「呪い」をかける? リーグ優勝者襲われ殺人未遂で現行犯逮捕
【カントー新報 5月6日(月)11時26分配信】
シロガネ警察は5日、無職の女性(21)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。容疑は同日午後5時ごろ、報道陣からの取材を終えた先日のポケモンリーグ優勝者の少年(15)が一人になったところへ、包丁(刃渡り約23センチ)を持って襲いかかったとしている。少年はとっさに自分のポケモンを出して応戦、騒ぎを聞き駆けつけた警察にその場で取り押さえられた。少年にけがはない。
シロガネ警察によると、容疑者は「好きな男性にひどい暴言を吐かれ、恨みを持った。出来るだけ苦しめるために呪い殺そうと考えた。無敗のリーグ優勝者ならいい贄になると思った」などと供述しているという。
この件を受けてポケモンリーグは、「数多くのトレーナーたちが参加している本大会を、このような形で利用されるのは非常に遺憾である。ポケモンバトルはポケモンたちの、ひいてはトレーナー同士の熱い魂をぶつけるものであって、誰かを傷つけるために利用されるものであってはならない」と声明を発表した。襲われた少年は「突然刃物を持った人が飛び出してきて驚いた。人に対してポケモンを出すことが禁止されているのはわかっていたが、身を守るのに必死だった。誰もけががなくてよかった」とし、「負けた恨みで襲われたのだと思っていた。予想外の動機で何と言えばいいかわからない。今後また襲われることのないよう身の回りには気を配っておきたい」と記者に語った。
カントー地方四天王のキクコ氏(年齢非公開)は「『蠱毒』に似た類の呪術ではないか」と語る。「『蠱毒』は多数の蟲を狭い壺に閉じ込めて殺し合わせ、最後に残ったもの(蠱)を使って行う呪術。リーグという空間で多くのトレーナーと戦い、勝ちあがってきた優勝者は、敗北した者たちの悲しみや恨みといった負の感情も凝縮されているだろう。見ようによっては蠱に近いのかもしれない」とした上で、「刑法に触れない呪術を用いて人を殺そうとしているのに、その準備で殺人を犯したのでは本末転倒ではないか」と呆れた様子だった。
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草刈りしてたら思いついた。
某民俗企画に出そうかなぁと思って書いたけど文字数が圧倒的に足りなかった(※808文字)のでここで供養。