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  [No.3694] ポケモン小説読書会企画【誰かやってもいいのよ】 投稿者:No.017   《URL》   投稿日:2015/04/08(Wed) 20:27:45   108clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

ふと、ポケモン小説読書会みたいな企画を思いついたんだけど、優先してやらなきゃいけないことがあるんでアイディアだけ書き殴っておきますね。端々変えて誰かやってもいいのよ。


【1】ポケモン小説を選ぶ

できれば読切のやつ。
連載なら完結しててどんなに長くても文庫本1冊程度の分量のやつ。
インターネット上に公開されており、誰でも見れるやつ。


【2】作品の選出

作者の立候補でどうだろう。マサポケ以外からも可。
むしろマサポケでやるならマサポケ以外のほうがおもしろいかも。
感想ほしい/批評OKな人に立候補してもらって、
その中から主催がこれについてみんなで語ったらおもしろいんじゃねっての選べばいいと思うよ。

ただ、マサポケの過去のコンテストの審査はかなり苛烈なので
「批評」や「口の悪さ」に耐えられる人の応募求む。
どんな感じかは http://masapoke.sakura.ne.jp/pkst/  参照されたし。

選出されなかった作品も企画ページにURL載せて宣伝になるようにして、
書きたい人は感想書いていいのよ的なノリにしたら応募メリットになるかなって。


【3】梗概

文学賞では800字程度のあらすじ「梗概」を付けるって応募規定が付いてるんですって。
なので立候補作品にはそれを書いてもらったらおもしろいんじゃないかな。
非選出であっても、梗概と一緒に企画ページに載せたら興味を持つ人もいるんじゃない?

「梗概」についてはこちらから。
http://www.sky.sannet.ne.jp/shitayomi/m05-02.htm
あらすじって事は場合によってはネタバレも含むわけで、
それがいやだって人もいそうだけど、あえてそれでやってみたい。
ネタバレてる作品でも面白いもんは面白いよ。
ロミオとジュリエットなんてみんなストーリー知ってるのに見に行くやん。そんな感じ。
ある意味ネタバレである「梗概」が登場する事で
逆に読んでみよう!となる場合もあるんじゃないかな。
なんだその超展開www読むわwwww みたいな。

【4】読む・感想書く・語る
作品が決まったら、期限までにみんなで読んでもらって、感想・批評投稿して貰う。
掲示板にでも投稿してもらって、後でとりまとめるといいんじゃないかな。
出そろったところでチャット会とかやりたいね。
他の人の感想から新しい感想が出る場合もあるだろうし、語り合いの中からの発見もあるだろう。
もちろん落ちた作品の感想も書いてもらって構わない。


以上、アイディアのみ。
面白いと思ったら誰かやっていいのよ。

補足
読んでくれる人を3〜5人くらい担保できるとさらによいと思う。


  [No.3695] 梗概を書いてみようぜ企画 投稿者:No.017   《URL》   投稿日:2015/04/08(Wed) 20:42:34   160clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

以下、梗概書いてみようぜ企画とします。
あなたの小説の梗概を書いてみませんか。

ついでにURLをつけて宣伝してもらって構いません。
マサポケ外の小説? どんどん貼れ。そのほうがおもしろいし。
同人誌の宣伝を兼ねる? どんどんやれ。

文字数はここでカウントできるよ
http://fesix.ifdef.jp/util/strcnt.html



 梗概の書き方(http://www.sky.sannet.ne.jp/shitayomi/m05-02.htmより)

 文芸系の多くの賞には「800字程度の梗概(あらすじ)を付けること」といった感じの応募規定が付いています。
 梗概がきちんと書けているかどうかは審査の重要なポイントの一つで、梗概だけで独立した点数を付けている賞も少なくありません。
 梗概は小説本編を濃縮したものなので、梗概が面白い作品は小説本編も面白く、梗概がつまらない作品は小説本編もまたつまらない、ということがほとんどです。
 梗概を書く能力というのは、自分の作品を客観的に把握する能力でもあるので、面白い小説が書けたのに面白い梗概が書けない、というのは確実にマイナス点になります。
 小説本編の面白さの骨格を過不足なく規定の文字数内にまとめた、面白い梗概を書く努力をしてください。

 この時に一つ注意してほしいことは、梗概は宣伝文ではないということです。あくまでも長い本編を非常に短くまとめた総集編のようなものなので、きちんと完結していなければなりません。
 つまり「誰々の運命やいかに?」とか「そしてついに決着の時を迎えた…」とか、そういうふうに途中で終わっていてはいけない、ということなんです。結末まで、きちんと書く必要があります。ここらへんを勘違いしている応募者がかなりいるので、気をつけてください。
 原稿用紙の枚数が違うだけで、基本的に小説本編と梗概とは等価なものです。

 小説を読む前に結末をバラしてしまうことを不安に思う応募者もいるかもしれませんが、本当に面白い小説というのは、結末がわかっていても何度でも繰り返し面白く読むことができるものなのです。一度読んで結末がわかってしまったら二度と読む気になれない、というような小説ならば、一次選考すら通らないことでしょう。
 結末がバレてしまうことを、全く気にする必要はありません。
「梗概は結末まできちんと書く」これが基本です。

 私が下読みをする時には、まず全部の原稿をざっと見て、梗概の面白そうな順に読んでいくようにしています。梗概が面白い期待値の高い原稿は気合を入れて読み、梗概がつまらない期待値の低い原稿は後回しにするということです。限られた時間で何十本もの原稿を読まなければならないわけですから、最後のほうになればなるほど、下読みさんも疲れてきています。パッと見て「これを一番に読んでみたい!」と思わせるような、是非そんな梗概を書いてほしいと思います。


  [No.3696] サンプル的な 投稿者:   《URL》   投稿日:2015/04/08(Wed) 21:10:41   73clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

◆対象:
「かごの外へ」(http://masapoke.sakura.ne.jp/lesson2/wforum.cgi?no=3270&reno= ..... de=msgview

◆梗概(861字)
かよ子はお母さんと二人でわかば市の団地に住んでいる、小学三年生の気弱な女の子。家では行きたくもない塾へ行かされ、学校ではやりたくもない生き物係をすることになって、毎日がとってもゆううつ。おまけに生き物係で面倒を見るのは、やんちゃで暴れん坊のアチャモでした。だめ押しにお母さんは大のポケモン嫌いで、アチャモの面倒を見ると聞いてカンカンに怒っています。かよ子のため息は止まりません。

けれどそんなかよ子にも、一つ楽しみが。同じ塾に通う一博くんとおしゃべりすることです。一博くんは穏やかで優しい男の子で、いっしょにいるとかよ子はいつでもニコニコしてしまいます。

毎日くたくたになりながら、どうにかアチャモの面倒を見てあげるかよ子ですが、ある日アチャモが外ばかり見ていることに気が付きます。そう言えば、あのアチャモはどこから来たんだろう。先生に訊ねてみると、迷子になっていたところを捕まえられて、二年前からずっと鳥小屋で暮らしているということでした。

ところが、ここで大変な事件が起こります。かよ子の大好きな一博くんが、遠く離れた延寿市に引っ越してしまうことになったのです。塾にも通わなくなる、もう会えなくなる――かよ子は目の前が真っ暗になる思いでした。

そんなかよ子の身に、さらなる事件が。かよ子のお兄ちゃんに「大変なこと」が起きてしまって、お母さんがかよ子に留守番を言いつけて出かけてしまいました。ひとりぼっちの家で、かよ子はたくさんの不安に押しつぶされそうになってしまいます。

けれどその夜、かよ子は不思議な夢を見ます。狭い場所に閉じ込められていた自分を、あのアチャモが助け出してくれたのです。

かよ子は気が付きました。アチャモと同じように、自分も家を飛び出して外の世界へ出てみたいんだと。

放課後に鳥小屋までやってきたかよ子が、アチャモに「いっしょにお外に出よう?」と呼び掛けました。アチャモはもう大喜びで、かよ子の胸に飛び込んでいきました。

かよ子とアチャモは仲良く歩調を合わせて、一博くんが住んでいるお隣の吉野市へ遊びに行くのでした。


  [No.3697] 「クロ」の梗概を書いてみた。 投稿者:No.017   《URL》   投稿日:2015/04/08(Wed) 21:31:24   125clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

クロ梗概
作品URL: http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/novel24.html


カズキは151ちゃんねるに日々書き綴られる「どろぼうブラッキー」の都市伝説に夢中だった。
ポケモン交換システムGTS、そこから交換で件のブラッキーを手に入れればどんなものでも「どろぼう」してきてくれるという。

一人暮しの大学生であるカズキは休日は動画サイトに投稿する曲を作成するなど気ままに過ごしているのだが、苦痛なのは月一回の家族との食事会であった。
事故で半身不随になった弟、そしてそんな弟にべったりの母を見る事が嫌だったからだ。
ある月の食事会でカズキはポケモンの引取を依頼される。
弟が持つ介助ポケモン、その訓練の過程で脱落した個体を引き取ってほしいという内容だった。
弟のせいで母から放置され育ったカズキは、そのポケモンをGTSに流してしまう。
交換でやってきたのは都市伝説のどろぼうブラッキーだった。

クロと名付けられたブラッキーは「欲しいものはなんだ」とカズキに問う。
曲の再生数、才能、あらゆるものを盗めるようになったカズキだったが、なかなか欲しいものを言おうとはしない。
だが共に過ごすうち、欲しいものは「母の関心」だと指摘される。

そんな時、弟からコンサートの誘いが入り、最後の情けのような気持ちをもって出かけていく。
ところがコンサートで上演されたのはカズキが曲を作り始めた原点となる歌「はがねのつばさ」であった。
カズキは涙し、欲しいものが分かったとクロに告げる。

それからは夢中になって曲を作った。
「どろぼう月光ポケモン」という曲だった。

 「ただ一緒にいて欲しい」

そう歌詞をつけた。
だが、動画が投稿される直前に、クロはどこかへと去ってしまう。

カズキは再会を願い、空中稲荷に絵馬を奉納した。
ご利益など信じていなかったが。
だが、ひさびさに開いた151ちゃんねるで都市伝説の内容が少し変わっている事に気が付くのであった。
今まで名無しだったどろぼうブラッキーに名前がついていた。

その名前はクロ。
クロという名前だった。

(803文字)


  [No.3699] 「青の器」も書いてみたよ 投稿者:No.017   《URL》   投稿日:2015/04/08(Wed) 23:09:45   135clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

青の器 梗概
作品URL:http://masapoke.sakura.ne.jp/stocon/novel36.html

山奥に伊万里の名人がいる。
そんな噂を聞いた四朗はドードリオを駆っていた。
四朗は伊万里と呼ばれる青い絵の磁器に魅了され、修行をしていた。だが、努力しても認められない事に絶望し、窯元を飛び出して来たのであった。
捜索の末、神社に奉納された伊万里を見つけた四朗は、絵皿に描かれた青いポケモン達が導く夢を見る。夢の通りに道を進み、木を組んだ鳥居を潜ると、一軒の家に辿り着いた。
そこは絵付けをするゴーリキー、材料を砕くネンドール、竈番のコータス達が伊万里を作っている窯元だった。特にゴーリキーの描く絵に四朗は驚嘆する。
ここが名人の窯元に違いないと確信した四朗は主人帰りを待つが、あくる日、ポケモン達と共に山に登った時にその墓を発見する。
その夜、ネンドールは過去を映し出し、かつてのここの主人がその厳しさから弟子を失い、代わりにゴーリキーが技を倣った事を教えた。それ知った四朗は思い直し、元いた窯元に戻る事を決意する。
だが帰郷もつかの間、師匠の死を知らされるのであった。
すべてが遅かった。その後悔はやがて、師匠の描いた青いギャラドスの幻影となって襲いかかる。山の窯元に逃げ戻った四朗は何でもするから置いて欲しいとゴーリキーに懇願するが無視される。
転機が訪れたのは、窯元にやってきた商人が伊万里を買い叩くのを目撃してからであった。怒った四朗はその価値を説き、何倍もの値段で買い取らせる事に成功する。ようやくゴーリキーに認められた四朗は伊万里の修行に没頭する。
そしてある嵐の日、川の深みのコイキングがギャラドスになる様を目撃し、その感動を青の絵にした。完成した絵は師匠のギャラドスを上回る力強さを誇り、彼はやっと幻影から解放される。その冬、久々の帰郷を果たすのであった。
正月を過ごした四朗は再び山に戻っていくが、雪のせいで入口の鳥居が崩れていた。鳥居を超え戻ったものの、そこに窯元はなく、ずっと昔に崩れた竈の跡が残っているばかりであった。
故郷に戻った四朗は自らの窯元を興し、かつて共に働いたポケモン達を描いた。
その伊万里は今でもミシロの美術館で見る事が出来る。

(871文字)

1100字ありましたが何とか圧縮。


  [No.3703] とりあえず書いてみた 投稿者:久方小風夜   《URL》   投稿日:2015/04/10(Fri) 15:52:58   83clap [■この記事に拍手する] [Tweet]

とりあえず概要まとめ練習ってことでこの前書いた「僕は緋に燃える(http://masapoke.sakura.ne.jp/lesson2/wforum.cgi?no=3671&reno= ..... de=msgview)」で書いてみた。
難しいなあ_(:3」∠)_


【梗概】(840字)

 「僕」はタマムシシティに長期滞在中のトレーナー。バトルの賞金だけでは生活していけずコンビニの深夜バイトで何とかやっている25歳である。
彼の故郷では職業トレーナーへの風当たりが強く、親はトレーナーをやめて地元に戻れと言い続けている。彼はそれを快く思っていないが、勝率7割のムラッけ持ち、年齢もそろそろいい歳で、今後について思い悩んでもいた。

そんな時、彼は緋色のユニフォームを纏った集団を見つける。それは彼の生まれ故郷の「野球」のユニフォームであった。
 引き寄せられるように球場に着いた彼は、かつて最も応援していた投手を見つける。その投手は彼と同じくムラッけ持ちで、最近けがから復帰していた。

 彼の生活に野球観戦が組み込まれるようになった。例の投手は好投を続けていたが、ムラッけ持ちの投手に対してファンは冷たく、時に強烈な罵声が浴びせられ、ファンである彼は複雑な気分だった。
 ある時、投手の経歴を調べていて、その投手はトレーナーだった両親に捨てられた事を知る。彼はあの投手はポケモンとトレーナーが嫌いなのだと思い、自分がファンでいる資格はないのではないかと絶望するのだった。

 バトルの戦績も芳しくなく、何もかも辞めてしまおうかと考えていたバイト中、以前も来たことがあるトレーナーの女の子がやってきた。彼女は多くの大会で優勝し、人気が出てきていた。
彼女は彼のストラップを示し、その球団が好きなのかと聞いてきた。彼女は彼と同じ球団のファンだったのだ。
 彼は彼女からひとつの動画を教えられた。かつて球界にとある問題が起こった時、あの投手の言葉が人を動かしたのだ、と。
動画の中であの投手は、彼の誤解を解いた後、「人に影響を一番与えるのは人だ」と言った。

 その夜の試合、4回裏。スクランブルで登板したその投手は、見事に後続を抑え、無死満塁のピンチを無失点で切り抜ける。
 その姿に魂を燃やされた彼は、新しいファン仲間であり、ライバルでもある彼女にメールを送った。


「また、どこかの大会か、球場で」


  [No.3700] お試し 投稿者:鳥野原フミん   投稿日:2015/04/08(Wed) 23:15:34   73clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
タグ:企画


▲進化【http://masapoke.sakura.ne.jp/lesson2/wforum.cgi?no=3059&reno= ..... de=msgview

【3】梗概(793文字)

青年は、スポーツも勉強も得意な文武両道を突きとおす裕福な男である。容姿もそれなりに良く、異性から想いを告げられたこともしばしばある好青年でもあった。

そんな彼が小学校の頃に捕まえたランクルスは非常に頭の良いポケモンだった。青年はそのランクルスからあらゆる勉強を教わり、同級生達よりも高度な知識を付けて優秀な大学へと進学し、仕事に励みながら趣味であるモノ作り(発明)に没頭する毎日を送る。青年の父親は青年の発明に目をつけ、それらを利用する。父親の経営者としての目は正しく、父親の企業は多くの利益を得ることになる。青年は更に趣味であるモノ作りに集中する為に会社を辞め、父親の会社に所属することで、大好きな発明に没頭する日々を送る。

ある日、ランクルスに、あるモノを作って欲しいと頼まれる。しかし、渡された設計図を読んでも、それが何なのかは青年には理解できない。不思議に思いながらも、今までで一番の努力を積み重ねて完成させた機械、それは、「生物の頭脳を発達させる機械」だった。

青年はランクルスを信用しその機械を使用する。ランクルスの言っていることは真実であり、彼はこれまで以上に頭が良くなり、人間以上の脳みそを所持することになる。

最高の頭脳を手に入れた青年は、ランクルスが示すデータを見て、世界が少しずつ滅びつつあることを知る。ランクルスは、この危機を救う為には、多くのデータを元に、偏見なく全ての生き物から優秀な遺伝子を選び抜き、厳しく厳選し、世界が滅びるその時にどこか安全なところへ避難しなければならない。
青年は、ランクルスと共に、この無謀な計画を実行することを決意する。その為には家族も捨てることも躊躇わない。ランクルスは、自らの家族が壮大な計画に協力してくれることを喜んだ。
しかし、その無謀な計画にある「優秀な遺伝子」に青年が含まれていないことに気が付くのは、全ての事が終わった後である。


―――――――――――――

便乗しました。しっかしこれ難しいですね。


  [No.3702] 宣伝をかねて「影花」 投稿者:No.017   《URL》   投稿日:2015/04/09(Thu) 01:56:35   155clap [■この記事に拍手する] [Tweet]
タグ:カゲボウズシリーズ】 【ツッキー】 【梗概】 【宣伝
宣伝をかねて「影花」 (画像サイズ: 302×431 92kB)

赤い花と黒い影 梗概

作品URL:無し(同人誌収録)



負の感情を糧とするポケモン、カゲボウズ。
それを研究するミシマは、ある日たくさんのカゲボウズを引き連れた青年を見つけ、観察を開始する。
けれどすぐに見つかってしまい、研究目当てで交際を申し込む事になる。
ツキミヤ、と青年は名乗った。同じ大学で考古学を学んでいた。彼の影に巣食うカゲボウズ達を観察して過ごすうち、ミシマは彼と親密になっていく。促されるように自身の孤独を打ち明けるのだった。
自分には存在感がない、誰も気が付かない。故にポケモンも持てなかった、と。
けれど会話をきっかけに、もう一度向き合ってみようと決心するのだった。
センターの見合いに足を運ぶミシマ。だが十歳の時と同じくポケモン達は彼女の前を通り過ぎていく。
次の日、暗い気持ちでツキミヤを待つミシマを慰めたのは、青年の影からはぐれ出た一匹のカゲボウズであった。
そんな時、教授らしき男がタテバヤシを知らないかと訪ねてくる。
知らないと答えるミシマ。だがツキミヤとの一致に気が付いてしまう。
そして聞かされる。かつてツキミヤという男が発掘成果の捏造から失脚したのだと。
不意に戸を開ける音がした。二人はツキミヤ――本名タテバヤシの姿を認める。
教授は言う。父親の失脚でここに君の居場所はない。私の処に来ないか、と。だがツキミヤは拒絶し、教授は去っていく。
君も帰れ。ツキミヤが言う。だがミシマは動かなかった。
瞬間、戸が閉ざされ、青年の影が、カゲボウズ達がミシマを捉えた。
影に侵されるミシマ。ツキミヤが囁く。君は僕と同じ憎しみを持っている、と。
「僕はこの世界が嫌いだ。君も自分に気づかないこの世界を恨んでいるだろう?」と。
ミシマは自身がカゲボウズの贄であったのだと自覚する。
だが、互いの記憶が交錯するまどろみの中、別の答えを見出すのだった。
私は恨んでいない。
「だってあなたが見つけてくれたもの」
ミシマは答え、解放される。
次に目覚めた時、一匹のカゲボウズが心配そうに見下ろしていた。
ミシマはカゲボウズを手持ちに入れる。
そしてツキミヤにトレーナーになると告げると、旅立っていくのだった。

(860文字)
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手ごわかった…
思いのほか、まとめるのに苦労しました。
イマイチ出来に納得いってません…が、
梗概の条件を満たしつつ、ある重要なネタバレを隠せた点ではよくやった!
読んだ人はわかるね?

興味を持った方、通販はこちらからどうぞw(開き直り)
http://www.chalema.com/book/pijyon/



「私と付き合ってくれませんか」
なぜそんな台詞を吐く事になったのか。
すべてはカゲボウズ男のせいなのです。