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  [No.48] SpecialEpisode-6(2) 投稿者:あゆみ   投稿日:2010/09/10(Fri) 19:34:37   45clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

SpecialEpisode-6『もう1つのバトルチャンピオンシップス!』

(2)

〜挿入歌:『Together(2007バージョン)』が流れる〜
広報部長「ナナシマ・バトルチャンピオンシップスに、ゲスト解説として実況の横でアシスタントを務めてもらいたいのです。」
ルリカ「はい、わかりました。私に是非、ゲスト解説者として参加させてください!」
広報部長から直々にゲスト解説を要請されたこの女性。衣装は膝まであるスカートと一体になった水色のキャミソールを身にまとっており、胸のリングから出ている肩紐を首の後ろで結んでいるスタイルだった。彼女こそが、ジョウトリーグ四天王にしてくさポケモンの使い手・ルリカである。
ルリカ「私はルリカ。くさタイプを使うジョウトリーグの四天王。今回、ナナシマ・バトルチャンピオンシップスにバトル大会のゲスト解説として招かれたの。それで、ナナシマに足を運ぶことになったんだけど、ナナシマに眠っていた特別な宝石、ダイヤモンド・パール・プラチナをめぐるネイス神殿の戦いに巻き込まれたの。それで、7のしまに入ったのは、もうすぐバトルチャンピオンシップスが開幕する日のことだったわ。」
ルリカの説明に合わせて、ルリカ自身がマサト達に協力して特別な宝石をロケット団から守り抜いたネイス神殿の激闘、そして1のしまのネットワークマシンの完成のときの描写が写し出される。そしてルリカは7のしまの港でマサト達と別れ、一足早く現地入りしたのだった。

ルリカ「(ここがバトルチャンピオンシップスの会場ね。設備もよく整ってるし、いいバトルが期待できそうね。今から楽しみだわ。)」
ナナシマ・バトルチャンピオンシップスのメイン会場となるトレーナータワーは、「タイムアタックバトル」と言う、トレーナー達とバトルしながらどれだけ短い時間で屋上までたどり着けるかを競う競技が繰り広げられることで知られていた。バトルチャンピオンシップスの期間中はタイムアタックバトルの受付は中止となっており、間近に迫った開催に向けて大忙しとなっていた。
ルリカがゲスト解説を務めるバトル大会、そしてトップコーディネーターのソウスケがゲスト解説を務めるコンテスト大会。その実況席はこのトレーナータワーの屋上に特設スタジオが設けられることになっており、ここから全国に向かって試合の模様が中継されるのだった。
さすがにメイン会場と言うこともあり、警備員が至るところに配置されている。ルリカも入るときに身分証明を求められた。
警備員「お名前とご用件をお願いします。」
ルリカ「私はルリカ。ナナシマ・バトルチャンピオンシップスのバトル大会で、ゲスト解説を務めさせていただくものです。」
警備員「ジョウトリーグのルリカさんですね。どうぞ。」
警備員に案内されて、ルリカはトレーナータワーの入り口に立った。
ルリカ「(いよいよね。実況の方も大変だけど、ゲスト解説はトレーナーやポケモンの心理を理解していないと務まらない、大切な役だわ。だから、緊張なんてしていられないわ。)」
入り口の自動ドアをくぐると、腕章をはめたテレビのスタッフが声をかけてきた。テレビカントーをキー局としており、シンオウ地方のテレビコトブキと同じ系列局であるナナシマレインボーテレビのスタッフだった。
テレビクルー「ジョウトリーグのルリカさんですね?」
ルリカ「はい。私はルリカと申します。これからよろしくお願いします。」
テレビクルー「こちらこそよろしくお願いします。まず、打ち合わせは屋上のスタジオで行われますので、早速行ってみてはいかがでしょうか。スタジオまでは私が案内いたします。」
ルリカ「そうですか。ではお言葉に甘えさせていただきますね。」
そしてルリカはテレビクルーに連れられて、トレーナータワーを上っていった。
階段を昇る度に実況席や解説席が一歩ずつ近くなっていく。果たして、ルリカはこの大役を無事に務め上げることができるのだろうか。

(3)に続く。


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