あるところに、ダムを造るのが生き甲斐のビッパとビーダルの父子がいました。お母さんビーダルは、子どものビッパがまだ小さい頃に死んでしまったのです。そのとき、父子はお母さんにも自慢できるような、立派なダムを造ると誓いました。
ですので、父子は毎日毎日、せっせと小規模なダムを造り、改善点を見つけ、ダムの研究を重ねました。
そんなある日のことです。もう随分と成長した子どものビッパが言いました。
「父さん、ぼくらはこれまで毎日ダムの研究を重ねてきました。そろそろ、その成果を試してもいいのではないでしょうか?」
その言葉に、お父さんビーダルは大きく頷きました。
「息子よ、たしかにそうだ。これまでのような試作品ではない、本物のダムを造ろうではないか!」
そんなわけで、二匹は来る日も来る日も、せっせとダムを造り続けました。時折、それを邪魔をする輩もいるのですが、なあに、ビッパは強いのですよ! なんたって、ビッパ一匹だけで四天王とチャンピオンにも勝てるくらいですからね!(※)
ですので、数多の敵を蹴散らし、そうしてとうとう、世界一のダムを造り上げました。
「父さん、天国の母さんも喜んでくれますよね?」
「もちろんだとも、息子よ」
二匹は完成したダムを満足そうに見つめていました。
それはそれとして世界はダムの底に沈みました。
※http://togetter.com/li/1011969
――
ツイッターで、それダムのネタくれ〜とクレクレしたところ、
Nikkaさんから
『ビーダルと、ビッパが勝手にダムを作る話どうでしょう?
書こうか、悩んだんですが、森しか沈まない気がして想像力不足で諦めたアイディアです。
進呈いたします』
(https://twitter.com/Nikka542/status/759590860233121792)
というアイディアをいただいたので書きました!
うん、これはひどい。
ごめんなさい…。
考えるな、感じるんだ。
それはそれとして世界をダムの底に沈めよう!