7時15分。私は自分のポケモン、ころろに起こされて目を覚ます。 どうやら弟は私をほうっておいてどこかへ行ってしまったらしい。 「起こしてくれてありがと。後で特製のポフィンあげるわね。」 ころろは嬉しそうに喉を鳴らし、ボールに戻っていった。 さて、後でわが愚弟には鉄の拳をあげるか。 数分後 開会式を準備している場所で、私は奴を見つけた。 「お、姉貴。よかった、ちゃんところろに起こしてもrほげごぱぁっ!」 最後の「ほげごぱぁっ!」は私が弟、ザクロを殴った事による彼の悲鳴(?)だ。 「よかった、じゃないでしょ。こんな美女をあんなところに放置していて、恥ずかしくないの?」 さすがに今のは冗談だ。しかし、自分で言うのは難だが私は見た目にある程度の自身がある。 「だって、俺はウォーミングアップをしt・・・・・・・・・・・・申し訳ありませんでしたスズランお姉さま。」 私が再び拳を作ったのを見て、ザクロは即座に土下座をした。 「ちっ。まあ良いわ。さっさと開会式に行きましょう。」 「いま『ちっ』って聞こえたのは気のせいだよな?」 十分後 開会式は適当に聞き流し、自分や要注意人物の闘うブロックを確認した。 (申し訳ありませんが彼女は注意人物以外見ていないのでほとんど省略しますby作者) Aブロック 井郷シュウヤ Bブロック 明石サソリ Cブロック 円月スズラン Dブロック パール Eブロック 炉鳥アオ Fブロック 円月ザクロ Gブロック 井郷アジサイ Hブロック ダイヤ Iブロック 炉鳥アイ Jブロック 明石クサリ この大会はシングルバトルの大会だが、彼らは普段ダブルバトルの大会に出場している。。 私はザクロ、アジサイ、シュウヤ以外の出場者に面識はない。しかし、何度かテレビで見たこ とがあるので凄さはわかる。 まず炉鳥アオとアイ 彼らは双子で、イーブイ系使いの12歳。 まだ幼いが、タイプやポケモンの長所を知り尽くし、バランスよく攻撃してくるので油断な らない。 弟のアオは、姉弟特有の藍色の髪と青色の目のほか、どんなときにも諦めない信念を持つ、 主人公に最適な存在だ。作者はそういうの嫌いなので主人公じゃないけど。 姉のアイはポケモンに対する深い愛情が特徴なメインヒロインに最適なキャラクターを持っている。 作者はそういうのも嫌いなのでメインヒロインじゃないけど。 冗談はさておき、次に 明石サソリとクサリ 彼らもまた双子だが、兄のサソリと妹のクサリにあまり違いはない。 違うのはサソリの髪は長く、クサリの髪は短いという事だけ。 二人とも燃えるような紅い髪の色や、相手を再起不能にまで叩きのめす残忍な性格や、 力で無理やり押し通す戦略から「血の暴君」と呼ばれている。 炉鳥姉弟と違い冗談を言っていられないほどの危険な双子だ。 そして、ダイヤとパール。 フードつきのマントで身体を覆い、顔には仮面をつけている謎の人物。 わかっていることは ・バトルが異常に強いということ ・ダイヤ、パールというのは本名ではなく、仮面に青色の六角形と  桃色の円が描かれている為そう呼ばれているということ ・ダイヤのほうがパールより少し背が高いということ。 の3つだけだ。まったく喋らないので声もわからない さて、そろそろ大会が始まる。急ぐとしよう。