私はエネコ。カナズミシティにある古い商店街の路地裏で仲間たちと自由気ままに暮らす野生である。
私が住む商店街の路地裏は狭くてじめっとしているが、よく人が新鮮な食べ物をおいていってくれているので、食べるものには困らない。
さて、そんな自由気ままに暮らす我々だが、最近困ったことがある。それはどこからともなくやってきては我々の餌を横取りしたり人間たちに迷惑をかけまくっている1匹のポチエナだ。我々は彼を暴君と呼ぶことにした。平和を望む我々としてはヤツの、暴君の行動にはほとほと困っているのである。
そしてついこの前、我々の仲間がその暴君に傷を負わされたのだ。被害者のエネコは我々のなかでも特にかわいらしいアイドル的存在のエネコのため、彼女のファンはこぞって怒りに明け暮れた。ちなみに私もその中の1匹だったりする。彼女を傷つけた罪は重いぞ。
そんなこんなで暴君をこの路地裏から、果ては街から追い出そう計画を立てることにした。そう、サバトだ。しかしサバトを開いたはいいが、いっこうに妙案が浮かばないのである。そのかわりどうでもいいことで盛り上がっているのはなぜだ。貴様らまじめに話せ。今日でサバトを開いて3日目だぞ。どこで水揚げされたコイキングが一番美味しいかは関係ないだろう。というかサバトを開いてもその話ししか話題が挙がらないのはなぜだ。あと一番美味しいコイキングはカイナシティ東の潮に揉まれたのが一番美味しいに決まっていんだろうがJK(常識的に考えて)。異論は認めん。
我々は、暴君に勝てるのであろうか。
『エネコ軍団VS暴君・ポチエナ!!〜カナズミ路地裏大作戦!!〜
映画館にて大ヒット上映中!!
いま、前売り券を持っていくと2種類のストラップ(エネコ軍団ver./暴君・ポチエナver.)が貰える!!
また、映画を見てくれた人から抽選で30名さまにエネコ軍団のんびりマグカップが当たるチャンス!!
全員、映画館に急げ!!』
「という夢を見たからぜひポケウッドの力を借りて映画化しようと思うんだけどどうかなホミカ!!」
「寝言は寝て言えよ。」
続かないです。