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  [No.119] SpecialEpisode-7(2) 投稿者:あゆみ   投稿日:2010/12/12(Sun) 17:34:12   45clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

SpecialEpisode-7「ロケット団!ナナシマに賭けた野望!!」

(2)

私が、サカキ様からナナシマに眠る超古代文明、「ネイス神殿」の話を聞かされたとき、私はこれこそロケット団が探し求めていた古代の遺跡だと直感した。
「ケイ君。君にナナシマに眠るネイス神殿の謎を解き明かしてほしい。そして、神殿を蘇らせて、我がロケット団の世界征服の新たな拠点とするのだ!」
サカキ様のその言葉を聞いたとき、私は胸が引き締まる思いがした。そして、サカキ様の思いを、そしてロケット団の新たなる拡大のためにも、ネイス神殿を必ず蘇らせてみせる。このとき、私は思ったのである。
「かしこまりました。ネイス神殿、このケイが必ず見つけ出して見せます。そして、我らがロケット団に繁栄と栄光を!」

それからの私の行動は早かった。
イッシュ地方でロケット団の先遣隊として活躍したムサシとコジロウ(※)。彼らに憧れてロケット団に入ったというミカサとコイチロウの2名をナナシマ先遣隊として教育することになったのだ。
「私はロケット団幹部のケイ。今日から私がお前達を指導する。目的は1つ。ナナシマに眠ると言われる特別な宝石、ダイヤモンドとパールを見つけ出すためだ。いいか、諸君。ロケット団の未来はお前達の活躍にかかっているのだ!」
「はい、ケイ様!」
このピンクのショートヘアの女性団員。彼女がミカサである。
「ロケット団の名の下に!」
水色の髪を肩まで伸ばした男性団員。彼がコイチロウ。2人とも私がナナシマ先遣隊として選んだ団員である。
ミカサとコイチロウの活躍はずば抜けていた。ナナシマ先遣隊に向かうために準備段階として与えた任務を軽々とこなしていく。それはまるで、イッシュ先遣隊として活躍したときのムサシとコジロウを見ている感じがした。
この分なら、ナナシマ先遣隊としての仕事も簡単にまとめてくれる。そしてきっと、ネイス神殿が手に入るのも間近いだろう。そのとき私はそう思っていたのだった。あのときまでは・・・。

それは、これまでの活躍を見る上で正式に派遣できるかどうかを試す、一種のテストの形式だった。
「今回のミッションは、ホウエン地方・イザベ島で暮らすポケモン達をサカキ様に献上することだ。」
そう言って私はミッションの内容を説明した。
「イザベ島の片隅にポケモンセンターがある。この周辺で暮らすポケモン、ラルトス、キルリア、そしてサーナイトを連れ去り、サカキ様に献上するのだ。これまでのお前達の活躍を評価する上で重要なミッションだ。心してかかれ!」
ポケモンを奪ってサカキ様に献上する。ロケット団員としては手慣れた任務だが、ミカサとコイチロウはこう言った任務は初めてとなる。このミッションに成功するか否かが、今後のナナシマでの活動に重大な影響をもたらすと言っても過言ではなかった。
「ラルトス、キルリア、そしてサーナイトですね?」
コイチロウが私に尋ねた。
「ああ。調べたところではいずれも♀、それも3匹まとまって生活しているそうだ。こいつらを連れ出してサカキ様に献上するのだ。」
「かしこまりました。ではイザベ島はどうやって?」
ミカサも尋ねる。ミカサやコイチロウはカントーの地理には慣れているが、ホウエン地方は詳しくない。
「トクサネシティとルネシティの間にある島々だ。」
私はそう言ってホウエン地方の地図を見せた。
「この中で一番大きな島がイザベ島だ。そしてルネ行きの船があるのがセルロスタウン。この手前にあるのがラルトス達が暮らしているポケモンセンターだ。ラルトス達が現れたら、そこを逃がさず取り押さえるのだ。分かったな。」
「はっ!」
ミカサとコイチロウの自信にあふれた一言を聞いたとき、私はこのミッションも無事にこなせるだろうと思っていた。
だが、それは大きな誤算だった。まさか、あのような邪魔が入ってしまうとは、このときはまだ、夢にも思っていなかった・・・。

(※)「ムサシとコジロウについて」
現段階ではまだベストウイッシュが始まって間もないため、ムサシとコジロウの活躍についてはあくまでもラフなものとして留めております。ですがここでは、現段階のアニメにおいて、ムサシ・コジロウがダイヤモンド・パールまでとは違う活躍を行っていることから、ロケット団のイッシュ地方進出における先遣隊として活躍したものとします。

(3)に続く。

やはりこれまで書きためた脚本形式を元にして(スピンオフとは言え)新たに小説形式の作品をひねり出すのは苦労します。拙文かもしれませんが、どうぞ温かく見守ってくださいませ。


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