シリーズ・ケンカ しっくす と〜む、とじぇり〜。 なっかよっくけんかしな! と〜むとむとむにゃ〜ご! じぇりー、じぇりー、じぇりーちゅう! ……みたいな。 え?ようわからん? つまり仲良くケンカしろって事なのさ!! え?どーゆうことって? まあ、この二人の事を見てもらえばわかるって。 今日も今日とてよくもまあ飽きることなくケンカしているサトシとカスミ……と、タケシ。 ピカチュウがいい加減止めてくれと言いたげにタケシを見上げるがタケシは、 「まあサトシとカスミのケンカは放っておいても大丈夫。それはピカチュウもよくわかってるだろ?」 止める気はさらさらないようです。 ……所で今回はどんな理由でケンカに至ったんでしょうねぇ? まあ小さな理由でしょう、どうせ。 尚も言い争いを続けるサトシ君とカスミちゃん。 やはりと言うべきか、カスミちゃんのほうが優勢のようです。 ……あ、決着つきましたね。 カスミちゃんの勝利みたいです。 サトシ君がえっらい凹んでますけど…まあほっといて問題ない………かな? 「あ〜すっきりしたぁ!」 「すっきりしたって…サトシの奴かなり凹んでるぞ」 「いい気味よ!あの程度の事で怒ったりして…」 「いや、それはお互い様なんじゃ…」 「なんか言った?」 「いえ、なにも」 タケシ弱!! 一睨みでそれかい!! 「だいたいサトシは人からモノを教わろうって気がないのよ。良薬口に苦しって言葉知らないのかしら?」 「どうだろうな」 「多分知らないわね、あれは。だからいっつもいっつもケンカになっちゃうんだもん! まったく……別にケンカしたいわけじゃないのに……」 あ、いま本音出ましたね。 そりゃ好きな男の子とケンカなんかしたくないですよね。 でも、好きだからこそ多少きっつい事でも言ってあげなきゃいけないんですよね。 そのあたり厳しい立場ですね、カスミちゃん。 ほれほれタケシ君、フォローフォロー! 「大丈夫だってカスミ。それぐらいの事サトシもわかってるさ」 「そうかな?」 「だからいつも仲直りできるんだろ?」 「ん……」 まだどこか不安そうなカスミちゃんですが…心配御無用♪問題ナッシング!! 「カスミ…」 「あ、サトシ…な、なによ!?」 「いやその……さっきはごめんな」 「え!?」 「ピカチュウにも言われてさ、考えてみたんだけどやっぱさっきのはオレが悪かった…ごめん!!」 「……ううん、いいの。あたしもきつい言いかたしちゃったし。ごめんね」 ってな感じで仲直り♪♪ サトシとカスミ♪ 仲良くケンカしな♪♪ ケンカしたら仲直り♪♪♪ おわり