ポケットモンスター小説版
137話 海のトレーナーウミオ

5回戦セキエイスタジアムでサユリと戦い、見事に勝利したサトシ。おまけにサトシのカブトもカブトプスに進化し、いよいよ始まるのは、第6回戦! サトシ達一行は今、
レストランドードーズにいる。 そこにはサトシ、シゲル、ブルー、カスミ、タケシ、
ヒロシ、アキラ、カツコ、サイゾウ、ヒバリ、スバル、ツグミ、カイト、エニシ、
コゴロウとゼトラがいた。 ところが…

全員「えーーーーー!? 
5回戦で途中に負けたーーーーーー!?」
どうやらサトシ達はヒバリ、スバル、ツグミ、カイトとエニシに叫んでいた。 そう、
この
5人は、どうやら5回戦で負けたらしい。
ヒバリ「うん…やっぱり相手のレベルがね…高すぎるのよ…」
スバル「僕達のレベルは全く無理だったんだよ…」
カイト「ちゃんと作戦考えたんだけどなー。 全然だめだったんだよ。」
エニシ「まだまだ修行が足りなかったみたいだったよ。 ハッハッハ…」
サトシ「そうか、お前達負けたのか…」
ツグミ「せっかく一生懸命特訓したのに…」
ツグミは何だか泣きそうになってきた。
サトシ「…まあ、元気出せよ! そんなに落ち込む事ないだろ? 確かに負けたのは
    悔しいけど、お前達の仇を取る奴がいるだろ? 俺もお前達の分まで戦ってやる
    よ!」
シゲル「そうだよ! お前達には俺達がいるだろ? お前達の分まで戦うのは、友達の
    常識だろ?」
ブルー「みんなの分まで、必ずリーグ勝って見せるから、心配しないで!」
ヒロシ「そうそう! 僕達みんなの分までがんばるから、元気出してよ!」
ヒバリ「みんな…ありがとう!」
ツグミ「ありがとう、サトシ君、シゲル君、ブルーちゃん!」
ヒバリとツグミはサトシ達の言葉で感激し、嬉し涙を流した。
スバル「みんな、ありがとう! おかげで元気が戻ったよ!」
カイト「じゃあ、俺達の分まで戦ってくれよ!」
エニシ「その時まで応援してるからね!」
サトシ「うん!」
カスミ「サトシすっかり調子乗っちゃって。」
タケシ「でもハルナさんとエイジさんどうしたんだろう?」
アキラ「無事に勝ったんだろ? あの
2人エリートトレーナーだし、勝つに決まってる
    さ!」
カツコ「あ、帰ってきたわ!」
エイジとハルナは、レストランドードーズの中に入って来た。 だが表情は余り元気も
なく、暗い感じでトボトボと歩いていた。
全員「………?」
エリート兄妹「はぁー…」
サイゾウ「ど、どうしたんでござるか?」
エイジ「試合…負けた…」
全員「えーーーーーー!?」
コゴロウ「何だ!? お前達も負けたのか!?」
エイジ「ああ…出来るだけがんばってみたけど…やっぱレベルは相手が上だと分かって
    しまった…くっそー、エリートトレーナーとして恥をかかせてしまった…」
ゼトラ「お、おいおい、そこまで落ち込むわけねえだろ?」
エイジ「だってさー、ちゃんと修行したんだぜー? チャンピオンロードで何ヶ月も修行
    し続き、数々のトレーナー達との戦いで連勝したんだぞ? それなのに負けて
    しまうなんて…」
ハルナ「ううう…ひっく、私も負けてしまったわ…うく、コンビネーション通りで
    戦ったのに…最後まで負けてしまうなんて…ひく、もう、これ以上タケシさん、
    私が負けた事で嫌われるわ…そんなの…ひっく、そんなの嫌だ…う、ううう…」
ハルナは突然と泣き出した。 その時タケシはハルナの手を握り締めた。
タケシ「何言ってるんですか!? 俺は貴方が負けた事で嫌われません! 貴方は本当に
    がんばったと分かっていました! 俺は貴方の事を心から応援してましたよ! 
    貴方は本当にがんばりました! だからもう泣かないでください! 俺が
    付いてますから!」
ハルナ「タケシさん…ありがとう!!! 私本当に嬉しいわ!!!」
タケシ「よかったです、ハルナさん!!!」
タケシとハルナは互い抱き締めた。
シゲル「ハッハッハ…完全にラブラブになってるな…」
エイジ「ったく、ハルナの奴…」
ブルー「いいじゃないの、お互い愛し合っただけで! (あたしも出来れば…)」
その時ブルーは顔を赤くし、チラッとサトシの方へ見詰めた。
サトシ「…ん? 何だ、ブルー?」
ブルー「あ、う、ううん! な、何でもないの! 気にしないで!」
サトシ「…?」
ピーンポーンパーンポーン! スピーカーから鐘が鳴った。
スピーカー『マサラタウンのサトシ様、マサラタウンのサトシ様、第
6回戦の第3試合の
      始まりです。 セキエイスタジアムまでお越しください。』
サトシ「あ、もう俺の出番か。 早いなー。 んじゃ、そろそろ行くとするかな?」
アキラ「じゃあ、俺も行くとするか! どうせ後もうすぐで出番が来るんだし!」
カツコ「あたしも行くわ! もうすぐ出番だからね!」
サイゾウ「拙者も行くでござる。 拙者の出番も、跡もう少しでござろう。」
サトシ「じゃ、途中だから一緒に行こうぜ!」
3人「うん!」
サトシ「じゃあ、俺達もう行くよ! ヒバリ、スバル、ツグミ、カイト、エニシ、そして
    エイジさんとハルナさん、みんなの分まで戦ってやるから、心配しないでくれよ
    な! 必ずみんなの分まで勝ってやるよ!」
ハルナ「ありがとう、サトシ君! みんなもがんばってね!」
エイジ「ありがとう、サトシ! 必ず俺達の分まで勝ってくれよ!」
ヒバリ「がんばってね、サトシ! 絶対に負けちゃだめよ!」
カイト「必ず俺達の分まで勝てよ!」
サトシ「ああ!」
カスミ「じゃあ、あたし達は別荘に戻って、みんなをスタジアムまで連れて行くから、
    がんばってね!」
シゲル「俺達も応援するからな!」
ブルー「サトシも絶対にがんばってね!」
サトシ「ありがとう、みんな! じゃ、行って来るぜ! 行こうぜ、ピカチュウ、
    シャワーズ!」
ピカチュウ「ピッカ!」
シャワーズ「うん!」
そしてサトシ、アキラ、カツコとサイゾウは、セキエイスタジアムの方へ行った。

―セキエイスタジアム―

ワーーーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
アナウンサー『さあ、第
6回戦Dブロックの第3試合の始まりです! ファイナルバトル
       までまだまだ先が遠いです! 赤サイドはマサラタウン出身の
       サトシ選手! 対する緑サイドのスイジンシティ出身のウミオ選手! 
       果たして、今回もどのトレーナーが第
6回戦を勝ち抜ける事が出来るの
       か!?』
会長『うーむ、ワシはいつもの通りサトシ君を応援するね! この試合も絶対に勝てると
   思うがね!』
じいちゃん『うひょひょ! ワシも同じぢゃが、ウミオと言うやらも強者ぢゃからのう! 
      あいつも応援しとるわい!』
ウミオ「お前がサトシだな? 俺はウミオ! 俺は水系専門として生きている、人呼んで
    海のトレーナーだ!」
サトシ「海のトレーナー?」
ウミオ「俺のポケモンは全部海から来たポケモンさ! 世間では電気系に弱いと言われる
    が、俺の水系は天下無敵だ! お前なら簡単に俺に勝てるかな?」
サトシ「そんなの戦って見なきゃ分からないだろ? 俺は絶対に勝って見せるぜ!」
ウミオ「それはどうかな?」
カスミ「サトシ、がんばってーーー!!!」
シゲル「負けるなよ、サトシーーー!!!」
ブルー「がんばって、サトシーーー!!!」
タケシ「みんなのためでもがんばれよーーー!!!」
ヒロシ「がんばれ、サトシーーー!!!」
コゴロウ「がんばれよ、サトシーーー!!!」
マサキ「必ず相手をしばくんやーーー!!!」
ブルーザー「おいおい、そんな無茶な…」
トオル「いい写真撮ってやるから、がんばれよサトシーーー!!!」
ハナコ「サトシ、がんばってーーー!!! ママも応援してるからねーーー!!!」
アオイ「がんばってね、サトシーーー!!!」
ボイジャー「サトシ君、がんばってくださーーーい!!!」
ウンディーネ「ダーリン、がんばれやーーー!!!」
ドリヤード「がんばってください、サトシさーーーん!!!」
ジン「ご主人様、がんばるダスーーー!!!」
サラマンダー「兄貴がんばれーーー!!! 力ずくでがんばれーーー!!! フレー、
       フレー、サ・ト・シ!!! がんばれ兄貴ーーー!!!」
シェイド「全く、うるさい連中だな…」
ウィスプ「まあ、仕方ないッスよ! サトシさんのためッスからね!」
カスミ「でもスイジンシティかー、行ってみたいなー!」
クリスティ「え? カスミその街知ってるの?」
カスミ「もちろんよ! 水系専門の街だから、それなりに有名なのよ! あたしも
1
    行ってみたいのよね、あの街…」
カルロス「んな事言っても無理に決まってるな。」
カスミ「ちょ、ちょっと…その言い方ないでしょ?」
アナウンサー『なお、特別ゲストとして登場したタクヤさんは、劇場ドラマの出演により、
       欠席しました。 改めて新しいゲストを紹介します! 今回の新たなる
       特別ゲストは、マッチャシティ出身ポケモン研究家、アキハバラ博士
       です!』
アキハバラ『よろしく!』

アキハバラ:ポリゴン製作者で、「第44話 ゲームコーナーの秘密!」と「第45話 
サカキとの再挑戦」で登場した科学者です。 詳しい話は、この
2つにチェック!

ブレイク「あー、あいつ確かタマムシシティで会った博士だな!」
アシュラ「久しぶりでござるな、あの博士も!」
アナウンサー『アキハバラ博士はどの選手を応援する事になるのですか?』
アキハバラ『それはサトシ君ですね! 彼は私の命の恩人とも言える少年ですからね!』
アナウンサー『ははー、その理由は何でしょうか?』
アキハバラ『実は昔、サトシに助けられた事があるんです。 ある事件で助けてもらって
      ね。 だから、彼を私の命の恩人として認めてるんですよ。』
アナウンサー『なるほど、それはすごいですね! さあ、早速試合を始めようと思います! 
       それでは、試合開始!』
サトシ「オムナイト、君に決めた!」
ウミオ「ニドクイン、行け!」
オムナイト「オムーーー!!!」
ニドクイン「クイーーーン!!!」
アナウンサー『ウミオ選手、ニドクインを繰り出しましたが、何とサトシ選手、伝説の
       古代ポケモンオムナイトを繰り出しました! 何と言う事でしょう! 
       前回のカブトの次にオムナイトを使用するとは、さすがサトシ選手! 
       伝説のポケモンを持つトレーナーです!』
じいちゃん『うひょー、これもまたすごい物出したのう!』
アキハバラ『さすがサトシ君だ! オムナイトを持っていたなんて、すごいですね!』
カスミ「サトシ、急にオムナイトを繰り出したわ!?」
アイ「サトシ君、オムナイトで何をするのかしら?」
シゲル「それは分からない…あいつ、オムナイト
1回も使った事ないからな!」
ゼトラ「まあ、勝負をじっくり見ておけば、結果は分かるだろ。」
サトシ「に、ニドクイン!? 何で毒と地面タイプのニドクインを持ってるんだ!? 
    水系とは関係ないぞ!?」
ウミオ「確かに相性によると、水系には関係ない! でも、水系の技ぐらいなら、
    ちゃんと持ってるぜ!」
サトシ「何!?」
ウミオ「それにお前のオムナイト、確かに珍しいポケモンだが、あんな状態で俺の
    ニドクインに勝てるのか?」
サトシ「それは見なければ分からないだろ? 俺はこいつが絶対に勝つ事を
    信じてるんだ! 絶対に負けはしないよ!」
ウミオ「それはどうかな? まあ、それよりも、早速勝負始めようぜ! ニドクイン、
    「バブル光線」だ!」
ニドクイン「クイーーーーーン!!!」
ブクブクブクブク!!! ニドクインの「バブル光線」!
サトシ「む、やっぱり水系の攻撃を! こうなったら、オムナイト、「水鉄砲」で攻撃を
    打ち消せ!」
オムナイト「オムオムーーーーーーー!!!」
ブーーーーーー!!! オムナイトの「水鉄砲」!
パチパチパチパチ!!! 攻撃はニドクインの攻撃を互角に命中した!
アナウンサー『おっとー! ニドクインの「バブル光線」とオムナイトの「水鉄砲」、
       互角に当たった! ウミオ選手のニドクインは先制攻撃で「バブル光線」
       を撃っていますが、サトシ選手のオムナイトは隙を狙いながら攻撃を打ち
       消しています!』
ウミオ「なかなかやるな! だが、次はどうなる!? ニドクイン、「吹雪」だ!」
ニドクイン「クイーーーーーーーン!!!」
ブォーーーーーーー!!! ニドクインの「吹雪」!
アナウンサー『ニドクイン、「吹雪」を出しました! 恐らくこのままオムナイトを
       凍らせようとしているかも知れません!』
オムナイト「オムーーーー!!!」
サトシ「オムナイト、寒さを堪えろ! 「殻に篭る」だ!」
オムナイト「オム!」
コロン! オムナイトの「殻に篭る」攻撃! オムナイトが篭っている間、殻は雪に
積もってしまった!
アナウンサー『サトシ選手のオムナイト、「殻に篭る」をやりましたが、雪に
       積もりました! もはや動ける状態ではないようです! このまま
       オムナイトの負けか!?』
ウミオ「ニドクイン、「メガトンキック」だ!」
ニドクイン「クイーーーーーーーーン!!!」
ドカ!!! ニドクインの「メガトンキック」! ニドクインは殻に篭ったままの
オムナイトを蹴り飛ばし、オムナイトは転がり倒れた。 おまけに積もった雪は取れた
衝撃で取れたようだ。
アナウンサー『オムナイト、殻に篭ったまま動けません! 果たして、オムナイトの運命
       や以下に!?』
デルヴァ「おいおい、オムナイトの奴、全然動いてねえぞ!?」
カスミ「そんな!? サトシ、何やってるの!? 早くポケモン交替しなさい!!!」
ブルー「サトシ、このままじゃ無茶よ! 早く交替して!!!」
ウミオ「残念だったな、オムナイトだけじゃ俺には勝てないな。 こんな弱そうな
    ポケモンをこう言うバトルに出せるなんて、かわいそうだと思わないのか?」
サトシ「いや、これで十分! これでなら、絶対に負けないぜ!」
ウミオ「何を言ってるか知らないが、一撃で終わらせるぜ! ニドクイン、とどめの
    「波乗り」だ!!!」
ニドクイン「クイーーーーーーーーーーン!!!」
ザザーーーーーーー!!! ニドクインの「波乗り」! ニドクインは大きな波を作り
上げ、その波の上に乗った!
アナウンサー『な、何と!!! ウミオ選手のニドクイン、「波乗り」を出しました! 
       もはやオムナイト、一撃
KOになるのか!?』
タケシ「ニドクインが「波乗り」を!? しかもこれじゃあ避けない!!!」
サムライ「オムナイト、もう終わりでござるか!?」
サトシ「引っ掛かったな! 出て来い、オムナイト!」
オムナイト「オム!」
シュポン! オムナイトは殻から出てきた!
ウミオ「え!?」
サトシ「オムナイト、波に「冷凍ビーム」!!!」
オムナイト「オムムーーーーーー!!!」
バシューーーーーーー!!! オムナイトの「冷凍ビーム」!
カチーーーーーン!!! 波が凍ってしまった!
ニドクイン「ニド!?」
ウミオ「何!?」
アナウンサー『おーーー!? 何と、今まで殻から出て来なかったオムナイトが、元に
       戻り、ニドクインの「波乗り」を凍らせました!!! おかげで
       ニドクインの足は凍ってしまい、
1歩も動きません!!! しかも
       オムナイト、見てみると全く元気です! どうやら「殻に篭る」をした
       おかげで、少数のダメージしか受けていないようです!』
カスミ「ニドクインの足が凍ったわ!」
サクラ「これなら攻撃できるチャンスね!」
サトシ「ニドクインに見せてやるぜ! 水の本当の恐ろしさをな!! オムナイト、
    「水鉄砲」だ!!!」
オムナイト「オッムーーーーーーー!!!」
ブーーーーーーーー!!! バシャ!!! オムナイトの「水鉄砲」! 効果は抜群だ!
ニドクイン「クイン!?」
サトシ「よーし、とどめだ! オムナイト、「殻に篭る」で「捨て身タックル」だ!!!」
オムナイト「オム!」
コロン! オムナイトの「殻に篭る」攻撃!
オムナイト「オッムーーーーーーーーーーーー!!!」
バッキャーーーーン!!! オムナイトの「捨て身タックル」! 攻撃は凍った波に
命中し、氷が壊れ始めた!
ニドクイン「ニ、ニドーーーー!?」
ドサ!!! ニドクインはそのまま落ちて行った。
ニドクイン「クイ〜〜〜ン…」
ウミオ「に、ニドクイン!?」
審判「ニドクイン、戦闘不能!」
ワーーーーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
アナウンサー『これはすごい!!! サトシ選手のオムナイト、「殻に篭る」と
       「捨て身タックル」のコンビネーションでニドクインを倒しました! 
       さすがにすごいオムナイトとサトシ選手! すごい戦術です!!!』
会長『いい戦術じゃな! あー言う事も出来るとはすごい物じゃ!』
カスミ「やったー! 無事に倒したわ!!!」
アヤメ「さすがサトシね! オムナイトで勝てるなんて、さすがにすごいわ!」
サトシ「やったー! ニドクイン倒したぜ! よくやったな、オムナイト!」
オムナイト「オムー。 オム!?」
サトシ「ん? どうした、オムナイト?」
オムナイトの体が突然光、形が変わり始めた!
ボタン「な、何!? 何が起こるの!?」
セイヨ「あの状態、もしかしたら…」
サトシ「これって、まさか…」
???「オムスターーー!!!」
シャワーズ「ワオ☆ オムナイトがオムスターに進化した!!!」

ポケモン図鑑「オムスター・渦巻きポケモン・オムナイトの進化形。 触手が手足のように
       発達してる。 しがみ付くと同時に噛み付いてくる。 鋭い牙を持って
       いたが殻が大き過ぎて上手く動けず絶滅したらしい。」

サトシ「や、やったーーー!!! オムナイトが進化した! これからもよろしくな、オムスター!」
オムスター「オム!」
アナウンサー『おーーー! さすがにすごい! サトシ選手がキングラーとカブトプスを
       使った時と同じように、オムナイトがオムスターに進化しました!!! 
       どうやらこれも経験値多くもゲットしたのでしょう!』
じいちゃん『うっひょっひょっひょ! これはいい物見たわい!』
サトシ「よーし、このままで行くぜ! がんばろうぜ、オムスター!」
オムスター「オム!」
カスミ「サトシ、諦めずにがんばってーーー!!!」
シゲル「後
2匹がんばれーーー!!!」
ブルー「負けないで、サトシーーー!!!」
ヒロシ「がんばれ、サトシーーー!!!」
ウンディーネ「ダーリン、ウチのためでもがんばれやーーー!!!」
ドリヤード「サトシさーーーん、がんばってくださーーーい!!!」
ウミオ「なかなかやるな、サトシ。 「波乗り」を凍らせ、ニドクインの足を封じした上、
    オムスターに進化するとは、対した事だぜ。 でも、それでも最後まで俺を
    倒せる事が出来るかな? 行け、ゴルダック!!!」
ゴルダック「ゴバ!」
サトシ「ゴルダック!?」
アナウンサー『ウミオ選手、今度はゴルダックを繰り出しました!』
カスミ「あれってまさか…コダックの進化形!?」
ジュン「すごーい、初めて見たよ!」

ポケモン図鑑「ゴルダック・アヒルポケモン・コダックの進化形。 手のひらが水掻きに
       なっていて泳ぐのが得意。 湖などで優雅な姿が見掛けられる。 スラリ
       とした長い手足と発達した大きな水掻きで湖を優雅に泳ぐ。」

カスミ「すっごーい!! カッコイイじゃない!! コダックがこんなポケモンに進化
    できるなんて、すごいわ…」
カスミはゴルダックを見ただけで惚れた(?)ようだ。
ダイスケ「さすがに水系専門の奴だな…」
サトシ「あれがコダックの進化形!? 見た目によると…ボケからスマートになった
    ように見える…」
ウミオ「コダックは元々頭痛で悩まされるタイプのポケモンだった。 だが、進化した
    おかげで、頭痛も収まり、今でもクールで最強の水ポケモンになったのさ! 
    どんな事起きても、もう頭痛は起きないぜ! 最強となったコダックの進化形、
    ゴルダックを簡単に倒せるか?」
サトシ「それは見なきゃ分からない事だろ! オムスター、相手は強敵だ! どんな攻撃
    を仕掛けるか分からないけど、気を付けろよ!」
オムスター「オム!」
サトシ「オムスター、先制攻撃の「刺キャノン」!」
オムスター「オッムーーーーー!!!」
ドンドンドンドン!!! オムスターの「刺キャノン」!
ウミオ「無駄だ! ゴルダック、「念力」だ!」
ゴルダック「ゴバ!!!」
ミワワワワワ!!! ゴルダックの「念力」!
バッシーーーン!!! ゴルダックの攻撃はオムスターの攻撃を弾いた!
オムスター「オム!?」
サトシ「な、何!?」
アナウンサー『おーーーっと!!! ウミオ選手のゴルダック、オムスターの「刺
       キャノン」を「念力」で弾きました! これはすごい弾き方です!!!』
会長『あー言う弾き方もあるとは、さすがじゃのう!』
カスミ「さすがにすごいわ、ゴルダック…コダックよりもあんなに逞しくなるなんて…
    本当に素敵だわ…」
カスミはゴルダックを見ながら、かなりうっとりな感じで尊敬しているようだ。 おまけ
に目キラキラモード。
マサキ「あんさん相手を応援してどうすんねん…」
マサキは頭に怒りマークが付いている。
マチス「ヘイヘイ、カームダウン、落ち着け。 カスミはあー見えてもウォータータイプ
    専門トレーナーだから、仕方ないだろ?」
マサキ「何言うてんねん!? カスミが相手を応援しとるんやったらあれはサトシを
    単なる裏切っとるだけやろが!? 仕方ないなんて全然ちゃうで!!」
マチス「確かにユーアールライトだが、ジスタイムだけだから仕方ないぜ?」
マサキ「まあ、それはそうやけどな…」
カスミ「な、何怒ってるのよ、マサキ? まさか、あたしが相手を応援してると思ってる
    の? 確かにあたし、あのゴルダックを尊敬してるけど、ホントはサトシを応援
    してるんだからね!」
マサキ「ホンマか?」
カスミ「ホントよ! 別に裏切ってるわけじゃないからね!」
マサキ「ま、それはエエとするか。」

ソニック(作者)「おいおい、いつまでマサキとカスミの会話を続けるんだ? 早くネタ
         戻すぜ?」
だったら早く戻してくださいよ。
ソニック(作者)「うるさいな! 今戻す所だろ!?」
はいはい、では、ネタを戻すとしましょう。 早速バトルに戻ります。

ウミオ「ゴルダック、「サイコキネシス」で相手を惑わせ!」
ゴルダック「ゴッバーーーー!!!」
ミワワワワワワ!!! ゴルダックの「サイコキネシス」!
オムスター「オムムーーーー!!!」
サトシ「な、何!? 「サイコキネシス」!?」
ウミオ「とどめは、「メガトンパンチ」だ!」
ゴルダック「ゴバーーー!!!」
バキ!!! ゴルダックの「メガトンパンチ」!
オムスター「オム〜〜〜…」
サトシ「オムスター!!!」
審判「オムスター、戦闘不能!」
ワーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
アナウンサー『さすがウミオ選手! ゴルダックの「サイコキネシス」、引き続き
       「メガトンパンチ」でサトシ選手のオムスターを戦闘不能にさせました! 
       水系だけでなくエスパー系も身に付けるとは、さすがに強そうなポケモン
       です!』
じいちゃん『さすがな攻撃ぢゃな!』
エリカ「サトシさんのオムスター、負けてしまいましたわ。 でも、なぜあのゴルダック
    がエスパー系の技をお持ちでしょうか?」
ナツメ「コダックの時は激しい頭痛で凄まじい超能力を発揮する事が出来るわ。 
    ゴルダックに進化したら、その超能力は頭痛を起こさなくても簡単に使える。 
    外見では甘く見ない方がいいタイプなポケモンね。」
カスミ「サトシのオムスター、負けちゃったけど…やっぱりゴルダック素敵ね…」
マサキ「話全然ちゃうまんがなーーーーーー!!!」
マチス「マサキ、カームダウンカームダウン!」
サトシ「オムスター、進化した後すっごく疲れたんだな。 よくがんばったよ。 
    ありがとう、オムスター! 戻れ、オムスター!」
サトシはオムスターをボールの中に戻した。
サトシ「これは仕方ない…ピカチュウ、君に決めた!」
ピカチュウ「ピッカ!!!」
アナウンサー『サトシ選手、ピカチュウを繰り出しました! 電気系はゴルダックには
       相性が悪い! これではサトシ選手の勝利となるのか!?』
ウミオ「電気系で行くのか。 確かに水系は電気に弱い。 でも、相性だけは甘く見るな
    よ! ゴルダック、「破壊光線」!」
ゴルダック「ゴバゴッバーーーーーー!!!」
バシューーーーーーーーー!!! ゴルダックの「破壊光線」!
サトシ「危ない、ピカチュウ! 「高速移動」で避けろ!」
ピカチュウ「ピカ!」
シュンシュンシュンシュン!!! ピカチュウの「高速移動」!
ドカーーーーーーーーン!!! ピカチュウは無事攻撃を交わし、攻撃は地面に命中
した!
ウミオ「く! ゴルダック、「冷凍ビーム」で連続に撃ち捲くれ!」
ゴルダック「ゴバ! ゴーーーバーーーーーーー!!!」
バシュバシュバシュバシューーーー!!! ゴルダックの「冷凍ビーム」! しかし
ピカチュウの動きが早過ぎる限り、攻撃が外れ続けている。
アナウンサー『ピカチュウ、見事な交わし方です! ゴルダックの「破壊光線」、引き
       続き「冷凍ビーム」を連続に交わし続けています! 全くダメージも
       受けていません!』
サトシ「(このまま避けてちゃ意味ない! 何か簡単に倒せる方法はないか? 「雷」
    なら倒せるかもしれないけど、攻撃できる隙がない! 特に、あいつの攻撃を
    
1度でも封じさせないと…待てよ? 封じ? そう言えば、あのゴルダック…
    そうか! 分かったぞ!)ピカチュウ、戻れ!」
ピカチュウ「ピ!?」
サトシ「いいから戻るんだ!」
ピカチュウ「ピ、ピカ!」
ピカチュウはサトシの所へ戻った。
サトシ「シャワーズ、君に決めた!」
シャワーズ「オッケー!」
アナウンサー『おーーーっと! これはどう言う事でしょうか!? 今までピカチュウで
       簡単安く戦っていましたが、突然シャワーズと交替しました! 一体何の
       作戦を考えたのでしょうか!?』
じいちゃん『シャワーズと交替したらますます怪しいのう。』
アキハバラ『一体何の作戦を考えたんでしょう?』
ウミオ「ほほう、シャワーズと交替するのか? やっぱり電気系じゃ無理だと
    分かったんだろうな?」
シャワーズ「へぇ、これがゴルダックね! 今まで会わなかったけど、実際で見ると
      初めてだよ!」
ウミオ「な!? お、お前、今、喋った!?」
シャワーズ「え? うん、喋ったよ? それがどうしたの?」
ウミオ「い、いや…ポケモンが喋るなんて、珍しいから…」
シャワーズ「あらー、そんなに珍しく見えるかな? 人語喋るポケモン世の中多くもいる
      かも知れないけど…」
ウミオ「ま、まあ、その話は一応置いておこう。 一体何のためにシャワーズを繰り
    出したか知らないけど、この勝負、俺が貰った! ゴルダック、「破壊…」!」
サトシ「シャワーズ、額の飾りに「冷凍ビーム」!」
シャワーズ「了解! はーーーーーーーー!!!」
バシューーーーーーーー!!! シャワーズの「冷凍ビーム」!
カチーーーーン!!! ゴルダックの額の飾りが凍ってしまった!
ゴルダック「ゴバ!?」
ウミオ「な、何!?」
アナウンサー『おーーー!!! これはすごい!!! ゴルダックの額の飾りは
       シャワーズの「冷凍ビーム」で凍ってしまいました!!! これでは
       「破壊光線」が出来ません!!!』
アキハバラ『さすがにいい狙いをしたね、サトシ君!』
ウミオ「な、なぜお前、ゴルダックの額の飾りを!?」
サトシ「今まで思ってたんだよ! ゴルダックの「破壊光線」と「冷凍ビーム」は、あの
    額の飾りから出て来る! それを封じれば、光線技も出来なくなるんだよ!」
ウミオ「そ、そうか! シャワーズを交替させたのは、これのためだったんだな!?」
サトシ「その通りだ! 戻れ、シャワーズ!」
シャワーズ「うん!」
シャワーズはサトシの所へ戻った。
サトシ「次はピカチュウ、君に決めた!」
ピカチュウ「ピッカ!」
アナウンサー『サトシ選手、シャワーズを戻し、再びピカチュウを繰り出しました! 
       攻撃できるチャンスが見付けたのか!?』
ウミオ「や、やばい!!! ゴルダック、「メガトン…」!」
サトシ「ピカチュウ、「雷」だ!!!」
ピカチュウ「ピーーーカーーーチュウーーーーーーーーーーーーーー!!!」
ドカーーーーーーーーーーーン!!! ピカチュウの「雷」! 効果は抜群だ!
ゴルダック「ゴバ〜〜〜…」
ウミオ「ご、ゴルダック!?」
審判「ゴルダック、戦闘不能!」
ワーーーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
アナウンサー『さすがです、サトシ選手! ゴルダックを「雷」で戦闘不能にさせました! 
       まさかゴルダックの額の飾りを封じさせるとは、最初から思いません
       でした!』
会長『よくぞあー言う所見切ったのう、サトシ君!』
シゲル「よっしゃー! 後
1匹だ! がんばれーーー!!!」
ブルー「サトシ、最後までがんばってーーー!!!」
タケシ「最後まで負けるなよ、サトシーーー!!!」
ヒロシ「諦めちゃだめだよ、サトシーーー!!!」
ウンディーネ「ダーリン、がんばってーーー!!!」
ドリヤード「サトシさーーーん、負けずにがんばってくださーーーい!!!」
サラマンダー「後
1匹! 後1匹! 兄貴がんばれーーー!!!」
マサキ「さすがにゴルダックを倒しおったなー!」
カスミ「サトシはよくやったけど…ゴルダック負けちゃったー…」
マサキ「エエ加減にせんか、コラーーーーー!!!」
マサキは激怒モードになった。
マチス「ヘイヘイ、カームダウン! 落ち着けって!」
アナウンサー『ウミオ選手、残るポケモンは後
1体! 最後に繰り出すポケモンは、一体
       何!?』
ウミオ「まさかここまで来るとは、さすがに思わなかったぜ。 お前、なかなかやるな。 
    ニドクインの「波乗り」を凍らせると言い、ゴルダックの額の飾りを封じると
    言い、見事に俺のポケモン
2匹共倒せるとは、やってくれるぜ。 でも、次は
    絶対に負けない! 俺のポケモンの本当の強さ、お前に見せてやるぜ! 行け、
    ギャラドス!!!」
ギャラドス「グォーーー!!!」
サトシ「ギャラドス!?」
アナウンサー『ウミオ選手、最後のポケモンはギャラドスだ!!! あの凶悪ポケモン
       であるギャラドスを繰り出すとは、さすがに驚きです!!!』
サトシ「ギャラドスか…手強くなるかもしれないが、やってみるしかない! ピカチュウ、
    「
10万ボルト」!」
ピカチュウ「ピカ! ピーーーカーーーチュウーーーーーーーーーー!!!」
ビリリリリリリリリリ!!! ピカチュウの「
10万ボルト」!
ウミオ「甘い! ギャラドス、こっちも「
10万ボルト」!」
ギャラドス「グォーーーーーーーー!!!」
ビリリリリリリリリリ!!! ギャラドスの「
10万ボルト」!
バチーーーーーン!!! ピカチュウとギャラドスの攻撃が互角に命中した!
ピカチュウ「ピカ!?」
サトシ「何!?」
アナウンサー『ウミオ選手のギャラドス、「
10万ボルト」でピカチュウの「10万ボルト」
       を互角に弾きました! でもギャラドスが「
10万ボルト」を覚えていた
       とは、さすがに知りませんでした!』
アキハバラ『さすがにいい技覚えているね…』
カスミ「あのギャラドス、電気系の技使えるの!?」
フウコ「水系以外の技を持ってたなんて信じられないわ!?」
ウミオ「ギャラドス、「ハイドロポンプ」!」
ギャラドス「グォーーーーーーーー!!!」
ブーーーーーーー!!! バシャ!!! ギャラドスの「ハイドロポンプ」!
ピカチュウ「ピカーーーー!!!」
ウミオ「次は、とどめの「ロケット頭突き」!!!」
ギャラドス「グォーーーーーーーーーーーーーー!!!」
ゴツ!!! ギャラドスの「ロケット頭突き」!
ピカチュウ「チャア〜〜〜…」
サトシ「ぴ、ピカチュウ!!!」
審判「ピカチュウ、戦闘不能!」
ワーーーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
アナウンサー『ウミオ選手のギャラドス、「ハイドロポンプ」、引き続き「ロケット頭突き」
       が決まりました! 電気系に弱いはずのギャラドスが、見事に電気系
       であるピカチュウを戦闘不能にさせました!!!』
会長『あっちゃー、ピカチュウ負けてしもうたわい…』
アキハバラ『惜しかったですね、本当に…』
じいちゃん『あのギャラドスもさすがに強いのう!』
カスミ「ピカチュウ、負けちゃった…」
ドリオ「あのギャラドス、水系以外の技も使えるなんて、すごすぎるどころか強すぎる
    ぜ!」
ウンディーネ「ねえ、このままやとダーリン負けてしまうんか?」
ドリヤード「そうとは絶対に限りません…」
サラマンダー「兄貴が負けるわけには行かねえだろ!?」
キース「いや、それはまだ分からない。 あのギャラドス、水系以外の技も持ってる。 
    もしもシャワーズを繰り出した場合、「
10万ボルト」で完敗になるかも
    しれない!」
ウンディーネ「そうなんか!?」
マサ「確かにそう考えありえるな!」
カスミ「サトシーーー!!! 負けちゃだめよーーー!!!」
シゲル「絶対に負けるな、サトシーーー!!!」
ブルー「負けないで、サトシーーー!!!」
ヒロシ「サトシ、負けるなーーー!!!」
タケシ「負けるなよ、サトシーーー!!!」
ウンディーネ「ダーリン、負けたらアカンでーーー!!!」
ドリヤード「負けないでください、サトシさーーーん!!!」
サトシ「く…まさかあのギャラドス、水系以外の技を持ってたなんて…」
ウミオ「言ったはずだ! 相性だけは甘く見るなと! タイプは水でも、それ以外の
    タイプを持つ技だってあるんだ! ちゃんと考えないと、後で痛い目に
    会うんだからな!」
サトシ「く…」
アナウンサー『サトシ選手、残るポケモンは後1体! 最後のポケモンはもちろん
       シャワーズ! 果たしてサトシ選手、シャワーズで勝てる事が出来る
       のか!?』
シャワーズ「サトシ、僕戦うよ! 僕、あのギャラドスを倒してみるよ!」
サトシ「でも、大丈夫なのか? あいつ、電気系の技だって持ってるんだぞ? それでも
    戦うのか?」
シャワーズ「当たり前だよ! サトシ、ここまで来たって言うのに降参できる訳ない
      でしょ!? 僕、サトシのためでも、最後まで戦うよ! そして絶対に、
      絶対に勝つよ!」
サトシ「シャワーズ…分かった! じゃ、最後まで頼むぜ!」
シャワーズ「うん!」
サトシ「よーし! シャワーズ、君に決めた!」
シャワーズ「オッケー!」
アナウンサー『サトシ選手、最後のポケモンであるシャワーズを繰り出しました! 
       果たして、シャワーズだけでもサトシ選手、無事に勝てる事が出来る
       のか!?』
ミサ「やっぱりシャワーズを繰り出したわ!」
イミテ「シャワーズでも、あのギャラドスに勝てるのかな?」
コゴロウ「そりゃ最後まで見ないと分からないな!」
ウミオ「やっぱりシャワーズを繰り出したか。 まあ、それでもいいぜ? 水対水っての
    も、面白そうだからな! でも、この勝負の結果、もう決まってるからな! 
    行け、ギャラドス! 「破壊光線」だ!!!」
ギャラドス「グォーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
バシューーーーーーー!!! ドカーーーーーーン!!! ギャラドスの「破壊光線」! 
攻撃はシャワーズの近くの地面に命中し、衝撃でシャワーズを吹き飛ばした!
シャワーズ「うわーーーーーー!!!」
サトシ「シャワーズ!!!」
ウミオ「次は「冷凍ビーム」で凍らせろ!」
ギャラドス「グォーーーーーーーー!!!」
バシューーーーーーーー!!! ギャラドスの「冷凍ビーム」! 攻撃はシャワーズに
命中し、少しずつ凍って行く!
シャワーズ「う…ぐ…!」
アナウンサー『サトシ選手のシャワーズ、大ピンチです! ギャラドスの「冷凍ビーム」
       で、シャワーズは少しずつ凍って行きます! このままではサトシ選手の
       負けになるのか!?』
タイチ「シャワーズ、このままじゃ負けちゃうよ!」
ライゾウ「このまま凍ってしまったら、サトシ絶対に負けちまうぞ!」
カスミ「そんな…!」
シャワーズ「ぐ…く…!」
シャワーズの体は半分凍って行く!
サトシ「シャワーズ!!!」
ウミオ「どうした!? 降参しろ! 降参しないこのままシャワーズを凍ってしまう
    ぜ!」
サトシ「く…!」
シャワーズ「…ぐ…さ、サトシ…こ、降参しちゃ…だめ! ぜ、絶対に…しちゃ…
      だめ!!!」
サトシ「シャワーズ!?」
シャワーズ「…く…僕は負けない…何があっても…僕は負けない! 絶対に…絶対に
      負けちゃ…行けないんだーーーー!!!」
バキャーーーーーン!!! シャワーズは氷付けから破り、高く跳んだ!
ギャラドス「グォ!?」
ウミオ「な!?」
サトシ「何!?」
アツシ「シャワーズが氷付けから破った!?」
ミズキ「一体どうやって!?」
アナウンサー『何と!!! サトシ選手のシャワーズ、氷付けから破りました!!! 
       さすがにまだ体力が残っていたとは、かなり驚きです!!!』
会長『ほう、これは魂消たわい!』
シャワーズ「僕は絶対に…絶対に負けない!!! はーーーーーーーーーー!!!」
ブォーーーーーーーーーー!!! シャワーズの体から突然雪の嵐が出て来て、
ギャラドスを襲い始めた!
ギャラドス「グォ!?」
ウミオ「な、何!?」
サトシ「あ、あれは!?」

ポケモン図鑑「シャワーズの得意技・「吹雪」・強力な氷系の技で、勢いよく強く吹く吹雪
       で相手を襲う。 凍る可能性あり。」

サトシ「シャワーズ、「吹雪」を覚えたのか! よーし、このまま攻め捲くれーーー!!!」
シャワーズ「はーーーーーーーーーーーー!!!」
シャワーズの「吹雪」が強くなり、ギャラドスが少しずつ凍って行く!
ギャラドス「グ、グォ〜〜〜…」
カチーーーン!!! ギャラドスは凍ってしまった!
ウミオ「ぎゃ、ギャラドス!?」
審判「ギャラドス、氷付けで戦闘不能! よってこの試合、サトシ選手の勝ち!」
ワーーーーーーーーーーーーーー!!! 観客達は大きな歓声を出した。
アナウンサー『やりました、サトシ選手のシャワーズ!!! 自ら「吹雪」を覚え、一撃
       にギャラドスを氷付けで終わらせました! サトシ選手、いつもの通り、
       第
6回戦を無事勝利しました!!!』
会長『思った通りじゃ! よくやったのう、サトシ君!』
じいちゃん『うひょー、あのギャラドスを倒せたとは、やりおったなサトシ君!』
アキハバラ『さすがにすごかったよ! おめでとう、サトシ君!』
サトシ「や、やったーーー!!! 第
6回戦、ゲットだぜ!!!」
ピカチュウ「ピッピカチュウ!!!」
カスミ「やったーーー!!! サトシ勝ったわーーー!!!」
シゲル「よくやったぜ、サトシーーー!!!」
ブルー「サトシ勝ったわ…よかった…」
ヒロシ「おめでとう、サトシーーー!!!」
タケシ「よくがんばったぞ、サトシーーー!!!」
マサキ「ようやってもうたな、サトシーーー!!!」
トオル「サトシ、よくやったね! おめでとうーーー!!!」
ハナコ「サトシ、おめでとうーーー!!!」
アオイ「勝利おめでとう、サトシくーーーん!!!」
ボイジャー「おめでとうございます、サトシくーーーん!!!」
ウンディーネ「やったーーー!!! ダーリン勝ったーーー!!!」
ドリヤード「本当によかったですわ!」
サラマンダー「よっしゃーーー!!! 兄貴勝利だぜーーー!!!」
ジン「やったやったダスーーー!!!」
ウィスプ「いやっほーーー!!! サトシさん勝ったッスーーー!!!」
シェイド「よくやったな、サトシよ。」
シャワーズ「はぁ…はぁ…か、勝った…ふう、疲れた…」
サトシ「シャワーズ! よくやった! ありがとう、俺のために勝ってくれて!!!」
ピカチュウ「ピッカーーー!!!」
サトシはシャワーズを抱き締めた!
シャワーズ「あははは! 嬉しいよ、サトシ! 僕、本当に勝ったよ! とても嬉しい
      よ!!!」
サトシ「ああ、よくやったよ、シャワーズ! 本当によくがんばったよ! 本当に
    ありがとう!!!」
ピカチュウ「ピッカピカ!」
シャワーズ「うん!」
ウミオ「…さすがにすごいぜ、サトシ。 まさか自ら「吹雪」を覚えて、俺のギャラドス
    を凍らせるとは、さすがにすごいぜ。 俺の負けだよ。 この勝負、敗北を
    認めるぜ…」
サトシ「ウミオもすごかったぜ! ギャラドスを「
10万ボルト」を覚えさせるとはな! 俺、
    最初から知らなかったよ、ギャラドスにそんな技があるなんて。 ウミオも
    本当にすごかったよ!」
ウミオ「ハッハッハ、そこまで言うと照れるな…」
シャワーズ「そう言えば、さっきの戦い、何でギャラドスを「
10万ボルト」使わせ
      なかったの? 使ってたら、楽勝だったかもしれなかったよ?」
ウミオ「俺は水系専門トレーナーだ。 水系であるお前とは、水対水で勝負したい。 
    電気系の攻撃を仕掛けても、気楽に戦えないだけさ。 水対水で、正々堂々で
    戦いたかっただけさ。 サトシ、いい試合だったぜ! おかげで楽しかったよ! 
    感謝するよ!」
サトシ「こっちも試合楽しませたよ! こっちも感謝するよ、ウミオ!」
ウミオ「ああ!」
サトシとウミオは握手した。
ウミオ「なあ、サトシ。 俺、お前を応援するからさ、俺の分まで戦ってくれないか?」
サトシ「もちろんとも! 俺は必ずお前の分まで戦って、勝って見せるからな! 心配
    しないでくれよ!」
ウミオ「おう! じゃ、これからもよろしくな、サトシ!」
サトシ「こちらもよろしくな!」
シャワーズ「また新しい仲間が出来てよかったね、サトシ!」
サトシ「うん!」

6回戦でウミオと戦い、見事に勝利したサトシ。 シャワーズも最後まで戦って、
よかったね! さて、次回戦は第
7回戦! 果たして、どの挑戦者が彼を待っている
のか!? サトシのリーグ戦は、まだまだ続く!
続くったら、続く!