああああああああ!!!!???」

長い付き合いだけど、今回のサトシ達に取っては初めて見るタケシの行動だったらしい…。

タケシ「…うぅうううん…味のせいですね。」
ウチキド「味のせい!?」

その後タケシはゴマすりとどんぶりを出し、何かを入れてかき回した。
マサトシ「何やこれ?」
ザクロン「調味料でも作ってんのか?」
タケシ「人間だって栄養だけじゃ物足りないでしょう? ポケモンだって味の好みが
    あるんですよ! まあ、見てください!」
その後タケシが作った粉をポケモンフードに入れた。
タケシ「こうやって味をつけると…。」
バタフリー「フリ? フリィイイイ!」
モグモグモグモグ!! その後バタフリーは嬉しそうに食べ始めた。
ウチキド「食べたわ!?」
ナミ三姉妹「すごぉ〜い!」
タケシ「バタフリーは甘めの味が好みなんですよ!」
ウチキド「大した物だわ…。」
サトシ「何せタケシは世界一のブリーダー志望だもんな!」
トオル「さすが天才ブリーダーだよ!」
タケシ「いやぁ…それほどでもぉ…。」
ウチキド「まあ、そうだったの…。」
ナミ三姉妹「すごいですぅ!! 私達にもポケモン好みの味教えくださぁ〜い!」
タケシ「あ、ああ…。」
サトシ「はは、お前もだいぶモテ始めて来たな!」
シンジ「…けど、ポケモンフードの味って分かるのか…?」
カルロス「いや…俺には経験した事ねぇけど…。(って言うか、何で俺に言うんだ!?)」
ツナミ「あのぉ…もしかして、「人間」の方は…?」
タケシ「へ? ニンゲン?」

―研究所・台所―

サトシ達がそこへ行くと、何とそこはめちゃくちゃに散らかった台所。 まるでゴミ
捨て場のようだ…。
サトシ達「うわぁああああ!!!! 汚いぃいいいい!!!!」
カスミ「あっ…。」
ウチキド「うふふ、いいのよ。 私達、研究以外の事は適当なの。」
ゲルト「適当ッスかい!?」
ヴァルプ「じゃあ…ここの家事は…?」
ナミ三姉妹「実はした事ないんですぅ〜☆」
ヴァルプ(…おいおい、それでも助手かよ、てめぇら…?(怒))
タケシ「………フッフッフッフッフッ………。」
その後タケシは無気味に笑い始めた。
サトシ「あれ? どうしたの、タケシ?」
タケシ「久しぶりに腕が鳴るぜぇえええ!!! ここの家事ぜーんぶ俺に任せて
    くださぁあああい!!! ぬぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
そしてタケシは家事をやり始めた。 その速さは物凄いほど…。

タケシは素早く掃除機をかけ、素早く皿を荒い、素早く料理を作っていた。 その後
ユウキ、クリスティとカルロスが台所に入って来た。
ユウキ「あ、あの、タケシ君…料理、私も手伝おうか?」
クリスティ「わ、私も手伝う?」
カルロス「俺も手伝おうか?」
タケシ「大丈夫です!!! ここ全部俺に任せてください!!!」
ユウキ「あ、あっそう…じゃあ、後はよろしくね…。」
そしてユウキ達は台所から出た。
サトシ「で、様子は?」
クリスティ「物凄く張り切ってるわ。 相当嬉しいのね、こういう事するの…。」
サトシ「だよなぁ…あいつ家庭的な事好きだからなぁ…。」
ウチキド「そうなの?」
カルロス「ええ、以前よくサトシん家で掃除してた事もありますから。」
ウチキド「まぁ…。」

―数分後―

料理は完成し、サトシ達は台所へ集まった。
サトシ達「うわぁあああ!!! 美味しそう!!!」
ウチキド「これ全部貴方が作ったの!?」
タケシ「ええ、自分の特性です! さ、召し上がってください!」
ウチキド「それでは、頂きますね!」
カルロス「…あれ? そう言えば箸とかフォークとかねぇな?」
タケシ「あ、そう言えば…。」
カルロス「俺とって来るよ。」
カルロスは引き出しを調べたが、そこには箸やフォークはなかった。
カルロス「あれ? ねぇぞ…?」
クリスティ「…あ、あの、カルロス…。」
カルロス「あぁ?」
クリスティ「…あ、あれ…。」
カルロス「………? !!!???」
カルロスが振り向いたら、ウチキド博士とナミ三姉妹は手で食べていた! しかも下品と言うか、迫力のある食べ方で…。 そんな姿を見るサトシ達は、余りにも迫力さで言葉も
出ず、そのまま固まって見ていた。
カルロス「ちょ、ちょっと待てぇ!!! あんたら手で食うのかぁ!?」
ウチキド「ええ、研究以外は適当だから…。」
カルロス「これも適当かい!?」
タケシ「…こ、これがウチキド博士の素顔…?」
ユウキ「タケシ君…こう言う人でも貴方耐える?」
タケシ「はははは…。」
そんなタケシは、ただ笑うしかなかった。

―深夜・裏庭―

その後、ウチキド博士とナミ三姉妹とトオルは、裏庭でラフレシア達を観察していた。 
トオルは観察のために頼まれ、ラフレシアの写真を撮っていた。 この間のサトシ達は、
もう既に借りた寝室で寝込んでいる。
ウチキド「さすが噂に聞くほど天才カメラマンね。 上手く撮ってるかしら?」
トオル「ええ、ばっちりですよ! ラフレシアの感情や行動、フィルムにばっちりです!」
ツナミ「お役に立ちますぅ!」
その後、タケシとカルロス、カツラにキクコが出て来た。 タケシは差し入れの物を
ウチキド博士に渡した。
タケシ「差し入れです!」
ウチキド「あら、ありがとう! 貴方達は?」
カルロス「こんな時間に博士が研究していましたから、ついでに手伝いに来たんです。」
カツラ「我々もポケモン研究家ですから。」
キクコ「研究家同士で協力しましょう。」
ウチキド「まあ、ありがとうございます!」
タケシ「何をしているんですか?」
ウチキド「観察よ。」
タケシ「観察?」

ラフレシア「ラッフゥウウ!!」
パラパラパラパラ! ラフレシア達は奇麗に輝く花粉をばら撒いた。
ウチキド「ラフレシアはね、夜になるとあーやって縄張りに花粉を巻くの。」
キクコ「ほぉ、奇麗に輝いとるねぇ!」
カツラ「奇麗ですな、これは…。」
ガサッ!!! その後、ラッタが突然現れた!
ミナミ「あっ!!! 博士、ラッタがぁ!!!」
ラッタ「ラタァッ!?」
ラッタは毒を浴びた!
ウチキド「いけないっ!!」
その後ウチキド博士はラッタの所へ駆け付いた。
ウチキド「大丈夫、ラッタ!? しっかり…ゴホゴホッ!!!」
だが花粉を吸ってしまい、彼女も毒を浴びた。
ナミ三姉妹「博士!!!」
タケシ「!!! あの花粉は…!!!」
タケシは、サトシ達のポケモン図鑑の内容を思い出す。

ポケモン図鑑(世界一大きい花弁から、アレルギーを起こす花粉を鬼のようにばら撒く…。)

タケシ「ヤバイ!!! あれは「毒の粉」だ!! 博士!!!」
その後タケシは、鼻と口を塞ぎながらウチキド博士の元へ駆け付いた。
カルロス「あ、タケシ!!!」
トオル「タケシ、危ないよ!!!」
タケシ「博士、大丈夫ですか!?」
ウチキド「…わ、私はいいから……早く………ラッタを……………。」
その後、ウチキド博士は気を失った。
ナミ三姉妹「博士!!!」
カルロス達「ウチキド博士!!!」

ガサッ!!! だがその後、レグナが現れた!
レグナ「どうしたんだ!?」
タケシ「レグナ!?」
コナミ「大変です!! ウチキド博士が毒を…!!!」
レグナ「何!?」
レグナはウチキド博士に駆け付き、様子を見た。
レグナ「こりゃまずい…! 今直ぐポケモンセンターへ連れて行くんだ!!」
ナミ三姉妹「は、はい!!!」

―ポケモンセンター―

ここはポケモンセンターの病室。 ウチキド博士は、ベッドの上で寝込んでいた。 
そこにはナミ三姉妹の次に、タケシ達がいた。
ウチキド「………う……う〜〜〜ん…。」
その後、ウチキド博士は目を覚めた。 どうやら毒が消えたらしい。
ナミ三姉妹「博士! 無事ですね!?」
タケシ「よかったです、ご無事で…。」
ウチキド「え…? …あっ!!!」
その後彼女は勢いに起き上がった。
カルロス「うわっ!!! ダメッスよ、無理に起きちゃ!!」
ウチキド「ラッタは!? ラッタはどうしたの!?」
ジョーイ「もう大丈夫ですよ!」
ウチキド「え?」

彼女が振り向いたら、そこにはジョーイがいた。 その隣にベッドでぐっすり寝ている
ラッタを見つけた。
ジョーイ「消毒は完了し、ぐっすり寝ているわ。 もう心配はないわよ。」
ウチキド「そう…よかったぁ…。」
そして彼女は安心そうにベッドに倒れた。
ジョーイ「観察はいいですけど、余りにも無茶してはいけませんよ。 では、私はこれで。」
バタン! そしてジョーイは部屋から出た。
タケシ「…そう言えばレグナ、何でお前あんな所にいたんだ?」
レグナ「南の島は俺にとって珍しい所だったから、ちょっと森林警備したくなってね。」
トオル「へぇ…さすがレグナ!」
ウチキド「…けど、なぜ貴方まで毒を浴びなかったの?」
カルロス「こいつの場合植物の粉系には平気なんですよ。 何せこいつ、木の属性を持つ
     伝説のソルジャーですから。」
レグナ「毒なんか平気ッスよ!」
ウチキド「え…? じゃあ、貴方まさか、あのセフィロスの仲間!?」
レグナ「あっ…。 ええ、「元」ですが、今は違います。 まあ、話せば長いんですけど、
    今は人間、基サトシ達の味方なんで、恐れる必要はありませんよ!」
カルロス「こいつ、以前セフィロスに操られてさ、サトシにやられた時、正気に戻って
     仲間になったんです。 後、他のリユニオンもそうなんですが。」
レグナ「それ以来俺は迷惑者だったかんなぁ…今でも反省してるけど。」
ウチキド「そうなの…ごめんなさい、思わず疑っちゃって。」
レグナ「あ、いいえ。 たまにありますよ、こう言う事。」
ウチキド「…けど、みんなもごめんなさい。 心配かけちゃって。」
タケシ「……………。」

―翌朝・ウチキド研究所―

その日の朝、サトシ達は起き上がり、早速帰郷する準備をした。
サトシ「色々お世話になりました!」
ウチキド「
GSボールの事、頼んだわよ。」
サトシ「任せてください!」
カスミ「あれ? そう言えばタケシ?」
その後、板を加えたイワークが通り掛った。
サトシ「え!? イワーク!?」
そして板を抱えたタケシとイシツブテが通り掛った。
タケシ「ああ、忙しい忙しい!」
サトシ「…何やってんだ、あいつ?」
アシュラ「今から出ると言うのに働いているでござるな。」
ゾーマ「まだ準備していないようだな。」
カルロス「いや、奴は準備しなかったんだよ。」
サトシ「え?」
カルロス「実はな…あいつ、ここに残るんだってよ。 手伝うために。」
サトシ達「えぇええええええええええええ!?」

―外―

タケシの屋根の上でポーズを決めていた。
タケシ「フッ…南の風が気持ちいいぜ…。」

…何カッコ付けてんだよ、お前は…。(笑)

その後サトシ達が出てきて、タケシに声をかけた。
サトシ「お〜い、タケシ!! お前ここに残るってホントなのかぁ〜!?」
そしてタケシは屋根から下りた。
タケシ「ああ、ここのポケモン達の新しい面を、俺も見たいんだ。」
サトシ「…そうかぁ…。 じゃあ、ここでお別れって事か。」
サクラ「寂しくなるわね…。」
マチス「ウィール・ミス・ユー、タケシ。」
コゴロウ「でも、タケシ…ハルナの事どうすんだよ?」
タケシ「ああ、大丈夫さ! その時までカントーに戻って遊びに来るさ。 永遠に離れる
    訳じゃないし。 けどよ、サトシ。 例え俺と別れても、俺達の友情は永遠だぜ! 
    前にも別れた、他の仲間達と同じように…!」
サトシ「タケシ………ああ、俺達の友情は永遠だぜ!」
そしてサトシとタケシは、お互い握手した。
サトシ「…立派なブリーダーになるんだぞ!」
タケシ「お前も立派なポケモントレーナーになれよ!」
サトシ「…また、会おうぜ、タケシ!」
タケシ「ああ! 後、俺は約束するよ。 お前達の事や、俺達の友情の事を決して忘れ
    ないってな!」
サトシ「俺も約束するよ! ………じゃあな、タケシ!」
タケシ「ああ!」

そしてサトシ達は、ウチキド博士やタケシ、ナミ三姉妹に手を振りながら、
フェニックスの方へ歩いて行った。
サトシ達「さよならぁ〜、タケシ〜!」
タケシ「さらばだ、みんな! 俺は南国ライフに生きる!!!」


―飛空艇フェニックス・操縦室―


その後、フェニックスは真っ直ぐカントーのマサラの方へ飛んでいた。
ヤマト「やっぱタケシがいなくなると、ちょっと寂しくなるわね。」
コサブロウ「だよなぁ〜。 あいつがいないと、いつものテンションがないって気持ち
      だぜ…。」
サトシ「そうだよなぁ…。」
カルロス「まあ、そうがっかりするなよ! また近くに遊びに行こうぜ!」
サトシ「…そうだな! よし、早速マサラに戻ったら、この
GSボールをオーキド博士に
    渡すぞぉ!」

―フェニックス船外―

その後、フェニックスの背後に、謎の戦闘機が飛んで来た。 その戦闘機の姿は、鷹の
ような形をしていた。 その戦闘機はだんだんフェニックスの方へ近づく。
戦闘機『…コチラ「ファルコンファイター」
1号。 巨大空中戦ヲ目撃シマシタ。 指示ヲ
    ドウゾ。』
???『構わん。 誰であろうとどうなろうと俺には知った事だ。 構わず撃ち落せ!』
ファルコンファイター『了解。』
ビュオオオオオオオ!!! そしてファルコンファイター達はフェニックスに襲来した。

―フェニックス船内・操縦室―

ドガァアアアアアアン!!! その後、何かにぶつかったかのように、フェニックスは
揺れ始めた!
全員「うわっ(きゃっ)!!!」
サトシ「な、何だ今のは!?」
ゴエモン「何かにぶつかったのか!?」
その後、画面から「
Alert」と言う大文字が表示し、レーダーシステムから数体の敵マーク
が表示した。
カルロス「いや、違う! 何かが俺達に攻撃してんだ!!」
サトシ「何だって!?」

―フェニックス船外―

ダダダダダダダダッ!!! ファルコンファイター達は、マシンガンでフェニックスに
連発している。
ファルコンファイター『先頭ヘ移動。 先頭ヘ攻撃。』
ビュオオオオオオ!!! そして二体のファルコンファイター達がフェニックスの前に
現れた!

―フェニックス船内・操縦室―

トミオ「な、何だあれは!?」
リョウマ「鷹の戦闘機か!?」
ダダダダダダダダッ!!!! バキュバキュバキュバキュン!!! そしてファルコン
ファイター達はマシンガンでフェニックスに連発した!
カスミ「きゃあああ!!! 何よこれ!?」
ユウタ「俺達を不審者だと思ってんのか!?」
サトシ「カルロス、反撃は出来ないのか!?」
カルロス「ダメだ!! 武器の準備がまだ整ってねぇ!!!」

―フェニックス船外―

ファルコンファイター『たーげっと、ろっくおん。 みさいる、発射。』
バシュバシュバシュバシュウウウウ!!! その後、ファルコンファイターはミサイルを
フェニックスのジェットエンジンの方へ撃った!
チュドォオオオオオオン!!!! そしてフェニックスのジェットエンジンが爆発した!

―フェニックス船内・操縦室―

ゴゴゴゴゴゴゴゴォッ!!!! 先ほどの衝撃で、フェニックスが激しく揺れ始め、船
全体赤く点滅し始めた。 画面に「
DANGER」と言う大文字も点滅しながら表示し、
アラームも鳴り始めた。
シゲル「今度は何だ!?」
カルロス「エンジンが壊れた!! そのせいで操縦不能!!」
サトシ「何だって!?」
カスミ「何とか出来ないの!?」
カルロス「今の状態じゃどうしようもねぇ!!! このまま近くにある島に墜落する
     ぞぉ!!!」
全員「うわぁああああああ(きゃああああああ)!!!!!!!」

―フェニックス船外―

壊れたエンジンから煙が出始めたフェニックスは、真っ直ぐ近くにある島へ落ち進む。 
その間ファルコンファイター達は、それをじっくり見ていた。
ファルコンファイター『任務完了。 目標ノ飛行船、撃チ落トシマシタ。』
???『良かろう。 なら城へ戻るといい。 それまでに次の使命(ミッション)まで
    待機だ。』
ファルコンファイター『了解。』
ビュオオオオオオオオ!!! そしてファルコンファイター達は、そのまま飛び去った。

…突然謎の敵に攻撃されたサトシ達。 果たして彼らの運命やいかに!?

続く…。

―今回の登場人物紹介―
ミナミ
本名:湖川 美波(こがわ みなみ)  年齢:
11
出身地:ダイダイ島  誕生日:
73
趣味:ポケモン  特技:観察、研究
好きな物:ポケモン、サトシ
嫌いな物:家事
ナミ三姉妹の長女で、ウチキド博士の助手。 ダブルの赤いポニーテール(?)が特徴。

ツナミ
本名:湖川 津波(こがわ つなみ)  年齢:
11
出身地:ダイダイ島  誕生日:
73
趣味:ポケモン  特技:観察、研究
好きな物:ポケモン、サトシ
嫌いな物:家事
ナミ三姉妹の次女で、ウチキド博士の助手。 茶髪で頭にプルーメリアのついた方が特徴。

コナミ
本名:湖川 小波(こがわ こなみ)  年齢:
11
出身地:ダイダイ島  誕生日:
73
趣味:ポケモン  特技:観察、研究
好きな物:ポケモン、サトシ
嫌いな物:家事
ナミ三姉妹の三女で、ウチキド博士の助手。 髪型はツナミと同じだが、赤い方が特徴。

―ロボット図鑑―
ファルコンファイター
ロボット空軍
RAF(ロボットエアフォース)に使われた鷹形の戦闘機。 普通のジェット
戦闘機と同じように、マシンガンやミサイルが使える。

ソニックの後書き:
早々ダイダイ島に着き、早々敵が登場! …今まで思ってたんだが、ナミ三姉妹ってある
意味分かり難い…。(笑) 性格も同じだし、顔(髪と服以外)も同じだし…。 けど
アニメでも食い方が下品だったと言う事も当初知らなかったです。(おい) さて、皆様
期待していましたでしょうか!? 次回はあの人が登場! 次回も期待してねぇ〜♪