現実世界に強制送還されたあたしたちは、海ちゃん、律ちゃん、そして舞さんのおかげでポケモン世界に戻ってくる事が できた。ポケモン世界に残されてしまっていたあたしのポケモンたちも、色々あったらしいけど、よまとネギが戻ってきて、 しかも、アクアとデン、ニド君が進化していた。キレイハナを筆頭に、みんなそれぞれ頑張ったらしかった。 そして、あたしがキレイハナとソルルを残してボールに戻した時、 リースイ:「おめえら、もうゆるさんぞ!」 明らかに絶世の美女ではなくなり、最強の野獣と化したリースイと、その姿に恐怖しながらもあたしたちに向かってくる スペース団員たちが目の前にいた。 43.想いよ届け!ダーク四天王との闘い 蓮華:「許さなくても結構よ。あたしたちがあなたを倒すんだから!」 リースイ:「ふん、お前らなどあたし一人ですぐに倒せる。ダーク四天王、こいつらを再び完封無きまでに叩きのめしな!」 リースイはそう言い残すと姿を消していて、そして同じく装束や容姿がボロボロの四天王たちがそこにいた。 エア:「あんたたちはあたしたちが倒してあげるんだからね。」 ドルク:「お前らの力などたかが知れてることだ。」 パクス:「あたしたちに一度惨敗した弱小さんたちだもんね。」 ダイヤ:「見苦しい方たちですもの、一瞬で勝負は尽きますわ。」 装束などがボロボロでも、洗脳は解けていない彼らがそこにいて、あたしたちには彼らの憎悪がまっすぐに伝わってきていた。 ??:「そうかしらね。」 しかし、辺りを突然誰かの声が響き渡り、それと同時にあたしたちはバラバラに、様々な場所に飛ばされていた。 ダイヤ:「あらっ?あなたとはまだ戦ったことはありませんわね。どのような殿方か知りませんが、一時はパクスか ドルクに倒されているはず。あたしに勝てるでしょうかね?」 俺は気がつくと、ダイヤと共に北ゲート付近に飛ばされていた。 哲也:「そうだな。」 そんなとき、俺は、ダイヤが腕に見覚えのあるアクセサリーをつけていることに気づいた。 哲也:「それは…」 ダイヤ:「あらっ?あたしの趣味じゃないわ。こんな地味なもの。」 それは俺が最初のデートで玲奈に買ったプレゼントだった。しかし、嫌なものを見るかのように、ダイヤはその場に捨て、 足で踏みにじった。 哲也:「玲奈…」 ダイヤ:「悪いですが、あたしはそんな名前ではありません。グラエナ、ゲンガー、ジュペッタ、ダーテング。 この殿方を倒して差し上げなさい。」 ダイヤは俺にポケモンを放ってきた。そのうちの一体、グラエナは踏みにじられたものを再び踏み、ついにプレゼントは 砕け散っていた。 哲也:「やるしかないのか…ニドキング、地割れ!カメックス、ハイドロカノン!ピジョット、ゴットバード!」 彼女のポケモンは一瞬で倒す事ができていた。が、それもつかの間、ポケモン3体は、ダイヤの放った黒い何かによって その場に倒れていた。 哲也:「ニドキング!カメックス!ピジョット!…おい!」 ダイヤ:「あら?いけませんでした?あたしはあなたを倒すように言われてますので。この力で、あなたの息を根を止めます。」 哲也:「だったら、俺も能力を出すか。竜巻の波動!」 俺はダイヤに向かって技を放った。しかし、ダイヤは動じずにその場を動かない。ずっと平然としていて、攻撃が当たってしまいそうで…。 俺は当たるギリギリで攻撃を止めていた。 ダイヤ:「攻撃が止まりましたけど?」 哲也:「…できない」 ダイヤ:「えっ?」 哲也:「できないんだ!お前を傷付けるわけには行かない!」 俺たちに対し、別人であっても、俺にとって、玲奈は玲奈でしかなかった。 ダイヤ:「笑わせないでくれません?あなたにとって、あたしが別人?馬鹿らしいですわ。全く、こんな…」 ふと、ダイヤの表情が変わった。頭を抑えている。 ダイヤ:「どうして…頭痛が起きるのよ…もう、あなたがいるとおかしくなりそう!」 ダイヤは俺に向かって技を放った。突然のあまり避けきれず、それを受けて、それが何の力か、身をもって感じた。 哲也:「闇の力か。…玲奈、思い出せ!」 ダイヤ:「うぅ…うるさい!黙れ!」 ダイヤの攻撃は明らかに心臓や足の付け根や、腕や、そして頭や、哲也の古傷を狙っていた。 でも、哲也は逃げずに攻撃を受け続けていた。そして、ダイヤは涙が出始めていた。 ??:「もう、ヤバイわね。行きなさい!モンスターボール!」 突然誰かが、ダイヤのそばにボールを投げた。すると、出てきたのは2体のパールルと、アゲハント、そしてシェルダーだった。 玲奈のポケモンだった。 ダイヤ:「…もうやめて!」 さすがに精神的に揺れたらしい。ダイヤの最大の攻撃が俺に向かって放たれた。が、当たる瞬間、それが消え、 ダイヤの姿は玲奈の姿に戻っていた。 ??:「大事な人を傷付けたくない想いが、洗脳に打ち勝ったのね。」 ブラッキーとベイリーフと共に、見覚えのある少女が近づいてきた。 哲也:「志穂か。」 志穂:「ええ。あたしとナナ、清香と美咲であなたたちをカヴァーしているの。あなたたちをバラバラに飛ばしたのは清香よ。」 哲也:「清香はグレンにいるんじゃないのか?」 志穂:「グレンからこっちに来たの。スペース団はグレンにこれ以上攻めても無駄と判断したようよ。じき、海斗も来るわ。 哲也、あなたは早く、玲奈のところに行って。」 俺は志穂に言われ、玲奈のそばに行った。途中、受けた攻撃が疼いたけど。 でも、俺は玲奈を元に戻せてよかったと思っている。 ダーク:「ここも駄目か。…おしかった。」 志穂:「あなたは邪魔だから。これ以上、あの二人に何かをするようだったら、あたしが許さない!」 哲也が玲奈と抱き合っている方を見ながら、ダークが現れていた。でも、あたしがけん制した。 ダーク:「お前とはやる気はない。が、エレクがどうなってもいいのかな?」 志穂:「彼は変わってしまった。あたしを怖いと思っていること以外は。…やる気ですか?」 志穂の周囲には鬼火やお札が飛び交い始めていた。 ダーク:「やめておくよ。」 ダークは闇に消えた。志穂の鬼火やお札がそれに続き、共に闇に消えていったが。 志穂:「悪いけど、蓮華ちゃんや哲也を苦しめた罪は重いのよ。」 その頃。 エア:「どうやらあたしたちとあんたたちとの一対一を望む輩がいるみたいね。」 あたしは再びヤマブキのゲート前に飛ばされていた。そこはゴンとコイッチが破壊光線で破壊した場所らしいけど。 蓮華:「そうみたいね。」 エア:「まぁ、あなたは弱かったから。簡単に倒せるはずね。ムウマ、出てきて。」 エアはムウマを出した。あたしは再びソルルで行くことにした。 エア:「ムウマ、シャドーボールよ!」 蓮華:「ソルル、避けて!そして切り裂く攻撃!」 ソルルはエアの攻撃を避け、逆に攻撃を仕掛けようとする。すると、 エア:「背後ががら空きよ。必殺、真空衝撃…」 キレイハナ:「蔓のムチ!」 エアがソルルを攻撃しようとしていた。しかし、今回はキレイハナがそれを邪魔する事ができた。 前回はドルクの邪魔が入り、それもできなかったのだ。 が、エアの言葉に勝負は思いも寄らない方向に進んだ。 エア:「ちょっと雑草ポケモン!邪魔しないでくれない?」 キレイハナ:「雑草?あたしはフラワーポケモンよ!もう許さないんだから!蓮華、あれでやっちゃったら?」 キレイハナが雑草ポケモンと呼ばれて切れたのだ。 蓮華:「え…、あれを?」 キレイハナ:「ええ、そうよ。」 だが。 エア:「何をやるか知らないけど、ムウマ!滅びの歌!そしてメタモン、カイリキーの姿になり、そこの災害発生原因獣を 攻撃しなさい!」 ムウマの滅びの歌が発動し、ソルルとキレイハナには妙な電磁波が体を取り巻いていた。 キレイハナ:「うっ…、蓮華、一時的でいいからあたしたちをボールに入れて…」 滅びの歌とは、発動した本人も含めるその時に出ているポケモンたちが全員受ける技で、全員が3ターンで力尽きてしまう 技なのだ。ただし、3ターン以内にボールに入れば助かるのだが…。 エア:「させないわよ!この蔓をつかんでやれば…。カイリキー、アブソルに連続パンチ&キック、そしてクロスチョップよ!」 エアは蔓を掴んで阻止しようとしていた。結局ボールを向ければどうであっても戻せちゃうんだけど。 蓮華:「こっちもさせない!ソルル、キレイハナ、戻って!そして…袋叩きよ!」 あたしは電磁波が取り巻いたことで動きが鈍くなっていたソルルとキレイハナを戻し、キレイハナの言ったあれを発動させた。 それが、「袋叩き」という技である。これはそのトレーナーの持っているポケモンたち全員が相手のポケモンに一発ずつ 一撃を加えると言う技である。 あたしがそれを出すのが遅かったのは、36匹の袋叩き発動に、相手が一匹だったことで迷ったのだ。 でも、もう迷って入られなかった。袋叩きによって、ムウマとメタモンはその場に倒れていた。 エア:「袋叩きとは…でも、あたしは負けてないわよ。必殺、気功電撃波!」 蓮華:「リュウ、光の壁!チリリ、サイコウェーブ!パル、水の波動よ!」 エアの攻撃はあたしと同じでポケモンの特殊攻撃に近いため、光の壁で防ぐ事ができる。ただ、カウンターやミラーコートには 反応しないけど。よって、それで防ぎ、お返しに軽めの攻撃を二つ放った。 サイコウェーブと水の波動が重なり、エアを包み込んだ。 エア:「こ、これは…」 蓮華:「みんな、行くわよ。ダークの姿を見かけたら、徹底的に攻撃であたしの邪魔はさせないでね。」 キレイハナ&みんな「うぉお〜!」 みんなが一斉に吠えた。 エア:「な、何をする気…!?」 蓮華:「これよ。我が草の力よ、我の体に宿る癒しの力よ、悪なるものを滅ぼし、浄化し、悪に染まりしものを助け、 つながれた鎖より開放せよ!邪気、退散!」 あたしが呪文を唱えている時、ソルルやリュウ、きっぴーやコイッチが攻撃を放つのを感じた。 今回はみんながいるから、エアをなずなに戻すことも可能なはず。あたしの体からあふれ出した光とオーラが、エアを包み、 エアは苦しみ始めていた。 エア:「ドルク…あたしの彼氏…あたしは草能力の娘を憎まなければならない…」 エアの口から出ることは、多分、洗脳によって植えつけられている言葉だと思う。 と、キレイハナが近くの茂みにソーラー弾を立て続けに放っていた。 キレイハナ:「ダーク!いるんでしょ!」 ダーク:「ちぇっ、せっかく洗脳を続けるつもりだったが、お前らの邪魔で失敗してしまった。 まぁ、この女には記憶が残るからな。親友を殺そうとした記憶が。それをどうするか、見ものだな。」 ダークは闇と共に消えた。 そして、エアからは次々に真っ黒な闇が抜け出し、エアの姿は装束と仮面の姿ではなくなっていた。 なずなの姿に戻っていたのだ。それと同時にムウマとメタモンの表情も安らかなものに変わっていた。 なずな:「ん…、あれっ?ここは…。…蓮華ちゃん?」 なずなは辺りを見回し、そしてあたしに気づいた。そして、表情が青くなり始めていた。 なずな:「…あ、あたし…蓮華ちゃん…」 蓮華:「なずなちゃん、あたしは許せるよ。だから、謝らなくてもいいよ。」 まず間髪いれずに言った。 蓮華:「なずなも涼治も、玲奈先輩も希ちゃんも、悪気があってやったわけじゃないから。ダークによって、あたしに対する想いを 逆のものにされただけ。それによってしてしまった酷いことに対して、あたしはなずなを責めたりしないから。」 なずな:「でも…」 蓮華:「なずな。あたしは何があってもなずながあたしの友達であることを信じてたよ。」 あたしがこっちの世界に戻ってきたかったのは、スペース団との戦いの途中であること、まだ何人かがこっちに残ったままであること、 キレイハナたちを残してきたことの3つだけど、実際は4つ。なずなたちを元に戻したかった。 ダークに操られたとはいえ、あたしはなずなが親友であると、ずっと信じてたから。 涼治とのキスにはちょっと…傷ついたけど。 なずな:「蓮華…ありがとう。」 氷雨:「話は済んだかしら?」 気がつくと、氷雨さんとナツメさんの姿があった。 氷雨:「蓮華ちゃん、お疲れ様。」 ナツメ:「なずなさんはこちらに。あたしのジムで看護を手伝ってください。それと、蓮華さん。」 蓮華:「何ですか?」 ナツメ:「今のところ、エア、パクス、ダイヤはあなたと、久美さん、哲也さんの力で元に戻す事ができました。 久美さんと哲也さんはその時の怪我で、玲奈さん、希さんも含め、戦列には復帰できない傷を負いました。」 蓮華:「傷?哲兄と久美ちゃんが?」 氷雨:「ええ。あの二人には蓮華ちゃんの持つような癒しの力はないから。同士討ちに似た形で、ようやく。 玲奈ちゃんは一時、蓮華ちゃんが洗脳を戻しかけたでしょ?それのおかげもあって、哲也君を殺すギリギリで、 自分を取り戻す事ができたわ。久美ちゃんは力の出し合いね。ただ、もう予想もついてるでしょうけど…」 蓮華:「ええ。涼治のことでしょ?」 ナツメ:「そうです。翼さんと美香さん、菜々美さんが戦ってますが、苦戦しています。必死の抵抗はまだ続いているようですが…。」 蓮華:「分かった。あたしが行く。なずな、部分テレポートをお願い!それと、みんな、戻って!」 あたしはボールにみんなを戻し、キレイハナを抱き上げた。 なずな:「分かった。蓮華、頑張ってね。」 蓮華:「うん!」 あたしはなずなとナツメさんの力で涼治たちのいる場所へ向かった。 氷雨:「蓮華ちゃんも行ったし、あたしの体を貸してあげるわよ。」 なずな:「え…」 氷雨:「思いっきり泣きなさい。」 なずな:「あ…はい…」 なずなは氷雨に泣きついていた。 なずな:「あたし…実は涼治君の事が好きだったんです。」 あたしは涼治と蓮華が付き合っていることを知っていたが、それでも、涼治の事が好きな自分を必死で抑えていた。 それをダークに操られたのだ。操られ、自分が涼治と付き合っていることにされた。 蓮華に対する想いも、実際は涼治と付き合っている蓮華を羨む想い、軽い嫉妬を大きくされただけに過ぎない。 蓮華はそのことを知らないけど、いつか知ることになるはず。あたしは実際、蓮華を恨んでいたことになるから。 それを蓮華に言えなくて、あたしは…。 氷雨:「安心しなさい。大丈夫よ。」 あたしが向かってみると、そこにはドルクの姿しかなかった。 ドルク:「次はお前か。さっきここにいた3人は逃げた。突然の破壊光線を連射する女に連れられてな。 弱かったが。」 多分、ナナだ。破壊光線を連射できるメンバーを持つ人なんて、一人しかいない。 ドルク:「エアを倒したと聞くが、それは事実か?」 蓮華:「ええ。もうここにエアという人間は存在していないわ。」 ドルク:「そうか。ならばお前を殺す!」 ドルクはポケモンも出さずに、あたしに突撃していた。そして避けなかったあたしは、近くのビルの壁に叩きつけられ、 首を絞められていた。キレイハナが向かってこようとしていたけど、ライボルトとガラガラがそれを拒んでいる。 ドルク:「ポケモンは出せないようにしたからな。」 ドルクの手があたしのショルダーにかかり、ショルダーが凍り付いていた。 今、あたしが出せるのはキレイハナと…と…だけだ。 ドルク:「それにしても、なぜお前は逃げない。」 蓮華:「あたしは逃げないって決めたから。あなたたちを癒すために。」 ドルク:「俺を癒すだと?笑わせるな。恋人を失った俺を、失わせたお前が癒せると言うのか?」 蓮華:「あなたは失っていないわ。忘れているだけよ。」 あたしは能力を一気に放出した。さすがにドルクもあたしから離れた。 ドルク:「何!?…ならば、我が冷風を操る能力よ、冬を呼べ、植物が存在できない極寒の冬を呼び、我の力を高めよ!」 ドルクが呪文の詠唱を始めた。あれは前に涼治も哲兄も使い、その様子を見た事があった。 あれが発動した時、あたしは勝ち目がない。あたしはポケットに忍ばせていた二人を出した。 突然、ポケモンが飛び出したことに、呪文の詠唱は止まりかけたが、ドルクは再び始めていた。 蓮華:「なっぴ、フィル、日本晴れよ!」 強力な太陽が照らし始めていた。そこをライボルトたちと戦っているキレイハナは見逃さず、連続ソーラービームで 二人を倒していた。同時にドルクの詠唱も成功していたが、キレイハナも加わったトリプル日本晴れには勝てなかったらしい。 逆に光の強さによって、冷風を操るドルクは苦しみ始めていた。 あたしはふと周囲を見回していた。ダークがいそうな気がしたのだ。 が、あたしは知らなかったけど、実はこの時、清香ちゃんがダークをけん制していたらしい。 ”ダーク:「邪魔だ、どけ!」 清香:「愛する恋人を別れさせ、傷付けた罪は重いのよ!プテラの能力、必殺、特大破壊音波!」 ダーク:「ぐあっ!」” 蓮華:「我が力よ、本心を闇の鎖につながれ、偽の記憶を植えつけられた者を助けよ!我が体内に宿る癒しの力よ、 悪なるものを浄化し、癒せ!」 あたしの能力が発動し、光がドルクを包み込むと同時に、キレイハナとなっぴのソーラービーム、フィルのサイケ光線が、 ドルクに放たれていた。 そして、ドルクの姿は薄れ、涼治の姿がその場に残っていた。 数分後、涼治は目覚めた。 涼治:「蓮華…。俺…」 蓮華:「涼治、会いたかったよ。」 涼治が暗い顔になっていたけど、あたしはすごく嬉しくて、涼治に抱きついていた。そして…。 キレイハナ:「あ〜、ちょっと!それは…あたしたちが見てるのにぃ!」 なっぴ:”蓮華ちゃん…意外に常識持ってなかったのね。” フィル:”ハァ…いいんじゃないの?せっかく再会できたんだから。” ようやくダーク四天王を元に戻したあたしたち。ただ、戦列に復帰できるのは裏を回っていた4人を除けば、どうやらあたしと涼治しか、 いないようだった。でも、あたしは負けないよ。ここまで来たんだから。 涼治:「無理しすぎるなよ。」 蓮華:「分かってるよ、涼治。大好き(ハート)」 涼治:「ああ。俺もだ。」 ・・・・・・・・・・・・・・・ キレイハナ:「あ〜!だから視界の暴力よ!」