クリエイターカップBブロック予選終了。 「厳しい予選を勝ち抜いたのは、明石クs」 「サソリだ!!!!!!!!!!!!」 勝者はたった今苛立たしげに声をあげた、明石サソリ。彼の髪は脇まで伸びる長さで、 また双子の妹である明石クサリは髪が方までしかないため、間違われやすいのだ。 「お疲れ様・・・・・・・・・・・・。」 競技場を後にするサソリに、クサリが声を掛ける。 「けっ。ウォーミングアップにもならねーよ、あんな連中。」 吐き捨てるようにサソリが言う。 「まぁまぁ。私たちの目的はクズを散らす事ではないでしょう?」 「『あの方』の計画なら必ず実行させるさ。」 「そう。『あの方』は孤児だったわたし達を救い、ここまで育ててきてくれた。 だから失敗するわけにはいかない。」 「分かってる。」 「次は円月スズラン。我々の脅威になるかもしれないからきちんと見ておくわよ。」 「はいはい」 「で。」 休憩室。ザクロとアジサイが他愛も無い話に花を咲かせていた。 「姉貴になんで俺が飯を作らせたくないかと言うとだな。」 「すっごく不味いんじゃないんですか。」 「むしろその逆なんだよ。姉貴の飯はものすごく美味い。 だけど、量が少ない上に美味すぎて他のものを不味く感じるようになってな。 3日は食い物を食えなくなって死に掛けた。」 「へぇぇ。ご飯ってそこまで美味しくなると人を殺せるんですね。」 「さりげなく変にまとめたな。」 「私も凄い事知ってますよ。シュウヤさんのことなんですけど、拳が消せるんです。」 「ああ。こうだろ?」 シュッ げふぉあ!!!!!!!!!!!!! 「えっ、ザクロさんもできるんですね。凄い!」 「簡単だぞ。こうやって・・・・・」 シュッ ぐへぁ!!!!!!!!!!!!!!!! 「こうですか?」 シュッ ぬはぁ!!!!!!!!!!!!!!! 「そうそう。こうやって・・・・・・・・・・」 いい加減にしろぉ!!!!!!!!!!!!!!! 「「え!?」」 お前らには見えんだろうが、私は作者だ!!!!!!!前回は1回だけだったのに、 今回は3回も殴りやがって!!!!!!!!!!!!!!私は作者だぞ!!ある意味この世界の神だぞ!!!!!!!!!!!!! 「そろそろ姉貴の試合終わるんじゃないか?」 「そうですね。」 もう頭にきた。お前らの試合の部分執筆してやらないからな!!!!!!!!!!!!!! 「何ぃ!」 「はい?」っ て言うかもう次回ぐらいから新展開にするからな! 序盤ぐらいからそういう予感がしていたなんて突っ込みは無しだからな! 「あの、まったく意味が分からないんですけど。」 「本当は登場人物が知ってはいけない部分だからいいよ分からなくて。」 「はぁ・・・・・・・・・・・・・・・・」 続く!!!!!!!! 「ここで終わんのか!?」 嘘だよ。未登場のキャラとかいるから今回はもうちょっと長くするよ。 お前らの出番無いけど。 「ふざk」 数十分後 「エンペルト。止めを刺せ。」 Dブロック最終試合は、パールの完全勝利によって幕を閉じた。 「ご苦労。」 二人の他に誰もいない裏口で、ダイヤが無機質な声で言った。 「ここぐらいでは仮面を外してもいいのではないか?」 「そうだな。」 ダイヤは仮面をゆっくりと地面に置き、パールは無造作に放り投げる。 「おい、あんまり乱暴に扱うなよ。」 「え〜、だってこれつけてると暑いし。」 仮面の下からは、かつて銀河団をつぶした、コウキとヒカリの顔が現れた。 「しょうがないだろ。こうやって顔と人格を隠さなきゃ支障が出る。」 「むぅ。コウキ最近そればっかりだよね。」 「僕をコウキと呼ぶな!!!!!!!!!!!」 「!!!!!!!!!!!!!!!」 「コウキとヒカリは姿を消した。僕はダイヤで君はパールだ。」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめん。」 「これは仕方が無い事なんだ。『彼』を止める為に。」 「うん。私も、『彼』が昔のような優しい人に戻ってくれるのを心から望んでるよ。」 コウキは無言で仮面を拾い、それをつけてヒカリの方を向く。 「ぐずぐずするな。行くぞ、パール。」 歩いていくダイヤを、ヒカリは辛そうな表情で見ていた。 「心を閉ざすなんて、やっぱり私には出来ないよ、コウキ・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 次の日 「・・・・・・・・・・それからだな、姉貴が酒を飲むたびに精神年齢が半減するようになったのは。」 「だからお酒飲ませたくないんですね。スズランさんに。」 「なるほど。」 主人公であるはずのこの馬鹿は、 貴重な休憩時間を無駄にして炉鳥姉弟に無駄話をしていた。 「誰が馬鹿だ。」 シュッ げふぇあ! 「どうした?昨日は今回はもう俺の出番は無かったんじゃないのか?」 くそ!主役のくせに意地悪い笑みを浮かべやがって!俺が用があるのは炉鳥姉弟だっつの!!!!!でももういいよ!!!!! お前らは特に何も無かったってことで!!!!!はい終わり!!!!! 今度こそ誰がなんと言おうと終わり!!!!!!!