【002】海岸線

☆ 4 ☆☆ 8 ☆☆☆ 14 合計62

(自由感想)
お題が足跡なのに「足跡がない」と来るとは。 あと、ドガースが相棒というのも個人的に好きです。 水でも草でも炎でもなく、ピカチュウのようにアイドルらしさもなく、そんなドガースだからこそポケモンをカタログから選べなかったミミちゃんの相棒に相応しいなと、そう感じました。 っていうかドガース可愛く見えてきました。 では、拙文失礼しました。
きとかげ


入り込みやすく、読んでいてとても面白かったです。
特にオチは「成程!」って感じでした。


足跡がない、ことがテーマなんて発想の勝利。
頭文字C


そういや、足跡ないポケモンもいたかと思い出させてくれました。かわいいイメージの女の子とドガースの組み合わせがスキ。


まさに「王道」と言った感じのストレートな内容で、面白いと思いました。また、長さもちょうど良かったです。
kodama310


ゲームを始める時は、最初の子を選ぶワクワク感しか感じなかったけど、こういう話もあってもいいなあと思いました
re


旅立ち前の女の子の悩みが上手く表現されてるなと思いました。大人からはたいしたことない出来事でも、彼女みたいな旅立ち前の子にはショックなんですよね。そういうところがいいです。パパさん、最近の子の好みじゃないですよ。娘さんが変わってるだけです。と、思わず読んでてつっこみたくなりました。 足跡、上手いなあって思いました。確かにドガース浮いてますもんね。 『両腕にむんずと掴んだポケモンを「どや!」と見せて私は言った。』のどや!って部分がw 可愛いです。 こういう、御三家選べるのにそれ以外のポケモンをパートナーにする話って割とあると思うんですね。けど、どのポケモンをパートナーにするかとか、経緯とかは人それぞれで面白いなって思います。 彼女が今後どんな旅をするのか、考えると楽しいです。
砂糖水


思いがけないドガースとミミちゃんの初めての出会いに胸がキュンキュンしました。
ムスビの社も心惹かれるところがありました。
巳佑


まさかのドガースっ!? と言うちょっとぶっ飛んだ(?)パートナー すっきりしあがっていて主人公が可愛らしかったです
もけはらまこと


普通にうまいと思います。10歳で旅に出るっていう前提はそのまま使いつつ、カタログ使用なる若干リアルな設定があったり、おじさんのお土産がネイティオこけしだったり、なんか有り得そうな感じがして好きです。ネイティオこけしって、もしあったら欲しいですね。
ストーリーもまとまっていてきれいだと思います。ラストのちょっと意外な結末も好みです。途中、「〜で」が「〜でで」になったり「〜を」が「〜をを」になったりしたところがありましたが、そういう小さいミスを除けば特に何も言うところが無いです。
SB


良いと感じた点、勿体無いと感じた点双方が複数ございます。
惜しいな、と思ったのは、全体的に心理描写が不足していて、事実が淡々と語られている点です。 帰ってくるなり母親にパートナーのことを尋ねられたシーンでの「昼間のイライラ感」や、結局足跡は付かなかった、と思った時の喪失感、それからコイルを追い払う時の心理。これらはドガースをパートナーにすると決めた瞬間を引き立てると思います。 前半でミミは「パートナーなんていらない」「どうせ私にはパートナーは付いてきてくれない」というネガティブなイメージを抱いていていますが、それが最後にひょんなことから「パートナーを見つけた」というポジティブなイメージに180度方向転換するので、前半と後半のさかさまの転換に更に落差をつけるためにも、心理描写はキーになってくると感じました。
良いと感じた点は複数ありまして、まずは最初に選んだポケモンがドガースというのが非常に斬新に映りました。私もきっとママやミキヒサのような気分です(笑) 浮遊するポケモンは他にもいますが、ここにあえてドガースを持ってきた点にセンスを感じます。 また、結びの「ねえ、知ってる?」からの描写は、私は非常に好きな雰囲気の描写です。自分でもどう好きなのか判然としないのですが…… とにかく、さざめきの聞こえる波打ち際で、この言葉を隣で聞きながら白砂を踏みしめているような気がするくらい、引き込まれます。
かつて存在した足跡、ミミの隣には存在しなかった足跡、という対比を感じ取ることができ、「足跡」のお題が生かされた作品と感じました。 今回の私の評価はこの通りですが、描写の繊細さが加われば、もうひとつ評価が上がるのではないかと感じました。
小樽ミオ


ムスビ海岸、ポケモンの世界にならあってもおかしくないような設定とそれっぽい言い伝えがでいいですね。足跡のテーマであえて足跡が無いという展開にひきつけられました。また、いろいろポケモンがいる中で「ドガース」と運命的な出会いを……というチョイスが素敵だと思います。これがダンバルとか人気のあるポケモンじゃこうも魅力のあるトレーナーとポケモンコンビには収まらなかったんじゃないかと思います。
クロトカゲ

☆☆
構図はある意味月並みだったかもしれませんが、意外性のある展開と結末に、終始期待を込めて読み進める事が出来ました。
主人公の悩みに対し、直接的な形で答えが下されたにも拘らず、痕跡は目に見える形では残らない――
砂浜に残された足跡が、洗われて消えていく様を描写した最初の隠喩も、最終的な結に上手く結び付いており、そこも良かった……!
ポケモンならではの描写やキャストを上手く使っておられる事は勿論の事、周囲の人間関係やその設定、小物の類までが比較的しっかりしていたのも、嬉しい所。
…自分程度のレベルでは、特にこれと言ってアラを探せるような部分はありませんが……欲を言えば、もう少し情景か心理面での描写で、差を付けて頂きたかったかなぁ……?(汗)
個人的に、最後まで他の候補作品と、の数で悩ませて頂いた作品ですので…… 『後もう一押し』が欲しかったですね……(爆)
クーウィ

☆☆☆
文章はリズミカルで読みやすい。着想や物語としてのまとまりも良く、描写もすっと頭に浮かぶ。
そしてドガースが可愛いぞ(笑)問題なく
強いて難を言えば、主人公が学校でポケモンに嫌われるあたりにもう少し 理由付けというか説得力があってもいい位だろうか。
このままでも特に問題はないが。
ちなみに、構成要素が一部自作とダブってて、しかもこっちの方が格段に必然性もグレードも高いのでムッチャくやちい(^^;)
一気呵成に書き上げた姿が浮かぶような(笑)

誤植発見:
>カタログの一番後ろのページにはキリトリ線のついた希望票ある。
「が」が抜けていると思われる。

>なんでもこの近くの町ででコンテストのようなものがあって、それで寄ったということだった。
「で」がダブっている。

>カタログでこれと選んだポケモンととても仲良くなれるとはとても思えなかったから。
「仲良くなれる」の前の「とても」がダブリ?

>きっと庶民だろうと、領主の息子だろうと世間のわざらわしさからは逃れられないのだ。
「わずらわしさ」で。

>おじさんいわくラルトスの姿をしているかしていないとか。
している「と」かしていないとか?

>帰ろう。帰ってちゃんと私の意思を使えよう。
「伝えよう」で。

>私は砂の塊をを磁石ポケモン『コイル』に向かって投げた。
「を」がダブっている。

サトチ

☆☆☆
・キーワード  足跡が無いのが足跡,ドガース,少女,物理的な足跡
・感想  二番目に提出された作品ながら、「足跡」というキーワードを逆手に取った「足跡がないのが足跡」という要素を盛り込んだところが秀逸だと感じました。作品の落ちとして、「初めてのポケモン」「少女のパートナー」などの要素からギャップのある、ドガースを持ってきたのが大変素晴らしいと思いました。ギャップはいいですよね、ギャップは。  これといった穴の無い、起承転結のしっかりした、筆者の地力を感じさせる作品だと感じました。
586

☆☆☆
ポケモンらしさ、ファンタジー要素が上手く活かされて、とても面白い作品だった。ストーリーは申し分ないだけに、文章の拙さが余計に目立ってしまった。
冒頭(そして終幕)の海岸線を歩く記述だが、これが残念。波の動きや音、「彼の地」という想像力を掻き立てられるワードの洗濯はいいが、テキストが“馬から落馬”している。  第一文「寄せては返す波」で波が提示されているにも関わらず、第二文「耳に響く波の音」で再び波が現われる。ここは「耳に響く音」でも十分に波の音だと分かる。 第四文「彼の地の海の海岸線を。」海でなければ海岸線はないだろう。「彼の地の海岸線を。」でいい。
ここは叙情的に語っていいパートであり、詩的な挑戦は間違っていない。既に挙げた通りワードの選択がよく、体言止めも効果的に使われている。そして秀逸なのは、第三文「私は歩く。」だ。この一文が調子を整え、体言止めを活かす配置になっている。あと少し推敲されれば、優れたプロローグ(とエピローグ)になっただろう。
本編に入って、まず目に付くのは改行である。一文ごとに改行されているが、これは小説に適した文体ではない。こうした“言葉のデザイン”は詩などの韻文において用いられる方法である。もちろんハイライトを演出するための改行/行空けを否定はしないが、全編を通しては効果がない。 念のために。:もしも“読みやすさ”のために改行したというのならば、論外と言わざるを得ない。表現と読みやすさを天秤にかけて、読みやすさを取るのならば、もはやそれを表現とは呼ばない。そのような妥協は文学や小説という全体のみならず、自作品への冒涜である。思い当たる作者は、今後ぜひ改められたい。
最後のダメ出しに、流行り言葉で失敗している部分を挙げねばならない。ドガースを連れて帰ったミミは、ママの問いに「もじもじしながら」答えている。ムスビ海岸での敬意を語ったあと、これを「どや!」とは見せないだろう。この論理の飛躍が短歌の下の句に現われたのならば詩的でいいが、小説では不自然な論理の破綻でしかない。これはいただけない。
さて、数々の苦言を呈してきたが、私はこの作品を大変気に入っている。
学校でポケモンが技を出してくれなかったというトラウマや、よき理解者の助言。ファンタジー要素の活かされた伝承と、足跡が付かないという着眼点。テレビアニメにするならば、一時間スペシャルにできる深みがある。
ムスビ海岸を歩くシーンでは、ミミと王子の話が交互に現われるが、これは漫画やアニメーションでは難しい、小説ならではの対置である。このパートの進行はとても上手くまとまっていて、読み進めるのが楽しかった。
渡辺タテタ

(本人作品の為、参加点のみ)
伝承系ということから作者バレバレと思われたが案外そうでもない……のか? お題の使い方という点ではうまくいったかなと思っています。逆にそれがはまらないとおもしろくないかな、とも思います。反省点としては海岸までにいく電車かなにかの風景描写に工場等の描写(登場ポケモンへの複線)を入れればよかったなぁということと、足跡がつかなかったことへの落胆(期待していなかったけど、期待してたような矛盾)をもう少し描いてもよかったかなぁということ。余裕があったら後で追加しよう。
作者個人としては、結局のところ伝承が本当かどうかはよくわかんないけど、まぁそういうことにしとく、というあたりにニヤリとしてもらえるかどうかがポイント、と勝手に思っているのですが、みなさんいかがでしたでしょうか。
No.017







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