時は20XX年。荒れた大地にて、1匹のドラゴンポケモンがいた。その名は、ホウエン地方の、「タツベイ」。
「オイラ・・・いつになったら空飛べるんだろなぁ・・・・。」
そうつぶやいたタツベイの首には、ひし形のアクセサリー。都会で拾った拾い物。
「おい」
タツベイの目の前に、ゲンガーとマルマインが現れた。
「なんでぃ!お前ら!」
「首についてるアクセサリー、もらいにきた。」
「これはオイラの宝物でぃ!」
タツベイがアクセサリーを強く掴んだ。
「意地でも渡さない気なら…力ずくさ。来い。テメェら」
そうゲンガーが言うと、悪ポケモン勢ぞろい。そのままタツベイに向かった。
「これはオイラに勇気をくれた石なんでぃ!!渡さねぇぇ!!」
拳を握ってタツベイが叫ぶと、石が光り始めた。その光はタツベイを包み、タツベイは違う姿に。そう。タツベイはコモルーに進化したのだ。
「とっしん!」
「ぐほっ!!」 「ぐっ!」 「どわあっ!」 「くっそー!」
次々に倒して行き、ついに残るはゲンガーのみ。
「シャドーブレイク!!」
凄まじい闇がコモルーにヒット。
「負・・・けな・・い・・ぞ・・」
「まだ立ち上がるか。」
「うおおおお!」
コモルーの体を光が包んだ。
「な・・・!嘘だろ…。」
ついにボーマンダまで進化。
「破壊光線!!!」
「ぐ・・・ぬああああああああ!!!」
「勝った!」
ボーマンダは静かにほほ笑んだ。
「あれ?翼生えてる… え!!??進化!?やった!空を飛べる!!!」
そういうと、ボーマンダは未来へ飛び立った。