ポケットモンスター小説版
196話 火消し対決! ゼニガメVSかメール

ユズ島でジムリーダーのジギーに勝ち、ドラゴンナイツも倒し、リンボウバッジをゲット
したサトシ達。 しかし、結局ジギーとマリーが仲間に入り、より賑やかとなった。 
一方サトシは、自分の部屋でワタルと一緒に何かを会話していた。

ワタル「なあ、サトシ。 気ぃ悪いかもしれねぇけどよ…。 お前、カスミの事が好き
    って本当か?」
ブゥウウウウウウ!!!!! そんなサトシは「
Oy!コーラ」と言うコーラを思わず
口から吐いてしまった。
サトシ「ゲホゲホゲホッ!!!」
ワタル「…大丈夫か…?」
サトシ「…ぞ、ぞの゛ばな゛じ、だれ゛がら゛ぎい゛だぁ゛〜〜〜?」
サトシまるで死んだかのようにワタルに睨んだ。 …とその時!

バタン!!! ドアが突然と開き、そこからマロンとココナッツが出て来た。
マロン「はぁ〜い、サトシくぅ〜ん!」
ココナッツ「遊びに来たわよぉ〜♪」
サトシ・ワタル「……………。」
マロン・ココナッツ「?」
ワタル「…いや、あのさ、こいつらのひそひそ話がどうもでかくてねぇ…。 つい盗み
    聞きをなぁ…。」
サトシ「!!!(怒)」
マロン・ココナッツ「!?!?(汗)」
サトシ「お前らかぁあああああああああああああああああ!!!!!!(激怒)」
サトシは激怒にマロンとココナッツにダッシュした。
マロン・ココナッツ「きゃああああああああ!?!?!?(滝汗)」
サトシ「って言うか何でお前まで知ってんだぁあああああああああ!?!?!?」
サトシはココナッツに指しながらそう言った。
ココナッツ「あ、あたし…?」
サトシ「さてはてめぇが言ったなぁ〜〜〜? 黙ってろって言ったはずだろぉ〜〜〜?」
サトシはマロンに幽霊のように強く睨み、マロンはサトシの行動に恐れ始めた。
マロン「え、い、いや、その、あたしは…。」
ココナッツ「違う違う! ただあたしがあんたの行動を見た時に気付いたのよ! 
      それまでにマロンはあたしに何も言ってなかったのよ!」
サトシ「…いつだよ、それ?」
ココナッツ「え…え〜っと…
*ダイダイ島へ行く最中に…。」

*175話「南国ポケモンとGSボール」に参照。

ココナッツ「サトシ君がカスミちゃんに対しての行動がどうも怪しく思っちゃって、
      ちょっとマロンに相談したの! ね!」
マロン「え、うん!」
サトシ「…じゃあ、結局お前が…。」
マロン「いや、違う違う!! ホントは黙ってたんだよ!! けどけど、あたしと
    ココナッツ、こう言う恋愛系が好きだから、ついつい話に乗っちゃって…。」
ワタル「その原因で俺にも聞こえたんだけどなぁ〜。」
マロン・ココナッツ「う゛…。」
サトシ「やっぱりそうかぁ〜〜〜〜!!!!!」
マロン・ココナッツ「ひぇえええええええええ!!!!」
ワタル「お、おい、サトシ!! 落ち着け、落ち着けって!!」
怒りでマロンとココナッツを襲い掛かるサトシを抑えようとするワタルだが…。

マロン「…あ、そう言えば! ワタルって、好きな子とかいるの?」
ワタル「はぁっ!?」
ココナッツ「そう言えば、顔はカッコイイし…強いし…きっと彼女いるんじゃないの?」
ワタル「な、なっ!?」
サトシ「…コラ、話そらすな。(怒)」
その間マロンとココナッツは思いっきりワタルに近づいた。
マロン「ねぇねぇ! 好きな子いるの!? いるの!?」
ココナッツ「白状しなさいよ!! いるんでしょ!?」
ワタル「な、な、何だよいきなり!?」
サトシ「…って言うか、おい…。(怒)」
マロン・ココナッツ「いぃ〜るぅ〜のぉ〜!?」
ワタル「………あ、ああ…。」
マロン・ココナッツ「ホントにぃいいいい!?」
サトシ「え、マジでぇ!?」
ワタル「…って言うか、何でお前まで…。」
マロン「で、誰誰誰ぇ!? 誰なのぉ!?」
ココナッツ「どう言う子なの!? ねぇ、教えて教えて!」
ワタル「あ、あのなぁ…!!」
サトシ「…まさか、カンナさん?」
ワタル「っな訳ねぇだろぉ!!!!」
マロン・ココナッツ「じゃあ、だぁ〜れぇ〜なぁ〜のぉ〜?」
ワタル「……………。」
ワタルは顔をかきながら、顔を赤く染めた。
ワタル「…お、俺の幼馴染でな…。 ジョウトの方にある俺の故郷に住んでた子
    なんだけど…。 まあ、昔からよく一緒にいた事で…。 よく遊んだり…よく
    話し合ったり…よく…その………。」
マロン・ココナッツ・サトシ「……………。」
マロンとココナッツは喜びながら話を聞いていた。 そんなサトシも真剣そうに話を
聞いていた。 そんな行動を取っていた三人を見たワタルは、ハッと我に戻った。
ワタル「!!! ぬぉああああああ!!!! 何で俺がお前らに言わなきゃ
    ならねぇんだぁああああ!?!?!?」
マロン「きゃ〜〜〜
vvv 今の何か可愛い感じぃ〜♪」
ココナッツ「もう本ッッッ当に熱愛って感じねぇ〜♪」
サトシ「…まあ、俺の秘密も知ったんだからいいだろ? その代わり、互いの秘密、誰も
    言わない事にしようぜ! 俺の秘密は既に兄ちゃんやヒロシ、ツバキとシュウ、
    ダンさんとコゴロウとゼトラ、そしてマロンとココナッツ(こいつら)に
    知っちまったから、誰にも言うんじゃねぇぞ! もちろん俺もお前の秘密も
    黙ってるからさ!」
今まで怒っていたはずのサトシは、気楽そうにワタルの肩を叩いてそう言った。
ワタル「…それならいいけどよ…。 けど、あいつはどうなんだ?」
サトシ「あいつ?」
ワタル「あいつだよ、あいつ。 突然付いて来る事になっちまったあのキザ野郎だよ。」
サトシ「ああ、ジギーの事? あいつなぁ〜…確かにあいつも俺の秘密を知ってるけど
    なぁ…。 けど、あいつはあいつでも、俺がカスミの事が密かに好きだって事で
    諦めてるかも知れねぇし! それに、俺に負けたからこそカスミを俺に譲る
    つもりさ! けど、あいつが勝手について来た時、『次は負けないからね』とか
    言ってたし…。 まあ、きっとバトルに負けた悔しさで言ったんだろうと思うよ
    な! いつか再戦しようと思ってそう言ったんだと思うんだけどなぁ!」
ワタル「……………。」
その後、ワタルは自分の腕をサトシの肩に置いた。
ワタル「…サトシ、気ぃ悪くなるかも知れねぇが、俺が今言う言葉の後、俺に怒るんじゃ
    ねぇぞ…。」
サトシ「?」
ワタル「これはあくまでも俺の予想だが………。」
ワタルはシリアスな顔でサトシを見詰めながらこう言った。

ワタル「…ジギーの奴………お前よりも先にカスミを告白しよう(奪おう)としてんじゃ
    ねぇのか?」

ドガァアアアアアアアン!!!!! その言葉を聞いたサトシは、まるで雷が落ちたかの
ように、ショックとなった。
サトシ「…は、はぁ…? な、何言ってんだぁ…? まさかあいつ…?」
ワタル「いやぁ、可能性は高い。 いくら負けたとしてもまだカスミには諦めていない
    そうだぜ? カスミがマリーを救出して以来、かなり惚れてたからなぁ…。 
    きっとカスミを誰よりも愛しく、逞しく、唯一的に素晴らしいと思ってんだろう
    な。 だからあいつがあの時お前にそう…。」
サトシ「ば、バカヤロー!!!! あいつがカスミを俺から真っ先にゲットする訳ねぇ
    だろぉおおお!?!?!」
サトシはワタルの襟を掴みながらそう叫んだ。
ワタル「だから俺に怒るなぁあああ!!!」
マロン「まあ、落ち着いて落ち着いて!! でも、とにかく…もっと早くした方があたし
    いいと思うわよ?」
ココナッツ「そうよ。 手遅れじゃあ何もならないわよ! ジギーさんよりも早く
      気持ちをカスミちゃんに伝えて、愛し合いなくちゃダメなのよ!」
サトシ「そんな事言われてもなぁ〜〜〜…。」
マロン「もう、じれったいわねぇ! あんた男でしょ!? チン○ン
    付いてんでしょ!?(爆)」
サトシ「…って言うか、お前下ネタをここで言うなよ…。(汗)」
ココナッツ「とにかく、タイミングを決める事!! 邪魔者がいない時に告白
      しなさい!!」
サトシ「だから俺はそうしようと…。」

その後、ラジオからカルロスの声が流れて来た。
カルロス『あ〜、あ〜…本日は晴天なり…っと。 サトシ、カルロスだ! 今、
     ウンシュウ島っつー島に向かうんだけど…。 そこで一休みするのも
     どうだぁ?』
サトシ「ウンシュウ島? 街でもあるのか?」
カルロス『ケンジの話によれば、当然あるらしいぜ!』
サトシ「そうか…じゃあ、一休みにあの島へ向かおう!」
カルロス『許可はちゃんと貰ったぜぇ! じゃ、目標はウンシュウ島! 後三分ぐらい
     すれば到着だから、第一甲板へ集合してくれ! じゃ、連絡を切る!』
サトシ「ふぅ〜…。」
サトシは一先ず溜め息を出した。
ワタル「まあ、今の状況だと告白は無理だろうな。 なるべく暇のある時だけにした方が
    いいぜ。」
マロン「しょうがないなぁ…。」
サトシ「まあ、チャンスの日が来たら、絶対告白するよ! ジギーには負けていられねぇ
    からなぁ…。」
サトシは突然と燃え始めた。
マロン・ココナッツ・ワタル「ははは…。(汗)」

―ウンシュウ島―

ここはウンシュウ島。 街のある島で、殆ど倉庫とかも多い。 サトシ達は一休みにこの
島の港に到着した。 そんなサトシ達はフェニックスから降りる時…。

ジギー「さあ、カスミさん。 手を捕まって。」
カスミ「あ、ありがとう…。」
カスミはジギーの手を捕まりながら、梯子から降りた。
サトシ「なっ!?Σ(゜□゜
*)」
ジギー「お怪我はないでしょうか、カスミさん?」
カスミ「そ、そんな、ただ降りただけですよ…。」
サトシはそんな二人を見ながら、怒りに燃えていた。
サトシ(あ、あの野郎ぉ〜〜〜〜〜!!!!!!!)
シゲル「…サトシ、機嫌悪そうだなぁ…。」
ブルー「…何かあったのかしら…?」
グリーン「…フン、予想なら出来る。」
レッド「さて、ウンシュウ島に到着した所だし、これからどうすっか?」
イエロー「食べに行きませんか? お腹空きましたし!」
ヒロシ「それはいいね! ちょうどお昼時間だし!」
サトシ「…よし!!! なら食堂で飯だぁ!!!」
サトシは怒りながらそう言った…。
アキラ「…っつーか、何で怒ってんだ?」
カツコ「何かあったのかな、船内で…?」
マロン・ココナッツ(言いたくても言えない…。)

住人「家事だぁああああああ!!!」
サトシ達「え!?」
その時多くの住人達が大急ぎに通り掛って来た。
住人
A「あっちの倉庫で火事になってるぞ!!」
住人
B「見に行こうぜぇ!!」
サトシ達「家事だって!?」

―火事場―

ここは港にある倉庫エリア。 一体の倉庫は何と、大きく炎上している。 野次馬な
住人達は、その火事場を見ていた。 もちろんそこはジュンサーもいるが、今は他の
警官と共に多くの人達を場から離れようとしている。 サトシ達はその場の様子を見に
行くため、火事場へ到着した。

ジュンサー「皆さん、ここは危険です!! 下がってください!!」
コゴロウ「何つー火だぁ!!」
ゼトラ「このままでは放って置けねぇな!」
サトシ「俺達も消すの手伝おう!! シャワーズ、ゼニガメ、君に決めた!」
シャワーズ「オッケー!!」
ゼニガメ「ゼニィ!!!」
カスミ「あたしも行くわ!! ヒトデマン、行くのよぉ!!」
ヒトデマン「デヤァ!!!」
ツバキ「あたしも手伝うわ!! コダック、行きなさい!!」
コダック「コッパァ!!!」
サトシ「全員、「水鉄砲」発射!!」
ブシュウウウウウウウ!!!! シャワーズ達は「水鉄砲」で炎上する倉庫の炎を
消そうとするが、やはり力不足なのか、火がなかなか消えない。
サムライ「全然消えないでござるぞ!」
カツラ「四匹だけじゃ力が足りん!!」
ジュンサー「ダメだわ…このままじゃ隣の倉庫までも火事になっちゃう!」
サクラ「シャワーズとゼニガメ、そしてヒトデマンとコダックだけじゃ無理だわ!」
アヤメ「炎が大き過ぎて力が足りな過ぎるわ!」
ボタン「ここはあたし達も組んだ方がいいみたいね!」
ジギー「フッ…それなら僕のスターミーで…。」
シュウ「カッコ付けんなっつーの。(怒)」

ファンファンファンファン!!! キキッ!! その後、消防隊が到着し、ジープから
出て来た。 けど、消防隊とは言え、駆け付けたのは隊員一人だけ。
ジュンサー「あっ、隊長さん!!」
隊長「火事の状況は!?」
ジュンサー「今、あちらの少年少女がポケモンで消そうとしていますが、炎上が
      激しすぎて消火が出来ません!」
隊長「なら今すぐその子達を非難させるのだ!」
ジュンサー「はい!」
ガチャッ!!! その後隊長は、ジープのキャリアの扉を開け、何かを引き出せた。 
恐らくポケモンであるが…。

ガラッ!!! その後、炎上で倉庫は崩れ始め、その崩れ掛けた岩がサトシ達に落ち
始めた!
ケンジ「!! 危ないぞ、みんなぁ!!!」
サトシ「うわぁっ!!!」
カスミ「お、落ちるぅ!!!」
ツバキ「崩れるぅ!!!」
サクラ・ジギー「カスミ(さん)!!!」
ブルー・アイ「サトシ(君)!!!」
ヒロシ「ツバキ!!!」

ドォン!!! その後、何かが勢いにサトシ達を突き飛ばし、落ちて来た岩から救われた!
サトシ「い、いっでぇ〜…な、何だぁ!?」
ツバキ「! この子達は…!!」
そう、物体の正体は何とカメール! カメールがサトシ達を救ったらしい。 そんな
黄色いスカーフを首に巻いている一匹のカメールは、ゼニガメを見詰めていた。
ゼニガメ「ゼ、ゼニィ…!?」
その後、隊長がサトシ達に駆けつけた。
隊長「大丈夫か、君達!?」
サトシ「え、ええ…何とか…。」
レッド「サトシ、大丈夫か!?」
サクラ「カスミも大丈夫!?」
サトシ「ああ…。」
カスミ「何とかね。」
ジュン「けど、あのカメールは…?」
セイヨ「何なのかしら…?」
隊長「あれは私の消防隊員、チーム・カメールだ!」
サトシ「チーム・カメール…?」

ポケモン図鑑『カメール・亀ポケモン・ゼニガメの進化形。 ペットとして人気が高い。 
       また、毛で覆われた尻尾は、長生きするシンボルだ。 ポカンと頭を
       叩かれる時、甲羅に引っ込んで避ける。 でも、ちょっとだけ尻尾が出て
       いる。 甲羅にコケが付いているのは、特に長生きのカメールだ。 
       ふさふさの耳と尻尾を巧みに操って、水中でのバランスを保つ。』

カメール「カメェ!!!」
ブシュウウウウウ!!! その時、カメール達は思いっきり「水鉄砲」で消火し始めた!
マチス「ワオ!! こりゃすげぇ!!」
エリカ「素晴らしいチームワークですわ!」
ナツメ「水で炎を次々を消して行ってるわ!」
シャワーズ「すっごぉ〜い!!」
ピカチュウ「ピッカァ〜!!」
ゼニガメ「……………。」
だがゼニガメは、そんなカメール達の活躍を見て、何かを感じていた。

そして数分後、カメール達の活躍により、炎上していた倉庫も見事に消火された。 隣の
倉庫も、無事炎上せずに済まされた。

―消防署・訓練場―

ここはウンシュウ島の消防署で、消防隊ポケモン達の訓練場である。 訓練場には、
ランニングしているカメール達、「ハイドロポンプ」で火消し訓練をしているカメックス達、
そしてジャングルジムで移動訓練をしているゼニガメ達がいた。 サトシ達は隊長と共に
この訓練場にいた。 

隊長「しかし驚いたよ。 まさか君があの有名なサトシ君だったなんて…。 さっきの
   火災で全然気付きはしなかったよ…。 けど、消火活動に手を組んでくれて感謝
   するよ。」
サトシ「いやぁ、俺達は何もしてませんから…。」
隊長「とりあえず、改めて紹介しよう。 私の名はラッセル。 この消防署の隊長だ。 
   そして、ここで訓練しているポケモン達は、ここの隊員さ。」
キョウ「ふむ、殆どゼニガメとその進化形しかおらぬな。」
アヤ「さすがにすごいけど…それぞれどんな役目を?」
ラッセル「チーム・カメックスは「ハイドロポンプ」で大火災を消火する。 チーム・
     ゼニガメは機動力を自慢で、小さい通路で救出と消火活動を行う。 そして
     チーム・カメールは、両方の特徴を持つ万能消防隊なのだ。」
フウコ「へぇ〜、万能消防隊なんだぁ〜!」
ドリオ「通りで火消しのチームワークが上手だと思ったぜ…。」
ラッセル「…よし! ランニング終了!!」
ザザッ!!! ラッセルの掛け声で、たまたまランニングで通り掛って来たチーム・
カメールは立ち止まった。
ラッセル「左ぃー、向けっ!!」
ザザッ!!! チーム・カメールはサトシ達の方へ素早く振り向いた。
ラッセル「敬礼!!!」
ザッ!!! そしてチーム・カメールはサトシ達に敬礼をした。
イミテ「ほぇ〜〜〜!!! 可愛い〜〜〜!!」
ゲルト「よく鍛えられてんなぁ〜?」
レグナ「軍にも使えそうなテクニックだなぁ…。」
ラッセル「こちらがそのチーム・カメール。 そしてこっちのスカーフのカメールは、
     チームリーダーなのだ。」
タイチ「へぇ〜、そうなんだぁ〜!」
ライゾウ「なるほど、スカーフはリーダーの証って訳か。」
ミズキ「確かにリーダーとして逞しそうだな?」
アツシ「頼りになるほどだぜ!」
ゼニガメ「ゼニィ…。」
だがゼニガメはそんなカメール達の前でそっぽを向いた。
ピカチュウ「ピ?」
サトシ「ん? どうしたんだ、ゼニガメ?」
カスミ「きっとさっきの消火活動で悔しがってるのよ…。」
キヨミ「そうねぇ…。 助けられたと言い、自分が火を消せなかったと言い、よっぽど
    悔しがってるのよ…。」
サトシ「そうか…。」
…とその時!!!

パッ!!! ゼニガメは突然愛用のサングラスを取り出し、それを目にかけた!
(っつーかどっから出したんだ?)←ツッコミ禁止
ゼニガメ「ゼニィ!!!」
サトシ「あぁっ!?」
ケンジ「おお、サングラスのゼニガメ!! これは超珍しいぞぉ!! 観察観察!!」
トオル「確かに!! 見た事もないよ、こう言うの!? 写真写真!!」
サトシ「それ、
*ゼニガメ団のサングラス!?」
ダン「ゼニガメ団? 何だい、それ?」
サトシ「ああ…ゼニガメ団は、昔不良集団だったんですけど、ある出来事で消防団に
    なったんです。 このゼニガメも、元々は団体のリーダーだったんですよ。」

*カントー編・第20話「ゼニガメ団登場!」参照。

ゼニガメ「ゼニィ!!」
カメール隊長「カメ?」
ゼニガメ「ゼェ〜ニゼニガメゼニガメガァ!!!」
シャワーズ「『お前と勝負したい!!』って言ってるよ?」
アツコ「同じ消防団隊長のプライドって事ね?」
サトシ「そうか…ラッセルさん! 俺のゼニガメとカメールと勝負させてください!」
ラッセル「勝負?」
サトシ「体力とガッツは負けませんよ!」
ラッセル「ふむぅ〜…私は有名人である君とは勝負したくはないのだが…そこまで言うの
     なら…仕方あるまい。 勝負の許可をしよう! 君のゼニガメの実力、
     たっぷり見させてもらおうではないか!」
サトシ「ありがとうございます!」
ゼニガメ「ゼニゼニィ!!」
カメール隊長「カメェ!!」
ゼニガメ「ゼニィ?」
その後、ゼニガメとカメール隊長は、お互い強く睨み合いながら、燃え始めた。
ヒトカゲ「すげぇ燃えてるなぁ…。」
ダネリーナ「これは楽ちみでちゅ!」
ゼニガメ
2「がんばってください、ゼニガメさん!」
ピッピ「…所でプライドって何でしゅか?」
アーボック「はっ?」

その後、ゼニガメとカメール隊長は、ランニングコートに立っていた。
ラッセル「バトルは禁じているが、消防訓練に使われている競技ならいいだろう。 
     まずはランニングを行おう! どちらが走行力が高いか、計ってみよう! 
     では、スタート!!!」
ダダッ!!! ラッセルの掛け声で、ゼニガメとカメール隊長は走り出した。 互いの
スピードは同時だが、二匹共は必死に互いを越えようとしている。
ウミオ「何か変わんねぇなぁ…?」
ソラオ「殆ど互角だねぇ…?」
スイート「どっちも負けたくないって思ってるんだろうね。」
ラッセル「ふ〜む…あのゼニガメもなかなかだなぁ…。」

ガッ!!! だがその時、ゼニガメは石に躓いた!
ゼニガメ「ゼニィ!?」
ドガッ!! こけ始めたゼニガメは、思わずカメール隊長にぶつかった!
カメール隊長「ガァッ!?」
ゴロゴロゴロゴロ!!! そして二匹は思いっきり転がり始めた。
ゼニガメ「ゼニァアアアアア!?!?」
カメール隊長「カメァアアアアア!?!?」
そして二匹は同時にゴールへ転がって行った。 そんなケンジはストップウォッチで
時間を計った。
ケンジ「…すごい! お互い同じ時間でゴールに到着した! 僕が観察していた
    ゼニガメのデータでは、それくらいの素早さはないぞ!?」
ラッセル「うむ、気に入ったぞ! サトシ君、今日一日、君のゼニガメを我が消防隊に
     入隊させてくれないか?」
サトシ「え?」
ラッセル「この二匹のファイトなら、他の隊員にも伝わるかもしれない!」
サトシ「う〜〜〜ん…まあ、残す訳には行きませんが、一日だけでいいですよ!」
ゼニガメ「ゼニィ…!」
カメール隊長「カメェ…!」

そして、一日にゼニガメを入隊させたサトシ達は、早速ラッセルの訓練を始めた。 その
ゼニガメはチーム・カメールに加え、ディスクシューターを用意していた。
ラッセル「よぉし!! まずは「水鉄砲」の放水訓練だ!! ディスクをよく狙い
     撃てよぉ!! では、始めぇ!!!」
バシュバシュッ!!! そしてディスクはあちこちへと飛び出し始めた。
バシュウウウウ!!! バキャンバキャン!!! ゼニガメとチーム・カメールは、
飛んで来るディスクを次々と撃ち壊した。
カオルコ「なかなか良い狙いですわね!」
サイゾウ「一個も残さず全て撃ち落しておるでござるな!」
アツミ「さすがサトシ君のゼニガメね!」
センタ「戦った時みたいに上手いぜ!」

…とその時、突然訳の分からない所から奇妙に飛んでいるディスクが現れた。 しかし、
ディスクとは言え、何かの浮遊円盤のよう…。
ラッセル「? 何だ、あれは? 見た事もない奇妙な物だが…?」
バシュウウウウウ!!! とりあえずゼニガメとチーム・カメールはそのディスクらしき
物体に「水鉄砲」で撃ち落そうとするが、何とそのディスクが攻撃を回避した!
トミオ「!? な、何だありゃ!?」
リョウマ「「水鉄砲」を回避したぁ!?」
ジャグナル「…!!! 気を付けろ!! それはこの場のディスクじゃない!!!」
サトシ達「え!?」
ゼニガメ「ゼニィイイイ!!!」
チーム・カメール「カメェエエエ!!!」
だがゼニガメとチーム・カメールは、飛び去るディスクを追い始めた。
ラッセル「あ、おい!! どこへ行く!? 戻れぇ!!!」

ゼニガメ「ゼニィイイイ!?!?」
チーム・カメール「カメェエエエ!?!?」
ドサァアッ!!! ディスクを追っていたゼニガメとチーム・カメールは、突然姿を
消した!
ラッセル「な、何!?」
サトシ「消えた!?」
サトシ達はゼニガメとチーム・カメールの消えた所へ行こうとすると、何とそこは落とし
穴だった!
リン「!? な、何これ!?」
ラン「落とし穴だわ!?」
ムサシ「落とし穴と言ったら〜…あたし達よねぇ〜?」
コジロウ「でもぉ〜、俺達の仕業じゃないのよねぇ〜♪」
ニャース「誰も疑ってニャいニャ。」
グォッ!!! その後、穴から気球が出て来た! しかもその気球は、あのバトルーン
だった!
全員「!?」
ユウキ「あの気球は…!?」
ケン「ドラゴンナイツのだ!!」
バトルーンが上昇した後、その下には網に引っ掛かったゼニガメとチーム・カメールが
いた。
サトシ「ゼニガメ!!」
ラッセル「チーム・カメール!!」
その後、さっきのディスクが現れ、そしてバトルーンの中からアフリカ系の人間型
ロボットとインディアン系の人間型ロボットが現れた。 ロボットの名は「
UF-02」、
「ウンガガイザー」、そして「インディロイド
A50」と言うらしい。
ウンガガイザー『グッハッハッハ!! 思ワズ引ッ掛カッタナ!!』
ラッセル「な、何だあいつは!?」
インディロイド『マサカ
UF-02ヲでぃすくト間違エルトハ、愚カナ人間ダナ!!』
サトシ「何だとぉ!?」
ウンガガイザー『トニカク、コノぽけもん達ハわしラガ頂イタ!!』
インディロイド『返シタケレバ追ッテミルガイイ!!』
そう言いながら、その場から飛び去った。
ランダル「チーム・カメール!!!」
マサトシ「あのポンコツがぁ!! 逃げてまうでぇ!!」
ユウタ「後を追おう!!」

―森―

ドラゴンナイツのロボットに捕まってしまったゼニガメとチーム・カメールは、アジト
だと思われる木の家にいた。 外では
UF-02が見張っており、中ではウンガガイザーと
インディロイドがいた。

ゼニガメ「ゼニゼニィ!!!」
カメール隊長「カメェ!!!」
ウンガガイザー『エェエエエイ!! 黙レ、コノアホガメガ!! 黙ラント燃ヤシ
        殺スゾ!!』
インディロイド『落チ着ケ、人質ヲ殺シテモ意味ガナイ。 ソウスルトまぐままん様ヤ
        どらごん様ニ怒ラレルダケダ。 マア、ろぼっと改造サセルノハ話ハ
        別ダガナ。』
ゼニガメ達「……………。」
ウンガガイザー『デ、コレカラドウスル?』
インディロイド『決マッテルダロ。 コイツラヲ人質ニ使イ、アノ小僧共ニ足止メヲ
        サセルノダ。 ソノ間まぐままん様ハ既ニ計画通リニ進ンデイルハズ。 
        ソレマデニアノ小僧共ニ無駄時間ヲ稼ゲバ、コノ島ト共ニ消エルダロウ。 
        ソシテ何レニセヨ、任務遂行スレバ、我々ハ隊長ノ座ヲ手ニスル事ガ
        出来ルノダ!』
ウンガガイザー『ナルホド! ソレハイイ計画ダ!!』
ゼニガメ「…ゼニゼニ…。」
カメール隊長「カメカメ…。」
その間、ゼニガメとカメール隊長は小声で何かを話していた。

―一方サトシ達―

サトシ達は、ラッセルと共にジープに乗り、ケンジのコンパンを使ってロボット達の
アジトを探していた。

ラッセル「…なるほど、このドラゴンナイツと言う悪党は、世界破壊のためにポケモンを
     ロボット改造させようとしているのか。 そんな君達も、彼らを倒すために
     行動しているのか。」
サトシ「ええ。」
ラッセル「危険な任務だろうが、このまま放って置く訳には行かないな。 私も出来る
     だけ君のフォローをする!」
サトシ「ありがとうございます。」

コンパン「…!! コンパン、コンパン!!」
シャワーズ「『この先の道に気球がある!』って言ってるよ!」
シンジ「きっと奴らの気球だ!!」
サトシ「よし、このまま進もう!」
ピィーピィーピィーピィー!! その時、ジープの無線がなり始めた。
ジュンサー『ラッセル隊長!! こちらジュンサーです!! 至急、応答を願います!!』
ラッセルはジュンサーの声を聞き、直ぐに無線を取った。
ラッセル「はい、こちらラッセル。 どうした?」
ジュンサー『大変です!! 突然何者かが島に襲来し、街を炎上させています!!』
サトシ達「え!?」
ラッセル「何だとぉ!?」
ジュンサー『今こちらでは、侵入者の退治に警察を出撃させていますが、相手が
      手強すぎて歯も立ちません!! 侵入者は影で見えませんが、姿は要するに
      恐竜!! その上に人は乗っていますが、誰なのかよく見えません!!』
アーモンド「それってもしかして、ドラゴンナイツか!?」
ココナッツ「うそ!? あたし達がこっちに向かっている間から!?」
ジャグナル「…どうやら罠にはまってしまったらしいな。」
サトシ「罠!?」
ジャグナル「恐らくこうだろう。 雑魚ロボットがゼニガメ達を奪ったのは、俺達の
      足止めをするためやったのかも知れない。 そう、奴らは俺達がこの島に
      いる事を気付いていた。 そして奴らは俺達を街から呼び出し、他の雑魚を
      街に襲撃させた。 元はと言えば、これは奴らの計画かも知れない!」
ウォール「じゃあ、俺達がこうしてる間にドラゴンナイツが…!?」
ピース「あぁ…どうしましょう…。 戻りますか?」
サトシ「けど、まだゼニガメ達が…!!」
ラッセル「ちょっと待て!! 街が炎上していると聞いたが、大火災対抗の
     チーム・カメックスはどうしたのだ!?」
ジュンサー『それが、チーム・カメックスの入ったトラックが、騒動中に作られた穴に
      はめられ、出られない状態になってしまいました! 今クレーンが来るのを
      待っているのですが、騒動中の原因で道が塞がっていて時間が掛かりそう
      です! チーム・ゼニガメは今でも活用中ですが、彼らの力じゃ消火が
      出来ません! 今の状況ではチーム・カメールも必要です!!』
ラッセル「弱ったなぁ…。 チーム・カメールを救出しに行く途中に戻る訳にも
     行かない…。」
カスミ「それならあたしが行きます! 水系ポケモンを使って消火活動を行いますから!」
ブルー「あたしも手伝うわ! カメちゃんと一緒にね!」
アイ「あたしも行く! ゼニガメもいるから!」
ツバキ「あたしも手伝うわ!」
サクラ「カスミも行くのなら私も行くわ。」
アヤメ「私もよ!」
ボタン「あたしも行くからね!」
イミテ「あたしのメタちゃんも変身して協力するわ!」
ミズキ「俺のシャワーズも手を貸すぜ!」
ウミオ「俺も水系専門トレーナーだ! 火を消しに行くんならやってやるぜぇ!!」
スイート「あたしも協力するわ!」
カンナ「私も協力するわ。」
ワタル「俺も行くぜ! こっちにはギャラドスがいるからな!」
サノスケ「俺もヤドランで行くぜ!」
アツミ「あたしも行く!」
ジギー「カスミさんが行くのなら僕も行きましょう。 僕がいないと大変ですし…。」
サトシ「……………。(怒)」
シュウ「俺も行くぜ! こっちも水系ポケモンもいるしな!」
アーモンド「ゼニも行くか?」
ゼニガメ「アーモンドさんと一緒ならどこへでも行きます〜
v
マロン・ココナッツ「だったら…
v
アーモンド「お前らは残れ。」
マロン・ココナッツ「あう…。」
メタモン「ウォールよ、これも修行の一つになるかも知れん。 協力しに行くぞ。」
ウォール「あ、はい、お師匠様!」
ゲルト「俺も行こう! 水属性能力を持つ俺なら、十分役立つだろう!」
ゾーマ「私も行こう。 ちょうどエスパーだけじゃなく、水系のヤドランもいるからな。」
クリスティ「ゲルト、ちょっと待って!」
ゲルト「?」
クリスティ「念のために、この子達も連れてって!」
ポンポンポン!!! クリスティが投げたモンスターボールからサハギン、
シーサーペント、プチポセイドン、シードラゴン、そしてフロストドラゴンが現れた。
サハギン「ギンギィイイイン!!!」
シーサーペント「シィイイイサァアアア!!!」
プチポセイドン「ポセェエエエ!!!」
シードラゴン「シィイイイドラァアアア!!!」
フロストドラゴン「ヒュオオオ!!!」

聖剣図鑑『サハギン・魚人モンスター・酷い魚の神を信仰していた半魚族の一種。 その
     手には三又の銛が握られ、激しく突いて攻撃してくる。』

聖剣図鑑『シーサーペント・海蛇モンスター・後頭部に鬣を持った、大海蛇とも呼ばれる
     モンスター。 知能が低いため、その体を使って攻撃する。』

聖剣図鑑『プチポセイドン・魚人モンスター・サハギンの同類。 海の神の名を冠した、
     サハギンより大きな力を持った半魚一族。 特殊な力で銛を降らせる事が
     出来る。』

聖剣図鑑『シードラゴン・ドラゴンモンスター・シーサーペントの同類。 水凄の
     首長竜が、陸で生活出来るように進化した姿。 元は竜だったため、その口
     から特殊なブレスを吐く。』

聖剣図鑑『フロストドラゴン・ドラゴンモンスター・四種類の子ドラゴンの一種。 
     凍てつく寒さを物ともしない、堅い鱗で覆われたドラゴン。 長い尻尾で
     攻撃し、冷たいブレスを吐く。』

クリスティ「この子達も水系モンスターだから、一緒に消火活動に組ませて!」
ゲルト「悪ぃな、クリスティ。」
クリスティ「後、この子も忘れないでね!」
ゲルト「?」
ポォン!!! クリスティが投げたモンスターボールから、ジャバウォックが現れた!
ジャバウォック「ジャバァアアア!!!」
ゲルト「!? こ、こいつはぁ!?」

聖剣図鑑『ジャバウォック・双子モンスター・全ての爬虫類の特徴を持つ双頭の
     モンスター。 首を最大限に伸ばして噛み付いて来る。 また、その二つの
     首の動きは見事に連係が取れているが、生命体としては独立しているため、
     一本を切り落としたほどでは決して死なない。 ボスクラスのモンスターで、
     絶滅したと言われているが、まだ生存されている事が判明。』

クリスティ「この子も一緒に連れて行くのもいいわよ! 一緒に組めば、消火活動にも
      ばっちりよ!」
ゲルト「………確かに、こいつは元々
*俺のだったけどな…。」
ジャバウォック「ジャバ!」

*カントー編・第102話「カメックスの島(後編)」参照。

ゲルト「よぉ〜し!! 久々にやろうぜ、ジャバウォック!!!」
ジャバウォック「ジャバァ!!!」
ケンジ「カスミ、この子達も一緒に行ってくれ!」
ポンポン!! ケンジはモンスターボールからマリルとストライクを出した。
マリル「リルルゥ!!!」
ストライク「ストラァ!!!」
ケンジ「この二匹も一緒なら、大丈夫だろ?」
カスミ「ありがとう!」
サトシ「じゃあ、その間俺達はゼニガメを救出しに行く! それまでに街で暴れている
    ドラゴンナイツの奴を止めに行ってくれ! 俺達も出来る限り早く戻ってくる
    から!」
カスミ「分かった!」

―アジト―

一方ドラゴンナイツのアジトでは、なぜかウンガガイザーとインディロイドがケンカして
いた。

ウンガガイザー『何ジャトォオオオ!?!? 理想ナ隊長ハコノわしニ決マットルダロ
        ガァ!!!』
インディロイド『何ダトォ!? 私ニ決マッテルダロォ!!!』
どうやら二体は誰が有能で天才な隊長として相応しいのかでケンカしているようだ。(何故?)
ゼニガメ「ゼニ!!」
カメール隊長「カメ!!」
ゼニガメ達「ガメェエエエエエ!!!!」
ブシャアアアアアアアアア!!!! その時、ゼニガメとチーム・カメールは
「水鉄砲」でウンガガイザーとインディロイドに攻撃した!
ウンガガイザー・インディロイド『ヌア!?』
ウンガガイザー『キ、貴様ァ!!!』
インディロイド『イキナリ何ヲ…!?』
ブシャアアアアアアアアア!!!! だがゼニガメ達は「水鉄砲」を続行させ、二体の
ロボットに攻撃し続けた。
ウンガガイザー・インディロイド『ヌガァアアア!?!?』
そして部屋中は水に溢れ始めた。

一方外では、見張りをしている
UF-02が、中が騒がしい事に気付く。
UF-02『…何ダ…? 騒々シイ…。』
ドバァアアアアアアアアン!!!!!! 
UF-02がそう言った後、ドアがぶち破り、
中から水が出てきて、ウンガガイザーとインディロイド、そしてゼニガメ達が流された。
ウンガガイザー・インディロイド『ギャアアアアアアア!!!!』
UF-02『!?』
そして水の流れが止まり、二体のロボットが倒れていた。
ウンガガイザー・インディロイド『ウグゥ〜〜〜…。』
UF-02『ナ、何ガアッタンダ!?』
ゼニガメ達「ガメガメガメガメ♪」
そんなゼニガメ達は二体のロボットのアホな姿で苦笑していた。
ウンガガイザー『何シヤガルンジャイ!?』
ブォオオオオオ!!! ウンガガイザーは火の付いた牧を吹き、ゼニガメ達に攻撃したが、
ゼニガメ達はタイミングよく「殻に篭る」をし、身を守れた。 その代わりに、ネットが
焦げ落ちた。
UF-02・インディロイド『貴様コソ何シヤガル!?』
バシュバキィン!!! 
UF-02はレーザー、インディロイドは石で出来たハンマーで
ウンガガイザーを攻撃した!
ウンガガイザー『グホッ!?』

???「そこまでだ、ドラゴンナイツ!!」
ロボット達『!!』
ロボット達が見上げたら、そこにはサトシ達がいた。
ウンガガイザー『オ!? 貴様ハアノ小僧!!』
インディロイド『ヤハリココニ来タカ!!』
サトシ「お前らの計画はもう見出でてる!! ゼニガメを返させてもらうぜ!!!」
ラッセル「チーム・カメールも返させてもらうぞ!!」
ウンガガイザー『ヤッテミル物ナラヤッテミナ!!!』
インディロイド『息ノ根ヲ止メサセテクレル!!!』
UF-02『死ヌ覚悟ヲシロ!!!』
そう言いながらロボット達は襲い掛かった!
サトシ「甘いぜ!! ゼニガメ!!」
ラッセル「チーム・カメール!!」
サトシ・ラッセル「「水鉄砲」!!!」
バシャアアアアアアアアアアア!!!!! ゼニガメ達は「水鉄砲」でロボット達に攻撃
した!
ロボット達『グォオオオオオオ!?!?』
サトシ「お次はピカチュウ、とどめの「電気ショック」!!!」
ピカチュウ「ピィーッカチュウウウウウウウ!!!!!!」
ビリリリリリリリリリリリリリィ!!!!!! ピカチュウは「電気ショック」で
ロボット達に攻撃した!
ロボット達『ギャアアアアアアアアアアアア!!!!!!』
チュドォオオオオオオオオン!!!!! そしてロボット達は破壊された。
ピスタチオ「やけに簡単に倒しましたね…。」
アーボック「よっぽど弱い雑魚だったんだな。」
サトシ「よし、これでゼニガメとチーム・カメールを救出完了! 後は…街に戻って
    親玉を止める事だ!!」

―街―

一方街の方では、大きく真っ赤な恐竜型ロボットが、炎上する街に暴れていた。 その
上に乗っていたロボットも、この暴走に楽しんでいた。 ロボットは赤いボディをして、
頭に砲口らしきな物も付いていた。

???「ハァーーーッハッハッハッハァッ!!!! 崩れぇ!!! 砕けぇ!!! 
    あちこち燃え上がれぇ!!! そしてこの島ごとぶっ潰すのだぁ!!!!」

一方カスミ達は、炎上する街の消火活動をするために、水系ポケモン達で火消しをして
いた。 しかし、さすがに家事が多すぎるのか、力が足りなすぎる。
カスミ「がんばって、ヒトデマン、マリル、みんなぁ!!」
ツバキ「がんばってぇ!!」
ブルー「カメちゃん、がんばってぇ!!」
アイ「ゼニガメもよ!!」
イミテ「メタちゃん(カンナのラプラスに変身中)、がんばって!!」
ゲルト「ジャバウォック、がんばれぇっ!!」
カンナ「ラプラス、がんばって!!」
ワタル「ギャラドス、諦めるな!!」
シュウ「がんばれよ、カメール!!」
アーモンド「がんばるんだ、ゼニ!!」
ゼニガメ「分かってます!!」
ウミオ「くそっ…!! こんな状態じゃ火消しも無理だぜ…!!」
スイート「いくら水系ポケモン持ってるとしても数が足りなすぎるわ!!」
カスミ「そんな、どうすれば…。」

???「何だぁ〜、お前らぁ〜?」

カスミ達「!?」
カスミ達が振り向いたら、何とそこには恐竜型ロボットとそれに乗ったロボットが立って
いた。
???「せっかく火祭りを楽しんでると言うのに…それを中止させようとするとは…
    蟻んこが何の用だぁ!?」
カスミ達「ど、ドラゴンナイツ!?」
???「ほぅ…俺の軍団の事知ってんのか…? 所詮知ってるのは帽子を被ったガキだと
    ウイングとビーストから聞いたが、さてはお前らそのガキの仲間だな? まさか
    ここでガキくせぇ水遊びをしているとは、奇遇だねぇ?」
カスミ「あ、あんたなのね、ここを荒らし捲くってる悪党は!?」
???「ヘッヘッヘ、いかにもそうだ。 俺の名はマグママン! ドラゴン様のご命令に
    よりこの島を壊滅させるためにここを襲撃した!」
ミズキ「何のためにだ!?」
マグママン「この島ではポケモンを使って消火活動を行ってる消防団がいると言う情報が
      あってな、そのポケモンを強奪してロボット改造を行おうとしてるのさ! 
      それに、この消防団と言うやら、どれほどこう言う荒れ狂う大火災を
      止められるか、試してみたくてねぇ…。」
アツミ「何ですって!?」
ジギー「前の奴らと同じように酷い事するなぁ!!」
マグママン「ハッハッハ、所詮人間は愚かし過ぎるんだよぉ!! 無力の奴が正義の
      味方になろうと思うほどバカなんだよぉ!!! まあ、いい。 どうせ力が
      あっても俺を止められねぇんだ!! この島もようやく終わる!! この
      まま暴れ続ければ、お前らなんぞ黒焦げの虫けら当然だぜぇ!!!」
カスミ「あんたの望み通りにはさせないわぁ!!」
マグママン「ほう、小娘如きに俺を止めようとしてんのか? なかなかいい度胸してるが、
      所詮のガキは俺とこの「ヘルレックス」には勝てまい!! もしも俺を
      止められるんなら、この攻撃を堪えてみやがれぇ!!! 殺れ、
      ヘルレックス!!!」
ヘルレックス『グォオオオオオオオ!!!!』
バシュウウウウウン!!!! ヘルレックスの口から火球を放ち、それをカスミに攻撃
させた!
カスミ「!!! きゃあああああああああ!!!!」
サクラ・アヤメ・ボタン「カスミぃ!!!」
ツバキ「カスミちゃん!!!」
ジギー「カスミさん!!!」
ジギーはもちろんカスミを助けるために駆け出すが…。

ガシィッ!!! ドゴォオオオオオオン!!!! だが突然とサトシがカスミに
猛スピードに飛び掛り、カスミを救助し、火球は地面に爆発した。 そんな二人は突然の
事だが、見事に傷一つもなく助かった。
ジギー「え゛!?」
ブルー・アイ「え!?」
マグママン「な!?」
カスミ「さ、サトシ!?」
サトシ「いででで…だ、大丈夫か、カスミ!?」
カスミ「あ、あたしは大丈夫だけど…サトシ、あんたどうやって…!?」

コゴロウ「お〜い、サトシ!!」
サトシ達が振り向いたら、そこにはラッセルと仲間達、そしてゼニガメ達が集まっていた。
カスミ「あ、みんなぁ!」
マロン「大丈夫、カスミちゃん!?」
カスミ「うん、サトシのおかげよ!」
ブルー・アイ「サトシ(君)…さっきのカッコイイ〜〜〜…。」
そんなブルーとアイは何故か感動していた。
サトシ「あ、あはははは…。」
とその後、サトシは小声でコゴロウに話していた。
サトシ(…コゴロウ…力貸してくれたのはありがてぇけど…投げる事ぁねぇだろ、投げる
    事ぁ…。)
コゴロウ(まあ、いいじゃねぇか☆ 助けられたんだし♪)
…どうやらさっきの飛び込みはコゴロウがサトシを投げたかららしい。

マグママン「コラァ!!! 俺様を無視するとはいい度胸してんじゃねぇのかぁ!?」
サトシは彼の声を聞くと、そのまま彼の方へ見上げた。
サトシ「…あいつがドラゴンナイツの一員だな?」
カスミ「うん、名前はマグママンとか言ってたけど…。」
マグママン「お? その帽子を被ったガキは…そうか。 俺達の邪魔をする小僧だな? 
      ウイングとビーストから聞いたぜ? こんな所でお前と遭遇(出会う)何て
      ホントに奇遇だねぇ? ちょうどお前も黒焦げにしたい所だぜぇ!!」
サトシ「…俺の仲間を傷つけようとしたお前だけは、俺は許せねぇ!! その頭、
    冷やさしてやるぜぇ!! シャワーズ、ゼニガメ、ラプラス、ミュウツー、君に
    決めたぁ!!!」
シャワーズ「オッケー!!!」
ゼニガメ「ゼニィイイイ!!!」
ラプラス「私のお呼びでしょうか、サトシさん?」
ミュウツー「私にもお呼びか?」
サトシ「シャワーズ、ゼニガメ、お前達は「水鉄砲」を使うんだ! その間ミュウツーは
    「サイコキネシス」で水を水球にさせるんだ!」
シャワーズ「了解!」
ゼニガメ「ゼニィ!!」
ミュウツー「…何をするかだいたい想像出来る。 いいだろう、承知した!」
シュボァアアアアアアア!!!! シャワーズとゼニガメは「水鉄砲」を放ち、
ミュウツーは「サイコキネシス」でその水を水球として溜め始めた。
シバ「? な、何をしてるんだ…?」
キクコ「「サイコキネシス」で「水鉄砲」を溜めている…?」
ラルフ「まさか、巨大な水を使って攻撃するつもりじゃ!?」
エミリ「そっかぁ! これならあの恐竜を倒せるのね! 火には水だから!」
ジャグナル「…いや、それだけじゃ足りない。」
カスミ「え?」
ジャグナル「確かに火に対抗できるのは水だが、あのデカさでは倒しきれねぇ。 デカさ
      だけじゃなく、体はとても情熱で頑丈。 水で対抗すると言うよりも、その
      熱さで水を蒸気に変えてしまうだけだ。」
センタ「じゃあ、水で攻撃するだけでもダメって事なのか!?」
マリー「そんなぁ…!!」
マグママン「フン、何する気なのか知らねぇが、水で攻撃してもヘルレックスには効きや
      しねぇぜ!! そうしている間でも時間の無駄だ!! お前らもこの島ごと、
      粉々にぶっ放してやらぁ!!! ヘルレックス、フルパワーで全部
      砕けちまえ!!!」
ヘルレックス『グォオオオオオ!!!!』
ヴィイイイイイイン…!!! ヘルレックスは攻撃を仕掛けるために口からエネルギーを
溜め始めた。
デルヴァ「ヤバイ!! このまま攻撃する気だぁ!!!」
レグナ「サトシ、早くしろぉ!!!」
サトシ「…よし、これで十分だ! シャワーズ、ラプラス、今度は「吹雪」で一瞬に
    水球を凍らせぇ!!!」
シャワーズ「ラジャー!!」
ラプラス「分かりました!!」
ビュオオオオオオオオオ!!!! カチィイイイン!!! シャワーズとラプラスは
「吹雪」で水球を凍らせた!
カスミ「え!?」
レッド「凍らせた!?」
マグママン「!?」
サトシ「よし、ミュウツー!! 今度はそいつを奴の口に投げつけろぉ!!!」
ミュウツー「良かろう!!! はぁっ!!!」
ヴゥン!!! ガゴォン!!! ミュウツーは「サイコキネシス」で氷をヘルレックスの
口に投げ込んだ!
マグママン「な、何ぃ!?」
アシュラ「こ、氷を…!?」
ブレイク「口に入れさせたぁ!?」
サトシ「水だとその情熱の体型ではすぐに蒸気に変えてしまう! けど氷なら、
    溶けるのに数分掛かりすぎて対抗できる!! 口に入れさせれば、口からの
    攻撃は出来なくなる! それに、そのままにしておいて火炎を放出しようとする
    と…!」
ジュウウウウウウウ…!! ヘルレックスは突然赤く染め始めた!
マグママン「!? し、しまった!? オーバーヒートを掛かってやがる!?」
サトシ「そう、オーバーヒートして爆発するんだよ!!」
マグママン「何ぃ!?」
ピカァアアアア!!! ヘルレックスは突然と光り始めた!
マグママン「ひっ!?」
チュドガァアアアアアアアアアン!!!! そしてヘルレックスは爆発し、マグママンは
その衝撃によって飛ばされて行った。
マグママン「くそぉおおお!!!! 覚えてやがれぇえええ!!!」

ラトス「やったぜ、サトシ!!」
ガロン「考えたな、サトシ!!」
サトシ「ああ! けどそんな事より、早くこの火を消せねぇと!!」
ラッセル「そうだった!! チーム・カメール!! 消火活動開始だぁ!!」
チーム・カメール「カメェ!!!」

???「助けてぇえええ!!!」

サトシ達「!?」
サトシ達が振り向いたら、近くに炎上しているアパートのベランダから少年がいた。
サトシ達「あ!!」
少年「助けてぇえええ!!! 熱いよぉおおお!!!」
ガレム「子供があんなトコに!?」
カスミ「きっと逃げ遅れたんだわ…!!」
サトシ「早く助けないと…!!!」
ラッセル「ここは我々に任せろ!! サトシ君達は他の火事を!!」
サトシ「でも…!!」

ゼニガメ「ゼェ〜ニ!!!」
ゼニガメは愛用サングラスを突然とかけ始めた。
サトシ「!? ゼニガメ!?」
ゼニガメ「ゼェニゼニゼィガァ!!」
シャワーズ「『こう言うトコは俺に任せろ!』だって!」
サトシ「そうなのか…?」
ゼニガメ「ゼニ!」
ゼニガメはそう言いながら頷いた。
サトシ「…よし、分かった! 頼むぞ、ゼニガメ!!」
ゼニガメ「ゼニ!!」
カメール隊長「カメ! カメカメェ!」
ゼトラ「…どうやら一緒に組みたいらしいな。」
サトシ「同じ消防団の隊長だからな!」
ゼニガメ「ゼニ!」
カメール隊長「カメ!」
その後、ゼニガメはコゴロウへ振り向いた。
ゼニガメ「ゼニゼニィ!」
コゴロウ「え? あそこまで投げてくれって?」
ゼニガメ「ゼニ!」
ゼニガメはそう言いながら頷いた。
コゴロウ「
OK!! 救助のためならやってやるぜぇ!!」
ガシッ!! コゴロウはそう言いながらゼニガメとカメール隊長を掴んだ。
コゴロウ「行くぞぉおおお!!! どぉおおおりゃあああああああ!!!!(プ○ー
     扱いでごめんな〜♪)」
ビュウウウウウン!!!! そしてコゴロウはゼニガメとカメール隊長をアパートの方へ
投げ飛ばした!

スタッ!! そしてゼニガメとカメール隊長は少年のいる階に到着し、そこへ咳き込んで
いる少年を目撃した。
少年「ケホケホッ!!」
カメール隊長「カメェ!!」
カメール隊長は少年を背負い、早速アパートからの脱出しようとする。 その道を作る
ために、ゼニガメは「水鉄砲」であちこちの火を消し進む。 …が!!!
ガラッ!!! 突然カメール隊長の足場が崩れ、落ち始めた!
カメール隊長「カメェ!?」
ゼニガメ「ゼニィ!? ゼニィ!!!」
ガシッ!!! ゼニガメは落ちるカメール隊長の手を素早く掴んだ!
カメール隊長「カメ!?」
ゼニガメ「ゼニ!!」
カメール隊長「カメ…。」
ゼニガメ「ガ…メ…!!!」
ゼニガメは必死にカメール隊長を引き上げた。
ゼニガメ「ゼニゼニ?」
カメール隊長「カメェ!!」

一方サトシ達は、ゼニガメとカメール隊長が戻って来るのを待っていた。 その間他の
仲間やポケモン達は、消火活動を続行していた。
サトシ「…まだか、ゼニガメ…。」
レグナ「間に合えばいいけどな…。」
…とその時! アパートのベランダからゼニガメと少年を抱えるカメール隊長が飛び
出した!
サトシ「ゼニガメ!!!」
ラッセル「カメール!!!」
ゼネン「おお!! 無事だったんだな!!」
シュウ「カビゴン!! クッション代わりになれぇ!!」
カビゴン「カァ〜ビィ〜〜!!」
ボヨボヨォ〜ン!! ゼニガメとカメール隊長は、カビゴンの腹に弾み、地面に辿り
着いた!
サトシ「ゼニガメ、よくやったな!!」
ゼニガメ「ゼニィ!!」
ラッセル「よくやったぞ、カメール!」
カメール隊長「カメェ!!」
少年「ママぁ〜〜〜!!!」
その後少年は、彼の母親に走り、母親は少年を強く抱き締めた。
母親「坊や!!」
カスミ「無事でよかったね…。」
サトシ「ああ。」
カメール隊長「カメ!」
ゼニガメ「ゼニ?」
カメール隊長はゼニガメに手を出した。
ゼニガメ「ゼニ!」
ゼニガメはその手を見て、何かに気付いた。 そう思ったゼニガメは、サングラスを外し、
互い握手した。
ケンジ「どうやら互いの実力を認めたみたいだね!」
サトシ「名コンビになりそうだな!」
ワタル「サトシぃ!! こっちの火消しも手伝ってくれぇ!!」
サトシ「あ、そうだった!! 分かった分かった!! けど、この状況だと全体火消し
    するのに時間が掛かる…! よし、ここは早く加えて…。 ウンディーネ、出て
    来い!!」
ポォン!!! サトシの掛け声により、ウンディーネが現れた!
ウンディーネ「はぁ〜い、ダーリン
v !? な、何やねん、ここ!? 何であちこち火
       ばっかなん!?」
サトシ「ウンディーネ、お前の強雨で、火を消すの手伝ってくれ!」
ウンディーネ「ああ、それならエエで! 消火ならウチに任しとき! ほな、行くで! 
       …雨よ、大地に燃え上がる悪しき炎を消せ!!」
ザァアアアアアアアア!!! その後、ウンディーネの呪文により、強雨が降り始めた!
サトシ「これならすぐに消火は出来るはず! ありがとう、ウンディーネ!」
ウンディーネ「ダーリンのためなら何でもやるで!」
サトシ「よし! この状態でこっちの火消しもがんばろう!!」
全員「おう!!!」

そしてサトシ達は、強雨と水系ポケモン達と供に、消火活動を続行した。 そしてやがて
一時間後、街全体の火事は全て収まった。

―翌朝―

次の日、サトシ達はようやくこの島を出る事にし、ラッセルと別れを告げる事にした。
ラッセル「やはり行ってしまうのか…。 もう少し訓練させたかったんだがな。 けど、
     昨夜は本当にありがとう。 君のおかげで、チーム・カメールとこの島は
     救われたよ。 本当にありがとう!」
サトシ「いやぁ…。」
ラッセル「これからどこへ行くつもりだい?」
サトシ「ウチの船で次の街で行きます! あれからお世話になりました!」
ラッセル「そうか。 がんばってくれたまえ、サトシ君!」
サトシ「はい!」
カメール隊長「カメ!」
ゼニガメ「ゼニ!」
ゼニガメとカメール隊長は、最後の握手をした。
ケンジ「男の友情だな。」
サトシ「ああ。」
ラッセル「では…敬礼!!!」
ザザッ!!! そしてラッセルとチーム・カメールは、サトシ達に敬礼をした。 
サトシ達も同じく、ラッセル達に敬礼した。

マグママンを倒し、ウンシュウ島を救ったサトシ達。 次のジムへ向かうため、旅は続く!

続くったら続く。

―今回の登場人物紹介―
ラッセル
本名:火島 ラッセル(ひじま らっせる) 年齢:
32
出身地:ウンシュウ島  誕生日:
911
趣味:訓練  特技:火消し、ジープ運転
好きな物:消防隊
嫌いな物:放火犯
ウンシュウ島の消防隊隊長。 チーム・カメール、他にもカメックスとゼニガメのコーチ
でもある。 誇りも高く、多くの火災を阻止した経験がある。

―ロボット図鑑―
UF-02
UFO
のモチーフに作られたディスク型の浮遊ロボット。 元は防犯用に使われていた。 
敵に標準し、ビームを撃ち出す。

ウンガガイザー
アフリカ密林の警備用ロボットとして作られていた。 民族のモチーフで作られ、槍や
炎を主に使う。 マスクは頑丈で、どの攻撃にも耐えられる。

インディロイド
南アメリカの平原警備用として作られた、インディアンのモチーフにした人間型ロボット。 
斧や炎などを主に使う。

ヘルレックス
恐竜関係のテーマパークのマスコットとして作られた、
T-Rexのモデルにした恐竜型
ロボット。 口から灼熱の炎を吐く上、鋭い牙でどんな物を噛み砕ける。

―ボスロボット図鑑―
マグママン 
DKN 020
特殊武器:マグマウェーブ
元は火山噴火阻止にて火山動力をコントロールしていた火山専用のロボット。 そのため、
溶岩に飛び込んでも生きられる。 マグマウェーブは、地面から噴火する溶岩の波を放出
させ、敵の足場を攻撃する。 氷の床や壁さえもあっという間に溶かす事が出来る上、
壁や天井にも前進する。

ソニックの後書き:
最近大学の宿題が激し過ぎて小説全然進まん…。(汗) 難しい科目を選んでしまった
ようだ…。(汗) って言うかその前にお○ャ魔女が終わってしまった事で落ち込んでたり
して☆(爆) まあ、今回は何でしょう? ラストカキコ中どうもスランプに
行っちゃって…。 マグママンの特殊武器もどう言う風にしようかのも迷っちゃって
ねぇ…。 今回は…余りにも調子よくなかったな。(汗) 次回もがんばろう…。 所で、
この「
Oy!コーラ」…実はおジ○魔女からの物だったりする♪(おい)