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  [No.587] SpecialEpisode-8(1) 投稿者:あゆみ   投稿日:2011/07/17(Sun) 13:15:42   75clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

エクストラエピソードの執筆と並行して、スペシャルエピソードの第8作に取りかかってみたいと思います。
今回スポットを当てるのはジョウトリーグの四天王・ルリカです。ミキやユカリの親友にしてライバルでもある彼女は、既にいくつかスペシャルエピソードでも主役を務めていますが、彼女が今回足を運ぶことになったのは、シロガネ山から少し離れたところにある霊峰・セイリョウ山です。
当サイトに起きたトラブルの関係で本棚の作品にも影響が出ており、他のサイト様の方が作品の展開が早くなっていますが、収録はジョウトリーグ・エキシビジョンマッチ開始の直前を予定しています。
今回も一般的な小説形式で話を展開していきたいと思っています。


SpecialEpisode-8「セイリョウ山!伝説のトレーナー現る!!」

(1)

ここはシロガネ山の麓、シロガネタウンにあるジョウトリーグ本部。ジョウト地方で8つのバッジを集めたもの同士が繰り広げるバトルの舞台・ジョウトリーグを統括している。
ジョウトリーグは、チャンピオンのワタルを筆頭に、4人の四天王が君臨している。そのうちの1人が、この女性、カントー地方・クチバシティ出身のルリカ。全国初のくさタイプを扱う四天王としても知られている。
「さあ、もうすぐワタルさんとのチャンピオン防衛戦ね。この前みたいな展開にしないためにも、しっかり特訓しなきゃね!」
ルリカはそう言ってポケモン達に声をかける。ポケモン達もワタルとの防衛戦を間近に控えており、やる気満々と言った表情だ。
「メガニウム、はっぱカッター!」
メガニウムが勢いよくはっぱカッターを放つ。
「リーフィア、リーフブレード!」
それをリーフィアがリーフブレードで打ち落としていく。前回の防衛戦のときはワタルにほとんど歯が立たなかったが、今回はそうはいかない。それだけに今度こそは負けられないという意思が、ポケモン達にもありありと表れていた。
と、ポケギアに通信が入る。
「(あら?誰かしら・・・?)はい、ルリカです。」
ルリカにポケギアの通信を入れたのは、同じジョウトリーグ四天王のヒデアキだった。
「ヒデアキです。ルリカさん、ポケモン達の調子はどうでしょうか?」
「ええ、ポケモン達はばっちりよ。でも油断してたらワタルさんには勝てないわ。だからしっかり特訓しておかなきゃって思ってるわ。」
「そうですね。ところでルリカさん、最近こういうお話を聞いたことはないでしょうか?」
「どういうお話かしら?」
「シロガネ山の近くに、セイリョウ山って言うポケモントレーナーの修行の場として知られる山があるのはご存じですよね。」
「うん、知ってるわ。あの山は手強い野生ポケモンがたくさん生息してるけど、環境も整ってるし、ポケモンの修行の場としては最適だって聞いてるわ。」
「そのセイリョウ山に、最近有名なポケモントレーナーが現れているって言うのを耳にしたんです。何でもかつてカントーリーグを優勝したほどの実力の持ち主だそうです。」
ルリカの出身地であるカントー地方で行われているのがカントーリーグである。ジョウトリーグと同じく8つのバッジを持ったもの同士がカントーリーグを戦うというシステムだが、並の実力では到底勝ち上がることは難しい。あのポケモンマスター・サトシでさえ、初めて出場したカントーリーグは当時まだリザードンを完全に扱い切れていなかった影響か、ベスト16という成績に終わっているのである。ましてやカントーリーグはチャンピオンリーグの本部のお膝元。それだけに優勝したトレーナーはかなりの実力の持ち主と言うことが伺えるだろう。
「カントーリーグを優勝した実力、ね・・・。そのお方って、どういう感じかしら?」
「どうもこうもないです。見かけた人も少ないですし、どう言ったポケモンを使ってるかと言うのもあまり聞いてないですね。ですが、相当な実力だと言うことは言っておきます。」
「うん。それならますますお会いしてみたいわ。それに、私もセイリョウ山に一度行ってみたかったの。」
「ルリカさん、生半可なレベルでは太刀打ちできないかもしれないです。ですが挑戦してみる価値はあると思います。どうぞお気をつけて!」
そう言うとヒデアキは通信を切った。通信が切れると、ルリカはポケモン達の方を向いて言った。
「今のお話、聞いたわね。これからセイリョウ山で修行してるって言うトレーナーの方に会いに行くことにするわ。行ってみる?」
ルリカのポケモン達も大きくうなずく。
「それなら話は早いわね。行きましょう!」
こうしてルリカは、ポケモントレーナーが修行を積む霊峰・セイリョウ山に向かうことになった。
果たして、そこで待ち受ける、カントーリーグを優勝したトレーナーと言うのは、どう言った人物なのだろうか。

(2)に続く。


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