マサラのポケモン図書館 カフェラウンジ2F(長めの作品用)
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  [No.192] Section-5 投稿者:あゆみ   投稿日:2011/02/09(Wed) 18:33:17   48clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

コトブキシティ郊外にある飲料工場。ここではおいしいみずやサイコソーダ、ミックスオレ、モーモーミルクなど、ポケモンや人間が喜ぶ飲み物を製造している。出荷された飲み物は各地の自動販売機やフレンドリィショップに並べられ、人間やポケモンののどを潤しているのである。
その日も警備員が見回りに当たっていた。この日の当直は2名。場内の見回りはほとんど終わっており、残るは飲み物を詰める瓶を保管する保管庫だった。
「保管庫、異常なし!」
警備員は懐中電灯を照らして保管庫の中をチェックする。誤認を防ぐため、警備員は必ず複数名で警備に当たっているのだった。
「こちらも異常なし・・・ん?」
もう1人の警備員がチェックしていたときだった。
瓶が保管されているケースが、妙にがさごそという音を立てていたのである。
「おい、何だ、あれは!?」
「どうした!?」
ケースが妙な音を立てているのが見られる。中に誰かいるのだろうか。しかしここは工場の中。部外者は立ち入り禁止のはずだが・・・。
と、ケースが音を立てて開いた。そ立てて開いた。その瞬間、警備員は自分の目を疑ったのである。
「!?」
それは、今まで誰も見たことがないものだった。ポケモンなのは間違いない。だが、そのポケモンは未だかつて誰も目撃したことのないものだったのである。
体長はおよそ1メートル50センチ程度。だが、それは異様なほどの甲殻で覆われていた。胴体の中央部に大きな目とおぼしきものがあり、さらに小さな目も2つ、3つと配置されている。
「こんなポケモン、見たことがない・・・。」
警備員の1人がつぶやく。だが次の瞬間、その謎のポケモンは驚くべき行動に出たのだった。
何と、ケースに並べられていたガラス瓶を奪っていったのである。
「何をするんだ!?」
しかし次の瞬間、謎のポケモンはケースいっぱいのガラス瓶もろとも姿を消してしまっていたのだった。
「おい、一体何が起きたんだ・・・!?」
「全く分からない。だが、今のは何だったんだ・・・!?」
警備員が目撃した謎のポケモン。それは、これから起こる悲劇の前兆に過ぎなかったのである・・・。

〈このお話の履歴〉
2011年2月6日、ポケ書内ポケボード・ラティアス部屋にて掲載。


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