昔々、どんな地方にも「きんのたまおじさん」と呼ばれるおじさんがいました。おじさんは通りすがりの少年少女にきんのたまを渡す気前の良さで人々の人気者でした。
ところがある日、おじさんに災難が舞い降りました。
「オラッ きんのたま だせっ!」
「やめたげてよぉ!」
なんと、マトリョーシカ人形のような格好の人に身ぐるみを剥がされてしまいました。もちろん、おじさんのきんのたまも……。
裸になってしまったおじさんは、服を着るのも忘れて悲しみました。今までみんなのためになると思ってきんのたまを配っていたのに、逆に襲われてはどうにもなりません。
「こまったなあ…… そうだ! きんのたまは こうかだから ねらわれたんだ! だったら もっと やすいもの を くばろう! ちょうど いいものが ぶらさがっているしね!」
「やあやあ わたしは きのこのやま おじさん! きみは トレーナー だね? なら これを あげよう!」
ブラック2 は かおるキノコ を てにいれた!
ブラック2 は かおるキノコ を どうぐ ポケットに しまった
「さらにさらに もう1ほん!」
ブラック2 は おおきなキノコ を てにいれた!
ブラック2 は おおきなキノコ を どうぐ ポケットに しまった
「それは おじさんの きのこのやま! ぜひとも ゆうこうかつよう してくれたまえ! なんたって おじさん の きのこのやま だからね!」
今晩のツイッターでうっかりきのこの山についてつぶやいたらタイムラインがきのこだらけになったので書いてみました。たまには童話っぽく書くのも良いね。