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  [No.1613] #117333 「海から来た子供」 投稿者:   《URL》   投稿日:2017/10/22(Sun) 17:18:14   28clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

Subject ID:
#117333

Subject Name:
海から来た子供

Registration Date:
2007-03-08

Precaution Level:
Level 2


Handling Instructions:
対象#117333とホスト#117333は紐付けて管理し、両者が個別に行動することがないかを監視する必要があります。監視はカバーストーリー「親切な隣人」を適用した当局のエージェントが担当します。エージェントからの報告を受け、案件担当者は対象#117333及びホスト#117333に特異な点または異常の兆候が見られないかを確認してください。何らかの兆候が確認された場合、必要に応じて対象#117333及びホスト#117333を当局の管理下に置くことが許可されます。

これまでに得られた情報から、対象#117333そのものに異常な点は見られないことが分かっています。対象#117333は一般的な携帯獣個体と同一の情報パターンを示し、精神感応や心理操作を使用している痕跡は認められていません。当局の定める倫理規定に基づき、何らかの特別な理由が見出されない限り、対象#117333へ危害を加えることは禁止されています。これは現地で活動するエージェント及び内勤の案件担当者双方に適用されます。ただし、例外規定が適用される場合はこの限りではありません。

ホスト#117333は初期段階において心理的に不安定な情動を見せるケースが多々あります。現地で活動するエージェントは、ホスト#117333を監視しつつ、対象の心理状態がある程度安定したことを判断してから接触しなければなりません。また、ホスト#117333に対し不安定な情動を引き起こすような言動は控えてください。過去にホスト#117333を意図せず刺激したことにより、対象#117333より攻撃対象とみなされたケースが確認されています。

現在管理対象となっている対象#117333とホスト#117333の組は、リストL-117333-1を参照してください。


Subject Details:
案件#117333は、ある条件を満たした人間の元に携帯獣の一種である「プルリル」(以下対象#117333)が出現する事象と、対象#117333と初めて接触した人間(ホスト#117333)が対象#117333に対して特異な情動を以って接する事象、及びそれらに係る一連の案件です。

この案件と同一視される事案は、確認された最古のもので2001年8月頃に市民によって確認されています。当時は単発の事案として処理され、案件化されることはありませんでした。また、報告対象になった対象#117333及びホスト#117333についても記録は残されていません。その後、2006年末頃から2007年初頭にかけてほぼ同一の事案が複数報告されたことから、個別案件として管理することが決定されました。案件担当者と必要なリソースが割り当てられ、本格対応が開始されました。

対象#117333は、後述するホスト#117333の前に現れる携帯獣の一種「プルリル」です。出現するプルリル個体はホスト#117333毎に異なり、対象#117333同士が特別にコミュニケーションを取っていたり相互に干渉するような様子は見られません。対象#117333は、ホスト#117333から特異な認知をされることを除けば一般的なプルリル個体と何ら差異は無く、単独での特異性は見られません。対象#117333は、ホスト#117333によって特異な認知をされることを以って当局の管理対象となっています。

ホスト#117333は、対象#117333のプルリル個体を「自分の子供」と認識します。自身に対応する対象#117333以外のプルリル個体は、「携帯獣である」と正しく認識することができます。ホスト#117333は対象#117333のみを自分の子供であると認識し、その他のプルリル個体を誤認識することはありません。ただし例外的に、異なるホスト#117333に対応する対象#117333については「他人の子供」と認識します。ホスト#117333同士は対象#117333を特異な個体と認識するようで、互いのコミュニケーションに祖語を来すことはありません。

ホスト#117333は対象#117333を積極的・献身的に養育し、すべてのケースで良好な関係を築いています。家族をはじめとする周囲の人物はホスト#117333が精神に異常を来したと認識し、医療機関の受診を推奨したり、或いは強制的に受診させようとするケースが多く見られます。多くの場合人間関係に支障をきたし、対象#117333との一対一での生活を強いられることになります。このため多くのホスト#117333は経済的に困窮しており、経済的な支援を持ち掛けることは当局のエージェントがホストへ接触するにあたって有効な手段となっています。

これまでに確認されているホスト#117333はいずれも女性であり、直近半年以内に子供を流産した経験があることが確認されています。このことが対象#117333を「自分の子供」と認知する要因となっているとの仮説が提起されていますが、現時点では直接これらを結びつける証跡は見つかっていません。この仮説は現在も検証中です。


[2017-05-12 Update]
ホウエン地方ムロタウンにて、当局による観測開始から初となる男性のホスト#117333が確認されました。ホスト#117333-56に分類されたのは地元住民である八歳の少年であり、♀のプルリル個体と一致する風貌の対象#117333を帯同させています。支局長の近親者と交友関係があることを踏まえ、専任のエージェントが監視に割り当てられました。


Supplementary Items:
本案件に付帯するアイテムはありません。


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