ポケットモンスター小説版
プロローグ(オレンジ諸島編)

…あれは七年前、サトシが三歳の頃だった…。 この時、ポケモンマスターであるサトシの
父、「ツネカズ」は、何らかの依頼により、旅に出ようとしていた。 サトシの母、ハナコ
は、そんな彼を心配し、彼に近づく。

ハナコ「貴方…本当に行くの?」
ツネカズ「ああ、イワヤマトンネルへの調査だ。 突然の事だが、私はそれの参加者なんだ。 
     抜ける訳には行かないよ。」
ハナコ「けど、もしも危険な仕事だったら…。」
ツネカズ「大丈夫さ。 ただ調査しに行くだけだから、心配いらないよ。 まあ、よく
     あそこで岩崩れが発生する事を聞くが、ポケモンさえいれば、どうって事
     ないよ。」
ハナコ「…本当に、大丈夫なのね?」
ツネカズ「ああ。 大丈夫だよ。 必ず帰ってくるから、気にするな!」
ハナコ「貴方…。」

???「パパーーー!」

その後、階段から三歳の少年が現れた。 そう、彼がサトシである。

ツネカズ「おお、サトシ!」
サトシ「パパ、どこへ行くの?」
ツネカズ「ああ、パパはね、お仕事へ行くんだ。 ちょっとイワヤマトンネルって言う所で
     探検しにね!」
サトシ「へぇ、お仕事なんだぁ…いつ帰ってくるの?」
ツネカズ「分からないけど、なるべく早く帰ってくるよ! そうだ、よかったら帰りに
     お土産でも持って帰るよ! 何が欲しいんだい?」
サトシ「ホント!? わぁい♪ じゃあね…ん〜〜〜っと…ポケモン!」
ツネカズ「ポケモンか…色々あるがな…。 よし、イワヤマトンネルにも強いポケモンが
     いるから、お前にだけ、強いポケモンでも持って来てやるよ!」
サトシ「ホントに!? やったぁ!」
ハナコ「貴方…いくらポケモンマスターだからと言って調子に乗ってはいけませんよ。」
ツネカズ「ハッハッハ、すまんすまん! おっと、もうそろそろ時間だな。 じゃあ、私は
     もう行くよ。」
ハナコ「…気を付けてね、貴方…。」
ツネカズ「ああ。」

チュッ! その後ツネカズはハナコの頬にキスした。

ハナコ「!」
そしてハナコは一瞬に頬を赤く染めた。
サトシ「いってらっしゃい、パパ! 早く帰ってきてね!」

ツネカズ「…ああ、必ず帰ってくるよ…!」


…必ず帰ってくるよ…。




………必ず帰ってくるよ………。









…………………………


サトシ「…うっ…う〜〜〜ん…?」
その後、サトシはベッドから起き上がった。 彼は時計を見たら、今の時刻は朝の八時。 
どうやら彼は夢を見ていたようだ。 七年前、ツネカズが死ぬ前日の夢を…。
サトシ「………またあの夢か………パパの夢………。」
ピカチュウ「…チャァアアア…!」
シャワーズ「…ふぁあああう…。」
その後、ピカチュウとシャワーズも起き上がった。
ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
シャワーズ「あぁ…おはよう、サトシ!」
サトシ「ああ、おはよう、ピカチュウ、シャワーズ!」

ガチャッ! その後、ドアが開く、そこからレッドが現れた。

レッド「おっ! やっと起きたか、サトシ!」
サトシ「あ、お兄ちゃん! おはよう!」
レッド「ああ、おはようさん! ほら、早く下に来いよ! 母さんが朝飯作っておいた
    ぜ!」
サトシ「あ、ああ! 今着替えてから行くから!」
レッド「冷める前に早く来いよ!」
サトシ「おうよ!」





…そして彼の新しい日と、新しい冒険が、ここから始まる…。




続く…。

ソニックの後書き:
早速オレンジ諸島編に踏み入れた!!! って言うかオレンジ諸島編プロローグですがね。 
あぁ、下手に感じるな、俺…。(汗) 何か内容が…。(汗) って言うか、
短い。(大汗) さてさて、次回こそ本番に参ります! 次回も、お楽しみに〜♪