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  [No.1055] 【第1章 トレーナー誕生】 投稿者:ベテルギウス   投稿日:2012/10/21(Sun) 17:58:12   30clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

第1話


ピカピカの赤い靴を履き、真っ白なひもをキュと結ぶ。彼は、今年から10歳になり、トレーナーズスクールを卒業した、新人トレーナーだ。

名前は、レイヴンという。

「じゃあ母さん、行ってくるね。」

「レイヴン。ポケモンたちを大切にするんだよ。行ってらっしゃい。」

10年育った家に、別れを告げる。

レイヴンの母の従姉で、ポケモン博士の、アララギにポケモンを貰うことになる。数歩歩けば着くほど、近い。

到着。(早 

ドアの前に、少年がいる。

「おせーぞ、レイヴン!」

彼の名前はエルト。トレーナーズスクールの同期生で、親友。

「わりぃわりぃ。」

レイヴンとエルトは一緒にドアを開けた。

「うわぁ!!」

中で叫び声をあげたのは、アララギ博士だ。逆にレイヴンたちも驚く。

「何だ君たちか。用意してるわよ。最初のポケモン!3体しかなかったの。ゴメンね。」

何かテンション高いアララギ。

「俺が先!」

真っ先に手を伸ばしたのはエルト。中身は・・・

ポンッ!!ポカブだ。

「ポカーー!!」

「これはポカブね。炎タイプで、最終進化系は、エンブオーよ。」

「エンブオーかっこいい!これに決まり!」

「エルト!お前は見た目で選ぶのか?」

「当たり前ーー」

呆れながらレイヴンもモンスターボールに手を伸ばす。

ポンッ!!ツタージャだ。

「これはツタージャ。草タイプで、最終進化系は、ジャローダよ。」

「へへーん!お前より俺のほうが弱点つけるぜー」

確かに、草タイプは炎タイプが弱点だ。しかし、

「これにしよ。」

レイヴンはあっさり決めた。

「おぅしレイヴン!2人ともポケモンゲットしたんだから、バトルしようぜ!」

「えぇ?!早くない?」

アララギは止める。

「でも、やろうぜ!」

「おう!!」

2人は研究所から出て、木の棒で線を引いた。

「ここがバトルフィールド。いいな?」

「もちろん!」

貰ったばかりのピカピカのモンスターボールを握り締め、気合をためる。

「いけーーっ!ポカブ!!」

「いでよ!ツタージャ!」

ポンッ!

ポンッ!

2人とも気合十分。さてどちらが勝つ?!


続く


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