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  [No.1108] 第1章 ミュウツーガ現レル 投稿者:ヴェロキア   投稿日:2013/06/01(Sat) 15:18:09   30clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

第1話

ミュウツーが暴れまわっているから注意しろと、ポケモンポリスから連絡があった。
もちろん、そのことはもう町中、いや地方中が知っていた。
ところで、なぜイッシュ地方にミュウツーがいるのかといえば、ほとんど誰も知らない。
まあ誰もが知りたくない。なぜならミュウツーは暴れ者で嫌われているからだ。
だから、今回の件によりもっと評判が悪くなる。
「ミュウツーが暴れまわってるってよ。」
「知ってるよ。もう町中大騒ぎになってる。」
カチとゾロが話していた。すると叫び声が聞こえた。
「ミュウツーがくるぞー!!」
「みんな逃げろー!ミュウツーだ!」
ドラを鳴らしながら、大群衆が押しかけてくる。
「ヤッベ!」
とっさにピカチュウが今いた木をアイアンテールで切り、大群衆を右と左に分かれさせた。
「ありがとうピカチュウさん。助かったよ。」
「へっ。こんなの朝飯前さ。」
ピカチュウは鼻をこする。
「でもさ、ミュウツーが来るっていうんなら、大変じゃない?」
切り倒させた木の切り株に乗って、ドラが言った。
「まあな。でもどうする、もうじき来るんだぞ。」
「そうねぇ・・・」
おとなしい性格のジャータが言った。
「いっそ迎え撃つ?」
ドラは闘争心が有り余っている。
「いや。でも今は退散だ。」
ピカチュウが言うと、みんなが近くの街路樹に移っていった。


この仲間たちは、みんな近くに住んでいた、幼馴染だ。
この世界は、ポケモン以外の動物はいない、快適な世界だ。
もちろん、争いは起こる。
しかし、ミュウツーは人間が作ったポケモンだ。なぜここにいるのか。みんなが疑問に思っていた。


「うわわ・・・来ちゃったよ・・・」
街路樹の穴から顔を出してのぞくと、ミュウツーが確かに来ている。
「おお神よ、助けてくれ。」
キチが狂ったように祈っている。
ミュウツーが近づいてくる。

続く


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