ポケットモンスター小説版
199話 タッグバトル! 最後のジム(後編)

リュウチン島に到着したサトシ達は、ジムリーダーのルリコと出会い、ドラゴンナイツの
キャノンマンを倒し、ジムリーダーとの挑戦を申し込んだ。 あれから長く考えてから
翌日、遂にジム戦の時がやって来た! そしてバトルステージに立っているのは、
サトシとルリコ。 他の仲間達は、ステージの外側で状況を見ていた。

ルリコ「ようやくこの日が来たようね、サトシ君?」
サトシ「ええ、俺も待ってましたよ!」
ルリコ「あれからもう決まったかしら?」
サトシ「はい、決まりました! こいつです!!」
その後、サトシの側からシゲルが立ち上がった!
ルリコ「!? その子は…!?」
サトシ「俺の幼馴染で、ライバルでもある、シゲルです! 今朝から思いついたんです。 
    こいつと組んで戦おうって!」
シゲル「話はサトシから全て聞きました。 これからもよろしく、お願いします!」
ルリコ「…なるほど、そう言う事ね。 いいわ、その組み合わせ、あたし認めるわ!」

マロン「サトシ君、シゲルをパートナーとして選んだわね…?」
ココナッツ「あの二人なら勝てるかな…?」
レッド「勝てるさ! お互いはあれでも心の繋がったポケモントレーナー。 幼馴染で、
    ライバルで、親友でもある。 お互いには信頼出来る強い心を持ってる。 
    そんな奴らなら、絶対に負けはしねぇはず!」
グリーン「…俺達みたいにって事か?」
レッド「へへ、まあな!」

ルリコ「じゃ、そろそろ始めましょうか?」
アナウンサー『では、間もなくにより、リュウチンジムバトルを行います! ジム
       リーダールリコ対挑戦者サトシ&シゲル! 時間無制限、戦闘開始!!!』
サトシ「シゲル、今朝から思い付いた組み合わせで行こうぜ!」
シゲル「ああ!!」
サトシ「シャワーズ、君に決めた!」
シャワーズ「オッケー!!」
シゲル「サンダース、行けぇ!」
サンダース「サンダァアアアス!!!」
ルリコ「! シャワーズとサンダース!?」
サトシ「シャワーズの防御と特殊と…。」
シゲル「サンダースの攻撃と素早さなら…。」
サトシ・シゲル「絶対無敵間違いなし!!!」
ルリコ「へぇ…確かに悪い組み合わせじゃないわ!」

ゲルト「確かにシャワーズは様々の戦いの中でよく耐えていたな…。」
ラトス「その次にサンダースは素早さも高いし、攻撃も優れてる!」
レグナ「このコンビネーションなら上手く行けるか!?」

☆ポケモン語通訳☆

サンダース「久しぶりに戦うとするか!!」
チクッ!! 張り切るサンダースは無意識に体の針をシャワーズに突付いた!
シャワーズ「!? 痛ぁあああああい!!!!」
サンダース「!」
シャワーズ「痛いよ、サンダース!! 気を付けてよぉ!!」
サンダース「何だぁ? お前そんな事で痛んでどうする?」
シャワーズ「そんな事って何だよ、そんな事って!? 大体サンダースの針が邪魔
      なんだよぉ!!」
サンダース「何だとぉ!?」
そして二匹はケンカし始めた。

シゲル「…おい…。 何か、ケンカしてねぇか…?」
サトシ「…確かに…。(汗)」

アーモンド「…最初からコンビネーション悪かったんじゃ…?」
メタモン「あり得る…。」

ルリコ「それじゃあ、あたしのポケモンはこれよ!! フーディン、ガラガラ、
    行きなさい!!」
フーディン「フーディイイイン!!!」
ガラガラ「ガラァ!!!」

ポケモン図鑑『ガラガラ・骨好きポケモン・カラカラの進化形。 体も小さく、元々
       弱かった。 骨を使うようになり、性格が凶暴化した。 持っている骨で
       石を叩いて音を出し、仲間に連絡する様子が目撃された。 どこからか
       骨を拾ってくる。 世界のどこかでガラガラだけの墓場があると言う
       噂だ。』

ウォール「相手はお馴染みのフーディンとガラガラを繰り出したぞ!?」
ピスタチオ「ガラガラさえいれば、サンダースはもっと不利になる。 けどシャワーズが
      いれば楽勝になるかも…!?」
キクコ「いや、まだあり得ない事かも知れんぞい? ガラガラが地面系でも地面系
    じゃない技を持つ可能性もあるからのう。 ここはしばらく見守るしかないね。」

シゲル「よし、ここで二匹同時に向かおうぜ!」
サトシ「おう!!」
サトシ・シゲル「シャワーズ、サンダース、二匹に迎え撃て!!」
サンダース「サンダァアアアアアス!!!」
シャワーズ「てやぁあああああああ!!!」
だがシャワーズはサンダースより先走った!
サンダース「サン!?」
サトシ「あ、コラァ!! シャワーズは先走んなぁ!!」
サンダース「ダァアアアス!!!」
ビリリリリリリリ!!! サンダースは「電気ショック」でシャワーズの尻尾を感電
させた!
シャワーズ「わにゃああああああ!?!?!?」
そんなシャワーズは痛い感触で尻尾を舐めていた。
シャワーズ「うぅううう…。(涙)」
サンダース「サン!」
そしてサンダースは先走った。
シャワーズ「む!?」
サトシ「何味方に攻撃してんだよぉ!?」
サトシはシゲルに怒鳴った。
シゲル「俺は指示してねぇ!!!」

シバ「…トレーナー同士じゃなく、ポケモン同士が問題があったようだな…。」
カンナ「その様子ね…。 まだ修行が足りないわね…。」
ワタル「全くだ…。」

ルリコ「隙だらけよ!! フーディン、サンダースに「サイコキネシス」!!!」
フーディン「ディン!!!」
ギシィッ!!!! フーディンは「サイコキネシス」でサンダースの動きを封じた!
サンダース「ダァス!?」
シゲル「ヤバイ!! サンダースの動きが封じた!!」
サトシ「シャワーズ、サンダースを助けろ!!」
シャワーズ「やったなぁあああ!!!」
バシュウウウウウウ!!!! ドシュウウウウン!!! シャワーズは
「オーロラビーム」を口から放ち、サンダースに攻撃した!
サンダース「ダァアアアス!!!」
サトシ「バカぁ!!! 相手が違うだろぉ!!!」
シャワーズ「だってぇ〜。」
シゲル「誰に撃ってんだよ、お前はぁ!?」
今度はシゲルがサトシに怒鳴った。
サトシ「俺のせいじゃねぇ!!!」

コサブロウ「…この戦い大丈夫なのかぁ〜?」
ヤマト「殆ど仲間割れって感じ〜…。」
サノスケ「これ、負けるかも…?」
ゴエモン「負けるな。」
ハンゾウ「負けるよ。」
…と、直ぐに諦めを感じた元ロケット団であった。
サカキ「…そんな絶望感を感じるな…。」

ルリコ「今よ、ガラガラ!! 「骨ブーメラン」!!」
ガラガラ「ガラァアアア!!!」
ビュビュビュビュン!!! ドガァッ!!! ガラガラは「骨ブーメラン」を
サンダースに投げた。 攻撃はサンダースに命中し、効果は抜群だった!
サンダース「ダァアアアアス!!!」
サトシ・シゲル「あぁ!!!」
シャワーズ「サンダース!?」
フーディン「フッ!!」
ドサァン!!! そしてフーディンは「サイコキネシス」でサンダースを強く地面に投げ
潰した!
サンダース「ダァッ!!!」

センタ「おい、この状況ヤバイぜ!?」
アツミ「あのままじゃサンダースが危ないわ!!」
ダン「このバトルのルールだと、交替は禁じられてる! 他のポケモンを任せるのは
   無理だ!!」
マリー「じゃあ、このままお兄ちゃん達負けちゃうの!?」
ジギー「サトシ君、シゲル君、負けるなぁ!!!」

ルリコ「そろそろ決めるとしますか? フーディン、「サイコキネシス」!!」
フーディン「フゥ!!」
ギシッ!!! フーディンは再び「サイコキネシス」でサンダースを宙に浮かせた!
サンダース「サ、サァン…。」
サトシ「ヤバイ、このままじゃサンダースが負けちまう!!」
シゲル「サンダースが負けたら俺達の負けだ!! サンダース、お前動けないのか!?」
シャワーズ「あ…ああ…。」
そんな苦しむサンダースを見ていたシャワーズは、だんだん恐れ始め、逃げようと
下がろうとした。
サトシ「…シャワーズ!!! お前何やってんだぁ!?」
シャワーズ「え!?」
サトシ「サンダースはお前の仲間だろ!? お前は仲間を見捨てるような情けねぇ奴
    じゃねぇだろぉ!?」
シャワーズ「ハッ…!!!」
シャワーズはその言葉により、我に戻った。 シャワーズはサンダースが仲間だと言う事、
先ほどのケンカのせいで忘れていた。 そしてシャワーズは、今まで忘れていた
サンダースのあの言葉が、頭の中から甦った。

サンダース(…例え俺達がライバルになっても、俺達は親友だからな。)

それを思い出したシャワーズは、こう呟いて言った。
シャワーズ「…そうだった…。 …サンダースは…僕が初めてサンダースと出会って
      から…サンダースはずーっと僕を見守ってくれた…。 …サンダースは…
      僕の仲間…僕の親友!! 見捨てはしない!!!」
サトシ「やっと正気に戻ったか、シャワーズ!! さあ、サンダースを助けろ!!!」
シャワーズ「だぁあああああああああああ!!!!!」
バシュアアアアアアアアアア!!!!! シャワーズは「ハイドロポンプ」を口から放ち、
フーディンに攻撃した!
ドバァアアアアアアアアアン!!!! そして攻撃はフーディンに直撃!
フーディン「フゥ!?」
ドサァッ!!! フーディンが命中された後、「サイコキネシス」が解かれ、サンダースは
そのまま地面に落ちた。
サンダース「サァ…!」
シャワーズ「サンダース、大丈夫!?」
サンダース「!?」
シャワーズは心配な顔でサンダースに駆け付けた。
シャワーズ「サンダース…ごめん! 僕、今まで自分が何をしていたのか忘れてたよ…! 
      さっきの事、ごめんなさい!」
サンダース「……………。」
シャワーズ「今度こそ、一緒に戦おう! いつもバラバラじゃなくて! 一緒に組んで、
      一緒に勝とう!!」
サンダース「………サン!!!」
サンダースはシャワーズに頷き、元気に立ち上がった!
シゲル「よっしゃ!! まだ動ける!!」
サトシ「よくやったな、シャワーズ!!」
ルリコ「やっぱタッグバトルはこうでないとね
v

ガロン「ようやく正気に戻ったようだな!」
ゾーマ「おかげ様で元のチームワークに戻れた。」
ゼネン「ヘッヘ、このまま突っ込め、二匹共ぉ!!!」

サトシ「シャワーズ、「電光石火」!!」
シャワーズ「おぉおおおおお!!!」
ルリコ「させないわよぉ! フーディン、「念力」!!!」
フーディン「フゥウウウ!!!」
ドォン!!!! フーディンは「念力」でシャワーズを吹き飛ばした!
シャワーズ「うわぁあああ!!!」
ガシィッ!!! だがサンダースは吹き飛ばされたシャワーズを見事に受け止めた!
シゲル「ナイスキャッチ、サンダース!!」
シャワーズ「サンダース!!」
サンダース「サン!」
サトシ「よーし、このままコンビネーション攻撃だぁ!!」
シゲル「一気に行こうぜぇ!!」
サトシ・シゲル「「高速移動」!!!」
ダダダダダァ!!!! シャワーズとサンダースは「高速移動」で走り始めた! しかも、お互いシャワーズを前、サンダースを後ろと言う風に並べながら走っていた。
ルリコ「ガラガラ、「骨ブーメラン」!!」
ガラガラ「ガラァ!!!」
ヴンヴンヴンヴン!!! ガラガラはシャワーズとサンダースに「骨ブーメラン」を
投げた!
サトシ・シゲル「今だ!! 分裂(スプリット)!!!」
ダダァッ!!! シャワーズとサンダースはサトシとシゲルの指示通り、一瞬と左右に
別れ、「骨ブーメラン」を避けた!
サトシ「シゲル!」
シゲル「おう!! サンダース、ガラガラに「
10万ボルト」!!」
サンダース「サンダァアアアアス!!!!」
ビリリリリリリリリリリリリ!!!! サンダースは「
10万ボルト」でガラガラに攻撃
するが、効果は余り無い。

ザクロン「あいつ、何やってんだ!?」
ヴァルプ「電気系技を地面系に与えても意味ねぇぞ!?」
ベルガーダ「おい、シゲル!! お前何やってんのか分かってんのか!?」

シゲル「いや、いいんだよ、これで! これが俺とサトシが考えた作戦だ!!」
サトシ「シャワーズ、フーディンに「電光石火」!!」
シャワーズ「でやぁあああああああああ!!!!」
シャワーズは「電光石火」でフーディンに駆け出す。
ルリコ「どの作戦をするか分からないけど、何度もやっても同じ事よ! フーディン、
    「破壊光線」!!」
フーディン「フゥウウウウウ………!!」
フーディンは「破壊光線」を放つため、口からエネルギーを溜め始める。

ガレム「ヤベッ!! このままじゃ一気にシャワーズをぶっ飛ばすぞ!?」
ヘルザード「しかもこれに当たったらシャワーズは絶対
KOだ!! あいつ正気
      なのかよ!?」
ジャグナル「…いや、それでいいと思う。」
ヘルザード「へ?」

サトシ「………よし、シャワーズ!! その辺で「溶ける」攻撃!!」
シャワーズ「了解!!!」
バシャアアアン!!! シャワーズは突如に「溶ける」攻撃をした! しかも、
シャワーズが溶けた後、後ろからガラガラが投げた「骨ブーメラン」がフーディンの前に
飛んで来た!
フーディン「!?」
バキィッ!!! そして「骨ブーメラン」はフーディンに直撃した!
フーディン「フディ!?」
バシュウウウウウウン!!!! 「骨ブーメラン」の直撃によりあごを上げた
フーディンは、口から「破壊光線」を放った! しかもその攻撃は、サンダースの電撃で
動きを封じられていたガラガラに向かっていた!
ルリコ「!?」
シゲル「よし、サンダース!! 電撃を止めてそこから離れろ!!」
サンダース「ダァスゥ!!!」
ダッ!!! サンダースは指示通りに電撃を止め、その場から離れた!
ガラガラ「ガラッ!?」
チュドォオオオオオオオオオオオン!!!!!! そして攻撃は見事にガラガラに
直撃した!
サトシ「やったか!?」
ルリコ「ガラガラ!?」

その後、煙が収まり、そこには倒れたガラガラと疲労に座り込んだフーディンがいた。 
その様子を調べるために、審判が駆け付けた。
審判「………ガラガラ、戦闘不能! よってこの試合、ジムリーダーのポケモン一匹
   戦闘不能と言う事で、挑戦者チームの勝利!!」
サトシ「やったぁあああ!!! 勝ったぜぇえええ!!!」
シゲル「俺達の勝ちだぁあああ!!!」
シャワーズ「やったぁあああ!!!」
サンダース「サンダァアアアス!!!」
ルリコ「…やっぱり敵わないわね、あの子達には…。」

その間、サトシ達の勝利により、仲間達は喜びにはしゃぎ始めた。
カスミ「やったやったぁ!!! サトシとシゲルが勝ったぁ!!!」
ブルー「サトシ勝ったぁあああ!!!」
シュウ「やったぜぇえええ!! これでオレンジリーグ出場決定だぁあああ!!!」
マロン「出場だ出場だぁ〜〜〜!!!」

☆ポケモン通訳版☆

シャワーズ「あははは! 勝った勝ったぁ!」
そんなはしゃぐシャワーズだが、サンダースは何故か申し訳なさそうな顔でシャワーズを
見詰めていた。
サンダース「…おい、シャワーズ。」
シャワーズ「ん? 何?」
サンダース「…さっきお前に刺を突付いて、すまなかった。 それに、あのケンカの事も、
      尻尾の事も…。」
シャワーズ「…ううん。 僕の方こそごめん。 あの口ケンカに、もちろんあの
      「オーロラビーム」も…。 まあ、とりあえずこれで仲直りしよ!」
サンダース「…ああ!」
そして二匹は、お互い握手した。

サトシ「やったな、シゲル!! これで俺達もリーグ出場だぁ!」
シゲル「これからも楽しみだな、サトシ!!」
そんなサトシとシゲルがはしゃいでいる間、ルリコが彼らに近づいてきた。
ルリコ「おめでとう、サトシ君、シゲル君! 貴方達のチームワーク、本当によかった
    わよ! 最初はケンカでアンバランスだったけど、お互いの信頼と友情とおかげ
    で、どうにかしてここまで勝ち抜けた。 そんな貴方達にはこのルリバッジに
    相応しいわ。 約束通り
16人分のバッジを差し上げるわ!」
ルリコはそう言いながら、瑠璃貝で出来たバッジをサトシ達に渡した。
サトシ「…やったぜぇ!!!」
サトシ達「ルリバッジ、ゲットだぜぇ!!!」
ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
レッド「よくやったな、サトシ、シゲル!」
グリーン「…ホントによくやったな。」
ブルー「おめでとう、サトシ!」
サトシ「うん!」
ルリコ「これでバッジも四つ揃った所だし、後はオレンジリーグに出場するだけね!」
サトシ「そうですね! で、リーグ会場はどこに?」
アツミ「オレンジリーグは「カンキツ島」って言う島にあるの。」
ダン「そこではオレンジリーグの大会が行われてるんだ。」
ジギー「そこにはサザンクロスよりも上回るヘッドリーダーがいるんだとさ。」
サトシ「ヘッドリーダー?」
センタ「簡単で言うと、カントーの四天王みたいな強い奴の事だよ!」
サトシ「そうかぁ…戦ってみたいなぁ〜!!」
ルリコ「まあ、その事はそっちに行ってからね! …けど、貴方達を見てるだけで、
    あたしがポケモントレーナーとして旅立った事を思い出すなぁ…。 おかげ様で
    あたしも旅をしたくなった気分だわ!」
サトシ「…じゃあ、一緒に行きますか? ドラゴンナイツの事は、昨日教えましたよね? 
    俺達もそいつらを倒しに行くためにこう仲間を集めてる事もあるんですけど、
    よろしければ一緒にご協力するのもどうでしょうか?」
ルリコ「…それなら是非貴方達と協力したいわ。 けど、あたしはこのホテルの社長。 
    離れる事も出来ないし…。」

社員
A「社長、行ってください!」
ルリコ「え?」
そんなルリコの後ろから社員達が間切り込み、その一人がルリコにそう答えた。
社員
B「是非サトシ君のお力になってください!」
社員
C「社長はジムリーダーでもあります! その強さならサトシ君の役に立ちます!」
社員
D「ここは私達に任せてください! 決して赤字になったり、潰れたりはしません!」
社員
E「何が何でも自分らがこのホテルを守ってみせます!」
ルリコ「…貴方達…。」
社員
A「社長、ご心配なく! このホテルは我々が守ります!」
社員
B「社長がいなくてもこのホテルは大丈夫です!」
社員
C「行ってください、社長! そしてサトシ君達のお力になってください!」
ルリコ「……………。」
ルリコは戸惑いながら、サトシに振り向いた。
サトシ「俺はいいと思いますよ! 多分、旅の最中にも、コウジと再会するかも
    知れませんし!」
ルリコ「…そうね。 分かったわ! 一つ、お願いしてもいいかしら?」
サトシ「いいですよ!」
ルリコ「じゃあ、ホテルの事、頼むわよ!」
社員達「はい!!」
ルリコ「サトシ君、改めて、これからもよろしくね!」
サトシ「こちらこそ!」
サトシとルリコはお互い握手した。
シャワーズ「これで仲間もまた増えたね!」
サトシ「うん!」

バトルに勝ち、最後のジムバッジを獲得したサトシ達。 シャワーズとサンダースも無事
仲直りし、ルリコも仲間に入れたし、次こそ目指すはオレンジリーグ! 果たして
カンキツ島ではどのような強敵トレーナー達が彼らを待っているのか!?

続く…。

―今回の登場人物紹介―
コウジ
本名:春町 幸二(はるまち こうじ)  年齢:
10
出身地:リュウチン島  誕生日:
52
趣味:ポケモン  特技:作戦
好きな物:ポケモン、サトシ、ルリコ
嫌いな物:虐待者、不良
今回は登場していないが、念のために紹介。 ルリコの息子。 現在はポケモンリーグに
出場するために旅立っているらしいのだが…。 登場されるかは、まだ不明…。

―ロボット図鑑―
キングバスター
03
戦争用に使われている大型戦車。 両サイドのマシンガンにメインバスターの砲台を
装備し、鋼鉄なビルでも崩壊出来る。 高速機能と高性能のメタルボディを搭載。

―ボスロボット図鑑―
キャノンマン 
DKN 022
特殊武器:スパイラルキャノン
ロボット陸軍の隊長として作られた、ボディ全体に大砲を装備している大型ロボット。 
強力な砲弾を放ち、鉄をも崩壊する。 破壊好みで、落ち着きの無い性格。 スパイラル
キャノンは、スパイラル状に放つ二つのエネルギー砲弾を放ち、敵に大ダメージを与え
させる。

ソニックの後書き:
もうスランプだぁ〜…。 全然面白くなぁ〜い。(涙) 話ゴチャ過ぎるぅ〜。 次回も
このまま続けるか心配だぁ〜。 もうどうするの、俺!?(涙) ………さてさて、
次回はとうとう
200話へ突入!! 200話突入したら、第二回人気投票を行いますんで、
こうご期待!(嫌)