マサラのポケモン図書館 カフェラウンジ2F(長めの作品用)
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  [No.1014] [十二章]ポモペ 投稿者:ヨクアターラナイ   投稿日:2012/07/21(Sat) 22:14:28   72clap [■この記事に拍手する] [Tweet]






『二人の執着心』




ヤマブキ家の居間で、二人と二匹は集まった。

朝焼けの射す窓際の一角にて、二匹のポケモンがじゃれ合っている。
ピカチュウのピチカとイーブイのイヌである。
小さな体の二匹は互いに身を寄せ合い、甲高い声で嬉しそうに鳴き、
ふざけ合うようにしてたわむれている。
ふにふにした肉付きのピチカと、もふもふした体毛のイヌが抱き合って、
薄緑の畳の上をゴロゴロと転がり回っていた。

その様子を見て、男が一人、腹をすかせた獣のようにうめく。
ちゃぶ台の上に身を置く、藍染の浴衣をまとった中年の男だ。

「これは一体何だ? 一体何が起きている? 答えろ、シオン」

男は顔面に鬼の形相を張り付けていた。
額に青筋、眉間に亀裂、ギラついた瞳の鋭い眼差しがシオンの目玉を突き刺した。
どう見てもヤマブキ・カントは怒り狂っていたが、
ヤマブキ・シオンは眉一つ微動だにさせなかった。

「見て、何が起きているのか分からないのか? イーブイとピカチュウが遊んでるんだよ、父さん」

「そりゃ分かるが、そういうことじゃねぇ。
 だから、どうしてこんなことが起きているんだって訊いてるんだ」

「それは俺が二匹を遊ばせてやったからさ。父さんが居なかったり、寝ている隙だとかにね」

カントが訝しげにクッと目を細めた。

「……で、そのピカチュウは何なんだ? 家にいる理由は何だ?」

「もう分かってるはずなんだけどな。でも、一応教えてやる。戻れ、ピチカ!」

ふいに名前を呼ばれ、ピカチュウのピチカは、
背を向けたまま、ピンと耳を立てる。
そしてピチカは振り返り、くりくりの瞳がシオンの顔を見つけると、大急ぎで駆け寄ってきた。

「こうゆうことだ」

あぐらをかいたシオンの膝元を、ピチカが身を寄せるようにして座り込む。

「俺はピチカを手に入れたんだ。父さんのイヌみたいにね」

そのイヌに目をやると、ピチカという遊び相手を失い、オロオロとふらつきまわっていた。
しばらくして、イヌはちゃぶ台の下に潜り込み、その場で居眠りを始めた。
黒真珠の瞳を閉じ、ウサギの耳を垂らし、大きな筆の尻尾を抱くようにして陰りの中を寝そべっている。
天使のようなポケモンが眠るその上で、赤鬼のようなトレーナーが目を血走らせていた。

「愚か者め! とうとうポケモンに手を出しやがったな。罰当たりなことを!
 いいかシオン、お前がやったことはな、
 拉致とか誘拐とか言われる犯罪となんら変わりないんだぞ! 分かってるのか!」

カントの唾がシオンの顔に飛び散った。
気持ちが悪かった。

「随分と大袈裟な物言いだな。ポケモンゲットなんて、皆やってることじゃないか」

「たわけ! 言い訳する暇があんなら、さっさとそのピカチュウを今すぐ逃がしてこい!」

猛烈な反発の精神がシオンの中で生まれた。
カントの命令を受け入れるつもりは微塵もなく、
居心地の悪さを感じながら、シオンは丁寧に言い訳をした。

「俺はポケモンを逃がすために捕まえたんじゃない。
 ポケモントレーナーになるために捕まえたんだ。だからそんなこと出来ない」

「お前の都合なんか知るか! 黙ってピカチュウをトキワの森に帰してこい!」

「じゃあ聞くけど、どうして俺が俺のピチカを逃がさなきゃいけないんだ。理由を教えてくれよ。分かるように」

「それは、そのピカチュウが可哀想だからだ。お前のような邪悪な外道をトレーナーに持って、
 そのピカチュウが嫌がっていないワケないだろうに」

嘲るような言い方だった。
カントの見下すような瞳に対して、シオンはピチカの頭上を愛でるように撫でつけて見せた。
ピチカの立っていた長い耳がたれさがり、くすぐったそうに黄色い体をくねらせる。
ピチカの表情は見えなかったが、シオンの側から離れようとする気配は微塵も現れなかった。

「へぇー。これが俺を嫌がってるポケモンの態度なのか。ピチカは嫌がってるのか。
 でも父さん、俺にはとても逃げ出したがってるようには見えないけどなぁ」

カントは悔しそうにピチカをにらみ、次にシオンへ怒りをぶつけるようににらみつけた。

「……何をした?」

「え? いや、特に何もしてないけど」

「一体そのピカチュウに何をした! 何もしていないワケないだろう!」

カントが声を荒げる。呆気にとられつつも、シオンは、ピチカと出会ってからの事を振り返ってみた。

「何したっけな……やったことといえば、トキワの森なんかでとれる木の実よりもはるかに上手い飯を食わせてやったり、
 父さんのイヌも含めて友達を作ってやったり……後は安心して眠れる住処を与えてやったってところだろうな。
 ま、大したことをしてはいないよ」

「やったことは、それだけか? それだけじゃないハズだろう?
 それだけじゃ、ピカチュウが完全に洗脳されてることに納得がいかねぇ」

内心ギクリとしたが、シオンは平然を装って受け流す。

「それだけだよ。洗脳とかワケ分からんし。んなことより、ピチカが俺に懐いているのは一目瞭然だろ。
 俺はもう既にポケモントレーナーも同然なんだよ。だから頼む、俺のトレーナーカード作ってくれよ。
 早くポケモントレーナーになりたいんだよ、俺は」

勢いよく頭を下げ、畳の上に額を打ちつける。もう幾度やったのか分からない、シオンの安っぽい土下座であった。

「そうか。トレーナーカードが目的か。……馬鹿者め、俺がお前をポケモントレーナーだと認めるワケねぇだろ!
 そしてそのピカチュウを逃がすんだ! 今すぐに!」

「だから何でそうなる! ピチカが俺を嫌がってないのは分かっただろ!
 どうして父さんは俺からポケモンを遠ざけようとするんだ。一体何が気に入らないんだよ」

イライラを吐きだすように、感情のままにシオンは叫ぶ。
カントからトレーナーを嫌悪するオーラが滲み出ていた。
しかし、その理由がシオンは全く分からない。納得のいく答えを期待し、耳を強く傾ける。

「よぉく考えてみろ。そのピカチュウはな、家族や友達と無理矢理離れ離れになってしまったんだぞ」

衝撃的の一言だった。しかし、その意味をすぐには理解出来ない。

「そのピカチュウにだって家族がいた。仲間だって、友達だっていたはずだ。
 それなのに、ピカチュウは自分の住処から無理矢理引き離された。
 家族からも、友達からも引き離された。お前のせいで、だ!」

「で、でもさ。……ピチカがそれでいいって思ってるんなら何も悪いことないんじゃないのか?
 ピチカが幸せなんだったら、それで別に……」

「確かに、そのピカチュウはお前を嫌がってはいないみたいだったな。
 だがな! 俺はピカチュウの父親が未だに子供の帰りを待ってるかと思うと、可哀想で仕方がないんだよ。
 ピカチュウの親も、ピカチュウの友達も、皆帰ってきてくれると信じて待ってるかもしれないんだぞ。
 そこにいるピカチュウの仲間のピカチュウ達の気持ちは一体どう責任とるっていうんだよ、お前は!」

無駄に感情のこもったカントの力説に、シオンは納得がいってしまった。
その言葉が真実だと思ってしまった。
敵の持論にもかかわらず正しいと思ってしまった。
危険を感じ取り、ついピチカをモンスターボールに戻してしまう。
ボールを握った手の平から冷たい汗がにじみ出てくる。
カントを認めてしまいそうな矢先、シオンの脳裏に天からの温かい光が差し込んできた。
父親を見返す台詞が見つかったのだ。

「そういう父さんこそ、イヌを持ってるじゃないか。逃がしてあげたらどうなんだよ。
 イーブイの仲間達が待ってるぞ。可哀想だろ?」

シオンは勝ち誇った。カントは押し黙った。
沈黙が流れる。
どんな事を言って追いうちをかけようか悩んでいる内に、カントが口を開いた。

「逃がしてやりたいのもやまやまなんだがな。
 イーブイってのは生息地不明のポケモンで、俺も何処に逃がしたらいいのか解らんのだ」

「は? 父さん、自分で捕まえたんじゃないの?」

「違えよ。捕まえた連中に聞くと企業秘密だとよ。
 マサラのオーキドにも頼んでみたんだが、カントーじゃイーブイの生息地不明だとか言われた。
 あの頃は今よりはるかにイーブイは珍しいみたいだからな」

「他の誰かがゲットしたってことか? じゃあ、父さんは一体どうやってゲットしたんだ?」

「イヌは捕まえたポケモンじゃない。
 ……タマムシシティのスロットの景品でコインと交換してもらった。だから生息地が分からん」

「うわ、ひっでえ! 要は金で買ったってワケか! 人間にして例えると人身売買ってヤツだ。
 よくもまぁ俺に誘拐だの拉致だのと、酷い犯罪者扱いしてくれたな。
 人のこと悪く言える立場じゃないのに」

シオンは汚いものを見るような目をして、反吐のように罵倒をかけてやった。
自分の父親を、見事なまでの偽善者だと思った。

「とにかく、俺はイヌを逃がすわけにはいかんのだ。
 別の種類のポケモンの巣窟にこいつを一匹落としていくなんて、余計心配になるだけだろうに。
 だからこいつは俺が保護する」

「ふぅん。でも理由なんて知ったことか。父さんは逃がさないくせに、俺にはピチカを逃がせだって?
 自分に出来ないことを俺にやらせようなんて腐った根性してるよな」

力説を一蹴。
弱ったカントは口をもごもごした。

「そ、それならばシオン。どうしたらピカチュウを逃がしてくれる?」

「父さん知ってるか? ポケモンってのは『どうぐ』じゃないんだ。『たいせつなもの』なんだ」

「どっちも物じゃねぇか」

「まぁ、最後まで聞いてくれ。『どうぐ』は使っても使わなくても捨てられるけれど、
 『たいせつなもの』っていうのは、何が何でも捨てることの出来ないアイテムなんだよ」

「……は? 何が言いたいんだお前? まどろっこしいぞ?」

「だーかーらー、ポケモンは捕まえることが出来ても、
 逃がすなんてことは絶対に出来ない! って言ってるんだよ」

「お前なぁ……そりゃ、ロケット団と同じだぞ」

「え? 何でいきなりロケット団?」

「ピカチュウの気持ちを無視して捕まえて、ピカチュウの気持ちを無視した理由で手放さない。
 トレーナーになるっつー自分本位すぎる目的のために、ポケモンの命を利用してやがる。
 ロケット団だろうが。このロケット団! さっさと警察に自首しろ!」

「けっ! そういう父さんはプラズマ団とそっくりだよな。
 ポケモンが可哀想なんて真っ当っぽい言葉を使ってるけど、
 結局のところ俺に迷惑かけたいだけじゃないのか。この屁理屈偽善犯罪者!」

「何でお前はそんな歪んだ発想しか出来ないんだ。
 俺はただお前にもっとポケモンの気持ちを尊重しろって言ってるんだよ」

「父さんは、ポケモンの気持ちより、俺の気持ちを尊重してくれよ。
 俺のトレーナーになりたい気持ち無視してるくせに、どうしてそんな説教が出来る?
 ふざけるなよ。さっきからそんな嫌な命令ばっかりすんなよ」

イライラしながら語ると、言い訳が返ってこなくなった。
またしてもカントは黙り込んでしまった。
しかし、シオンの気持ちを理解してくれたわけではない、とシオンは理解していた。
分からず屋の息子をどうすれば分からせてやれるのか、とでも考えているのだろう。
沈黙が続き、カントの呆れたようなため息が漏れてきた時、 シオンは一つの提案を持ちだした。

「いいアイディアがある」

「何だ? 言って見ろ」

「ポケモンバトルでケリをつけよう」

「……あ?」

「父さんがバトルで勝ったら、望み通り俺はピチカをトキワの森に逃がす。
 でも、父さんがバトルで負けたのなら、俺にトレーナーカードを渡して貰う。
 これなら文句はないだろう」

「ないわけねぇだろ! 俺にイヌを闘わせろっていうのか。ふざけんじゃねえ!
 命ある生き物に対して、命令して闘わせるなどと、なんと愚かな。罪悪感を知れ 、痴れ者!」

カントは本気で怒っていた。シオンは不思議に思った。
ポケモンバトルはトレーナーならばやって当然の行為であるのに、
それを許さないというカントの気持ちが全く理解できなかった。そして理解しようとも思わなかった。

「それでも、ポケモンバトルで決着をつけよう」

「駄目だ! どうして分からない?」

「ピチカの命運が、ポケモンの人生がかかってるんだ!
 ポケモン巻き込んでるくせに、ポケモンが傷つかないで済むワケがないだろ!」

シオンは勢いと気迫をこめて、屁理屈で誤魔化そうと試みる。
そもそも、ポケモンバトル以外の賭けでシオンはカントに勝てる見込みがないのだ。
相手はプロのギャンブラーなのだから。

「だから、そのポケモンを傷つかせないために、ポケモンを逃がせって言ってるんだ!
 ポケモンがよぉ、人間に命令されたから闘うとか、人間の力を使って生活していくとか、
 なんか間違ってるとしか思えねえんだよ!」

「理屈なんか知らない! 説教も聞かない!
 ピチカを逃がして欲しかったら、ポケモンで闘って勝ち取ってみせろよ!」

「んだと? トレーナーカードやらんぞ!」

「ピチカを逃がしてあげないぞ!」

二人は睨みあった。一歩も引かない、という意思の示すように。
カントを説得する方法があるのか疑わしかったが、
やがて、ふてくされたようにシオンは言った。

「父さんはいいよな。負けたってイヌと別れるワケでもないのに。
 俺だってピチカと離れ離れになんてなりたくないのに!」

「だから、なんだ? それがどうした?」

「自分だけ嫌な思いしないで済むなんて思うなよ!
 俺が夢も人生も大事なポケモンも賭けてバトルしようって言ってるのに、
 それなのに、未だ無傷でピチカを逃がしてもらえると思ってるのかよ。
 そんな都合よく、願いが叶うと思うな!
 ワケの分からん理屈ごねてないで、いい加減に覚悟を決めろ!」

シオンは思いの丈叫びきった。
突如、目の前の男の表情が、苦痛に耐えるかのように歪んだ。
歯噛みし、吐くのをこらえるような顔をして、カントはシオンから目をそらした。
それから自分の座るちゃぶ台の下を覗きこんだ。
浴衣の懐からモンスターボールを取り出すと、
カントの真下で眠りこんでいたイヌを、手の平の玉に吸い込んでしまった。
背筋を伸ばし、手中に収めた紅白の鉄球をじっと見つめる。
しばらくして、吐き捨てるような舌打ちが鳴り、カントが言った。

「シオン。お前は男だよな?」

「ああ。そうだよ」

「ならば、約束しろ。お前とピカチュウがポケモンバトルで敗北した暁には、ポケモントレーナーを止めるんだ。
 未来永劫あきらめると誓え」

脅迫じみた確認が、急にシオンに迫って来た。
思わず返事をためらってしまった。
夢を捨てることになるかもしれない。嫌だ。
しかし、ようやくトレーナーになれる目前までやって来たというのに、
あきらめるなんて出来そうにない。
ここまでの道のりを思い返し、よくよく考えてみると、
この程度の勝負も受けられずにしてポケモントレーナーになれるワケがない。
そんな結論を出すと、シオンは浅い呼吸をして、覚悟を決めて、声を絞り出す。

「誓うよ。約束する。俺がポケモンバトルで負けたらポケモントレーナーをあきらめるって」

とんでもないことを言い切ってしまった。
シオンはもう逃げられない。

「でも父さん。俺が勝ったら、俺をトレーナーだって認めてくれよ! トレーナーカード寄こせよ!」

「ああ、約束しよう。シオン、男に二言はないな」

「ない!」

「よろしい。ならば表へ出ろ」

カントがちゃぶ台の上から重い腰を上げた。
そしてイヌ入りのボールを携え、乱暴な足取りで部屋を去り、家の中からも出て行った。
玄関の扉が閉まる鈍い響きを最後に、シオンの空間から音が消え去った。
虚しい空気が訪れる。途端にシオンは力なく笑った。

「へへっ! ふへへへへっ!」

喉の奥から勝手に声が出てきた。シオンは気がふれたていた。

人生を賭けてしまった。夢を賭けてしまった。もしかしたら、という強い恐怖が襲ってくる。
シオンはもう逃げられない。失敗したら一貫の終わり。一線を越えてしまった。
狂わずにはいられない。
しかし、シオンの目には希望の光が映っていた。
ポケモンバトルを持ちだしたのには、理由があったのだ。

数日前からシオンは不思議に思っていたことがある。
どうしてカントのイヌは進化していないのか。
イーブイはトレーナーに懐いて、レベルアップすると進化するポケモンである。
そしてイヌは明らかにカントに懐いていた。
つまり、イヌはレベルアップのしていない弱いポケモンなのだと予測できる。
恐らく捕まえたばかりの幼いピチカでも勝てるくらいのレベルだ。そう予測した。

さらに、カントはポケモンバトルを避けようとしていた。
つまりポケモンバトルの経験が少ないのだ。
まだトレーナーにすらなっていないシオンよりも、ポケモンバトルの知識が劣っているレベルだ。そう予測した。

勝算があり、シオンは自分が勝利する姿を頭に思い描く事が出来ていた。
それでも、シオンに敗北の可能性がないワケではなく、相手が弱いというのも予測の領域にあった。
それでもシオンは自分とピチカを信じた。
信じるしかなかった。
もう逃げられないから、もう勝つしかないのだ。

シオンは立ち上がると、重い足取りで家の外を目指した。
最後の闘いの舞台へゆっくりと向かっていく。
人生を賭けた闘いの舞台へ。







つづく?






後書
余計なことを入れ過ぎて、無駄にダラダラ長くなってる気がします。
次からは、話の本題から脱線した内容を極力減らすよう心がけてみます。
でも、面白いかどうかなんて意識してないで、さっさと完結しろって感じです。
では、また次回。


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