ポケットモンスター小説版
          特別編第3話 ルージュラのクリスマス

          今年はクリスマス。 クリスマスは、夜に子供達がサンタクロースからのプレゼントを貰う日。 そしてあるお城があった。 そのお城
          の中にいたのは、ベッドに寝ている美少女。え? 美少女!?

          ムサシ「むにゃむにゃ...」
          と思ったらムサシだった。 
          ガラ! その時窓から謎の影が現れた!
          ムサシ「ふっふっふ...」
          バ!! ネットが謎の人物を捕らえた!
          ???「ひぇーーー!!」
          ニャース「やったニャース!」
          ムサシ「サンタクロース、ゲットだぜ!」
          ニャース「これで作戦成功ニャ!」
          ムサシ「この作戦を使えば、サンタクロース絶対ゲットよ!」
          気付いたらネットの中にはサンタクロースの衣装をしたコジロウだった。
          コジロウ「こ、こんなので本当にサンタクロースを捕まえるのか?」
          ムサシ「何言ってるのよ! サンタクロースは絶対に油断しない奴のよ!」
          コジロウ「でもサンタクロースって本当に存在するのか? あれって昔話だろ?」
          ムサシ「私ね、昔この目でちゃんと見たのよ! サンタが本当にいるのを!」
          ニャース「でもニャンでこの作戦を考えなければ行けニャいんニャ?」
          ムサシ「ええ、あれは10年前のクリスマスだったわ...」
          ここら辺にムサシのクリスマスの過去を見せてもらいます。

          ムサシ「クリスマスの夜、私はベッドの中でいつも窓の外を見て、サンタさんが来るの
          待っていたわ。」
          幼いムサシ「こんなに待ってるのに、何で私ん家に来ないの!?」
          バキ!! 幼いムサシは「あちゃ人形」と言う人形を殴り飛ばした! 
          バキャ!! 人形は壁に当たり、壊れた。 
          リンリンリンリン...その時鈴の音がした。
          幼いムサシ「は、この音は!」
          幼いムサシはベッドの中に隠れた。 そして煙突からサンタクロース出てきた!
          ???「ジュラーー!」
          幼いムサシ「(あれが、サンタクロース?)」
          と思ったら、サンタクロースの衣装をしたルージュラだった。
          ルージュラ「ジュラジュラ。 ジュラ?」
          ルージュラは床に落ちていた人形を拾った。
          ルージュラ「ジュラー!」
          幼いムサシ「(あ!)」
          ルージュラ「ルーーー。」
          ルージュラは煙突に戻り、ゆっくり上まで浮かんだ。
          幼いムサシ「私のあちゃ人形を盗った! 泥棒!?」
          以上、終わりです。

          ムサシ「うーーー...」
          ムサシは何やら泣いていた。
          コジロウ「それでサンタクロースを恨んでいたのか。」
          ニャース「でもルージュラがサンタクロースだニャンて、初めて聞いたニャ。」

          ―一方サトシ達―

          サトシ達は浜辺でルージュラを発見した!
          ルージュラ「ジュラジュラーー!」
          サトシは双眼鏡でルージュラを見ていた。
          サトシ「あのポケモンは何だ?」

          ポケモン図鑑「ルージュラ・人型ポケモン・人間のような言葉を話すがまだ何を言っているか不明で現在研究されている。 独特
          のリズムを持つらしく踊るように軽やかに動き腰を降るようにして歩く。」

          サトシ「これはいいぜ! さっそくゲット! ピカチュウ、「10万ボルト」!」
          ピカチュウ「ピカ!」
          ルージュラ「ジュラ!?」
          ピカチュウ「ピーーカーーチュウーーーーーー!!」
          ビリリリリリリリ!! ピカチュウの「10万ボルト」!」
          ルージュラ「ジュラーーーー!?」
          シゲル「効いてない!?」
          ルージュラ「ジュラ!」
          ガシ! ルージュラはピカチュウを掴んだ!
          ピカチュウ「ピカ!?」
          ルージュラ「ルーー!」
          ブチューー! ルージュラの「悪魔のキッス」!
          ピカチュウ「チャアーーー...」
          サトシ「あ、ピカチュウ!」
          シャワーズ「あれはルージュラの得意技、「悪魔のキッス」だよ!」
          サトシ「こうなったらヒトカゲ、「火炎放射」!」
          ヒトカゲ「カゲーーーーー!!」
          ブォーーーーーーー!! ヒトカゲの「火炎放射」! 効果は抜群だ!」
          ルージュラ「ジュララーーー!?」
          ブルー「効果は抜群だわ!」
          サトシ「よし、ハイパーボール、行けー!」
          バシ! ルージュラはハイパーボールを弾き飛ばした!
          サトシ「何!? ゲット出来なかった!? こうなったらもう一回...」
          カスミ「ちょっと待って! あのルージュラを見て!」
          サトシ「え?」
          カスミ「よく見たら、ルージュラは何か持っているわ!」
          気付いたらルージュラは長靴を持っていた。
          ルージュラ「ジュラ! ジュラジュラ!」
          サムライ「なんて言ってるのでござるか?」
          シャワーズ「この長靴見てだって。」
          サクラ「これってまさか、サンタクロースの長靴!?」
          アヤメ「ホントだわ!」
          ボタン「サンタクロースの長靴だわ!」
          アキラ「サンタクロースの長靴だって? 証拠でもあるのか?」
          サクラ「あるわ! だって中に書いているんだもの、名前が。」
          見たら長靴の中に名札が着いていた。
          タケシ「てことは、君はもしかしてサンタクロースのポケモンなのか?」
          ルージュラ「ジュラーー!」
          ルージュラはタケシにキッスしようとする!
          タケシ「うわーー!! 分かったから、それだけはやめてーーーー!!」
          セイヨ「でもどうしてサンタクロースのポケモンがここにいるの?」
          ルージュラ「ジュラ!」
          ピト! ルージュラはサトシ達の頭に髪の毛を載せた!
          サトシ「え!?」
          その後、サトシ達の頭の中にルージュラの記憶を見せた。

          ジュン「こ、これは、ルージュラの記憶の中!? しかも南極辺りの!」
          ルージュラ「ジュラーー。」
          バキャ!! ルージュラが乗っていた氷が割れた!
          ルージュラ「ジュラ!?」
          そしてルージュラは流れて行った。
          ルージュラ「ジュラルーーー!」
          そしてルージュラの記憶はここで終わった。

          ルージュラ「ルジュラーー..」
          ルージュラは泣いていた。
          マチス「そこでユーがあそこから離れ離れになったのか。」
          ルージュラ「ジュラ、ジュラ。」
          サトシ「じゃあ、俺達もルージュラをサンタクロースの所まで連れて行こうぜ!」
          ルージュラ「ジュラ!」
          ルージュラはサトシにキッスしようとする!
          サトシ「わーーー!! それだけはやめてくれーーー!!」
          ダイスケ「でも、サンタクロースって本当に存在するのか? あれって昔話だろ?」
          サトシ「確かにそうだけど、もしかしすると本当にいるかもしれないんだ! そうだよな、
          ルージュラ?」
          ルージュラ「ジュラジュラ!」
          シャワーズ「本当にいるんだって!」
          ブルーザー「そうなのか、子供の頃は思い込んでいたんだが、本当にいたとはな...」
          サトシ「よし、行って見ようぜ! サンタクロースの所へ!」
          全員「おう!」

          ―一方ロケット団―

          サトシ達の離れの崖に、ロケット団が双眼鏡でサトシ達を見ていた。
          ムサシ「ジャリボーイ達はサンタクロースと一緒に行くらしいわね!」
          コジロウ「でも、ただのルージュラに見えるけど...」
          ムサシ「ルージュラの正体はサンタクロースなの!」
          ニャース「それじゃ、今からサンタクロースの住処に行くニャ!」
          ロケット団「おう!」

          ―一方サトシ達―

          サトシ「ラプラス、君に決めた!」
          ラプラス「サトシさん、何かの誤用ですか?」
          サトシ「ラプラス、サンタクロースの所分かるか?」
          ラプラス「ええ、分かりますとも!」
          サトシ「じゃあ、そこへ連れてってくれ!」
          ラプラス「分かりました、3人ぐらいは私の背中に乗ってください! 後は筏で連れて行きますから!」
          サトシ「じゃ、俺が乗るぜ!」
          シゲル「俺も!」
          ブルー「私も! 一度乗って見たかったのよ!」
          ラプラス「それではサトシさん、シゲルさん、ブルーさん、乗ってください!」
          ピカチュウ「ピカピカー!」
          シャワーズ「僕も乗ってもいい?」
          ラプラス「いいですよ!」
          シャワーズ「やったー!」
          ピカチュウ「ピカーー!」
          カスミ「いいなー、私も乗りたかったのに...」
          サトシ「また今度乗せてあげるから我慢しろ!」
          カルロス「筏ならもう作ったぜ!」
          ナツメ「ブルーザー達は乗らないの?」
          ブルーザー「俺達にはこれがある!」
          ブルーザー達はカプセルを出した。 
          ポチ! ボーーーン! ブルーザー達はボタンを押し、カプセルはバイクに変身した!
          エリカ「これは一体?」
          コゴロウ「これもカルロスの制作メカ、「アクアサイクル」! これはアースサイクルと
           同じく3種類を持つバイクの一つさ! これは海水タイプで、海、川、池、湖、
           などの水上で乗れる事が出来るんだ! しかも水に潜る事が出来、潜る後全体
           に泡に包まれる事が出来るんだ!」
          キョウ「すごいでござるな。」
          サトシ「よし、今から出発だ!」
          全員「おう!」
          サトシ達は行ってしまった。 とその時、海の中にメカギャラドスがいた。
          ムサシ「絶対にジャリーボーイ達を見逃すな!」
          コジロウ「分かってるけど、余り力が出ない...」
          ニャース「最後までがんばるニャーー!」
          ロケット団「わっせ、わっせ、わっせ、わっせ...」

          ―数分後―

          シャワーズ「ラプラスっていい気分ね!」
          ピカチュウ「ピーカー!」
          ラプラス「それはそうですもの! こうして人を乗せて泳ぐのが好きですもの! それに
           サトシさん達を乗せて泳ぐの始めてですから!」
          サトシ「でも気持ちいいぜ!」
          シゲル「こんなポケモンに乗るの始めてだぜ!」
          ブルー「いい気分ね!」
          ブルーザー「ちゃんと捕まってるか、クリスティ?」
          クリスティ「うん! ちゃんと捕まってるわ!」
          アヤ「でもサンタクロースと会うなんて、夢みたいね! 小さい頃から本当にいるかと
             思っていたわ!」
          フウコ「そうね、私もそう思っていたの!」
          ドリオ「でも本当にいるのか? サンタクロースって?」
          マサ「さあな、会えたら分かるだろ?」
          ラプラス「後もう少しで着きます! この先はかなり寒いですから、気を付けてくだ
           さい!」
          サトシ「平気さ! 子供は風の子さ!」

          ―氷河―

          サトシ達はサンタクロースの所へ着いた。
          ミサ「どこが平気なのよ!」
          サトシ達はルージュラの髪の毛に包んでいた。
          サトシ「さ、さ、寒い...」
          シャワーズ「た、た、確かに、さ、さ、寒いね...」
          イミテ「でもカルロスとゼトラは平気みたいね。」
          カルロス「俺は寒さに超える修行した事あるから、なれているんだよ。」
          ゼトラ「俺は寒さなんて効かねえよ。」
          ブレイク「でもゼトラがあんな寒そうな格好をしているのに、平気だとは聞いたことが
           ない...」
          ゼトラ「文句でもあるのか?」
          アシュラ「別にないでござるが、それより、ここがサンタクロース殿の居場所でござる
           か?」
          ラプラス「はい、確かにそうです。」
          ドバーーーーーン!! サトシ達の前にメカギャラドスが現れた!
          サトシ「な、何!?」
          シゲル「何だ!?」
          ムサシ「ぜー、ぜー、何だ、感だ、と、聞かれたら...」
          コジロウ「はあ、はあ、答えて、あげるは、世の情け...」
          ムサシ「せ、世界の、は、破壊を、ふ、防ぐため...」
          コジロウ「せ、世界の、へ、平和を、ま、守るため...」
          ムサシ「愛と、真実の、悪を、貫く...」
          コジロウ「ラブリー、チャーミーな、敵役...」
          ムサシ「ムサシ!」
          コジロウ「コジロウ!」
          ムサシ「ひーーーー!! 寒いーーーー!! ぎぎぎ、銀河を掛ける、ろろろ、ロケット団
          の、ふふふ、2人には!!」
          コジロウ「ほほほ、ホワイトホール、ししし、白い明日が、ままま、待ってるぜ!!」
          ニャース「ニャーんてニャ!」
          ガチーン! ニャースは寒気を感じた!
          ニャース「ニャオーー!! 寒いニャーーー!!」
          ニャースはメカギャラドスの中に戻り、炬燵の中に入り、丸くなった。
          ニャース「猫は炬燵に丸くなる♪ ニャ!」
          ブルー「何しに来たのよ!?」
          ムサシ「あんたの側にいるサンタクロースを盗りに来たのよ!」
          タケシ「は? サンタクロース?」
          カスミ「まさか、ルージュラがサンタクロースなの?」
          ルージュラ「ジュラーーー。」
          シャワーズ「見た目によると違うみたいだね。」
          サムライ「これがどこがサンタクロース殿でござるか?」
          ムサシ「まだ分からないの!? あのルージュラがサンタクロースなのよ!」
          サトシ「ルージュラがサンタクロースだってよ!」
          全員「あはははははは!!」
          ムサシ「きーーーー!! 馬鹿にして! やってお終い!」
          コジロウ「ミサイル発射!」
          ニャース「ポチッとニャ!」
          ポチ! バシューーーーー!! ニャースはボタンを押し、ミサイルが発射した!
          サクラ「こ、こっちに来るわ!!」
          サトシ「逃げられないーー!!」
          コジロウ「こいつは預かってもらうぜ!」
          ロケット団はルージュラを捕らえた!
          コゴロウ「あ!」
          パシ! ポチ! コゴロウはルージュラに何かを付けた! 
          ボン! バサ! ミサイルがネットに変わり、サトシ達の上にのしかかった!
          アヤメ「な、何これ!?」
          ボタン「ルージュラを返しなさい!」
          ムサシ「そこでおとなしくしてなさーい!」
          メカギャラドスは海に潜った!
          ブルーザー「くそーー!! なめやがって!! アサシンバグ、ラスターバグ、出て来い!」
          アサシンバグ「アサシーーン!」
          ラスターバグ「ラスターー!」

          聖剣図鑑「アサシンバグ・昆虫モンスター・ハエとカマキリが合体したような姿をしているモンスター。 腕に付いてる鎌は猛毒が
          付いているので要注意。」

          サトシ「じゃあ、こいつは?」

          聖剣図鑑「ラスターバグ・昆虫モンスター・アサシンバグの進化形。 ジャングルの中によく生息し鎌は鋭くものすごく固いダイヤ
          モンドでも切り裂ける事が出来る。 猛毒の液体を吐き出す事も出来る。」

          ブルーザー「アサシンバグ、ラスターバグ、「剣の乱舞」でネットを切り裂き捲くれ!」
          アサシンバグ「アサシーーーーン!」
          ラスターバグ「ラスターーーー!」
          グサグサグサグサ! アサシンバグとラスターバグの「剣の乱舞」! 攻撃のおかげでネットは全て切り裂いた!
          アキラ「ふう、やっと出たぜ。」
          サトシ「あいつら、ルージュラに何をする気なんだ!?」
          コゴロウ「心配ない! こいつを使えば、分かるだろ!」
          コゴロウはあるレーダーを出した。
          セイヨ「何なの、これ?」
          コゴロウ「ルージュラに発信器を付けたんだ! こいつを使えば、奴の居場所が分かる
           はずさ!」
          サトシ「よし、こいつで辿ろうぜ!」

          ―サンタクロースの家―

          ロケット団はサンタクロースの家に着き、窓を覗いてた。
          ムサシ「ふっふっふ、サンタクロースがいっぱい!」
          でもそれはプレゼントを運んでいるルージュラ達だった。
          ニャース「どう見てもただのルージュラだニャ。」
          コジロウ「それに、あそこに本物のサンタクロースがいるぜ。」
          ムサシ「え!?」
          そこには本物のサンタクロースがいた!
          ムサシ「(私が10年前に見たのは、本物のサンタクロースじゃなかった!)」

          ―中―

          サンタクロース「まだ見つからないのかね?」
          ルージュラ「ジュラーー。」
          サンタクロース「早く見つけないと、子供達にプレゼントを送りに行けんのう。 片方の
          長靴があれば、行けるんじゃが...」
          ムサシ「あんたの探し物はこれかい?」
          ロケット団が現れた!
          サンタクロース「おー! それじゃ、それじゃ! わざわざ持って来てくれて...」
          ブレイク「おとなしくお縄をちょうだいせい!!」
          バキャ!! ブレイクはドアをぶち破った!
          ロケット団「え!?」
          サトシ「やっと見つけたぜ!」
          ニャース「どうやってこんな所へ来たニャ!?」
          ジュン「コゴロウさんの発信器のおかげです!」
          コゴロウ「さあ、さっさと諦めろ!」
          ムサシ「悪いけど、もう遅いわよ!」
          全員「え!?」
          サンタクロースは紐で巻かれていた!
          コジロウ「これで手巻きサンタの出来上がりー!」
          ダイスケ「ま、間に合わなかったか!」
          ニャース「プレゼント全部潜水艦に運ぶニャ! ニャーッハッハッハ!」

          ―氷河―

          ルージュラ達はプレゼント袋をメカギャラドスまで運んでいた。
          サトシ「くそ、縄を解け!」
          マチス「プレゼントを欲しがるプアーなチルドレンがいるんだぜ!」
          ムサシ「うるさいわね! 今まで貰わなかった分を貰うまでやめないわよ!」
          サンタクロース「一体何があったんじゃ?」
          ムサシ「何言ってるのよ! 私はこの10年前のクリスマス、忘れていないからね!」
          サンタクロース「何があったんじゃ!? 詳しい事を教えてくれんか!?」
          ムサシ「とぼけるんじゃないわよ! 私が昔可愛がっていたあちゃ人形盗ったじゃないの、
          この泥棒!!」
          サンタクロース「な、何のことじゃ!?」
          コゴロウ「お前、昔泥棒してたのか? お似合いだねー。」
          カルロス「どこがだよ?」
          サンタクロース「違う! ワシは何も知らん!」
          ルージュラ「ジュララーー!」
          ムサシ「は!? 何さ!?」
          ピト! ルージュラはムサシの頭に髪の毛を載せた! そしてムサシの過去を見せた!

          ムサシ「こ、これは!?」
          ルージュラ「ジュラジュラ。 ジュラ?」
          ルージュラは床に落ちていた人形を拾った。
          ルージュラ「ジュラー!」
          幼いムサシ「(あ!)」
          ルージュラ「ルーーー。」
          ルージュラは煙突に戻り、ゆっくり上まで浮かんだ。
          幼いムサシ「私のあちゃ人形を盗った! 泥棒!? あーーーー!! 私のお人形ーー
            ー!!」
          幼いムサシは泣いてしまった。 そしてムサシの記憶はここで終わった。

          ルージュラ「ジュラルー!」
          ムサシ「ちょっと、勝手な真似をしないでよ!」
          ルージュラはサンタクロースの家に戻り、何かを持って来た。 それはムサシが持っていたあちゃ人形だった。
          ムサシ「あれは、私のあちゃ人形...」
          サンタクロース「おー! それは君のじゃったのか!」
          ムサシ「そうよ! あれはあんたが盗んだ物でしょ! 謝っても許してあげないからね!」
          サンタクロース「まだ分からんようじゃな。 あの人形は、助手のルージュラが壊れて
          いたと言っていたから、直しに行ったんじゃよ。 だが戻って行ったら、
          君はもうそこにはいなかったんじゃよ。 本当にすまなかったのう。」
          ムサシ「そ、そうだったの...」
          ムサシはどうやら事実が分かったらしい。
          ムサシ「そう言えば昔、私がよくこの人形を壊していたのよね。 ごめんね...」
          ムサシは人形を抱きながら涙を出した。
          コジロウ「うーーん、ええ話やなー...」
          コジロウは感動していた。
          ナツメ「時々こういうところもあるのね。」
          エリカ「こういうの始めて見ましたわ。」
          サンタクロース「分かったのなら、早くこの縄を...」
          ムサシ「そうはいかないもんね!」
          全員「え!?」
          ムサシ「残念だけど、このプレゼントは全部、我らロケット団が頂くわよ!」
          サトシ「何だって!?」
          コジロウ「ほんじゃ、さいならー!」
          ロケット団はメカギャラドスの中に入った!
          ラプラス「そうはいきません!」
          バシャーーン! ラプラスが現れた!
          ロケット団「え!?」
          サトシ「こうなると思ったから、念のためにラプラスを出したままにしたのさ!」
          ラプラス「そのプレゼントは世界中の子供達の物です! これ以上貴方達が全部持って
           行ってはいけません! もしも持って行くのなら、こうですよ!」
          ビーーーー!! カチーーン! ラプラスの「冷凍ビーム」! メカギャラドスは凍ってしまった!
          ムサシ「さささ、寒い...」
          コジロウ「う、動け、ない...」
          ニャース「たたた、助けてニャー...」
          コゴロウ「よし、今の内に!」
          ブチ! コゴロウはナイフで紐を切った!
          サトシ「やっと紐が切れたぜ!」
          コゴロウ「こいつは俺に任せな! ケルベロス、行け!」
          ケルベロス「ガルルルル!」

          聖剣図鑑「ケルベロス・狼モンスター・バウンドウルフの進化形。 伝説の生物と言われる。 地獄から生まれ口から灼熱の炎を吐
          く。 しかしケルベロスは他にも死の世界から来た不死状態の狼と言われる事もある。 別名は「地獄の番犬」及び「不死犬」。」

          サトシ「こいつ、不死状態でもあるのか!?」
          コゴロウ「ああ、そういう風に化学者達が言うけどな! こいつは俺の世界で「暗闇の
           洞窟」でゲットしたモンスターだ! 炎系技を食らう最強の番犬だぜ! 
           ケルベロス、「フレイムブレス」を奴等に食らいな!」
          ケルベロス「ガオーーーー!!」
          ブォーーーーーーー!! ケルベロスの「フレイムブレス」!
          コジロウ「あちちちち!!!」
          ニャース「暑いニャーーー!!」
          ムサシ「マタドガス、「ヘドロ攻撃」!」
          コジロウ「あ、こら! 俺のポケモンを勝手に使うな!!」
          マタドガス「ドガーーース!」
          ベチャ! マタドガスの「ヘドロ攻撃」! 攻撃はケルベロスの目に命中した!
          ケルベロス「ガル!?」
          コゴロウ「け、ケルベロス!?」
          ムサシ「炎のおかげで氷が溶けたわ! 今度こそさいならー!」
          メカギャラドスは海に潜った!
          キョウ「おのれ、逃げおったか!」
          サンタクロース「心配せんよ! ルージュラ、「サイコウェーブ」じゃ!」
          ルージュラ達「ジュラーーー!!」
          ミワワワワワ! ルージュラ達の「サイコウェーブ」! 攻撃はメカギャラドスを持ち上げた!
          ニャース「操縦失ったニャ!」
          ムサシ「ここまで負けないわよ!」
          ルージュラ達「サイコー、サイコー、サイコー、サイコー!」
          ブンブンブンブン! メカギャラドスを触らしながらプレゼントを出している。 そしてロケット団もコテンパンにやられ続けている。
          ロケット団「ぎゃ、ぐぇ、ぐぁ、ぐぉ!」
          サンタクロース「これで全部じゃな! それでは、仕上げじゃ!」
          ルージュラ達「サイコーーーーーー!!」
          ドガーーーーーーン!! メカギャラドスは爆発した! そしてロケット団は吹き飛ばされた!
          ロケット団「やな感じーーーーーーー!!」
          キラ!

          ―夜―

          サンタクロース「色々ありがとう、サトシ君達! これで世界中の子供達も喜ぶじゃ
          ろう!」
          サトシ「サンタクロースもがんばってください!」
          サンタクロース「ありがとう、それじゃ! 行くぞ、ポニータ!」
          ポニータ「ヒヒーーン!」
          サンタクロースが乗っている橇とポニータは空を飛び、行ってしまった。
          アヤ「行っちゃったわね。」
          フウコ「これで世界中の子供達も喜ぶだろうね!」
          ドリオ「やっぱりサンタクロースは本当にいたんだ。」
          マサ「ああ、こういうの生まれて始めて見たぜ。」
          サトシ「あ!! みんな、なんか忘れていない?」
          ミサ「え? 何を?」
          サトシ「サンタクロースからのプレゼントだよ! 俺達貰っていないぜ!」
          ラプラス「その事はご心配なく!」
          ルージュラ「ジュラー!」
          ルージュラはプレゼントを持ってきた。
          イミテ「あ! これってもしかして...」
          ラプラス「メリークリスマス!」
          サトシ「あは! ありがとうルージュラ、そしてサンタさん!」
          ゼトラ「俺も貰うとは...」
          アシュラ「まあ、いいではないか。 助けたお礼でござるし!」
          ゼトラ「ま、そういう事だな! ありがとよ、サンタクロース!」
          シャワーズ「中身は何なのか、楽しみだね!」
          ピカチュウ「ピカチュウ!」

          サンタクロースと出会いながらロケット団を倒し、クリスマスプレゼントを貰ったサトシ達。 一体プレゼントの中身は何なのかな?
          そこでロケット団は、お城にいて、ベッドの中に隠れていた。

          コジロウ「まだやるのか?」
          ムサシ「だってあの仕掛けまだ残っているもん!」
          ニャース「これ以上待ちきれニャいニャ!」
          リンリンリンリン...その時鈴の音がした!
          ロケット団「来た!」
          だがその時、ルージュラが現れた!
          ルージュラ「ジュラー! ルーー!」
          チュ! ルージュラの「悪魔のキッス」!
          ロケット団「え!? くーーー...」
          ロケット団は寝てしまった。
          サンタクロース「メリークリスマース!」
          続く。