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  [No.2917] 遅れてきた青年 真・最終話「帰ってきた青年」 投稿者:No.017   《URL》   投稿日:2013/04/01(Mon) 00:55:27   125clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

遅れてきた青年 真・最終話「帰ってきた青年」


ある朝起きると、目の前にアオバが立っていた。
「やあシロナ! ひさしぶり! チャンピオンにはなったかい?」
「え、え? アオバ!? どういう事なの!?」
「ギラティナに賄賂を渡して、こっちに戻ってきたんだ」
アオバはさりげなくすごい事を口走った。
黄泉がえりも金次第ということか。
と、とにかく、やっとあの時言えなかった事が言えるのだ。
「ア、アオバ! 私ずっとあなたの事が……」
私は言葉を紡いだ。だが……
「ごめんシロナ」
アオバは首を振った。
「え…? 一体どういうことなの!?」
「ごめん……実は俺、人間の女には興味がないんだ」

リンゴーン、リンゴーン。
チャペルの鐘が鳴っている。
「結婚おめでとうアオバー!」
「嫁さんと幸せになー!」
みんながアオバの事を祝福している。
アオバの隣には白いウエディングドレスを着たガブちゃん(ガブリアス♀)の姿があった。
「アオバってば彼女の事が好きだったのね。それじゃあしょうがないわね」
私は溜息をついた。
結婚式は最高潮を迎え、純白のドレスのガブリエルがブーケを投げる。
それがどういう訳か私の手の中に振ってきた。
「そうか……私も新しい恋をしなくちゃね」
そう言って私は気持ちを切り替えた。


そして私は今、手持ちのリオ(ルカリオ♂)と付き合っている。



遅れてきた青年 真・最終話 〜完〜


  [No.2920] と、いう夢をみたんだ。 投稿者:No.017   《URL》   投稿日:2013/04/02(Tue) 21:34:52   103clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
タグ:遅れてきた青年

 目が覚めた。
「な、なんかすごい夢だった……」
 ふと枕元を見ると、「シンオウ地方の昔話」という本が転がっている。
「こんな本読んだせいかしらねぇ」
 と、呟いた。
 起きて着替えて今日が4月である事に気がついた私はカレンダーを破ったのだった。