【031】母のおくりもの 作:小樽ミオ
☆=13 ☆☆=13 ☆☆☆=12 合計=75

☆ふーん。ふつう:☆(渡邉健太)
☆(リナ)
☆(アポロ11)
☆(朱雀)
☆(SB)
☆(匿名)


・内容に対してはタブンネに(多分に)突っ込みどころがあるものの、ほぼ一言だろう。「子離れしろよ」
・嫁いびりする母親ってこんなんなのかなって思った
・これは恋文であって息子への手紙ではない
(りえ)


親子の微笑ましい話に見えない。お母さん息子を心配しすぎて、少し仲良し親子を通り越してマザコンに見えてしかなかった。
自分の息子にですます調なのも気になる。古い人間の発想かもしれないけど。
(きとら)


ポケモン金銀のストーリーの裏の、母と子のやりとり。
旅先であなたが生まれてきたことが一番の贈り物だなんて言われたら泣きそうになるでしょうね。
しかし何故最後の最後、肝心な所でユウスケがコウスケになってしまったのか……汗
お金の件が何か悪いことが起こる予兆にしか見えなかったので、肩透かしを食らった気分が致しました。
作者様の狙いはそこではきっと無いのでしょうが、物語として読んでいたら、やはり悪いことがあると期待してしまうのではないでしょうか。読者の立場として、悪い意味で裏切られたと思っています。
(乃響じゅん。)


よくまとまってるし、あまりツッコむところもないんだけど、私自身はあまり感じるところがなかった。ただ私には結婚していないし、子どももいないから、今後そういったことがあればこの感想は変わる可能性があるとは思う。現時点では好みでなかったということで、ごめんなさい。
なんでチコリータを選ぶと大人なのだろうというのはちょっと気になった。かっこいいポケモンより旅のスタイルにあったポケモンを選んだからということかな? あなたの○○って理由を聞いて、大人になったと思った、とかだったらよかった。
あと、母親っていうのはこういうとこあると思う。文章がやたら長ったらしいところとか。そこはうまく出せてると思う。
ユウスケ君いい息子さんだよね。
サイコソーダは自販機もいいけど、酒屋さんとかで買ってきたらいい感じだと思う。
【タグ】母、手紙
【お題解釈】手紙を送る、あなたという贈り物
(No.017)


 シンプルながらも、しっかりとした存在感を持った作品。メッセージ性が強いのは、やっぱりテーマ上の特権ですねぇ(苦笑)
 途中で入る追伸やゲーム上の発言が地味に良い仕事をしており、それがこの作品の持つ味わいを、実に効果的な形で引き出しています。この点は、実に上手いなぁと!

 ただ惜しむべきは、良くも悪くも『母の手紙』であり、他の視点から受ける事がほぼ出来ない点でしょうか。様々な視点から解釈するのが、小説という媒体の一つの楽しみ方なのですが、この作品は形式が形式だけに、そう言った魅力とは無縁です。
 悪く言えば、正攻法でしか味わえないんですよね…… 作中のメッセージや表現は中々のものですが、やはり攻め口が一つだけだと、評価を受ける立場としては、必然的に不利にならざるを得ない。
 まぁ、それがこの作品形式のいわば宿命ですから、そこはどうしようもないのですが……(汗)
(クーウィ)


ひたすらお母さんの手紙が続く。
ゲームの貯金システムをうまく使っている点は評価できるが、物語としての起伏が乏しいにもほどがある。
それになんだかお母さんのくせに書いている内容が子どもっぽい。よく漫画で使われるお母さんの像の典型だ。子どもが想像でき得る範囲での心配や不安しか描かれていない。現状に満足できない子どもが、理想の母親を想像し、こんな心配をしてほしい、といった希望を書いたような手紙だと思った。その点から、この手紙は全て旅をしている主人公が、でっちあげた手紙ではないのだろうかと予想した。旅ということだから家出ではない。恐らくいい旅立ちができた。しかしいざ旅に出てみると寂しい。母親からは手紙も来ない。自分から手紙書いたり電話かけたりするのは子どもっぽくてプライドが許さない。それならば、と代わりに自分で理想の母親を創り上げて手紙を書くのだ。そうすることで無理にやっていこうとするユウスケを想像した。年の頃は10歳〜14歳くらい。漫画などで使われがちな母親像と比べても、ユウスケは少年漫画に出てくるような主人公くらいの年齢だろう。そこまで考えて納得いく。が、きっとそのような意図で書かれた作品ではないだろう。次回に期待する。

ところで私はこの作品と似たような作品を読んだことがある。
笹生陽子の『楽園のつくりかた』だ。私の好きな作品なので、ぜひこれ読んで元気を出してください。
(鶏)

☆☆(teko)
☆☆(匿名)
☆☆(ラクダ)
☆☆(逆行)
☆☆(穂風奏)
☆☆(匿名)
☆☆(匿名)
☆☆(砂糖水)
☆☆(匿名)

☆☆
・お母さん超過保護。でも実際はこんな感じかもしれない
・そういえばバトルに勝つ度にどうやって送金してるんだろう
・あのメッセージからこのお話を思いつくという発想にびっくりした
・辺にインパクトのあるお話だった
(音色)

☆☆
昔懐かしいポケモン金銀(HGSSもあるけど)にいい具合に着色したナイスストーリー!ワカバで待ってるお母さん、こんなこと思ってたのかもしれんな…。物語が進むにつれお母さんの寂しさがどんどん現れてきて涙腺が刺激されてもうたよ…。ちょこちょこ挿入される原作の文章がまたいい味を出しててGOOD!
(tac-ティス)

☆☆
お母さんの心温まるお手紙と贈り物。それでじんわりと心が温まる小説と見せかけて、なんというか仕送りの出所が賭け試合という何とも温度差のある現実に苦笑しました。HGSSでは実際に母親とのやり取りがこんな風に会ったのだろうなぁと思いつつ、賭け試合であると知った母親はいったい何を思うのでしょうね。
まぁ、この世界では常識だから気にしないのかもしれませんが
(リング)

☆☆
うむ。これはずるい。塀の外に近いずるさ。
しかし、ラストはフスベで終わらせるのではなく、ポケモンリーグ挑戦前or挑戦後の方が良かったなという気がします。ゲームやってて感じるのは、ラストのジムに行く前の感覚と、リーグ前のそれはだいぶ違う気がするのです。ラストのジムは結構さらっと挑戦しちゃうけど、リーグだとそうもいかない。だからこそ、最後の手紙はリーグが良かったなと思うのです。もしくはチャンピオンに勝った後。
(レイニー)

☆☆☆(門森 輝)
☆☆☆(西条流月)

☆☆☆
親元を離れて遠くの大学に行き、実家に帰るたびに「たまには連絡入れなさいよ」と言われる自分にはぐっさりくる話でした。ひっ……卑怯だッ!!(´;ω;`)ウッウッ……。
ごめん母ちゃん、来年のお盆には帰るよ……。
とりあえずいかりまんじゅう食いたい。
(久方小風夜)

☆☆☆
とても心があたたかくなりました。
ちょっとずつ語り掛けてくる母の優しさが沁みます。
(海星)

☆☆☆
多少過保護な部分もありますが、そこは親。一人旅をするわが子が心配でならないんでしょうね。
電話もしている上での丁寧な手紙はただ旅の話を聞いての手紙ではなく、子どもに何か大きな出来事があって、どうしても元気付けたい親の心が見え隠れして感じられました。

間々に入る台詞もいい味出してますし、親が子どもに向けて宛てた雰囲気もしっかり出ていたと思います。
(クロトカゲ)

☆☆☆
自動でお金を送る設定にしていた向こうで、こんな物語が。心配性だけど息子の幸せを願うお母さんが素敵でした。
(きとかげ)

☆☆☆
 これは卑怯(褒める意味で)
 いやあ、まさかこう攻めてくるとはなるほど。
 しっかりした統一感などもあり、とても読みやすかったです。読みやすさでは随一かと。
 母親視点からの息子への思いやりがよく伝わって来ました。
 しかしよくこれからネタを広げれたなあすごいなあ。特に、複数の意味での送/贈を使っていたのは見事でした。
 ユウスケの成長も感じれて良かったです。繰り返して読んでも面白い。
 ただ、チコリータを選んだから大人になった、というのはあまりピンと来なかったかなあ。
 最後にひとつ。親が子供の名前間違えたらあきまへんで!!!
 どうやっても打ち間違わないようなミスだから確信犯を思う。手紙は手書きだからそこで間違って見えてしまった、みたいな演出であるなら土下座。
 むしろ頭を地中に埋める。
(でりでり)

☆☆☆
あれ、なにこれ感動する…。お母さんの手紙と温かさが伝わってきました。ポケギアでの会話のほかにこういうやり取りがあってもおかしくないと思います。ところどころ冗談の入った単純な手紙の文章ではありましたが、テーマを最大限に生かした物であると思いましたので、☆☆☆としました!
(銀波オルカ)

☆☆☆
貯金と電話のメッセージからこれだけふくらませる語りは見事。テーマにも合い、しみじみさせる良作。☆3つ進呈。
(サトチ)

☆☆☆
ああ、いいお話でした。ほっこりしました。金銀のお母さんは自分も昔から好きです。勝手に買い物されるのが嬉しかったり。
息子も両親思いな子ですなあ……さすが母親公認の「がんばりや」。取説でも優しいという記述ありましたよね。ええ子や。そしてサイコソーダ代とは憎い。
(レイコ)

☆☆☆
>おかあさんに すこし おくった!
 このセリフの威力を身をもって思い知った。

 うちのお母さんが過保護なもので、ちょっとうざったいようなくすぐったいような、そんな愛情を感じつつ読みました。おかあさんにすこしおくるたび涙腺がちょっとあれだった。お母さん子離れできないんだ……ひとりで待ってるおかあさん、でも家に帰るとかならず得意料理のグレン風火山ハンバーグをつくって待っててくれるおかあさん。
 なんだこれ。卑怯すぎる。
 だからゲームテキストの深読みは卑怯だと何度言ったら!!!
 ユウスケは早くおかあさんにいかりまんじゅうを送りなさい。
(CoCo)

☆☆☆
 グッと来た文【『ユウスケ! がんばるのよ! おかあさん おうえん してるから!』】
 手紙でユウスケと繋がりながら、過去を振り返りつつ母も旅をしていたのかなぁと思ったり。
 母からユウスケに贈る気持ちや、それと仕送りはしなくてもいいと言われたのに母に仕送りを続けるユウスケの思いやりなどに、家族っていいな……すごい温かいなぁと感じて、涙腺が熱くなりましたです。
(巳佑)






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