クリエイターカップの予選が終了した。通過者は、 Aブロック 井郷シュウヤ Bブロック 明石サソリ Cブロック 円月スズラン Dブロック パール Eブロック 炉鳥アオ Fブロック 円月ザクロ Gブロック 井郷アジサイ Hブロック ダイヤ Iブロック 炉鳥アイ Jブロック 明石クサリ と言った感じだ。第4話で私が注意人物だと言っていた連中が全員そろっている。 私の目に狂いは無かった!(キラーン) 「予選通過者の皆さん。今夜はお泊まりください。宿は確保しておりますので。」 スタッフが私達を集めてそう言っていた。 「ここが宿となっております。貸し切りですので、好きなお部屋でお寛ぎください。 風呂は部屋に着いているものと、温泉の大浴場があります。」 そういって案内されたのは、コトブキの超高層ビル型のホテルだった。 「こんな大層なトコじゃなくてもよかったような気がするんだがな・・・・・・・・。」 「同感ね。こんな豪華なところにザクロのような腐れ人間を置いていたら評判が落ちるわ。」 「姉貴ひでぇ!!!!!!!!!!」 井郷家の二人(シュウヤとアジサイ)は必死に笑いをこらえていましたとさ。 「うるせぇぞ、クズどもが。」 カチン 「サソリ。ほうっておきなさい。」 「さすがは『血の暴君』。二つ名どおり自分勝手なゴミだね。」 せせら笑うように言うシュウヤ。「クズ」発言にカチンと来たらしい。 「あ?ぶち殺すぞヒョロメガネ!!!!!!!!!!!!」 「君なんぞに殺されるくらいならハエに八つ裂きにされるよ。」 「やんのか?」 「君程度の存在にわざわざ時間を割きたくない。」 二人の間に火花がばちばちと散っている。 「二人共落ち着きなさい。」 サソリの妹、クサリが二人を諭す。 「そうね。それにシュウヤ、サソリ君に『ゴミ』なんて言ったら真性クズ人間のザクロはどうなるの?」 「注意するところそこですか!?」 「他にどこに問題があるの?????」 最近シュウヤの考えていることがわからない。彼は不思議系なのかもしれない。 「ふふふ。やっぱり面白い人ね、スズランさん。私はそういう人が好きだわ。」 「あら、私は貴方が嫌いよ。キャラがかぶるから。」 ピキ 「そうね。よくよく考えたら私もあなたを好きになれないわ、おばさん。」 「ふふふ。私は大人だから、そんな事で挑発されても腹が立たないわ。 ところでアジサイ、今すぐ政府に殺人許可とって来てくれる?」 「腹立ててるじゃないですか!!!!!!!それよりいい加減にして下さい!!!!!!!! 本戦で勝負を決めればいいじゃないですか!!!!!!!! 先に負けたほうが相手に謝るということで!!!!!!!」 「はいはい。」 「妥協してやらん事もないな。」 「わかったわ。」 「ところでザクロとか他の人は?」 「仮面にマントの人は真っ先に部屋に入っていきましたね。 ザクロさんはシュウヤさんが『カチン』ってなったあたりから 『面倒ごとに巻き込まれるのはごめんだ』とか何とか言って アオ君とアイちゃんを連れて入っていきましたね。」 「ごめんね。やっぱり今すぐ殺人許可を・・・・・・・・・・・」 「ザクロさんを殺す気なんですか!?」 彼女はザクロに次ぐいい突っ込み要員かもしれない。 でもあの馬鹿は一部ボケも入っているから・・・・・・・・ そう考えると、アジサイはもう少し心を開けばいいのだろう。 「??スズランさんどうしたんですか?突っ込みが同とかぶつぶつ言って・・・・・・・・。」 「うん。なんでもないわ。じゃあ殺人許可が出ないから ザクロを社会的に抹殺しに行きましょう。」 「さりげなくひどい事言っていますよねぇ!!!!!!!!!」 ちょっと時が飛び ザクロの部屋 「くかーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 「起きなさい。」 「・・・・・・・・・くかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 「おきないと貴方の全裸の写真をブログにupするわよ。」 「いっそ殺してくれぇ!!!!!!!!」 「あ。起きた。ちっ。」 「第4話で同じ事あったような気がする!!!!!!!!!!」 「小さいことは気にしないの。」 「姉貴の舌打ちは俺に多大な精神的ダメージを与える気がする!!!!!!!!!」 後ろで馬鹿が叫んでいるような気がするが気にしない。 次の日 「皆さん初めまして。私は当大会主催者の、タツムラと申します。」 タツムラと名乗るのは30半ばほどの妙に白い髪をした中肉中背の男。 私は年上に興味が無い。 私たちはこいつにロビーに集められていた。 確か賞金の進呈のためだったはずだが・・・・・・・・・・。 「賞金については後ほど説明いたします。それよりもっと重要なお話があるのです。」 そういってその男は会話を切り出した・・・・・・・・・・・・。