来美:「じゃあ、もう行っちゃうのね。淋しくなるわね。」 蓮華:「大丈夫だって、また会える日があるし、あたし以外にも何人かここを訪れるでしょ?」 来美:「そうかもしれないけど…、あ、久美と哲也に会ったら一度はここに来るように言いなさいよ。あたしがオーキド研究所に電話しても、 全く出やしないのよ。」 蓮華:「了解。あたしが思うに、久美ちゃんはクチバにいるはずだから。」 来美ちゃんからクチバのジムリーダーのポケモンは聞いている。だとしたら、久美ちゃんがいる可能性は高い。 来美:「確かにね、あたしの場合があるし。…でも、本当にコンテストには出ないの?」 実は明日が延びに延びていたコンテストの開催される日だったりする。 蓮華:「うん。あたしは旅を続けたいし。美香たちによろしく言っといてね。」 あたしはそんなことをハナダジムで話した後、キレイハナを連れて出発した。 18.怪しい育て屋 マップによると、クチバに向かうにはハナダとクチバの間の地下ルートを通ることがいい。ヤマブキに行くには何かが必要みたい。 キレイハナ:「でも、その間に小さな町もいくつかあるし、そこを寄りながら行けばいいんじゃない?」 蓮華:「そのつもり。何かしらの情報をゲットできるかもしれないし。」 あたしたちはそんな会話をしながら南へ南下していった。途中、ボーイスカウトの集団にバトルを申し込まれる羽目にはなったけど。 ボーイスカウトリーダー:「俺たちはポケモンと自分自身の両方の信念を鍛えるためにトレーニングを行っているところだ。 悪いけど、バトルしてもらうよ。」 ボーイスカウトA:「悪いね、Uターンさせることになってしまって。」 ボーイスカウトB:「まあ、別の道を行けばガールスカウトがキャンプをしていたはずだ。どう転んでもバトルは避けられないさ。」 彼らはあたしが負けてハナダに戻ると思っているらしい。 蓮華:「悪いけど、あたしは強いよ。バッジだって2つ…」 リーダー:「チッチッチ、バッジ2つはこの辺りのトレーナーレベルさ。そんなことで強いなんて言っているのはおかしいね。」 蓮華:「そう、でも、そっちが泣きを見ないでね。」 あたしはキレイハナを前に押し出した。すると彼らはガーディやズバット、ドガースなど、純粋草ポケモンのキレイハナの弱点的ポケモンを 投入してきた。 リーダー:「勝ち目は決まったね。ズバット、超音波だ!」 A:「ガーディ、火炎放射!」 B:「ドガース、ヘドロ攻撃を決めろ!」 と、彼らは一斉にポケモンを放ってきた。リーダーがこれだから、多分生々堂々ではないようだ。だったら、多勢に無勢。あたしはこっそり後ろに手を回した。 蓮華:「キレイハナ、影分身しながらの高速スピンで花びらの舞、マジカルリーフ、葉っぱカッターをトリプルでお願い。」 キレイハナ:「了解。」 キレイハナが彼らすべての攻撃を受け止めた時、あたしは持っているボールを一斉に投入した。 出てきたのはルナトーンと彼の上に座っているピッピ、ギャラドスにハネッコ、イーブイにミニリュウとサニーゴだった。 リーダー:「汚いぞ、トレーナーが6個以上のボールを持つなんて。」 A:「そうだそうだ!正々堂々勝負しろ!」 蓮華:「正々堂々って言える立場かしら?キレイハナに対して15匹の同時攻撃は。これでも全部出さないだけマシじゃない?」 あたしが冷たく言うと、一瞬静まるが、それでもすぐにあたしに対して卑怯だと言ってきた。 蓮華:「はぁ、ギャラドス、ハイドロポンプ、ルナトーン、サイコキネシス、ピッピ、目覚めるパワー、ハネッコ、宿り木の種、 サニーゴ、トゲキャノン、イーブイ、砂かけ、ミニリュウ、竜の怒りよ。」 あたしはさすがにムカついたのであたしも正々堂々を無視したやり方で生かせて貰った。 さすがにあたしのギャラドスの攻撃が最もすごく、彼らはキャンプや荷物ごと、ハナダシティのほうに飛ばされていった。 後には何かが活動されていた形跡さえも残っていなく、ポケモンバトルによる水浸しの大地が残っていた。 蓮華:「みんな、ご苦労様。」 あたしはみんなを戻し、キレイハナにミックスオレを渡した。 キレイハナ:「ありがと、あぁ〜、疲れた!」 蓮華:「ご苦労様、でも、卑怯な奴らだったね。」 キレイハナ:「確かに。でも、結構弱かったよ。」 キレイハナの高速スピン状態が影分身によって増えているため、その風圧もあって火炎放射などの炎系の技は跳ね返され、超音波などと相殺したのだ。 そのうえ、キレイハナには毒の技が効かないオプションつきのため、毒を食らっても毒ポケモンが攻撃を受けたのと同じ状態なのだ。 そしてポケモンたちは花びらの舞と2種類の葉っぱの攻撃を受けて体力が少なくなっていた。そこを蓮華の今の最強メンバーによって 一気に叩かれたのだ。 キレイハナ:「次からはギャラドスだけでもいいんじゃない?」 蓮華:「だね。」 そんな時、あたしたちは真横を何かが通ったのを感じた。 蓮華:「今…」 キレイハナ:「うん。感じた、何かがいたね。」 それは白っぽかった気がする。 蓮華:「何だろうね?」 キレイハナ:「さぁ。気にしないで行こう。」 あたしたちは再び先を急いだ。 ハナダとヤマブキの間には町が一つある。そこはブリードタウンといい、ブリーダーや育て屋を目指す者が生活している街だった。 ヤマブキシティには劣るがヤマブキに近いことからそれなりに都会でもあった。 蓮華:「結構人が多いね。ポケモンも。」 キレイハナ:「そうね、奇抜なファッションや変な容姿にされたポケモンも見受けられるし、それを気に入ってる子も見えるし。」 蓮華:「ブリーダー志望が多いせいね。でも、育て方はすごくうまそうだよ。」 そんな時、あたしは一枚のチラシを貰った。 ”ポケモンの育て屋オープン!どんなに病弱なヒトカゲでさえ、パワフルで元気なリザードンに進化させられるほどの自身と経歴があります。 是非是非、我がポケモンの育て屋にお越しください。” 蓮華:「育て屋ねぇ、あたしは別にいいかな。」 キレイハナ:「蓮華はいいよ。十分あたしたち育ってるし。」 と、キレイハナが言った後にすぐ、ボールすべてが一斉に揺れた。みんなも同意しているらしい。 蓮華:「だよね。ちょっと休んだら、すぐにこの街から出ようか。」 あたしはそう決めた。 しばらく休んだ後のことだった。あたしは町のすぐ外に、ポケモンを育てている夫婦に出会ったのだ。そしてそこには志穂ちゃんもいた。 志穂:「あ、蓮華ちゃんじゃない。」 蓮華:「志穂ちゃん、どうしたの?ここで。」 志穂:「ちょっとね、このおじいさんとおばあさん、育てやをしていたんだけど、そのポケモンを盗まれてしまったそうなの。」 キレイハナ:「盗まれた?」 蓮華:「ひど〜い!」 志穂:「そうでしょ。しかも、ポケモンの卵まで一緒に。それであたしが探そうと思っていたところなの。 蓮華ちゃんも一緒にどうかしら?」 あたしもキレイハナもこの言葉にはすぐに飛びついた。そして、あたしは多分の予想を持って、志穂ちゃんをあのお店に連れて行った。 志穂:「ポケモンの育て屋?確かに怪しいわね。今日オープンするということと、あの夫婦のポケモンが昨日盗まれたこと。」 蓮華:「ってことは誰かがやっぱり?」 志穂:「ええ。でも、証拠がないわね。潜入操作が必要だけど…」 志穂ちゃんが言葉を濁した。どうやらあたしと同等で、ポケモンは十分育っているらしい。 志穂:「十分育ったポケモンを出すのは一番怪しまれるわ。それにあたしたちの中でキレイハナ以外は潜入しても出てこれる可能性は少ないし。」 タネボーみたいに小さなポケモンでももし中に炎系の暑い場所があったら厄介であり、同じ小柄でもミニリュウやイーブイは希少価値が高いために選ぶべきではなかった。 蓮華:「あ、希少価値でいいこと思いついた。ちょっといい?」 あたしはいい考えが浮かび、志穂ちゃんとポケモンセンターに行った。一応この事件を解決させるべきだから、あたしも志穂ちゃんも今日はここに泊まることになる。 蓮華:「あたしが潜入するの。」 志穂:「…どうやら、鬼の姿から別の姿になれるようになったのね。」 蓮華:「そういうこと、話が早いね、志穂ちゃんは。」 志穂:「同じ能力者同士の話よ。大体予想は着くわよ。でも…大丈夫?」 キレイハナ:「蓮華、あたしも行こうか?」 蓮華:「心配しなくても大丈夫よ。さてと、鬼変化!」 あたしは姿を変えることにした。前回散々キレイハナと練習したあの姿にあたしは変わった。 ナゾノクサのように丸くて頭に葉が数枚生えた体(ただし体の色を白)に、小さな手があり、後ろには小さな羽根があり、そしてキュートな顔をしている。 しかし口には小さな牙が2つついているのだ。 蓮華:「変化完了、名前は鬼草でどうかな?新種のポケモンみたいで、育て方が分からないって言えばいいと思うよ。」 志穂:「分かったわ。そうしてみる。」 こうしてあたしは、育て屋に潜入した。元々の性格が明るめな志穂ちゃんは一時期、能力を隠すために地味で目立たない性格を演じていただけあって、あたしが見る限り、 ほとんど演技はうまい以外のものじゃなかった。 育て屋は、黄色い髪の毛の女の人と濃い緑の髪の男の人が経営していて、ラッタが看板を持って接客をしていた。 ラッタ:「いらっしゃいっちゅうに、いらっしゃいっちゅうに…」 喋ってるのかな?あたしとしてはそれが気になった。 女の人:「ヒマナッツの新種ですって。」 男の人:「これはいいポケモンを手に入れたな。ボスに渡せば…」 あたしがまさか人間とは思っていないからか、二人の会話は途切れ途切れで聞こえていた。どうやらやっぱりただの育て屋ではないようだ。 女の人:「それよりもこのポケモンを研究して増殖させるのが先よ。」 男の人:「そうかもな。まずは檻に入れておけばいいだろう。」 あたしは何も知らないふりをして、可愛い声で鳴きながら檻に入れられた。ていうか、普通こうしなきゃばれるよ。 それにしてもお肌の曲がり角をとっくに過ぎた女の人と名前のプレートがでかい上に濃く書かれた男の人は何者なのだろうか。 多分、こんなことをするのはスペース団以外にないはずだけど。 そんなことを考えているとあたしは小さな網目のおりの中に、あたし以外のポケモンがいることに気づいた。 蓮華:「あなたは…カモネギね。」 あたしがいるのは倉庫で二人はもういないために人間は一人もいない。だから多少声を出してもばれることはないのだ。 カモネギ:「カモ?」 蓮華:「喋れるから驚いてるみたいね。」 そう言ってあたしは蔓をカモネギに伸ばし、カモネギの頭に触れた。これで会話が可能なはずだ。 あたしはまず、カモネギに潜入操作のことを教えた。すると、カモネギも身の上を明かしてくれた。カモネギがあたしのことを知っても驚かなかったのにはさすがに 驚いたけど。 カモネギは元々野生のポケモンらしく、カモネギ♀とエアームド♂が逢引して生まれたポケモンらしい。というのも、カモネギは鋼の翼が使えるそうだから。 が、卵から生まれた直後に彼らに捕まり、ここに閉じ込められたらしい。 蓮華:「そうなの。あのね、あたしがここに潜入したのはこの育て屋のふりをしている悪い奴らを倒すためなの。 一緒に協力してくれない?」 カモネギ:「カモカ!カモモ、カモカモ、カモモカ!」 蓮華:「えっ!協力するし、あたしにゲットされたいの?どうして?」 あたしの申し出はすぐに受け入れられたわけだけど、自分からゲットされに来るとは思ってもいなかった。 が、カモネギが言うには自分の生涯をいきなり破壊した彼らが許せないらしく、悪を憎む気持ちがあるようだった。 あたしはそんなカモネギの気持ちを素直に受け入れることにした。それと同時にこの子が変な方向に気持ちを持っていかないように押さえ込まなきゃいけない。 すべての悪がすべて、悪いわけじゃないはずだということを。 蓮華:「さてと、この檻から出ないとね。必殺、ソーラー弾!」 あたしはソーラービームの縮小兼凝縮型の弾丸を撃ち、檻に無数の穴を開けた。それをカモネギがドリルくちばしで突き破り、あたしたちは脱出した。すると 倉庫の中をサイレンが鳴り出していた。そして女の人と男の人、そしてラッタが駆け込んできた。 女の人:「何か起きてると思ったら、カモネギと新種が脱走してるじゃない!」 男の人:「この特性合金から逃げ出すとは!ラッタ、怒りの前歯だ!」 ラッタ:「だっちゅに!」 ラッタはあたしに向かってきた。が、あたしは口から多数のソーラー弾を吐き出してやった。小さくても威力はソーラービームの4分の1だ。 それが多数ということはかなりの威力になる。ラッタはそれによって逆に跳ね飛ばされ、近くの空の檻にめり込んでいた。 女の人:「ラッタ!?くそぉ、この新種、なかなかやるわね。でも、このボールで捕まえればいいのよ。行け!モンスターボール!」 ボールはあたしめがけて飛んできた。が、あたしに当たったものの、ボールは全く反応せずに床に落ちた。 男の人:「何!?ボールが反応しないだと!?」 蓮華:「当たり前よ、人間にボールが反応するわけじゃないでしょ。」 あたしはこれくらいがいいかと思い、正体を明かしてやった。 女の人:「お前は!」 男の人:「スペース団探索部が要注意人物と上げた別世界の能力者、蓮華じゃないか!」 蓮華:「やっぱりあたしって有名なのね。でも、これでスペース団の悪事だと、ようやくはっきりと分かったわ。 この際、お縄を頂戴させてもらうわ。町外れの育て屋への強盗、野性ポケモン捕獲乱用の罪でジャッジメントよ!」 あたしが叫ぶと、うるさいの一言と共に、煙幕が経ち始め、聞き覚えのある曲…美咲たちが出てくる時と同じ曲が流れ始めた。そして。 女の人:「なんだかんだと聞かれたら...」 男の人:「答えてあげないの普通だが...」 二人:「まあ特別に答えてやろう!」 女の人:「地球の破壊を防ぐため...」 男の人:「地球の平和を守るため...」 女の人:「愛と誠実の悪を貫く...」 男の人:「キュートでお茶目な敵役...」 女の人:「ヤマト!」 男の人:「コサブロウ!」 ヤマト:「宇宙を駆けるスペース団の二人には...」 コサブロウ:「ショッキングピンク、桃色の明日が待ってるぜ!」 ヤマト「なーんてな!」 ラッタ:「だっちゅーの!」 口上だった。多分、キレイハナがいたら趣味悪いって言うはずだ。 ヤマト:「スペース団のポケモン強化のためにはここを潰すわけには行かないの。あなたを倒して再び偽の育て屋を続かせてもらうわ。」 コサブロウ:「お前一人で俺たちに勝とうなんて10年早いのさ。」 二人はそう言ってヤミラミとヘルガーを出してきた。 蓮華:「ここはカモネギ、お願い!」 カモネギ:「カモ!」 ヤマト:「あらあら、そんなポケモンで勝てるのかしら?」 コサブロウ:「俺たちにかかれば数分も満たないだろうな。」 蓮華:「うるさいわね、ヤマトにコサンジ!」 コサブロウ:「コサブロウだ!間違えるな!」 蓮華:「コサンジのほうが似合ってるのよ、あんたには!カモネギは強いわよ。見くびられたくないわ。」 ??:「そうね、相手を見くびったらそれは負けとなる。それが分からない人間は弱いわね。」 あたしが言い放った後に、誰かの声が倉庫を響いた。 ヤマト:「何者よ!姿を見せなさい!」 ??:「全く、しょうがないわね。」 突如吹雪が起こり、白い浴衣にピンクの帯をした女性が現れた。氷雨さんだった。 氷雨:「あなたたちの悪事はすでに蓮華ちゃんの捨て身の行動のおかげで警察にも通報されたわ。次はあなたたちの番。」 ヤマト:「ふん、あたしたちには関係ないわね。ヤミラミ、あの変な女にシャドーボールよ!」 ヤミラミ:「ヤミ!」 が、シャドーボールは氷雨の背後にいた何かの放ったボール状の攻撃によって打ち砕かれ、逆にヤミラミにそれをぶつかっていった。 ヤマト:「ヤミラミ!…火傷ですって!?」 氷雨:「そういうことよ。あたしのポケモン、ポワルンが火の粉を纏った炎のウェザーボールを放ったのだから。」 コサブロウ:「それならヘルガー…何!?」 ヘルガーのほうはすでにあたしが倒していた。カモネギの奇襲的乱れ突きと超音波がヘルガーを襲い、最後は鋼の翼を使ったのだ。 蓮華:「カモネギのほうが強かったわよ。」 氷雨:「これでもまだ、やるつもりかしら?」 と、そこへジュンサーさんと志穂ちゃんたちが入ってきて、彼らはお縄に着いた。 蓮華:「これにて一件コンプリートね。」 氷雨:「弱いと見られるものほど強く、強そうであるが故に実は弱い。…蓮華ちゃん、久しぶりね。」 蓮華:「はい。氷雨さんには今回も前回も助けられたけど。ありがとうございました。」 氷雨:「いいのよ。蓮華ちゃん、あたしはヤマブキシティにいるから。ヤマブキジムに来る時は教えてね。」 蓮華:「ええ、分かりました。」 この後であたしはカモネギを本当にゲットした。育て屋の夫婦も再び家業を行えるようになったし、めでたしね。 と、その様子を眺める白い何かがいた。そしてそれは事件が終末を迎えた頃、再び姿を消していった。 まるで事件のすべてを把握しているかのように。 そしてその白い何かにはナツメと氷雨のみが気づいていた。 ナツメ:「あのポケモン…悲しそうな目をしているわ。この悲しみはいつかあの少女を引き寄せることになる。」 氷雨:「そう、でもそれであの子が安らぐのならそれでいいと思うわ。迫害を受けたものの結末は悲しみでしか残らないから。」 ナツメ:「経験者が言うと確実なものに聞こえるわ。氷雨、それでどうするの?」 氷雨:「今は、あの子を見守りましょう。あの子と蓮華ちゃんはよく会うことになるんでしょ?未来予知の女神さん。」 ナツメ:「ええ。あの子は蓮華ちゃんと何かの糸で結ばれ、絡み合っているから。」