お前達のことが心配になってな。 「ウソをつくな」 あの時、確かにこう呟いた。 その男には聞こえない音量で。 だが、今考えれば本当に心配していたのかもしれない。 逃げ出したあの日の、ジンの父親、サカキの言葉。 4年前、既にサカキは組織内にはいなかった。 だが、さりげなくサカキは戻ってきた。 一日だけ。 理由は、俺達兄妹を連れ出すため。 組織内においておけば、いつかは犯罪者になると踏んだのだろう。 戻ってきたサカキに、奴は“あの話”を持ちかけた。 その3,4時間後、俺達は逃げ出した。 その身に、特殊能力を宿して。 ***********  リベンジャー  第76話「炎上決戦」 *********** 「あ、あの・・・・・・カイさん」 「んー?キキ?」 選手控え室に行こうとしていたカイを、キキは呼び止めた。 「何だ、どうした?」 「あの・・・・・・その・・・・・・」 頭を下げ、モジモジしているキキを、カイは不思議そうに見つめる。 その顔が、実は真っ赤になっていることに、カイは全く気付かなかった。 「が、頑張って下さい!」 やっと絞り出た、その一言。 一瞬、きょとんとなるカイだが、すぐに笑みを浮かべる。 「おいおい、そのセリフは兄貴に言うもんだろ」 「あ・・・・えっと、その・・・・・・・・」 キキがまたモジモジしだしたのを見て、カイは笑顔で言う。 「まぁ・・・・・・・・なんだ。とりあえず・・・・・・もう行けよ。  コウ達が観客席で待ってるぜ」 「ハ、ハイ!」 「ではこれより、ポケモンリーグ決勝戦をとり行います!」 審判の声で、スタジアムが歓声で沸きあがる。 その声が、合図だった。 「うっし、行くか!」 カイは立ち上がった。 パーカーを腰掛けていた椅子にかけ、両手にグローブをはめる。 黒いシャツをジーンズから引っ張り出し、ヘアバンドを締めなおす。 この格好が、カイが本気で戦うときの格好だということを、本人以外、誰も知らなかった。 グローブをはめたその手には、既にボールが1つ、握られている。 「テメェが一番手に出たいっつったんだからな。後悔すんなよ」 ボールの中にいるポケモンが、頷いた。 彼は控え室から退出していった。 カイとジンは、お互いを視界の外に移そうとしなかった。 ジンの格好が、いつもと違った。 迷彩柄のジャンバーに、カーキ色のズボン。 フィールドは“草”。 フィールド全体を、人の腰の高さほどの草原が広がっている。 既に、フィールドには2匹のポケモンがいた。 漆黒の身体、曲がりくねった角。 “地獄の番犬”と言われてもおかしくないポケモン、ヘルガー。 名を、ジール。 逞しい翼、尻尾の先に灯った炎。 “火炎の竜”とも言われ、世界のドラゴン使い達も一目置くポケモン、リザードン。 名を、カゲロウ。 『逃げずに来たか』 『逃げるかよバーカ』 ジールの言葉を、カゲロウは当たり前の如く返す。 『戦いというものがどういうものか教えてやろう』 『ほ〜う?そんじゃあテメェの言う“戦い”ってヤツを教えてもらおうか!』 (カゲロウは・・・・・・・ジールと戦いたかった?) 2匹の会話はわからないものの、カイはカゲロウの考えていたことがなんとなく理解していた。 「カイ」 「ん?何だ?」 試合開始直前、ジンは鋭い眼で向こう側のカイに話し掛ける。 「お前は・・・・・・・普通のトレーナーには無い何かがある。  その何かについては察しはつかん。ただ・・・・・・・」 「?」 「戦えば・・・・・・・分かる気がする」 「!へへっ・・・・!」 「試合開始!」 審判の声が轟いた瞬間、2匹は炎の大砲をお互いに向けた。 「火炎放射!」 2匹が口から業火を吐く。 吐き出された2つの紅蓮の炎は、フィールドの真ん中でぶつかり合う。 炎は互いの威力を削りあい、火の粉を散らして消えうせる。 火の粉が、草のフィールドの引火した。 炎はすぐに広がり渡り、草のフィールドは瞬時に炎のフィールドに姿を変える。 草に燃え移った互いの炎はその主を守るかのように、カゲロウとジールの周りを取り囲む。 炎と炎が、熱い陣取り合戦と始める中、2匹は動かない。 カイとジンも、互い動きをみているのか、互いに睨んだまま、動かない。 スタジアム内の温度が明らかに上昇している。 フィールドを中心に熱気がスタジアムを包み込んでいた。 「だぁもうクソあっついな!あいつら普通にやれってんだ!」 「いや、あの2匹なら普通に戦っても暑くなると思うよ」 自分の肩の上でまるで犬のように下をべろりと出して暑がっているクロに、和やかにツッコむユウラ。 「暑かったらボールに入ってればいいのに」 「いや!今ボールの中も熱気でムンムンにはずだ!外のほうがまだマシだ!」 「あっそ・・・・・」 「うおっしゃああ!いけーっ!カイー!カゲローウ!」 「カイー!アンタ負けんじゃないよ!」 (カイさんを応援したいけど、お兄ちゃんを無視するわけにもいかないし・・・・・・どうしよう) 「カゲロウ!爆裂パンチ!」 『うっし!』 ジールの視界から突如としてカゲロウの姿が消えうせる。 一瞬で移動したカゲロウは、既にジールの眼前で拳を振り上げていた。 (!?速い!) カゲロウの拳が、何者も捉えることなく空振りした・ 『!野郎、何処行きやがった!』 カゲロウがすぐにジールの姿を発見する。 カゲロウの真上。 高度5mほどの地点だ。 「黒い息吹」 ジンが腕組したまま、ボソリと呟く。 気が付いたときには、カゲロウの身体は黒い不気味な炎に包み込まれていた。 『ぬあっ!クソ!』 カゲロウが燃え盛る黒い炎の中から、転げ出るように脱出した。 「カゲロウ!無事か!?」 カゲロウが咆哮を上げた。どうやらダメージは然程無いらしい。 が、カゲロウの中では1つの疑問が浮かんでいた。 (今の技・・・・・・・・何処かで・・・・・・・) カゲロウは自分の体を撫でる。 まだほのかに残っている、先ほどの黒い炎の感触。 当の黒い炎はまだフィールド上で燻っており、その向こう側からジールがジンとそっくりな眼でこちらを睨んでいる。 黒い炎でジールの顔が揺らいでおり、ジールの顔を不気味に写す。 (前にもどっかで受けたことがある技だ・・・・・・だが・・・・・・俺は何処でこの技を受けた!?) 『考え事か?随分と余裕だな』 燻り続ける黒い炎の向こう側から、ジールの冷静な声が聞こえてくる。 『へ・・・・・・まァな。テメェぐらいの相手なら考え事しながらでも勝てるぜ』 『調子に乗っていられるのも今のうちだ』 ジールが一歩、前へ出た。 黒い炎に包まれがならも、平然と歩いてくる。 ジールの身体が抜け出たとき、黒い炎は周りの炎に同化するように赤くなった。 ジールは少し考え込んだ後、指示する。 「ジール」 ジールがジンに振り返った。 その眼は、何かを示している。 ジンの眼から何をすべきか察したジールは口を開け、その中にエネルギーを溜め込んでいく。 (ソーラービーム・・・・・・か?) カイはどう対処したらいいかわからなかった。 そうこうしているうちに、ジールのエネルギーチャージを完了していた。 そして、放たれた。 通常よりエネルギーが膨れ上がった、火炎放射。 (ただの火炎放射!) 「カゲロウ!避けて火炎放射!」 カゲロウが横っ飛びで火炎放射をかわし、さらに自ら火炎放射を放とうとした・・・・・が。 『!?ぐわっ!』 眼前から現れた火炎放射が、カゲロウを包み込んだ。 その発射元は、なんとジール。 (野郎・・・・・・一体どうやって・・・!) カゲロウは炎を翼をはためかせて無理やり消した後、すぐさまジールを睨む。 (どうゆうことだ!?ジールはあれだけのエネルギーを注ぎ込んだ火炎放射を放ったんだぞ。  なのに何故またすぐに火炎放射を放てる!?) カイはジールを良く観察した。 が、当たり前のように立っているジールからは、何も見つけられない。 カイは先ほどのジールの行動を思い出す。 すると、奇妙な点を発見した。 ジールはエネルギーをチャージする際、“口の中に炎を全くため込んでいなかった”。 炎系の技の威力上げるからには、身体のどこかに炎を蓄積させなければならない。 ジール・・・・・ヘルガーの場合、大抵のエネルギーを吐き出す場所は、口。 「ジール」 ジンがボソリと呟く。 すると、再びジールがエネルギーをチャージし始めた。 口の中にエネルギーが吸い込まれていく。 赤い炎ではなく、緑色のエネルギーが、螺旋状にジールの口へ・・・・・・。 緑? ジールの口から、火炎放射が放たれた。 だが、カイは見逃さなかった。 ジールの口から放たれた技が、一瞬炎ではなかったことに。 「そうか!カゲロウ!翼をはためかせて炎を消すんだ!」 一瞬迷いながらも、カゲロウは指示通り、翼をはためかせ、炎を吹き消す・・・・・。 消された火炎放射の下から現れたのは、なんとソーラービームだった。 「カゲロウ!草系の技ならお前には効かねぇはずだ!受け止めて潰しちまえ!」 『うおっしゃあ!』 カゲロウはソーラービームを抱え込むように受け止めると、腕と腕とで潰し、消沈させる。 「い、今何が起こったの・・・・・?」 「簡単ですよ」 目を丸くして今の攻防を見ていたティナの問いに、キキはさらりと返す。 「さっきジールを襲った技が火炎放射に見えましたか?」 「まァ・・・・・一応そう見えたけど」 「実はアレ、ソーラービームに火炎放射を上乗せしただけなんです」 「え?でもジールは炎なんて・・・・・」 「炎を吐く必要なんて無いんです」 キキは炎に包まれたままのフィールドを指差した。 「このフィールドを見て、何か気付きませんか?」 「・・・・・・・・」 ティナは炎のフィールドを穴が開くほど見つめ、そして何か思いついたように「あっ」と声を上げた。 「まさか・・・・・・さっき火炎放射に見えたのって・・・・・・周りの炎・・・・・・?」 「そうなんです。ジールはソーラービームに周りの炎を引火させ、火炎放射に見せかけたんです。  草系の技を放っただけなので、ジールは体内の炎エネルギーを使わずに済んだんです」 「すご・・・・・・」 「でもよォ・・・・・・・」 クロの眼が、似合わないほど真剣な目つきになっていた。 いつものキャラとは打って変わった表情。 「偽の火炎放射を考え出したジンもスゲェが・・・・・・それを見極めたカイもスゲェな・・・・」 (・・・・・ソーラービームを押し潰したあのトカゲも要注意だが、見破ったカイのほうが要注意だな) ジールはジンに目配りした。 ジンはキッと目つきを変える。 「ジール、炎の渦」 ジールが放った炎が、素早くカゲロウを取り囲んだ。 カゲロウは全く身動き出来なくなる。 「炎の渦で封じ込め・・・・・・・・さらにシャドーボール!」 身動きできなカゲロウを、無数のシャドーボールが襲った。 カゲロウは腕や翼で身体を多い、致命的なダメージを避ける。 「オイオイオイオイ!アレじゃあタコ殴りじゃねぇか!ヤベーぞ!」 「つーかなんでカゲロウのヤツ避けなかったんだ!?」 「違う・・・・・」 横でギャーギャー騒いでいたクロとコウの視線が、ボソリと呟いたユウラに集中する。 「避けなかったんじゃない・・・・・・避けれなかったんだよ!」 「どうゆうこと?ユウラ」 「さっきの黒い炎のダメージが残ってるんだよ!」 (クソ・・・・・・今ごろきやがった・・・) カゲロウは襲い掛かるシャドーボールを防ぎながら、全身を襲ってきたズキズキする痛みに、必死にこらえていた。 (だがまァ・・・・・今動くわけにはいかねェんだよな・・・・・・) (耐えろ・・・・・カゲロウ) カイは指示を出さずに、必死の痛みをこらえるカゲロウを見つめる。 (“アレ”がフィールド中に行き渡れば、お前の勝ちだ!) 「ジール、もうやめろ」 ジンの声により、ジールのシャドーボールの嵐はやんだ。 さらに炎の渦が消え、中から片膝をつき、苦しそうにしているカゲロウが現れる。 『な・・・・・なんだよ・・・・・・』 『?』 『あめーんだな・・・・・・クソ犬。もうちょっとで倒れそうになったぜ』 『・・・・・・・お前はもう瀕死同然の身体だ。もうお前と戦う気は無い』 『ハ・・・・・・冗談じゃねぇ・・・・・・』 カゲロウがゆっくり身体を起こし、闘志の消えない眼でジールを睨む。 「カイ、お前のリザードンはもう戦闘不能同然だ。諦めてボールに戻せ」 「やなこった」 「何?」 ジンの忠告を、カイはまるで気にしていないかのように断る。 「俺もカゲロウも他のポケモン達も・・・・・・この戦い、負けに来たわけじゃねぇんだ」 カイは思いっきり息を吸い込む。 そして、思いっきり吐き出した。 「そうだよな!カゲロウ!」 『ああ!全くその通りだぜ!』 カゲロウがその弱っていた翼をばさりと広げ、まだ戦えることを示す。 だが、ダメージはまだ消えていないらしく、ふらふらしている。 「これ以上戦うのならば・・・・・容赦はしないぞ」 『立つのならば・・・・・・死を覚悟してもらうぞ』 『へ・・・・・・・いいコト教えてやろうか?』 カゲロウの言葉に、ジールは首を傾げる。 『テメェがバカみてェにシャドーボールを乱射してる間にな・・・・・俺は既に俺のカワイイ“ペット”を放っておいたんだよ』 『ペット?』 ますます分からなくなるジールを他所に、なんとカゲロウは笑い出した。 この明らかに劣勢な状態で。 『・・・・・・あの状態でお前が何かできるわけが無い。お前は防御で手一杯だったハズだ』 『さァどうだろーな・・・・・・』 『俺が見ている限り、お前は翼と腕で身体を覆い隠し、口から炎も吐いていなかった。  それがお前が何も出来なかった何よりの・・・・・・』 『確かに俺ァ炎は吐いちゃいなかった・・・・・・だがな』 カゲロウはニヤリと笑う。 『俺の炎の出所は、口だけじゃねぇ・・・・・・・』 カゲロウが、自分の尻尾を前に持ってきて、ジールに見せ付ける。 先に炎が灯った尻尾を・・・・・・。 『!まさか・・・・・・』 『そうさ・・・・・俺は防御しながらこの尻尾の炎を辺りの炎に突っ込んでいた。  流石に炎の渦を突き破ってやってたせいか、この辺りのダメージが酷いがな』 見れば、先から数cmのところが少しばかり黒くこげていた。 『まァ“あいつら”を解き放つためなら、このぐれぇのダメージへのカッパだぜ』 『・・・・・・』 『もうひとつ教えてやる・・・・・俺が何でこんなにベラベラ喋ってるのか・・・・その理由は・・・・』 カゲロウの眼が、一気に鋭くなる! 『コイツらがテメェの背後に忍び込むためだ!』 「ジール!後ろだ!」 ジールの背後から、突然何者かが炎の海を突き破り、襲いかかる。 『!クッ・・・・・!』 ジールはその攻撃を間一髪で避け、攻撃者を見て、愕然となる。 『・・・・・・・!!?』 炎の竜。 その名の通り、炎の竜が鎌首をもたげ、そこにいた。 炎で構成された体。 炎で構成された頭。 炎で構成された牙。 海の中から現れたギャラドスのように、炎の海から現れた竜は、全身をメラメラ燃え上がらせ、ジールを見下ろしている。 「ジール!右だ!」 『!』 ジンの声で、ジールは真上にジャンプする。 すると、そこに他の炎の竜が通り過ぎた。 何とか回避したジールは新たな2匹目の炎の竜を睨む。 『随分大変そうだなァ・・・・・ジール』 カゲロウが、微笑しながらこちらを見ていることに気付いたジールが、炎の竜からカゲロウに眼を移す。 『教えてやるぜ・・・・・・この技の名は・・・・・・・・・』 「昇竜陽炎」 「・・・・・・・・・」 カイが、技名をボソリと呟く。 それに静かに耳を傾けるジン。 「気ィつけたほうがいいぜ・・・・・このフィールド全体に、3体の炎の竜が潜んでいる。  そいつら全部が、ジールに食らいつく・・・・・・その炎の牙でがぶりとな!」 「おおーっ!何かスッゲェ技だなオイ!」 さらに3体目の炎の竜が現れ、ジールがギリギリで避けたとき、クロが口を顎が外れるぐらい大口で叫んだ。 「おっしゃああああ!やれー!襲えー!潰せー!殺せー!」 「いや殺しちゃダメでしょ!?」 コウの危険な単語にいち早く気付いたユウラが、素早くツッコミを入れた。 『グ・・・・・・』 3体の炎の竜が、その力を全て使い果たし、消え失せた。 竜達が暴れていた辺りの真ん中に、ジールは倒れていた。 その体には、何かに噛み付かれたような火傷がある。 黒い体の上からでもはっきり分かるぐらい黒ずんだ、火傷。 『バカげた技だ・・・・・・・』 『そのバカげた技にやられたのは何処のどいつだ・・・・・・』 一方、カゲロウも倒れかかっていた。 片膝をつき、片手をも地について、彼は炎の中で息を切らしていた。 『まだ・・・・・・戦えるのか?』 『戦えっかよ・・・・・・・・わけわかんねぇ黒い炎であぶられた挙句、炎の渦に取り囲まれて、シャドーボール受けまくったんだ。  戦えるわけねぇだろ・・・・・・。で?テメェは?』 『わけのわからん危険なペットに噛み付かせておいて、良くそんな質問が出来るな・・・・・』 『おいトカゲ』 『何だクソ犬』 『名を・・・・・・・なんといった?』 『あ?』 『名を訊いているのだ・・・・・・・貴様、名を何という』 『・・・・・・・カゲロウ。リザードンのカゲロウだ。わかったか?クソ犬』 『・・・・・・・・どうせなら名を訊き返すのが礼儀だろう』 『ああ・・・・・・・まァ訊いといてやる。なんつー名前だ?』 『・・・・・・ジール。ヘルガーのジールだ』 『ふ〜ん・・・・・・ジールか・・・・・』 『覚えといてやるぜ・・・・・・ジール・・・・・・』 カゲロウが、倒れた。 明らかに気絶している。 『俺も覚えといてやろう・・・・・・カゲロウ・・・・・』 カゲロウに続いて、ジールも倒れた。 炎のフィールドで、2匹の炎ポケモンが、お互いを認め合った。  つづく  あとがき YAN「炎のドラマ・・・・・・みたいな76話目でした!」 クロ「暑っ苦しいわバカ!」 コウ「胃液が汗に変わっちまうぐらい暑かったぞ!」 YAN「いや、それはそれで気持ち悪いな」 コウ「つーか出番が中途半端すぎる!    俺達が途中で乱入するぐらいの勢いは欲しかったぞ!」 YAN「それはいくらなんでもまずいだろ」